JP5938257B2 - 計画データ管理システム及び計画データ管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、計画データ管理システム及び計画データ管理方法に関し、特に予め定められた現行の計画を適切に変更するための計画データ管理システム及び計画データ管理方法に適用して好適なものである。
従来、列車の運行ダイヤのような予め定められた計画に基づいて、信号機や軌道回路等の設備を制御する計画データ管理システムがある。この計画データ管理システムによれば、複雑な運行ダイヤであっても、設備における運行業務を円滑に遂行させるように設備を適切に制御することができる。
ところで、この計画データ管理システムは、通常であれば上述したように予め定められた計画に基づいて設備を制御するところ、何らかの事情により運行状況が変化した場合には、その変化した運行状況に応じて当初の計画を変更する必要がある。
運行状況が変化する場合とは、例えば列車事故、災害又は信号機の故障等が生じた場合である。この場合、もともとの計画である運行ダイヤが乱れるため、計画データ管理システムは変化した運行状況に応じて計画を変更することになる。
このとき計画データ管理システムは、例えばユーザからの計画変更要求を受け付けて、受け付けた計画変更要求に基づいて現行の計画を変更し、変更した変更済計画に基づいて設備を制御するのであるが、計画変更要求を受け付けて現行の計画を変更する際、受け付けた計画変更要求に基づいて現行の計画を変更した場合の合理性を判断する必要がある。
計画データ管理システムは、合理性を判断する際の合理性判断の内容として、例えば単一列車の時間情報及び場所情報が物理的に実現可能であるか否か、列車が衝突しないか否か、計画として定義されている列車の関係性が満たされているか否かという内容を総合的に判断する。
より具体的には、例えば計画データ管理システムは、単一列車の時間情報及び場所情報が物理的に実現可能であるか否かの判断に際しては、列車のある駅での出発時刻と、次に停車する駅での到着時刻とが逆転してないか否かを判断する。そして計画データ管理システムは、出発時刻と到着時刻とが逆転していない場合には合理性があると判断し、逆転している場合には合理性がないと判断する。
また計画データ管理システムは、列車が衝突しないか否かの判断に際しては、同一時刻に同一駅の同一番線を使用する列車が複数存在しないか否かを判断し、複数存在しない場合には合理性があると判断し、複数存在する場合には合理性がないと判断する。
また計画データ管理システムは、計画として定義されている列車の関係性が満たされているか否かの判断に際しては、列車が駅で他の列車と接続するという計画の際に2つの列車が同一時刻の同一駅に存在するか否かを判断する。そして計画データ管理システムは、2つの列車が同一時刻の同一駅に存在する場合には合理性があると判断し、2つの列車が同一時刻の同一駅に存在しない場合には合理性がないと判断する。
特許文献1には、複数の排他要求が排他解除待ちになった場合には、排他要求を蓄積しておき、取得順に実行するだけでなく、排他要求の優先度及び排他要求が特急であるか否かの情報に基づいて、排他要求の実行を制御する技術が開示されている。
特開2005−138679号公報
しかし、この特許文献1の技術では、排他要求の優先度及び排他要求が特急であるか否かの情報に基づいて排他要求の実行を制御するのみであり、複数の排他要求の実行順序を入れ替えたときの排他要求間における合理性を判断する制御は行われない。よって、この特許文献1の技術では、排他要求の実行が合理的でない場合が生じる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、計画変更要求に基づいて現行の計画を変更しようとする場合、その計画変更要求に基づいて現行の計画の変更を適切に行い得る計画データ管理システム及び計画データ管理方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するために本願発明においては、計画変更装置と設備制御装置とが互いに通信可能に接続される計画データ管理システムにおいて、計画変更装置は、予め定められた現行の計画を変更することを要求する計画変更要求を受け付けて、受け付けた計画変更要求を現行の計画に反映した場合の反映後の計画に合理性があるか否かを判断し、反映後の計画に合理性がある場合、合理性があることを示す判断結果を計画変更要求に含ませて、該判断結果を含む計画変更要求を設備制御装置に送信し、設備制御装置は、計画変更装置から送信された計画変更要求を受信すると、受信した計画変更要求の反映順序を入れ替える入替処理、入れ替えた場合に計画変更要求が実行可能なタイミングであるか否かを判断するタイミング確認処理、および、現行の計画に計画変更要求を反映する反映処理を実行して、現行の計画を変更することを特徴とする。
またかかる課題を解決するために本願発明においては、計画変更装置と設備制御装置とが互いに通信可能に接続される計画データ管理システムの計画データ管理方法において、計画変更装置が、予め定められた現行の計画を変更することを要求する計画変更要求を受け付けて、受け付けた計画変更要求を現行の計画に反映した場合の反映後の計画に合理性があるか否かを判断し、反映後の計画に合理性がある場合、合理性があることを示す判断結果を計画変更要求に含ませて、該判断結果を含む計画変更要求を設備制御装置に送信する第1のステップと、設備制御装置が、計画変更装置から送信された計画変更要求を受信すると、受信した計画変更要求の反映順序を入れ替える入替処理、入れ替えた場合に計画変更要求が実行可能なタイミングであるか否かを判断するタイミング確認処理、および、現行の計画に前記計画変更要求を反映する反映処理を実行して、現行の計画を変更する第2のステップとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、計画変更要求に基づいて現行の計画の変更を適切に行うことができる。
計画データ管理システムの論理構成を示す概念図である。 計画変更装置の論理構成を示す概念図である。 設備制御装置の論理構成を示す概念図である。 計画データのうちの配置データのデータ構造を示す概念図である。 計画データのうちの関係データのデータ構造を示す概念図である。 計画変更装置が保持する計画変更要求のデータ構造を示す概念図である。 設備制御装置が保持する計画変更要求のデータ構造を示す概念図である。 設備情報のうちの軌道回路に関するデータ構造を示す概念図である。 設備情報のうちの信号機に関するデータ構造を示す概念図である。 計画変更要求入替ルールの論理構成を示す概念図である。 計画変更処理の全体処理の処理手順を示すフロー図である。 計画変更処理の全体処理の処理手順を示すフロー図である。 計画変更要求受付処理の処理手順を示すフロー図である。 計画変更要求反映処理の処理手順を示すフロー図である。 計画変更要求入替処理の処理手順を示すフロー図である。 計画変更要求反映処理の処理手順を示すフロー図である。 設備制御装置の制御動作及び制御タイミングを示す概念図である。 第2の計画データ管理システムの論理構成を示す概念図である。 合理性確認装置の論理構成を示す図である。 計画変更処理の全体処理の処理手順を示すフロー図である。 計画変更処理の全体処理の処理手順を示すフロー図である。 計画変更要求受付処理の処理手順を示すフロー図である。 計画変更要求受付処理の処理手順を示すフロー図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)計画データ管理システムの構成
図1において、1は全体として第1の実施の形態による計画データ管理システム1の論理構成を示す。この計画データ管理システム1は、主として鉄道運行管理システムに適用される。またここでいう計画とは、主として運行ダイヤの情報である。
計画データ管理システム1は、計画変更装置11A、計画変更装置11B、設備制御装置12及び設備13を備えて構成される。そして、これら計画変更装置11A、計画変更装置11B、設備制御装置12及び設備13は、計画データ管理システム内におけるLAN(Local Area Network)等のネットワークN1及びN2を介して接続される。
計画変更装置11Aは、ユーザI/F111A、制御部112A、主記憶装置113A、補助記憶装置114A及びNIC(Network Interface Card)115A等を備えて構成される。
ユーザI/F111Aは、ユーザと計画変更装置11Aとの間において各種情報をやり取りするためのインタフェースである。例えばユーザI/F111Aは、ユーザから現行の計画を変更する要求の計画変更要求を受け付ける。そしてユーザI/F111Aは、受け付けた計画変更要求を制御部112Aに出力する。
制御部112Aは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等を備えて構成され、主記憶装置113A又は補助記憶装置114Aに格納されている各種プログラムとの協働により、計画変更装置11Aによる各種動作を統括的に制御する。例えば制御部112Aは、ユーザI/F111Aから出力された計画変更要求を入力し、入力した計画変更要求を現行の計画に反映することの合理性を判断する。そして制御部112Aは、合理性がある場合には合理性があることを示す判断結果を計画変更要求に含ませて設備制御装置12に送信する。
主記憶装置113A及び補助記憶装置114Aは、RAM又はROM等により構成され、各種プログラム及び各種データを一時的又は長期的に格納する。
NIC115Aは、ネットワークN1を介して計画変更装置11Aと、設備制御装置12との間を通信可能に接続するためのインタフェースである。例えばNIC115Aは、ネットワークN1を介して、合理性があることを示す判断結果が含まれた計画変更要求を設備制御装置12に送信する。
計画変更装置11Bは、計画変更装置11Aと同様、ユーザI/F111B、制御部112B、主記憶装置113B、補助記憶装置114B及びNIC115B等を備えて構成される。計画変更装置11Bを構成するこれらユーザI/F111B、制御部112B、主記憶装置113B、補助記憶装置114B及びNIC115Bの各機能は、上述した計画変更装置11Aを構成するユーザI/F111A、制御部112A、主記憶装置113A、補助記憶装置114A及びNIC115Aの各機能と同様であるため、ここでの説明は省略する。
なお計画データ管理システム1は、ここでは計画変更装置11A及び11Bの2台の計画変更装置を備えて構成されるとしたが必ずしもこれに限らず、複数台の計画変更装置を備えて構成されるとしてもよい。
設備制御装置12は、NIC121、制御部122、主記憶装置123、補助記憶装置124及びI/F125等を備えて構成される。
NIC121は、ネットワークN1を介して、計画変更装置11A又は11Bと、設備制御装置12との間を通信可能に接続するためのインタフェースである。例えばNIC121は、ネットワークN1を介して、NIC115A又はNIC115Bから送信された計画変更要求を受信する。
制御部122は、CPU、RAM及びROM等を備えて構成され、主記憶装置123又は補助記憶装置124に格納されている各種プログラムとの協働により、設備制御装置12による各種動作を統括的に制御する。例えば制御部122は、NIC121から出力された計画変更要求を入力し、入力した計画変更要求に基づいて現行の計画を変更することの合理性を判断する。また制御部122は、計画変更要求に基づいて、現行の計画を変更する。そして制御部122は、変更した変更済計画に基づいて、設備13を制御する。
設備13は、信号機や軌道回路(図示省略)のような列車を制御及び管理するために必要な複数の装置群から構成される。なお信号機は、列車の発進及び停止を管理するための装置である。また軌道回路は、列車の位置を検知するための回路である。
(1−2)計画変更装置の構成
図2は、計画変更装置11Aの論理構成を示す。計画変更装置11Aは、上述したように、ユーザI/F111A、制御部112A、主記憶装置113A、補助記憶装置114A及びNIC115Aを備えて構成される。
そして、これらユーザI/F111A、制御部112A、主記憶装置113A、補助記憶装置114A及びNIC115Aのうち、制御部112Aは、ユーザ入力受付機能1121、計画変更要求受信機能1122、合理性確認機能1123、送信用計画変更要求作成機能1124、計画変更要求送信機能1125、計画変更機能1126及び計画変更要求管理機能1127を備えて構成される。また補助記憶装置114Aは、計画データ1141及び計画変更要求1142を格納する。
ユーザ入力受付機能1121は、ユーザI/F111Aを介して、ユーザからの計画変更要求を受け付ける機能である。
計画変更要求受信機能1122は、設備制御装置12から送信された計画変更要求を受信する機能である。
合理性確認機能1123は、計画変更装置11A内の補助記憶装置114Aに格納されている計画データ1141と、計画変更要求1142との間の合理性を確認する機能である。合理性確認機能1123は、合理性を判断する際の合理性判断の内容として、例えば単一列車の時間情報及び場所情報が物理的に実現可能であるか否か、列車が衝突しないか否か、計画として定義されている列車の関係性が満たされているか否かという内容を総合的に判断する。
送信用計画変更要求作成機能1124は、ユーザ入力受付機能1121によりユーザから受け付けた計画変更要求を設備制御装置12に送信するための送信用計画変更要求を作成する機能である。
計画変更要求送信機能1125は、送信用計画変更要求作成機能1124により作成された計画変更要求を設備制御装置12に送信する機能である。
計画変更機能1126は、計画変更要求受信機能1122により受信された計画変更要求を補助記憶装置114Aに格納されている計画データ1141に反映して、現行の計画を変更する機能である。
計画変更要求管理機能1127は、ユーザ入力受付機能1121によりユーザから受け付けた計画変更要求及び計画変更要求受信機能1122により設備制御装置12から受信した計画変更要求に基づいて、補助記憶装置114Aに格納されている計画変更要求1142を変更する機能である。
計画データ1141は、設備13を制御するための計画を示すデータである。例えば計画データ1141は、運行ダイヤのデータであり、列車の場所と時間を示す情報が含まれるデータである。
計画変更要求1142は、計画データ1141を変更するために用いられるデータである。計画変更要求1142は、計画データ1141を変更する場合の変更内容を示すデータであり、変更を要求する列車の場所と時間を示す情報が含まれるデータである。また計画変更要求1142は、変更対象の計画のバージョンを示す情報が含まれるデータである。
なお、ここではこれらユーザ入力受付機能1121、計画変更要求受信機能1122、合理性確認機能1123、送信用計画変更要求作成機能1124、計画変更要求送信機能1125、計画変更機能1126及び計画変更要求管理機能1127の各種機能は、制御部112Aの機能として説明しているが、実際は各種プログラムとして補助記憶装置114Aに格納されており、制御部112Aとの協働により上述した機能を実現するものである。またここでは補助記憶装置114Aに計画データ1141及び計画変更要求1142が格納されるものとしたが、これに限らず、主記憶装置113Aに格納されるとしてもよい。
(1−3)設備制御装置の構成
図3は、設備制御装置12の論理構成を示す。設備制御装置12は、上述したように、NIC121、制御部122、主記憶装置123、補助記憶装置124及びI/F125を備えて構成される。
そして、これらNIC121、制御部122、主記憶装置123、補助記憶装置124及びI/F125のうち、制御部122は、設備監視機能1221、設備制御機能1222、計画変更要求受信機能1223、合理性確認機能1224、タイミング確認機能1225、送信用計画変更要求作成機能1226、計画変更要求送信機能1227、計画変更要求順序入替機能1228、計画変更要求管理機能1229、計画変更機能1230、時刻管理機能1231を備えて構成される。また補助記憶装置124は、計画データ1241、計画変更要求1242、設備情報1243及び計画変更要求入替ルール1244を格納する。
設備監視機能1221は、設備13の状態を監視し、監視により得られた監視情報を設備情報1243として補助記憶装置124に格納する機能である。
設備制御機能1222は、計画データ1241及び設備情報1243に基づいて、設備13を制御する機能である。
計画変更要求受信機能1223は、計画変更装置11A又は11Bから送信された計画変更要求を受信する機能である。
合理性確認機能1224は、設備制御装置12内の補助記憶装置124に格納されている計画データ1241と、計画変更要求1242との間の合理性を確認する機能である。
タイミング確認機能1225は、設備制御装置12内の補助記憶装置124に格納されている計画変更要求1242及び設備情報1243に基づいて、計画変更要求1242を計画データ1241に反映する時刻と、反映された場合の計画変更要求1242により実行される計画時刻とのタイミングを確認する機能である。
例えばタイミング確認機能1225は、列車の出発時刻を遅らせる計画変更要求1242と、列車が既に出発してしまったことを示す設備情報1243とに基づいて、計画変更要求1242を計画データ1241に反映しても意味がないことを確認する。タイミング確認機能1225は、反映しても意味がないと判断した場合、計画変更要求1242に反映不可の結果を含ませる。
送信用計画変更要求作成機能1226は、合理性確認機能1224により合理性が判断されて合理性があることを示す判断結果と、タイミング確認機能1225により反映タイミングが判断された判断結果とを計画変更要求1242に含ませて、計画変更装置11A及び11Bに送信するための計画変更要求を作成する機能である。
計画変更要求送信機能1227は、送信用計画変更要求作成機能1226により作成された計画変更要求を計画変更装置11A及び11Bに送信する機能である。
計画変更要求順序入替機能1228は、計画変更要求入替ルール1244に基づいて、設備制御装置12の補助記憶装置124に格納されている複数の計画変更要求1242の順序を入れ替える機能である。
計画変更要求管理機能1229は、計画変更要求受信機能1223により受信された計画変更要求、合理性確認機能1224による判断結果及びタイミング確認機能1225による判断結果に基づいて、補助記憶装置124に格納されている計画変更要求1242を変更する機能である。
計画変更機能1230は、計画変更要求受信機能1223により受信された計画変更要求を補助記憶装置124に格納されている計画データ1241に反映して、現行の計画を変更する機能である。
時刻管理機能1231は、現在時刻を管理及び取得する機能である。
計画データ1241は、設備13を制御するための計画を示すデータである。例えば計画データ1241は、運行ダイヤのデータであり、列車の場所と時間を示す情報が含まれるデータである。
計画変更要求1242は、計画データ1241を変更するために用いられるデータである。計画変更要求1242は、計画データ1241を変更する場合の変更内容を示すデータであり、変更を要求する列車の場所と時間を示す情報が含まれるデータである。また計画変更要求1242は、変更対象の計画のバージョンを示す情報が含まれるデータである。
設備情報1243は、設備監視機能1221により取得される設備の状態情報である。
計画変更要求入替ルール1244は、計画変更要求の順序を入れ替える際の判断に使用するルールである。
なお、ここではこれら設備監視機能1221、設備制御機能1222、計画変更要求受信機能1223、合理性確認機能1224、タイミング確認機能1225、送信用計画変更要求作成機能1226、計画変更要求送信機能1227、計画変更要求順序入替機能1228、計画変更要求管理機能1229、計画変更機能1230、時刻管理機能1231の各機能は、制御部122の機能として説明しているが、実際は各種プログラムとして補助記憶装置124に格納されており、制御部122との協働により上述した機能を実現するものである。またここでは補助記憶装置124に計画データ1241、計画変更要求1242、設備情報1243及び計画変更要求入替ルール1244が格納されるものとしたが、これに限らず、主記憶装置123に格納されるとしてもよい。
(1−4)各種データ構成
図4Aは、計画変更装置11A又は11Bの補助記憶装置114A又は114Bに格納される計画データ1141のうち、配置データ1141Aのデータ構造を示す。配置データ1141Aは、列車欄11411A、駅欄11412A、番線欄11413A、到着時刻欄11414A及び出発時刻欄11415A欄から構成される。
列車欄11411Aには、列車を識別するための識別情報が格納される。また駅欄11412Aには、駅を識別するための識別情報が格納される。また番線欄11413A欄には、番線の情報が格納される。また到着時刻欄11414Aには、到着時刻の時刻情報が格納される。また出発時刻欄11415Aには、出発時刻の時刻情報が格納される。
従って図4Aの場合、例えば識別情報が「a」の列車は、「A」駅の「1」番線を「10:00」に到着し、「10:01」に出発することが示されている。
図4Bは、計画変更装置11A又は11Bの補助記憶装置114A又は114Bに格納される計画データ1141のうち、関係データ1141Bのデータ構造を示す。関係データ1141Bは、列車欄11411B、関係欄11412B及び駅欄11413Bから構成される。
列車欄11411Bには、列車を識別するための識別情報が格納される。また関係欄11412Bには、計画が実行された場合の列車の関係性を示す情報が格納される。駅欄11413Bには、駅を識別するための識別情報が格納される。
従って図4Bの場合、例えば識別情報が「c」及び「d」の列車は、計画が実行された場合の列車の関係性は「接続」関係であり、「C」駅で接続されることが示されている。
設備制御装置12の補助記憶装置124に格納される計画データ1241は、上述した計画データ1141と同様のデータ構造であるため、ここでの説明は省略する。
図5は、計画変更装置11A又は11Bの補助記憶装置114A又は114Bに格納される計画変更要求1142のデータ構造を示す。計画変更要求1142は、計画変更装置ID欄11421、通番欄11422、変更内容欄11423、計画バージョン欄11424、合理性確認済対象欄11425及び優先度欄11426から構成される。
計画変更装置ID欄11421には、計画変更装置11A又は11Bを識別するための識別子が格納される。
通番欄11422には、計画変更装置11A又は11Bにより送信された計画変更要求の送信順序を識別するための識別子が格納される。
変更内容欄11423には、計画変更要求の変更内容を示す情報が格納される。
計画バージョン欄11424には、合理性が判断された計画のバージョン番号が格納される。
合理性確認済対象欄11425には、この行の変更内容欄11423に格納されている変更内容との間で合理性が確認された他の計画変更要求を識別するための識別子が格納される。例えば合理性確認済対象欄11425には、計画変更装置IDが「1」で通番が「102」の計画変更要求と合理性が確認されている場合、この計画変更要求を識別する「1−102」という識別子が格納される。
優先度11426欄には、計画変更要求の優先度を示す情報が格納される。
従って図5の場合、例えば計画変更要求1142Lは、計画変更装置IDが「2」の計画変更装置により受け付けられた計画変更要求であり、通番が「201」の計画変更要求であることが示されている。また計画変更要求1142Lは、変更内容が「列番2のB駅の出発時刻を12:30から12:35に変更」するものであり、計画バージョンが「1000」の計画に反映することを要求するものであることが示されている。またこの計画変更要求1142Lは、他の計画変更要求との合理性は未だ確認されておらず(「−」)、優先度は「3」であることが示されている。
図6は、設備制御装置12の補助記憶装置124に格納される計画変更要求1242のデータ構造を示す。計画変更要求1242は、ID欄12421、送信元計画変更装置ID欄12422、通番欄12423、変更内容欄12424、計画バージョン欄12425、合理性確認済対象欄12426、優先度欄12427及びステータス欄12428から構成される。
これらID欄12421、送信元計画変更装置ID欄12422、通番欄12423、変更内容欄12424、計画バージョン欄12425、合理性確認済対象欄12426、優先度欄12427及びステータス欄12428の各欄のうち、送信元計画変更装置ID欄12422、通番欄12423、変更内容欄12424、計画バージョン欄12425、合理性確認済対象欄12426及び優先度欄12427は、上述した図5の計画変更装置ID欄11421、通番欄11422、変更内容欄11423、計画バージョン欄11424、合理性確認済対象欄11425及び優先度欄11426に格納される各種情報と同様であるため、ここでの説明は省略する。
ID欄12421には、設備制御装置12において保持される複数の計画変更要求を識別するための識別子が格納される。
ステータス欄12428には、この行の変更内容欄12424に格納される計画変更要求のステータスの情報が格納される。例えばステータス欄12428には、計画変更要求を受信した直後は「未入替」が格納され、入替処理(図12参照)を実行した後は「未処理」が格納され、反映処理(図13参照)を実行した後は「反映済」又は「反映不可」が格納される。
従って図6の場合、例えば計画変更要求1242Lは、IDが「1」であり、送信元の計画変更装置IDが「1」の計画変更装置から送信された計画変更要求であることが示されている。また計画変更要求1242Lは、通番が「101」の計画変更要求であることが示されている。また計画変更要求1142Lは、変更内容が「列番1のA駅の出発時刻を12:30から12:45に変更」するものであり、計画バージョンが「1000」の計画に反映することを要求するものであることが示されている。また計画変更要求1142Lは、他の計画変更要求との合理性は未だ確認されておらず(「−」)、優先度は「1」であることが示されている。また計画変更要求1242Lは、ステータスが「反映不可」であることが示されている。
図7Aは、設備制御装置12の補助記憶装置124に格納される設備情報1243のうち、軌道回路に関するデータ1243Aのデータ構造を示す。軌道回路に関するデータ1243Aは、ID欄12431A及び状態欄12432Aから構成される。
ID欄12431Aには、軌道回路のIDが格納される。また状態欄12432Aには、軌道回路の状態の情報が格納される。
従って図7Aの場合、IDが「1」の軌道回路の状態は、「落下」状態(ON状態)であり、IDが「2」の軌道回路の状態は、「打上」(OFF状態)であることが示されている。
図7Bは、設備制御装置12の補助記憶装置124に格納される設備情報1243のうち、信号機に関するデータ1243Bのデータ構造を示す。信号機に関するデータ1243Bは、ID欄12431B及び状態欄12432Bから構成される。
ID欄12431Bには、信号機のIDが格納される。また状態欄12432Bには、信号機の状態の情報が格納される。
従って図7Bの場合、IDが「1」の信号機の状態は、「R現示」状態(赤信号状態)であり、IDが「4」の信号機の状態は、「G現示」(青信号状態)であることが示されている。
図8は、設備制御装置12の補助記憶装置124に格納される計画変更要求入替ルール1244の論理構成を示す。計画変更要求入替ルール1244は、ID欄12441、入替対象優先度欄12442、比較対象優先度欄12443及び必要実時刻差欄12444から構成される。
ID欄12441には、設備制御装置12内で計画変更要求入替ルールを識別するための識別子が格納される。
入替対象優先度欄12442には、実行順序を入れ替えようとする計画変更要求の優先度を示す情報が格納される。
比較対象優先度欄12443には、実行順序を入れ替えようとする計画変更要求により実行順序が入れ替えられる計画変更要求の優先度を示す情報が格納される。
必要実時刻差欄12444には、比較対象の計画変更要求に含まれる計画時刻と現在時刻との時刻差の情報が格納される。例えば必要実時刻差欄12444には、変更対象の計画変更要求に含まれる計画時刻と、現在時刻との間の時間差が5秒以上あれば、入替対象の計画変更要求と比較対象の計画変更要求とを入れ替え可能である場合、「5.00」が格納される。また必要実時刻差欄12444には、入替対象の計画変更要求と比較対象の計画変更要求とを入れ替えることができない場合には「−」が格納される。
(1−5)各種処理手順
図9A及び図9Bは、計画データ管理システム1により実行される全体処理の処理手順を示す。この全体処理は、計画変更装置11Aの制御部112A、計画変更装置11Bの制御部112B及び設備制御装置12の制御部122と、それぞれの補助記憶装置114A、114B及び124に格納されるプログラムとの協働により実行される。ここでは説明の便宜上、計画変更11A、計画変更装置11B及び設備制御装置12を処理主体として説明する。
計画変更装置11Aは、ユーザから第1の計画変更要求を受け付けると(SP1)、第1の計画変更要求を補助記憶装置114Aに格納する(SP2)。
次いで計画変更装置11Aは、補助記憶装置114Aに格納した第1の計画変更要求の合理性を確認する(SP3)。
ここでは計画変更装置11Aが第1の計画変更要求と現行の計画との間の合理性を判断し、その結果、合理性がある場合について説明する。
次いで計画変更装置11Aは、合理性があることを示す判断結果を第1の計画変更要求に含ませて送信用の第1の計画変更要求を作成する(SP4)。
次いで計画変更装置11Aは、作成した送信用の第1の計画変更要求を計画変更装置11B及び設備制御装置12に送信する(SP5)。
計画変更装置11Bは、計画変更装置11Aから送信された送信用の第1の計画変更要求を受信すると、受信した第1の計画変更要求を補助記憶装置114Bに格納する(SP6)。一方、設備制御装置12も同様に、計画変更装置11Aから送信された送信用の第1の計画変更要求を受信すると、受信した第1の計画変更要求を補助記憶装置124に格納する(SP7)。
計画変更装置11Bは、上述した計画変更装置11Aの処理と同様の処理を行う(SP8〜SP12)。
計画変更装置11Aは、計画変更装置11Bから送信された送信用の第2の計画変更要求を受信すると、受信した第2の計画変更要求を補助記憶装置114Aに格納する(SP13)。一方、設備制御装置12も同様に、計画変更装置11Bから送信された送信用の第2の計画変更要求を受信すると、受信した第2の計画変更要求を補助記憶装置124に格納する(SP14)。
設備制御装置12は、設備13を監視する監視制御間において、上述したように計画変更装置11A及び11Bからの第1及び第2の計画変更要求を受信し、受信した第1及び第2の計画変更要求を補助記憶装置124に格納する。そして、設備制御装置12は、監視制御処理を終了すると(SP15)、計画変更要求を入れ替える入替処理を実行する(SP16)。
なお上述したように、ここでは計画変更装置11A及び11Bにより、計画変更要求と現行の計画との間の合理性が判断され、合理性があることを示す判断結果が第1及び第2の計画変更要求に含まれているものとする。そして、設備制御装置12においては、再度の合理性の確認は行わないものとする。
次いで設備制御装置12は、タイミングを確認するタイミング確認処理を実行する(SP17)。
なお、ここでは設備制御装置12により、タイミング確認処理を実行した結果、実行順序を入れ替えた計画変更要求を現行の計画に反映することが可能であるとの結果を得たものとする。
次いで設備制御装置12は、実行順序を入れ替えた計画変更要求を現行の計画に反映させる反映処理を実行する(SP18)。
次いで設備制御装置12は、計画変更装置11A及び11Bから送信された第1及び第2の計画変更要求のステータスを変更して返信するための送信用の計画変更要求を第3の計画変更要求として(SP19)、送信用の第3の計画変更要求のステータスを「反映済」に変更する(SP20)。
次いで設備制御装置12は、送信用の第3の計画変更要求を計画変更装置11A及び11Bに送信して(SP21)、この全体処理における設備制御装置12の処理を終了する。
計画変更装置11Aは、設備制御装置12から送信された送信用の第3の計画変更要求を受信すると、受信した第3の計画変更要求を現行の計画に反映し(SP22)、補助記憶装置114Aに格納されている第1の計画変更要求を削除して(SP23)、この全体処理における計画変更装置11Aの処理を終了する。
一方、計画変更装置11Bも同様に、設備制御装置12から送信された送信用の第3の計画変更要求を受信すると、受信した第3の計画変更要求を現行の計画に反映し(SP24)、補助記憶装置114Bに格納されている第2の計画変更要求を削除して(SP25)、この全体処理における計画変更装置11Bの処理を終了する。
図10は、計画変更装置11A又は11Bにより実行される計画変更要求受付処理の処理手順を示す。この計画変更要求受付処理は、計画変更装置11A又は11Bの制御部112A又は112Bと、補助記憶装置114A又は114Bに格納されるプログラムとの協働により実行される。ここでは説明の便宜上、計画変更装置11Aの制御部112Aを処理主体として説明する。
制御部112Aは、ユーザから第1の計画変更要求を受け付けたか否かを判断する(SP31)。
制御部112Aは、この判断で否定結果を得ると、ユーザから第1の計画変更要求を受け付けるまで待機する。
これに対し、制御部112Aは、ステップSP31の判断で肯定結果を得ると、ユーザから受け付けた第1の計画変更要求を補助記憶装置114Aに格納する(SP32)。
次いで制御部112Aは、ステップSP32において補助記憶装置114Aに格納したユーザからの第1の計画変更要求の他にも、例えば計画変更装置11Bから送信されてきた他の計画変更要求(第2の計画変更要求)が補助記憶装置114Aに格納されているか否かを判断する(SP33)。
制御部112Aは、この判断で否定結果を得ると、補助記憶装置114Aに格納されている第1の計画変更要求を送信用の第1の計画変更要求として作成し、この送信用の第1の計画変更要求を設備制御装置12に送信して(SP34)、この計画変更要求受付処理を終了する。
これに対し、制御部112Aは、ステップSP33の判断で肯定結果を得ると、例えば計画変更装置11Bから送信されてきた第2の計画変更要求の変更内容欄11423に格納されている変更要求の内容を示す情報を抽出する(SP35)。
次いで制御部112Aは、ステップSP35で抽出した第2の計画変更要求に含まれる変更内容及びユーザからの第1の計画変更要求に含まれる変更内容と、当初の計画との間に合理性があるか否かを判断する(SP36)。
具体的には、制御部112Aは、合理性があるか否かを判断する判断内容としては、例えば単一列車の時間情報及び場所情報が物理的に実現可能であるか否か、列車が衝突しないか否か、計画として定義されている列車の関係性が満たされているか否かという内容を総合的に判断する。
制御部112Aは、ステップSP36において合理性を判断した結果、合理性がある場合には、合理性があることを示す確認結果をユーザから受け付けた第1の計画変更要求に含ませて送信用の第1の計画変更要求を作成する(SP37)。
これに対し、制御部112Aは、ステップSP36において合理性を判断した結果、合理性がない場合には、ステップSP34に移行する。
次いで制御部112Aは、他にも受け付けた計画変更要求があるか否かを判断する(SP38)。
制御部112Aは、この判断で否定結果を得ると、他の計画変更要求に含まれる変更内容を抽出し、抽出した他の変更内容及びユーザから受け付けた他の第1の計画変更要求と、当初の計画との間の合理性を判断する。そして制御部112Aは、他の変更内容を全て抽出し、抽出した他の変更内容及び他の第1の計画変更要求と、当初の計画との間の合理性を判断し終えるまで上述の処理(SP35〜SP37)を繰り返す。
これに対し、制御部112Aは、ステップSP38の判断で肯定結果を得ると、ステップSP37で作成した送信用の第1の計画変更要求を設備制御装置12に送信して(SP34)、この計画変更要求受付処理を終了する。
図11は、計画変更装置11A又は11Bにより実行される計画変更要求反映処理の処理手順を示す。この計画変更要求反映処理は、計画変更装置11A又は11Bの制御部112A又は112Bと、補助記憶装置114A又は114Bに格納されるプログラムとの協働により実行される。ここでは説明の便宜上、計画変更装置11Aの制御部112Aを処理主体として説明する。
制御部112Aは、設備制御装置12から送信された計画変更要求を受信したか否かを判断する(SP41)。
制御部112Aは、この判断で否定結果を得ると、設備制御装置12から送信された計画変更要求を受信するまで待機する。
これに対し、制御部112Aは、ステップSP41の判断で肯定結果を得ると、受信した計画変更要求のステータス欄12428を参照し、受信した計画変更要求を現行の計画データに反映する必要があるか否かを判断する(SP42)。
例えば制御部112Aは、受信した計画変更要求のステータスが「反映」の場合、受信した計画変更要求を現行の計画データに反映し、受信した計画変更要求のステータスが「反映不可」の場合、受信した計画変更要求を現行の計画データに反映する必要がないと判断する。
制御部112Aは、この判断で否定結果を得ると、ステップSP44に移行する。これに対し、制御部112Aは、この判断で肯定結果を得ると、受信した計画変更要求を現行の計画データに反映する(SP43)。
次いで制御部112Aは、受信した計画変更要求と同一の計画変更要求が補助記憶装置114Aに格納されているか否かを判断する(SP44)。
制御部112Aは、この判断で否定結果を得ると、計画変更要求反映処理を終了する。これに対し、制御部112Aは、この判断で肯定結果を得ると、受信した計画変更要求と同一の計画変更要求を補助記憶装置114Aから削除して(SP45)、計画変更要求反映処理を終了する。
図12は、設備制御装置12により実行される計画変更要求入替処理の処理手順を示す。この計画変更要求入替処理は、設備制御装置12の制御部122と、補助記憶装置124に格納されるプログラムとの協働により実行される。ここでは説明の便宜上、設備制御装置12の制御部122を処理主体として説明する。
制御部122は、補助記憶装置124に格納されている計画変更要求1242のステータス欄12428を参照し、ステータスが「未入替」の計画変更要求を入替対象の計画変更要求として抽出し、抽出した入替対象の計画変更要求の変更内容欄12424に格納されている変更内容を示す情報を抽出する(SP51)。
なお制御部122は、計画変更装置11A又は11Bから送信された計画変更要求を受信した場合には、受信した順に後ろから追加して計画変更要求1242を形成するものとし、計画変更要求1242から一の計画変更要求を抽出する場合には、後ろから抽出するものとする。
制御部122は、補助記憶装置124に格納されている計画変更要求1242のステータス欄12428を参照し、ステータスが「未処理」の計画変更要求を比較対象の計画変更要求として抽出し、抽出した比較対象の計画変更要求の変更内容欄12424に格納されている変更内容を示す情報を抽出する(SP52)。
制御部122は、ステップSP51で抽出した変更内容を示す情報及びステップSP52で抽出した変更内容を示す情報を参照し、入替対象の計画変更要求に含まれる計画時刻よりも、比較対象の計画変更要求に含まれる計画時刻の方が遅いか否かを判断する(SP53)。
制御部122は、この判断で否定結果を得ると、入替対象の計画変更要求に含まれる計画時刻の方が遅いため、入替対象の計画変更要求を優先して入れ替える必要がないものと判断する。そして制御部122は、この入替対象の計画変更要求のステータス欄12428に格納されるステータスを「未入替」から「未処理」に変更して(SP54)、計画変更要求入替処理を終了する。
これに対し、制御部122は、ステップSP53の判断で肯定結果を得ると、入替対象の計画変更要求に含まれる計画時刻の方が早いため、入替対象の計画変更要求を優先して入れ替える必要があるものと判断する。そして制御部122は、入替対象の計画変更要求と、比較対象の計画変更要求との間に合理性があるか否かを判断する(SP55)。
制御部122は、この判断で否定結果を得ると、入替対象の計画変更要求と、比較対象の計画変更要求との間に合理性がないため、入替対象の計画変更要求を入れ替えることができないものと判断する。そして制御部122は、この入替対象の計画変更要求のステータス欄12428に格納されているステータスを「未入替」から「未処理」に変更して(SP54)、計画変更要求入替処理を終了する。
これに対し、制御部122は、ステップSP55の判断で肯定結果を得ると、入替対象の計画変更要求と、比較対象の計画変更要求との間に合理性があると判断する。
次いで制御部122は、入替対象の計画変更要求及び比較対象の計画変更要求のそれぞれの優先度欄12427を参照して、それぞれの優先度を取得する(SP56)。
次いで制御部122は、補助記憶装置124に格納されている計画変更要求入替ルール1244の必要実時刻差欄12444を参照して、必要実時刻差の情報を取得する(SP57)。
制御部122は、ステップSP57で取得した必要実時刻差よりも、入替対象の計画変更要求に含まれる計画時刻と現在時刻との間の差の方が大きいか否かを判断する(SP58)。
制御部122は、この判断で否定結果を得ると、入替対象の計画変更要求を入れ替えることができないものと判断する。そして制御部122は、この入替対象の計画変更要求のステータス欄12428に格納されるステータスを「未処理」に変更して(SP54)、計画変更要求入替処理を終了する。
これに対し、制御部122は、ステップSP58の判断で肯定結果を得ると、入替対象の計画変更要求を比較対象の計画変更要求と入れ替えることができると判断する。そして制御部122は、この入替対象の計画変更要求の実行順序を比較対象の計画変更要求と入れ替える(SP59)。
制御部122は、他にも計画変更要求1242のうちのステータスが「未入替」である計画変更要求があるか否かを判断する(SP60)。
制御部122は、この判断で否定結果を得ると、ステップSP51に移行して、上述してきた処理(SP51〜SP60)を実行する。
これに対し、制御部122は、ステップSP60の判断で肯定結果を得ると、この計画変更要求入替処理を終了する。
図13は、設備制御装置12により実行される計画変更要求反映処理の処理手順を示す。この計画変更要求反映処理は、設備制御装置12の制御部122と、補助記憶装置124に格納されるプログラムとの協働により実行される。ここでは説明の便宜上、設備制御装置12の制御部122を処理主体として説明する。
制御部122は、補助記憶装置124に格納されている計画変更要求1242の合理性確認済対象欄12426を参照して(SP61)、合理性を判断すべき計画変更要求か否かを判断する(SP62)。
制御部122は、この判断で否定結果を得ると、ステップSP66に移行する。これに対し、制御部122は、この判断で肯定結果を得ると、合理性を判断すべき計画変更要求と、補助記憶装置124に格納されている計画データ1241に含まれる現行の計画との間に合理性があるか否かを判断する(SP63)。
制御部122は、この判断で否定結果を得ると、計画変更要求のステータスを「未処理」から「反映不可」に変更し(SP64)、ステータスを変更した計画変更要求を計画変更装置11A及び11Bに送信して(SP65)、この計画変更要求反映処理を終了する。
これに対し、制御部122は、ステップSP63の判断で肯定結果を得ると、設備情報1243を参照して、計画変更要求を現行の計画に反映するタイミングとして可能であるか否かを判断する(SP66)。
制御部122は、この判断で否定結果を得ると、上述したステップSP64及びSP65の処理を行った後、この計画変更要求反映処理を終了する。
これに対し、制御部122は、ステップSP66の判断で肯定結果を得ると、計画変更要求を現行の計画に反映する(SP67)。
制御部122は、計画変更要求のステータスを「未処理」から「反映済」に変更し(SP68)、その後上述したステップSP65を行った後、この計画変更要求反映処理を終了する。
図14は、設備制御装置12により実行される制御動作の概要及び制御タイミングを示す。また横軸は時間を示す。
制御周期T1は、設備制御装置12により設備13に対して実行される期間である。また監視制御期間T11は、設備13を監視制御するための期間である。また他処理期間T12は、図9A、図9B、図12及び図13の処理(計画変更要求の受信、入替、反映及び送信等)を行うための期間である。
設備制御装置12は、監視制御期間T11において、設備情報1243を取得し、取得した設備情報1243及び計画データ1241に基づいて、設備13の制御を優先的に実行する。そして、設備制御装置12は、制御周期T1から監視制御期間T11を差し引いた残りの期間である他処理期間T12において、上述した図9A、図9B、図12及び図13の処理を行う。
(1−6)第1の実施の形態の効果
以上のように、第1の実施の形態による計画データ管理システム1によれば、合理性を判断するとともに、計画変更要求の実行順序を入れ替えることにより、優先して反映すべき計画変更要求を他の計画変更要求よりも早く反映することができる。これにより、計画変更要求の実行順序を入れ替えなかった場合には現行の計画に反映することができなかったような計画変更要求についても計画に反映することができるため、ユーザによる計画変更操作を効率的に反映することができる。
(2)第2の実施の形態
第2の実施の形態では、計画変更装置11A及び11Bとは異なる合理性確認装置により、計画変更要求の合理性を確認するようにした計画データ管理システム2について説明する。以下、第2の実施の形態における説明では、第1の実施の形態と同様の構成についてはその説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
(2−1)第2の実施の形態による計画データ管理システムの構成
図15において、2は全体として第2の実施の形態による計画データ管理システム2の論理構成を示す。
計画データ管理システム2は、計画変更装置11A、計画変更装置11B、設備制御装置12及び設備13の他に、合理性確認装置14を備えて構成される。
合理性確認装置14は、NIC141、制御部142、主記憶装置143及び補助記憶装置144を備えて構成される。
NIC141は、ネットワークN1を介して、合理性確認装置14と、計画変更装置11A、11B及び設備制御装置12との間を通信可能に接続するためのインタフェースである。例えばNIC141は、ネットワークN1を介して、計画変更装置11A及び11Bから送信された計画変更要求を受信する。またNIC141は、合理性の確認結果が付された計画変更要求を設備制御装置12に送信する。
制御部142は、CPU、RAM及びROM等を備えて構成され、主記憶装置143又は補助記憶装置144に格納されている各種プログラムとの協働により、合理性確認装置14による各種動作を統括的に制御する。例えば制御部142は、計画変更装置11A又は11Bから送信された計画変更要求を受信し、受信した計画変更要求を現行の計画に反映することの合理性を判断する。そして制御部142は、合理性がある場合には合理性があることを示す判断結果を計画変更要求に含ませて設備制御装置12に送信する。
主記憶装置143及び補助記憶装置144は、RAM又はROM等により構成され、各種プログラム及び各種データを一時的又は長期的に格納する。
(2−2)合理性確認装置の構成
図16は、合理性確認装置14の論理構成を示す。合理性確認装置14は、NIC141、制御部142、主記憶装置143及び補助記憶装置144を備えて構成される。
そして、これらNIC141、制御部142、主記憶装置143及び補助記憶装置144の各部のうち、制御部142は、計画変更要求受信機能1421、合理性確認機能1422、送信用計画変更要求作成機能1423、計画変更要求送信機能1424、計画変更機能1425及び計画変更要求管理機能1426を備えて構成される。また補助記憶装置1144は、計画データ1441及び計画変更要求1442を格納する。
合理性確認装置14の制御部142が備えるこれら計画変更要求受信機能1421、合理性確認機能1422、送信用計画変更要求作成機能1423、計画変更要求送信機能1424、計画変更機能1425及び計画変更要求管理機能1426は、計画変更装置111Aの制御部112Aが備える計画変更要求受信機能1122、合理性確認機能1123、送信用計画変更要求作成機能1124、計画変更要求送信機能1125、計画変更機能1126及び計画変更要求管理機能1127と同様の機能であるため、ここでの説明は省略する。
また合理性確認装置14の補助記憶装置144が備えるこれら計画データ1441及び計画変更要求1442は、計画変更装置111Aの補助記憶装置114Aが備える計画データ1141及び計画変更要求1142と同様のデータであるため、ここでの説明は省略する。
なお、ここでは計画変更要求受信機能1421、合理性確認機能1422、送信用計画変更要求作成機能1423、計画変更要求送信機能1424、計画変更機能1425及び計画変更要求管理機能1426の各種機能は、制御部142の機能として説明しているが、実際は各種プログラムとして補助記憶装置144に格納されており、制御部142との協働により上述した機能を実現するものである。またここでは補助記憶装置144に計画データ1441及び計画変更要求1442が格納されるものとしたが、必ずしもこれに限らず、主記憶装置143に格納されるとしてもよい。
(2−3)第2の実施の形態による各種処理手順
図17は、計画データ管理システム2により実行される全体処理の処理手順を示す。この全体処理は、計画変更装置11Aの制御部112A、計画変更装置11Bの制御部112B、設備制御装置12の制御部122及び合理性確認装置14の制御部142と、それぞれの補助記憶装置114A、114B、124及び144に格納されるプログラムとの協働により実行される。ここでは説明の便宜上、計画変更11A、計画変更装置11B、設備制御装置12及び合理性確認装置14を処理主体として説明する。
計画変更装置11Aは、ユーザから第1の計画変更要求を受け付けると(SP71)、第1の計画変更要求を補助記憶装置114Aに格納する(SP72)。
次いで計画変更装置11Aは、送信用の第1の計画変更要求を作成し(SP73)、作成した送信用の第1の計画変更要求を合理性確認装置14に送信する(SP74)。
合理性確認装置14は、計画変更装置11Aから送信された送信用の第1の計画変更要求を受信すると、受信した第1の計画変更要求を補助記憶装置144に格納する(SP75)。そして合理性確認装置14は、補助記憶装置144に格納した第1の計画変更要求の合理性を確認する(SP76)。
ここでは合理性確認装置14が第1の計画変更要求と現行の計画との間の合理性を判断し、その結果、合理性がある場合について説明する。
合理性確認装置14は、補助記憶装置144に格納した第1の計画変更要求に合理性があると判断した場合、合理性があることを示す判断結果を第1の計画変更要求に含ませて送信用の第1の計画変更要求を作成し(SP77)、作成した送信用の第1の計画変更要求を設備制御装置12に送信する(SP78)。
設備制御装置12は、合理性確認装置14から送信された第1の計画変更要求を受信すると、受信した第1の計画変更要求を補助記憶装置124に格納する(SP79)。
一方、計画変更装置11Bも、計画変更装置11Aと同様の処理を行い、送信用の第2の計画変更要求を合理性確認装置14に送信する(SP80〜SP83)。
合理性確認装置14は、計画変更装置11Bから送信された送信用の第2の計画変更要求を受信すると、計画変更装置11Aからの第1の計画変更要求を受信した場合と同様の処理を行い、送信用の第2の計画変更要求を設備制御装置12に送信する(SP84〜SP87)。
設備制御装置12は、合理性確認装置14から送信された第2の計画変更要求を受信すると、受信した計画変更要求を補助記憶装置124に格納する(SP88)。
設備制御装置12は、設備13を監視する監視制御期間において、上述したように計画変更装置11A及び11Bからの第1及び第2の計画変更要求を合理性確認装置14から受信し、受信した第1及び第2の計画変更要求を補助記憶装置124に格納する。そして、設備制御装置12は、監視制御を終了すると、計画変更要求を入れ替える入替処理を実行する(SP89)。
なお上述したように、ここでは合理性確認装置14により、計画変更要求と現行の計画との間の合理性が判断され、合理性があることを示す判断結果が第1及び第2の計画変更要求に含まれているものとする。そして、設備制御装置12においては、再度の合理性の確認は行わないものとする。
次いで設備制御装置12は、タイミングを確認するタイミング確認処理を実行する(SP90)。
なお、ここでは設備制御装置12により、タイミング確認処理を実行した結果、実行順序を入れ替えた計画変更要求を現行の計画に反映することが可能であるとの結果を得たものとする。
次いで設備制御装置12は、実行順序を入れ替えた計画変更要求を現行の計画に反映させる反映処理を実行する(SP91)。
次いで設備制御装置12は、合理性確認装置14から送信された第1及び第2の計画変更要求のステータスを変更して返信するための送信用の計画変更要求を第3の計画変更要求として(SP92)、送信用の第3の計画変更要求のステータスを「未処理」から「反映済」に変更する(SP93)。
次いで設備制御装置12は、送信用の第3の計画変更要求を合理性確認装置14に送信して(SP94)、この全体処理における設備制御装置12の処理を終了する。
合理性確認装置14は、設備制御装置12から送信された送信用の第3の計画変更要求を受信すると、受信した第3の計画変更要求を現行の計画に反映し(SP95)、補助記憶装置144に格納されている第1及び第2の計画変更要求を削除する(SP96)。そして合理性確認装置14は、現行の計画に反映した第3の計画変更要求を計画変更装置11A及び11Bに送信して(SP97)、この全体処理における合理性確認装置14の処理を終了する。
計画変更装置11Aは、合理性確認装置14から送信された送信用の第3の計画変更要求を受信すると、受信した第3の計画変更要求を現行の計画に反映し(SP98)、補助記憶装置114Aに格納されている第1の計画変更要求を削除して(SP99)、この全体処理における計画変更装置11Aの処理を終了する。
一方、計画変更装置11Bも同様に、合理性確認装置14から送信された送信用の第3の計画変更要求を受信すると、受信した第3の計画変更要求を現行の計画に反映し(SP100)、補助記憶装置114Bに格納されている第2の計画変更要求を削除して(SP101)、この全体処理における計画変更装置11Bの処理を終了する。
図18は、計画変更装置11A又は11Bにより実行される計画変更要求受付処理の処理手順を示す。この計画変更要求受付処理は、計画変更装置11A又は11Bの制御部112A又は112Bと、補助記憶装置114A又は114Bに格納されるプログラムとの協働により実行される。ここでは説明の便宜上、計画変更装置11Aの制御部112Aを処理主体として説明する。
制御部112Aは、ユーザから計画変更要求を受け付けたか否かを判断する(SP111)。
制御部112Aは、この判断で否定結果を得ると、ユーザから計画変更要求を受け付けるまで待機する。
これに対し、制御部112Aは、このステップSP31の判断で肯定結果を得ると、ユーザから受け付けた計画変更要求を補助記憶装置114Aに格納する(SP112)。
次いで、計画変更装置11Aは、送信用の計画変更要求を作成し(SP113)、作成した送信用の計画変更要求を合理性確認装置14に送信して(SP114)、この計画変更要求受付処理を終了する。
図19は、合理性確認装置14により実行される計画変更要求受付処理の処理手順を示す。この計画変更要求受付処理は、合理性確認装置14の制御部142と、補助記憶装置144に格納されるプログラムとの協働により実行される。ここでは説明の便宜上、合理性確認装置14の制御部142を処理主体として説明する。
制御部142は、計画変更装置11Aから計画変更要求を受信したか否かを判断する(SP121)。
制御部142は、この判断で否定結果を得ると、計画変更装置11Aから計画変更要求を受信するまで待機する。
これに対し、制御部142は、ステップSP121の判断で肯定結果を得ると、計画変更装置11Aから受信した計画変更要求を補助記憶装置144に格納する(SP122)。
次いで制御部142は、ステップSP122において補助記憶装置144に格納した計画変更要求の他にも、例えば計画変更装置11Bから送信されてきた他の計画変更要求が補助記憶装置144に格納されているか否かを判断する(SP123)。
制御部142は、この判断で否定結果を得ると、補助記憶装置144に格納されている計画変更要求はステップSP122において補助記憶装置144に格納した計画変更装置11Aからの計画変更要求だけであると判断し、この計画変更装置11Aからの計画変更要求を設備制御装置12に送信して(SP124)、この計画変更要求受付処理を終了する。
これに対し、制御部142は、ステップSP123の判断で肯定結果を得ると、例えば計画変更装置11Bから送信されてきた他の計画変更要求が補助記憶装置144に格納されているものと判断する。そして、制御部142は、これら2つの計画変更要求から、変更内容欄11423に格納されている変更内容を示す情報をそれぞれ抽出する(SP125)。
次いで制御部142は、ステップSP125で抽出した計画変更装置11Aからの変更内容を示す情報と、計画変更装置11Bからの変更内容を示す情報との間に合理性があるか否かを判断する(SP126)。
制御部142は、ステップSP126の判断で肯定結果を得た場合、合理性があると判断し、合理性があることを示す判断結果を計画変更要求11Aから受信した計画変更要求に含ませて送信用の計画変更要求を作成する(SP127)。
これに対し、制御部142は、ステップSP125の判断で否定結果を得た場合、計画変更装置11Aからの計画変更要求は合理性がないと判断し、計画変更装置11Aからの計画変更要求のうち、他にも合理性を判断すべき変更内容を示す情報があるか否かを判断する(SP128)。
制御部142は、この判断で肯定結果を得ると、合理性を判断すべき他の変更内容を示す情報について上述してきた処理(SP125〜SP128)を繰り返す。
これに対し、制御部142は、ステップSP128の判断で否定結果を得ると、ステップSP127で作成した送信用の計画変更要求を設備制御装置12に送信して(SP124)、この計画変更要求受付処理を終了する。
(2−3)第2の実施の形態の効果
以上のように、第2の実施の形態による計画データ管理システム2によれば、計画変更装置11とは異なる合理性確認装置14により合理性を確認するようにした場合であっても、優先して反映すべき計画変更要求を他の計画変更要求よりも早く反映することができる。これにより、計画変更要求の実行順序を入れ替えなかった場合には現行の計画に反映することができなかったような計画変更要求についても計画に反映することができる。よって、ユーザによる計画変更操作を効率的に反映することができる。
(3)他の実施の形態
なお上述の第2の実施の形態においては、合理性確認装置14は、計画変更装置11A又は11Bから計画変更要求を受信した際に、合理性を判断し、設備制御装置12に計画変更要求を送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、設備制御装置12に計画変更要求を送信するのは別のタイミングでもよい。また合理性確認装置14で計画変更要求を一定時間保持し、周期的に設備制御装置12に計画変更要求を送信してもよい。また設備制御装置12が合理性確認装置14に要求をした際に、合理性確認装置14が計画変更要求を設備制御装置12に送信してもよい。またこのように一定時間合理性確認装置14が計画変更要求を保持する場合は、計画変更要求の受信時以外の別のタイミングで合理性確認装置14が計画変更要求の合理性を確認してもよい。
1 計画データ管理システム
11A 計画変更装置
112A 制御部
113A 主記憶装置
114A 補助記憶装置
11B 計画変更装置
112B 制御部
113B 主記憶装置
114B 補助記憶装置
12 設備制御装置
122 制御部
123 主記憶装置
124 補助記憶装置
13 設備
14 合理性確認装置

Claims (10)

  1. 計画変更装置と設備制御装置とが互いに通信可能に接続される計画データ管理システムにおいて、
    前記計画変更装置は、
    複数の計画変更装置と互いに通信可能に接続され、
    予め定められた現行の計画を変更することを要求する計画変更要求として、予め有するユーザインタフェースを介して第1の計画変更要求を受け付け、かつ、前記複数の計画変更装置のうちの何れか一の計画変更装置から第2の計画変更要求を受け付けた場合、前記第1の計画変更要求及び前記第2の計画変更要求を前記現行の計画に反映した場合の反映後の計画に合理性があるか否かを判断し、前記反映後の計画に合理性がある場合、合理性があることを示す判断結果に、前記第1の計画変更要求と前記第2の計画変更要求の実行順序の優先度を付与し、前記反映後の計画に合理性がない場合、合理性がないことを示す判断結果には、前記優先度を付与せず、前記優先度が付与された判断結果又は前記合理性がないことを示す判断結果を含む前記第1の計画変更要求を前記設備制御装置に送信し、
    前記設備制御装置は、
    前記計画変更装置から送信された第1の計画変更要求を受信すると、受信した第1の計画変更要求の反映順序を前記優先度に応じて入れ替える入替処理、入れ替えた場合に前記受信した第1の計画変更要求が実行可能なタイミングであるか否かを判断するタイミング確認処理、および、前記現行の計画に前記受信した第1の計画変更要求を反映する反映処理を実行して、前記現行の計画を変更する
    ことを特徴とする計画データ管理システム。
  2. 前記計画変更装置は、
    前記計画に合理性があるか否かを判断するに際して、前記計画に基づいて移動する計画対象物の時間及び場所が前記計画において物理上実現可能であるか否か、前記計画に基づいて移動する一の計画対象物が他の計画対象物と衝突しないか、または、前記計画に基づいて移動する計画対象物間の関係性が満たされているか否かに基づいて、合理性があるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計画データ管理システム。
  3. 前記受信した第1の計画変更要求は、
    前記合理性があることを示す判断結果の情報、予め定められた優先度の情報及びステータスの情報が含まれ、
    前記設備制御装置は、
    前記受信した第1の計画変更要求に含まれる情報及び予め定められた入替ルールの情報に基づいて、前記受信した第1の計画変更要求の反映順序を入れ替える入替処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計画データ管理システム。
  4. 前記設備制御装置は、
    前記受信した第1の計画変更要求に含まれる計画時刻の情報、現在時刻の情報及び予め有する設備情報に基づいて、前記受信した第1の計画変更要求を入れ替えた場合に前記受信した第1の計画変更要求が実行可能なタイミングであるか否かを判断するタイミング確認処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計画データ管理システム。
  5. 前記設備制御装置は、
    予め定められた制御周期のうち、設備を監視する監視制御以外の期間を利用して、前記入替処理、前記タイミング確認処理及び前記反映処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計画データ管理システム。
  6. 計画変更装置と設備制御装置とが互いに通信可能に接続される計画データ管理システムの計画データ管理方法において、
    前記計画変更装置が、
    複数の計画変更装置と互いに通信可能に接続され、
    予め定められた現行の計画を変更することを要求する計画変更要求として、予め有するユーザインタフェースを介して第1の計画変更要求を受け付け、かつ、前記複数の計画変更装置のうちの何れか一の計画変更装置から第2の計画変更要求を受け付けた場合、前記第1の計画変更要求及び前記第2の計画変更要求を前記現行の計画に反映した場合の反映後の計画に合理性があるか否かを判断し、前記反映後の計画に合理性がある場合、合理性があることを示す判断結果に、前記第1の計画変更要求と前記第2の計画変更要求の実行順序の優先度を付与し、前記反映後の計画に合理性がない場合、合理性がないことを示す判断結果には、前記優先度を付与せず、前記優先度が付与された判断結果又は前記合理性がないことを示す判断結果を含む前記第1の計画変更要求を前記設備制御装置に送信する第1のステップと、
    前記設備制御装置が、
    前記計画変更装置から送信された第1の計画変更要求を受信すると、受信した第1の計画変更要求の反映順序を前記優先度に応じて入れ替える入替処理、入れ替えた場合に前記受信した第1の計画変更要求が実行可能なタイミングであるか否かを判断するタイミング確認処理、および、前記現行の計画に前記受信した第1の計画変更要求を反映する反映処理を実行して、前記現行の計画を変更する第2のステップと
    を備えたことを特徴とする計画データ管理方法。
  7. 前記第1のステップにおいて、
    前記計画変更装置は、
    前記計画に合理性があるか否かを判断するに際して、前記計画に基づいて移動する計画対象物の時間及び場所が前記計画において物理上実現可能であるか否か、前記計画に基づいて移動する一の計画対象物が他の計画対象物と衝突しないか、または、前記計画に基づいて移動する計画対象物間の関係性が満たされているか否かに基づいて、合理性があるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項に記載の計画データ管理方法。
  8. 前記第2のステップにおいて、
    前記受信した第1の計画変更要求は、
    前記合理性があることを示す判断結果の情報、予め定められた優先度の情報及びステータスの情報が含まれ、
    前記設備制御装置は、
    前記受信した第1の計画変更要求に含まれる情報及び予め定められた入替ルールの情報に基づいて、前記受信した第1の計画変更要求の反映順序を入れ替える入替処理を実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の計画データ管理方法。
  9. 前記第2のステップにおいて、
    前記設備制御装置は、
    前記受信した第1の計画変更要求に含まれる計画時刻の情報、現在時刻の情報及び予め有する設備情報に基づいて、前記受信した第1の計画変更要求を入れ替えた場合に前記受信した第1の計画変更要求が実行可能なタイミングであるか否かを判断するタイミング確認処理を実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の計画データ管理方法。
  10. 前記第2のステップにおいて、
    前記設備制御装置は、
    予め定められた制御周期のうち、設備を監視する監視制御以外の期間を利用して、前記入替処理、前記タイミング確認処理及び前記反映処理を実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の計画データ管理方法。
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