JPH1076550A - 合成樹脂成形品の成形方法 - Google Patents
合成樹脂成形品の成形方法Info
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- JPH1076550A JPH1076550A JP25224996A JP25224996A JPH1076550A JP H1076550 A JPH1076550 A JP H1076550A JP 25224996 A JP25224996 A JP 25224996A JP 25224996 A JP25224996 A JP 25224996A JP H1076550 A JPH1076550 A JP H1076550A
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/56—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
- B29C45/5675—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding for making orifices in or through the moulded article
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- B29C45/561—Injection-compression moulding
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 貫通孔の近傍にウエルドラインなどの欠陥が
生成されることのない、合成樹脂成形品の成形方法を提
供する。 【解決手段】 上下型間に注入した溶融合成樹脂をプレ
スモールド成形して得られる合成樹脂成形品1の所定部
位に、貫通孔2を形成してなる合成樹脂成形品1の成形
方法において、まず、上型12の所定位置で、上下型1
1、12間の成形隙間15に溶融合成樹脂Mを注入する
(溶融合成樹脂注入工程)。次に、前記上型12が所定
位置から下降して、前記溶融合成樹脂Mを加圧し、所定
の成形隙間15を保持して下死点位置に至る(型締め工
程)。その後、前記上型12が下死点位置に至る直前乃
至下死点位置に至った後、前記上型12に付設したピン
22を成形隙間15に突出させて合成樹脂成形品1の所
定部位に貫通孔2を形成する(孔空け工程)。
生成されることのない、合成樹脂成形品の成形方法を提
供する。 【解決手段】 上下型間に注入した溶融合成樹脂をプレ
スモールド成形して得られる合成樹脂成形品1の所定部
位に、貫通孔2を形成してなる合成樹脂成形品1の成形
方法において、まず、上型12の所定位置で、上下型1
1、12間の成形隙間15に溶融合成樹脂Mを注入する
(溶融合成樹脂注入工程)。次に、前記上型12が所定
位置から下降して、前記溶融合成樹脂Mを加圧し、所定
の成形隙間15を保持して下死点位置に至る(型締め工
程)。その後、前記上型12が下死点位置に至る直前乃
至下死点位置に至った後、前記上型12に付設したピン
22を成形隙間15に突出させて合成樹脂成形品1の所
定部位に貫通孔2を形成する(孔空け工程)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の内装部品
などに使用される合成樹脂成形品の孔空け方法に関す
る。
などに使用される合成樹脂成形品の孔空け方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の合成樹脂成形品は自動車の内装
部品などに使用さており、図5に示すように、合成樹脂
成形品1の所定部位には、部品を取付けるための取付孔
としての貫通孔孔2が形成してある。
部品などに使用さており、図5に示すように、合成樹脂
成形品1の所定部位には、部品を取付けるための取付孔
としての貫通孔孔2が形成してある。
【0003】従来、この合成樹脂成形品1の成形工法に
はプレスモールド成形工法が多用されており、本発明の
発明者及び出願人は、このプレスモールド成形時に前記
貫通孔2を空けるようにした効率のよい方法を提案して
いる(特開平7−124973号公報参照)。
はプレスモールド成形工法が多用されており、本発明の
発明者及び出願人は、このプレスモールド成形時に前記
貫通孔2を空けるようにした効率のよい方法を提案して
いる(特開平7−124973号公報参照)。
【0004】これについて説明すると、図6に示すよう
に、プレスモールド成形工法に使用される成形装置10
は、所定の型面11aを有する下型11と、この下型1
1の型面11aに対応する型面12aを有して昇降可能
な上型12とを有している。前記下型11には溶融合成
樹脂Mを注入する注入通路13とゲート14とが設けら
れていると共に、スペーサブロック17が付設されてい
る。前記スペーサブロック17は貫通孔2の形状に対応
する断面形状を有して、下型11に設けられた収容凹部
19内に上下動摺動自在に収容されており、スプリング
18により常時上方に付勢されている。
に、プレスモールド成形工法に使用される成形装置10
は、所定の型面11aを有する下型11と、この下型1
1の型面11aに対応する型面12aを有して昇降可能
な上型12とを有している。前記下型11には溶融合成
樹脂Mを注入する注入通路13とゲート14とが設けら
れていると共に、スペーサブロック17が付設されてい
る。前記スペーサブロック17は貫通孔2の形状に対応
する断面形状を有して、下型11に設けられた収容凹部
19内に上下動摺動自在に収容されており、スプリング
18により常時上方に付勢されている。
【0005】前記合成樹脂成形品1のプレスモールド成
形時には、先ず、上型12が最上方位置から所定の位置
まで下降する。これにに伴って、前記スペーサブロック
17が上型12の型面12aに押圧されてスプリング1
8のばね力に抗して下降する。前記上型12が所定の位
置に達したとき、溶融合成樹脂Mが注入通路13を経て
ゲート14から上下型11、12の型面11a、12a
間の成形隙間15内に注入される(図6参照)。
形時には、先ず、上型12が最上方位置から所定の位置
まで下降する。これにに伴って、前記スペーサブロック
17が上型12の型面12aに押圧されてスプリング1
8のばね力に抗して下降する。前記上型12が所定の位
置に達したとき、溶融合成樹脂Mが注入通路13を経て
ゲート14から上下型11、12の型面11a、12a
間の成形隙間15内に注入される(図6参照)。
【0006】次いで、図7に示すように、前記上型12
がさらに下降し、所定の成形隙間15を保持して下死点
位置に到達して型締めされ、溶融合成樹脂Mの射出圧お
よび型締めによる流動によって、溶融合成樹脂Mが上下
型11、12間に形成される所定の成形隙間15に充足
される。
がさらに下降し、所定の成形隙間15を保持して下死点
位置に到達して型締めされ、溶融合成樹脂Mの射出圧お
よび型締めによる流動によって、溶融合成樹脂Mが上下
型11、12間に形成される所定の成形隙間15に充足
される。
【0007】ここで、前記上型12の下降に伴って、ス
ペーサブロック17は、頭部17aを下型11の型面1
1a上に突出させた状態で収容凹部19内に後退する。
このとき、前記スペーサブロック17の突出した頭部1
7aによって成形隙間15に充足される溶融合成樹脂M
に、頭部17aの断面形状に等しい形状の貫通孔2が形
成される。これによって、合成樹脂成形品1がプレスモ
ールド成形されると共に、合成樹脂成形品1の所定部位
に貫通孔2が形成される。
ペーサブロック17は、頭部17aを下型11の型面1
1a上に突出させた状態で収容凹部19内に後退する。
このとき、前記スペーサブロック17の突出した頭部1
7aによって成形隙間15に充足される溶融合成樹脂M
に、頭部17aの断面形状に等しい形状の貫通孔2が形
成される。これによって、合成樹脂成形品1がプレスモ
ールド成形されると共に、合成樹脂成形品1の所定部位
に貫通孔2が形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等の更なる研究によれば、前記の合成樹脂成形品1の
孔空け方法では、前記上下型11、12の成形隙間15
内に予めスペーサブロック17の頭部17aが突出して
おり、このため、ゲート14から成形隙間15内に注入
された溶融合成樹脂Mの射出圧および型締めによる流動
が、下型11の収容凹部19内から突出したスペーサブ
ロック17の頭部17aによって一部阻害され、その結
果、頭部17aよりも下流側に、機械的強度がやや弱い
ウエルドラインなどの欠陥が生成される虞があることを
知見した。
者等の更なる研究によれば、前記の合成樹脂成形品1の
孔空け方法では、前記上下型11、12の成形隙間15
内に予めスペーサブロック17の頭部17aが突出して
おり、このため、ゲート14から成形隙間15内に注入
された溶融合成樹脂Mの射出圧および型締めによる流動
が、下型11の収容凹部19内から突出したスペーサブ
ロック17の頭部17aによって一部阻害され、その結
果、頭部17aよりも下流側に、機械的強度がやや弱い
ウエルドラインなどの欠陥が生成される虞があることを
知見した。
【0009】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、貫通孔の近傍にウエルドラインなどの欠陥
が生成されることのない、合成樹脂成形品の成形方法を
提供することを目的とする。
れたもので、貫通孔の近傍にウエルドラインなどの欠陥
が生成されることのない、合成樹脂成形品の成形方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上下
型間に注入した溶融合成樹脂をプレスモールド成形して
得られる合成樹脂成形品の所定部位に、貫通孔を形成し
てなる合成樹脂成形品の成形方法において、前記上型の
所定位置で、上下型間の成形隙間に溶融合成樹脂を注入
する溶融合成樹脂注入工程と、前記上型が所定位置から
下降して、前記溶融合成樹脂を加圧し、所定の成形隙間
を保持して下死点位置に至る型締め工程と、前記上型が
下死点位置に至る直前乃至下死点位置に至った後、前記
上下型の一方の型に付設したピンを成形隙間に突出させ
て合成樹脂成形品の所定部位に貫通孔を形成する孔空け
工程と、から構成してある。
型間に注入した溶融合成樹脂をプレスモールド成形して
得られる合成樹脂成形品の所定部位に、貫通孔を形成し
てなる合成樹脂成形品の成形方法において、前記上型の
所定位置で、上下型間の成形隙間に溶融合成樹脂を注入
する溶融合成樹脂注入工程と、前記上型が所定位置から
下降して、前記溶融合成樹脂を加圧し、所定の成形隙間
を保持して下死点位置に至る型締め工程と、前記上型が
下死点位置に至る直前乃至下死点位置に至った後、前記
上下型の一方の型に付設したピンを成形隙間に突出させ
て合成樹脂成形品の所定部位に貫通孔を形成する孔空け
工程と、から構成してある。
【0011】ここで、合成樹脂成形品の所定部位に貫通
孔を形成するために、前記上下型の一方に、成形隙間内
に突出可能なピンを付設させておく。前記ピンは油圧シ
リンダ装置や空圧シリンダ装置によって突出操作する
か、或いは電気振動を用いて突出操作するように構成す
ることが可能である。また、各シリンダ装置と電気振動
や超音波振動とを組合わせることも可能である。
孔を形成するために、前記上下型の一方に、成形隙間内
に突出可能なピンを付設させておく。前記ピンは油圧シ
リンダ装置や空圧シリンダ装置によって突出操作する
か、或いは電気振動を用いて突出操作するように構成す
ることが可能である。また、各シリンダ装置と電気振動
や超音波振動とを組合わせることも可能である。
【0012】本発明によれば、前記上型の所定位置で、
上下型間の成形隙間内に溶融合成樹脂を注入した後、前
記上型を所定位置から下死点位置まで下降させて型締め
する。前記上型が下死点位置に至る直前乃至下死点に至
った後、前記一方の型に付設したピンを上下型間の成形
隙間に突出させ、合成樹脂成形品所定位置に貫通孔を形
成する。尚、前記ピンを成形隙間内に突出させる時期
は、成形隙間内での溶融合成樹脂の流動がほぼ停止した
時期が選択される。
上下型間の成形隙間内に溶融合成樹脂を注入した後、前
記上型を所定位置から下死点位置まで下降させて型締め
する。前記上型が下死点位置に至る直前乃至下死点に至
った後、前記一方の型に付設したピンを上下型間の成形
隙間に突出させ、合成樹脂成形品所定位置に貫通孔を形
成する。尚、前記ピンを成形隙間内に突出させる時期
は、成形隙間内での溶融合成樹脂の流動がほぼ停止した
時期が選択される。
【0013】これによって、所定位置に貫通孔を有する
合成樹脂成形品が形成される。ここで、前記ピンは上型
が下死点位置に至る直前乃至下死点に至った後、成形隙
間内に突出するから、ピンが溶融合成樹脂の流動を阻害
することがない。
合成樹脂成形品が形成される。ここで、前記ピンは上型
が下死点位置に至る直前乃至下死点に至った後、成形隙
間内に突出するから、ピンが溶融合成樹脂の流動を阻害
することがない。
【0014】したがって、貫通孔の近傍にウエルドライ
ンなどの欠陥が生成されることのない合成樹脂成形品が
得られる。
ンなどの欠陥が生成されることのない合成樹脂成形品が
得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて詳述する。尚、前記従来例と同一構
成部分には同一符号を付して説明する。
て、図面に基づいて詳述する。尚、前記従来例と同一構
成部分には同一符号を付して説明する。
【0016】図1乃至図3は本発明の成形方法を適用可
能な成形装置の断面図である。図において10は成形装
置で、この成形装置10は、所定の型面11aを有する
下型11と、この下型11の型面11aに対応する型面
12aを有して昇降可能な上型12とを有している。
能な成形装置の断面図である。図において10は成形装
置で、この成形装置10は、所定の型面11aを有する
下型11と、この下型11の型面11aに対応する型面
12aを有して昇降可能な上型12とを有している。
【0017】前記下型11には、溶融合成樹脂Mを注入
する注入通路13とゲート14とが設けられている。ま
た、この実施の形態において、前記上型12には、図5
に示す合成樹脂成形品1の所定部位に、貫通孔2を形成
するためのピン22が付設されている。
する注入通路13とゲート14とが設けられている。ま
た、この実施の形態において、前記上型12には、図5
に示す合成樹脂成形品1の所定部位に、貫通孔2を形成
するためのピン22が付設されている。
【0018】前記ピン22は、貫通孔2の形状に対応す
る断面形状を有しており、上型12に設けられた収容凹
部23内に摺動可能に収容され、油圧シリンダー装置2
1によって上下動可能である。また、前記ピン22の下
端面22aは、常態にあっては上型12の型面12aと
同一面を形成するように、油圧シリンダー装置21によ
って位置決めされている。
る断面形状を有しており、上型12に設けられた収容凹
部23内に摺動可能に収容され、油圧シリンダー装置2
1によって上下動可能である。また、前記ピン22の下
端面22aは、常態にあっては上型12の型面12aと
同一面を形成するように、油圧シリンダー装置21によ
って位置決めされている。
【0019】前記下型11には、ピン22に対向する位
置に、溶融合成樹脂Mの加圧圧力に耐える可動ブロック
24が設けられている。前記可動ブロック24は下型1
1に設けられた収容凹部26内に摺動自在に収容され
て、スプリング25によって常時上方に付勢されてい
る。また、前記可動ブロック24の上端面24aは、常
態にあっては下型11の型面11aと同一面を形成する
ように、スプリング25によって位置決めされている。
置に、溶融合成樹脂Mの加圧圧力に耐える可動ブロック
24が設けられている。前記可動ブロック24は下型1
1に設けられた収容凹部26内に摺動自在に収容され
て、スプリング25によって常時上方に付勢されてい
る。また、前記可動ブロック24の上端面24aは、常
態にあっては下型11の型面11aと同一面を形成する
ように、スプリング25によって位置決めされている。
【0020】次に、合成樹脂成形品1の成形方法につい
て説明する。
て説明する。
【0021】まず、図1に示すように、前記上型12を
最上方位置から所定位置まで下降させ、この上型12の
所定位置で、上下型11、12の型面11a、12a間
の成形隙間15内に、注入通路13及びゲート14を介
して溶融合成樹脂Mを注入する(注入工程)。
最上方位置から所定位置まで下降させ、この上型12の
所定位置で、上下型11、12の型面11a、12a間
の成形隙間15内に、注入通路13及びゲート14を介
して溶融合成樹脂Mを注入する(注入工程)。
【0022】次に、図2に示すように、前記上型12が
更に下降させ、溶融合成樹脂Mを加圧しながら所定の成
形隙間15を保持して下死点位置に至り、型締めされる
(型締め工程)。尚、前記上型12が下死点位置に至る
直前では、この上型12に付設されたピン22の下端面
22aは上型12の型面12aと同一面にあり、可動ブ
ロック24の上端面24aは下型11の型面11aと同
一面にある。
更に下降させ、溶融合成樹脂Mを加圧しながら所定の成
形隙間15を保持して下死点位置に至り、型締めされる
(型締め工程)。尚、前記上型12が下死点位置に至る
直前では、この上型12に付設されたピン22の下端面
22aは上型12の型面12aと同一面にあり、可動ブ
ロック24の上端面24aは下型11の型面11aと同
一面にある。
【0023】前記上型12が下死点位置に至る直前乃至
下死点位置に至った後、図3に示すように、上型12に
付設したピン22を油圧シリンダー装置21の作動によ
って成形隙間15に突出させて、合成樹脂成形品1の所
定部位にピン22の断面形状に等しい形状の貫通孔2を
形成する(孔空け工程)。
下死点位置に至った後、図3に示すように、上型12に
付設したピン22を油圧シリンダー装置21の作動によ
って成形隙間15に突出させて、合成樹脂成形品1の所
定部位にピン22の断面形状に等しい形状の貫通孔2を
形成する(孔空け工程)。
【0024】このとき、前記成形隙間15内の合成樹脂
成形品1は十分に硬化する前の状態であり、ピン22に
よって貫通孔2を容易に抜くことができる。また、前記
可動ブロック24はピン22によって抜かれた板状の抜
き片1aを伴って、ピン22に押圧されてスプリング2
5のばね力に抗して、ピン22の突出分だけ下降する。
前記板状の抜き片1aは、合成樹脂成形体1を成形後
に、この合成樹脂成形体1を成形隙間15内から取出す
ときに取り除かれる。これによって、所定位置に貫通孔
2を有する合成樹脂成形品1が得られる。
成形品1は十分に硬化する前の状態であり、ピン22に
よって貫通孔2を容易に抜くことができる。また、前記
可動ブロック24はピン22によって抜かれた板状の抜
き片1aを伴って、ピン22に押圧されてスプリング2
5のばね力に抗して、ピン22の突出分だけ下降する。
前記板状の抜き片1aは、合成樹脂成形体1を成形後
に、この合成樹脂成形体1を成形隙間15内から取出す
ときに取り除かれる。これによって、所定位置に貫通孔
2を有する合成樹脂成形品1が得られる。
【0025】ここで、前記ピン22は上型12が下死点
位置に至る直前乃至下死点に至った後、成形隙間15内
に突出するから、ピン22が溶融合成樹脂Mの流動を阻
害することがない。
位置に至る直前乃至下死点に至った後、成形隙間15内
に突出するから、ピン22が溶融合成樹脂Mの流動を阻
害することがない。
【0026】したがって、貫通孔2の近傍にウエルドラ
インなどの欠陥が生成されることのない合成樹脂成形品
1が得られる。
インなどの欠陥が生成されることのない合成樹脂成形品
1が得られる。
【0027】図4は本発明の成形方法を適用可能な別の
成形装置の断面図で、これが前記実施の形態と変わると
ころは、上型12の収容凹部23に収容されたピン22
に電気振動を発生させる発振機27を付属させると共
に、下型11の収容凹部26に収容された可動ブロック
24を、スプリングに変えて油圧シリンダー装置28で
付勢するようにした点である。尚、その他の構成は前記
実施の形態と同様であるから、同一構成部分には同一符
号を付し、その重複する説明を省略する。
成形装置の断面図で、これが前記実施の形態と変わると
ころは、上型12の収容凹部23に収容されたピン22
に電気振動を発生させる発振機27を付属させると共
に、下型11の収容凹部26に収容された可動ブロック
24を、スプリングに変えて油圧シリンダー装置28で
付勢するようにした点である。尚、その他の構成は前記
実施の形態と同様であるから、同一構成部分には同一符
号を付し、その重複する説明を省略する。
【0028】斯かる構成によれば、前記上型12が下死
点位置に至る直前乃至下死点位置に至った後、上型12
に付設したピン22を油圧シリンダー装置21の作動に
よって成形隙間15に突出させると共に、発振機27に
よる電気振動をピン22に与え、合成樹脂成形品1の所
定部位にピン22の断面形状に等しい形状の貫通孔2を
形成する(孔空け工程)。
点位置に至る直前乃至下死点位置に至った後、上型12
に付設したピン22を油圧シリンダー装置21の作動に
よって成形隙間15に突出させると共に、発振機27に
よる電気振動をピン22に与え、合成樹脂成形品1の所
定部位にピン22の断面形状に等しい形状の貫通孔2を
形成する(孔空け工程)。
【0029】このとき、前記発振機に27よる電気振動
を合成樹脂成形品1に与えることによって、所定の形状
に沿って合成樹脂成形品1を溶かして、貫通孔2を形成
することが可能となる。また、前記可動ブロック24を
油圧シリンダー21によって付勢することにより、成形
時の溶融合成樹脂の圧力に十分耐えるようにすることが
できる。
を合成樹脂成形品1に与えることによって、所定の形状
に沿って合成樹脂成形品1を溶かして、貫通孔2を形成
することが可能となる。また、前記可動ブロック24を
油圧シリンダー21によって付勢することにより、成形
時の溶融合成樹脂の圧力に十分耐えるようにすることが
できる。
【0030】したがって、この場合も、前記実施の形態
で述べたと同様の作用効果が得られる。
で述べたと同様の作用効果が得られる。
【0031】尚、前記油圧シリンダ装置21を廃止し
て、発振機27のみを設ける構成としてもよく、また、
発振機27は超音波振動を発生させる発振機とすること
も可能である。
て、発振機27のみを設ける構成としてもよく、また、
発振機27は超音波振動を発生させる発振機とすること
も可能である。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、貫通孔の近傍にウエルドラインなどの欠陥が生成さ
れることのない合成樹脂成形品が得られる。
ば、貫通孔の近傍にウエルドラインなどの欠陥が生成さ
れることのない合成樹脂成形品が得られる。
【図1】本発明の成形方法を適用可能な成形装置の断面
図で、成形隙間内に溶融合成樹脂を注入した状態の図面
である。
図で、成形隙間内に溶融合成樹脂を注入した状態の図面
である。
【図2】同じく、型締め工程を示す図面である。
【図3】同じく、孔空け工程を示す図面である。
【図4】本発明の成形方法を適用可能な別の成形装置の
断面図である。
断面図である。
【図5】合成樹脂成形品の断面図である。
【図6】従来の成形装置の断面図で、成形隙間内に溶融
合成樹脂を注入した状態の図面である。
合成樹脂を注入した状態の図面である。
【図7】同じく、型締め工程を示す図面である。
1 合成樹脂成形品 2 貫通孔 10 成形装置 11 下型 12 上型 15 成形隙間 22 ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 上下型間の成形隙間に注入した溶融合成
樹脂をプレスモースルド成形して得られる合成樹脂成形
品の所定部位に、貫通孔を形成してなる合成樹脂成形品
の成形方法において、前記上型の所定位置で、上下型間
の成形隙間に溶融合成樹脂を注入する溶融合成樹脂注入
工程と、前記上型が所定位置から下降して、前記溶融合
成樹脂を加圧し、所定の成形隙間を保持して下死点位置
に至る型締め工程と、前記上型が下死点位置に至る直前
乃至下死点位置に至った後、前記上下型の一方の型に付
設したピンを成形隙間に突出させ、合成樹脂成形品の所
定部位に貫通孔を形成する孔空け工程と、からなること
を特徴とする合成樹脂成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25224996A JPH1076550A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 合成樹脂成形品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25224996A JPH1076550A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 合成樹脂成形品の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1076550A true JPH1076550A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17234603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25224996A Pending JPH1076550A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 合成樹脂成形品の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1076550A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007331119A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Teijin Chem Ltd | 孔を有する樹脂成形体の製造方法 |
JP2008254257A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Seiko Epson Corp | 合成樹脂成形品の製造方法及び製造装置 |
JP2009220546A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-01 | Seiko Epson Corp | 射出成形装置及び射出成形品の成形方法 |
CN110103430A (zh) * | 2019-05-29 | 2019-08-09 | 中南大学 | 微注射成型用超声塑化系统 |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP25224996A patent/JPH1076550A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110103430B (zh) * | 2019-05-29 | 2024-01-26 | 中南大学 | 微注射成型用超声塑化系统 |
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