JP2003070094A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP2003070094A
JP2003070094A JP2001255692A JP2001255692A JP2003070094A JP 2003070094 A JP2003070094 A JP 2003070094A JP 2001255692 A JP2001255692 A JP 2001255692A JP 2001255692 A JP2001255692 A JP 2001255692A JP 2003070094 A JP2003070094 A JP 2003070094A
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JP
Japan
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frame
outer peripheral
peripheral portion
edge
diaphragm
Prior art date
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Pending
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JP2001255692A
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English (en)
Inventor
Masahide Sumiyama
昌英 隅山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は各種音響機器に使用されるスピーカ
に関するものであり、振動板のエッジとフレームとの生
産性向上を図ることを目的とする。 【解決手段】 本発明のスピーカは、エッジ27b材料
により、振動板27の外周部とフレーム26の外周部を
モールドして同時成形結合したもので、これにより、振
動板27のエッジ27bとフレーム26の組み立て時の
生産性向上ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種音響機器に使用
されるスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカについて、図9、図10
により説明する。
【0003】図9は従来の振動板の断面図であり、図1
0はその振動板を使用したスピーカの断面図を示したも
のである。
【0004】図9によると、樹脂材料によりインジェク
ション成形やプレス加工成形等を実施した後に内外形抜
き加工を実施してコーン7aを得ている。このコーン7
aの外周部をエッジ材料によりモールドすると同時にエ
ッジ成形加工を実施してエッジ7bを得て振動板7を完
成している。
【0005】一方図10は、図9の振動板7を使用して
組立てられたスピーカの断面図を示したものであり、図
10によると着磁されたマグネット1を上部プレート2
および下部プレート3により挟み込んで構成された磁気
回路4の上部プレート2にフレーム6を結合し、このフ
レーム6の周縁部に、エッジ7bの材料に接着可能な接
着剤を選定して振動板7を接着し、この振動板7にこれ
を駆動させるためのボイスコイル8を結合し、ボイスコ
イル8をダンパー9にて中心保持し磁気ギャップ5には
まり込むように結合し、振動板7の前面にダストキャッ
プ10を接着して完成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のスピーカは、エ
ッジ7bの材料に接着可能な接着剤を選定して振動板を
フレーム6に接着しなければならず、また接着性が良く
ないことから、スピーカに大きい入力が連続して印加さ
れるとその振幅、振動により、エッジ7bがフレーム6
から外れるおそれがあつた。このため、スピーカの生産
工程上、接着剤の限定や、取り扱い、保守管理の煩雑
性、乾燥時間の長期化等非常にコストのかかる工程が必
要であるという欠点があった。よって、今後はエッジ7
bとフレーム6の接着信頼性を向上させ、生産性の向上
を実現することが課題であった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するもので、フ
レームとエッジの結合信頼性を向上させ、生産性の向上
を実現できる優れたスピーカを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の構成を有する。
【0009】本発明の請求項1に記載の発明は、エッジ
材料により、振動板の外周部とフレームの外周部をモー
ルドしてエッジと同時成形して結合したもので、これに
より、振動板のエッジとフレームの結合信頼性を向上さ
せ、生産性の向上と品質の安定化、コスト低減化を図る
という作用効果が得られる。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、フレー
ムの外周部に貫通穴を設けて請求項1と同様に構成した
もので、これにより、フレームの外周部貫通穴にインサ
ート成形時、エッジ材料が入ることから、絡まりが強化
されエッジの外れが発生しなくなるという作用効果が得
られる。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、フレー
ムの外周部に波型形状加工を設けて請求項1と同様に構
成したもので、これにより、フレームの外周部波型形状
効果により接触面積が拡大され、絡まりが強化されるこ
とにより、エッジの外れが発生しなくなるという作用効
果が得られる。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、フレー
ムの外周部に切り欠き形状を設けて構成したもので、こ
れにより、フレームの外周部切り欠きにインサート成形
時、エッジ材料が入ることから、絡まりが強化され振動
板の外れが発生しなくなるという作用効果が得られる。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、フレー
ムの外周部に折り返し加工を設けて構成したもので、こ
れにより、フレームの外周部の折り返しがインサート成
形時、エッジ材料が引っかかることにより、絡まりが強
化され振動板の外れが発生しなくなるという作用効果が
得られる。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、フレー
ムの外周部に突起形状を設けて構成したもので、これに
より、フレームの外周部の突起がインサート成形時、エ
ッジ材料に引っかかることにより、絡まりが強化され振
動板の外れが発生しなくなるという作用効果が得られ
る。
【0015】本発明の請求項7に記載の発明は、フレー
ムの外周部が振動板結合面に対して水平方向から垂直方
向にわたる範囲の角度で構成したもので、これにより、
フレームの外周部がその角度により、インサート成形
時、エッジ材料に引っかかることにより、絡まりが強化
され振動板の外れが発生しなくなるという作用効果が得
られる。さらに、フレームの外周部角度を水平方向にす
れば、スピーカの全高寸法をより薄くすることができ、
一方、垂直方向にすれば、スピーカの外形寸法をより小
さくすることができるという作用効果も得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。なお、各実施の形態の説明に
ついては、実施の形態1と同様のものはその説明を簡略
化する。
【0017】(実施の形態1)以下、実施の形態1を用
いて、本発明の特に請求項1に記載の発明について説明
する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態のコーンとエ
ッジとフレームの断面図であり、図2はそれを使用した
スピーカの断面図を示したものである。
【0019】図1によると、紙による抄紙成形や樹脂材
料によりインジェクション成形やプレス加工成形等を実
施した後に内外形抜き加工を実施してコーン27aを得
ている。また一方では、鉄板等の金属材料の加工や樹脂
材料によるインジェクション成形加工により得られたフ
レーム26を得て、この両者を同時に発泡ゴム等のエッ
ジ材料によりモールド成形して、コーン27aとエッジ
27bとフレーム26の一体品を完成している。
【0020】一方図2は、図1にて得られたコーン27
aとエッジ27bとフレーム26の一体品を使用して組
立てられたスピーカの断面図を示したものである。図2
によると着磁されたマグネット21を上部プレート22
および下部プレート23により挟み込んで構成された磁
気回路24の上部プレート22に、ボイスコイル28を
ダンパー29で中心保持しながら磁気ギャップ25には
まり込むように結合し、その後、コーン27aとエッジ
27bとフレーム26の一体品を結合し、最後に、振動
板27の前面にダストキャップ30を接着して完成して
いた。
【0021】この構成により、振動板27のエッジ27
bとフレーム26の結合信頼性を向上させ、生産性の向
上と品質の安定化、コスト低減化を図ることができる。
【0022】(実施の形態2)以下、実施の形態2を用
いて、本発明の特に請求項2に記載の発明について説明
する。
【0023】図3は、本発明の一実施形態のフレーム2
6aの外観を示したものである。
【0024】図3によると、鉄板等の金属材料の加工や
樹脂材料によるインジェクション成形加工により得られ
たフレーム26aの外周部のエッジ材料によるモールド
成形部に貫通孔aを設けた構成の製造方法としている。
このフレーム26aを使用してコーン27aとエッジ2
7bとの一体品を前記例同様に完成している。
【0025】(実施の形態3)以下、実施の形態3を用
いて、本発明の特に請求項3に記載の発明について説明
する。
【0026】図4は、本発明の一実施形態のフレーム2
6bの外観を示したものである。
【0027】図4によると、フレーム26bの外周部に
波型形状bを設けて同様に構成したもので、これによ
り、フレーム26bの外周部の波型形状bの効果により
接着面積が拡大され、絡まりが強化されることにより、
エッジ27bの外れが発生しなくなる構成としている。
このフレーム26bを使用してコーン27aとエッジ2
7bとの一体品を前記例同様に完成している。
【0028】(実施の形態4)以下、実施の形態4を用
いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明
する。
【0029】図5は、本発明の一実施形態のフレーム2
6cの外観を示したものである。
【0030】図5によると、フレーム26cの外周部に
切り欠きcを設けて構成したもので、これにより、フレ
ーム26cの外周部切り欠きcにモールド成形時、エッ
ジ27b材料が入ることから、絡まりが強化され振動板
の外れが発生しなくなる構成としている。このフレーム
26cを使用してコーン27aとエッジ27bの一体品
を前記例同様に完成している。
【0031】(実施の形態5)以下、実施の形態5を用
いて、本発明の特に請求項5に記載の発明について説明
する。
【0032】図6は、本発明の一実施形態のフレーム2
6dの外観を示したものである。
【0033】図6によると、フレーム26dの外周部に
折り返しdを設けて構成したもので、これにより、フレ
ーム26dの外周部の折り返しdがモールド成形時、エ
ッジ27b材料に引っかかることにより、絡まりが強化
され振動板の外れが発生しなくなる構成としている。こ
のフレーム26dを使用してコーン27aとエッジ27
bの一体品を前記例同様に完成している。
【0034】(実施の形態6)以下、実施の形態6を用
いて、本発明の特に請求項6に記載の発明について説明
する。
【0035】図7は、本発明の一実施形態のフレーム2
6eの外観を示したものである。
【0036】図7によると、フレーム26eの外周部に
突起eを設けて構成したもので、これにより、フレーム
26eの外周部の突起eがモールド成形時、エッジ27
b材料に引っかかることにより、絡まりが強化され振動
板の外れが発生しなくなる構成としている。このフレー
ム26eを使用してコーン27aとエッジ27bとの一
体品を前記例同様に完成している。
【0037】(実施の形態7)以下、実施の形態7を用
いて、本発明の特に請求項7に記載の発明について説明
する。
【0038】図8は、本発明の一実施形態のフレーム2
6fの外観を示したものである。
【0039】図8によると、フレーム26fの振動板2
7結合面fを外方に傾斜させたもので、これにより、フ
レーム26fの外周部がその角度により、モールド成形
時、エッジ材料に引っかかることにより、絡まりが強化
され振動板の外れが発生しなくなる。さらに、フレーム
26fの外周部傾斜角度を水平方向に傾斜させれば、ス
ピーカの全高寸法をより薄くすることができ、一方、垂
直方向に傾斜させれば、スピーカの外形寸法をより小さ
くすることができる構成としている。このフレーム26
fを使用してコーン27aとエッジ27bとの一体品を
前記例同様に完成している。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明のスピーカは、エ
ッジとの絡みを強化するとともに、エッジと同時にモー
ルド成形してコーン、エッジ、フレーム一体品を得てい
るので、その結合信頼性が非常に向上できる。よって本
発明は高生産性を実現できる優れたスピーカおよびその
製造方法を提供することができ、その工業的価値は非常
に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるコーン、エッジ、
フレーム一体品の断面図
【図2】本発明の実施の形態におけるスピーカの断面図
【図3】本発明の別の実施の形態におけるフレームの斜
視図
【図4】本発明の別の実施の形態におけるフレームの斜
視図
【図5】本発明の別の実施の形態におけるフレームの斜
視図
【図6】本発明の別の実施の形態におけるフレームの斜
視図
【図7】本発明の別の実施の形態におけるフレームの斜
視図
【図8】本発明の別の実施の形態におけるフレームの斜
視図
【図9】従来の振動板の断面図
【図10】従来のスピーカの断面図
【符号の説明】
21 マグネット 22 上部プレート 23 下部プレート 24 磁気回路 25 磁気ギャップ 26 フレーム 27 振動板 27a コーン 27b エッジ 28 ボイスコイル 29 ダンパー 30 ダストキャップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路に結合されたフレームと、この
    フレームの外周部に結合された振動板と、この振動板に
    結合されるとともに、その一部が前記磁気回路の磁気ギ
    ャップに配置されたボイスコイルとからなるスピーカで
    あって、前記振動板の外周部と前記フレームの外周部を
    エッジ材料によりモールドして、エッジと同時成形して
    結合したスピーカ。
  2. 【請求項2】 フレームの外周部に貫通穴を設けてなる
    請求項1記載のスピーカ。
  3. 【請求項3】 フレームの外周部に波型形状加工を設け
    てなる請求項1記載のスピーカ。
  4. 【請求項4】 フレームの外周部に切り欠き形状を設け
    てなる請求項1記載のスピーカ。
  5. 【請求項5】 フレームの外周部に折り返し加工を設け
    てなる請求項1記載のスピーカ。
  6. 【請求項6】 フレームの外周部に突起形状を設けてな
    る請求項1記載のスピーカ。
  7. 【請求項7】 フレームの外周部が振動板結合面に対し
    て外方に傾斜させた請求項1から6のいずれか一つに記
    載のスピーカ。
JP2001255692A 2001-08-27 2001-08-27 スピーカ Pending JP2003070094A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008236717A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Estec Corp スピーカー
JP2010114612A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Weistech Technology Co Ltd 小型スピーカを備える表示器、及び小型スピーカ構造
KR102061175B1 (ko) 2018-08-30 2019-12-31 임성진 다이렉트 엣지를 구비한 진동판 조립체를 포함하는 평판형 슬림 스피커

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008236717A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Estec Corp スピーカー
JP2010114612A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Weistech Technology Co Ltd 小型スピーカを備える表示器、及び小型スピーカ構造
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