JP3561010B2 - 二材成形方法及び金型装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、二材成形方法及び金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、音響製品などに使用されているダイナミックスピーカにおいては、スピーカ振動板を振動させることによって音声を再現することができるようになっている。この場合、磁界中に置いたボイスコイルに音声電流を流すことによって振動を発生させるようになっている。
【0003】
前記スピーカ振動板は、切頭円錐(えんすい)形の振動板部、該振動板部の大径側の端部に配設されたエッジ部、該エッジ部の更に大径側の端部に配設されたガスケット部、及び前記振動板部の小径側の端部に配設された円筒形状のネック部から成る。前記ガスケット部はダイナミックスピーカのフレームに固定され、前記エッジ部と一体に成形され、振動板部を支持する。一方、ネック部にはボイスコイルが接着され、該ボイスコイルの周囲に永久磁石が配設され、該永久磁石によって磁界が形成される。
【0004】
前記構成のスピーカ振動板において、永久磁石の磁界中に配設された前記ボイスコイルに音声電流が流れると、それに対応してボイスコイルが移動し、前記振動板部を振動させて音声を再現する。
ところで、前記エッジ部はガスケット部と振動板部との間に配設されて振動板部を振動させる部分であるので、弾性の高いエラストマー等によって形成される。また、振動板部は、通常、機械的な強度の高い樹脂によって形成され、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂が使用される。この場合、ガスケット部及びエッジ部と振動板部とをそれぞれ別々に成形した後に接着剤等によって接合する必要があるので、作業が煩わしくなるだけでなくコストが高くなってしまう。
【0005】
そこで、1次成形において振動板部を、2次成形においてガスケット部及びエッジ部を成形する二材成形方法が提供されている。
該二材成形方法においては、1次成形においてポリプロピレン樹脂等の1次樹脂によって振動板部を成形し、次に、コアを後退させ、2次成形においてエラストマー等の2次樹脂によってガスケット部及びエッジ部を成形するようになっている。この場合、コアを後退させたときに、キャビティによってスピーカ振動板の最終寸法が得られるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の二材成形方法においては、前記エッジ部は振動板部を振動させる部分であるので、極めて薄く成形する必要があり、その分、キャビティのエッジ部に対応する箇所も薄く作られるが、2次樹脂として使用されるエラストマー等の弾性の高い材料は流動性が悪いので、キャビティの薄い箇所に十分な量の2次樹脂を供給することができない。
【0007】
したがって、成形品にショートショットが発生してしまう。
そこで、キャビティの薄い箇所にも十分な量の2次樹脂を供給するために、キャビティに充填(じゅうてん)される樹脂の圧力を高くすることが考えられるが、その場合、高い圧力が射出ノズル、スプルー、ゲート、キャビティ等に加わることになり、バリ、成形品の表面のしわ、エッジ部と振動板部との接合不良、1次成形品とコアとの間への樹脂のはみ出し、離型不良、取出し後における成形品の変形等が発生してしまう。
【0008】
その結果、成形条件の選択幅が狭くなり、安定した成形を行うことができず、歩留りが悪くなってしまう。
本発明は、前記従来の二材成形方法の問題点を解決して、成形条件の選択幅を広くすることができ、安定した成形を行うことができ、歩留りを良くすることができる二材成形方法及び金型装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の二材成形方法においては、インナースライドが前進位置に置かれた状態で、固定金型に対して可動金型を前進させてキャビティを形成し、該キャビティに1次樹脂を充填して第1の部材を成形し、前記インナースライドを成形品の仕上がり形状位置より多く後退させて他のキャビティを形成し、該他のキャビティに2次樹脂を充填して第2の部材を成形するとともに1次樹脂と2次樹脂とを接触させ、前記インナースライドを前進させて成形品の仕上がり形状位置に置き、2次樹脂を押圧して第1の部材と第2の部材とを接合する。
【0010】
本発明の他の二材成形方法においては、さらに、前記インナースライドは、第1の部材と第2の部材との接合部に臨ませて配設され、2次樹脂が射出された後に前進させられて該2次樹脂を押圧することによって、前記接合部を設定された寸法に仕上げ、第1の部材と第2の部材とを接合する。
【0011】
本発明の更に他の二材成形方法においては、さらに、前記第1の部材はスピーカ振動板の振動板部である。そして、前記第2の部材はスピーカ振動板のエッジ部である。
本発明の更に他の二材成形方法においては、さらに、前記インナースライドは可動金型側に配設される。
本発明の更に他の二材成形方法においては、さらに、前記インナースライドは固定金型側に配設される。
【0012】
本発明の更に他の二材成形方法においては、さらに、前記インナースライドは可動金型側及び固定金型側に配設される。
本発明の更に他の二材成形方法においては、さらに、前記2次樹脂はエラストマーである。
本発明の更に他の二材成形方法においては、さらに、前記他のキャビティに2次樹脂が完全に充填される時点より前に2次樹脂の射出を打ち切る。
【0013】
本発明の金型装置においては、固定金型と、該固定金型と対向させて進退自在に配設された可動金型と、前記固定金型及び可動金型の少なくとも一方側に成形品の仕上がり形状位置より多く後退させることができるように進退自在に配設されたインナースライドと、前記可動金型を進退させる型締装置と、前記インナースライドを進退させる移動装置と、前記可動金型及びインナースライドを前進させたときに形成されるキャビティに1次樹脂を充填して第1の部材を成形する第1の可塑化装置と、前記インナースライドを後退させたときに形成されるキャビティに2次樹脂を充填して第2の部材を成形する第2の可塑化装置とを有する。
そして、前記移動装置は、前記インナースライドを前進位置、成形品の仕上がり形状位置より多く後退させた後退位置、及び成形品の仕上がり形状位置に置く。
【0016】
【作用】
本発明によれば、二材成形方法においては、インナースライドが前進位置に置かれた状態で、固定金型に対して可動金型を前進させてキャビティを形成し、該キャビティに1次樹脂を充填して第1の部材を成形し、前記インナースライドを成形品の仕上がり形状位置より多く後退させて他のキャビティを形成し、該他のキャビティに2次樹脂を充填して第2の部材を成形するとともに1次樹脂と2次樹脂とを接触させ、前記インナースライドを前進させて成形品の仕上がり形状位置に置き、2次樹脂を押圧して第1の部材と第2の部材とを接合する。
この場合、前記インナースライドが成形品の仕上がり形状位置より多く後退させられるので、十分な量の2次樹脂を他のキャビティに充填することができる。また、2次樹脂の圧力を高くする必要はない。
そして、第1の部材と第2の部材とは接合部分において融合されるか、又は完全に接着される。
【0017】
本発明の他の二材成形方法においては、さらに、前記インナースライドは、第1の部材と第2の部材との接合部に臨ませて配設され、2次樹脂が射出された後に前進させられて該2次樹脂を押圧することによって、前記接合部を設定された寸法に仕上げ、第1の部材と第2の部材とを接合する。
この場合、2次樹脂が押圧されることによって樹脂の配向が改善される。
【0018】
本発明の更に他の二材成形方法においては、さらに、前記第1の部材はスピーカ振動板の振動板部である。そして、前記第2の部材はスピーカ振動板のエッジ部である。
この場合、前記インナースライドを前進させて成形品の仕上がり形状位置に置き、2次樹脂を押圧することによってエッジ部を薄肉化することができる。
【0019】
本発明の更に他の二材成形方法においては、さらに、前記2次樹脂はエラストマーである。
この場合、2次樹脂の流動性は悪いが、キャビティの薄い箇所に十分な量の2次樹脂を供給することができる。
本発明の更に他の二材成形方法においては、さらに、前記他のキャビティに2次樹脂が完全に充填される時点より前に2次樹脂の射出を打ち切る。
この場合、前記インナースライドを前進させて成形品の仕上がり形状位置に置き、2次樹脂を押圧することによって成形工程の後半が行われる。
【0020】
本発明の金型装置においては、固定金型と、該固定金型と対向させて進退自在に配設された可動金型と、前記固定金型及び可動金型の少なくとも一方側に成形品の仕上がり形状位置より多く後退させることができるように進退自在に配設されたインナースライドと、前記可動金型を進退させる型締装置と、前記インナースライドを進退させる移動装置と、前記可動金型及びインナースライドを前進させたときに形成されるキャビティに1次樹脂を充填して第1の部材を成形する第1の可塑化装置と、前記インナースライドを後退させたときに形成されるキャビティに2次樹脂を充填して第2の部材を成形する第2の可塑化装置とを有する。
そして、前記移動装置は、前記インナースライドを前進位置、成形品の仕上がり形状位置より多く後退させた後退位置、及び成形品の仕上がり形状位置に置く。
【0021】
この場合、前記インナースライドが成形品の仕上がり形状位置より多く後退させられるので、十分な量の2次樹脂を他のキャビティに充填することができる。また、2次樹脂の圧力を高くする必要はない。
そして、第1の部材と第2の部材とは接合部分において融合されるか、又は完全に接着される。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施例におけるスピーカ振動板の断面図である。
図において、10はスピーカ振動板であり、該スピーカ振動板10は第1の部材としての切頭円錐形の振動板部11、該振動板部11の大径側の端部11aに配設されたエッジ部12、該エッジ部12の更に大径側の端部12aに配設されたガスケット部13、前記振動板部11の小径側の端部11bに配設された図示しない円筒形状のネック部とから成る。前記エッジ部12及びガスケット部13によって第2の部材が構成される。
【0026】
また、前記ガスケット部13は図示しないダイナミックスピーカのフレームに固定され、前記エッジ部12と一体に成形され、振動板部11を支持する。一方、ネック部には図示しないボイスコイルが接着され、該ボイスコイルの周囲に永久磁石が配設され、該永久磁石によって磁界が形成される。
前記構成のスピーカ振動板10において、永久磁石の磁界中に配設された前記ボイスコイルに音声電流が流れると、それに対応してボイスコイルが移動し、前記振動板部11を振動させて音声を再現する。
【0027】
ところで、前記エッジ部12はガスケット部13と振動板部11との間に配設されて振動板部11を振動させる部分であるので、弾性の高いエラストマー等によって形成される。また、振動板部11は、通常、機械的な強度の高い樹脂によって形成され、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂が使用される。
この場合、スピーカ振動板10は1次成形及び2次成形から成る二材成形方法によって成形され、1次成形において振動板部11が1次樹脂によって、2次成形においてガスケット部13及びエッジ部12が2次樹脂によって成形される。
【0028】
次に、二材成形方法を実施するための金型装置について説明する。
図1は本発明の第1の実施例における金型装置の断面図、図3は本発明の第1の実施例における金型装置の第1の状態図、図4は本発明の第1の実施例における金型装置の第2の状態図、図5は本発明の第1の実施例における金型装置の第3の状態図である。
【0029】
図において、21は金型装置であり、該金型装置21は固定金型としてのキャビティ金型22、該キャビティ金型22と対向させて進退自在に配設された可動金型としてのコア金型23、及び前記キャビティ金型22と対向させて進退自在に配設された環状のコアインナースライド24から成る。該コアインナースライド24はコア金型23に対して相対的に移動させることが可能であり、両者は機密に摺動(しゅうどう)させられる。
【0030】
そのために、前記コア金型23は図示しない型締装置に連結され、型締シリンダを作動させることによって進退させられる。また、前記コアインナースライド24は、ロッド32を介して移動装置31と連結され、図示しないコアシリンダを作動させることによって進退させられる。そして、前記型締シリンダ及びコアシリンダには、油圧回路に配設された圧力制御弁、切換弁等の制御弁を制御することによって油が供給される。また、前記制御弁は制御装置によって制御される。
【0031】
なお、本実施例においては、キャビティ金型22を固定金型とし、コア金型23を可動金型としているが、キャビティ金型22を可動金型とし、コア金型23を固定金型とすることもできる。
ところで、図1及び3に示す金型装置21の第1の状態においては、型締装置によって型締めが行われてコア金型23は前進位置に置かれ、キャビティ金型22との間に第1キャビティ25及び第2キャビティ26を形成する。
【0032】
前記第1キャビティ25は振動板部11(図2)に対応する形状を有する切頭円錐形部25a、及び該切頭円錐形部25aの小径側の端部に接続されて切頭円錐形部25aと一体に延びる円板形部25bから成る。また、前記第2キャビティ26はガスケット部13に対応する形状を有する環状部から成る。
そして、前記コアインナースライド24も前進位置に置かれ、前記コア金型23と共に第1キャビティ25及び第2キャビティ26を形成する。すなわち、コアインナースライド24は環状体から成り、コア金型23と機密に摺動させられ、前進位置においてコアインナースライド24の内周側におけるキャビティ金型22と対向する部分24aは、前記第1キャビティ25の切頭円錐形部25aにおける大径側の端部25cを封止する。一方、コアインナースライド24の外周側におけるコア金型23と対向する部分24bは、前記第2キャビティ26の内径側の端部26aを封止する。
【0033】
また、前記キャビティ金型22の中央には、前記第1キャビティ25の円板形部25bと対向させてゲート28が形成され、該ゲート28は図示しない固定プラテンに形成されたランナー、スプルー等に接続される。さらに、前記コア金型23には、前記第2キャビティ26と対向させてゲート29が形成され、該ゲート29は前記固定プラテンに形成されたランナー、スプルー等に接続される。
【0034】
この第1の状態において、ゲート28から1次樹脂を第1キャビティ25に充填して1次成形を行うと、切頭円錐形部25aに対応させて振動板部11を、円板形部25bに対応させて皿状部を成形することができる。なお、該皿状部はスピーカ振動板10を成形した後に切断されて振動板部11から分離させられる。次に、図4に示す金型装置21の第2の状態においては、コア金型23は前記型締装置によって前進位置に置かれ、キャビティ金型22との間に第1キャビティ25及び第2キャビティ26を形成する。なお、前記第1キャビティ25には既に1次樹脂が充填されている。
【0035】
また、前記コアインナースライド24は移動装置31によって後退位置に置かれ、キャビティ金型22及びコア金型23と共に第3キャビティ35を形成する。この場合、コアインナースライド24は、後で行われる2次樹脂の押圧のための圧縮代を見込み、破線で示す成形品の仕上がり形状位置より多く後退させられる。そして、該第3キャビティ35の内周側の端部35aは、第1キャビティ25の切頭円錐形部25aにおける大径側の端部25cに既に充填された樹脂と面する。
【0036】
この第2の状態において、ゲート29から2次樹脂を第2キャビティ26及び第3キャビティ35に充填して2次成形を行うと、ガスケット部13及びエッジ部12を成形することができる。このとき、第3キャビティ35に充填された樹脂は前記切頭円錐形部25aにおける大径側の端部25cに既に充填された樹脂と接触する。
【0037】
次に、図5に示す金型装置21の第3の状態においては、コア金型23は前記型締装置によって前進位置に置かれ、キャビティ金型22との間に第1キャビティ25及び第2キャビティ26を形成する。なお、前記第1キャビティ25及び第2キャビティ26には既に1次樹脂及び2次樹脂がそれぞれ充填されている。そして、前記コアインナースライド24は移動装置31によって成形品の仕上がり形状位置に置かれ、前記第3キャビティ35に充填された2次樹脂が押圧される。その結果、1次樹脂と2次樹脂との接合部P1において、前記移動装置31が加える押圧力によって1次樹脂と2次樹脂とが接合される。すなわち、1次樹脂と2次樹脂とが融合されるか、又は完全に接着されるので、接合強度を大きくすることができる。また、2次樹脂を充填するタイミングを調整することによって、1次樹脂が硬化する前に2次樹脂を押圧し、1次樹脂と2次樹脂とを融着することもできる。この場合、接合強度を更に大きくすることができる。
【0038】
また、第2の状態においては、コアインナースライド24は成形品の仕上がり形状位置より後退させられて前記第3キャビティ35が厚くされるので、2次樹脂としてエラストマー等の流動性が悪い樹脂を使用しても、十分な量の2次樹脂を第3キャビティ35に供給することができる。したがって、成形品にショートショットが発生するのを防止することができる。また、成形条件の選択幅が広くなり、安定した成形を行うことができるようになる。
【0039】
そして、前記第3キャビティ35におけるゲート29が配設されない部分にも十分な量の2次樹脂を充填することができ、しかも、2次樹脂が押圧されることによって樹脂の配向が改善されるので、エッジ部12の薄肉部の引張強度を大きくするとともに均一化することができる。
さらに、2次樹脂を第2キャビティ26及び第3キャビティ35に充填する際の樹脂の圧力を高くする必要がないので、バリ、成形品の表面のしわ、エッジ部と振動板部との接合不良、1次成形品とコアとの間への樹脂のはみ出し、離型不良、取出し後における成形品の変形等が発生するのを防止することができる。
【0040】
しかも、第3の状態においては、コアインナースライド24は成形品の仕上がり形状位置に前進させられるので、成形品の仕上がり形状のエッジ部12を薄くすることができる。
その結果、成形条件の選択幅が広くなり、安定した成形を行うことができ、歩留りが良くなる。
【0041】
そして、前記接合部P1における接着強度を大きくすることができるとともに、エッジ部12を薄くすることができるので、スピーカ特性における最低共振周波数を大幅に下げることができるだけでなく、該最低共振周波数のばらつきが発生するのを防止することができる。
本実施例においては、第2の状態において前記第3キャビティ35に2次樹脂を供給し、コアインナースライド24を成形品の仕上がり形状位置に前進させて第3の状態を形成するようになっているので、エッジ部12の厚さを20〔%〕程度小さくして薄肉化を図ることができる。また、最低共振周波数の変化率を10〔%〕程度小さくすることができる。
【0042】
また、前記第3キャビティ35内の樹脂に前記移動装置31による押圧力が加えられるようになっているので、射出時の保圧が不要になる。したがって、離型不良を起こしやすいスプルー、ランナ等を使用した場合においても、容易に離型を行うことができる。さらに、冷却時間を10秒以上短縮することもできる。
次に、前記金型装置21の動作について、図6から9までに基づき図1から5までを併用して説明する。
【0043】
図6は本発明の第1の実施例における型締め及び射出のタイムチャート、図7は本発明の第1の実施例における1次樹脂の充填状態図、図8は本発明の第1の実施例における2次樹脂の充填状態図、図9は本発明の第1の実施例における2次樹脂の押圧状態図である。
まず、図示しない型締装置の型締シリンダを作動させ、型締装置によって図7に示すようにコア金型23を前進位置に置き、同時に、移動装置31の図示しないコアシリンダを作動させることによってコアインナースライド24を前進位置に置く。
【0044】
次に、1次成形において、第1の可塑化装置としての可塑化ユニットFの移動シリンダを作動させて可塑化ユニットFを前進させ、射出シリンダを作動させて射出を行い、第1キャビティ25に1次樹脂を充填する。
そして、任意の時点、通常は、射出及び保圧が終了した時点において、圧抜時間T1だけ型締シリンダを作動させ、型締圧力を抜く。また、型締圧力の抜きを開始した時点からコア後退遅延時間T2が経過すると、前記コアシリンダが作動させられ、移動装置31によって図8に示すようにコアインナースライド24が後退位置に置かれる。
【0045】
なお、圧抜時間T1だけ型締圧力を抜くことによって、金型装置21に加わる型締力を抜き、コアーインナースライド24を円滑に移動させることができる。その結果、金型装置21の寿命を長くすることができる。
続いて、2次成形において、第2の可塑化装置としての可塑化ユニットRの移動シリンダを作動させて可塑化ユニットRを前進させ、射出シリンダを作動させて射出を行い、第2キャビティ26及び第3キャビティ35に2次樹脂を充填する。
【0046】
そして、任意の時点において保圧を開始し、その後、コア再前進遅延時間T3が経過すると、コアシリンダがコア再前進時間T4だけ作動させられ、コアインナースライド24が移動装置31によって前進させられ、図9に示すように成形品の仕上がり形状位置に移動させられる。この時のコアインナースライド24による押圧力はコアシリンダに油を供給するための図示しない制御弁によって、また、押圧時間はタイマによって制御される。
【0047】
この場合、コア再前進遅延時間T3を短く設定して、第2キャビティ26及び第3キャビティ35に2次樹脂が完全に充填される前に2次樹脂の射出を打ち切り、コアインナースライド24を前進させることができる。この場合、コアインナースライド24を前進させて2次樹脂を押圧することによって、成形工程の後半が行われる。
【0048】
また、コア再前進遅延時間T3を長く設定して、第2キャビティ26及び第3キャビティ35に2次樹脂が完全に充填された後にコアインナースライド24を前進させることもできる。
その後、移動装置31によってコアインナースライド24を後退位置に置き、前記型締装置の型締シリンダを作動させ、型締装置によってコア金型23を後退位置に置く。また、この時、移動シリンダを作動させ、可塑化ユニットRを後退させる。そして、油圧エジェクタを作動させ、成形品を突き出す。
【0049】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
図10は本発明の第2の実施例における1次樹脂の充填状態図、図11は本発明の第2の実施例における2次樹脂の充填状態図、図12は本発明の第2の実施例における2次樹脂の押圧状態図である。
図において、121は金型装置であり、該金型装置121は固定金型としてのキャビティ金型122、該キャビティ金型122と対向させて進退自在に配設された可動金型としてのコア金型123、及びキャビティ金型122側に前記コア金型123と対向させて進退自在に配設された環状のキャビティインナースライド124から成る。該キャビティインナースライド124はキャビティ金型122に対して相対的に移動させることが可能であり、両者は機密に摺動させられる。そのために、前記コア金型123は図示しない型締装置に連結され、前記キャビティインナースライド124は図示しない移動装置と連結される。
【0050】
前記構成の金型装置121において、まず、図10に示すようにコア金型123を前進位置に置き、同時に、移動装置の図示しないコアシリンダを作動させ、移動装置によってキャビティインナースライド124を前進位置に置く。次に、第1キャビティ25に1次樹脂を充填する。
そして、射出及び保圧が終了した時点において、移動装置によって図11に示すようにキャビティインナースライド124を後退位置に置く。
【0051】
続いて、第2キャビティ26及び第3キャビティ35に2次樹脂を充填する。そして、キャビティインナースライド124が移動装置によって前進させられ、図12に示すように成形品の仕上がり形状位置に移動させられる。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。
図13は本発明の第3の実施例における1次樹脂の充填状態図、図14は本発明の第3の実施例における2次樹脂の充填状態図、図15は本発明の第3の実施例における2次樹脂の押圧状態図である。
【0052】
図において、221は金型装置であり、該金型装置221は固定金型としてのキャビティ金型222、該キャビティ金型222と対向させて進退自在に配設された可動金型としてのコア金型223、該コア金型223側に前記キャビティ金型222と対向させて進退自在に配設された環状のコアインナースライド224a、及びキャビティ金型222側に前記コア金型223と対向させて進退自在に配設された環状のキャビティインナースライド224bから成る。前記コアインナースライド224aはコア金型223に対して、キャビティインナースライド224bはキャビティ金型222に対してそれぞれ相対的に移動させることが可能であり、両者は機密に摺動させられる。そのために、前記コア金型223は図示しない型締装置に連結され、前記コアインナースライド224a及びキャビティインナースライド224bは図示しない移動装置と連結される。
【0053】
前記構成の金型装置221において、まず、図13に示すようにコア金型223を前進位置に置き、同時に、移動装置の図示しないコアシリンダを作動させ、移動装置によって前記コアインナースライド224a及びキャビティインナースライド224bを前進位置に置く。次に、第1キャビティ25に1次樹脂を充填する。
【0054】
そして、射出及び保圧が終了した時点において、移動装置によって図14に示すように前記コアインナースライド224a及びキャビティインナースライド224bを後退位置に置く。
続いて、第2キャビティ26及び第3キャビティ35に2次樹脂を充填する。そして、前記コアインナースライド224a及びキャビティインナースライド224bが移動装置によって前進させられ、図15に示すように成形品の仕上がり形状位置に移動させられる。
【0055】
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0056】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、二材成形方法においては、インナースライドが前進位置に置かれた状態で、固定金型に対して可動金型を前進させてキャビティを形成し、該キャビティに1次樹脂を充填して第1の部材を成形し、前記インナースライドを成形品の仕上がり形状位置より多く後退させて他のキャビティを形成し、該他のキャビティに2次樹脂を充填して第2の部材を成形するとともに1次樹脂と2次樹脂とを接触させ、前記インナースライドを前進させて成形品の仕上がり形状位置に置き、2次樹脂を押圧して第1の部材と第2の部材とを接合する。
【0057】
この場合、前記インナースライドは、成形品の仕上がり形状位置より多く後退させられて他のキャビティが厚くされるので、十分な量の2次樹脂を他のキャビティに供給することができる。
したがって、成形品にショートショットが発生するのを防止することができる。また、成形条件の選択幅が広くなり、安定した成形を行うことができるようになる。
【0058】
そして、前記インナースライドを前進させて成形品の仕上がり形状位置に置くと、2次樹脂が押圧されることによって樹脂の配向が改善されるので、成形品の薄肉部の引張強度を大きくするとともに均一化することができる。
さらに、2次樹脂を他のキャビティに充填する際の樹脂の圧力を高くする必要がないので、バリ、成形品の表面のしわ、第1の部材と第2の部材との接合不良、第1の部材と固定金型との間への樹脂のはみ出し、離型不良、取出し後における成形品の変形等が発生するのを防止することができる。
【0059】
その結果、成形条件の選択幅が広くなり、安定した成形を行うことができ、歩留りが良くなる。
また、他のキャビティ内の樹脂に押圧力が加えられるので、射出時の保圧が不要になる。したがって、離型不良を起こしやすいスプルー、ランナ等を使用した場合においても、容易に離型を行うことができる。さらに、冷却時間を短縮することもできる。
【0060】
本発明の他の二材成形方法においては、さらに、前記インナースライドは、第1の部材と第2の部材との接合部に臨ませて配設され、2次樹脂が射出された後に前進させられて該2次樹脂を押圧することによって、前記接合部を設定された寸法に仕上げ、第1の部材と第2の部材とを接合する。
この場合、2次樹脂が押圧されることによって樹脂の配向が改善されるので、成形品の薄肉部の引張強度を大きくするとともに均一化することができる。
【0061】
本発明の更に他の二材成形方法においては、さらに、前記第1の部材はスピーカ振動板の振動板部である。そして、前記第2の部材はスピーカ振動板のエッジ部である。
この場合、前記インナースライドを前進させて成形品の仕上がり形状位置に置き、2次樹脂を押圧することによってエッジ部を薄肉化することができ、第1の部材と第2の部材との接合部における接合強度を大きくすることができる。
したがって、スピーカ特性における最低共振周波数を大幅に下げることができるだけでなく、該最低共振周波数のばらつきが発生するのを防止することができる。
【0062】
本発明の更に他の二材成形方法においては、さらに、前記2次樹脂はエラストマーである。
この場合、2次樹脂の流動性は悪いが、キャビティの薄い箇所に十分な量の2次樹脂を供給することができる。したがって、成形品にショートショットが発生するのを防止することができる。また、成形条件の選択幅が広くなり、安定した成形を行うことができるようになる。
【0063】
本発明の金型装置においては、固定金型と、該固定金型と対向させて進退自在に配設された可動金型と、前記固定金型及び可動金型の少なくとも一方側に成形品の仕上がり形状位置より多く後退させることができるように進退自在に配設されたインナースライドと、前記可動金型を進退させる型締装置と、前記インナースライドを進退させる移動装置と、前記可動金型及びインナースライドを前進させたときに形成されるキャビティに1次樹脂を充填して第1の部材を成形する第1の可塑化装置と、前記インナースライドを後退させたときに形成されるキャビティに2次樹脂を充填して第2の部材を成形する第2の可塑化装置とを有する。
そして、前記移動装置は、前記インナースライドを前進位置、成形品の仕上がり形状位置より多く後退させた後退位置、及び成形品の仕上がり形状位置に置く。
【0064】
この場合、2次樹脂が押圧されることによって樹脂の配向が改善されるので、成形品の薄肉部の引張強度を大きくするとともに均一化することができる。
さらに、2次樹脂を他のキャビティに充填する際の樹脂の圧力を高くする必要がないので、バリ、成形品の表面のしわ、第1の部材と第2の部材との接合不良、第1の部材と固定金型との間への樹脂のはみ出し、離型不良、取出し後における成形品の変形等が発生するのを防止することができる。
【0065】
その結果、成形条件の選択幅が広くなり、安定した成形を行うことができ、歩留りが良くなる。
また、他のキャビティ内の樹脂に押圧力が加えられるので、射出時の保圧が不要になる。したがって、離型不良を起こしやすいスプルー、ランナ等を使用した場合においても、容易に離型を行うことができる。さらに、冷却時間を短縮することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における金型装置の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるスピーカ振動板の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例における金型装置の第1の状態図である。
【図4】本発明の第1の実施例における金型装置の第2の状態図である。
【図5】本発明の第1の実施例における金型装置の第3の状態図である。
【図6】本発明の第1の実施例における型締め及び射出のタイムチャートである。
【図7】本発明の第1の実施例における1次樹脂の充填状態図である。
【図8】本発明の第1の実施例における2次樹脂の充填状態図である。
【図9】本発明の第1の実施例における2次樹脂の押圧状態図である。
【図10】本発明の第2の実施例における1次樹脂の充填状態図である。
【図11】本発明の第2の実施例における2次樹脂の充填状態図である。
【図12】本発明の第2の実施例における2次樹脂の押圧状態図である。
【図13】本発明の第3の実施例における1次樹脂の充填状態図である。
【図14】本発明の第3の実施例における2次樹脂の充填状態図である。
【図15】本発明の第3の実施例における2次樹脂の押圧状態図である。
【符号の説明】
10 スピーカ振動板
11 振動板部
12 エッジ部
13 ガスケット部
25 第1キャビティ
26 第2キャビティ
35 第3キャビティ
21 121、221 金型装置
22、122、222 キャビティ金型
23、123、223 コア金型
24、224a コアインナースライド
124、224b キャビティインナースライド
Claims (9)
- (a)インナースライドが前進位置に置かれた状態で、固定金型に対して可動金型を前進させてキャビティを形成し、
(b)該キャビティに1次樹脂を充填して第1の部材を成形し、
(c)前記インナースライドを成形品の仕上がり形状位置より多く後退させて他のキャビティを形成し、
(d)該他のキャビティに2次樹脂を充填して第2の部材を成形するとともに1次樹脂と2次樹脂とを接触させ、
(e)前記インナースライドを前進させて成形品の仕上がり形状位置に置き、2次樹脂を押圧して第1の部材と第2の部材とを接合することを特徴とする二材成形方法。 - 前記インナースライドは、第1の部材と第2の部材との接合部に臨ませて配設され、2次樹脂が射出された後に前進させられて該2次樹脂を押圧することによって、前記接合部を設定された寸法に仕上げ、第1の部材と第2の部材とを接合する請求項1に記載の二材成形方法。
- (a)前記第1の部材はスピーカ振動板の振動板部であり、
(b)前記第2の部材はスピーカ振動板のエッジ部である請求項1又は2に記載の二材成形方法。 - 前記インナースライドは可動金型側に配設される請求項1から3までのいずれか1項に記載の二材成形方法。
- 前記インナースライドは固定金型側に配設される請求項1から3までのいずれか1項に記載の二材成形方法。
- 前記インナースライドは可動金型側及び固定金型側に配設される請求項1から3までのいずれか1項に記載の二材成形方法。
- 前記2次樹脂はエラストマーである請求項1から6までのいずれか1項に記載の二材成形方法。
- 前記他のキャビティに2次樹脂が完全に充填される時点より前に2次樹脂の射出を打ち切る請求項1から7までのいずれか1項に記載の二材成形方法。
- (a)固定金型と、
(b)該固定金型と対向させて進退自在に配設された可動金型と、
(c)前記固定金型及び可動金型の少なくとも一方側に成形品の仕上がり形状位置より多く後退させることができるように進退自在に配設されたインナースライドと、
(d)前記可動金型を進退させる型締装置と、
(e)前記インナースライドを進退させる移動装置と、
(f)前記可動金型及びインナースライドを前進させたときに形成されるキャビティに1次樹脂を充填して第1の部材を成形する第1の可塑化装置と、
(g)前記インナースライドを後退させたときに形成されるキャビティに2次樹脂を充填して第2の部材を成形する第2の可塑化装置とを有するとともに、
(h)前記移動装置は、前記インナースライドを前進位置、成形品の仕上がり形状位置より多く後退させた後退位置、及び成形品の仕上がり形状位置に置くことを特徴とする金型装置。
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