JP3555279B2 - 多層プラスチック容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、優れた外観、光沢性、耐光性、耐衝撃性及び、防湿性能を有し、且つ、ほかの用途等で使用されていた使用済み容器の再利用を可能とした多層プラスチック容器に関し、さらには、多層押出ブロー成形法、多層延伸ブロー成形法、更には多層シートより真空又は圧空法で成形された多層プラスチック容器に関し、さらに詳しくは、多層押出ブロー成形法、多層延伸ブロー成形法、多層シートより真空又は圧空法で容器成形時に接着層を有するラベルを同時に該容器表面に貼着させた多層プラスチック容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、商品価値向上の目的で、外表面に光沢を持たせた容器が開発されてきている。具体的には、外層にポリプロピレンのランダム共重合体、あるいは低密度ポリエチレン等が積層された多層容器であるが、これらの容器の表面光沢度はせいぜい60%程度であり十分とはいえなかった。
【0003】
また従来、防湿包装用の材質として、ポリプロピレン等のポリオレフィン系の樹脂が、価格、物性、及び成形性などの点において良好であり、多く用いられている。
しかし、例えばポリプロピレンの場合、水蒸気バリア性は透湿係数0.3g・mm/m・24hr(ASTM F1249による)であり、前記以上の水蒸気バリア性が要求される内容物においては、ポリプロピレンで成形した包装のほかに、内袋あるいは乾燥剤(水蒸気吸収剤)等を併用するなどしている。しかしこの形態においては、内袋を用いることにより過剰包装となり、使用時の簡便性に乏しく廃棄物が多く出ること、あるいは乾燥剤を用いることによる内容物の混同(例えば、錠剤と間違え誤飲してしまう等)が起こりやすいこと、乾燥剤には寿命があること等の問題も考慮する必要がある。
【0004】
ポリプロピレンより水蒸気バリア性の優れた樹脂として、結晶化度が20%以下になるように環状オレフィン成分5〜60モル%を含有させたポリオレフィンがあるが、このポリオレフィン単独では成形性が悪く、更に耐衝撃性が乏しく使用に耐えないものであった。
【0005】
更に、前記ポリオレフィン樹脂は、長時間太陽光(紫外線)に暴露すると変色(黄変)してしまうなど、耐光性にも乏しく外観を著しく損ねるものであった。
【0006】
一方、他の使用済み容器(例えば、ポリエチレン樹脂製の輸液バッグ等)の再生材を多層容器の中間層として再利用した容器が開発されているが、この多層容器の外層は、通常のポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン樹脂等)が使用されており、光沢性には優れてなく、外観上好ましくないものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、耐光性、耐衝撃性、光沢性、防湿性、及び外観に優れ、且つ、他の用途等で使用されていた使用済み容器の再利用が可能な多層プラスチック容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の発明は、環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン樹脂98〜99.9重量%に、界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層を外層として有することを特徴とする少なくとも2層の樹脂構成から成る多層プラスチック容器としたものである。
【0009】
また、第2の発明は、環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン60〜97.5重量%に対し、スチレン成分を5〜60重量%有するスチレン系熱可塑性エラストマーが2.5〜40重量%溶融混合して樹脂組成物が構成され、この樹脂組成物98〜99.9重量%に界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層を外層として有することを特徴とする少なくとも2層の樹脂構成から成る多層プラスチック容器としたものである。
【0010】
また、第3の発明は、環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン樹脂97〜99.8重量%に、界面活性剤を0.1〜2.0重量%、パール材料を0.1〜1.0重量%添加した樹脂層を外層として有することを特徴とする少なくとも2層の樹脂構成から成る多層プラスチック容器としたものである。
【0011】
また、第4の発明は、環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン60〜97.5重量%に対し、スチレン成分を5〜60重量%有するスチレン系熱可塑性エラストマーが2.5〜40重量%溶融混合して樹脂組成物が構成され、この樹脂組成物97〜99.8重量%に、界面活性剤を0.1〜2.0重量%、パール材料を0.1〜1.0重量%添加した樹脂層を外層として有することを特徴とする少なくとも2層の樹脂構成から成る多層プラスチック容器としたものである。
【0012】
また、第5の発明は、環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン樹脂98〜99.9重量%に界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層を外層として、使用済みポリオレフィン系樹脂製容器の再生材料を含有する層を中間層として、ポリオレフィン系樹脂層を内層として、有することを特徴とする少なくとも3層の樹脂層から成る多層プラスチック容器としたものである。
【0013】
また、第6の発明は、環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン60〜97.5重量%に対し、スチレン成分を5〜60重量%有するスチレン系熱可塑性エラストマーが2.5〜40重量%溶融混合して樹脂組成物が構成され、この樹脂組成物98〜99.9重量%に界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層を外層として、使用済みポリオレフィン系樹脂製容器の再生材料を含有する層を中間層として、ポリオレフィン系樹脂層を内層として、有することを特徴とする少なくとも3層の樹脂層から成る多層プラスチック容器としたものである。
【0014】
また、第7の発明は、第2、第4、および第6の発明において、前記スチレン成分が5〜60重量%であるスチレン系熱可塑性エラストマーが、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、又は、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、又は、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体、又は、スチレン−エチレン/プロピレンブロック共重合体のいずれかであることを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0015】
また、第8の発明は、前記外層に配合する界面活性剤が、陽イオン性界面活性剤、又は、陰イオン性界面活性剤、又は、非極性界面活性剤、又は、両極性界面活性剤のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の多層プラスチック容器としたものである。
【0016】
また、第9の発明は、前記層構成において、内層がポリオレフィン系樹脂層であることを特徴とする請求項1乃至請求項8に記載の多層プラスチック容器としたものである。
【0017】
また、第10の発明は、前記層構成において、外層及び内層の間に、接着性樹脂層を介在させたことを特徴とする少なくとも3層の樹脂構成から成る請求項1乃至請求項9に記載の多層プラスチック容器としたものである。
【0018】
また、第11の発明は、前記層構成において、内層に前記多層プラスチック容器のリサイクル材料を含有する層を少なくとも1層有することを特徴とする請求項1乃至請求項10に記載の多層プラスチック容器としたものである。
【0019】
また、第12の発明は、前記層構成において、ガスバリア性樹脂層を少なくとも1層有することを特徴とする請求項1乃至請求項11に記載の多層プラスチック容器としたものである。
【0020】
また、第13の発明は、請求項1乃至請求項12に記載の多層プラスチック容器の容器表面に、接着層を有するラベルを容器成形時に同時貼着させたことを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0021】
また、第14の発明は、請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、ニスコート層/絵柄層/紙層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器。
【0022】
また、第15の発明は、請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、ニスコート層/絵柄層/合成紙層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0023】
また、第16の発明は、請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0024】
また、第17の発明は、請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/アルミニウム箔層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0025】
また、第18の発明は、請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着フィルム層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0026】
また、第19の発明は、請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着紙層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0027】
また、第20の発明は、請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着合成紙層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0028】
また、第21の発明は、請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0029】
また、第22の発明は、請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルの基材層が、延伸処理されていないポリプロピレンフィルムであることを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0030】
また、第23の発明は、請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルの基材層が、延伸処理されたポリプロピレンフィルムであることを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0031】
また、第24の発明は、請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器が、多層シートの真空又は圧空成形品、多層ブロー成形品、多層延伸ブロー成形品のいずれかで形成されてなることを特徴とする多層プラスチック容器としたものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、さらに詳しく説明する。
外層に用いる環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィンとしては、水素と炭素だけからなるポリオレフィン系の樹脂で、なおかつ、主鎖骨格あるいは側鎖に、結晶構造を阻害する環状構造、カサ高い構造等の因子が存在すれば良いが、主鎖骨格に環状ポリオレフィン成分を有するポリオレフィン系の樹脂「環状ポリオレフィン共重合体」が好ましく用いられる。
【0033】
環状オレフィン成分としては、例えばビシクロ(2.2.1)ヘプト−2−エンまたはその誘導体、テトラシクロ(4.4.0.12,5 .17,10)−3−ドデセンまたはその誘導体、ヘキサシクロ(6.6.1.13,6 .110,13 .02,7 .09,14)−4−ヘプタデセンまたはその誘導体、オクタシクロ(8.8.0.12,9 .14,7 .111,10 .113,16 .03,8 .012,17 )−5−ドコセンまたはその誘導体、ペンタシクロ(6.6.1.13,6 .02,7 .09,14)−4−ヘキサデセンまたはその誘導体、ペンタシクロ(6.5.1.13,6 .02,7 .09,13)−4−ペンタデセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ(8.7.0.12,9 .14,7 .111,16 .03,8 .012,16 )−5−ヘンエイコセンまたはその誘導体、トリシクロ(4.4.0.12,5 )−3−ウンデセンまたはその誘導体、トリシクロ(4.3.0.12,5 )−3−デセンまたはその誘導体、ペンタシクロ(6.5.1.13,6 .02,7 .09,13)−4,10−ペンタデカジエンまたはその誘導体、ペンタシクロ(4.7.0.12,5 .08,13.19,12)−3−ペンタデセンまたはその誘導体、ヘプタシクロ(7.8.0.13,6 .02,7 .110,17 .011,16 .112,15 )−4−エイコセンまたはその誘導体、ノナシクロ(9.10.1.14,7 .03,8 .02,10.012,21 .113,20 .014,19 .115,19 )−5−ペンタセコンまたはその誘導体をあげることができる。
環状オレフィン成分を含有させるポリオレフィンの成分としては、例えば、エチレン及びプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−ペンテン、3−メチル−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン等をあげることができ、これら1成分からなるホモポリマーでも、2成分以上からなる共重合ポリマーでも良い。
環状オレフィン成分を含有させた環状ポリオレフィン共重合体において、エチレン成分に由来する構造単位は40〜95モル%、好ましくは50〜80モル%の範囲、環状ポリオレフィン成分に由来する構造単位は1モル%添加から効果があるが、通常5〜60モル%、好ましくは10〜50モル%の範囲が適当であり、エチレン成分等のオレフィン成分に由来する構造単位はランダムに配列し環状ポリオレフィン共重合体を形成している。
【0034】
また、外層に配合する界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤(例えば、アルキルサルヘート型、アルキルアリールサルヘート型、アルキルホスフェート型、アルキルアミンサルヘート型等)、陽イオン性界面活性剤(例えば、第4級アンモニウム塩型、第4級アンモニウム樹脂型、イミダゾリン型等)、非極性界面活性剤(例えば、ソルビタン型、エーテル型、アミン型、アミド型、エタノールアミド型、アマイド型、多価アルコールエステル型、グリセリンエステル型、ポリエチレングリコール誘導体、または、これら2種類以上の混合物等)、両極性界面活性剤(例えば、ベタイン型、イミダゾリン型、アラニン型等)等を用いることができる。これらの界面活性剤を外層中に配合することにより、優れた帯電防止性能及び耐光性能を付与することができる。
【0035】
また、外層に配合するパール材料としては、無機顔料(天然物、金属酸化物、金属塩等)である真珠光沢発現剤、例えば、魚鱗のグアニン、滑石末、種々の鉛塩、雲母、チタン系顔料(酸化チタン等)、ビスマス系顔料(三塩化ビスマス等)等、あるいはこれらの顔料の混合物等である。
【0036】
また、「環状ポリオレフィン共重合体に界面活性剤を配合した樹脂層を、他の樹脂層と積層とした樹脂組成物」、あるいは、「環状ポリオレフィン共重合体に、熱可塑性エラストマーを溶融混合した樹脂組成物」のいずれかの樹脂層を用いることにより、環状ポリオレフィン共重合体の持つ「衝撃強度が小さく、また成形性が悪い」という欠点を補うことができる。
【0037】
また、この「環状ポリオレフィン共重合体に界面活性剤、あるいは界面活性剤とパール材料を配合した樹脂層」の内層として積層させるポリオレフィン系樹脂としては、一般的なポリオレフィン樹脂、すなわちポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリブテン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体にエチレン−αオレフィン共重合体または、プロピレン−αオレフィン共重合体を添加した樹脂、あるいはエチレン−αオレフィン共重合体または、プロピレン−αオレフィン共重合体の単体の樹脂等のポリオレフィン樹脂、または、これらの2種類以上の混合物を用いることができる。
【0038】
また、環状ポリオレフィン共重合体に、溶融混合する熱可塑性エラストマーは、分子鎖中にポリスチレン相を持つ共重合体で、ゴム相としてはポリブタジエン、ポリイソプレン、水素添加型のポリオレフィン、又はエチレンとプロピレンの共重合体等がある。本発明でいうスチレン系熱可塑性エラストマーは、ポリスチレン成分−ゴム成分から成る共重合体であり、ポリスチレン相とゴム相は互いに非相溶で2層構造を形成する。
このうちポリスチレン相は、物理的架橋点を形成し、加硫ゴムの架橋点の役割を果たし、ゴム相はゴム弾性を与える。これらのスチレン系熱可塑性エラストマーとして具体的には、以下のようなものが用いられる。
スチレン成分が15〜50重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン成分が5〜40重量%のスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン成分が20〜40重量%のスチレン−エチレン/プロピレンブロック共重合体、スチレン成分が5〜35重量%の水添スチレン−ブタジエンランダム共重合体等を用いることができる。
【0039】
また、前記環状ポリオレフィン共重合体とスチレン系熱可塑性エラストマーをブレンドする方法は、2軸混練押出機等のプラスチック混合機によりペレット化するか、あるいは直接これらの樹脂をプラスチック用成形機に供給し成形するなど、通常知られている方法を任意に用いれば良い。
【0040】
更に本発明において、環状ポリオレフィン共重合体に界面活性剤を添加した樹脂層および、環状ポリオレフィン共重合体とスチレン系熱可塑性エラストマーからなる樹脂組成物に界面活性剤を添加した樹脂層には、本発明を逸脱しない範囲で染料、顔料、紫外線吸収剤等の添加物を加えることは任意である。
【0041】
本発明の多層プラスチック容器を利用する場合の具体的な構成は、最外層として環状ポリオレフィン共重合体に界面活性剤を添加した樹脂層、あるいは環状ポリオレフィン共重合体とスチレン系熱可塑性エラストマーからなる樹脂組成物に界面活性剤を添加した樹脂層(A)、内層にポリオレフィン等の樹脂層(B)とする限り任意の配置をとることができ、例えば下記(イ)の構成をとる。
(イ)A/Bの2層構成
【0042】
前記(イ)の層構成において、層間の接着性が乏しい場合には、樹脂層の間に接着性樹脂(C)を介在せせることもでき、この場合の接着性樹脂としては、酸変性オレフィン樹脂、例えば無水マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、無水イタコン酸等のエチレン系不飽和カルボン酸またはその無水物でグラフト変性されたポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体等の接着性樹脂、あるいはエチレン含有量99〜70モル%のエチレンと、不飽和モノカルボン酸との共重合体、不飽和モノカルボン酸との共重合体の金属塩、不飽和モノカルボン酸エステルとの共重合体から選ばれる少なくとも1種の共重合体、グリシジルメタクリレート樹脂、エチレン・グリシジルメタクリレート共重合樹脂等のグリシジル基含有樹脂、シラン変性したエチレン・エチルアクリレート共重合体樹脂等のシラノール基含有樹脂等の樹脂を用いることができる。
その場合、環状ポリオレフィン共重合体に界面活性剤を添加した樹脂層、あるいは環状ポリオレフィン共重合体とスチレン系熱可塑性エラストマーからなる樹脂組成物に界面活性剤を添加した樹脂層(A)に対して、例えば下記(ロ)の構成をとる。
(ロ)A/C/Bの3層構成
【0043】
高光沢性、耐光性、耐衝撃性、および防湿性に加えて、酸素等のガスバリア性が要求される場合には、ガスバリア性樹脂(D)に対して例えば、下記(ハ)および(ニ)の構成をとる。
(ハ)A/D/Bの3層構成
(ニ)A/B/Dの3層構成
ガスバリア性樹脂としては、多塩基酸と多価アルコールからなる共重合体または、それぞれ多塩基酸と多価アルコールに、コモノマー成分として他の多塩基酸および他の多価アルコール成分を含む共重合体や、エチレン含有量が25〜60モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化度が96%以上にケン化して得られる共重合体や、炭素数100個あたりのアミド基の数が3〜30個の範囲で含有されるホモポリアミド、コポリアミド、またはそのブレンド樹脂が好適に使用し得る。また、前記した層構成において、層間の接着性が乏しい場合には、樹脂層間に接着性樹脂を介在させることもでき、この場合の接着性樹脂としては、酸変性オレフィン樹脂、例えば無水マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、無水イタコン酸等のエチレン系不飽和カルボン酸またはその無水物でグラフト変性されたポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体等を用いることができる。
【0044】
また、本発明の多層プラスチック容器表面に、容器成形と同時に貼着させる接着層を有するラベルの具体的な構成は、下記(a)、(b)、(c)の層構成があげられ、これらのラベルは優れた光沢性を有することにより、優れた光沢性を有する多層プラスチック容器との組み合わせにより、さらに優れた外観(表面装飾)を有する容器となる。
(a)ニスコート層/絵柄層/紙層/接着層構成
(b)ニスコート層/絵柄層/合成紙層/接着層構成
(c)基材層/絵柄層/接着層構成
前記、各構成に用いられる接着層とは、エチレンビニルアルコール樹脂を主成分とする組成を持つ、主にヒートシール用の接着剤として使用されるホットラッカータイプ接着剤または、ホットメルトタイプ接着剤である。
また前記(a)において紙層に用いられる紙は、通常のアート紙、コート紙等を用いることができ、(b)において用いられる合成紙も同様通常の合成紙(例えば、ユポ 王子油化合成紙株式会社製、ピーチコート 日清紡株式会社製等の合成紙)が用いられる。
(c)において基材層とはプラスチック製のフィルムからなり、望ましくは未延伸のポリプロピレンフィルムあるいは延伸されたポリプロピレンフィルムからなる。
【0045】
さらに本発明の多層プラスチック容器表面に容器成形と同時に貼着させる接着層を有するラベルの具体的な構成として、下記(d)、(e)、(f)、(g)、(h)の層構成があげられ、これらのラベルは、優れた金属光沢性を有することにより、優れた光沢性を有する多層プラスチック容器との組み合わせにより、さらに優れた外観(表面装飾)を有する容器となる。
(d)基材層/絵柄層/アルミニウム箔層/接着層構成
(e)基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着フィルム層/接着層構成
(f)基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着紙層/接着層構成
(g)基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着合成紙層/接着層構成
(h)基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着層/接着層構成
ここで、(e)においてアルミニウム蒸着フィルム層に用いられる、アルミニウム蒸着されるフィルムは、プラスチック製のフィルムであり、例えばポリプロピレンフィルム等が用いられる。(f)においてアルミニウム蒸着紙層に用いられるアルミニウム蒸着される紙は、通常のアート紙、コート紙等を用いることができ、(g)においてアルミニウム蒸着合成紙層に用いられるアルミニウム蒸着される合成紙は、上述の通常の合成紙が用いられる。また、各構成に用いられる基材層、接着層とは、前記(c)の層構成で述べたものと同様である。
【0046】
本発明では、外層を「環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン樹脂98〜99.9重量%に、界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層」とするか、あるいは、「環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン樹脂60〜97.5重量%に対し、スチレン成分が5〜60重量%であるスチレン系熱可塑性エラストマーを2.5〜40重量%溶融混合してなる樹脂組成物98〜99.9重量%に、界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層」とすることにより、優れた光沢性、耐光性、耐衝撃性、防湿性を有し、なおかつ、他の用途等で使用されていた使用済み容器の再利用を可能とした多層プラスチック容器が得られる。
【0047】
【実施例】
以下に本発明の実施例とその比較例を示す。
〈実施例1〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂98〜99.9重量%に、陽イオン性界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0048】
〈実施例2〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;10モル%、エチレン成分;90モル%)樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリプロピレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0049】
〈実施例3〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;10モル%、エチレン成分;90モル%)樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0050】
〈実施例4〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さらにヒートシールにより内容積200mlのパウチを製袋した。
【0051】
〈実施例5〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形により胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0052】
〈実施例6〉
3本のスクリュー押出機を有する多層延伸ブロー成形機を用いて、外層としてポリエチレン樹脂、中間層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0053】
〈実施例7〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂60〜97.5重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を2.5〜40重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0054】
〈実施例8〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂98〜99.9重量%に、陽イオン性界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0055】
〈実施例9〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が5重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0056】
〈実施例10〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;10モル%、エチレン成分;90モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0057】
〈実施例11〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリプロピレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0058】
〈実施例12〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さらにヒートシールにより、内容積200mlのパウチを製袋した。
【0059】
〈実施例13〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形により胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0060】
〈実施例14〉
2本のスクリュー押出機を有する多層延伸ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0061】
〈実施例15〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が5重量%のスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0062】
〈実施例16〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が5重量%のスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0063】
〈実施例17〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が5重量%のスチレン−エチレン/プロピレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0064】
〈実施例18〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、陰イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0065】
〈実施例19〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陰イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0066】
〈実施例20〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0067】
〈実施例21〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0068】
〈実施例22〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、両極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0069】
〈実施例23〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、両極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0070】
〈実施例24〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0071】
〈実施例25〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0072】
〈実施例26〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、スクラップ層としてポリエチレン樹脂と本実施例からなる多層構造物のスクラップ材を50:50重量比で混合した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0073】
〈実施例27〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、スクラップ層としてポリエチレン樹脂と本実施例からなる多層構造物のスクラップ材を50:50重量比で混合した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0074】
〈実施例28〉
5本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層(第1層)として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、第2層の接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第3層のガスバリア層としてエチレン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化度96%にケン化して得られる共重合体、第4層の接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、内層(第5層)としてポリエチレン樹脂、の5層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0075】
〈実施例29〉
5本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層(第1層)として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエンースチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、第2層の接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第3層のガスバリア層としてエチレン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化度96%にケン化して得られる共重合体、第4層の接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、内層(第5層)としてポリエチレン樹脂、の5層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0076】
〈実施例30〉
4本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層(第1層)として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、第2層としてポリエチレン樹脂、第3層の接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第4層のガスバリア性樹脂層としてエチレン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化度96%にケン化して得られる共重合体、の4層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0077】
〈実施例31〉
4本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層(第1層)として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエンースチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、第2層としてポリエチレン樹脂、第3層の接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第4層のガスバリア性樹脂層としてエチレン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化度96%にケン化して得られる共重合体、の4層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0078】
〈実施例32〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0079】
〈実施例33〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形により、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0080】
〈実施例34〉
3本のスクリュー押出機を有する多層延伸ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0081】
〈実施例35〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0082】
〈実施例36〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形により、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0083】
〈実施例37〉
3本のスクリュー押出機を有する多層延伸ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0084】
〈実施例38〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0085】
〈実施例39〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0086】
〈実施例40〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−エチレン/プロピレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0087】
〈実施例41〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0088】
〈実施例42〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陰イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0089】
〈実施例43〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、両極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0090】
〈実施例44〉
4本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、最外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂層、接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物層、再生材層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、最内層としてポリエチレン樹脂、の4層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0091】
〈実施例45〉
4本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、最外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂層、再生材層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)と、本実施例からなる多層構造物のスクラップ材を50:50重量比で混合した樹脂層、最内層としてポリエチレン樹脂、の4層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0092】
〈実施例46〉
6本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、最外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂層、再生材層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、ガスバリア性樹脂層としてエチレン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化度96%にケン化して得られる共重合体、接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、最内層としてポリエチレン樹脂の6層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0093】
〈実施例47〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0094】
〈実施例48〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器真空成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのラベル付きカップを成形した。
【0095】
〈実施例49〉
2本のスクリュー押出機を有する多層延伸ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのラベル付きボトルを成形した。
【0096】
〈実施例50〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂層、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0097】
〈実施例51〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂層、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのラベル付きカップを成形した。
【0098】
〈実施例52〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂層、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのラベル付きボトルを成形した。
【0099】
〈実施例53〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量10g/mのホットメルトタイプ接着剤(東洋ペトロライト株式会社製)層を設けたニスコート(オーバーコートニス)層)/絵柄層/アート紙/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0100】
〈実施例54〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量10g/mのホットメルトタイプ接着剤(東洋ペトロライト株式会社製)層を設けたニスコート(オーバーコートニス)層)/絵柄層/合成紙(ユポ ITE105 王子油化合成紙株式会社製)/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0101】
〈実施例55〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/アルミニウム箔/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0102】
〈実施例56〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/アルミニウム蒸着ポリプロピレンフィルム/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0103】
〈実施例57〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/アルミニウム蒸着アート紙/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0104】
〈実施例58〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/アルミニウム蒸着合成紙/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0105】
〈実施例59〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/アルミニウム蒸着層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0106】
〈実施例60〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/アルミニウム蒸着層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0107】
〈実施例61〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量10g/mのホットメルトタイプ接着剤(東洋ペトロライト株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/アルミニウム蒸着層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0108】
〈実施例62〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0109】
〈実施例63〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0110】
〈実施例64〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−エチレン/プロピレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0111】
〈実施例65〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽イオン性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0112】
〈実施例66〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陰イオン性界面活性剤(N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ラウリルアミンタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0113】
〈実施例67〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、両極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0114】
〈実施例68〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、内層としてポリエチレン樹脂の3層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0115】
〈実施例69〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、スクラップ層としてポリエチレン樹脂と本実施例からなる多層構造物のスクラップ材を50:50重量比で混合した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の3層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0116】
〈実施例70〉
3本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、スクラップ層として使用済みのポリエチレン樹脂製輸液バッグから再生されたポリエチレン樹脂再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂の3層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0117】
〈実施例71〉
5本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層(第1層)として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂、第2層の接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、第3層のガスバリア性樹脂層としてエチレン含量が25モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化度96%にケン化して得られる共重合体、第4層の接着剤層としてエチレンとα−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物、内層(第5層)としてポリエチレン樹脂の5層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0118】
〈実施例72〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂97.5〜99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%、雲母系の無機パール顔料を0〜1.5重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0119】
〈実施例73〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された97.5〜99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%、雲母系の無機パール顔料を0〜1.5重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0120】
〈実施例73〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用いて、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂97.5〜99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%、雲母系の無機パール顔料を0〜1.5重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0121】
〈実施例74〉
2本のスクリュー押出機を有する多層押出ブロー成形機を用い、外層として環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された97.5〜99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%、雲母系の無機パール顔料を0〜1.5重量%添加した樹脂、内層としてポリエチレン樹脂の2層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0122】
〈比較例1〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、ポリエチレン樹脂の単層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0123】
〈比較例2〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の単層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0124】
〈比較例3〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂の単層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0125】
〈比較例4〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0126】
〈比較例5〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂の単層構成で胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0127】
〈比較例6〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成で胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0128】
〈比較例7〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の単層構成で、平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さらにヒートシールにより、内容積200mlのパウチを製袋した。
【0129】
〈比較例8〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂の単層構成で、平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さらにヒートシールにより、内容積200mlのパウチを製袋した。
【0130】
〈比較例9〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成で、平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さらにヒートシールにより、内容積200mlのパウチを製袋した。
【0131】
〈比較例10〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂の単層構成で、平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さらにヒートシールにより、内容積200mlのパウチを製袋した。
【0132】
〈比較例11〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成で、平均厚さ250μmのフィルムを成形し、さらにヒートシールにより、内容積200mlのパウチを製袋した。
【0133】
〈比較例12〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の単層構成で、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形により、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0134】
〈比較例13〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂の単層構成で、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形により、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0135】
〈比較例14〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成で、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形により、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0136】
〈比較例15〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂の単層構成で、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形により、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0137】
〈比較例16〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成で、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形により、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0138】
〈比較例17〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の単層構成で、胴部平均肉厚が550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0139】
〈比較例18〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂の単層構成で、胴部平均肉厚が550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0140】
〈比較例19〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用い、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂99.0%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成で、胴部平均肉厚が550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0141】
〈比較例20〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂の単層構成で、胴部平均肉厚が550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0142】
〈比較例21〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;50モル%、エチレン成分;50モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が60重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0%に、陽極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成で、胴部平均肉厚が550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0143】
〈比較例22〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂の単層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0144】
〈比較例23〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0145】
〈比較例24〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂の単層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0146】
〈比較例25〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのボトルを成形した。
【0147】
〈比較例26〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の単層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形を行い、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0148】
〈比較例27〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂の単層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形を行い、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0149】
〈比較例28〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形を行い、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0150】
〈比較例29〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂の単層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形を行い、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0151】
〈比較例30〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに真空成形を行い、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのカップを成形した。
【0152】
〈比較例31〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の単層構成、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0153】
〈比較例32〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂の単層構成、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0154】
〈比較例33〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0155】
〈比較例34〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂の単層構成、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0156】
〈比較例35〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に非極性界面活性剤を1.0重量%添加した樹脂の単層構成、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのボトルを成形した。
【0157】
〈比較例36〉
3本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、外層としてポリエチレン樹脂、中間層としてポリエチレン樹脂製使用済み容器の再生材(関西化学株式会社製)、内層としてポリエチレン樹脂、の3層構成、胴部平均肉厚750μm、内容積500mlのボトルを成形した。
【0158】
〈比較例37〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、ポリエチレン樹脂の単層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0159】
〈比較例38〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の単層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0160】
〈比較例39〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂の単層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0161】
〈比較例40〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂の単層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0162】
〈比較例41〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂の単層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0163】
〈比較例42〉
1本のスクリュー押出機を有するブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂の単層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚750μm、内容積800mlのラベル付きボトルを成形した。
【0164】
〈比較例43〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の単層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに容器表面に塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器真空成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのラベル付きカップを成形した。
【0165】
〈比較例44〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂の単層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに容器表面に塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器真空成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのラベル付きカップを成形した。
【0166】
〈比較例45〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂の単層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに容器表面に塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器真空成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのラベル付きカップを成形した。
【0167】
〈比較例46〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂の単層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに容器表面に塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器真空成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのラベル付きカップを成形した。
【0168】
〈比較例47〉
1本のスクリュー押出機を有する押出成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂の単層構成、平均厚さ2mmのシートを成形し、さらに容器表面に塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器真空成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚500μm、内容積100mlのラベル付きカップを成形した。
【0169】
〈比較例48〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、ポリプロピレン樹脂の単層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのラベル付きボトルを成形した。
【0170】
〈比較例49〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂の単層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのラベル付きボトルを成形した。
【0171】
〈比較例50〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂の単層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのラベル付きボトルを成形した。
【0172】
〈比較例51〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂の単層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのラベル付きボトルを成形した。
【0173】
〈比較例52〉
1本のスクリュー押出機を有する延伸ブロー成形機を用いて、環状ポリオレフィン共重合体(環状オレフィン成分;20モル%、エチレン成分;80モル%)樹脂80重量%に対し、スチレン成分が40重量%のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体を20重量%添加し溶融混合された樹脂99.0重量%に、非極性界面活性剤(アルキルジエタノールアミドタイプ)を1.0重量%添加した樹脂の単層構成の容器表面に、塗布量6g/mのホットラッカータイプ接着剤(東洋モートン株式会社製)層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム(基材層)/絵柄層/接着層構成のラベルを、容器成形時に同時貼着させた、胴部平均肉厚550μm、縦延伸倍率2.0倍、横延伸倍率2.35倍、面倍率4.70倍、表面積0.050m、内容積500mlのラベル付きボトルを成形した。
【0174】
以上のようにして成形した実施例75、比較例52、合計127例のボトル等容器の色差、表面光沢度、落下衝撃強度、透湿度、酸素透過度、外層/再生材層接着強度、パール光沢性能、表面固有抵抗値、ラベル/容器接着強度の各物性を次に述べる試験方法にしたがって測定した。その結果を表1〜表16に示す。
色差(ΔE)‥‥キセノンウェザーメーター(スガ試験機株式会社製)により、キセノン灯を150時間照射前後の色座標を、JIS K7105に準拠した測定方法で測定し色差を計算した。
表面光沢度 ‥‥JIS K8741に準拠した60度鏡面光沢方法により測定した。
落下衝撃強度‥‥容器10個に水を満水に充填し、5°Cに12時間保存後、正立状態でコンクリート上に1mの高さより10回自由落下させた場合の割れ本数を測定した。
透湿度 ‥‥JIS Z0222に準拠した透湿度測定を行った。
酸素透過度 ‥‥モコン法にて測定を行った。
外層/再生材層接着強度‥‥テンシロンUTM500測定機(株式会社オリエンテック製)を用いてT字剥離にて測定した。
パール光沢性能‥‥目視検査によって行った。
表面固有抵抗値‥‥絶縁抵抗計により、印可電圧500V、測定環境温度20°C、湿度40%R.H.の条件下で測定を行った。
ラベル/容器接着強度‥‥テンシロンUTM500測定機(株式会社オリエンテック製)を用いてT字剥離にて測定した。
【0175】
【表1】
Figure 0003555279
【0176】
表1は実施例1で得られた容器の物性を示す。
【0177】
【表2】
Figure 0003555279
【0178】
表2は実施例2乃至実施例6記載の各実施例で得られた容器の物性を示す。
【0179】
【表3】
Figure 0003555279
【0180】
表3は実施例7で得られた容器の物性を示す。
【0181】
【表4】
Figure 0003555279
【0182】
表4は実施例8で得られた容器の物性を示す。
【0183】
【表5】
Figure 0003555279
【0184】
表5は実施例9乃至実施例27記載の各実施例で得られた容器の物性を示す。
【0185】
【表6】
Figure 0003555279
【0186】
表6は実施例28乃至実施例31記載の各実施例で得られた容器の物性を示す。
【0187】
【表7】
Figure 0003555279
【0188】
表7は実施例32乃至実施例45記載の各実施例で得られた容器の物性を示す。
【0189】
【表8】
Figure 0003555279
【0190】
表8は実施例46で得られた容器の物性を示す。
【0191】
【表9】
Figure 0003555279
【0192】
表9は実施例47乃至実施例70記載の各実施例で得られた容器の物性を示す。
【0193】
【表10】
Figure 0003555279
【0194】
表10は実施例71で得られた容器の物性を示す。
【0195】
【表11】
Figure 0003555279
【0196】
表11は実施例72で得られた容器の物性を示す(実施例74で得られた容器の物性は実施例72の場合と同様のため省略する)。
【0197】
【表12】
Figure 0003555279
【0198】
表12は実施例73で得られた容器の物性を示す(実施例75で得られた容器の物性は実施例73の場合と同様のため省略する)。
【0199】
【表13】
Figure 0003555279
【0200】
表13は比較例1乃至比較例21記載の各実施例で得られた容器の物性を示す。
【0201】
【表14】
Figure 0003555279
【0202】
表14は比較例22乃至比較例35記載の各実施例で得られた容器の物性を示す。
【0203】
【表15】
Figure 0003555279
【0204】
表15は比較例36で得られた容器の物性を示す。
【0205】
【表16】
Figure 0003555279
【0206】
表16は比較例37乃至比較例52記載の各実施例で得られた容器の物性を示す。
【0207】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、外層として「環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン樹脂98〜99.9重量%に、界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層」、あるいは、「環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン60〜97.5重量%に対し、スチレン成分が5〜60重量%であるスチレン系熱可塑性エラストマーを2.5〜40重量%を溶融混合してなる樹脂組成物98〜99.9重量%に、界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層」を積層させることにより、耐光性、耐衝撃性、光沢性および防湿性に優れた多層プラスチック容器を得ることが可能となる。
また、上述の樹脂層を外層とし、使用済みポリオレフィン系樹脂製容器の再生材料を中間層とし、ポリオレフィン系樹脂を内層として、成形した多層プラスチック容器は、優れた耐光性、耐衝撃性、光沢性および防湿性を有するとともに、他の用途等で使用されていた使用済み容器の再利用も可能となる。
さらに、上述の多層プラスチック容器の成型時に、この容器表面に光沢性を有するラベルを貼着させると、表面装飾性に優れたラベル付き多層プラスチック容器を得ることも可能となる。

Claims (24)

  1. 環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン樹脂98〜99.9重量%に界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層を外層として有することを特徴とする少なくとも2層の樹脂構成から成る多層プラスチック容器。
  2. 環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン60〜97.5重量%に対し、スチレン成分を5〜60重量%有するスチレン系熱可塑性エラストマーが2.5〜40重量%溶融混合して樹脂組成物が構成され、この樹脂組成物98〜99.9重量%に界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層を外層として有することを特徴とする少なくとも2層の樹脂構成から成る多層プラスチック容器。
  3. 環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン樹脂97〜99.8重量%に、界面活性剤を0.1〜2.0重量%、パール材料を0.1〜1.0重量%添加した樹脂層を外層として有することを特徴とする少なくとも2層の樹脂構成から成る多層プラスチック容器。
  4. 環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン60〜97.5重量%に対し、スチレン成分を5〜60重量%有するスチレン系熱可塑性エラストマーが2.5〜40重量%溶融混合して樹脂組成物が構成され、この樹脂組成物97〜99.8重量%に、界面活性剤を0.1〜2.0重量%、パール材料を0.1〜1.0重量%添加した樹脂層を外層として有することを特徴とする少なくとも2層の樹脂構成から成る多層プラスチック容器。
  5. 環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン樹脂98〜99.9重量%に界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層を外層として、
    使用済みポリオレフィン系樹脂製容器の再生材料を含有する層を中間層として、
    ポリオレフィン系樹脂層を内層として、有することを特徴とする少なくとも3層の樹脂層から成る多層プラスチック容器。
  6. 環状オレフィン成分5〜60モル%を有するポリオレフィン60〜97.5重量%に対し、スチレン成分を5〜60重量%有するスチレン系熱可塑性エラストマーが2.5〜40重量%溶融混合して樹脂組成物が構成され、この樹脂組成物98〜99.9重量%に界面活性剤を0.1〜2.0重量%添加した樹脂層を外層として、
    使用済みポリオレフィン系樹脂製容器の再生材料を含有する層を中間層として、
    ポリオレフィン系樹脂層を内層として、有することを特徴とする少なくとも3層の樹脂層から成る多層プラスチック容器。
  7. 前記スチレン成分が5〜60重量%であるスチレン系熱可塑性エラストマーが、
    スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、又は、
    スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、又は、
    スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体、又は、
    スチレン−エチレン/プロピレンブロック共重合体
    のいずれかであることを特徴とする請求項2、4または請求項6に記載の多層プラスチック容器。
  8. 前記外層に配合する界面活性剤が、
    陽イオン性界面活性剤、又は、
    陰イオン性界面活性剤、又は、
    非極性界面活性剤、又は、
    両極性界面活性剤
    のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の多層プラスチック容器。
  9. 前記層構成において、内層がポリオレフィン系樹脂層であることを特徴とする請求項1乃至請求項8に記載の多層プラスチック容器。
  10. 前記層構成において、外層及び内層の間に、接着性樹脂層を介在させたことを特徴とする少なくとも3層の樹脂構成から成る請求項1乃至請求項9に記載の多層プラスチック容器。
  11. 前記層構成において、内層に前記多層プラスチック容器のリサイクル材料を含有する層を少なくとも1層有することを特徴とする請求項1乃至請求項10に記載の多層プラスチック容器。
  12. 前記層構成において、ガスバリア性樹脂層を少なくとも1層有することを特徴とする請求項1乃至請求項11に記載の多層プラスチック容器。
  13. 請求項1乃至請求項12に記載の多層プラスチック容器の容器表面に、接着層を有するラベルを容器成形時に同時貼着させたことを特徴とする多層プラスチック容器。
  14. 請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、ニスコート層/絵柄層/紙層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器。
  15. 請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、ニスコート層/絵柄層/合成紙層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器。
  16. 請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器。
  17. 請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/アルミニウム箔層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器。
  18. 請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着フィルム層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器。
  19. 請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着紙層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器。
  20. 請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着合成紙層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器。
  21. 請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルが、基材層/絵柄層/アルミニウム蒸着層/接着層構成であることを特徴とする多層プラスチック容器。
  22. 請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルの基材層が、延伸処理されていないポリプロピレンフィルムであることを特徴とする多層プラスチック容器。
  23. 請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器において、前記接着層を有するラベルの基材層が、延伸処理されたポリプロピレンフィルムであることを特徴とする多層プラスチック容器。
  24. 請求項1乃至請求項13に記載の多層プラスチック容器が、多層シートの真空又は圧空成形品、多層ブロー成形品、多層延伸ブロー成形品のいずれかで形成されてなることを特徴とする多層プラスチック容器。
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