JP4514947B2 - スピーカ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はスピーカに関し、上側フレームと下側フレームとでフレームを構成し、マグネットの上側と下側に上側ポールピースと下側ポールピースを各々設置し、これらの外周にデュアルギャップ用のボイスコイルとリングヨークを配設してデュアル磁気ギャップを形成し、ボイスコイルを上側ダンパーと下側ダンパーによって支持する構造のスピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】
小口径であっても十分な駆動範囲と耐入力を得ることにより低音再生を可能にするスピーカの技術がすでに開示されている。特開平9−182188号、発明の名称「スピーカユニット及びそのスピーカシステム」には、デュアル磁気ギャップを形成した磁気回路全体及びダンパーをボイスコイルボビンの内側に収容し、限られた空間を最大限に活かして効果をあげているスピーカ構造が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のデュアル磁気ギャップを形成した磁気回路全体及びダンパーをボイスコイルボビンの内側に収容した構造のスピーカでは、その構造上、ダンパーの取り付け作業等は非常に難しく、治具に頼らざるを得ないという課題があった。
【0004】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、デュアル磁気ギャップを形成した磁気回路全体及びダンパーをボイスコイルボビンの内側に収容した構造のスピーカであっても、ダンパーの取り付け作業等を精度よく容易にできる構造のスピーカを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のスピーカは、補助部材としてスペーサ11を使用している。このスペーサ11は予め別作業で上側ダンパー10を取り付けられるように構成されており、上側ダンパー10の固着のための治具とダンパー固着用の部品を兼用している。さらに、スペーサ11を上側ポールピース1とボイスコイル4に固着した後、ジョイント部11aを切除し、ボイスコイル4の動作を可能とするとともに、外周部11bをダンパー固定及びボイスコイル4の補強用部品として残す構成としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
上記課題を解決するために本発明のスピーカは、上側フレーム2と下側フレーム6とでフレームを構成し、マグネット2の上側と下側に上側ポールピース1と下側ポールピース3を各々設置し、これらの外周にデュアルギャップ用のボイスコイル4とリングヨーク7を配設してデュアル磁気ギャップを形成し、ボイスコイル4を上側ダンパー10と下側ダンパー5によって支持する構造のスピーカにおいて、予め、内周部11aと外周部11bとに上側ダンパー10を接着したスペーサ11を上側ポールピース1とボイスコイル4とに固着し、スペーサ11のジョイント部11cを切除したことに特徴を有している。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。図1は本発明の実施例におけるスピーカの断面図である。図2は本発明の一実施例におけるスピーカの上面図である。図3は本発明のスピーカにおけるスペーサの詳細図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A’断面図である。
図において、1は上側ポールピース,2はマグネット,3は下側ポールピース,3aはダンパー接着部,4はボイスコイル,5は下側ダンパー,6は下側フレーム,7はリングヨーク,8は端子板,9は中継リード線,10は上側ダンパー,11はスペーサ,11aはスペーサ11の内周部,11bはスペーサ11の外周部,11cはスペーサ11のジョイント部,12は上側フレーム,13は振動板,14はエッジ,15はVCリード線である。
【0008】
図1に示されているように、スピーカのフレームは下側フレーム6と上側フレーム12とに分離されているので、スペーサ11に関連する複雑でしかも精度を要する作業等が上側フレーム12の取り付け前の広い視野の中で行うことができる。
【0009】
また、図2に示されているように、スペーサ11をVCリード線15や中継リード線9等の配線処理に利用することができる。
【0010】
さらに、図3に示されているように、本願発明のポイントであるスペーサ11は、同心円状に配された2つのリング状の内周部11a,外周部11bと、これらを連結する複数のジョイント部11cから構成されている。別工程で、このスペーサ11に上側ダンパー10を取り付けることができる。この場合、上側ダンパー10の固定の位置決め用ガイドとしても機能する。内周部11aを上側ポールピース1上部に、外周部11bをボイスコイルボビンの内周に固着した後、ジョイント部11cを切除することにより、ボイスコイル4の固定の位置決め用ガイドとしても機能するとともに、外周部11bはボイスコイルボビンの補強をも兼ねている。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のスピーカは、上側フレーム12と下側フレーム6とでフレームを構成し、マグネット2の上側と下側に上側ポールピース1と下側ポールピース3を各々設置し、これらの外周にデュアルギャップ用のボイスコイル4とリングヨーク7を配設してデュアル磁気ギャップを形成し、ボイスコイル4を上側ダンパー10と下側ダンパー5によって支持する構造のスピーカにおいて、予め、内周部11aと外周部11bとに上側ダンパー10を接着したスペーサ11を上側ポールピース1とボイスコイル4とに固着し、スペーサ11のジョイント部11cを切除するように構成されているので、
別工程で、このスペーサ11に上側ダンパー10の取り付け作業等を精度よく容易に行うことができる。しかも、ボイスコイル4および上側ダンパー10の固定の位置決め用ガイドとして機能するとともに、外周部11bはボイスコイルの補強をも兼ねるという顕著な作用効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるスピーカの断面図である。
【図2】本発明の一実施例におけるスピーカの上面図である。
【図3】本発明のスピーカに使用されるスペーサの詳細図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A’断面図である。
【符号の説明】
1 上側ポールピース
2 マグネット
3 下側ポールピース
3a ダンパー接着部
4 ボイスコイル
5 下側ダンパー
6 下側フレーム
7 リングヨーク
8 端子板
9 中継リード線
10 上側ダンパー
11 スペーサ
11a 内周部
11b 外周部
11c ジョイント部
12 上側フレーム
13 振動板
14 エッジ
Claims (1)
- 上側フレーム(12)と下側フレーム(6)とでフレームを構成し、マグネット(2)の上側と下側に上側ポールピース(1)と下側ポールピース(3)を各々設置し、これらの外周にデュアルギャップ用のボイスコイル(4)とリングヨーク(7)を配設してデュアル磁気ギャップを形成し、ボイスコイル(4)を上側ダンパー(10)と下側ダンパー(5)によって支持する構造のスピーカにおいて、
予め、内周部(11a)と外周部(11b)とに上側ダンパー(10)を接着したスペーサ(11)を上側ポールピース(1)とボイスコイル(4)とに固着し、
スペーサ(11)のジョイント部(11c)を切除したことを特徴とするスピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000397169A JP4514947B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000397169A JP4514947B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | スピーカ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002199492A JP2002199492A (ja) | 2002-07-12 |
JP4514947B2 true JP4514947B2 (ja) | 2010-07-28 |
Family
ID=18862331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000397169A Expired - Lifetime JP4514947B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4514947B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61109297U (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-10 | ||
JPH04335798A (ja) * | 1991-05-13 | 1992-11-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピーカの製造方法 |
JPH09182188A (ja) * | 1995-12-26 | 1997-07-11 | Foster Electric Co Ltd | スピーカユニット及びスピーカシステム |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000397169A patent/JP4514947B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61109297U (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-10 | ||
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JPH09182188A (ja) * | 1995-12-26 | 1997-07-11 | Foster Electric Co Ltd | スピーカユニット及びスピーカシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002199492A (ja) | 2002-07-12 |
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