JPH05425A - 成形方法 - Google Patents

成形方法

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JPH05425A
JPH05425A JP2660391A JP2660391A JPH05425A JP H05425 A JPH05425 A JP H05425A JP 2660391 A JP2660391 A JP 2660391A JP 2660391 A JP2660391 A JP 2660391A JP H05425 A JPH05425 A JP H05425A
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cavity
press
resin
extension
vibration
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Tetsuo Yumoto
哲男 湯本
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Sankyo Kasei Co Ltd
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Sankyo Kasei Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/57Exerting after-pressure on the moulding material
    • B29C45/572Exerting after-pressure on the moulding material using movable mould wall or runner parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/57Exerting after-pressure on the moulding material
    • B29C45/572Exerting after-pressure on the moulding material using movable mould wall or runner parts
    • B29C2045/577Exerting after-pressure on the moulding material using movable mould wall or runner parts pushing the material in the runner channel until a pin or slider reaches the mould cavity wall

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 圧入ピン15の押込み跡をきれいに仕上げる
ようにする。 【構成】 樹脂をキャビティ51ヘ注入する際に、樹脂
をキャビティ51内に満杯に充満することなく、樹脂の
未充填部Bがキャビティ51内に発生するようにし、そ
の後圧入ピン15を振動させながらキャビティ51から
伸びている延長部内に延出して、延出部内の樹脂に振動
を伝播させつつ、トンネルゲート部55を切断すると共
に、樹脂をキャビティ51内に押込み、キャビティ51
の入口に達した時点で押込みを停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばトンネルゲー
トより材料をキャビティ内に注入して成形品を形成する
成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開昭60−151013
号において射出成形方法を提案している。この射出成形
方法は、ゲート跡の処理やバリの除去作業を不要にする
ために樹脂をランナからトンネルゲートを経てキャビテ
ィに連らなる延長部を設けて、樹脂を上記キャビティ内
に注入する際に、上記キャビティ内に一杯に充填するこ
となく、注入する樹脂の量を上記延長部の容積とほぼ同
一の未充填部がキャビティ内に発生するようにし、その
後圧入ピンを上記延長部内に延出して、トンネルゲート
を切断すると共に、延長部内の樹脂をキャビティ内に圧
入し、キャビティの入口に達した時点で圧入を停止する
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記成形方法は、その
目的を十分達成でき、そのために現在有効に利用されて
いるが、改良すべき点とし下記のものがある。すなわ
ち、圧入ピンを前進させて切断しながら延長部内の樹脂
をキャビティ内に押込むのであるが、樹脂は延長部内周
面に接している部分は中心の部分より固化速度が速くな
り、このために例えは液晶樹脂のような固化速度の速い
樹脂にあっては、硬化した状態で押込むことがあり、こ
のような場合には圧入ピンによる押込み跡が成形品に残
り、成形品の品質を落する不都合があった。このために
注入する樹脂を成形品の種類によって選択する必要もあ
った。
【0004】本発明の目的は、押込み跡をきれいに仕上
げるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の成形方法は、材
料をランナからゲート部を経てキャビティに連なる延長
部を介して上記キャビティ内に注入する製法であり、上
記材料の注入の際に、材料を上記キャビティ内に満杯に
充満することなく、注入する材料の量を上記延長部の容
積とほぼと同一の未充填部がキャビティ内に発生するよ
うにし、延長部内に延出する圧入体を振動させておき、
その後圧入体が上記延長部内に延出して、ゲート部を切
断すると共に、延長部内の材料をキャビティ内に押込
み、キャビティの入口に達した時点で押込みを停止する
ものであって、延長部内の上記材料は上記圧入体を通じ
て振動が付与されるのである。
【0006】延長部内の材料に対して圧入体を通じて振
動が付与される場合には、下記のものがある。第1は、
圧入体を振動させながら延長部内に延出して材料に振動
を付与する場合である。この場合、圧入体の延出前に、
延長部内の材料に予備振動を付与しても、また付与しな
くてもよい。そして圧入体がキャビティの入口に達した
時点で押込みを停止し、停止後に振動を停止しても、所
定時間振動を継続させてもよい。第2は、予備振動後、
圧入体はこれを振動させることなく延長部内を延出して
押込み動作をし、キャビティの入口に達した時点で押込
みを停止し、停止後圧入体を再び所定時間振動させる場
合である。
【0007】
【作用】圧入体の振動が延長部内の注入材料に伝達され
て、振動エネルギーが熱エネルギーに変換されて、硬化
しつつある延長部内の材料は軟化することになる。
【0008】
【実施例】本発明の成形方法を実施するために使用する
射出成形金型装置を図1及び図2を参照して説明する。
固定側型板1は固定側取付け板2によって取付けられて
おり、固定側型板及び取付け板の中央部にはスプルーブ
ッシュ3が挿着され、ロケートリング4によって固定さ
れている。可動側型板5は、受け板6及びスペーサブロ
ック7を介して可動側取付け板8によって移動可能に設
けてある。
【0009】可動側型板5にはキャビティ51を設けて
ある。可動側型板5には逃しピン18を軸心方向に移動
可能に設けてあり、逃しピンの先端面はキャビティ51
の底面に達している。逃しピン18の後端部には受け板
6の穴部に収納されている圧力調整ばね19が接してお
り、この逃しピンは、常に圧力調整ばねによってキャビ
ティ51側へのばね力が付勢されている。
【0010】上記スペーサブロック7の中空部内壁の中
央部には突条7aを突設してあり、この中空部にはエジ
ェクタプレート9及び摺動板10が対向して平行状に挿
置されている。
【0011】そして可動側取付け板8には2つの透孔8
a,8bを形成してあり、それぞれの透孔にはシリンダ
(図示せず。)のラム11,12が貫通し、一方のラム
12は摺動板10に連結し、他方のラム11はこの摺動
板の透孔10aを貫通し、その先端はエジェクタプレー
ト9に連結している。
【0012】エジェクタプレート9の前面には、スプル
ーロックピン13及びエジェクタピン14を突設してあ
り、このエジェクタピンは可動側型板5のキャビティ5
1内に突出可能となっている。
【0013】摺動板10の前面には、圧入体を構成して
いる圧入ピン15を突設してあり、この圧入ピンは、エ
ジェクタプレート9の透孔9aを貫通し、キャビティ5
1への樹脂の入口52と同一平面となるように延出可能
となっている。摺動板10には加振装置(図示せず。)
からの振動が付与されているために、圧入ピンも振動可
能である。
【0014】図2において、キャビティ51の底面に形
成されている樹脂の入口52には、キャビティの延長部
53を連通状態に設けてあり、この延長部にはランナ5
4と連通しているトンネルゲート部55が連通されてい
る。
【0015】なお、固定側型板1にはブッシュ16を挿
着してあり、可動側型板5から突出しているガイドピン
17がこのブュシュ内に挿入されている。
【0016】次に成形品の成形方法を説明する。図1の
状態において、スプルーブッシュ3より樹脂Aを射出注
入すると、樹脂は図2に示すようにランナ54、トンネ
ルゲート部55を通ってキャビティ延長部53に入り、
さらに入口52よりキャビティ51内に流入する。
【0017】この時、キャビティ51内には樹脂Aが満
杯に充填されていない。すなわち樹脂の末充填部Bが発
生するようにする。この時の樹脂の注入量は末充填部B
の容積と、延出部53の容積とがほぼ同一となるように
しておく。同時に、圧入ピン15には摺動板10を通じ
て予め振動をさせておく。
【0018】なお、成形後の成形品の経時収縮を考慮す
ると、その分延長部53の容積の方を末充填部Bのそれ
より幾分多めにしておくことは、さらに望ましい。
【0019】その後、樹脂が末だ加熱状態にあって流動
性を有する状態において、シリンダのラム12を延出さ
せると、圧入ピン15は、延長部53内に延出してトン
ネルゲート55を切断し、この圧入ピンの先端面によっ
て延長部内の樹脂Aをキャビティ51内に押込み、図3
に示すようにこの先端面をキャビティの入口52の面と
一致させる。この時、圧入ピン15には摺動板10を通
じて加振周波数約20Hzの振動が与えられている。こ
のために圧入ピン15は、振動しながら樹脂を切断し押
圧し、最終的にキャビティ51内に押込むので、樹脂
は、その振動により特に延長部内周面に接している樹脂
は硬化が妨げられるので、樹脂全体が軟化した状態でキ
ャビティ内に移動する。
【0020】キャビティ51内の樹脂が硬化した後は、
可動側型板5を作動させて固定側型板1との間を開き、
ラム11の作用によってエジェクタピン14とスプルー
ロックピン13を伸出させて、成形品をキャビティより
突き出す。
【0021】上例では、圧入ピン15に摺動板10を通
じて予め振動をさせておくが、圧入ピンの延出過程では
振動を停止させ、圧入ピン先端面がキャビティの入口5
2に達した時点で、再び振動(事後振動)をさせるよう
にしてもよい。圧入ピン15への振動は、延出過程にお
いてのみ与えるようにしもよく、また予備振動と延出過
程における振動のみとしてもよく、さらに、延出過程に
おける振動と事後振動のみとしてもよい。
【0022】図4及び図5には、他の例として、上記ト
ンネルゲート(サブマリンゲート)に代えてタブゲート
が示されている。図4において、ランナ20からタブ2
1を経て、ゲート部22を振動装置から振動が与えられ
る圧入ピン23により切断する。切断後、エジェクタピ
ン24,24aにより成形品P1を突き出す。25はエ
ジェクタピン、26はスプルー、27はコールドスラッ
グウェル部、28はキャビティである。
【0023】図6及び図7には、さらに他の例として、
ディスクゲートが示されている。図6において、環状の
ゲート部29は、パイプ状の圧入体30により切断され
る。圧入体30は上例と同様に所定周波数の振動が与え
られる。その他の構成は上例と実質的に同一である。3
1,31aはエジェクタピンであり、各エジェクタピン
で中心に孔を有している円板状の成形品P2を突き出
す。32はスプルー、33はコールドスラッグウェル
部、34はキャビティ、35はエジェクタピンである。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、圧入体は振動を材料に
与えるので、材料は硬化を妨げられ軟化したままキャビ
ティ内に押込まれるので、圧入体の跡がきれいになり、
成形品の品質を維持できると共に、硬化速度の速い材料
であっても上記効果を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施に使用する射出成形金型装置の
断面図である。
【図2】樹脂の充填状態を示す拡大断面図である。
【図3】圧入ピンにより樹脂を押込んだ状態を示す拡大
断面図である。
【図4】タブゲートに使用した例を示し、キャビティと
圧入ピンとの関係を示す拡大断面図である。
【図5】図4の例により形成された成形品の斜視図であ
る。
【図6】ディスクゲートに使用した例を示し、キャビテ
ィと圧入体との関係を示す拡大断面図である。
【図7】図6の例により形成された成形品の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
10 摺動板 15 圧入ピン 20 ランナ 22 ゲート部 23 圧入ピン 28 キャビティ 29 ゲート部 30 圧入体 34 キャビティ 51 キャビティ 52 入口 53 延長部 54 ランナ 55 トンネルゲート部 A 材料(樹脂) B 未充填部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 成形方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばトンネルゲー
トより材料をキャビティ内に注入して成形品を形成する
成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開昭60−151013
号において射出成形方法を提案している。この射出成形
方法は、ゲート跡の処理やバリの除去作業を不要にする
ために樹脂をランナからトンネルゲートを経てキャビテ
ィに連らなる延長部を設けて、樹脂を上記キャビティ内
に注入する際に、上記キャビティ内に一杯に充填するこ
となく、注入する樹脂の量を上記延長部の容積とほぼ同
一の未充填部がキャビティ内に発生するようにし、その
後圧入ピンを上記延長部内に延出して、トンネルゲート
を切断するとともに、延長部内の樹脂をキャビティ内に
圧入し、キャビティの入口に達した時点で圧入を停止す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記成形方法は、その
目的を十分達成でき、そのために現在有効に利用されて
いるが、改良すべき点とし下記のものがある。すなわ
ち、圧入ピンを前進させて切断しながら延長部内の樹脂
をキャビティ内に押込むのであるが、樹脂は延長部内周
面に接している部分は中心の部分より固化速度が速くな
り、このため、例えば液晶樹脂のような固化速度の速い
樹脂にあっては、延長部内周面に接した部分が半固化し
た状態で押込むことがあり、このような場合には圧入ピ
ンによる押込み跡が成形品に残り、成形品の品質を落す
る不都合があった。このために注入する樹脂を、成形品
の種類によって選択する必要もあった。
【0004】本発明の目的は、押込み跡をきれいに仕上
げるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の成形方法は、材
料をランナからゲート部を経てキャビティに連なる延長
部を介して上記キャビティ内に注入する製法であり、上
記材料の注入の際に、材料を上記キャビティ内に満杯に
充満することなく、注入する材料の量を上記延長部の容
積とほぼと同一の未充填部がキャビティ内に発生するよ
うにし、延長部内に延出する圧入体を振動させておき、
その後圧入体が上記延長部内に延出して、ゲート部を切
断するとともに、延長部内の材料をキャビティ内に押込
み、キャビティの入口に達した時点で押込みを停止する
ものであって、良好な仕上げ跡を得るために延長部内の
上記材料は上記圧入体を通じて所定の加振周波数の振動
が付与されるのである。
【0006】延長部内の材料に対して圧入体を通じて振
動が付与される場合には、下記のものがある。第1は、
圧入体を振動させながら延長部内に延出して材料に振動
を付与する場合である。この場合、圧入体の延出前に、
延長部内の材料に予備振動を付与しても、また付与しな
くてもよい。そして圧入体がキャビティの入口に達した
時点で押込みを停止し、停止後に振動を停止しても、所
定時間振動を継続させてもよい。第2は、予備振動後、
圧入体はこれを振動させることなく延長部内を延出して
押込み動作をし、キャビティの入口に達した時点で押込
みを停止し、停止後圧入体を再び所定時間振動させる場
合である。
【0007】
【作用】圧入体の振動が延長部内の注入材料に伝達され
て、振動エネルギーが熱エネルギーに変換されて、固化
しつつある延長部内の材料は軟化し、圧入体の延出によ
りキャビティ内に移動し、拡散することになる。
【0008】
【実施例】本発明の成形方法を実施するために使用する
射出成形金型装置を、図1及び図2を参照して説明す
る。固定側型板1は固定側取付け板2によって取り付け
られており、固定側型板及び取付け板の中央部にはスプ
ルーブッシュ3が挿着され、ロケートリング4によって
固定されている。可動側型板5は、受け板6及びスペー
サブロック7を介して可動側取付け板8によって移動可
能に設けてある。
【0009】可動側型板5にはキャビティ51を設けて
ある。可動側型板5には逃しピン18を軸心方向に移動
可能に設けてあり、逃しピンの先端面はキャビティ51
の底面に達している。逃しピン18の後端部には受け板
6の穴部に収納されている圧力調整ばね19が接してお
り、この逃しピンは、常に圧力調整ばねによってキャビ
ティ51側へのばね力が付勢されている。
【0010】上記スペーサブロック7の中空部内壁の中
央部には突条7aを突設してあり、この中空部にはエジ
ェクタプレート9及び摺動板10が対向して平行状に挿
置されている。
【0011】そして、可動側取付け板8には2つの透孔
8a,8bを形成してあり、それぞれの透孔にはシリン
ダ(図示せず。)のラム11,12が貫通し、一方のラ
ム12は摺動板10に連結し、他方のラム11はこの摺
動板の透孔10aを貫通し、その先端はエジェクタプレ
ート9に連結している。
【0012】エジェクタプレート9の前面には、スプル
ーロックピン13及びエジェクタピン14を突設してあ
り、このエジェクタピンは可動側型板5のキャビティ5
1内に突出可能となっている。
【0013】摺動板10の前面には、圧入体を構成して
いる圧入ピン15を突設してあり、この圧入ピンは、エ
ジェクタプレート9の透孔9aを貫通し、キャビティ5
1への樹脂の入口52と同一平面となるように延出可能
となっている。摺動板10には加振装置(図示せず。)
からの振動が付与されているために、圧入ピンも振動可
能である。
【0014】図2において、キャビティ51の底面に形
成されている樹脂の入口52には、キャビティの延長部
53を連通状態に設けてあり、この延長部にはランナ5
4と連通しているトンネルゲート部55が連通されてい
る。
【0015】なお、固定側型板1にはブッシュ16を挿
着してあり、可動側型板5から突出しているガイドピン
17がこのブュシュ内に挿入されている。
【0016】次に、成形品の成形方法を説明する。図1
の状態において、スプルーブッシュ3より樹脂Aを射出
注入すると、樹脂は図2に示すようにランナ54、トン
ネルゲート部55を通ってキャビティ延長部53に入
り、さらに入口52よりキャビティ51内に流入する。
【0017】この時、キャビティ51内には樹脂Aが満
杯に充填されていない。すなわち、樹脂の末充填部Bが
発生するようにする。この時の樹脂の注入量は末充填部
Bの容積と、延出部53の容積とがほぼ同一となるよう
にしておく。同時に、圧入ピン15には摺動板10を通
じて予め振動をさせておく。
【0018】なお、成形後の成形品の経時収縮を考慮す
ると、その分延長部53の容積の方を末充填部Bのそれ
より幾分多めにしておくことは、さらに望ましい。
【0019】その後、樹脂が末だ加熱状態にあって流動
性を有する状態において、シリンダのラム12を延出さ
せると、圧入ピン15は、延長部53内に延出してトン
ネルゲート55を切断し、この圧入ピンの先端面によっ
て延長部内の樹脂Aをキャビティ51内に押込み、図3
に示すようにこの先端面をキャビティの入口52の面と
一致させる。この時、圧入ピン15には摺動板10を通
じて加振周波数が数Hz〜10Hzの振動が与えられて
いる。このために圧入ピン15は、振動しながら樹脂を
切断し押圧し、最終的にキャビティ51内に押込むの
で、樹脂は、その振動により特に延長部内周面に接して
いる樹脂は固化が妨げられるので、樹脂全体が軟化した
状態でキャビティ内に移動し、拡散する。
【0020】キャビティ51内の樹脂が固化した後は、
可動側型板5を作動させて固定側型板1との間を開き、
ラム11の作用によってエジェクタピン14とスプルー
ロックピン13を伸出させて、成形品をキャビティより
突き出す。
【0021】上例では、圧入ピン15に摺動板10を通
じて予め振動をさせておくが、圧入ピンの延出過程では
振動を停止させ、圧入ピン先端面がキャビティの入口5
2に達した時点で、再び振動(事後振動)をさせるよう
にしてもよい。圧入ピン15への振動は、延出過程にお
いてのみ与えるようにしもよく、また、予備振動と延出
過程における振動のみとしてもよく、さらに、延出過程
における振動と事後振動のみとしてもよい。
【0022】図4及び図5には、他の例として、上記ト
ンネルゲート(サブマリンゲート)に代えてタブゲート
が示されている。図4において、ランナ20からタブ2
1を経て、ゲート部22を振動装置から振動が与えられ
る圧入ピン23により切断する。切断後、エジェクタピ
ン24,24aにより成形品P1を突き出す。25はエ
ジェクタピン、26はスプルー、27はコールドスラッ
グウェル部、28はキャビティである。
【0023】図6及び図7には、さらに他の例として、
ディスクゲートが示されている。図6において、環状の
ゲート部29は、パイプ状の圧入体30により切断され
る。圧入体30は上例と同様に所定周波数の振動が与え
られる。その他の構成は上例と実質的に同一である。3
1,31aはエジェクタピンであり、各エジェクタピン
で中心に孔を有している円板状の成形品P2を突き出
す。32はスプルー、33はコールドスラッグウェル
部、34はキャビティ、35はエジェクタピンである。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、圧入体は振動を材料に
与えるので、材料は固化を妨げられ軟化したままキャビ
ティ内に押込まれるので、圧入体の跡がきれいになり、
成形品の品質を維持できるとともに、固化速度の速い材
料であっても上記効果を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施に使用する射出成形金型装置の
断面図である。
【図2】樹脂の充填状態を示す拡大断面図である。
【図3】圧入ピンにより樹脂を押込んだ状態を示す拡大
断面図である。
【図4】タブゲートに使用した例を示し、キャビティと
圧入ピンとの関係を示す拡大断面図である。
【図5】図4の例により形成された成形品の斜視図であ
る。
【図6】ディスクゲートに使用した例を示し、キャビテ
ィと圧入体との関係を示す拡大断面図である。
【図7】図6の例により形成された成形品の縦断面図で
ある。
【符号の説明】 10 摺動板 15 圧入ピン 20 ランナ 22 ゲート部 23 圧入ピン 28 キャビティ 29 ゲート部 30 圧入体 34 キャビティ 51 キャビティ 52 入口 53 延長部 54 ランナ 55 トンネルゲート部 A 材料(樹脂) B 未充填部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料をランナからゲート部を経てキャビ
    ティに連なる延長部を介して上記キャビティ内に注入す
    る製法であって、上記材料の注入の際に、材料を上記キ
    ャビティ内に満杯に充満することなく、注入する材料の
    量を上記延長部の容積とほぼと同一の未充填部がキャビ
    ティ内に発生するようにし、その後圧入体が上記延長部
    内に延出して、ゲート部を切断すると共に、延長部内の
    材料をキャビティ内に押込み、キャビティの入口に達し
    た時点で押込みを停止するものであって、延長部内の上
    記材料は上記圧入体を通じて振動が付与されることを特
    徴とする成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、圧入体を振動させな
    がら延長部内に延出して材料に振動を付与することを特
    徴とする成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、圧入体の延出前に、
    延長部内の材料に予め振動を付与することを特徴とする
    成形方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、圧入体の先端部がキ
    ャビティの入口に達した時点で押込みを停止し、停止後
    圧入体を所定時間振動させることを特徴とする成形方
    法。
  5. 【請求項5】 圧入体の延出前に、延長部内の材料に予
    め振動を付与しておいてから、圧入体を振動させること
    なく延長部内を延出し、キャビティの入口に達した時点
    で押込みを停止し、停止後圧入体を所定時間振動させる
    ことを特徴とする成形方法。
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