JP3019459B2 - スピーカの製造方法 - Google Patents

スピーカの製造方法

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JP3019459B2
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裕子 山崎
均 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用され
るスピーカの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスピーカは図5のように
構成され、以下のように製造されていた。すなわち、セ
ンターポール1を有する下部プレート2上にリング状の
マグネット3およびリング状の上部プレート4を組み込
んで構成した磁気回路5の上部プレート4にフレーム6
を結合し、このフレーム6の周縁部にガスケット7とと
もに振動板8を接着し、この振動板8の中央部に上記磁
気回路5により構成された磁気ギャップ9に偏心するこ
となくはまり込んだボイスコイル10を結合し、このボ
イスコイル10のボビン中間部をダンパー11にて保持
し、さらに振動板8の中央部上面にダストキャップ12
を組み込んで形成していた。
【0003】ここで従来この種のスピーカでは、ダンパ
ー11とフレーム6の結合は接着にて行い、またボイス
コイル10を磁気ギャップ9に偏心なくはめ込むために
センターポール1とボイスコイル10の間に治具を介し
て固定し、ボイスコイル10とダンパー11、振動板8
を結合後、治具を抜き取りダストキャップ9を結合して
いた。またボイスコイル10から引き出されたリード線
13はボビンの側壁で金糸線14と接続固定され、金糸
線14は振動板8とダンパー11の間の空中に配置され
てターミナル15と接続された構造であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにダンパー
11とフレーム6は接着剤で結合しており、接着剤を塗
布し乾燥する設備と工程が必要となる。また治具を用い
て紙のボイスコイル10を磁気ギャップ9にはめ込んで
いるため、これも治具の抜き差しの工程、また治具の変
形、磨耗等による音圧の低下、ボイスコイル10の変
形、不良増大等の課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の製造方法は、磁気回路の上面に熱可塑性樹脂
よりなるフレームを結合し、さらに外周にリング状部を
有し、ボイスコイル連結材で内周部にコイルをモールド
したボイスコイルを連結した熱可塑性樹脂よりなる樹脂
部品の上記ボイスコイルを上記磁気回路の磁気ギャップ
にはめ込み、更に内周を上記ボイスコイルに結合したダ
ンパーの外周部を上記樹脂部品のリング状部により上記
フレームに結合し、更に上記ボイスコイル連結材を除去
した後、上記ボイスコイルの上部に振動板の内周をフレ
ームに外周を結合した製造方法としたものである。
【0006】
【作用】以上のようにダンパーとフレームの結合は、ダ
ンパーの外周部に位置する熱可塑性樹脂のリング状部と
熱可塑性樹脂のフレームの間で熱溶着にて固着すること
ができ、また、このリング状部に連結片を介してコイル
をモールドしたボイスコイルを設けているため、治具を
用いて磁気回路の磁気ギャップにボイスコイルをはめ込
む必要もなく組み立ての作業性に優れたものとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例に関して図面を用い
て説明する。
【0008】図1は本発明のスピーカの半断面図であ
り、図2は本発明の要部である樹脂部品の斜視図であ
り、図3は同断面図であり、図4は同製造途中を説明す
る半断面図である。図1に示すようにセンターポールを
有する下部プレート16上にリング状のマグネット17
をよびリング状の上部プレート18を組み込んで構成し
た磁気回路19と、ターミナル20を熱可塑性樹脂で成
形するフレーム21を同時に成形し、このフレーム21
の周縁部にはガスケット22とともに振動板23が接着
されている。この振動板23の中央部には前記磁気回路
19により構成された磁気ギャップ24に偏心すること
なくはまり込んだボイスコイル25が結合されている。
【0009】このボイスコイル25のボビン中央部に
は、図2に示す熱可塑性樹脂で構成されたリング状部2
6にて外周部が結合されたダンパー27が結合されてい
る。このリング状部26はコイル31をモールドしたボ
イスコイル25を兼ねている筒とを連結片29で最初は
連結された熱可塑性樹脂で一体成形されて樹脂部品30
を構成している。ダンパー27と接着後、フレーム21
との接着は超音波溶着にて瞬時に行われる。そして、こ
のリング状部26をダンパー27を介してフレーム21
に接着・結合したことによって、内周部のボイスコイル
25は磁気ギャップ24内に偏心のないように保持され
る事になる。なお、図4に示すようにボイスコイル25
とダンパー27を接着し、ダンパー27の外周部を上記
のように溶着後、a部とb部を切り取り除去してリング
状部26とボイスコイル25に分離し、更に、振動板2
3を結合し、ダストキャップ28を結合しスピーカを形
成するものである。なお、本実施例においては図2のご
とくリング状部26内周部のボイスコイル25の保
持は4個の連結片29で行っているが、3点であっても
また全周からの保持であっても同様の効果が得られる。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明のスピーカは構成さ
れるため、ダンパーを樹脂ではさむ構造になり主に天然
繊維か合成繊維から構成されるダンパーの変形を防止で
きる。ダンパーとフレームとの結合も瞬時に行え、また
治具を用いることなく精度よく磁気ギャップにボイスコ
イルをはめ込むことができ品質の安定が図れる。
【0011】さらに樹脂のボイスコイルは変形がなく、
防水であり、剛性が高くなる。また、コイルをモールド
したため、接着強度の向上になり、不良率,工程数の削
減も図ることができ、生産性の高い、高音質のスピーカ
を生産することのできる工業的価値の大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスピーカの半断面図
【図2】同実施例によるダンパーの外周部を接着し、ボ
イスコイルの役目も果たす樹脂部品の斜視図
【図3】同樹脂部品の半断面図
【図4】本発明のスピーカの製造工程を示す半断面図
【図5】従来のスピーカの半断面図
【符号の説明】
19 磁気回路 21 フレーム 23 振動板 24 磁気ギャップ 25 ボイスコイル 26 リング状部 27 ダンパー 28 ダストキャップ 29 連結片 30 樹脂部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 9/02 101 H04R 9/04 104 H04R 9/04 105 H04R 31/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路の上面に熱可塑性樹脂よりなる
    フレームを結合し、さらに外周にリング状部を有し、ボ
    イスコイル連結材で内周部にコイルをモールドしたボイ
    スコイルを連結した熱可塑性樹脂よりなる樹脂部品の上
    記ボイスコイルを上記磁気回路の磁気ギャップにはめ込
    み、更に内周を上記ボイスコイルに結合したダンパーの
    外周部を上記樹脂部品のリング状部によりフレームに結
    合し、更に上記ボイスコイル連結材を除去した後、上記
    ボイスコイルの上部に振動板の内周を、フレームに外周
    を結合したスピーカの製造方法。
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