JP3547439B2 - 折り畳み式人物支持・運搬体 - Google Patents
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Description
発明の背景
本発明は、概して人物を支持するための折り畳み式支持・運搬体(folding assembly)に関し、例えば、使用形態、例えば同伴する人に押される回転移動形態に展開し、かつ格納または運搬形態に折り畳むことのできる、幼児を運ぶための車に関する。本発明は特に幼児を運ぶための折り畳み式車両に関するものであるが、本発明は、例えばそれが折り畳み式のベビーカーあるいはベビーキャリッジ(箱ベッド型乳母車)であるか否かに拘わらずそれに限定されるものではない。例えば、本発明は一方では、身体障害者のための車椅子のような他の折り畳み式車両に適用されてもよいし、他方では、室内チェアやガーデンチェアのような他の折り畳み式支持・運搬体に適用されてもよいことが理解される。
先行技術の記載
WO86/03464は折り畳み式支持・運搬体を既に開示している。この折り畳み式支持・運搬体は、
− 2つの長手部材を有する支持または転動構造体と、
− ベースにおいて、長手部材の端部に連結された2つの直立部材を備え、これら直立部材が長手部材と実質的に平行となる格納位置と、長手部材に対して鋭角を形成する使用位置とをとることのできる、人物支持部、例えばシートまたは揺籃部材(cradle)を支持する構造体と、
− 前記2つの構造体を前記各2つの位置に固定する手段と、
− 運搬構造体の前記直立部材に対してスライドできるように組み付けられた分岐部材を備えるガイドハンドルと、
から構成されている。
この折り畳み式支持・運搬体において、前記人物支持部は、使用位置において地上から一定の高さにあるように前記運搬構造体の前記直立部材に恒久的に固定されている。しかし、座らせられた位置よりも横になって眠る位置の方が低い方が幼児にとっても好ましいし、たとえ支持・運搬体の重心を低くすることで安定性を向上させるためだけであっても好ましい。
さらに、前記折り畳み式支持・運搬体が格納形態にされるとき、運搬構造体における前記人物支持部の固定された位置は、たとえ該支持部が折り畳み形式の支持部材であっても、折り畳まれた支持・運搬体の端部の縦方向の大きさを増加させ、この支持・運搬体の格納に不利となる突出形態を形成する。
これに加えられるべき事実は、ある状態から別の状態に変えるのに多数の操作が必要で、これらの変換操作をむずかしくし、ときどき指を危険にさらすということである。
本発明の概要
本発明の目的は、製造コストを低減するとともに、形態を変更するために要求される数多くの操作を低減するために、前述のタイプの折り畳み式支持・運搬体を提供し、人あるいは幼児のための支持部の地面に対する距離を加減することを可能にすることにより、これらの欠点を克服することである。
この目的のために、本発明による折り畳み式支持・運搬体においては、前記人物支持部は、ガイドハンドルの2つの分岐部材の間にくるように分岐部材に取り付けられているとともに、使用形態における前記支持部の少なくとも2つの所定位置において、高さをロックする機構が、前記運搬構造体の少なくとも一つの直立部材と、ガイドハンドルの対応する分岐部材との間に挿入される。
この構成により、支持・運搬体が使用形態にあるとき、人物支持部、例えばシートは、少なくとも2つの位置すなわち、座らされている高い位置と、横たわるための低い位置をとることができる。固定機構によって可能にされる位置の数によるが、この低い位置は、支持・運搬体が格納形態にある場合に人物支持部によってとられた位置と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本発明の一実施例において、前記2つの構造体の角度に関する固定のための手段は、前記構造体の少なくとも一側面に以下のものを具備する。
− 下端が、前記支持または転動構造体の対応する長手部材に回動可能に接続され弾性復帰手段に関連づけられおり、かつ上端が、対応する直立部材の長手方向に延びたのスロット内でスライド可能に取り付けられた交差ピンに取り付けられた交差突っ張りレバーと、
− 転倒可能なヒンジ部を有し、互いに近接した前記スロットの延長部分に配設された2つのレバーから構成され、これらのレバーのそれぞれが、一方では、前記スロットの対応した端部を超えて前記運搬構造体の対応する直立部材に回動可能に接続され、他方では、他方のレバーに関連して、スロット内をスライドするペグ(peg)形のスライド式接続部材によって回動可能に接続され、さらに、格納位置または使用位置において前記交差突っ張りレバーの上部ピンを固定するノッチを有して成るロック用装置と、である。
単純で高価でなく信頼性の高い手段を採用したこの装置は、前記2つの構造体の角度固定を何れの形態においても卓越して行なうことを可能にしている。
有利なことに、前記ハンドルの分岐部材は、それぞれ、前記運搬構造体の摺動路上をスライドできる下部スライド部材に取り付けられていて、該スライド部材には下記の部材が回動可能に取り付けられている。すなわち、
− 一方では、前記分岐部材を位置決めするための第1のレバーであって、一端が、ロックボルト形とされ、前記運搬構造体の対応する直立部材に形成された凹部のどちらか一方に進入可能で、他端が、それを固定位置に保持する復帰バネを押圧し、可撓性リンク部材によって、前記ハンドルの横断バーに配設された操作手段に接続されている第1のレバーと、
− 他方では、折り畳み/展開機能をロック解除する第2のレバーであって、一端が、可撓性リンク部材によって、前記ハンドルの横断バーに配設された操作手段に接続され、他端が、前記ヒンジ部材をロック解除位置とするために、折り畳み/展開機能をロックするための前記転倒可能なヒンジ部材のレバーの一つから側方に突出したステップと接触できる第2のレバー。
この構成により、2つの操作、すなわち2つの構造体の角度設定をロックする操作と、ハンドルの分岐部材および人物支持部の位置決めをロック解除する操作とはハンドルの横断バーに集中され、支持部材、シート又は揺籃部材の高さ調整を容易にし、かつ折り畳みまたは展開操作を容易にする。
この装置のもう一つの利点は、折り畳み/展開機能をロック解除する第2のレバーがスライド部材に配設され、それがヒンジ部材に近接した位置においてのみ、すなわちハンドルの直立部材が運搬構造体の中に引っ込められているときにのみ操作され得ることを可能にしているという事実から生じる。この簡単な装置は不適切な操作を防ぎ、安全手段を別に設ける必要がない。
本発明の好ましい実施態様においては、前記ハンドルの各分岐部材は、ハンドルを形成する管状の横断部材に取り付けられた操作手段を備えており、その操作手段は、
− 隣り合って独立して配置され、長手軸回り回転自在に組み付けられ、それらの各々に、一方の場合には前記第1のレバーから、他の場合には前記第2のレバーから来る前記可撓性リンク部材の端部が取り付けられているプーリと、
− 長手軸回りに前記2つのプーリの間に回動可能に接続され、各端部が、対応するプーリを所要角度回動させることができる揺動レバーと、
− これらのプーリを回転方向に固定するためのロック解除可能手段と、
から構成されている。
この装置に関して、一つまたは他の機能を働かせるために要求されることは、第1に、プーリを回転方向に固定する手段をロックされていない位置に持ってくることであり、次に、前記揺動レバーを一方に揺動させてハンドルの直立部材をロック解除し、該揺動レバーを他方に揺動させて運搬構造体を固定する手段を回転構造体からロック解除することだけである。
一実施態様において、前記人物支持部は、該支持部材の向きを調節する部材を介して、ハンドルの分岐部材のそれぞれに接続され、その向き調節部材には、各角度位置においてロックするための手段が設けられている。
かかる部材は、使用者の心地良さを改善するばかりでなく、さらに、格納形態において、前記支持部、シート又は揺籃部材を、該支持・運搬体の大きさを低減させる方向に向けることを可能にする。
他の実施態様においては、前記人物支持部が、取り外し可能な固定手段を介して前記ハンドルの分岐部材のそれぞれに接続されており、前記取り外し可能な固定手段は、
− 脚状部材または支持部材の一方に設けられ、閉塞され上方は開放された断面C字状の摺動路を具備した固定用ボディと、
− 他方の部材に設けられ、前記C形の摺動路に進入できる横断面T字形のほぞを具備した固定用部品と、
− 係合動程の終点において、前記ほぞを前記摺動路にロックするための手段と、
を有する。
この支持・運搬体装置は、前記支持部、シート又は揺籃部材の即座の取り付け取り外しを可能にし、しかも、その操作を道具を使用することなしに可能にする。このことは、一つの支持部をもう一つのものと素早く置き換えることを可能にするとともに、使用者がその支持・運搬体の進行方向に対して前向き又は後ろ向きになれるように支持部をひっくり返すことをも可能にし、延いては、格納形態における支持・運搬体の大きさを低減するために、支持部を運搬構造体から取り外すことも可能にする。
この支持・運搬体の一実施態様は、向きの調整と、運搬構造体からの支持部の取り外しとの双方を可能としている。
【図面の簡単な説明】
他の特徴および優位点は、添付の図面を参照して説明される下記の記載から明かとされる。添付の図面は、幼児のための折り畳み式ベビーカーに適用した場合の本発明の実施例を表わしているが、これに限定されるものではない。
図1は、回転移動位置にある折り畳み式ベビーカーの全体斜視図である。
図2は、格納位置にある折り畳み式ベビーカーが側面図である。
図3は、操作手段を示すもので、図1のIII−III線に沿う部分矢視断面図である。
図4は、操作手段を表わすもので、ハンドルを通る部分断面図を伴う部分平面図である。
図5は、完全に引っ込められた位置にあるハンドルの直立部材を有し、回転移動位置にある場合における横断面図で表わされた折り畳み式ベビーカーの側面図である。
図6および図7は、それぞれ、直立部材をロックするためのボルトの作動時、およびヒンジ部材をロック解除するためのレバーの作動時において、ハンドルが底部位置にある場合の運搬構造体の下部の部分断面図である。
図8は、ハンドルの直立部材の一つに取り付けられたスライド部材を拡大して示すもので、図5のVIII−VIII線に沿う矢視断面図である。
図9は、人物支持部またはシートの角度方向を調節するための部材の一実施例による部品を示した分解組立図である。
図10は、人物支持部を、運搬フレーム構造に取り外し可能に固定する手段の一実施例を、該手段が図9の調節部材と結合されている場合について示す部分斜視図である。
図11は、人物支持部を取り外し可能に固定する手段の主要な部材を示す斜視図である。
好ましい実施例の説明
図1に示されるように、この折り畳み式ベビーカーは、全体として符合Aで示される転動構造体と、符合Bで示される運搬構造体とから構成されている。前記転動構造体は、車輪3を担持し、運搬構造体Bの基部において、交差ピン4回りに回動可能に接続された2つの長手部材2から構成されている。運搬構造体は、ガイドハンドル7の2つの分岐部材6を担持する2つの直立部材5から構成されている。運搬構造体Bの前記直立部材5の少なくとも一つ、好ましくはそれぞれが、前記転動構造体の対応するアーム2に、固定機構Cによって接続されている(図5参照)。
図5および、詳細については図6および図7に表わされる実施例おいては、この固定機構は、下端が、対応する前記長手部材2に9において回動可能に接続され、上端ピン10を具備する交差突っ張りレバー8を有する。このピンの一部は、後述する回動支持部材24aの中に形成された細長いスロット12(図7)内でスライド可能であり、他の部分は、転倒可能なヒンジ部材の2つのレバー14,15に形成されたノッチ13の一方又は他方と相互作用するものとなっている。このヒンジ部材の前記レバー14は、16において、前記スロット12の端部の下方で前記支持部材24aに回動可能に接続され、レバー15は、その一端を介して、17において、同支持部材にスロット12の端部の上方で回動可能に接続されている。前記レバー14は、レバー15の自由端に形成されたスロット19の中でスライドできるペグ18を有する。
さらに、前記固定機構は、前記交差突っ張りレバー8を復帰させるための手段を備え、該復帰手段は、本実施例においては、回動接続部9上で長手部材2の中に取り付けられた弾性材料から成るブロック20より成っている。このブロックの中に形成されたハウジング21は、折り畳み動作あるいは展開動作の終わりに、レバーの対応する部分と接触できる2つの支持面21a,21bを有する。この接触は、局所的に前記ブロックを圧縮して、各ロック解除段階の始めにおいて、転倒可能なヒンジ部材14,15を開け始めるために、レバー8を回動させようとする弾性復帰力を発生するためである。
図6は、折り畳み式ベビーカーが使用形態にあるとき、前記交差突っ張りレバー8の前記ピン10が、ヒンジ部材の下部ノッチ13の中で固定され、転動構造体Aの前記長手部材2と運搬構造体Bの直立部材5とによって形成される両脚を所定の鋭角に固定する。
図7は、図2に示されるような格納形態にするために、該折り畳み式ベビーカーが折り畳まれる場合に、前記ヒンジ部材14,15が前記ピン10を開放し、それにより該ピン10が前記上部ノッチ13の下方に至るまでスロット12の中をスライドして該ノッチ13内に入り込むことを示している。この位置において、対応する前記長手部材2は、図2に示されるように、運搬構造体B全体と実質的に平行となる。
各直立部材5のフレーム部材11は金属または成形材料から成る合成部品から製造され、図8に示されるように、横断面においてその空洞が下を向いて全体としてU字状をなしている。図5に示すように、このフレーム部材は、その下端がヨーク24に取り付けられている。このヨーク24は、合成材料から成り、前記2つの構造体A,Bの回動接続のためのピン4の回動支持部を構成し、さらに、図6および図7示されるように、かつ垂直方向の摺動路27の下端のためのアンカーシャンクのように、前記転倒可能なヒンジ部材14,15のための支持部材24aを構成している。
本実施例において、前記摺動路は、交差ピン28によって前記ヨーク24に接続された金属管から構成されている。
図5に示すように、前記フレーム部材11の上端は上部ヨーク29に取り付けられている。該上部ヨークもまた合成材料から成り、前記摺動路27の他端をピン22により固定するためのアンカーシャンク、および、前記ハンドル7の対応する分岐部材6のための軸受30を形成している。
前記各分岐部材6の下端はスライド部材32に取り付けられている。該スライド部材は、前記摺動路27上をスライドできるように組みつけられ、高さ固定機構Dの一部を形成する第1のレバー33と、第2のレバー34を有している。図6および図8に詳細に示すように、前記第1のレバー33は、交差ピン35によって前記スライド部材32に回動可能に接続され、その上部に、ロック用ボルトを形成するほぞ36を具備している。該第1のレバーの下部はUリンク状を呈し、該Uリンクの2つの分岐部37a,37b(図8)が前記スライド部材32の両側に位置している。これら2つの分岐部は、図6および図7に見られるように、スロット39を介して前記スライド部材32を貫通する交差ピン38を備えている。この交差ピンは、前記分岐部材6中に長手方向に位置された可撓性を有するリンク部材40の下端の定着点となるとともにバネの当接点となる。このバネの他端は、ピン43によって前記スライド部材に接続された前記分岐部材6の端部に当接する。分岐部材6の下端を収容するためにスライド部材の中に形成されたハウジング44に配設された前記バネ42は、第1のレバー33に矢印45の方向の力を与える。この力により、前記レバーのボルト状部分36は、前記フレーム部材11のウェブ内に形成された複数の凹部46の一つに常時係合される。
前記スライド部材32の備える前記第2のレバー34は、前記スライド部材の一側面に配置されている。この第2のレバーは、交差ピン47によって前記スライド部材に回動可能に接続され、その一端を介して、前記スライド部材の前方に交差して延びた拍車状部材(transverse spur)48に取り付けられている。さらに正確に述べると、図6および図7に示されるように、この拍車状部材は対向した孔49の前に延びており、該孔49は、移動孔51を介して、前記スライド部材内に形成された前記ハウジング44と連絡している。この拍車状部材48は、前述の孔を貫通し分岐部材6の内部に向かって進む可撓性リンク50のための固定部材を構成している。前記対向する孔49の内部に配設されたバネ52は、図6に示されるように、レバー全体を、前記スライド部材32の内部にとどまるよう回動された静止位置に保つために、拍車状部材48を押圧することとなる。また、同図は、前記スライド部材が最下方位置にあるときには、前記第2のレバー34の自由端の経路が、前記ヒンジ部材の前記レバー15から突出したステップ53と交差することを示している。その有用性については後述する。
図8は、前記スライド部材32が横断タブ54に取り付けられている模様を示している。この横断タブ54には、運搬構造体Bによって支持されるシート1を固定しかつ回動可能に接続する手段が取り付けられている。これらの手段については後述する。
図1および図2は、それぞれ前記運搬構造体B内に前記分岐部材6を固定し、かつ前記転動構造体Aに前記運搬構造体Bを固定するために、前記運搬構造体Bの前記各直立部材のフレーム部材11がキャップ61によって覆われ、上述した全ての機構が隠されている模様を示している。
本発明のもう一つの特徴によれば、前述の固定手段と関連づけられた前記可撓性リンク部材40,50は、ハンドルを形成する前記横断バー7に配置された操作手段において終端している。これら操作手段については、図3および図4を参照しながら後述する。
図3は、ハンドル7が管状の交差部材から成り、該交差部材は、この交差部材が取り付けられた前記管状の分岐部材6の端部の内部と連通していることを示している。したがって、前記交差部材はその中央部分に、交差ピン63に回転自在に組み付けられた2つのプーリ60,62と、揺動レバー64と、安全押釦65とから構成される操作手段を担持している。前記プーリ60に取り付けられているのは、前記運搬構造体Bの左側直立部材および右側直立部材からそれぞれ延びた可撓性リンク40g,40dの端部であり、前記分岐部材のロック解除をもたらす。前記プーリ62には、同じ直立部材からくるリンク部材50g,50dが固定されているが、こちらは、折り畳み/展開作用をもたらす。伝達部材、例えば交差ピン67に回転自在に組み付けられたローラ66は、プーリ60,62に対する前記可撓性リンク部材の伝動を容易にするために、前記交差部材7の各端部における前記各分岐部材6の開口近くに配置されている。
前記揺動レバー64は、前記交差部材7の交差ピン68の回りに回動可能に接続されている。該揺動レバーは開口69を介して下側の壁を貫通している。このレバーの各端部は、対応するプーリの径方向の面の一つから突出した偏心フィンガ70を支えるようになることが可能である。図4は、前記揺動レバーが前記プーリ60〜62の間の隙間に位置していることを示しており、このことは、前記各プーリのフィンガ70が他方のプーリに向かって突出していることを意味している。
前記安全押釦65は、前記交差部材7に対してスライド可能に組み付けられ、開口70を介して交差部材の上方の壁を貫通している。この安全釦と横断板73との間に挿入された復帰バネ72が、この安全釦を外側に付勢している。揺動レバー64の如く、2つのプーリの間の隙間に位置した前記安全押釦は、その端部のそれぞれにおいてその表面の一つから突出し、前記各プーリのスロットと相互作用する2つの突出部74を有している。各スロットは、実質的に半径方向に延びてそれにより前記突出部74が並進的(translationally)に前記プーリを固定する分岐部分75aと、円形のアーチの形状を成し前記プーリの回転を可能にする分岐部分75bと、から構成されている。
操作機構が休止状態にあるとき、すなわち図3で表わされる位置において、前記2つのプーリ60,62は前記安全押釦65の突出部74によって回転を阻止されており、また、前記揺動レバー64は休止位置にある。
この休止位置において、前記各分岐部材6に関連した前記スライド部材のロック用歯36は、図7に示すように、前記フレーム部材の前記凹部46の一つと係合しており、前記復帰バネ42の動作の支配を受ける一方、前記レバー34は、図6で示される不動位置において、バネ52の押力の支配を受けているということに留意すべきである。
図1に示されるように、シート1の垂直方向の位置を変更することが必要なとき、あるいは、図5に示されるように、ハンドルを格納位置に持ってくることが必要なときに要求される操作は、該安全押釦の前記突出部74が前記プーリ60,62の前記径方向スロット75aから前記円形アーチ形スロット75bに移動するように、安全押釦65を操作することだけである。この段階において、同じ手に関し要求されることは、図3において左にあるこのレバーの端部とプーリ60のフィンガ70との接触により矢印80の方向にこのプーリの回転をもたらすために、図3の矢印80の方向にレバー64を揺動させることのみである。このプーリの部分回転により、前記2つの可撓性リンク部材40g,40dがそれぞれ矢印方向81,82の方向に移動する。この牽引は前記第1のレバー33に中継され、第1のレバーは前記回動軸35の回りに揺動し、図7で示されるのロック位置から、図6で示されるロック解除位置に変わる。
前記操作機構の前記2つの部材64,65を操作し続けることにより、運搬構造体Bの直立部材5に対してハンドルの分岐部材6をフレーム部材11の凹部46で示される選択位置まで伸縮させることは非常に容易である。
操作手段が解除されれば、前記揺動レバー64は前記スライド部材32内に位置したバネ42の働きによって元の休止位置に戻り、前記ボルト36をフレーム部材の凹部46に係合させる。実際、前記レバー33の回動は、リンク部材40g,40dを介して、プーリ60に伝達される。そして、プーリ60は元の位置に戻り、前記突出部74を前記スロットの径方向分岐部分75aに係合させる。
前記安全押釦65を動作させた後に前記レバー64を他の方向に揺動させることによって、前記可撓性リンク部材50g,50dが牽引されることとなり、その結果、前記レバー34が回動することとなり、該レバー34の自由端は、ヒンジ部材のレバー15の前記ステップ53に接触するまでの軌跡を描く。このレバー34の動程は、ヒンジ結合を構成している前記レバー14,15を、図6で示されるロック位置から、図7で示されるロック解除位置に移動させるのに充分なものである。この最終位置において、レバー14のノッチ13は前記交差突っ張りレバー8のフィンガ10を解放し、交差突っ張りレバーが回動可能とされるとともに、運搬構造体Bが転動構造体Aに近づくように動かされる。
移動終点、すなわち前記2つの構造体A,Bが格納位置にあるとき、前記各交差突っ張りレバー8のフィンガ10は前記ステップ53の他の部分と適合し、反対方向に回動するレバー15によって、該レバーを前記レバー14と整列させ、ノッチ13を軸10に係合させる。
前記フィンガ10が前記スロット12内を移動したときに、前記揺動レバー64の動作を終了してもよいことが解かるであろう。
上記同様、前記揺動レバー64は、レバー34の復帰バネ52によって中間位置に戻される。
折り畳み位置あるいは展開位置にある折り畳み式ベビーカーの2つの構造体A,Bを固定する手段を解除する機構は、ハンドル7の分岐部材6が一杯に引き込められた位置、すなわち、格納位置にあるときにのみ操作可能であるという利点がある。事実、他の位置においては、第2のレバー34の回動は完全に操作不能である。何故なら、該レバーは、これと相互作用するステップから遠く離れ過ぎているからである。この装置では、折り畳み式ベビーカーが使用位置にあるときに不用意に折り畳まれることを防ぐために、別途安全手段を用いる必要はない。
該固定用機構Dは、格納形態においても使用形態においても同じように良好に作動し、また、それら双方の解除も前記ハンドル7で行なわれるということが解かるであろう。
次に、前記スライド部材32に取り付けられた前記タブ54に、人物支持部すなわちこの場合ではシート1、を固定する手段について説明する。実際、これら固定手段は使用者の快適さを改善するのに貢献するばかりでなく、折り畳み式ベビーカーが格納形態にあるときに、その大きさを低減させる役目の一部を果たす。
本実施例では、人物支持用のフレーム部材の各長手部材83(この場合シート1)が、全体として符合84で示す角度的な方向づけを調節する部材、及び全体として符号85で示す固定解除手段を介して、タブ54に接続されている。
前記角度調節部材84は、図8および図9に示すように、ディスク86、ケーシング87、ランナ88、操作釦89から構成されている。ディスク86は、引き続き説明される手段によってハンドルの分岐部材6に取り付けられ、少なくとも1個、好ましくは2個の内側に突出した歯付きリング90を備えている。図9は、2個のリングの歯の間の隙間が、ディスクの径方向に渡って1列に並べられているのを示している。
前記ケーシング87は前記ディスク86を覆っており、前記ディスクに対し、、ディスク中央に軸方向に配置された交差ピン91回りに回転自在となるように組み付けられている。このケーシングは、その直径の一つと平行に該ケーシングを貫通するスロット92を有し、該ケーシングを貫通するシートのフレーム部材の前記長手部材83がそのスロットに入るようにされている。該ケーシングは、ネジ93により前記長手部材に固定されている。このケーシングは、成型された合成材料から成り、内部には、前記スロット92と平行に配置され、ランナ88の摺動路として機能する径方向ハウジング94を備えている。
図9に示すように、前記ランナ88は、復帰バネ96を収容する内部ハウジング95を備えている。このハウジングの2つの壁には、それらを貫通する細長スロット97が形成されている。この細長スロットは、前記軸91のための通路となるとともに、該ランナがケーシングの前記径方向ハウジング94内をスライドできるようにしている。前記バネ96は、ランナに取り付けられて前記内部ハウジング95の開口の延長部に入っており、一方で前記軸91を押し、他方で折り返し部99を押すこととなる。また、このランナは、前記歯付きリング90の反対側の表面から突出した複数のフィンガ100を有している。これらのフィンガは、前記バネ96の復帰動作のもと、ランナがロック位置にあるときに、フィンガの各々がリング90の歯の間の隙間の一つの中にあるように配置されている。そして、このランナ88は、前記スロット92を有した前記ケーシングの領域に突出する横断ほぞ101に取り付けられている。このほぞは、シートのフレーム部材の長手部材83に近接し、前記ランナが、ねじ102によって、ロックを解除するための前記押釦89に固定され得るようになっている。本実施例において、この押釦は、シートのフレーム部材の長手部材83に沿ってスライド可能とされた所定長の半円チューブから構成されている。しかし、もしも端部の少なくとも一つが、ケーシングの外側に延び出し、使用者にとって容易にアクセス可能であれば、他のいかなる形状のものであってもよいことは明らかである。
ロック位置において、前記ランナ88のフィンガ100は、歯付きリング90の歯の間の隙間に係合しており、ランナ88を回転しないように固定している。また、ランナがケーシングのハウジング94中に取り付けられていることから、ケーシングを回転しないように固定し、よって、運搬構造体Bに対してシート1を固定している。シートのフレーム構造の角度位置を変更するために必要なことは、前記押釦89によって、前記各ランナ88を図9の矢印103の方向にスライドさせることだけである。この動程によりバネ96が圧縮され、フィンガ100が歯付きリング90から外れる。従って、シートのフレーム部材を回動させて所望の角度設定を行なうことが可能となる。その後前記押釦89を離すと、バネ96が、ランナ88のフィンガ100を対応する歯付きリングに押圧させ、運搬用のフレーム構造に対するシートの角度のロックすべく、それらフィンガを歯の隙間に係合させることが可能になる。
ランナのスライドを容易にするために、ケーシング87は、前記ハウジング94の延長部分に凹部104を有することが解かるであろう。
人物支持部の角度調節をするこの部材は、例えばシート又は揺籃部材等の人物支持部に、前記運搬構造体に対するこのシート又は揺籃部材の大きさ、延いては該折り畳み式支持・運搬体全体の大きさができるだけ減少する角度を与えるために、該折り畳み式ベビーカーを格納形態にするように操作する際にも用いられる。
前記固定解除手段85は、図11に示されているように、固定用ボデー105、固定用部品106、ロック手段107から構成されている。本実施例において、固定用ボデー105は、前記ハンドル7の分岐部材6に取り付けられた前記スライド部材32の一部を形成する前記タブ54に取り付けられ、固定用部品106は前記角度調節部材84の前記ディスク86に取り付けられている。ただし、それらを逆に配設してもよいことは明白である。
図11は、前記固定用ボデー105が本質的に、下方が閉塞され上方が解放された横断面C形の摺動路108からなっているということを明確に示している。本実施例において、摺動路はその長軸が前記タブ54と垂直なものとなっているが、該長軸がこのブラケットに対し傾いていてもよいのは同様に極めて明らかである。この摺動路の底部には、該底部を貫通するロック用開口109と凹部110とが形成されている。凹部110は、該固定用ボデーの上縁から形成され、前記開口の長手方向に片寄っている。また、弾性材料から成るブロック112が摺動路の閉塞底面部に配設されている。
固定用部品106は、前記摺動路108に入り込むことのできる断面T形のほぞを有している。このほぞは、細長く軸方向に延びた凹部113を有しており、該凹部に前記ロック手段107のレバー114を収容する。前記レバー114はその下端にフック115が設けられている。このフックは、上方が開放されており、前記凹部113の底部から突出した横断ボス116に回動可能に接続されている。図8はこのボスがレバー114に面して、レバー114の回動を容易にする斜面117を有していることを示している。
レバー114は、中間部分において、前記ロック用開口109に進入できる歯118を具備し、かつ、固定用部品105の凹部110に係合可能な歯119を具備している。
前記レバー114を弾性復帰させる手段は、前記ほぞ106の凹部113に収容された弾性材料から成るブロック120より構成されている。この部品は、これを挟む面、すなわち凹部113の底部と、レバー114のこの底部に対向する面とに接着されている。
人物支持部が、シート、揺籃部材、あるいは他の支持部材からなるか否かに拘わらず、前記レバー114と前記弾性ブロック120とから構成されるロック手段が、前記固定用部品106の一体的部分を形成しているということ、したがって、人物支持部のフレーム部材の各長手部材83と一体的な部分を形成していることが前述のことから明らかになる。
このシートを適合させるために要求されることは、前記固定用ボデー105の摺動路108に固定用部品106を係合させることのみである。この係合の際、各レバー114の歯118面取り部118aは、前記歯118がロック用開口109に到達するまで、レバーを固定用部品106に向かって回動させようとする。この位置から始めて、2つの取り外し可能な固定手段のレバー114はロック位置に弾性的に戻り、それぞれハウジング109,110にある歯118,119に係合する。
この支持・運搬体を分解するには、前記歯118,119をそれらのロックハウジングから分離するように前記弾性ブロック120を圧縮しつつ、レバー114を図8の矢印121の方向に回動させ、同時に前記固定用部品106を摺動路108から滑り出させればよい。
これらの取り外し可能な固定手段は簡単な構造であり、しかも、例えばシートを、幼児が折り畳み式ベビーカーの進行方向に対して前を向いている位置から後ろを向く位置に変更するために、折り畳み式ベビーカーに設けられた支持部材、シートまたは揺籃部材を素早く交換することをも可能にしている。また、この固定手段は更に、人や幼児のための支持部材が例えば大きな鞘状体(Pod)から成り非常にかさばっている場合に、大きさを小さくしかつ格納・積み込みを容易にするために、この支持部を運搬支持・運搬体から取り外すことを可能にしている。
本発明の折り畳み式支持・運搬体を構成する種々の手段が共通の目的を満たすものであることは上記より明らかである。すなわち、
− 形態の変更でなく操作を容易にし、
− 格納形態における大きさを低減し、
− 形状の調節中における安全性を保障し、
同時に、生産コストを低減できることである。
本発明は、概して人物を支持するための折り畳み式支持・運搬体(folding assembly)に関し、例えば、使用形態、例えば同伴する人に押される回転移動形態に展開し、かつ格納または運搬形態に折り畳むことのできる、幼児を運ぶための車に関する。本発明は特に幼児を運ぶための折り畳み式車両に関するものであるが、本発明は、例えばそれが折り畳み式のベビーカーあるいはベビーキャリッジ(箱ベッド型乳母車)であるか否かに拘わらずそれに限定されるものではない。例えば、本発明は一方では、身体障害者のための車椅子のような他の折り畳み式車両に適用されてもよいし、他方では、室内チェアやガーデンチェアのような他の折り畳み式支持・運搬体に適用されてもよいことが理解される。
先行技術の記載
WO86/03464は折り畳み式支持・運搬体を既に開示している。この折り畳み式支持・運搬体は、
− 2つの長手部材を有する支持または転動構造体と、
− ベースにおいて、長手部材の端部に連結された2つの直立部材を備え、これら直立部材が長手部材と実質的に平行となる格納位置と、長手部材に対して鋭角を形成する使用位置とをとることのできる、人物支持部、例えばシートまたは揺籃部材(cradle)を支持する構造体と、
− 前記2つの構造体を前記各2つの位置に固定する手段と、
− 運搬構造体の前記直立部材に対してスライドできるように組み付けられた分岐部材を備えるガイドハンドルと、
から構成されている。
この折り畳み式支持・運搬体において、前記人物支持部は、使用位置において地上から一定の高さにあるように前記運搬構造体の前記直立部材に恒久的に固定されている。しかし、座らせられた位置よりも横になって眠る位置の方が低い方が幼児にとっても好ましいし、たとえ支持・運搬体の重心を低くすることで安定性を向上させるためだけであっても好ましい。
さらに、前記折り畳み式支持・運搬体が格納形態にされるとき、運搬構造体における前記人物支持部の固定された位置は、たとえ該支持部が折り畳み形式の支持部材であっても、折り畳まれた支持・運搬体の端部の縦方向の大きさを増加させ、この支持・運搬体の格納に不利となる突出形態を形成する。
これに加えられるべき事実は、ある状態から別の状態に変えるのに多数の操作が必要で、これらの変換操作をむずかしくし、ときどき指を危険にさらすということである。
本発明の概要
本発明の目的は、製造コストを低減するとともに、形態を変更するために要求される数多くの操作を低減するために、前述のタイプの折り畳み式支持・運搬体を提供し、人あるいは幼児のための支持部の地面に対する距離を加減することを可能にすることにより、これらの欠点を克服することである。
この目的のために、本発明による折り畳み式支持・運搬体においては、前記人物支持部は、ガイドハンドルの2つの分岐部材の間にくるように分岐部材に取り付けられているとともに、使用形態における前記支持部の少なくとも2つの所定位置において、高さをロックする機構が、前記運搬構造体の少なくとも一つの直立部材と、ガイドハンドルの対応する分岐部材との間に挿入される。
この構成により、支持・運搬体が使用形態にあるとき、人物支持部、例えばシートは、少なくとも2つの位置すなわち、座らされている高い位置と、横たわるための低い位置をとることができる。固定機構によって可能にされる位置の数によるが、この低い位置は、支持・運搬体が格納形態にある場合に人物支持部によってとられた位置と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本発明の一実施例において、前記2つの構造体の角度に関する固定のための手段は、前記構造体の少なくとも一側面に以下のものを具備する。
− 下端が、前記支持または転動構造体の対応する長手部材に回動可能に接続され弾性復帰手段に関連づけられおり、かつ上端が、対応する直立部材の長手方向に延びたのスロット内でスライド可能に取り付けられた交差ピンに取り付けられた交差突っ張りレバーと、
− 転倒可能なヒンジ部を有し、互いに近接した前記スロットの延長部分に配設された2つのレバーから構成され、これらのレバーのそれぞれが、一方では、前記スロットの対応した端部を超えて前記運搬構造体の対応する直立部材に回動可能に接続され、他方では、他方のレバーに関連して、スロット内をスライドするペグ(peg)形のスライド式接続部材によって回動可能に接続され、さらに、格納位置または使用位置において前記交差突っ張りレバーの上部ピンを固定するノッチを有して成るロック用装置と、である。
単純で高価でなく信頼性の高い手段を採用したこの装置は、前記2つの構造体の角度固定を何れの形態においても卓越して行なうことを可能にしている。
有利なことに、前記ハンドルの分岐部材は、それぞれ、前記運搬構造体の摺動路上をスライドできる下部スライド部材に取り付けられていて、該スライド部材には下記の部材が回動可能に取り付けられている。すなわち、
− 一方では、前記分岐部材を位置決めするための第1のレバーであって、一端が、ロックボルト形とされ、前記運搬構造体の対応する直立部材に形成された凹部のどちらか一方に進入可能で、他端が、それを固定位置に保持する復帰バネを押圧し、可撓性リンク部材によって、前記ハンドルの横断バーに配設された操作手段に接続されている第1のレバーと、
− 他方では、折り畳み/展開機能をロック解除する第2のレバーであって、一端が、可撓性リンク部材によって、前記ハンドルの横断バーに配設された操作手段に接続され、他端が、前記ヒンジ部材をロック解除位置とするために、折り畳み/展開機能をロックするための前記転倒可能なヒンジ部材のレバーの一つから側方に突出したステップと接触できる第2のレバー。
この構成により、2つの操作、すなわち2つの構造体の角度設定をロックする操作と、ハンドルの分岐部材および人物支持部の位置決めをロック解除する操作とはハンドルの横断バーに集中され、支持部材、シート又は揺籃部材の高さ調整を容易にし、かつ折り畳みまたは展開操作を容易にする。
この装置のもう一つの利点は、折り畳み/展開機能をロック解除する第2のレバーがスライド部材に配設され、それがヒンジ部材に近接した位置においてのみ、すなわちハンドルの直立部材が運搬構造体の中に引っ込められているときにのみ操作され得ることを可能にしているという事実から生じる。この簡単な装置は不適切な操作を防ぎ、安全手段を別に設ける必要がない。
本発明の好ましい実施態様においては、前記ハンドルの各分岐部材は、ハンドルを形成する管状の横断部材に取り付けられた操作手段を備えており、その操作手段は、
− 隣り合って独立して配置され、長手軸回り回転自在に組み付けられ、それらの各々に、一方の場合には前記第1のレバーから、他の場合には前記第2のレバーから来る前記可撓性リンク部材の端部が取り付けられているプーリと、
− 長手軸回りに前記2つのプーリの間に回動可能に接続され、各端部が、対応するプーリを所要角度回動させることができる揺動レバーと、
− これらのプーリを回転方向に固定するためのロック解除可能手段と、
から構成されている。
この装置に関して、一つまたは他の機能を働かせるために要求されることは、第1に、プーリを回転方向に固定する手段をロックされていない位置に持ってくることであり、次に、前記揺動レバーを一方に揺動させてハンドルの直立部材をロック解除し、該揺動レバーを他方に揺動させて運搬構造体を固定する手段を回転構造体からロック解除することだけである。
一実施態様において、前記人物支持部は、該支持部材の向きを調節する部材を介して、ハンドルの分岐部材のそれぞれに接続され、その向き調節部材には、各角度位置においてロックするための手段が設けられている。
かかる部材は、使用者の心地良さを改善するばかりでなく、さらに、格納形態において、前記支持部、シート又は揺籃部材を、該支持・運搬体の大きさを低減させる方向に向けることを可能にする。
他の実施態様においては、前記人物支持部が、取り外し可能な固定手段を介して前記ハンドルの分岐部材のそれぞれに接続されており、前記取り外し可能な固定手段は、
− 脚状部材または支持部材の一方に設けられ、閉塞され上方は開放された断面C字状の摺動路を具備した固定用ボディと、
− 他方の部材に設けられ、前記C形の摺動路に進入できる横断面T字形のほぞを具備した固定用部品と、
− 係合動程の終点において、前記ほぞを前記摺動路にロックするための手段と、
を有する。
この支持・運搬体装置は、前記支持部、シート又は揺籃部材の即座の取り付け取り外しを可能にし、しかも、その操作を道具を使用することなしに可能にする。このことは、一つの支持部をもう一つのものと素早く置き換えることを可能にするとともに、使用者がその支持・運搬体の進行方向に対して前向き又は後ろ向きになれるように支持部をひっくり返すことをも可能にし、延いては、格納形態における支持・運搬体の大きさを低減するために、支持部を運搬構造体から取り外すことも可能にする。
この支持・運搬体の一実施態様は、向きの調整と、運搬構造体からの支持部の取り外しとの双方を可能としている。
【図面の簡単な説明】
他の特徴および優位点は、添付の図面を参照して説明される下記の記載から明かとされる。添付の図面は、幼児のための折り畳み式ベビーカーに適用した場合の本発明の実施例を表わしているが、これに限定されるものではない。
図1は、回転移動位置にある折り畳み式ベビーカーの全体斜視図である。
図2は、格納位置にある折り畳み式ベビーカーが側面図である。
図3は、操作手段を示すもので、図1のIII−III線に沿う部分矢視断面図である。
図4は、操作手段を表わすもので、ハンドルを通る部分断面図を伴う部分平面図である。
図5は、完全に引っ込められた位置にあるハンドルの直立部材を有し、回転移動位置にある場合における横断面図で表わされた折り畳み式ベビーカーの側面図である。
図6および図7は、それぞれ、直立部材をロックするためのボルトの作動時、およびヒンジ部材をロック解除するためのレバーの作動時において、ハンドルが底部位置にある場合の運搬構造体の下部の部分断面図である。
図8は、ハンドルの直立部材の一つに取り付けられたスライド部材を拡大して示すもので、図5のVIII−VIII線に沿う矢視断面図である。
図9は、人物支持部またはシートの角度方向を調節するための部材の一実施例による部品を示した分解組立図である。
図10は、人物支持部を、運搬フレーム構造に取り外し可能に固定する手段の一実施例を、該手段が図9の調節部材と結合されている場合について示す部分斜視図である。
図11は、人物支持部を取り外し可能に固定する手段の主要な部材を示す斜視図である。
好ましい実施例の説明
図1に示されるように、この折り畳み式ベビーカーは、全体として符合Aで示される転動構造体と、符合Bで示される運搬構造体とから構成されている。前記転動構造体は、車輪3を担持し、運搬構造体Bの基部において、交差ピン4回りに回動可能に接続された2つの長手部材2から構成されている。運搬構造体は、ガイドハンドル7の2つの分岐部材6を担持する2つの直立部材5から構成されている。運搬構造体Bの前記直立部材5の少なくとも一つ、好ましくはそれぞれが、前記転動構造体の対応するアーム2に、固定機構Cによって接続されている(図5参照)。
図5および、詳細については図6および図7に表わされる実施例おいては、この固定機構は、下端が、対応する前記長手部材2に9において回動可能に接続され、上端ピン10を具備する交差突っ張りレバー8を有する。このピンの一部は、後述する回動支持部材24aの中に形成された細長いスロット12(図7)内でスライド可能であり、他の部分は、転倒可能なヒンジ部材の2つのレバー14,15に形成されたノッチ13の一方又は他方と相互作用するものとなっている。このヒンジ部材の前記レバー14は、16において、前記スロット12の端部の下方で前記支持部材24aに回動可能に接続され、レバー15は、その一端を介して、17において、同支持部材にスロット12の端部の上方で回動可能に接続されている。前記レバー14は、レバー15の自由端に形成されたスロット19の中でスライドできるペグ18を有する。
さらに、前記固定機構は、前記交差突っ張りレバー8を復帰させるための手段を備え、該復帰手段は、本実施例においては、回動接続部9上で長手部材2の中に取り付けられた弾性材料から成るブロック20より成っている。このブロックの中に形成されたハウジング21は、折り畳み動作あるいは展開動作の終わりに、レバーの対応する部分と接触できる2つの支持面21a,21bを有する。この接触は、局所的に前記ブロックを圧縮して、各ロック解除段階の始めにおいて、転倒可能なヒンジ部材14,15を開け始めるために、レバー8を回動させようとする弾性復帰力を発生するためである。
図6は、折り畳み式ベビーカーが使用形態にあるとき、前記交差突っ張りレバー8の前記ピン10が、ヒンジ部材の下部ノッチ13の中で固定され、転動構造体Aの前記長手部材2と運搬構造体Bの直立部材5とによって形成される両脚を所定の鋭角に固定する。
図7は、図2に示されるような格納形態にするために、該折り畳み式ベビーカーが折り畳まれる場合に、前記ヒンジ部材14,15が前記ピン10を開放し、それにより該ピン10が前記上部ノッチ13の下方に至るまでスロット12の中をスライドして該ノッチ13内に入り込むことを示している。この位置において、対応する前記長手部材2は、図2に示されるように、運搬構造体B全体と実質的に平行となる。
各直立部材5のフレーム部材11は金属または成形材料から成る合成部品から製造され、図8に示されるように、横断面においてその空洞が下を向いて全体としてU字状をなしている。図5に示すように、このフレーム部材は、その下端がヨーク24に取り付けられている。このヨーク24は、合成材料から成り、前記2つの構造体A,Bの回動接続のためのピン4の回動支持部を構成し、さらに、図6および図7示されるように、かつ垂直方向の摺動路27の下端のためのアンカーシャンクのように、前記転倒可能なヒンジ部材14,15のための支持部材24aを構成している。
本実施例において、前記摺動路は、交差ピン28によって前記ヨーク24に接続された金属管から構成されている。
図5に示すように、前記フレーム部材11の上端は上部ヨーク29に取り付けられている。該上部ヨークもまた合成材料から成り、前記摺動路27の他端をピン22により固定するためのアンカーシャンク、および、前記ハンドル7の対応する分岐部材6のための軸受30を形成している。
前記各分岐部材6の下端はスライド部材32に取り付けられている。該スライド部材は、前記摺動路27上をスライドできるように組みつけられ、高さ固定機構Dの一部を形成する第1のレバー33と、第2のレバー34を有している。図6および図8に詳細に示すように、前記第1のレバー33は、交差ピン35によって前記スライド部材32に回動可能に接続され、その上部に、ロック用ボルトを形成するほぞ36を具備している。該第1のレバーの下部はUリンク状を呈し、該Uリンクの2つの分岐部37a,37b(図8)が前記スライド部材32の両側に位置している。これら2つの分岐部は、図6および図7に見られるように、スロット39を介して前記スライド部材32を貫通する交差ピン38を備えている。この交差ピンは、前記分岐部材6中に長手方向に位置された可撓性を有するリンク部材40の下端の定着点となるとともにバネの当接点となる。このバネの他端は、ピン43によって前記スライド部材に接続された前記分岐部材6の端部に当接する。分岐部材6の下端を収容するためにスライド部材の中に形成されたハウジング44に配設された前記バネ42は、第1のレバー33に矢印45の方向の力を与える。この力により、前記レバーのボルト状部分36は、前記フレーム部材11のウェブ内に形成された複数の凹部46の一つに常時係合される。
前記スライド部材32の備える前記第2のレバー34は、前記スライド部材の一側面に配置されている。この第2のレバーは、交差ピン47によって前記スライド部材に回動可能に接続され、その一端を介して、前記スライド部材の前方に交差して延びた拍車状部材(transverse spur)48に取り付けられている。さらに正確に述べると、図6および図7に示されるように、この拍車状部材は対向した孔49の前に延びており、該孔49は、移動孔51を介して、前記スライド部材内に形成された前記ハウジング44と連絡している。この拍車状部材48は、前述の孔を貫通し分岐部材6の内部に向かって進む可撓性リンク50のための固定部材を構成している。前記対向する孔49の内部に配設されたバネ52は、図6に示されるように、レバー全体を、前記スライド部材32の内部にとどまるよう回動された静止位置に保つために、拍車状部材48を押圧することとなる。また、同図は、前記スライド部材が最下方位置にあるときには、前記第2のレバー34の自由端の経路が、前記ヒンジ部材の前記レバー15から突出したステップ53と交差することを示している。その有用性については後述する。
図8は、前記スライド部材32が横断タブ54に取り付けられている模様を示している。この横断タブ54には、運搬構造体Bによって支持されるシート1を固定しかつ回動可能に接続する手段が取り付けられている。これらの手段については後述する。
図1および図2は、それぞれ前記運搬構造体B内に前記分岐部材6を固定し、かつ前記転動構造体Aに前記運搬構造体Bを固定するために、前記運搬構造体Bの前記各直立部材のフレーム部材11がキャップ61によって覆われ、上述した全ての機構が隠されている模様を示している。
本発明のもう一つの特徴によれば、前述の固定手段と関連づけられた前記可撓性リンク部材40,50は、ハンドルを形成する前記横断バー7に配置された操作手段において終端している。これら操作手段については、図3および図4を参照しながら後述する。
図3は、ハンドル7が管状の交差部材から成り、該交差部材は、この交差部材が取り付けられた前記管状の分岐部材6の端部の内部と連通していることを示している。したがって、前記交差部材はその中央部分に、交差ピン63に回転自在に組み付けられた2つのプーリ60,62と、揺動レバー64と、安全押釦65とから構成される操作手段を担持している。前記プーリ60に取り付けられているのは、前記運搬構造体Bの左側直立部材および右側直立部材からそれぞれ延びた可撓性リンク40g,40dの端部であり、前記分岐部材のロック解除をもたらす。前記プーリ62には、同じ直立部材からくるリンク部材50g,50dが固定されているが、こちらは、折り畳み/展開作用をもたらす。伝達部材、例えば交差ピン67に回転自在に組み付けられたローラ66は、プーリ60,62に対する前記可撓性リンク部材の伝動を容易にするために、前記交差部材7の各端部における前記各分岐部材6の開口近くに配置されている。
前記揺動レバー64は、前記交差部材7の交差ピン68の回りに回動可能に接続されている。該揺動レバーは開口69を介して下側の壁を貫通している。このレバーの各端部は、対応するプーリの径方向の面の一つから突出した偏心フィンガ70を支えるようになることが可能である。図4は、前記揺動レバーが前記プーリ60〜62の間の隙間に位置していることを示しており、このことは、前記各プーリのフィンガ70が他方のプーリに向かって突出していることを意味している。
前記安全押釦65は、前記交差部材7に対してスライド可能に組み付けられ、開口70を介して交差部材の上方の壁を貫通している。この安全釦と横断板73との間に挿入された復帰バネ72が、この安全釦を外側に付勢している。揺動レバー64の如く、2つのプーリの間の隙間に位置した前記安全押釦は、その端部のそれぞれにおいてその表面の一つから突出し、前記各プーリのスロットと相互作用する2つの突出部74を有している。各スロットは、実質的に半径方向に延びてそれにより前記突出部74が並進的(translationally)に前記プーリを固定する分岐部分75aと、円形のアーチの形状を成し前記プーリの回転を可能にする分岐部分75bと、から構成されている。
操作機構が休止状態にあるとき、すなわち図3で表わされる位置において、前記2つのプーリ60,62は前記安全押釦65の突出部74によって回転を阻止されており、また、前記揺動レバー64は休止位置にある。
この休止位置において、前記各分岐部材6に関連した前記スライド部材のロック用歯36は、図7に示すように、前記フレーム部材の前記凹部46の一つと係合しており、前記復帰バネ42の動作の支配を受ける一方、前記レバー34は、図6で示される不動位置において、バネ52の押力の支配を受けているということに留意すべきである。
図1に示されるように、シート1の垂直方向の位置を変更することが必要なとき、あるいは、図5に示されるように、ハンドルを格納位置に持ってくることが必要なときに要求される操作は、該安全押釦の前記突出部74が前記プーリ60,62の前記径方向スロット75aから前記円形アーチ形スロット75bに移動するように、安全押釦65を操作することだけである。この段階において、同じ手に関し要求されることは、図3において左にあるこのレバーの端部とプーリ60のフィンガ70との接触により矢印80の方向にこのプーリの回転をもたらすために、図3の矢印80の方向にレバー64を揺動させることのみである。このプーリの部分回転により、前記2つの可撓性リンク部材40g,40dがそれぞれ矢印方向81,82の方向に移動する。この牽引は前記第1のレバー33に中継され、第1のレバーは前記回動軸35の回りに揺動し、図7で示されるのロック位置から、図6で示されるロック解除位置に変わる。
前記操作機構の前記2つの部材64,65を操作し続けることにより、運搬構造体Bの直立部材5に対してハンドルの分岐部材6をフレーム部材11の凹部46で示される選択位置まで伸縮させることは非常に容易である。
操作手段が解除されれば、前記揺動レバー64は前記スライド部材32内に位置したバネ42の働きによって元の休止位置に戻り、前記ボルト36をフレーム部材の凹部46に係合させる。実際、前記レバー33の回動は、リンク部材40g,40dを介して、プーリ60に伝達される。そして、プーリ60は元の位置に戻り、前記突出部74を前記スロットの径方向分岐部分75aに係合させる。
前記安全押釦65を動作させた後に前記レバー64を他の方向に揺動させることによって、前記可撓性リンク部材50g,50dが牽引されることとなり、その結果、前記レバー34が回動することとなり、該レバー34の自由端は、ヒンジ部材のレバー15の前記ステップ53に接触するまでの軌跡を描く。このレバー34の動程は、ヒンジ結合を構成している前記レバー14,15を、図6で示されるロック位置から、図7で示されるロック解除位置に移動させるのに充分なものである。この最終位置において、レバー14のノッチ13は前記交差突っ張りレバー8のフィンガ10を解放し、交差突っ張りレバーが回動可能とされるとともに、運搬構造体Bが転動構造体Aに近づくように動かされる。
移動終点、すなわち前記2つの構造体A,Bが格納位置にあるとき、前記各交差突っ張りレバー8のフィンガ10は前記ステップ53の他の部分と適合し、反対方向に回動するレバー15によって、該レバーを前記レバー14と整列させ、ノッチ13を軸10に係合させる。
前記フィンガ10が前記スロット12内を移動したときに、前記揺動レバー64の動作を終了してもよいことが解かるであろう。
上記同様、前記揺動レバー64は、レバー34の復帰バネ52によって中間位置に戻される。
折り畳み位置あるいは展開位置にある折り畳み式ベビーカーの2つの構造体A,Bを固定する手段を解除する機構は、ハンドル7の分岐部材6が一杯に引き込められた位置、すなわち、格納位置にあるときにのみ操作可能であるという利点がある。事実、他の位置においては、第2のレバー34の回動は完全に操作不能である。何故なら、該レバーは、これと相互作用するステップから遠く離れ過ぎているからである。この装置では、折り畳み式ベビーカーが使用位置にあるときに不用意に折り畳まれることを防ぐために、別途安全手段を用いる必要はない。
該固定用機構Dは、格納形態においても使用形態においても同じように良好に作動し、また、それら双方の解除も前記ハンドル7で行なわれるということが解かるであろう。
次に、前記スライド部材32に取り付けられた前記タブ54に、人物支持部すなわちこの場合ではシート1、を固定する手段について説明する。実際、これら固定手段は使用者の快適さを改善するのに貢献するばかりでなく、折り畳み式ベビーカーが格納形態にあるときに、その大きさを低減させる役目の一部を果たす。
本実施例では、人物支持用のフレーム部材の各長手部材83(この場合シート1)が、全体として符合84で示す角度的な方向づけを調節する部材、及び全体として符号85で示す固定解除手段を介して、タブ54に接続されている。
前記角度調節部材84は、図8および図9に示すように、ディスク86、ケーシング87、ランナ88、操作釦89から構成されている。ディスク86は、引き続き説明される手段によってハンドルの分岐部材6に取り付けられ、少なくとも1個、好ましくは2個の内側に突出した歯付きリング90を備えている。図9は、2個のリングの歯の間の隙間が、ディスクの径方向に渡って1列に並べられているのを示している。
前記ケーシング87は前記ディスク86を覆っており、前記ディスクに対し、、ディスク中央に軸方向に配置された交差ピン91回りに回転自在となるように組み付けられている。このケーシングは、その直径の一つと平行に該ケーシングを貫通するスロット92を有し、該ケーシングを貫通するシートのフレーム部材の前記長手部材83がそのスロットに入るようにされている。該ケーシングは、ネジ93により前記長手部材に固定されている。このケーシングは、成型された合成材料から成り、内部には、前記スロット92と平行に配置され、ランナ88の摺動路として機能する径方向ハウジング94を備えている。
図9に示すように、前記ランナ88は、復帰バネ96を収容する内部ハウジング95を備えている。このハウジングの2つの壁には、それらを貫通する細長スロット97が形成されている。この細長スロットは、前記軸91のための通路となるとともに、該ランナがケーシングの前記径方向ハウジング94内をスライドできるようにしている。前記バネ96は、ランナに取り付けられて前記内部ハウジング95の開口の延長部に入っており、一方で前記軸91を押し、他方で折り返し部99を押すこととなる。また、このランナは、前記歯付きリング90の反対側の表面から突出した複数のフィンガ100を有している。これらのフィンガは、前記バネ96の復帰動作のもと、ランナがロック位置にあるときに、フィンガの各々がリング90の歯の間の隙間の一つの中にあるように配置されている。そして、このランナ88は、前記スロット92を有した前記ケーシングの領域に突出する横断ほぞ101に取り付けられている。このほぞは、シートのフレーム部材の長手部材83に近接し、前記ランナが、ねじ102によって、ロックを解除するための前記押釦89に固定され得るようになっている。本実施例において、この押釦は、シートのフレーム部材の長手部材83に沿ってスライド可能とされた所定長の半円チューブから構成されている。しかし、もしも端部の少なくとも一つが、ケーシングの外側に延び出し、使用者にとって容易にアクセス可能であれば、他のいかなる形状のものであってもよいことは明らかである。
ロック位置において、前記ランナ88のフィンガ100は、歯付きリング90の歯の間の隙間に係合しており、ランナ88を回転しないように固定している。また、ランナがケーシングのハウジング94中に取り付けられていることから、ケーシングを回転しないように固定し、よって、運搬構造体Bに対してシート1を固定している。シートのフレーム構造の角度位置を変更するために必要なことは、前記押釦89によって、前記各ランナ88を図9の矢印103の方向にスライドさせることだけである。この動程によりバネ96が圧縮され、フィンガ100が歯付きリング90から外れる。従って、シートのフレーム部材を回動させて所望の角度設定を行なうことが可能となる。その後前記押釦89を離すと、バネ96が、ランナ88のフィンガ100を対応する歯付きリングに押圧させ、運搬用のフレーム構造に対するシートの角度のロックすべく、それらフィンガを歯の隙間に係合させることが可能になる。
ランナのスライドを容易にするために、ケーシング87は、前記ハウジング94の延長部分に凹部104を有することが解かるであろう。
人物支持部の角度調節をするこの部材は、例えばシート又は揺籃部材等の人物支持部に、前記運搬構造体に対するこのシート又は揺籃部材の大きさ、延いては該折り畳み式支持・運搬体全体の大きさができるだけ減少する角度を与えるために、該折り畳み式ベビーカーを格納形態にするように操作する際にも用いられる。
前記固定解除手段85は、図11に示されているように、固定用ボデー105、固定用部品106、ロック手段107から構成されている。本実施例において、固定用ボデー105は、前記ハンドル7の分岐部材6に取り付けられた前記スライド部材32の一部を形成する前記タブ54に取り付けられ、固定用部品106は前記角度調節部材84の前記ディスク86に取り付けられている。ただし、それらを逆に配設してもよいことは明白である。
図11は、前記固定用ボデー105が本質的に、下方が閉塞され上方が解放された横断面C形の摺動路108からなっているということを明確に示している。本実施例において、摺動路はその長軸が前記タブ54と垂直なものとなっているが、該長軸がこのブラケットに対し傾いていてもよいのは同様に極めて明らかである。この摺動路の底部には、該底部を貫通するロック用開口109と凹部110とが形成されている。凹部110は、該固定用ボデーの上縁から形成され、前記開口の長手方向に片寄っている。また、弾性材料から成るブロック112が摺動路の閉塞底面部に配設されている。
固定用部品106は、前記摺動路108に入り込むことのできる断面T形のほぞを有している。このほぞは、細長く軸方向に延びた凹部113を有しており、該凹部に前記ロック手段107のレバー114を収容する。前記レバー114はその下端にフック115が設けられている。このフックは、上方が開放されており、前記凹部113の底部から突出した横断ボス116に回動可能に接続されている。図8はこのボスがレバー114に面して、レバー114の回動を容易にする斜面117を有していることを示している。
レバー114は、中間部分において、前記ロック用開口109に進入できる歯118を具備し、かつ、固定用部品105の凹部110に係合可能な歯119を具備している。
前記レバー114を弾性復帰させる手段は、前記ほぞ106の凹部113に収容された弾性材料から成るブロック120より構成されている。この部品は、これを挟む面、すなわち凹部113の底部と、レバー114のこの底部に対向する面とに接着されている。
人物支持部が、シート、揺籃部材、あるいは他の支持部材からなるか否かに拘わらず、前記レバー114と前記弾性ブロック120とから構成されるロック手段が、前記固定用部品106の一体的部分を形成しているということ、したがって、人物支持部のフレーム部材の各長手部材83と一体的な部分を形成していることが前述のことから明らかになる。
このシートを適合させるために要求されることは、前記固定用ボデー105の摺動路108に固定用部品106を係合させることのみである。この係合の際、各レバー114の歯118面取り部118aは、前記歯118がロック用開口109に到達するまで、レバーを固定用部品106に向かって回動させようとする。この位置から始めて、2つの取り外し可能な固定手段のレバー114はロック位置に弾性的に戻り、それぞれハウジング109,110にある歯118,119に係合する。
この支持・運搬体を分解するには、前記歯118,119をそれらのロックハウジングから分離するように前記弾性ブロック120を圧縮しつつ、レバー114を図8の矢印121の方向に回動させ、同時に前記固定用部品106を摺動路108から滑り出させればよい。
これらの取り外し可能な固定手段は簡単な構造であり、しかも、例えばシートを、幼児が折り畳み式ベビーカーの進行方向に対して前を向いている位置から後ろを向く位置に変更するために、折り畳み式ベビーカーに設けられた支持部材、シートまたは揺籃部材を素早く交換することをも可能にしている。また、この固定手段は更に、人や幼児のための支持部材が例えば大きな鞘状体(Pod)から成り非常にかさばっている場合に、大きさを小さくしかつ格納・積み込みを容易にするために、この支持部を運搬支持・運搬体から取り外すことを可能にしている。
本発明の折り畳み式支持・運搬体を構成する種々の手段が共通の目的を満たすものであることは上記より明らかである。すなわち、
− 形態の変更でなく操作を容易にし、
− 格納形態における大きさを低減し、
− 形状の調節中における安全性を保障し、
同時に、生産コストを低減できることである。
Claims (15)
- 人あるいは幼児を支持または運ぶための高さ調整可能な折り畳み式人物支持・運搬体であって、
− 2つの長手部材を具備した支持または転動構造体と、
− 人物支持部、例えばシートあるいは揺籃部材、を支持する運搬構造体であって、基部において前記長手部材の端部に回動可能に接続された2つの直立部材を備え、これら直立部材が、実質的に前記長手部材と平行となる格納位置と、前記長手部材に対し鋭角を作る使用位置とをとることができる運搬構造体と、
− 前記2つの構造体を上記2つの位置のそれぞれに固定する手段と、
− 前記運搬構造体の前記直立部材に対してスライドできるように組み付けられた分岐部材を備えたガイドハンドルであって、前記人物支持部が、該ガイドハンドルの前記2つの分岐部材間で該分岐部材上に固定されているとともに、前記人物支持部を該人物支持部の使用状態において少なくとも2つの位置に固定できる高さロック機構が、前記運搬構造体の少なくとも一つの直立部材と、対応する前記分岐部材との間に介装されているガイドハンドルと、
を備えて成る、折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項1記載の折り畳み式支持・運搬体において、前記2つの構造体の角度固定手段が、前記2つの構造体の少なくとも一方側に、
− 下端が、前記支持または転動構造体の対応する前記長手部材に回動可能に接続されるとともに弾性復帰手段と係合しており、上端が、対応する前記直立部材の細長いスロット内をスライド可能に取り付けられた交差ピンに取り付けられた交差突っ張りレバーと、
− 前記スロットに近接して互いに延長部分に配置された2つのレバーから成る転倒可能なヒンジ部材を具備したロック装置であって、前記各レバーが、一方では、前記スロットの対応する端部を超えて前記運搬構造体の対応する直立部材に回動可能に接続され、他方では、スロット内をスライドするペグ状のスライド式接続手段によって互いに回動可能に接続され、さらに、格納位置または使用位置において前記交差突っ張りレバーの上部ピンを固定するノッチが形成されて成るロック装置と、
を有する折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項1または2記載の折り畳み式人物支持・運搬体において、
前記ハンドルの前記両分岐部材はそれぞれ、前記運搬構造体の摺動路をスライド可能な下部スライド部材に取り付けられており、該スライド部材は、該スライド部材に回動可能に取り付けられた下記の部材を備えている折り畳み式人物支持・運搬体:
− 前記分岐部材を位置決めする第1のレバーであって、一端が、ロックボルト形とされ、前記運搬構造体の対応する前記直立部材に設けられた複数の凹部の何れか一つに進入可能で、他端が、該第1のレバーを固定位置に保持しようとする復帰バネに当接し、かつ、可撓性リンク部材によって前記ハンドルの前記横断バーに配設された操作手段に接続された第1のレバーと、
− 折り畳み/展開機能をロック解除する第2のレバーであって、一端が、可撓性リンク部材によって、前記ハンドルの前記横断バーに配設された操作手段に接続され、他端が、折り畳み/展開機能をロックする前記転倒可能なヒンジ部材をロック解除位置に位置させるために、該転倒可能なヒンジ部材の前記レバーの一つから側方に突出したステップと接触できるようにされた第2のレバー。 - 請求項1ないし3の何れかに記載の折り畳み式人物支持・運搬体において、
前記運搬構造体の前記各直立部材は、横断面U字形の細長い金属フレーム部材から構成され、該フレーム部材のウェブが、前記分岐部材を固定するボルトのための凹部を有して成る、折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項3または4記載の折り畳み式人物支持・運搬体において、
前記直立部材を位置決めする前記第1のレバーがUリング形状をしており、該Uリング形状を形成する2つの分岐部材が、前記スライド部材の両側を通り、かつ該分岐部材は、スロットを介して前記スライド部材を貫通するピンを備えており、該ピンが、前記可撓性リンク部材を留める部材と、前記バネの一端に押圧される部材とを構成して成る、折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項3ないし5の何れかに記載の折り畳み式人物支持・運搬体において、
折り畳み/畳み上げ機能をロック解除するための前記第2のレバーは、前記スライド部材の一側面に回動可能に接続されるとともに、横断拍車状部材を備え、該拍車状部材が、前記可撓性リンク部材のための固定用部材を構成し、かつスライド部材を不動位置に維持する復帰バネのための支持点を構成する、折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項3ないし6の何れかに記載の折り畳み式人物支持・運搬体において、
前記ハンドルの各分岐部材は管状をしており、前記スライド部材には該スライド部材の下端と連通する孔が形成され、該孔は、移動孔を介して、前記第2のレバーの前記バネを位置決めするための相手の孔と連通しており、該相手の孔もまた、第1のレバーのためのリンク部材と共に前記管状の分岐部材内部に配された対応する可撓性リンク部材を通すための通路を形成して成る、折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項3ないし7の何れかに記載の折り畳み式人物支持・運搬体において、
前記ハンドルの各分岐部材は、ハンドルを形成する管状の横断部材に取り付けられると共に操作手段を備えており、該操作手段は、
− 互いに隣り合って配され、長軸回り回転自在に組み付けられた独立した2つのプーリであって、その一方には前記第1のレバーからの前記可撓性リンク部材の端部が、また他方には前記第2のレバーからの前記可撓性リンク部材の端部がそれぞれ留められるプーリと、
− 前記2つのプーリ間に長手軸の回り回動可能に接続され、各端部が、対応する前記プーリを断片回転させる揺動レバーと、
− これらのプーリを回転方向に固定するためのロック不能手段と、
を備えて成る折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項8記載の折り畳み式人物支持・運搬体において、
前記プーリ固定手段は、前記横断部材内において復帰バネに抗して交差方向にスライドできるように設けられた安全釦から成り、該安全釦は、該安全釦の端部から突出し対応するプーリ内に形成されたスロットをそれぞれ貫く2つの突出部を備え、前記スロットが、前記プーリを止めるための径方向分岐部と、プーリの回転を可能とする円弧状分岐部とを有して成る、折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項8または9記載の折り畳み式人物支持・運搬体において、
前記プーリのそれぞれが、該プーリの一表面から突出し、前記揺動レバーの端部の一つの揺動路に位置される偏心フィンガを備えて成る、折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項1ないし10の何れかに記載の折り畳み式人物支持・運搬体において、
前記人物支持部は、前記支持部材の向き調節部材を介して、前記ハンドルの前記各分岐部材に接続され、前記向き調節部材は該向き調節部材を各角度位置においてロックする手段を具備して成る、折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項11記載の折り畳み式人物支持・運搬体において、
前記向き調節部材は、
− 前記ハンドルの対応する分岐部材に取り付けられ、前記人物支持部に向かって突出した少なくとも一つの歯付きリングを有するディスクと、
− 前記ディスクを覆い、該ディスクを軸方向に貫通する交差軸回り回転自在に取り付けられるとともに前記人の支持部材に取り付けられ、内部に径方向に延びるハウジングを含むケーシングと、
− 前記直径方向に渡るハウジング内でスライド可能に組み付けられ、ロック位置に戻そうとする復帰手段に抗して前記ディスクの歯付きリングの歯の間の隙間に挿入可能とされた突出フィンガを担持するランナと、
− 一端が前記ケーシングを超える延出するように前記ランナに取り付けられ、ロックを解除する押釦と、
を備えて成る、折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項1ないし12の何れかに記載の折畳み式支持・運搬体において、
前記人物支持部が取り外し可能な固定手段を介して前記ハンドルの前記各分岐部材に接続されており、前記取り外し可能な固定手段が、
− 分岐部材または支持部材の一方に設けられ、閉塞されて上方が開口した断面C形の摺動路を有した固定用ボディと、
− 他方の部材に設けられ、前記C形の摺動路に進入可能な横断面T形のほぞを具備した固定用部品と、
− 係合動程の終点において、前記ほぞを前記摺動路にロックする手段と、を有する折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項13記載の折り畳み式人物支持・運搬体において、
前記取り外し可能な固定手段をロックする手段が、ロック用レバーと弾性材料のブロックとから成り、
− 一方の前記ロック用レバーは、前記ほぞの長手軸方向に延びた凹部内に収納されており、該ロック用レバーは、さらに、
− 自由端の反対側の端部において、上方に開放され、前記凹部の底部から突出した横断ボスに回動可能に接続されたフックと、
− 中間部分において、前記摺動路の底部に対向する面から突出し、この摺動路の底部の開口に進入できる少なくとも一つの歯とを有し、
− 他方の前記弾性材料のブロックは、前記レバーの自由端と前記凹部の上部の底部との間に挿入されている、
折り畳み式人物支持・運搬体。 - 請求項11ないし14の何れかに記載の折畳み式支持・運搬体において、
取り外し可能な固定手段のための前記摺動路を備える前記固定用ボディが、前記ハンドルの前記対応する分岐部材に接続されたスライド部材に取り付けられ前記運搬構造体の前記2つの直立部材間の隙間に突出するタブからなるとともに、前記摺動路と係合する前記ほぞは、前記人物支持部の向き調節部材の前記ディスクの背部に取り付けられ、かつ該背部から突出して成る、折り畳み式人物支持・運搬体。
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