JP3044831B2 - スピーカの製造方法 - Google Patents

スピーカの製造方法

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JP3044831B2 JP3138764A JP13876491A JP3044831B2 JP 3044831 B2 JP3044831 B2 JP 3044831B2 JP 3138764 A JP3138764 A JP 3138764A JP 13876491 A JP13876491 A JP 13876491A JP 3044831 B2 JP3044831 B2 JP 3044831B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用され
るスピーカの中で主にマイクロスピーカの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音響業界は低コスト化の一途をた
どっており、性能低下を発生させずに低コスト化を実現
させる、いわゆるVE(バリューエンジニアリング)が
必要であり、生産工法を合理化することが可能なスピー
カの提供が強く要望されている。
【0003】以下に従来のスピーカについて図面を用い
て説明する。図5〜図7は従来のこの種のスピーカを示
すものであり、図5に示すフレーム1を樹脂を用いて射
出成形することにより成形し、図6に示す振動板2を別
の工程にてシート状のフィルムを真空成形にて成形し、
図7に示すようにこの振動板2を治具を使用してフレー
ム1に偏心することなく接着し、次にこの振動板2の中
央部にボイスコイル3を結合し、ヨーク4とマグネット
5を結合し、磁気ギャップ7を形成した磁気回路6をフ
レーム1に結合すると共に上記磁気ギャップ7にボイス
コイル3をはめ込んで構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、フレーム1を射出成形により成形し、この
フレーム1に接着する振動板2は別の工程にて真空成形
にて成形しているため、金型を使用した成形方法により
得られるフレーム1と振動板2であるにもかかわらず、
別々の工程により生産し、しかもこれらの接着は治具を
使用してフレーム1に偏心することなく振動板2を接着
しなければならないことから、生産工程が非常に長くか
かり、さらに治具も必要であるため、スピーカVEする
上において非常に大きな阻害要因であった。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解消し、
生産工法を合理化して生産コストの低減および生産性を
向上させることが可能なスピーカの製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】この課題を解決するために本発明による
ピーカの製造方法は、射出成形により得られる樹脂フレ
ームと振動板固定枠の間にインサート成形された振動板
にボイスコイルを結合し、磁気ギャップを形成した磁気
回路を上記フレームに結合すると共に磁気ギャップにボ
イスコイルをはめ込んでスピーカを製造するものであ
る。
【0007】
【作用】この構成とすることにより、フレームと振動板
の組立は1つの工程で行うことができ、しかも治具を使
用しなくても金型にて両者を偏心することなく結合する
ことができるために生産工法を合理化することが可能と
なる。
【0008】
【実施例】以下、本発明による一実施例について図面を
用いて説明する。
【0009】図1は本発明のスピーカの構成を示す断面
図、図2は振動板12をインサート成形したフレーム1
1の断面図、図3,図4は振動板12をフレーム11に
インサート成形する成形工程を示す断面図である。
【0010】図1において12はシート状のフィルムを
真空成形により形成された振動板であり、樹脂成形品よ
りなりフレーム本体11aならびに振動板固定枠11b
により形成されるフレーム11の成形の際にインサート
成形されて構成されている。このようにして成形された
状態を図2に示す。また、13はボイスコイルであり、
上記振動板12の中心部に接着剤を用いて結合されてい
る。
【0011】また、ヨーク14とマグネット15を結合
し、磁気ギャップ17を形成した磁気回路16を上記フ
レーム本体11aの中心部に嵌合し結合すると共に上記
ボイスコイル13を磁気ギャップ17にはめ込んで本発
明のスピーカを形成したものである。
【0012】図3,図4は上記振動板12とフレーム1
1の成形工程を示すものであり、図3において18は成
形装置の上部テーブル、19は同下部テーブルを示し、
この上部テーブル18には振動板12の真空成形を行う
ための振動板成形金型20が取付けられ、この振動板成
形金型20にはシート状のフィルムを金型形状に沿わせ
るように真空で吸引するために複数の吸引穴21が設け
られ、シート状のフィルムを振動板成形金型20を介し
て加熱し、吸引穴21より真空吸引することにより所望
の形状に成形された振動板12を得るように構成されて
いる。
【0013】また、上記上部テーブル18には振動板成
形金型20に隣接してフレーム本体11aを成形するフ
レーム本体成形金型の上型22が取付けられ、このフレ
ーム本体成形金型の上型22と組合わされる下型23が
下部テーブル19に取付けられている。フレーム本体成
形金型の上型22には樹脂を注入するための注入穴24
が設けられ、この注入穴24より溶融された樹脂を射出
機(図示せず)より注入し、フレーム本体11aの成形
を行うように構成されている。なお、上記振動板12と
フレーム本体11aは同一の成形装置において同時に成
形を行うことができるものである。
【0014】図4は上記図3において同時に成形を行っ
た振動板12を振動板成形金型20に保持した状態で下
部テーブル19を下降しフレーム本体成形金型の上型2
2と下型23を分離し、フレーム本体11aを下型23
に保持した状態で下部テーブル19を180度回転し、
再び下部テーブル19を上昇することによって振動板成
形金型20とフレーム本体成形金型の下型23を組合わ
せた状態を示したものである。
【0015】この状態で振動板成形金型20に設けた注
入穴25より溶融された樹脂を射出機(図示せず)より
注入し、振動板成形金型20に設けた空洞部に樹脂を注
入することにより振動板固定枠11bの成形を行う。こ
のように成形された振動板固定枠11bは振動板12を
挟持した状態で、既に成形されたフレーム本体11aと
接触する部分が熱溶着され、前述の図2で示したように
振動板12をインサート成形した一体構造のフレーム1
1を得ることができるものである。
【0016】このような構成とすることにより、フレー
ム11と振動板12の成形ならびに結合が同時に、かつ
確実に行われ、生産性の向上と信頼性の向上を同時に実
現することができる。また、上記振動板固定枠11bを
柔かい樹脂で成形することによりガスケットの役割を果
たすことも可能である。
【0017】以上のように本発明のスピーカの製造方法
は、樹脂を用いたフレームの射出成形とシート状のフィ
ルムを用いた振動板の真空成形を同時に行うことがで
き、さらに両者の結合を治具および接着剤を使用するこ
となくインサート成形にて行うことが可能となり、生産
工程の短縮と治具レス、接着剤レスの生産工法とするこ
とができその生産工法の合理化は多大な生産コストの
低減と著しい生産性の向上を図ることができ、その工業
的価値は非常に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるスピーカの構成を示
す断面図
【図2】同実施例における振動板をインサート成形した
フレームの構成を示す断面図
【図3】同実施例における振動板とフレーム本体の成形
工程を示す断面図
【図4】同実施例における振動板をインサート成形する
振動板固定枠の成形工程を示す断面図
【図5】従来のスピーカのフレームの断面図
【図6】従来のスピーカの振動板の断面図
【図7】従来のスピーカの構成を示す断面図
【符号の説明】
11 フレーム 11a フレーム本体 11b 振動板固定枠 12 振動板 13 ボイスコイル 14 ヨーク 15 マグネット 16 磁気回路 17 磁気ギャップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形装置の同一面上に隣接して取付けら
    れたシート状のフィルムを真空吸引して振動板を成形す
    る振動板成形金型と、樹脂を注入してフレーム本体を成
    形するフレーム本体成形金型により振動板とフレーム本
    体を成形し、成形されたフレーム本体を上記成形装置の
    対向する面に取付けられたフレーム本体成形金型の下型
    に保持した状態でこの金型を移動し、成形された振動板
    を保持した状態の上記振動板成形金型と組合わせ、この
    振動板成形金型に設けた空洞部に樹脂を注入することに
    より振動板固定枠を成形し、この振動板固定枠と上記フ
    レーム本体を一体化し、かつ振動板をインサート成形し
    た上記振動板にボイスコイルを結合し、磁気ギャップを
    形成した磁気回路を上記フレームに結合すると共に磁気
    ギャップにボイスコイルをはめ込むスピーカの製造方
    法。
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