JP3958414B2 - トレー付き折り畳み自在ベビーカー - Google Patents

トレー付き折り畳み自在ベビーカー Download PDF

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  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳幼児を連れ歩く際に多用されている折り畳み式のベビーカー若しくは、室内で使用される折り畳み式の幼児用椅子に関し、特にレストアームの先端に着脱自在に取り付けられるトレーの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、乳幼児を連れ歩く場合、折り畳み自在に構成されたベビーカーが多用されている。ベビーカーの構成は多岐にわたるが、実用新案登録第2542122号に開示されているように、基本的にはパイプ材によって手押し部や基台部を折り畳み自在に構成し、基台部にマット等を敷いて乳幼児用の座席を設けるとともに、その下部に4脚の車輪を設け、手押し部を押して移動するようになっている。
ところで、座席に座っている乳幼児は退屈しがちであるため、玩具等を持たせることがある。そこで、図16に示すように座席の左右に設けた一対のレストアーム71a、71bの先端にトレー72を着脱自在に取付け、玩具等を載せて乳幼児の気を紛らわすように工夫されている。
【0003】
トレー72は、レストアーム71a、71bの先端に設けた係止孔73a、73bに、トレー72の下側に設けた棒状の係止部材74a、74bを挿通し、嵌合孔73a、73b内に設けたロック機構により抜け出し不可にロックする構成になっている。なお、トレー72は、乳幼児が押したり寄り掛かったりするので、簡単に外れると危険である。そこで、レストアーム71a、71bには、2重操作によってトレー72のロックを解除するロック解除機構75a、75bが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記構成のベビーカーにおいて、折り畳む場合はレストアーム71a、71bの間隔が幅W1からW2に狭まる。しかし、トレー72に設けた係止部材73a、73bの間隔は一定であるから、トレー72を取り付けた状態でベビーカーを折り畳むことはできない。このため、従来はロック解除機構75a、75bを操作してロックを解除し、次いでトレー72を引いてレストアーム71a、71bから分離し、ベビーカーを折り畳まねばならず非常に不便であった。
しかも、取り外したトレー72は、次の使用に備えて持ち運ばねばならない。日常的に見かける風景として、駅の階段の下でベビーカーを折り畳み、電車内で再び組み立てることがあるが、このような場合、従来は乳幼児を抱きながら折り畳んだヘビーカーを持ち運び、そのうえトレー72をも持ち運ばねばならず、前記トレー72の取り外しと相まって使い勝手が悪かった。
【0005】
本発明は前記状況に鑑みてなされたものであり、その目的はレストアームにトレーを取り付けた状態で折り畳みできるベビーカーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る上記目的は、下記(1)〜(5)に記載したベビーカーによって達成される。
(1)パイプ状の2本の支柱とこれら2本の支柱の頂部を連結するように横方向に設けられた手押し部材とこの手押し部材に設けられた開閉操作部とを備え、この開閉操作部を操作することにより前記支柱と前記連結部材とのロックが外され、折り畳み得るようになるベビーカーであって、折り畳み自在に構成した枠体に回動自在に設けた車輪と、前記枠体に設けた座席と、前記座席の両側に設けた一対のレストアームと、前記一対のレストアームの先端に着脱自在に取り付けられる一対の係止部材を設けたトレーと、を備えたトレー付き折り畳み自在ベビーカーにおいて、折り畳みに対応した前記レストアームの間隔変化に応じて前記一対の係止部材の間隔を変化させる折り畳み連動機構を前記トレーに設けたことを特徴とする。
(2)前記折り畳み連動機構が、前記トレーを構成するトレー本体に回動自在に取り付けられたリングギアと、前記トレー本体に回動自在に取り付けられた回動部材と、前記リングギアと前記回動部材とを連動させる連結部材と、前記回動部材の一端に回動自在に取り付けられた係止部材とにより構成されていることを特徴とする。
(3)前記回動部材に係止突起を設けるとともに、前記係止部材の一端にこの係止部材の回動量に対応して前記係止突起に係止する係止部を設け、前記係止突起と前記係止部との係止により前記係止部材の回動及び移動を規制することを特徴とする。
(4)前記折り畳み連動機構が、前記トレーを構成するトレー本体に回動自在に取り付けられた回動部材と、前記回動部材の一端に回動自在に取り付けられた係止部材とにより構成されていることを特徴とする。
(5)前記折り畳み連動機構が、 前記トレーに、折り畳みに対応して前記レストアームが間隔変化する際の軌跡に対応して形成されたガイド部材と、前記ガイド部材に沿って移動するとともに前記レストアームの端部に着脱自在に係止される係止部材とにより構成されていることを特徴とする。
【0007】
前記(1)〜(6)に記載のベビーカーは、トレーに設けた折り畳み連動機構によって、トレーに固定され且つ一対のレストアームに差し込まれて係止される係止部材の間隔を、前記レストアームの間隔変化に応じて変化させるように構成されている。一対の係止部材の間隔変化は、リングギアの噛合と連結部材等による相互運動や、一方の係止部材を固定し他方の係止部材をレストアームに対応して移動させる等の構成、更にレストアームに係止した係止部材をガイド部材に沿わせて移動させる等の種々の構成により行われる。
いずれの構成にあっても、ベビーカーの折り畳みにともなうレストアームの間隔変化に応じて係止部材の間隔が変化するので、トレーを取り付けたままでベビーカーを折り畳むことができ、ベビーカーの使い勝手が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るベビーカーの第1実施形態を説明する。
なお、実施形態の説明にあたっては、図1及び図2を参照してベビーカーの構成と作用を説明し、次いで図3以下の各図を参照して要部を順次説明する。
【0009】
ベビーカー1の構成は、折り畳み自在に構成された枠体2と、この枠体2の下部に四脚の車輪によって構成された走行部3と、走行部3の上部に構成された座席部4と、ベビーカー1全体の押動操作を行うハンドル部5とに大別される。
枠体2は車台とも言えるものであって、後述するハンドル部5を構成する支柱5aとパイプ状の後脚部材2bとを連結する連結部材2a、更にパイプ状の前脚部材2cによって左右対象に構成されている。このベビーカー1は、使用時には図1に示すように組み立てられ、座席部4に乳幼児が座るのであるが、不使用時には図2及び従来の開示例に示すように縦方向及び幅方向のいずれについてもコンパクトに折り畳まれるようになっている。
走行部3は前輪と後輪とを備え、前輪がペアの車輪11、12で構成され、後輪が車輪13、14により構成されている。
【0010】
座席部4は、弾力性のあるマットを敷いた構成になっていて、乳幼児が腰掛けるとともに背後に寄りかかれるように背もたれ部4aが設けられている。座席部4の左右には、レストアーム21a、21bが支柱5aの一端Pを支点として回動するように取り付けられている。
レストアーム21a、21bの先端には、平面半月状のトレー22が着脱自在に取り付けられる。なお、トレー22の構成については、後に図3以下の各図を参照して詳細に説明する。レストアーム21a、21bの先端部には、従来例同様に係止孔が設けられるとともに、トレー22をレストアーム21a、21bにロックし、且つロック解除を行うロック解除機構23a、23bが設けられている。ロック解除機構23a、23bは、レストアーム21a、21bの内側に設けられた回動部材(レストアーム21aについて図示)と外側に設けられた押動部材(レストアーム21bについて図示)とを操作することにより、トレー22のロック解除を行うように構成されている。
【0011】
ハンドル部5は、パイプ状の2本の支柱5aと、その頂部を連結するように横方向に設けられた手押し部材5bと、手押し部材5bのほぼ中央部に設けられた開閉操作部6とを備えている。開閉操作部6の下側には操作摘み7が配設され、操作摘み7を操作することにより支柱5aと連結部材2aのロックが外され、ベビーカー1を折り畳み得るようになる。なお、枠体2の折り畳み機構については、前記従来の開示例に詳細に開示されている。
【0012】
このベビーカー1において注目すべきは、図2に示すようにトレー22を取り付けた状態でベビーカー1を折り畳み得ることである。ここで図1及び図2を比較参照すると、図1にあってはトレー22の手前側(乳幼児の座る側)の両端部にレストアーム21a、21bが位置している。これに対し、図2にあってはレストアーム21a、21bは、ベビーカー1の折り畳みに対応してトレー22の両端部から中央部に移動している。即ち、トレー22をレストアーム21a、21bに取り付けた状態で一対の係止部材41を移動させる機構を設けることにより、トレー22を取り付けたままの折り畳みが可能になる。
【0013】
次に、図3以下の各図を参照してトレー22の構成及び作用を説明する。
トレー22は、合成樹脂を平板状に一体成形したトレー本体25と、トレー本体25の背面側に設けられた折り畳み連動機構31と、折り畳み連動機構31を覆うカバー26とを備えている。トレー本体25の上側面の外周囲には図3〜図5に示すように円弧状の枠部25aが形成され、乳幼児が使う玩具等が転げ落ちないように工夫されている。そして、トレー本体25の下側面にはカバー26が取り付けられ、このカバー26内に後述する折り畳み連動機構31が配設される。なお、カバー26の一部に形成された開口部24a、24bは、カバー26内に配設された折り畳み連動機構31を構成する連結部材を導出するためのものである。
【0014】
次に、図6以下の各図を参照して折り畳み連動機構31について説明する。なお、図6は折り畳み連動機構31の構成を示すものであり、トレー本体25の背面図に相当する。図7は図6のA−A線に沿う断面図、図8は図6のB−B線に沿う断面図、図9は図8のC−C線に沿う断面図、図10は図6のE−E線に沿う断面図である。
【0015】
折り畳み連動機構31は、レストアーム21a、21bに対応するように左右対象に構成されているので、図6にあっては図示の便宜のためそのうちの一方、即ちレストアーム21aに対応する部分を図示した。トレー本体25には、円筒状の支軸32が形成され、この支軸32にリングギア33が回転自在に挿通している。そして、支軸32の上端はカバー26に形成された軸受け26aに嵌合され、支軸32の補強とリングギア33の抜けを防止するようになっている。
リングギア33は、円板部分の一部外周にギア33aを形成するとともに、一部に突状の連結部33bを形成したものであり、連結部33bの先端に板状の連結部材34が回動自在に取り付けられている。連結部材34は図6及び図11に示すように板状であり、その一端は開口部24bを挿通してカバー26外に導出し、回動部材35の一端に回動自在に取付けられている。
【0016】
回動部材35は長手状に形成された部材であるが、一端がネジ36によってトレー本体25に一体に形成されたボス27に回転自在に取付けられている。回動部材35の他端は、図8に示すように上方(但しベビーカー1に取り付けた状態では下方になる)に向けて傾斜し、その端部は上下一対の板状部材37a、37bによって嵌合部に形成されている。そして、板状部材37a、37b間に、棒状の係止部材41の基部42が嵌合され、ネジ43によって回動自在に取付けられる。係止部材41は、レストアーム21aの先端に設けられた係止孔44に挿入されると抜け出し不可に自動ロックされるとともに、前記ロック解除機構23a、23bによってロック解除されるようになっている。
【0017】
なお、前記板状部材37a、37bによって形成された嵌合部のほぼ中央部には、図9及び図10に示すように係止突起45が形成され、基部42の一部には円形部分に段差を形成するようにして係止部46が形成されている。前記係止突起45及び係止部46は、係止部材41の回動を規制するものであり、その作用はベビーカー1の折り畳み作用とともに説明する。
【0018】
トレー22をベビーカー1に取り付ける場合、回動部材35及び係止部材41は、図6に実線で示すように位置決めされる。この状態では、リングギア33、連結部材34、回動部材35、係止部材41は図6に実線で示すように位置決めされ、係止突起45に係止部46が係止して係止部材41の左方への移動、或いは反時計方向への回動が規制される。そして、係止部材41の間隔がレストアーム21a、21bの間隔に対応し、係止部材41を係止孔44に挿入することができる。また、トレー22をベビーカー1に取り付けた状態では、回動部材35の傾斜によってレストアーム21a、21bのやや上方にトレー22が固定される。
【0019】
一方、ベビーカー1を前記のように折り畳む場合は、レストアーム21a、21bが内側に付勢されるのであるから、係止部材41が図6に実線で示す位置から想像線で示す位置に向けて付勢される。この結果、回動部材35もネジ36を中心にして反時計方向に回動するようになり、この回動にともなって連結部材34を右方に向けて押すようになる。このため、リングギア33が時計方向に回動し、ギア33aに噛合った他方のリングギア33を付勢する。
従って、1組の折り畳み連動機構31が円滑に作動し、一対の係止部材41が想像線で示すように内側方向に向けて極めてスムーズに移動するようになり、トレー22を取り付けたままのベビーカー1の折り畳みが抵抗感なく行われる。この際、係止突起45と係止部46とは図6に想像線で、また図10に実線で示すように離間し、係止部材41がレストアーム21a、21bの間隔に対応して移動し得るようになる。
【0020】
以上の如く、本実施形態に示したベビーカー1は、レストアーム21a、21bにトレー22を取り付けたまま折り畳むことができ、従来のベビーカーが有していた問題を一挙に解消することができる。
なお、前記構成によれば、一対のリングギア33を設けることにより、一方の係止部材41を図6に実線で示した位置に位置決めすると、図示を省略した他方の係止部材も対象の位置に位置決めされる。
しかし、リングギア33を省略して手動により係止部材41の位置決めを行い、レストアーム21a、21bに取り付けるように構成してもよい。この構成にあっては、回動部材35と係止部材41とが前記同様にレストアーム21a、21bの動きに対応するので、トレー22を取り付けたままでベビーカー1を折り畳むことができる。
【0021】
次に、図12を参照して本発明の第2実施形態を説明する。なお、本実施例は係止部材41の一方を可動に構成し、他方を固定に構成したものであるから、前記同様の作用を行う部材には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例にあっては、トレー本体25の右方下部に示すように係止部材51がネジ52によって固定されている。従って、係止部材41を実線で示す位置に位置決めし、係止部材41、51を係止孔44に挿入させることにより、前記同様にトレー22を一対のレストアーム21a、21bに、換言すればベビーカー1に取り付けることができる。
【0022】
ベビーカー1を折り畳む場合は、前記同様にレストアーム21a、21bの間隔が狭められるが、本実施形態では係止部材51が移動しないので、レストアーム21bにレストアーム21aが近づくようにして折り畳まれる。従って、前記同様にトレー22を取り付けたままでベビーカー1を折り畳むことができる。
この構成にあっては、リングギア33や連結部材34等が不要になり、構造の簡略化、コスト低減を図ることができる。
【0023】
次に、図13及び図14を参照して本発明の第3実施形態を説明する。なお、本実施形態は、係止突起45及び係止部46に関するものであり、前記同様の作用を行う部材には同一の符号を付して説明を省略する。
前記第1実施形態では、回動部材35に係止突起45が設けられ、係止部材41の基部42に係止部46が設けられていたが、本実施形態では新たに係止部46aが設けられている。この構成によれば、図14に示すように、換言すれば折り畳み時において係止部46aが係止突起45に係止する。従って、トレー22をベビーカー1に取り付ける際の係止部材41の位置は係止部46によって位置決めされ、ベビーカー1を折り畳む際の係止部材41の位置は、係止部46aによって位置規制されることになる。ベビーカー1の折り畳み量、換言すればレストアーム21a、21bの間隔は、係止部46、46aの形成位置によって調整できる。
【0024】
本実施形態によれば、トレー22を取り付けたままベビーカー1を折り畳み得るうえに、全体の構成が大幅に簡略され、金型の簡略化、部品点数や作業工数の削減が可能になり、コスト低減を図ることができる。
【0025】
次に、図15を参照して本発明の第4実施形態を説明する。
本実施形態における折り畳み連動機構61は、トレー本体25の下側面に、固定具62によって固定されたガイド棒63と、ガイド棒63に沿って矢印X、Y方向に往復動するように取り付けられた一対の係止部材64とにより構成されている。トレー22をベビーカー1に取り付ける場合、図15に示すように一対の係止部材64を外側に位置決めし、前記同様にレストアーム21a、21bに設けた係止孔44に挿入する。
【0026】
一方、ベビーカー1を折り畳む場合は、レストアーム21a、21bの間隔の狭まりに対応して一対の係止部材64が矢印X方向に移動し、トレー22を取り付けたままの折り畳みが可能になる。また、ベビーカー1を使用する場合は、レストアーム21a、21bを開くことにより一対の係止部材64がガイド棒63に沿って矢印Y方向に移動する。
従って、本実施形態においても、トレー22を取り付けたままでベビーカー1の折り畳みと使用とを行うことができる。なお、係止部材64のいずれか一方を固定し、他方のみを移動するように構成してもよく、第1実施形態同様にリングギア33等を設けて一対の係止部材64が相互に移動するように構成することもできる。
【0027】
以上は、折り畳み自在ベビーカーに用いられるトレーついての実施の形態であるが、本発明はこれに限られることはなくトレー付きの折り畳み自在のものであれば何でもよい。例えば室内で使用される折り畳み式の幼児用椅子においても、上記同様にこのようなトレーを設けることができる。その場合の実施の形態は次のようになる。
(1) 折り畳み自在に構成した枠体と、前記枠体に設けた座席と、前記座席の両側に設けた一対のレストアームと、前記一対のレストアームの先端に着脱自在に取り付けられる一対の係止部材を設けたトレーと、進行操作のためのハンドル部とを備えたトレー付き折り畳み自在幼児用椅子において、
前記トレーに、折り畳みに対応した前記レストアームの間隔変化に応じて前記一対の係止部材の間隔を変化させる折り畳み連動機構を設けたことを特徴とするトレー付き折り畳み自在幼児用椅子。
(2) 前記トレー付き折り畳み自在幼児用椅子において、
前記折り畳み連動機構が、前記トレーを構成するトレー本体に回動自在に取り付けられたリングギアと、前記トレー本体に回動自在に取り付けられた回動部材と、前記リングギアと前記回動部材とを連動させる連結部材と、前記回動部材の一端に回動自在に取り付けられた係止部材とにより構成されていることを特徴とする上記(1)記載のトレー付き折り畳み自在幼児用椅子。
(3) 前記トレー付き折り畳み自在幼児用椅子において、
前記折り畳み連動機構が、固定された係止部材と前記レストアームの間隔変化に応じて可動可能に構成された係止部材とにより構成されていることを特徴とする上記(1)記載のトレー付き折り畳み自在幼児用椅子。
(4) 前記トレー付き折り畳み自在幼児用椅子において、
前記回動部材に係止突起を設けるとともに、前記係止部材の一端にこの係止部材の回動量に対応して前記係止突起に係止する係止部を設け、前記係止突起と前記係止部との係止により前記係止部材の回動及び移動を規制することを特徴とする上記(1)記載のトレー付き折り畳み自在幼児用椅子。
(5) 前記トレー付き折り畳み自在幼児用椅子において、
前記折り畳み連動機構が、前記トレーを構成するトレー本体に回動自在に取り付けられた回動部材と、前記回動部材の一端に回動自在に取り付けられた係止部材とにより構成されていることを特徴とする上記(1)記載のトレー付き折り畳み自在幼児用椅子。
(6) 前記トレー付き折り畳み自在幼児用椅子において、
前記折り畳み連動機構が、前記トレーに、折り畳みに対応して前記レストアームが間隔変化する際の軌跡に対応して形成されたガイド部材と、前記ガイド部材に沿って移動するとともに前記レストアームの端部に着脱自在に係止される係止部材とにより構成されていることを特徴とする上記(1)記載のトレー付き折り畳み自在幼児用椅子。
【0028】
【発明の効果】
以上の如く、本発明に係るベビーカーは、トレーに設けた折り畳み連動機構によって、トレーに固定され且つ一対のレストアームに差し込まれて係止される係止部材の間隔を、前記レストアームの間隔変化に応じて変化させるように構成されている。一対の係止部材の間隔変化は、一対のリングギアの噛合と連結部材や回動部材等による相互運動や、一方の係止部材を固定し他方の係止部材をレストアームに対応して移動させる等の構成、更にレストアームに係止した係止部材をガイド部材に沿わせて移動させる等の種々の構成により行われる。
いずれの構成にあっても、ベビーカーの折り畳みにともなうレストアームの間隔変化に応じて係止部材の間隔が変化するので、トレーを取り付けたままでベビーカーを折り畳むことができ、折り畳む都度トレーを取り外す必要がない。このため、ベビーカーの利便性が向上し、使い勝手が著しく向上する。
また、室内で使用される折り畳み式の幼児用椅子においても、上記同様に幼児用椅子を片付ける際に、折り畳む都度トレーを外す必要がなく、そのためのトレーの紛失の心配もなく、使い勝手が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベビカーの第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】ベビーカーの折り畳み形態を示す斜視図である。
【図3】トレーの構成を示す平面図である。
【図4】トレーの構成を示す側面図である。
【図5】トレーの構成を示す他の側面図である。
【図6】折り畳み連動機構の構成を示す平面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】係止部材の移動時の作用を示す係止部材の断面図である。
【図11】図6のE−E線断面図である。
【図12】本発明の第2実施形態を示すトレー平面図である。
【図13】本発明の第3実施形態を示す回動部材及び係止部材の断面図である。
【図14】係止部材の移動時の作用を示す係止部材の断面図である。
【図15】本発明の第4実施形態を示すトレーの平面図である。
【図16】従来のベビーカーの一例を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 ベビーカー
2 枠体
3 走行部
4 座席部
5 ハンドル部
11〜14 車輪
21a、21b レストアーム
22 トレー
23a、23b ロック解除機構
25 トレー本体
31、61 折り畳み連動機構
32 支軸
33 リングギア
34 連結部材
35 回動部材
41、51、64 係止部材
45 係止突起
46 係止部
63 ガイド棒

Claims (5)

  1. パイプ状の2本の支柱とこれら2本の支柱の頂部を連結するように横方向に設けられた手押し部材とこの手押し部材に設けられた開閉操作部とを備え、この開閉操作部を操作することにより前記支柱と前記連結部材とのロックが外され、折り畳み得るようになるベビーカーであって、折り畳み自在に構成した枠体に回動自在に設けた車輪と、前記枠体に設けた座席と、前記座席の両側に設けた一対のレストアームと、前記一対のレストアームの先端に着脱自在に取り付けられる一対の係止部材を設けたトレーと、を備えたトレー付き折り畳み自在ベビーカーにおいて、折り畳みに対応した前記レストアームの間隔変化に応じて前記一対の係止部材の間隔を変化させる折り畳み連動機構を前記トレーに設けたことを特徴とするトレー付き折り畳み自在ベビーカー。
  2. 前記トレー付き折り畳み自在ベビーカーにおいて、前記折り畳み連動機構が、前記トレーを構成するトレー本体に回動自在に取り付けられたリングギアと、前記トレー本体に回動自在に取り付けられた回動部材と、前記リングギアと前記回動部材とを連動させる連結部材と、前記回動部材の一端に回動自在に取り付けられた係止部材とにより構成されていることを特徴とする請求項1記載のトレー付き折り畳み自在ベビーカー。
  3. 前記トレー付き折り畳み自在ベビーカーにおいて、前記回動部材に係止突起を設けるとともに、前記係止部材の一端にこの係止部材の回動量に対応して前記係止突起に係止する係止部を設け、前記係止突起と前記係止部との係止により前記係止部材の回動及び移動を規制することを特徴とする請求項2記載のトレー付き折り畳み自在ベビーカー。
  4. 前記トレー付き折り畳み自在ベビーカーにおいて、前記折り畳み連動機構が、前記トレーを構成するトレー本体に回動自在に取り付けられた回動部材と、前記回動部材の一端に回動自在に取り付けられた係止部材とにより構成されていることを特徴とする請求項1記載のトレー付き折り畳み自在ベビーカー。
  5. 前記トレー付き折り畳み自在ベビーカーにおいて、前記折り畳み連動機構が、 前記トレーに、折り畳みに対応して前記レストアームが間隔変化する際の軌跡に対応して形成されたガイド部材と、前記ガイド部材に沿って移動するとともに前記レストアームの端部に着脱自在に係止される係止部材とにより構成されていることを特徴とする請求項1記載のトレー付き折り畳み自在ベビーカー。
JP27894497A 1997-10-13 1997-10-13 トレー付き折り畳み自在ベビーカー Expired - Fee Related JP3958414B2 (ja)

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