JP3544875B2 - 洗濯機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗剤の他に、柔軟仕上げ剤や漂白剤等の助剤の供給が可能なように構成した洗濯機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
最近、洗濯機においては、洗濯物の種類が増加してきている。これに伴って、洗濯に使用する洗濯関連処理剤としての種類も増加してきている。洗濯関連処理剤としては、洗剤の他に、助剤がある。この助剤としては、柔軟仕上げ剤、糊剤、漂白剤及び除菌剤(抗菌剤)等がある。
【0003】
ところが、従来の洗濯機においては、洗剤を供給する手段を備えたものは知られているが、これらの洗濯関連処理剤を個別に貯留しておき、必要時に個別に投入する手段を備えたものがなく、使用者は、洗濯関連処理剤の必要の都度、その専用容器を洗濯機まで運び、その専用容器から適宜量取り出し、洗濯機の開閉蓋を開放して槽内に投入するという面倒な作業を行なわなければならず、不便であった。このため、その面倒さから、せっかく多数の洗濯関連処理剤を用意しても洗濯関連処理剤の使用頻度も少なくなってしまい、洗濯物の仕上がりバリエーションが限られてしまうという問題があった。
【0004】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の洗濯関連処理剤を個別に且つ自動的に投入することができ、複数の洗濯関連処理剤の投入が簡単となり、使用者の手間を省き得る洗濯機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、外箱上部に上部カバーを設けてなり、内部に槽を備えた洗濯機本体と、
この洗濯機本体の上部に設けられ、洗剤や助剤等の複数種の洗濯関連処理剤をそれぞれ個別に収容する収容室を備え、且つ各収容室が洗濯関連処理剤複数回使用量以上の収容容積を有するように設定された収容器と、
前記各収容室に収容された洗濯関連処理剤を個別に排出する排出手段と、
この排出手段の下方に設けられ、該排出手段により洗濯関連処理剤が投入されると共に、ポンプにより送り出される水が通る通水路と
を備えてなるところに特徴を有する。
【0006】
上記請求項1の発明においては、収容器の各収容室に洗剤や、助剤(柔軟仕上げ剤、糊剤、漂白剤及び除菌剤)を複数回使用量以上、収容しておくことができ、そして、排出手段により各収容室内部の洗濯関連処理剤を選択的に排出することができる。従って、必要時期に必要な洗濯関連処理剤を槽内に自動的に投入することができる。この結果、複数の洗濯関連処理剤の投入が簡単となり、使用者の手間を省き得るようになる。さらに、この請求項1の発明においては、水道から供給される水道水でなく、例えばふろ水給水用のポンプにより送り出される水が通る通水路に、洗濯関連処理剤が投入されるから、水道水以外の水例えばふろ水を利用して洗濯関連処理剤を投入できて便利となる。
【0008】
この場合、通水路としては、ポンプにより送り出される水と、水道から供給される水道水とが通る構成としても良い(請求項2の発明)。このようにすると、水道水とそれ以外の水とを利用して洗濯関連処理剤を投入できて便利となる。
【0009】
請求項3の発明は、洗濯機本体外部に配置されるポンプと接続される接続口が形成され、この接続口は通水路に通じる構成となっているところに特徴を有する。
この構成においては、いわゆる外部ポンプを利用して洗濯関連処理剤を投入することが可能となり、コストの低廉化に寄与できるようになる。
【0010】
請求項4の発明は、ポンプにより送り出される水の流路側に、洗剤を収容する収容室が設けられているところに特徴を有する。
ポンプにより送り出される水としては、ふろ水が一般的である。この場合、ふろ水は、洗剤洗い用としては適するが、これ以外例えばすすぎ洗い用として不向きであることもある。しかして、上記構成においては、ポンプにより送り出される水の流路側に、洗剤を収容する収容室が設けられているから、水道水以外の水であるふろ水を使用可能としながら、このふろ水による洗剤搬送作用を確実に得ることができるようになる。
【0011】
請求項5の発明は、複数の排出手段を同時期に動作させる排出制御手段を設けたところに特徴を有する。
洗濯関連処理剤を投入する場合には、複数の洗濯関連処理剤を同時期に投入することが好ましいことがある。例えば、洗剤と漂白剤とがそうであり、また、最近本発明者によって明らかになったが、柔軟仕上げ剤と糊剤とが洗濯物の仕上がりにとって関連するものであり、これらも同時期に投入したほうが好ましい。しかるに、上記構成においては、複数の排出手段を同時期に動作させる排出制御手段を設けたから、複数の洗濯関連処理剤を同時期に投入することができて、洗浄効果の向上や洗濯仕上がりの良好さを図ることが可能となる。
【0014】
請求項6の発明は、洗濯物の汚れ度を検出する汚れ度検出手段と、
洗濯運転中に洗濯物の追加があったか否かを検出する洗濯物追加検出手段と、 洗濯物の追加があったことが検知され、且つ、前記汚れ度検出手段により検出された汚れ度が洗濯物の追加前より増加していることが判別されたときに洗濯関連処理剤を追加供給する追加供給制御手段とを設けたところに特徴を有する。
【0015】
洗濯関連処理剤の投入量は、洗濯物の汚れ度に応じて決定することが好ましいものである。しかし、洗濯運転途中に洗濯物の追加があると、汚れ度が初期状態に対して変化してしまい、当初の洗濯関連処理剤の投入量では不足気味となる。しかるに上記構成においては、洗濯物の追加があって、且つ、汚れ度検出手段により検出された汚れ度が洗濯物の追加前より増加していることが判別されたときに洗濯関連処理剤を追加供給するようにしたから、洗濯運転開始後において汚れ度が増加した場合でも、洗浄効果の低減を防止できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施例について図1ないし図18を参照しながら説明する。まず、図2には洗濯機の全体構成を示している。この図2において、洗濯機本体1は、外箱2の上部にプラスチック製の上部カバー3を装着して構成されている。この洗濯機本体1の内部には、槽としての外槽4が弾性吊持機構5を介して支持されている。そして、この外槽4の内部には、洗濯槽と脱水槽を兼用する槽としての回転槽6が回転可能に設けられており、この回転槽6の内底部には、水流生成用の撹拌体7が回転可能に設けられている。
【0017】
この回転槽6は、洗い時及びためすすぎ時に水を貯留するものであり、その回転槽6内の水は、排水時に下部の排水路8から排水口9a、排水弁9及び排水ホース10を通して排水されるようになっている。また、この回転槽6は、漸次上広がりテーパー状の本体6aの内側に多くの通水孔(図示せず)を有する内バスケット6bを有して構成されていて、排水後の脱水時に高速回転されると内部の水を揚水して本体6a上部の脱水孔(図示せず)から外槽4内に放出するようになっている。なお、この外槽4底部には補助排水口4aが形成されていて、この補助排水口4aは図示しないが前記排水ホース10に接続されている。そして、上記脱水時の外槽4内に放出された水は、上記補助排水口4a及び前記排水ホース10を通して排水されるようになっている。
【0018】
また、前記外槽4の外底部には、前記回転槽6及び前記撹拌体7を回転駆動するモータ11が配設されている。このモータ11は、アウタロータ形のブラシレスモータから構成されており、詳しい構成が図示しないが、そのロータ11aが前記撹拌体7と直結状態に連結されている。また、この外槽4の外底部には、図示しないがクラッチ機構が設けられており、洗い時には、回転槽6を外槽4底部に回り止め状態にロックし(撹拌体7のみ回転許容)、脱水時にはロータ11aと回転槽6とを連結(従ってロータ11aと、撹拌体7と回転槽6とが一体的に連結)するようになっている。
【0019】
前記上部カバー3には、洗濯物の出入口を開閉する例えば二つ折れ形の蓋12が設けられており、この蓋12の開閉は、この上部カバー3の後部内部に設けた蓋開閉検出手段たる蓋スイッチ13(図9参照)により検出されるようになっている。また、この上部カバー3の前部上面には、図7に示す操作パネル14が設けられている。この操作パネル14には、電源入り・切りスイッチ15、スタートスイッチ16、ふろ水ポンプ選択スイッチ17、コース選択スイッチ18、脱水時間設定スイッチ19、すすぎ回数設定スイッチ20、洗い時間設定スイッチ21、予約スイッチ22、水位設定スイッチ23、洗浄用の処理剤選択スイッチ24、汚れ度マニュアル指定スイッチ25、仕上げ用の処理剤選択スイッチ26、風合いマニュアル指定スイッチ27が設けられていると共に、各種の表示部14a(そのうち特徴的な表示部24a〜24c、25a〜25e、26a〜26c、27a〜27eについて別の符号を付している)が設けられている。
【0020】
なお、上記ふろ水ポンプ選択スイッチ17が操作されると、後述のふろ水用の給水ポンプ46を使用して行なういわゆるポンプ給水が設定されるものであり、この場合、操作回数に応じて、洗い前の給水行程のみをポンプ給水とする場合と、洗い前の給水行程及びすすぎ行程前の給水行程の双方をポンプ給水とする場合と、ポンプ給水無し(水道水給水)の場合とが、順次、切り換えられるようになっている。
【0021】
一方、上部カバー3の後部には、図2ないし図4に示すように、処理剤供給装置28が設けられている。以下、この処理剤供給装置28について述べる。まず、収容器29について述べる。この収容器29の器本体30は、図1及び図5に示すように、上面が開放された矩形箱状をなし、内部は5つの収容室30aないし30eに仕切られている。各収容室30aないし30eは、それぞれ蓋部材31aないし31eにより開閉されるようになっている。
【0022】
各収容室30aないし30eのうち、右端に位置する収容室30aは洗剤(粉末洗剤)を収容貯留しておくためのもので、その収容容積は洗剤収容量が複数回使用量以上となるように定められている。その隣の収容室30bは漂白剤収容用、収容室30cは除菌剤収容用、収容室30dは糊剤収容用、そして左端の収容室30eは柔軟仕上げ剤収容用であり、それぞれの収容容積は、複数回使用量以上となるように定められている。
【0023】
そして、上記各収容室30aないし30eの底部には、自閉式の弁機構部32Aないし32Eが設けられている。
これら弁機構部32Aないし32Eは、同じ構成であるので、収容室30aにおける弁機構部32Aについて述べる。図6に示すように、収容室30a底部には、凹部33が形成されており、この凹部33底部には排出口34が形成されている。さらにこの凹部33には排出口34をばね35のばね力により常時閉鎖する弁体36が設けられている。
【0024】
一方、上部カバー3の後部には、矩形状の凹陥部からなる収容器配置部37が形成されている。この収容器配置部37の底部及び周壁部の一部は上部カバー3の後方へ突出する形態に形成されている。
【0025】
この収容器配置部37の底部には、前記各排出口34に対応する部位に、図4に示すように、排出手段たる排出弁装置38Aないし38Eが設けられている。排出弁装置38Aは洗剤排出用、排出弁装置38Bは漂白剤排出用、排出弁装置38Cは除菌剤排出用、排出弁装置38Dは糊剤排出用、排出弁装置38Eは柔軟仕上げ剤排出用である。これらは同じ構成であるので、排出弁装置38Aについて図6を参照して述べる。排出弁装置38Aの一部を構成する筒状の供給口体39は、収容器配置部37の底部における弁機構部32Aの排出口34対応部位に形成されており、この供給口体39には、上方へ突出するように押上げ棒部40が設けられている。
【0026】
さらに、供給口体39には、ソレノイドケース部41が水密に設けられており、これには電磁ソレノイド42A(排出弁装置38Bないし38Eの各電磁ソレノイドには図9に符号42Bないし42Eを付している、ただし構成は同じである)が設けられている。この電磁ソレノイド42Aは、コイル42aとプランジャ42bから構成されており、プランジャ42bの先端には供給制御弁43が取付けられている。この供給制御弁43はばね44により常時付勢されて供給口体39を閉鎖しており、コイル42aが通電されると、ばね44のばね力に抗して供給口体39を開放するようになっている。
【0027】
ここで前記収容器29を収容器配置部37に配置すると、各収容室30aないし30eの弁体36が、前記各押上げ棒部40により押上げられて排出口34が開放されるものであり、従って、各電磁ソレノイド42Aないし42Eのコイル42aが通電されることにより、各収容室30aないし30eの内部収容処理剤が次に述べる通水路45上に落下するようになっている。この場合、後述するが、各コイル42aの1回当たりの通電時間が処理剤に応じて個別に設定された一定時間に制御されるようになっており、その通電回数に応じて、処理剤の落下量つまり供給量が制御されるものである。
【0028】
また、上記排出弁装置38Aないし38Eの下方部には、回転槽6側へ若干下降傾斜する通水路45が形成されている。この通水路45の周囲には立上り壁45aが形成されており、ただし、その回転槽6側の部分は回転槽6の上方に臨む注水口45bとして開放している。
【0029】
さらに、前記上部カバー3の収容器配置部37の図1左側内部には、電磁弁からなる給水弁46が配設され、その入水口46aは、上部カバー3上面から外部へ臨んでおり、また、出水口46bは前記通水路45の立上り壁45aの左壁部を貫通してこの通水路45内に臨んでいる。前記入水口46aは、図示しないホースを介して水道の蛇口に接続されている。
【0030】
さらにまた、前記上部カバー3の収容器配置部37の図1右側内部には、ふろ水等の水道水以外の水を吸引して吐出するポンプ47が配設されている。これは内部に図示しないポンプ羽根を有すると共にポンプモータ47c(図9参照)を有している。そして、その入水口47aは、上部カバー3上面から外部へ臨んでおり、また、出水口47bは前記通水路45の立上り壁45aの右壁部を貫通してこの通水路45内に臨んでいる。前記入水口46aは、図示しないホースを介して水道の蛇口に接続されている。
なお、図2において、排水口9aの対向内面には、発光素子48a及び受光素子48bからなる光センサ48が設けられており、これは汚れ度検出手段たるものである。
【0031】
図9には、電気的構成を示している。制御回路49は、マイクロコンピュータを含んで構成されており、排水制御手段、洗剤供給量制御手段、モード変更手段、布質検出手段、比率制御手段、洗濯物追加検出手段及び追加供給制御手段として機能する。この制御回路49には、前記蓋スイッチ13、光センサ48、各種のスイッチ15ないし27、回転槽6内の水位を検出するための水位検出手段たる水位センサ50、モータ11の回転数を検出する回転センサ51からの信号が入力されるようになっている。そして、この制御回路49は、内部に記憶した制御プログラムに従い、且つ上記各入力に応じて、洗剤用電磁ソレノイド42A、漂白剤用電磁ソレノイド42B、除菌剤用電磁ソレノイド42C、糊剤用電磁ソレノイド42D、柔軟仕上げ剤用電磁ソレノイド42E、給水弁46、ポンプモータ47c、排水弁(これはモータ駆動式である)9a及びモータ11を駆動回路52を介して駆動制御すると共に、表示部14a及びブザー53を制御するようになっている。
【0032】
ここで、上記制御回路49は、各スイッチ17ないし27からの入力に応じて各種の制御内容や洗濯コースを設定し、そしてスタートスイッチ16の操作に基づいて洗濯運転を実行するものである。特に、洗濯関連処理剤である、洗剤、漂白剤、除菌剤、糊剤、柔軟仕上げ剤の投入動作に関連する洗濯運転について説明する。
【0033】
いま、これら洗濯関連処理剤の投入動作制御が含まれる洗濯コースとして例えば「標準」コースがある。この「標準」コースは、コース選択スイッチ18の操作により設定されるものであり、この「標準」コースの動作内容は、概略的に図10に示されている。この場合、この図10の期間Taにおける制御回路49の制御内容は図11に示している。
【0034】
まず、図10の期間Taにおける制御を図11のフローチャートに従って説明する。ステップS1では、洗濯物量を検出する。これは、回転槽6内に水は入れない状態(ただし洗濯物は入っている)状態で、モータ11を一定の通電パターンで通電して撹拌体7を回転させ、その時洗濯物量の多・少が回転センサ51の回転数の低・高となって現れるから、これをもって洗濯物量を検出する。
【0035】
ステップS2では、布質を検出する。これは、一定水位の水を回転槽6内に給水した上で、一定の通電パターンでモータ11を断続的に通電して撹拌体7を回転させ、その時洗濯物の布質によってモータ11の各回の回転数がばらつきことから、そのばらつきをもって布質を検出する。ステップS3では、検出された洗濯物量に応じて給水水位を設定してその水位となるように給水弁46を駆動して給水する。
【0036】
ステップS4では、撹拌体7を駆動して(モータ11を通電して)、光センサ48により水の透過度を測定して汚れ度を検出する。この場合、撹拌体7の駆動前と駆動後の一定時間後とに、出力を測定し、その差により汚れ度を検出する。ステップS5では、検出された汚れ度に応じてこの「標準」コースにおける洗濯モードを決定する。この場合、汚れ度と、これによる洗濯モードとの対応関係は図12及び図13に示している。この図12から判るように汚れ度は、7段階に分けられており、各段階に対応して、洗いの方法、洗い時間及び水流の強さが設定されている。ここで特徴的なことは、汚れ度は最も高いとき(「かなり多い」とき)には、洗いの方法として、「つけ置き+撹拌洗い」が設定される。つまり、「つけ置き」洗いが付加されている。また、洗い時間は汚れ度が大きいほど長く、水流の強さも汚れ度が大きいほど強くなるように設定される。
【0037】
また図13から判るように、すすぎ方法は、「シャワーすすぎ」の回数、「注水すすぎ」の回数もしくは有無、「ためすすぎ」の回数もしくは有無が汚れ度に応じて設定される。この「シャワーすすぎ」は「シャワー注水」と「脱水」(図10の第2回目及び第3回目の脱水)とからなり、そして「シャワー注水」における注水量である「シャワー注水量」、上記「脱水」の所要時間である「すすぎの脱水時間」も、汚れ度に応じて設定され、さらに、中間脱水(図10の第1回目の脱水)及び上記「脱水」において、所定脱水回転速度に到達させるまでの時間である「到達時間」も汚れ度に応じて設定される。この場合、いずれも汚れ度が中間(「標準」)の各値に対して増減するように設定される。
【0038】
ステップS6では、検出された汚れ度に応じて、洗剤、漂白剤及び除菌剤の投入量を設定する。この設定内容は、図14に示している。この場合、洗剤の量は、汚れ度が中間(「標準」)の場合の洗剤量(その絶対量は洗剤の種類等の関係で一義的に決定できない)を「1.0」としたとき、汚れ度が大きくなる方向で増加し、小さくなる方向で減少するように設定される。また、漂白剤の量は、汚れ度が上から3段回目(「やや多い」)の場合の漂白剤量を「1.0」としたとき、汚れ度が大きくなる方向で増加し、小さくなる方向で減少するように設定される。ただし、汚れ度が最下位及び下から2段階目のときは、漂白剤投入は無しとされている。さらにまた、除菌剤の量は、汚れ度が上から2段回目(「多い」)の場合の除菌剤量を「1.0」としたとき、汚れ度がこれより大きくなると増加し、小さくなると減少するように設定される。ただし、汚れ度が中間(「標準」)以下の場合ときは、漂白剤投入は無しとされている。
【0039】
ステップS7では、前記検出された布質に応じて、柔軟仕上げ剤及び糊剤の投入量(比率(重量比率))を決定する。この場合の比率関係は図15に示している。この場合、布質は、5段階にランク分けされて検出されるものであり、その中間ランク(「標準」)における柔軟仕上げ剤の量を「1.0」としたとき、各段階において柔軟仕上げ剤及び糊剤の比率は同図に示すようになる。ただし、布質が最もしなやかとされるレベル「しなやか」の時には、糊剤は無しとされている。
【0040】
ステップS8では、洗剤、漂白剤及び除菌剤を同時に投入する(漂白剤及び除菌剤は投入しないこともある、図14参照)。今、例えば、ステップS4での汚れ度が上から第2段階のレベル「多い」であるとすると、洗剤、漂白剤及び除菌剤が投入されるものとなる。この場合、給水弁46を開放させて水道水を通水路45に供給しつつ、洗剤用電磁ソレノイド42A、漂白剤用電磁ソレノイド42B及び除菌剤用電磁ソレノイド42Cを投入すべき量に見合う回数動作させる。そして、所定時間後(短い時間である)給水弁46を閉鎖する。
【0041】
この後、ステップS9では、洗い行程を決定された洗濯モード(図12参照)で開始する。
そして、ステップS10からステップS17においては、洗濯物の追加検出、汚れ度検出、処理剤追加投入を実行する。すなわち、洗い行程の実行開始から一定時間において蓋12が開放されたか否かを判断し(ステップS10、ステップS11)、この一定時間において蓋12が開放されれば、洗濯物が追加されたか否か(ステップS12)を判断する。これは、モータ11の負荷増加(回転センサ51の回転数低下)をみて判断する。洗濯物の追加があれば、一定時間汚れ度を検出し(ステップS13)、汚れ度が増加すれば(ステップS14)、増加度合いが多いか否かを判断する(ステップS15)。多い場合、もしくは少ない場合、その増加分に対応する量の洗剤、漂白剤及び除菌剤を同時投入する(ステップS16、ステップS17)。そして、洗い行程の終了条件が満たされると(ステップS18)と次の行程に移行する。
ここまでの制御が図10の期間Taに現れている。なお、この図10においては、以下の制御が、例えば、汚れ度のレベルで「多い」とした場合の制御形態を示している。
【0042】
この後、この図10に示す「排水」、「脱水(1回目)」、「シャワーすすぎ(シャワー注水と脱水とからなる)」、再度「シャワーすすぎ」の各行程が実行され、そして、柔軟仕上げ剤及び糊剤といった処理剤についての供給制御である「処理剤投入」行程が実行される。これは、給水弁46が一定時間開放されると共に、図15に示した布質に応じた比率となるように、糊剤用電磁ソレノイド42D及び柔軟仕上げ剤用電磁ソレノイド42Eが通電制御される。
【0043】
この後の「給水」行程では、所定水位まで給水され、そして「すすぎ」行程では、図11のステップS5で決定された洗濯モード(図13の「すすぎ方法」参照)で「すすぎ」行程が実行される。この後、「排水」、最終「脱水」の各行程が実行されて洗濯運転が終了される。
【0044】
制御回路49は、以上のようにして「標準」コースを実行する。ここで、この「標準」コースの設定時に、予め、ふろ水ポンプスイッチ17が操作されていた場合には、「洗い」行程前の「給水」行程、あるいは「すすぎ」行程前の「給水」行程は、ポンプ47を駆動したポンプ給水を実行することになる。また、ステップS8及びステップS16またはステップS17のの処理剤投入での給水もポンプ給水を実行することになる。なお、ふろ水を使用すると、汚れ度検出に不都合が生じることが懸念されるが、既述したように、撹拌体7の駆動前と駆動後の一定時間後に、光センサ48の出力を測定し、その差により汚れ度を検出するから、ふろ水を使用しても汚れ度を良好に検出できるものである。
【0045】
一方、制御回路49は、処理剤の投入制御に関連したマニュアル設定が可能となっている。すなわち、例えば、洗い時間設定スイッチ21により洗い行程のマニュアル実行時間が設定された場合、制御回路49は、図16に示すように、初期設定として洗剤のみの定量投入を設定する。そして、洗浄用の処理剤選択スイッチ24が押し操作される都度、「洗剤及び漂白剤の定量投入」、「洗剤及び除菌剤の定量投入」、「洗剤及び漂白剤及び除菌剤の定量投入」、「漂白剤のみの定量投入」、「漂白剤及び除菌剤の定量投入」、「除菌剤のみの定量投入」、「洗剤のみ定量投入」、…をそれぞれ設定する。この場合、制御回路49は、表示部24aないし24cのうち設定されるものを表示する。
【0046】
さらに、この場合、汚れ度マニュアル指定スイッチ25にて、汚れ度合いを5段階のうちから択一設定すれば、図14に示した比率で、洗剤、漂白剤、除菌剤の比率を優先的に変更できる。そして、マニュアルコースで洗い行程が実行される前に該当する処理剤を既述したように自動投入する。なおこの時、ふろ水ポンプ選択スイッチ17によりポンプ給水を設定すれば、ポンプ給水が行なわれるようになっている。
【0047】
また、制御回路49は、洗い時間設定スイッチ21によりすすぎ行程のマニュアル実行回数が設定された場合、図17に示すように、初期設定として柔軟仕上げ剤のみの定量投入を設定する。そして、仕上げ用の処理剤選択スイッチ26が押し操作される都度、同図に示すように、「柔軟仕上げ剤及び糊剤の定量投入」、「柔軟仕上げ剤及び除菌剤の定量投入」、「柔軟仕上げ剤及び糊剤及び除菌剤の定量投入」、「糊剤のみの定量投入」、「糊剤及び除菌剤の定量投入」、「除菌剤のみの定量投入」、「柔軟仕上げ剤のみ定量投入」、…をそれぞれ設定する。この場合、制御回路49は表示部26aないし26cのうち設定されるものを表示する。そして、マニュアルコースですすぎ行程が実行される前に該当する処理剤を既述したように自動投入する。
【0048】
さらに、制御回路49は、上述の、すすぎ回数設定スイッチ20によりすすぎ行程のマニュアル実行回数が設定された場合、図17に示すように、初期設定として柔軟仕上げ剤のみの定量投入を設定するが、仕上げ用の処理剤選択スイッチ26が操作されずに、風合いマニュアル指定スイッチ27が押し操作されると、図18に示すように、その操作回数と設定される水位に応じて、柔軟仕上げ剤と糊剤との投入量(単位[ミリリットル])を設定する。なお、この図18中において、「(標)」は、柔軟仕上げ剤が標準タイプを示し、「(1/2)」は、柔軟仕上げ剤が1/2濃縮タイプを示し、「(1/3)」は、柔軟仕上げ剤が1/3濃縮タイプを示している。なお、風合いマニュアル指定スイッチ27が押し操作回数(設定内容)に応じて表示部27a〜27eを順次択一的に表示するようになっている。
【0049】
このような本実施例によれば、収容器29の各収容室30aないし30eに、それぞれ洗剤、漂白剤、除菌剤、糊剤及び柔軟仕上げ剤を、複数回使用量以上収容しておくことができ、そして、排出手段たる排出弁装置38Aないし38Eを各収容室30aないし30eに対応して個別に設けたから、これらの洗濯関連処理剤を選択的に排出することができる。従って、必要時期に必要な洗濯関連処理剤を回転槽6に投入することができ、この結果、複数の洗濯関連処理剤の投入が簡単となり、使用者の手間を省き得る。
【0050】
また、本実施例によれば、収容器29を洗濯機本体1の後方へ凸となるように配置したから、収容器29が比較的大形化することがあっても、洗濯機自体の大形化や設置スペースの大形化を極力抑制することできる。すなわち、収容器29としては、複数の収容室30aないし30eを備え、しかもそして各室30aないし30eの大きさは複数回使用量以上の収容容積となっているから、単一の洗濯関連処理剤を収容する構成の収容器の場合とは違って比較的大きくなることが予測され、この場合、洗濯機本体の大きさがかなり大きくなってしまう。しかるに、上記実施例によれば、収容器29を洗濯機本体1の後方へ凸となるように配置したから、洗濯機本体1の大きさ自体はほぼそのままで済み、しかも、凸となる部分が洗濯機本体1の後方であるから、設置時に比較的デッドスペースとなる後方空間を利用でき、総じて洗濯機自体の大形化や設置スペースの大形化を極力防止できる。
【0051】
特に、収容器29を洗濯機本体1から上方に突出させる構成ではあるものの、収容器29の高さ方向の半分以上の部分を洗濯機本体1内に沈めた形態に取付けるから、収容器29の上方への突出高さを極力押えつつ、洗濯機本体1の高さ方向での大形化も抑制できる。また、乾燥機との組み合わせ(乾燥機が洗濯機上方配置となる)においても、収容器29の着脱や蓋部材31aないし31eの開閉操作も支障なく行なうことができる。
【0052】
また、本実施例によれば、排出弁装置38Aないし38Eの下方に、ポンプ47により送り出される水が通る通水路45を形成し、排出弁装置38Aないし38Eから出される各処理剤をこの通水路45に洗濯関連処理剤を投入する構成としたから、水道水以外の水例えばふろ水を利用して洗濯関連処理剤を投入できて便利となる。
さらにまた、通水路45としては、水道から供給される水道水も通す構成となっているから、水道水とそれ以外の水とを洗濯関連処理剤を投入できてさらに便利となる。
【0053】
また本実施例によれば、図1から判るように、ポンプ47により送り出される水の流路側に、洗剤を収容する収容室30aを設けたから、水道水以外の水であるふろ水を使用可能としながら、このふろ水による洗剤搬送作用を確実に得ることができる。
【0054】
さらに、本実施例によれば、排出弁装置38Aないし38Eのうち、洗剤排出用の排出弁装置38Aと漂白剤排出用の排出弁装置38Bとを同時に動作させるようにしたから、両洗濯処理剤が入り交じって供給されることになり、均一で良好な洗浄効果が得られる。また、柔軟仕上げ剤排出用の排出弁装置38Eと糊剤排出用の排出弁装置38Dとを同時に動作させるようにしたから、洗濯物の仕上がり(風合い)度合いの調整が可能となる。特にこの場合、洗濯物の布質を検出するようにし、この検出された布質に応じて柔軟仕上げ剤と糊剤との供給量の比率を変えるようにしたから、次の効果がある。すなわち、柔軟仕上げ剤と糊剤とは、洗濯物の仕上がり具合のうち風合いを左右するものである。柔軟仕上げ剤は、洗濯物を柔らかく仕上げるのに好適し、糊剤は「シャキッ」とした感じ(硬め)に仕上げるのに好適する。そして、布質によって、柔らかくしたい場合や、硬くしたい場合がある。しかるに、上述したように、布質を検出し、その検出された布質に応じて柔軟仕上げ剤と糊剤との供給量の比率を変えることで、布質に応じた仕上がり度合いを良好に得ることができる。なお、各排出弁装置38Aないし38Eの投入動作は全く同時でなくてもほぼ同時であっても良く、要するに同時期であれば良い。
【0055】
また本実施例によれば、光センサ48により洗濯物の汚れ度を検出し、制御回路49により、この汚れ度に応じて洗剤の供給量を制御すると共に洗濯モードを変更するようにしたから、洗濯物の汚れ度に応じて、自動的に洗剤の供給量を制御できると共に、洗濯モードも自動的に変更でき、洗浄効果や仕上がり向上を自動的に良好に図ることができる。
【0056】
また本実施例によれば、洗濯運転中に洗濯物の追加があったか否かを検出し、洗濯物の追加があったことが検知され、且つ、検出された汚れ度が洗濯物の追加前より増加していることが判別されたときに洗濯関連処理剤を追加供給するようにしたから、洗濯運転開始後において汚れ度が増加した場合でも、洗浄効果の低減を防止できる。
【0057】
図19は本発明の第2の実施例を示しており、この第2の実施例では、ポンプ47は備えておらず、上部カバー3に、ポンプ接続口61が形成されており、このポンプ接続口61は連通管62を介して通水路45に連通する構成となっている。上記ポンプ接続口61には図示しない外部ポンプ(例えば洗濯機とは別の市販品として販売されているふろ水くみ上げポンプ)のホースが接続されるものである。この場合、外部ポンプを利用して洗濯関連処理剤を投入することが可能となり、コストの低廉化に寄与できる。
【0058】
図20は本発明の第3の実施例を示しており、この第3の実施例においては、次の点が第1の実施例と異なる。すなわち、第1の実施例では、収容器配置部37を矩形凹陥形状とし、しかもこの収容器配置部37の底部及び周壁部の一部が上カバー3の後方へ突出する形態に形成したが、この第3の実施例の収容器配置部63は、同図から判るように、切欠状(後方に張り出す部分がない)に形成されている。この収容器配置部63と収容器29とには係脱可能な係合部(図示せず)が形成されており、その係合によって収容器29を収容器配置部63に配置するようになっている。この場合も収容器29は洗濯機本体1から後方へ凸となる配置形態となる。このようにしても第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0059】
図21及び図22は本発明の第4の実施例を示しており、この実施例では、収容器配置部64等をさらに深く形成して、収容器29を、洗濯機本体1の上カバー3から突出しないように構成した点が第1の実施例と異なる。この場合、収容器29の着脱が行ない易いように、上カバー3に凹部65を形成し、収容器29に手掛け部66を形成している。この実施例によれば、収容器29の上方への突出部分がなく、例えば乾燥機との組み合わせ等にさらに好適する。
【0060】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、次の効果を得ることができる。
請求項1の発明によれば、収容器の各収容室に洗剤や、柔軟仕上げ剤、糊剤、漂白剤及び除菌剤等を複数回使用量以上、収容しておくことができると共に、各収容室内部の洗濯関連処理剤を選択的にしかも自動的に排出することができ、この結果、複数の洗濯関連処理剤の投入が極めて簡単となり、使用者の手間を省き得る。さらに、水道水以外の水例えばふろ水を利用して洗濯関連処理剤を投入できて便利である。
【0061】
請求項2の発明によれば、水道水とそれ以外の水とを利用して洗濯関連処理剤を投入できてさらに便利である。
【0062】
請求項3の発明によれば、いわゆる外部ポンプを利用して洗濯関連処理剤を投入することが可能となり、コストの低廉化に寄与できる。
請求項4の発明によれば、水道水以外の水であるふろ水を使用可能としながら、このふろ水による洗剤搬送作用を確実に得ることができる。
請求項5の発明によれば、複数の洗濯関連処理剤を同時期に投入することができて、洗浄効果の向上や洗濯仕上がりの良好さを図ることが可能となる。
【0064】
請求項6の発明によれば、洗濯運転開始後において汚れ度が増加した場合でも、洗浄効果の低減を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す処理剤供給装置部分の縦断正面図
【図2】洗濯機全体の破断側面図
【図3】洗濯機全体の平面図
【図4】収容器を分離した状態の洗濯機上部の斜視図
【図5】処理剤供給装置部分の横断平面図
【図6】弁機構部及び排出弁装置部分の縦断側面図
【図7】操作パネルの平面図
【図8】操作パネルの要部の平面図
【図9】電気的構成のブロック図
【図10】「標準」コースの一例を示す行程図
【図11】制御内容を示すフローチャート
【図12】汚れ度に対応する設定内容を示す図
【図13】汚れ度に対応する別の設定内容を示す図
【図14】汚れ度に対応するさらに異なる設定内容を示す図
【図15】布質に対応する設定内容を示す図
【図16】洗剤、漂白剤及び除菌剤のマニュアル設定例を示す図
【図17】柔軟仕上げ剤、糊剤及び除菌剤のマニュアル設定例を示す図
【図18】風合いレベルと、水位と、柔軟仕上げ剤及び糊剤の投入量との関係を示す図
【図19】本発明の第2の実施例を示す処理剤供給装置部分の横断平面図
【図20】本発明の第3の実施例を示す洗濯機上部の斜視図
【図21】本発明の第4の実施例を示す洗濯機上部の斜視図
【図22】洗濯機上部の側面図
【符号の説明】
1は洗濯機本体、3は上部カバー、6は回転槽(槽)、11はモータ、24は洗浄用の処理剤選択スイッチ、25は汚れ度マニュアル指定スイッチ、26は仕上げ用の処理剤選択スイッチ、27は風合いマニュアル指定スイッチ、28は処理剤供給装置、29は収容器、30は器本体、30aないし30eは収容室、31aないし31eは蓋部材、32Aないし32Eは弁機構部、34は排出口、36は弁体、37は収容器配置部、38Aないし38Eは排出弁装置(排出手段)、40は押上げ棒部、42Aないし42Eは電磁ソレノイド、45は通水路、46は給水弁、47はポンプ、48は光センサ(汚れ度検出手段)、49は制御回路(排水制御手段、洗剤供給量制御手段、モード変更手段、布質検出手段、比率制御手段、洗濯物追加検出手段及び追加供給制御手段)、61はポンプ接続口、63及び64は収容器配置部を示す。
Claims (6)
- 外箱上部に上部カバーを設けてなり、内部に槽を備えた洗濯機本体と、
この洗濯機本体の上部に設けられ、洗剤や助剤等の複数種の洗濯関連処理剤をそれぞれ個別に収容する収容室を備え、且つ各収容室が洗濯関連処理剤複数回使用量以上の収容容積を有するように設定された収容器と、
前記各収容室に収容された洗濯関連処理剤を個別に排出する排出手段と、
この排出手段の下方に設けられ、該排出手段により洗濯関連処理剤が投入されると共に、ポンプにより送り出される水が通る通水路と
を備えてなる洗濯機。 - 通水路は、ポンプにより送り出される水と、水道から供給される水道水とが通る構成となっていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 洗濯機本体外部に配置されるポンプと接続される接続口が形成され、この接続口は通水路に通じる構成となっていることを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
- ポンプにより送り出される水の流路側に、洗剤を収容する収容室が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
- 複数の排出手段を同時期に動作させる排出制御手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 洗濯物の汚れ度を検出する汚れ度検出手段と、
洗濯運転中に洗濯物の追加があったか否かを検出する洗濯物追加検出手段と、 洗濯物の追加があったことが検知され、且つ、前記汚れ度検出手段により検出された汚れ度が洗濯物の追加前より増加していることが判別されたときに洗濯関連処理剤を追加供給する追加供給制御手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
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