JP3548428B2 - 位置計測装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 - Google Patents

位置計測装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は位置計測装置、位置計測方法、露光装置及びバイス造方法に関する
【0002】
【従来の技術】
半導体素子製造用の投影露光装置(ステッパー)では、第1物体としてのレチクル面上の回路パターンを投影レンズ系により第2物体としてのウエハ上に投影し露光するが、この投影露光に先立って観察装置(アライメント装置)を用いてウエハ面を観察することによりウエハ上のアライメントマーク(マーク)を検出し、この検出結果に基づいてレチクルとウエハとの位置整合、所謂アライメントを行っている。
【0003】
マーク位置を検出し測定する際には、観察手段(オフアクシス・スコープ等)が常に固定された位置にあるので、ステージの駆動のみで行っている。つまり、前記投影露光装置のステージを制御しながら、ウエハ面上の任意のマーク観察位置に移動させている。
【0004】
前記ステージはレーザ干渉計によりステージのXYθ方向を精密に計測して、ウエハの任意の位置にステージを移動させることができるようになっている。又、ウエハアライメントの為のマーク観察は、できるだけウエハへのダメージを小さくする為に、非露光光を用いて行っている。
【0005】
非露光光によりマークを照明し、反射された非露光光は、CCDカメラ等で結像し、画像信号として取り込んでいる。取り込まれた画像信号をステッパー制御装置(制御装置)で処理することによりマーク位置を計測している。
【0006】
例えば、TTLオフアクシス方式でマークを観察する場合、ウエハアライメントは上記マーク計測プロセスを用いたグローバルアライメント方式(AGA)で行うことができる。
【0007】
グローバルアライメント法(AGA)では、ウエハ上の定められたショットのマーク位置にステージを駆動しマーク位置を測定することによって、全ショットの配列状態を計測し、XYステージのステップ移動量を補正している。
【0008】
このアライメント方法の利点は、計測ショットの中で、明らかに異常値と思われる測定値を除去できることと、測定値が複数あることによる平均化効果により回転、倍率成分の計測値の信頼性が高い点にある。もしこのアライメント法によって回転、倍率成分等が精密に計測され、ステージのステップ移動量が正しく補正されたならば、露光されたときのアライメント誤差はほぼ0となる。
【0009】
一般にグローバルアライメント法においては、複数のショットでの信頼できる計測値を得ることが要求されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ウエハアライメントの為のマーク観察では、ステージを駆動する。このとき、特にグローバルアライメント法において、複数のショットのマーク計測の為にステージを駆動する場合、スループット向上の為、ステージを急加速・急停止を各ショット、各マーク観察位置毎に繰り返すことになる。
【0011】
ここで、ステージをマーク観察位置に駆動した場合、ステージ停止後、ある一定のステージ変動(揺れ)トレランスに入るのを待ち、画像信号を取り込むことになるが、急加速・急停止を行った場合、装置全体も揺れてしまい、ステージの変動がなかなか収束しない場合がある。
【0012】
その場合、取り込んだ画像信号の中に、画像信号取り込み時間分のステージの微少の揺れ(変動)影響が入ることになる。つまり、ステージが変動状態で画像信号を取り込んでしまい、計測値にステージ変動誤差が入る状況が起こっている。
【0013】
前記投影露光装置に備わっているマウントシステム(ステージのステップにより生じる本体の振動の収束を行うことができるシステム)を調整することによって、装置全体にかかる揺れをある程度抑えることができるが、上記揺れの影響を回避する調整を行った場合、床振動の影響をステージが受けやすくなり、床状態の影響でステージが変動することが考えられる。よって、従来はステージが完全に静止した後画像信号取込を実行せざるを得ず、その結果スループットの向上が妨げられていた。
【0014】
本発明は、ステージの静止を待たずに位置計測高精度に行える位置計測装置、位置計測方法、露光装置及びバイス造方法の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解説するための手段】
請求項1の発明の位置計測装置は、ステージ上に置かれた物体の上のマークの位置を計測する位置計測装置であって、
前記マークの画像を検出することにより画像データを得る画像検出手段と、
前記画像検出手段による画像検出の間に、前記ステージの位置を複数回計測する計測手段と、
前記画像検出手段により得られた画像データと前記計測手段により計測された前記ステージの複数の位置とに基づいて、前記マークの位置を算出する算出手段と
を有することを特徴としている。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記画像検出手段は、信号取り込み時間の間、前記マークの画像信号を蓄積し、蓄積された画像信号に基づいて前記信号取り込み時間中の前記マークの平均的な位置を求めるために用いられる前記画像データを得ることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記画像検出手段及び前記計測手段は、実質的に同じ期間中に、前記マークの画像データ及び前記ステージの位置をそれぞれ得ることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の発明において、前記画像検出手段が前記マークの画像を検出可能な位置に前記ステージが移動後、かつ前記ステージが止まる前に、前記画像検出手段及び前記計測手段は、前記マークの画像の検出及び前記ステージの位置の計測をそれぞれ開始することを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項の発明において、前記画像検出手段は、オフアクシススコープを含むことを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項の発明において、前記計測手段は、干渉計を含むことを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか1項の発明において、前記物体は複数の領域を有し、前記マークは前記複数の領域のそれぞれに対応して形成され、前記算出手段により算出された前記マークの位置に基づいて、前記複数の領域のそれぞれに関して前記ステージの目標位置を算出することを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記算出手段は、前記複数の領域のうち定められた領域に関して、前記画像検出手段により得られた画像データと前記計測手段により計測された前記ステージの複数の位置とに基づいて、前記マークの位置偏差を算出し、前記位置偏差に基づいて、前記複数の領域のそれぞれに関して前記ステージの目標位置を算出することを特徴としている。
請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれか1項の発明において、前記ステージを、前記画像検出手段が前記マークの画像を検出可能な位置において、等速で移動させるようにしたことを特徴としている。
【0017】
請求項10の発明の位置計測方法は、ステージ上に置かれた物体の上のマークの位置を計測する位置計測方法であって、
前記マークの画像を検出することにより画像データを得る画像検出工程と、
前記画像検出工程における画像検出の間に、前記ステージの位置を複数回計測する計測工程と、
前記画像検出工程において得られた画像データと前記計測工程において計測された前記ステージの複数の位置とに基づいて、前記マークの位置を算出する算出工程と
を含むことを特徴としている。
【0018】
請求項11の発明の露光装置は、請求項1〜9のいずれかに記載の位置計測装置を有し、前記物体にパターンを露光することを特徴としている。
【0019】
請求項12の発明のデバイス製造方法は、請求項1〜9のいずれかに記載の位置計測装置を用いて前記物体の位置合わせを行う位置合わせ工程を含むことを特徴としている。
【0020】
請求項13の発明のデバイス製造方法は、請求項11に記載の露光装置を用いて前記物体にパターンを露光する露光工程を含むことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態1の要部斜視図、図2は本発明の実施形態1の要部ブロック図、図3〜図5は本発明の実施形態1の動作のフローチャート、図6は本発明の実施形態1で使用するウエハ上の1ショット内のマーク(アライメントマーク)の説明図、図7は本発明の実施形態1の一部分の要部平面図である。
【0024】
本実施形態の投影露光装置(ステッパーST)は、図1に示すように、ウエハWF、マーク(アライメントマークWAMX、WAMYを撮像する撮像手段であるオフアクシススコープ(オフアクシス光学系、スコープ)OE、マークを観察位置に移動させる手段の偏差を計測するX方向のレーザ干渉計IFX、ミラーMRX、Y方向のレーザ干渉計IFY、ミラーMRY、θ方向のレーザ干渉計IFθ、ミラーMRX、そして制御装置CUとを備えている。
【0025】
ウエハWF上には、先の露光工程で互いに同じパターンが形成された多数個の被露光領域(ショット)が配列している。又、ウエハWF上には、1度に露光されたパターン領域(ショット)内にX方向の計測マークWAMX,Y方向の計測マークWAMYが設けられている。
【0026】
スコープOE(第1の計測手段)は、マーク観察用の光源と顕微鏡及びCCDカメラ等で構成されており、ウエハWF面上のマークWAMX、WAMYをCCD面上に結像し、それより、ウエハWFのアライメント信号を得ている。
【0027】
XYステージXYSと、θステージθSは、X軸方向をレーザ干渉計IFXとミラーMRX、更にY軸方向をレーザ干渉計IFYとミラーMRY、θ方向をレーザ干渉計IFθと、ミラーMRXにより精密に位置計測され(第2の計測手段)、ウエハWFの任意の位置をマーク観察位置に移動させて位置調整を行っている。
【0028】
又、ステッパーSTは、上記計測マークWAMX、WAMYのズレ量計測を行い、前記ズレを補正することによって、レチクルRTのパターンを縮小投影レンズLNでウエハWF上に形成されたパターンに重ね焼き露光する機能を有している。
【0029】
上記重ね焼き露光処理は、制御装置(ステッパー制御装置)CUの指令によって行っている。ここで、制御装置CUは、図2における各要素100〜600によって構成している。図2における画像信号蓄積部300は、ステージ偏差計測部400と同期を取ることができるようになっている。
【0030】
図2における撮像部700はオフアクシススコープ(OE)を示し、ステージ偏差計測部800は干渉計(IFX、MRX、IFY、MRY、IFθ)を示し、位置合わせ動作部900はステージ(XYS、θS)を示している。
【0031】
次に、図3のフローチャートを参照しながら、図1を用いて詳細な半導体素子の製造工程を示す。以下のステップの制御は、制御機構CUによって行なわれ、各機器と制御装置CUとは、通信ケーブルでつながれている。
【0032】
まず、不図示の搬送手段によって、ウエハはθステージ(θS)上にあるウエハチャックWS上に載せられて真空吸着される(S001)。
【0033】
オフアクシス光学系OEは、常に固定された位置にあるので、ウエハWF上のマークを観察位置に移動するのは、ステージXYS、θSで行う。
【0034】
ウエハチャックWSに載せられたウエハWFは、オフアクシススコープOEによってウエハ上のマークWAMP位置(2ショット)が計られ、これにもとづいてステージXYS、θSを移動させることにより、ウエハの位置が合わせられる(S002)。
【0035】
ウエハアライメントの為のマークの観察は、できるだけ検査ウエハへのダメージを小さくする為に、非露光光を用いて行なっている。ここでは、オフアクシススコープOEでマークWAMX、WAMYを観察する。つまりグローバルアライメント方式(AGA)で定められた全てのショットの計測マークについてステージを移動し計測を行い、最後のマークを計測したら、全ショットの計測値を用いてステージステップ移動補正量が算出される(S003)。
【0036】
ここで、ステージを移動しマーク計測を行う場合、干渉計がステージ偏差を計測出来る範囲であれば、ステージの完全な静止を待たずに計測を行う。
【0037】
アライメント終了後、レチクルRTに照射された露光光源の光は、投射レンズLNを通してレチクルRT上のパターンを1/5に縮小され、ウエハWFの上に塗布されているレジストを感光し重ね焼き露光が行なわれる。
【0038】
ここで述べたステージ移動、アライメント、露光、ステージ移動の繰り返しを行う。これをステップアンドリピートという(S004)。
【0039】
重ね焼き露光が全て終了するとウエハは不図示の搬送手段により搬出される(S005)。
【0040】
次に、グローバルアライメント方式AGA(S003)の計測における計測方法を図4,図5のフローチャートを参照しながら、図2を用いて説明を行う。
【0041】
AGAを行う場合、位置合わせ指令部100では、まず位置合わせ動作部(XYS、θS)900を用いて、マークを観察位置に移動させる(SA001) 。
【0042】
そして、マークの観察の為に撮像部(OE)700を構成している光源から非露光光を発射し調光を行う(SA002) 。
【0043】
非露光光で照射されたウエハ上のマークは、顕微鏡で像が拡大され、CCDカメラに結像する。画像信号蓄積部300は、ステージの完全静止を待たずに、まだ揺れの残る段階でこの画像信号のCCDカメラでの取り込みを開始する。又、ステージ偏差記憶部400は、画像信号を取り込んでいる間にステージ偏差計測部(IFX、MRX、IFY、MRY、IFθ)800で計測された偏差を記憶する(SA003) 。即ちここで画像信号取り込み時間中のステージの正規の静止位置からの誤差の平均化データが得られる。ステージ位置は静止時には完全に正規の位置で止まるのが前提であり、よってこの時得られたデータが装置の揺れの情報となる。
【0044】
ズレ量算出部500では、前記蓄積(平均化処理)された画像信号1000から画像信号によるズレ量を取り込む(SA004) 。
【0045】
又、ズレ量算出部は、その時ステージ偏差(干渉計値)を問い合わせに行き(SA005) 、偏差補正モード4000を用いて真のズレ量を算出する(SA006) 。
【0046】
ここで、本実施例の場合、偏差補正モード4000は、位置合わせ処理指令部100によって、予め最適モード算出部600が決めている。
【0047】
上記計測処理(SA001〜SA008)が、AGAで定められた全てのショットの計測マークについて終了するまで行われる(SA007) 。
【0048】
全ショット全マークの計測値が終了すれば、AGAにおけるステージステップ補正量が算出される。
【0049】
更に、図5のフローチャートを用いて、図4のSA003 である画像信号取り込み&ステージ偏差記憶について説明する。
【0050】
まず、画像信号蓄積部300が画像信号を取り込みを行う前に、ステージ偏差記憶部400に対して同期信号を発信し(SAC001)、画像信号の取り込みを開始する(SAC002)。
【0051】
そして、同期信号を監視している(SAS001)ステージ偏差記憶部400は、画像信号蓄積部300が画像信号を取り込み始めたことを知り(SAS002)、ステージ偏差計測部(第2手段)800を用いてステージの偏差(検出データの平均化)を計測する(SAS003)。
【0052】
ステージ偏差計測部800によって計測されたステージ偏差は、ステージ偏差記憶部400によって、位置偏差2000に記憶される(SAS004)。
【0053】
画像信号蓄積部300は、画像信号を取り込み終わると、ステージ偏差記憶部400に対して同期信号を発信し、画像信号取り込み終了を伝え(SAC003)、取り込んだ画像信号によりズレ量を算出し、画像信号1000に格納する(SAC004)。
【0054】
又、画像信号蓄積部300からの同期信号を監視している(SAS005)ステージ偏差記憶部400も、信号取り込みの終了を知り(SAS006)、今まで記憶した位置偏差(XY方向の平均と3σ)を算出し、位置偏差2000に格納する(SAS007)。
【0055】
ここで、3σ値が大きく許容範囲を越えている場合、不図示のオペレーション用の端末CSにワーニングを出力し、作業者に知らせる。
【0056】
次に、このようにしてできたマーク位置の検出と、偏差補正の計算について説明する。
【0057】
本実施例で使用するマークは、図6に示されるようなマークである。但し、使用するマークは画像信号による計測のできるマークであれば、どのようなマークであっても良い。画像信号によるマークの位置の算出は、中心座標(MCX、MCY)とする。
【0058】
位置偏差2000に記憶している偏差は、X干渉計読み値、Y干渉計読み値、における変動の平均(それぞれdx,dy) と、それぞれのバラツキ(σ)であるところの3倍値(3σ)である。
【0059】
ここで、図7から真の駆動位置と目標駆動位置の差は、以下のように考えられる。
【0060】
X方向 (Δx):X干渉計の変動分
Y方向 (Δy):Y干渉計の変動分
上記読み値X,Y方向の平均を、それぞれdx,dyとすると以下の補正値が出てくる。
【0061】
(Δx)=dx
(Δy)=dy
この値を用いて中心座標(MCX、MCY)を補正すれば、真の計測値が求まる。即ち、X方向の真の計測値はMCX−dx、Y方向の真の計測値はMCY−dyとなる。
【0062】
上記例では、X干渉計値、Y干渉計値を用いて補正することを考えたが、どの値を使用するかは、偏差補正モード4000としてであり、それに従って、補正計算される。又、ここでは、偏差XYの評価の仕方の一例を示したが、必ずこの通りの方法で評価する必要はない。又、XY軸以外のステージの偏差を求めて補正しても良い。又、図6に代表的な観察マークの例を上げたが、撮像手段で撮像でき、画像信号として取り込みことができる形状のパターンであれば、どのようなパターンを使用しても良い。
【0063】
本実施形態において、撮像部(OE)700と画像信号蓄積部300等はウエハ上の計測マークを撮像すると共に撮像された計測マークの画像信号に平均化処理(蓄積)を行う第1手段の一要素を構成している。ステージ偏差計測部800はステージ手段(XYステージXYS)の位置を検出する第2手段の一要素を構成している。ステージ偏差(干渉計値)記憶部400はステージ偏差計測部800による検出位置データの平均化を行うデータ平均化手段の一要素を構成している。
【0064】
本実施形態では以上の構成を半導体素子の製造ライン(装置)の中に組み込むことによって、真の位置計測を行うことができ、グローバルアライメント法における精度を向上させている。又、アライメントを行う上での単体計測における計測値の信頼性が向上している。更に、ステージが変動している場合であっても、その変動を計測し、計測値に反映することによって正確な位置計測ができるようにしている。
【0065】
そして、それぞれの装置、床状態によらず、安定した精度の計測値がえられるようにしている。ステージ変動状態でも正確なズレ量計測値が求められることにより、ステージステップ後にステージの静止を待つ必要がなくなり、ステージのステップ静止を待たないで計測が行える分グローバルアライメント方法のスループットを向上させている。
【0066】
図9は本発明の実施形態2の要部概略図である。本実施形態では、コータCO、ステッパーST及びディベロッパDEを直列に結合して備えている。コータCOは、ウエハWFにレジストを塗布する機構を有している。ディベロッパDEは、ステッパーSTで露光された検査ウエハを現像する機構を有している。
【0067】
検査は制御装置CUの指令によって、コータCOの入口におかれた検査用のウエハを各機構間を移動させながら自動的に行っている。そして露光時に形成したマークより計測されたズレ量からアライメント精度と工程オフセット値を算出する。その値は、ステッパーSTに入力され、製品製造用のウエハのアライメント補正値として使用される。本実施例では、1ロットの製品製造用のウエハの中から1枚のウエハを選択し、これを処理する。
【0068】
次に、図10を参照しながら図9を用いて詳細な半導体素子の製造工程を示す。但し、実施形態1と同様、以下のステップの制御は、ステッパー制御機構CUによって行われ、各機器とステッパー制御装置CUとは、通信ケーブルでつながれている。
【0069】
第1ステップ(S101 〜S103) において、対象となるウエハWFはウエハセットテーブルWSTに置かれ(S101)、ウエハは搬送路R1を通り、レジスト塗布装置(コータ)COでレジストが塗られ(S102)、搬送路R2を介してステッパーSTに送られ、オートハンドHASでθステージθS上にあるウエハチャックWSに載せられて真空吸着される(S103)。
【0070】
第2ステップ(S104 〜S105) は、レチクルRTに描かれたパターンを投影レンズLNでウエハWF上に塗布されたレジストに露光する工程である。
【0071】
つまり、露光シャッタSHTを開き、レチクルパターンRTに照射された露光光原ILからの光は、マスキングブレードMBを通り、投射レンズLNを通して1/5に縮小され、ウエハWFの上に塗布されているレジストを感光する。このとき後述する第4ステップで使用するアライメント計測マーク(図6)を露光する。
【0072】
露光が完了するとXYステージXYSは、次に露光する位置に移動し全ショットの露光を行う(S104)。
【0073】
露光全てが終了するとウエハを回収ハンドHARでウエハチャックWSから現像装置の搬入通路R3へ送り、第3ステップに移行する(S105)。
【0074】
第3ステップ(S106)では、搬入通路R3に送られたウエハを、現像機DEへ送り現像する(S106)。現像を終了すると、ウエハを搬入通路R4を介して搬入通路R5へ送り、重ね焼き工程である第4ステップへ移行する。
【0075】
第4ステップ(S107 〜S111) においては、ウエハを第1ステップで使用した搬入通路R1を介して、コータCOではレジストを塗布しないで、そのまま搬入通路R2へ送り、供給ハンドHASによりθステージ上のウエハチャックに載せられ、真空吸着される(S107)。
【0076】
ウエハチャックWSに載せられたウエハは、オフアクシス光学系(オフアクシススコープOE)によってウエハ上のマークWAML、WAMRの位置が計られ、これにもとづいてステージXYS、θSを移動させることにより、ウエハの位置が合わせられる(S108)。
【0077】
次に、TTLオフアクシス方式でマークを観察する。
【0078】
即ち、非露光光源SLY、例えばHeNeレーザ等から発射された光は、ハーフミラーHMを通り、ミラーMRAにより投射レンズLNに照射され、ウエハ上のアライメントマークWMLを照明する。ウエハWFで反射された非露光光は、投射レンズLNを通り、ミラーMRAで光路を曲げられ、ハーフミラーHMを通過してCCDカメラCMYに達する。これにより、アライメントマークWMLの像が、CCDカメラCMYに結像する。反対側のマークWMRもステージXYSを移動させ、同様にCCDカメラCMYに結像させる。
【0079】
CCDカメラCMYからの画像信号は、ステッパー制御装置CUで処理され、マークWML、WMRのY方向の位置が計測される。又、ウエハアライメントはグローバルアライメント(AGA)方式で行う。
【0080】
こうして、そのショットにおけるウエハの位置計測を終了し、グローバルアライメント用に設定された全ての計測ショットの計測値を用いてステージステップ移動補正量が算出される。補正量はRotx(X軸回転)、Roty(Y軸回転)、Magx(X軸倍率)、Magy(Y軸倍率)等である。これら補正量は制御装置CUに蓄積される(S109)。
【0081】
ここで、3σ値が大きく許容範囲を越えている場合、不図示のオペレーション用の端末CSにワーニングを出力し、検査作業者に知らせる。
【0082】
アライメント終了後、ウエハ第1ショットから最終ショットまで順にXYステージXYSをステップアンドリピートさせながら、露光を行う。つまり、露光シャッタSHTを開き、レチクルパターンRTに照射された露光光源ILの光は、マスキングブレードMBを通り、投射レンズLNを通して1/5に縮小され、ウエハWFの上に塗布されているレジストを感光する。露光が完了するとXYθステージは、次に露光する位置に移動し全ショットの露光を行う。
【0083】
露光を終了したウエハは、回収ハンドHARでウエハチャックから、現像装置の搬入通路R3へ送り、現像作業をしないでR4へ送って、ウエハ受取テーフルWENでウエハを取り出す(S111)。
【0084】
次に、AGA(S109)について図11を用いて説明を行う。
【0085】
先ず、ステップ(SA101〜SA104 )のプロセスは、実施形態1と同様に行われる。即ち、位置合わせ指令部100では、位置合わせ動作部(XYS、θS)900を用いて、マークを観察位置に移動させる(SA101) 。
【0086】
そして、マーク観察の為に、撮像部(OE)700を構成している光源から非露光光を発射し調光を行う(SA102) 。
【0087】
そして、画像信号を取り込んでいる間、ステージ偏差記憶部400は、ステージ偏差計測部800で計測された偏差を記憶する(SA103) 。
【0088】
ズレ量算出部では、前記蓄積された画像信号1000から画像信号によるズレ量を取り込む(SA104) 。
【0089】
ここで、ズレ量3000には前記蓄積された画像信号によるズレ量と各成分の偏差データを全て記憶しておく(SA106) 。
【0090】
本実施例の場合、偏差データはXYSのX成分、Y成分、θSのθ成分、及びそれぞれの偏差バラツキにて表されている。
【0091】
もし、偏差データの3σ値が大きく許容範囲を超えている場合や補正値がある一定のトレランスを越えていた場合(SA107) 、オペレーション用の端末CSにワーニングを出力し(SA108) 、もう一度SA103 に戻り、計測し直すことになる。
【0092】
上記計測処理(SA101〜SA108)が、AGAで定められた全てのショットの計測マークについて終了するまで行われる(SA109) 。
【0093】
ここで、最適モード算出部600では、前記蓄積された画像信号によるズレ量と各成分の偏差データから補正に最適なモード4000を決定し(SA110) 、偏差補正モード4000に記憶する。そして、ズレ量算出部500では、前記偏差補正モード4000を用いて真のズレ量を算出し、前記真のズレ量を用いてAGAの補正値算出&補正を行う(AS111) 。
【0094】
次に、TTLオフアクシス方式を使用した場合の偏差補正の仕方を説明する。画像信号によるマークの位置の算出は、中心座標(MCX、MCY)とする。又、実施形態1と同様に、位置偏差2000に記憶している偏差は、X干渉計読み値(dx)、Y干渉計読み値 (dY)における変動の平均と、それぞれのバラツキであるところのσの3倍値(3σ)である。
【0095】
ここで、上記読み値の平均を、それぞれdx,dyとすると以下の補正値が出てくる。
【0096】
(Δx)=dx
(Δy)=dy
この値を用いて中心座標(MCX、MCY)を補正すれば、真の計測値が求まる。
【0097】
もし計測値に対してX方向の変動が小さく、補正する必要がなければ、偏差補正モード4000として補正しないようにセットすることができる。
【0098】
図13は本発明の実施形態3に係るフローチャートである。
【0099】
図13は、本発明を使用したAGA(図3:S003)の1マーク計測について、ステージを止めないで計測を行った場合の1マーク計測説明のフロー例を示している。即ち、画像信号読み込み&ステージ偏差記憶(SA103) の詳細フロー例である。
【0100】
AGAを行う場合、ステップSA001 〜SA008 までは実施形態1と同様なので説明は省略する。以下、図13を用いて本発明の実施形態3を説明する。
【0101】
先ず、ステージはマーク観察領域にくれば等速で移動する。そして観察可能な位置にくれば(SAS011)、ステージ偏差記憶部400は、画像信号蓄積部300に対して同期信号を送り、ステージ偏差記憶を開始する(SAS012)。
【0102】
同期信号を観察している(SAC011)画像信号蓄積部300は、撮像部700を使用して画像信号を画像信号データ1000に取り込む(SAC012)。
【0103】
ステージ偏差計測部800によって計測された(SAS013)ステージ偏差は、ステージ偏差記憶部400によって、位置偏差2000に記憶される(SAS014)。
【0104】
ステージ偏差記憶部400は、ステージがマーク観察領域を越えると(SAS015)、ステージ偏差の記憶をやめ、同期信号を発し(SAS016)、今まで記憶した位置偏差(XY方向の平均と3σ)を算出し、位置偏差2000に記憶する(SAS017)。
【0105】
ここで、3σ値が大きく許容範囲を越えている場合、不図示のオペレーション用の端末CSにワーニングを出力し、作業者に知らせる。
【0106】
一方、同期信号監視している(SAC013)画像信号蓄積部300は、同期信号を受け取ると、信号取り込みをやめ、取り込んだ画像信号によりズレ量平均を算出し、画像信号1000に格納する(SAC014)。
【0107】
上述各実施例によれば、レーザ干渉計により画像信号蓄積中のステージ偏差を計測し、撮像された画像信号による計測値にそれを反映することによって、真のズレ量計測値を得ることができる。
【0108】
又、グローバルアライメントにおいては、真のズレ量計測値を使用して補正計算をする為に、計測精度があがる。
【0109】
そして、グローバルアライメント法におけるステップ&計測シーケンスにおいて、干渉計の計測できる範囲であれば、ステージを完全に停止しなくても(変動している状態でも)、正確なズレ量計測値を求めることができる。
【0110】
更に、最適偏差モードを得ることによって、それぞれの装置、床状態によらず、安定した精度の計測値が得られる。
【0111】
ステージ静止前の変動状態でも正確なズレ量計測値が求められることにより、ステージステップ後にステージの静止を待つ必要がなくなった。よって、ステージのステップ静止を待たないで計測が行える分グローバルアライメント方法のスループットが向上する。
【0112】
次に上記説明した露光装置を利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。
【0113】
図14は半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、或は液晶パネルやCCD等)の製造のフローを示す。
【0114】
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0115】
一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前行程と呼ばれ、前記用意したマスクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。
【0116】
次のステップ5(組立)は後行程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。
【0117】
ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0118】
図15は上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。
【0119】
ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では上記説明した露光装置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0120】
ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0121】
本実施例の製造方法を用いれば、従来は製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを製造することができる。
【0122】
【発明の効果】
本発明によれ、ステージの静止を待たずに位置計測を高精度に行える位置計測装置、位置計測方法、露光装置及びデバイス製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部斜視図
【図2】本発明の実施形態1の要部ブロック図
【図3】本発明の実施形態1の動作のフローチャート
【図4】本発明の実施形態1の動作のフローチャート
【図5】本発明の実施形態1の動作のフローチャート
【図6】本発明の実施形態で使用するマークの説明図
【図7】本発明の実施形態1の一部分の要部平面図
【図8】本発明の実施形態2の要部概略図
【図9】本発明の実施形態2の動作のフローチャート
【図10】本発明の実施形態2の動作のフローチャート
【図11】本発明の実施形態3の動作のフローチャート
【図12】本発明のデバイスの製造方法のフローチャート
【図13】本発明のデバイスの製造方法のフローチャート
【符号の説明】
ST ステッパー
LN 投影レンズ
RT レチクル
WF ウエハ
IFX、IFY、IFθ干渉計
CU 制御装置
WAMX、WAMY計測マーク
OE オフアクシススコープ
XYS XYステージ
θS θステージ

Claims (13)

  1. ステージ上に置かれた物体の上のマークの位置を計測する位置計測装置であって、
    前記マークの画像を検出することにより画像データを得る画像検出手段と、
    前記画像検出手段による画像検出の間に、前記ステージの位置を複数回計測する計測手段と、
    前記画像検出手段により得られた画像データと前記計測手段により計測された前記ステージの複数の位置とに基づいて、前記マークの位置を算出する算出手段と
    を有することを特徴とする位置計測装置。
  2. 前記画像検出手段は、信号取り込み時間の間、前記マークの画像信号を蓄積し、蓄積された画像信号に基づいて前記信号取り込み時間中の前記マークの平均的な位置を求めるために用いられる前記画像データを得ることを特徴とする請求項1に記載の位置計測装置。
  3. 前記画像検出手段及び前記計測手段は、実質的に同じ期間中に、前記マークの画像データ及び前記ステージの位置をそれぞれ得ることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置計測装置。
  4. 前記画像検出手段が前記マークの画像を検出可能な位置に前記ステージが移動後、かつ前記ステージが止まる前に、前記画像検出手段及び前記計測手段は、前記マークの画像の検出及び前記ステージの位置の計測をそれぞれ開始することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の位置計測装置。
  5. 前記画像検出手段は、オフアクシススコープを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の位置計測装置。
  6. 前記計測手段は、干渉計を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の位置計測装置。
  7. 前記物体は複数の領域を有し、前記マークは前記複数の領域のそれぞれに対応して形成され、前記算出手段により算出された前記マークの位置に基づいて、前記複数の領域のそれぞれに関して前記ステージの目標位置を算出することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の位置計測装置。
  8. 前記算出手段は、前記複数の領域のうち定められた領域に関して、前記画像検出手段により得られた画像データと前記計測手段により計測された前記ステージの複数の位置とに基づいて、前記マークの位置偏差を算出し、前記位置偏差に基づいて、前記複数の領域のそれぞれに関して前記ステージの目標位置を算出することを特徴とする請求項7に記載の位置計測装置。
  9. 前記ステージを、前記画像検出手段が前記マークの画像を検出可能な位置において、等速で移動させるようにしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の位置計測装置。
  10. ステージ上に置かれた物体の上のマークの位置を計測する位置計測方法であって、
    前記マークの画像を検出することにより画像データを得る画像検出工程と、
    前記画像検出工程における画像検出の間に、前記ステージの位置を複数回計測する計測工程と、
    前記画像検出工程において得られた画像データと前記計測工程において計測された前記ステージの複数の位置とに基づいて、前記マークの位置を算出する算出工程と
    を含むことを特徴とする位置計測方法。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の位置計測装置を有し、前記物体にパターンを露光することを特徴とする露光装置。
  12. 請求項1〜9のいずれかに記載の位置計測装置を用いて前記物体の位置合わせを行う位置合わせ工程を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
  13. 請求項11に記載の露光装置を用いて前記物体にパターンを露光する露光工程を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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