JP7466078B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本開示は、洗濯機に関する。
特許文献1は、液剤自動投入装置を備えた洗濯機を開示する。この洗濯機は、筐体と、筐体に形成されたタンク収容部に着脱可能に収容され、液体を貯蔵する液剤タンクと、液剤タンクに貯蔵された液体を吸引、吐出する液剤投入装置を備える。液剤タンクは、液剤タンクがタンク収容部に収容された状態でタンク収容部から出し入れ可能である。
特開2020―171394号公報
本開示は、第2の流路において、洗濯水の流れが滞留することを抑制し、第2の流路に落下した液剤を洗い流すことができる洗濯機を提供する。
本開示における洗濯機は、洗濯物を収容する洗濯槽と、液剤を洗濯槽に投入する液剤投入装置と、洗濯槽に供給される液剤が流れる流路部と、流路部に水を供給する給水部と、を備える。流路部は、洗濯水が流れる第1の流路と、液剤の落下位置を通過する第2の流路と、第2の流路を流れる洗濯水が、第1の流路に合流する合流部と、合流部の上流側近傍から、第1の流路の下流側に向かって、第1の流路に突出して形成された突出壁と、を含む。
本開示における洗濯機は、第2の流路において、洗濯水の流れが滞留することを抑制し、第2の流路に落下した液剤を洗い流すことができる。
実施の形態1における洗濯機の蓋体が閉じた状態の外観斜視図 実施の形態1における洗濯機の蓋体が開いた状態の外観斜視図 実施の形態1における洗濯機の給水ユニット周辺の洗剤ケース、洗剤タンク、柔軟剤タンクが引き出された状態の外観斜視図 実施の形態1における洗濯機の給水ユニット周辺の背面図 実施の形態1における洗濯機の給水ユニット周辺の分解斜視図 実施の形態1における洗濯機の給水ユニットの流路蓋部を除いた上面図 実施の形態1における洗濯機の給水ユニットの流路蓋部を除くとともに、洗剤ケース、洗剤タンク、柔軟剤タンクが取り外された状態で、断面を図示するための上面図 図7に示される給水ユニットのF-F断面図 実施の形態1における洗濯機の給水ユニットの、洗剤ケース、洗剤タンク、柔軟剤タンクが引き出された状態の、流路蓋部を除いた上面図 図7に示される給水ユニットのB-B断面図 図7に示される給水ユニットのE-E断面図 図7に示される給水ユニットのC-C断面図 図7に示される給水ユニットのA-A断面図 図7に示される給水ユニットのD-D断面図 実施の形態1における洗濯機の給水ユニットの、洗剤ケース、洗剤タンク、柔軟剤タンクが取り外された状態の外観前面図 (a)実施の形態1における洗濯機の給水ユニットの流路蓋部を除くとともに、洗剤タンクが収納された状態で、断面を図示するための上面図、(b)実施の形態1における洗濯機の給水ユニットの流路蓋部を除くとともに、洗剤タンクが引き出された状態で、断面を図示するための上面図 図16(a)に示される給水ユニットのH-H断面図 図16(b)に示される給水ユニットのJ-J断面図 実施の形態1における洗濯機の流路下部の上面図 実施の形態1における洗濯機の第一流路下部経路および洗浄経路周辺の構造を示す模式図
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1~図20を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.洗濯機の構成]
図1、図2に示すように、洗濯機100は、筐体600と、蓋体700と、操作部800と、を備える。筐体600は、下筐体610と、上筐体620と、を含む。下筐体610内には、洗濯槽500が収容される。洗濯槽500は、上方が開口された円筒体であり、衣類を洗浄する洗浄動作を行う。洗浄動作は、既知の様々な洗濯機の洗濯槽が行う動作であってもよい。本実施形態の原理は、洗濯槽500によって実行される特定の洗浄動作に限定されない。
上筐体620は、下筐体610の上方に配置されており、洗濯槽500と連通する投入口621が形成されている。蓋体700は、上筐体620の後部に取り付けられており、投入口621を開閉自在に覆う。使用者が蓋体700を上方に回動すると、洗濯槽500は、投入口621を通じて露出する。使用者は、投入口621から洗濯物を洗濯槽500へ投入できる。
上筐体620の後部には、投入口621の後方となる位置に、操作部800が配設されている。使用者は、操作部800を操作し、洗濯槽500の様々な動作を設定することができる。
操作部800の後部には、給水口200が設けられ、給水口200には、水道栓からの水道水を導入するように給水ホース210が接続されている。
図3に示すように、洗剤タンク450及び柔軟剤タンク460は、複数回の運転を実施可能な量の剤を貯蔵可能に構成されており、液剤を注入可能とするように上面が開口している洗剤タンク投入部451及び柔軟剤タンク投入部461が形成されている。一方、洗
剤ケース400は、一回の運転に必要な量の剤を使用者が投入するために用いられるものであり、粉洗剤、液体洗剤、及び柔軟剤をそれぞれ投入できるように粉洗剤手動投入部410、液体洗剤手動投入部420及び柔軟剤手動投入部430が設けられている。
[1-1-2.給水ユニット]
図5に示すように、給水ユニット300は、主に、略箱状に形成された給水ユニット筐体部320と、給水ユニット筐体部の上面を覆う流路蓋部340と、給水ユニット筐体部の下底部に取り付けられた流路下部370と、により構成されている。
図3、図4に示すように、給水ユニット筐体部320の背面から見て左部には、給水口200から導入された水を開閉自在に通過させる給水弁310が取り付けられている。給水弁310が開いた状態で、給水弁310から導入された水は、給水ユニット筐体部320に導入される。
給水ユニット筐体部320の背面中央部には、洗濯機100の外部からホース(図示せず)を介して水を吸引するバスポンプ314が配設されている。バスポンプ314は、流路蓋部340にビス止めで固定されており、バスポンプ用注水口333を介して、後述する第一導水経路321と直接接続されている。バスポンプ314は、第一導水経路321から給水されることにより、吸引、吐出動作を開始できる。
図5、図6に示すように、給水ユニット筐体部320は、前方に開口する略箱状に形成されている。給水ユニット筐体部320は、内部空間として、洗剤タンク収容部360と、柔軟剤タンク収容部365と、洗剤ケース収容部350と、を備えている。洗剤タンク収容部360は、洗剤タンク450を、柔軟剤タンク収容部365は、柔軟剤タンク460を、洗剤ケース収容部350は、洗剤ケース400を、それぞれ独立に引き出し可能に収納している。
洗剤ケース流路部330は、洗剤ケース収容部350の上面として配設されており、後述する第一導水経路321及び第二導水経路322が形成されている。
図3、図4に示すように、給水ユニット筐体部320には、液剤投入装置が設けられている。液剤投入装置は、洗剤タンク450と、柔軟剤タンク460と、液剤自動投入装置301と、を含む。液剤自動投入装置301は、給水ユニット筐体部320の背面から見て右部に取り付けられている。液剤自動投入装置301の詳細については後述する。
[1-1-3.導水経路]
図4、図5に示すように、給水弁310は、第一導水筒311、第二導水筒312及び第三導水筒313の三つの開閉弁を含み、それぞれの開閉弁を独立に開閉できるように構成されている。
図6~図10に示すように、給水ユニット筐体部320には、給水弁310から導入された水が流れる導水経路が形成されており、給水弁310と導水経路とは直接接続されている。導水経路は、第一導水筒311、第二導水筒312及び第三導水筒313とそれぞれ独立に連通するように、分岐して形成されている。第一導水筒311と連通する流路を第一導水経路321、第二導水筒312と連通する流路を第二導水経路322、第三導水筒313と連通する流路を第三導水経路323と定義する。
[1-1-4.洗剤ケース、第一導水経路、第二導水経路]
図3、図6~図9に示すように、第一導水経路321及び第二導水経路322は、第一導水筒311及び第二導水筒312から供給された水を洗剤ケース流路部330に案内し
、下方に位置する洗剤ケース400に注水するように構成されている。
洗剤ケース400の内部には、粉洗剤手動投入部410、液体洗剤手動投入部420及び柔軟剤手動投入部430が設けられており、使用者がそれぞれの剤を投入可能に構成されている。
第一導水経路321は、粉洗剤手動投入部410の上方において上下を連通させるために形成された粉洗剤用注水口331と、液体洗剤手動投入部420の上方において上下を連通させるために形成された液体洗剤用注水口332と、が設けられている。第二導水経路322は、柔軟剤手動投入部430の上方において上下を連通させるために形成された柔軟剤用注水口334が設けられている。
粉洗剤手動投入部410、液体洗剤手動投入部420及び柔軟剤手動投入部430は、内部に溜まった洗濯水を下部に排出する排出口(図示せず)がそれぞれ設けられている。以下、本実施の形態において、洗濯水とは、水、または、水および液剤の混合液のことを指す。排出口から排出された洗濯水は、流路下部370へと落下する。
第一導水経路321には、泡生成用注水口335が設けられている。泡生成用注水口335は、洗剤ケース収容部350に収納された洗剤ケース400よりも後方に配置されている。これにより、泡生成用注水口335から下方に注水された水は、洗剤ケース収容部350を通過することなく、流路下部370に落下する。
[1-1-5.自動投入装置、第三導水経路]
図6、図10~図15に示すように、第三導水経路323は、給水ユニット筐体部320の背面に沿って略水平方向に亘って形成されており、洗浄経路導水口324において背面側に開口する。洗浄経路導水口324は、後述する自動投入装置内経路325と接続され、第三導水経路323と液剤自動投入装置301とを連通させる。液剤自動投入装置301は、洗剤タンク収容部360及び柔軟剤タンク収容部365の背面側に配置されており、後述するように、洗剤タンク収容部360及び柔軟剤タンク収容部365に収容された洗剤タンク450及び柔軟剤タンク460とそれぞれ接続されている。
洗剤タンク450の背面側には、洗剤タンク差込口302が設けられており、洗剤タンク差込口302の内部には、押し込まれることにより開放される洗剤タンク逆止弁302aが設けられている。同様に、柔軟剤タンク460の背面側には、柔軟剤タンク差込口303と、押し込まれることにより開放される柔軟剤タンク逆止弁と、が設けられている。洗剤タンク450は、洗剤タンク収容部360に取り付けられた状態で、後述する洗剤自動投入差込口452が挿入され、洗剤タンク逆止弁302aが開放されて液体洗剤が供給可能となるように構成されている。同様に、柔軟剤タンク460は、柔軟剤タンク収容部365に取り付けられた状態で、後述する柔軟剤自動投入差込口462が挿入され、柔軟剤タンク逆止弁が開放されて柔軟剤が供給可能となるように構成されている。
洗剤タンク収容部360及び柔軟剤タンク収容部365の内背面には、洗剤自動投入用接続部360aと、柔軟剤自動投入用接続部365aと、がそれぞれ設けられている。洗剤自動投入用接続部360a及び柔軟剤自動投入用接続部365aは、液剤自動投入装置301の、洗剤自動投入差込口452及び柔軟剤自動投入差込口462を囲うように構成されている。
液剤自動投入装置301は、洗剤自動投入差込口452及び柔軟剤自動投入差込口462と、液体洗剤、柔軟剤及び水の経路を切り替える三方弁380と、液剤を吸引、吐出す
るポンプユニット390と、三方弁380とポンプユニット390とを繋ぐ自動投入装置内経路325と、を含む。
洗剤自動投入差込口452及び柔軟剤自動投入差込口462は、前方に突出して形成されており、洗剤タンク450及び柔軟剤タンク460が、それぞれ洗剤タンク収容部360及び柔軟剤タンク収容部365に収納された状態で、それぞれ洗剤タンク450及び柔軟剤タンク460と接続される。
三方弁380は、それぞれ独立に開閉制御可能に構成された洗剤三方弁381と柔軟剤三方弁382とを含む。洗剤三方弁381は、洗浄経路導水口324、洗剤自動投入差込口452、柔軟剤三方弁382と連通するように配設されており、柔軟剤三方弁382は、洗剤三方弁381、柔軟剤自動投入差込口462、自動投入装置内経路325と連通するように配設されている。三方弁380の下流側は、自動投入装置内経路325を介してポンプユニット390と接続されている。このように、三方弁380は、自動投入装置内経路325、洗剤自動投入差込口452、柔軟剤自動投入差込口462、ポンプユニット390、と接続されており、洗剤三方弁381及び/又は柔軟剤三方弁382の開閉を切り替えることにより、洗剤、柔軟剤及び水の流れを制御する。
ポンプユニット390は、ポンプユニット入口392aとポンプユニット出口392bとの間に設けられたポンプ内流路391と、ポンプ内流路391の途中に設けられたシリンダ397と、モータ(図示せず)の回転駆動力によって上下運動するピストン395と、を含む。
ポンプユニット入口392a及びポンプユニット出口392bには、入口逆止弁393及び出口逆止弁394がそれぞれ設けられている。
入口逆止弁393は、ピストン395の負圧動作で開くように構成されており、出口逆止弁394は、ピストン395の正圧動作で開くように構成されている。
自動投入装置内経路325は、ポンプユニット390の下流において、洗浄経路流出口326を介して流路下部370と接続されている。
[1-1-6.タンク収容部]
図5に示すように、洗剤タンク収容部360の上面は、流路蓋部340で構成されている。流路蓋部340は、洗剤タンク投入部451の上方を覆っており、洗剤タンク投入部451から異物が混入することを抑制する蓋としての役割を有している。
図17、図18に示すように、洗剤タンク収容部360の底面には、洗剤貯留部363、および流路下部370と連通する洗剤落下口364が形成されている。柔軟剤タンク収容部365の底面には、洗剤タンク収容部360と同様に、柔軟剤貯留部(図示せず)および柔軟剤落下口(図示せず)が形成されている。以下、柔軟剤貯留部および柔軟剤落下口は、洗剤貯留部363および洗剤落下口364と同様の構成のため、説明を省略する。
洗剤落下口364は、洗剤タンク450が洗剤タンク収容部360に収納された状態で洗剤タンク差込口302および洗剤自動投入差込口452の下方となる位置に、配置されている。また、洗剤タンク収容部360の内底面には、洗剤貯留部363が設けられている。洗剤貯留部363は、液剤を貯留可能な窪みであるとともに、洗剤タンク450の底面と洗剤タンク収容部360の内底面とを離間させる間隙として構成されている。使用者が洗剤タンク450を引き出した際、洗剤自動投入差込口452から洗剤タンク差込口302が引き抜かれる。このとき、洗剤自動投入差込口452に残留した洗剤は、洗剤貯留
部363および洗剤落下口364を通り、流路下部370に落下する。これにより、洗剤自動投入差込口452から漏れた洗剤が洗剤タンク収容部360に付着して汚れることを抑制できる。
[1-1-7.流路下部]
図17~図20に示すように、流路下部370は、洗浄経路流出口326と連通する第一流路下部経路372と、洗剤落下口364および柔軟剤落下口から落下した液剤を洗い流す洗浄経路375と、洗剤ケース400から排出された洗濯水を通過させる第二流路下部経路373と、流路下部排出口371とを含む。
入口壁911、出口壁912、分流壁930および突出壁960は、流路下部370の内底面から鉛直上向きに延伸して形成されている。入口壁911の端部と、分流壁930の第1の分流壁931の端部との間は離間している。入口壁911と第1の分流壁931との離間箇所は、第一流路下部経路372を流れる洗濯水が洗浄経路375に流入するための洗浄経路入口950として利用される。洗浄経路入口950の流路断面積は、第一流路下部経路372の流路断面積よりも小さくしている。洗浄経路入口950は、柔軟剤落下口から落下する柔軟剤の落下位置Pおよび洗剤落下口364から落下する液体洗剤の落下位置Qよりも上流位置に設けられている。
分流壁930は、第一流路下部経路372を通過する洗濯水の流れと平行になるように配置され、第一流路下部経路372と洗浄経路375との間を仕切る。分流壁930は、柔軟剤の落下位置Pおよび液体洗剤の落下位置Qが洗浄経路375上に位置するように配置されている。
分流壁930は、第1の分流壁931と、第2の分流壁932と、第3の分流壁933と、を含む。第2の分流壁932は、第1の分流壁931より下流側に配置され、第1の分流壁931の端部と離間するように設けられる。第1の分流壁931と第2の分流壁932との離間箇所は、第1の合流口941と定義される。第3の分流壁933は、第2の分流壁932の端部と離間するように設けられる。第2の分流壁932と第3の分流壁933との離間箇所は、第2の合流口942と定義される。
柔軟剤の落下位置Pは、第1の合流口941および第2の合流口942よりも上流側に位置している。液体洗剤の落下位置Qは、第1の合流口941の近傍に位置しており、第2の合流口942よりも上流側に位置している。
第1の分流壁931の下流側端部には、第1の突出壁961が一体的に形成されている。第1の突出壁961は、第1の合流口941の上流側から、第一流路下部経路372の下流側に向かって、第一流路下部経路372に突出して設けられている。第2の分流壁932の下流側端部には、第2の突出壁962が一体的に形成されている。第2の突出壁962は、第2の合流口942の上流側から、第一流路下部経路372の下流側に向かって、第一流路下部経路372に突出して設けられている。以下、本実施の形態では、第1の突出壁961および第2の突出壁962を、突出壁960と定義する。
洗浄経路375の下流側、且つ、泡生成用注水口335から注水された水の落下位置の上流側には、出口壁912が設けられている。出口壁912は、流路下部370の内底面から鉛直上向きに延伸して形成されている。出口壁912は、第3の分流壁933の端部と離間するように設けられる。出口壁912は、第一流路下部経路372に対して垂直に設けられ、泡生成用注水口335から注水された水が、洗浄経路375内に流入することを抑制する。第3の分流壁933と出口壁912との離間箇所は、洗浄経路375の終端箇所であり、洗浄経路出口945と定義する。洗浄経路出口945は、柔軟剤の落下位置
Pおよび液体洗剤の落下位置Qよりも下流側に設けられている。以下、本実施の形態では、第1の合流口941および第2の合流口942と、洗浄経路出口945と、を合流部940と定義する。
第一流路下部経路372の下流側には、鉛直上向きに突出して形成されたピン377が複数設けられている。ピン377は、泡生成用注水口335の下方に設けられている。即ち、ピン377は、第一流路下部経路372を通過する洗濯水と、泡生成用注水口335から注水された水と、が衝突する位置に配置されている。洗濯水と水との衝突により、泡が生成される。
第一流路下部経路372は、経路合流部374において第二流路下部経路373と合流する。流路下部排出口371は、経路合流部374の下流に設けられ、洗濯水を洗濯槽500に落下させるために下方に開口して形成されている。
[1-2.動作]
以上のように構成された洗濯機100について、以下、その動作を説明する。
[1-2-1.自動投入機能使用時の洗濯運転における水の流れ]
図6、図8、図10~図15、図19において、第一導水筒311から供給される水の流れをX、第二導水筒312から供給される水の流れをY、第三導水筒313から供給される水の流れをZと定義する。
洗い運転開始前において、液剤自動投入装置301が駆動され、液剤の自動投入が実行される。初めに、第三導水筒313が閉じた状態で、三方弁380の一部である洗剤三方弁381が開口され、洗剤タンク450とポンプユニット390の経路が連通する。ポンプユニット390は、モータ396を回転させるとともにピストン395を上下動作させ、適量の液体洗剤をポンプユニット入口392aから吸引し、ポンプユニット出口392bから吐出する。吐出された洗剤は、流路下部370に到達する。
ピストン395が駆動する前、駆動している間、又は駆動した後に、第一導水筒311が開放され、第一導水経路321への給水が開始される。水の流れXのように、第一導水経路321に導入された水は、粉洗剤用注水口331、液体洗剤用注水口332及びバスポンプ用注水口333、泡生成用注水口335を通過し、粉洗剤手動投入部410、液体洗剤手動投入部420、バスポンプ314及びピン377に注水される。粉洗剤手動投入部410及び液体洗剤手動投入部420に注水された水は、排出口を通って流路下部370へ流下し、流路下部370内の液体洗剤を溶解させるとともに洗濯槽500に投入される。第一導水経路321への給水は、後述する経路洗浄の開始まで、継続して実施される。これにより、洗剤の自動投入を実施しながら洗濯槽500への給水を行うことができるので、洗い工程初期における給水動作に要する時間を短くできる。
ポンプユニット390による液剤の吸引、吐出は、間欠的に実施される。ピストン395が駆動を停止している間に、洗剤送り出し動作が実施される。
洗剤送り出し動作の開始時においては、洗剤三方弁381が閉じ、洗剤タンク450とポンプユニット390の経路が遮断されるとともに、第三導水筒313から液剤自動投入装置301までの経路が連通する。続いて、給水弁310の第三導水筒313が開放される。水の流れZのように、第三導水筒313から導入された水は、第三導水経路323を通過するとともに洗浄経路導水口324を介して自動投入装置内経路325に到達し、ポンプ内流路391を通過する。このように、洗剤送り出し動作においては、三方弁380及びポンプユニット390に水が供給され、三方弁380及びポンプユニット390の内
部に残留した洗剤が流路下部370に送り出される。
ピストン395の駆動と、洗剤送り出し動作と、は交互に実施される。これにより、洗濯機100は、流路下部370において、所定範囲内の希釈濃度で希釈された洗剤液を生成できる。
ポンプ内流路391を通過した洗剤液は、洗浄経路流出口326を介して第一流路下部経路372に流入する。第一流路下部経路372に流入した洗剤液の、第一流路下部経路372および洗浄経路375における動きは、後ほど詳述する。第一流路下部経路372および洗浄経路375を通過した洗濯水は、出口壁912の下流側において、ピン377に到達する。ピン377は、洗濯水の流れを滞留させるとともに流れを拡散させる。
ピストン395の駆動及び洗剤送り出し動作を実施している間、第一導水筒311による給水が継続されており、泡生成用注水口335から、泡生成部376のピン377に向けて注水が行われている。注水された水は、ピン377の周囲の洗剤液と衝突し、洗剤泡を生成する。生成された洗剤泡及び洗剤液は、第一流路下部経路372を通過して、経路合流部374にて、第二流路下部経路373と合流し、流路下部排出口371から洗濯槽500に投入される。
ピストン395の駆動と、洗剤送り出し動作と、は交互に実施される。これにより、洗濯機100は、所定範囲内の希釈濃度で希釈された洗剤液を、継続的にピン377に到達させることができる。これにより、長時間にわたって洗剤液及び洗剤泡を洗濯槽500に投入するので、洗剤液及び洗剤泡を満遍なく衣類に供給できる。また、本実施の形態における流路下部370は、液体洗剤を希釈して生成した洗剤液を洗濯槽500に投入するため、洗濯槽500に収容された衣類に液体洗剤の原液が付着することを抑制できる。そのため、液体洗剤の原液の付着による衣類の損傷を抑制できる。
ピストン395の駆動及び洗剤送り出し動作が所定回数実施された後に、第一導水筒311による単独給水が実施される。洗剤三方弁381が閉じられるとともに第三導水筒313が閉じられる。第一導水経路321に導入された水は、洗剤ケース400の排出口を通って流路下部370へ流下し、洗濯槽500に投入される。所定の給水が終了すると、第一導水筒311は閉じられる。なお、本実施の形態では、後述のように、第三導水筒313が開かれた後に第一導水筒311が閉じられる。
続いて、経路洗浄が実施される。経路洗浄においては、第三導水筒313単独の給水が実施される。これにより、給水弁310から導入される水は、第一導水経路321と、第三導水経路323と、に分流されず、第三導水経路323のみに供給される。そのため、経路洗浄において第三導水経路323を通過する水量は、洗剤送り出し動作において第三導水経路323を通過する水量よりも多い。自動投入装置内経路325を通過した水は、洗浄経路流出口326を介して流路下部370へ流下し、流路下部370から洗濯槽500に投入される。
経路洗浄は、液剤自動投入装置301内及び流路下部370に残留した洗剤を確実に洗い流し、洗濯槽500に送り出す。これにより、残留した洗剤と、最終すすぎ工程において投入される柔軟剤とが混合することを防ぎ、洗剤と柔軟剤が混合した際に生じる異物の析出を抑制することができる。更に、経路洗浄は、異物が存在した場合でも、強い水流により異物を取り除くことができる。
最終すすぎ工程では、三方弁380の一部である柔軟剤三方弁382が開放され、柔軟剤タンク460とポンプユニット390の経路が連通する。ポンプユニット390は、モ
ータ396を回転させるとともにピストン395を上下動作させ、適量の柔軟剤をポンプユニット入口392aから吸引し、ポンプユニット出口392bから吐出する。ポンプユニット出口392bから吐出された柔軟剤は、流路下部370へ到達する。
ピストン395が駆動する前、又は駆動している間に、第二導水筒312が開放され、第二導水経路322への給水が開始される。水の流れYのように、第二導水経路322に導入された水は、柔軟剤用注水口334を通過して柔軟剤手動投入部430に注水され、柔軟剤手動投入部430の排出口から流路下部370へ流下し、流路下部370内に溜まった柔軟剤を溶解させるとともに洗濯槽500に投入される。
次に、柔軟剤三方弁382が閉じ、柔軟剤タンク460とポンプユニット390の経路が遮断されるとともに、第三導水筒313から液剤自動投入装置301までの経路が連通する。その後、第三導水筒313が開放され、三方弁380及びポンプユニット390内の柔軟剤を洗い流す経路洗浄が実施される。この経路洗浄によって、残留した柔軟剤と、次回の洗濯運転において投入される洗剤とが混合することを防ぎ、洗剤と柔軟剤が混合した際に生じる異物の析出を抑制する。また、経路洗浄は、異物が存在した場合でも、強い水流により異物を取り除くことができる。
[1-2-2.第一流路下部経路および洗浄経路における水の動き]
洗浄経路375の上方には、洗剤落下口364および柔軟剤落下口が配設されており、洗剤タンク450および柔軟剤タンク460の取り付け、取り外しの際、または、装着時、洗剤タンク差込口302、洗剤自動投入差込口452、および柔軟剤タンク差込口303、柔軟剤自動投入差込口462からの液剤の漏れが発生した場合、その漏れた液剤が、洗剤落下口364および柔軟剤落下口から洗浄経路375上に落下する。
第三導水筒313が開放され、液剤自動投入装置301に水が供給されると、洗浄経路流出口326を介して第一流路下部経路372に流入する。第一流路下部経路372に流入した洗濯水の一部は、洗浄経路入口950から洗浄経路375に流入する。洗浄経路入口950の流路断面積は、第一流路下部経路372の流路断面積よりも小さく構成されている。これにより、洗浄経路375に流入する洗濯水の量は、第一流路下部経路372を流れる洗濯水の量よりも少なくなる。そのため、洗浄経路375を流れる洗濯水が、洗剤落下口364および柔軟剤落下口から上方に溢れ出し、洗剤タンク収容部360内および柔軟剤タンク収容部365内に侵入することを抑制できる。
洗浄経路入口950から洗浄経路375に流入した洗濯水は、洗剤落下口364から洗浄経路375上に落下した液剤を洗い流す。落下した液剤を洗い流した洗濯水は、合流部940および洗浄経路出口945において、洗浄経路375から流出して、第一流路下部経路372に合流する。
洗浄経路375を流れる洗濯水の量は、第一流路下部経路372を流れる洗濯水の量よりも少ない。出口壁912が第一流路下部経路372に垂直に形成されているため、洗浄経路出口945は、第一流路下部経路372を流れる水に対し略垂直に合流するように配置されている。従って、洗浄経路出口945において、流量の少ない洗浄経路375を流れる洗濯水は、流量の多い第一流路下部経路372を流れる洗濯水によって、第一流路下部経路372に合流することを阻まれる。これにより、洗浄経路出口945の手前において、洗浄経路375を流れる洗濯水の一部が滞留する虞がある。
第1の突出壁961は、第1の合流口941の上流側を覆うように配置されるとともに、第1の分流壁931の下流側端部から第一流路下部経路372の下流側に向かって、第一流路下部経路372に斜めに突出するように設けられている。これにより、第1の突出
壁961は、第一流路下部経路372を流れる洗濯水の流れを遮らず、第1の合流口941を通じて、洗浄経路375から第一流路下部経路372に流れを引き込むことができる。そのため、洗浄経路375を流れる洗濯水は、第1の合流口941から流出しやすくなる。
第1の突出壁961と同様に、第2の合流口942の上流側に設けられた第2の突出壁962は、第2の合流口942を通じて洗浄経路375から第一流路下部経路372に流れを引き込むことができる。
洗浄経路375を流れる洗濯水は、第1の合流口941および第2の合流口942から第一流路下部経路372に流出し、洗浄経路375を流れる洗濯水の量は徐々に減少する。そのため、洗浄経路375の終端に位置する洗浄経路出口945に到達する洗濯水の量が少なくなり、洗浄経路出口945において洗濯水の流れが滞留することを抑制できる。
[1-3.効果]
以上のように、本実施の形態において、洗濯機100は、洗濯物を収容する洗濯槽500と、液剤を洗濯槽500に投入する液剤投入装置と、洗濯槽500に供給される液剤が流れる流路下部370と、流路下部370に水を供給する給水弁310と、を備える。流路下部370は、水が流れる第一流路下部経路372と、柔軟剤の落下位置Pおよび液体洗剤の落下位置Qを通過する洗浄経路375と、洗浄経路375を流れる洗濯水が、第一流路下部経路372に合流する合流部940と、第1の合流口941の上流側および第2の合流口942の上流側から、第一流路下部経路372の下流側に向かって、第一流路下部経路372に突出して形成された突出壁960と、を含む。
これにより、突出壁960は、洗浄経路375から第一流路下部経路372に流れを引き込み、洗浄経路375を流れる洗濯水が合流部940から流出しやすくする。
そのため、洗浄経路375において、洗濯水の流れが滞留することを抑制し、洗浄経路375に落下した液剤を洗い流すことができる。
本実施の形態のように、合流部940は、第1の合流口941、第2の合流口942、および洗浄経路出口945を含む。洗浄経路出口945は、第1の合流口941および第2の合流口942よりも下流側に設けられる。第1の突出壁961および第2の突出壁962は、第1の合流口941および第2の合流口942の上流側近傍から、第一流路下部経路372の下流側に向かって、第一流路下部経路372に突出して形成されてもよい。
これにより、第1の合流口941および第2の合流口942において、洗浄経路375から第一流路下部経路372に洗濯水を合流させることができ、洗浄経路375の第2の合流口942よりも下流側を流れる洗濯水の量を減少させることができる。
そのため、洗浄経路375を流れる洗濯水の量を徐々に減少させることができるので、洗浄経路375の洗浄経路出口945において洗濯水の流れが滞留することを効果的に抑制できる。
本実施の形態のように、流路下部370は、第1の合流口941、第2の合流口942、および洗浄経路出口945を備え、第2の合流口942および洗浄経路出口945は、柔軟剤の落下位置Pおよび液体洗剤の落下位置Qよりも下流側に設けられてもよい。
これにより、洗浄経路375に落下した液剤を、合流部940で第一流路下部経路372に合流するよりも前に洗い流すことができる。
そのため、洗浄経路375に落下した液剤を洗い流すための洗濯水の量を削減できる。
本実施の形態のように、流路下部370は、第一流路下部経路372と洗浄経路375との間に、第一流路下部経路372と洗浄経路375とを仕切る分流壁930を有し、洗浄経路375は、第一流路下部経路372と平行に配置され、洗浄経路375は、第一流路下部経路372から分流されてもよい。
これにより、分流壁930によって第一流路下部経路372と洗浄経路375とを分流でき、第一流路下部経路372から流入した洗濯水で洗浄経路375に落下した液剤を洗い流すことができる。
そのため、流路下部370の構造を簡略化できる。
本実施の形態のように、洗濯機100は、液体洗剤を貯留する洗剤タンク450を収容する洗剤タンク収容部360を備え、液剤投入装置は、洗剤タンク450と、洗剤タンク450に接続され、洗剤タンク450に貯留された液剤を洗濯槽500に供給する液剤自動投入装置301と、を含み、液体洗剤の落下位置Qは、洗剤タンク収容部360の内底面に形成された洗剤落下口364の下方に位置してもよい。
これにより、洗剤タンク450から洗剤タンク収容部360に漏れた液体洗剤は、洗剤落下口364から洗浄経路375の落下位置Qに落下する。
そのため、洗剤タンク収容部360に漏れた液剤を、洗浄経路375において洗い流すことができる。
本実施の形態のように、洗濯機100は、液体洗剤を貯留する洗剤タンク450を収容する洗剤タンク収容部360を備え、液剤投入装置は、洗剤タンク450と、洗剤タンク450に接続され、洗剤タンク450に貯留された液剤を洗濯槽500に供給する液剤自動投入装置301と、を含み、洗剤タンク450は、洗剤自動投入差込口452により液剤自動投入装置301と接続され、液体洗剤の落下位置Qは、洗剤自動投入差込口452の下方に位置してもよい。
これにより、洗剤自動投入差込口452から漏れた液剤は、洗浄経路375の落下位置Qに落下する。
そのため、洗剤自動投入差込口452から漏れた液剤を、洗浄経路375において洗い流すことができる。
本実施の形態のように、洗剤タンク450は、洗剤自動投入差込口452により液剤自動投入装置301と接続され、洗剤落下口364は、洗剤自動投入差込口452の下方に配置されてもよい。
これにより、洗剤タンク450または洗剤自動投入差込口452から洗剤タンク収容部360に漏れた液剤は、洗剤落下口364から洗浄経路375の落下位置Qに落下する。
そのため、洗剤タンク450または洗剤自動投入差込口452から漏れた液剤を、洗浄経路375において洗い流すことができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1および2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1および2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、洗濯機の一例として、縦型洗濯機である洗濯機100を説明した。洗濯機は、液剤投入装置を備えていればよいので、縦型洗濯機に限定されない。例えば、洗濯機は、ドラム式洗濯機であってもよいし、二槽式洗濯機であってもよい。
実施の形態1では、液剤投入装置の一例として、洗剤タンク450および柔軟剤タンク460、および、洗剤タンク450および/または柔軟剤タンク460に貯留された液剤を洗濯槽500に供給する液剤自動投入装置301を説明した。液剤投入装置は、洗濯槽に液剤を供給するものであればよく、液体洗剤手動投入部および/または柔軟剤手動投入部であってもよい。
実施の形態1では、流路部の一例として、洗剤タンク収容部360および柔軟剤タンク収容部365の下部に設けられた流路下部370を説明した。流路部は、水を流す第1の流路、および落下した液剤を洗い流す第2の経路を有すればよいので、流路下部370に限定されない。例えば、流路部は、洗剤タンク収容部および/または柔軟剤タンク収容部の内底面に設けられてもよいし、また、液体洗剤手動投入部および/または柔軟剤手動投入部の下方に設けられてもよい。
実施の形態1では、合流部の一例として、洗浄経路375から第一流路下部経路372に洗濯水が合流する合流部940を説明した。合流部は、第2の流路から第1の流路に洗濯水が合流する箇所であればよい。例えば、合流部は、第2の流路の終端に設けられた洗浄経路出口を含んでもよいし、一つであってもよい。
実施の形態1では、合流部の一例として、柔軟剤の落下位置Pより下流側かつ液体洗剤の落下位置Qの近傍に設けられた第1の合流口941と、柔軟剤の落下位置Pおよび液体洗剤の落下位置Qよりも下流側に設けられた第2の合流口942および洗浄経路出口945を説明した。合流部は、洗剤落下口および柔軟剤落下口から落下した液剤を洗い流し、第2の流路から第1の流路に流出させればよいので、合流部の少なくとも1つが柔軟剤の落下位置および液体洗剤の落下位置よりも下流側に設けられていればよい。例えば、複数の合流部のうち一つが、液体洗剤の落下位置と柔軟剤の落下位置との間に位置してもよい。
実施の形態1では、突出壁の一例として、第1の分流壁931の下流側端部から延伸した第1の突出壁961と、第2の分流壁932の下流側端部から延伸した第2の突出壁962と、を含む突出壁960を説明した。突出壁は、合流部の上流側近傍から、第1の流路の下流側に向かって、第1の流路に突出して形成されればよいので、分流壁の下流側端部から延伸した突出壁960に限定されない。例えば、突出壁は、合流部の上流側に位置する分流壁の中腹から延伸して形成されてもよいし、第2の流路の終端である洗浄経路出口の上流側に設けられてもよい。また、突出壁は、分流壁と一体形成されてもよいし、別個に形成されてもよい。
本開示は、液剤投入装置を備えた洗濯機に適用可能である。具体的には、縦型洗濯機、ドラム式洗濯機、二槽式洗濯機などに、本開示は適用可能である。
100 洗濯機
200 給水口
300 給水ユニット
301 液剤自動投入装置
302 洗剤タンク差込口
302a 洗剤タンク逆止弁
303 柔軟剤タンク差込
310 給水弁(給水部)
311 第一導水筒
312 第二導水筒
313 第三導水筒
314 バスポンプ
320 給水ユニット筐体部
321 第一導水経路
322 第二導水経路
323 第三導水経路
324 洗浄経路導水口
325 自動投入装置内経路
326 洗浄経路流出口
330 洗剤ケース流路部
331 粉洗剤用注水口
332 液体洗剤用注水口
333 バスポンプ用注水口
334 柔軟剤用注水口
340 流路蓋部
350 洗剤ケース収容部
360 洗剤タンク収容部(タンク収容部)
360a 洗剤自動投入用接続部
363 洗剤貯留部
364 洗剤落下口(開口)
365 柔軟剤タンク収容部(タンク収容部)
365a 柔軟剤自動投入用接続部
370 流路下部(流路部)
371 流路下部排出口
372 第一流路下部経路(第1の流路)
373 第二流路下部経路
374 経路合流部
375 洗浄経路(第2の流路)
380 三方弁
381 洗剤三方弁
382 柔軟剤三方弁
390 ポンプユニット
391 ポンプ内流路
392a ポンプユニット入口
392b ポンプユニット出口
393 入口逆止弁
394 出口逆止弁
395 ピストン
396 モータ
397 シリンダ
400 洗剤ケース
410 粉洗剤手動投入部
420 液体洗剤手動投入部
430 柔軟剤手動投入部
450 洗剤タンク(液剤タンク)
452 洗剤自動投入差込口(接続部)
460 柔軟剤タンク(液剤タンク)
462 柔軟剤自動投入差込口(接続部)
500 洗濯槽
600 筐体
610 下筐体
620 上筐体
621 投入口
700 蓋体
800 操作部
911 入口壁
912 出口壁
930 分流壁
931 第1の分流壁
932 第2の分流壁
933 第3の分流壁
940 合流部
941 第1の合流口(第1の合流部)
942 第2の合流口(第1の合流部)
945 洗浄経路出口(第2の合流部)
950 洗浄経路入口
960 突出壁
961 第1の突出壁
962 第2の突出壁

Claims (7)

  1. 洗濯物を収容する洗濯槽と、
    液剤を前記洗濯槽に投入する液剤投入装置と、
    前記洗濯槽に供給される液剤が流れる流路部と、
    前記流路部に水を供給する給水部と、
    を備え、
    前記流路部は、
    洗濯水が流れる第1の流路と、
    液剤の落下位置を通過する第2の流路と、
    前記第2の流路を流れる洗濯水が、前記第1の流路に合流する合流部と、
    前記合流部の上流側近傍から、前記第1の流路の下流側に向かって、前記第1の流路に突出して形成された突出壁と、
    を含む洗濯機。
  2. 前記合流部は、第1の合流部、および前記第1の合流部よりも下流側に設けられた第2の合流部を含み、
    前記突出壁は、前記第1の合流部の上流側近傍から、前記第1の流路の下流側に向かって、前記第1の流路に突出して形成された、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記流路部は、一つ、または複数の前記合流部を備え、
    少なくとも一つの前記合流部は、前記落下位置よりも下流側に設けられた、
    請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 前記流路部は、前記第1の流路と前記第2の流路との間に、前記第1の流路と前記第2の流路とを仕切る分流壁を有し、
    前記第2の流路は、前記第1の流路と平行に配置され、
    前記第2の流路は、前記第1の流路から分流された、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 液剤を貯留する液剤タンクを収容するタンク収容部を備え、
    前記液剤投入装置は、
    前記液剤タンクと、
    前記液剤タンクに接続され、前記液剤タンクに貯留された液剤を前記洗濯槽に供給する液剤自動投入装置と、
    を含み、
    前記落下位置は、前記タンク収容部の内底面に形成された開口の下方に位置する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 液剤を貯留する液剤タンクを収容するタンク収容部を備え、
    前記液剤投入装置は、
    前記液剤タンクと、
    前記液剤タンクに接続され、前記液剤タンクに貯留された液剤を前記洗濯槽に供給する液剤自動投入装置と、
    を含み、
    前記液剤タンクは、接続部により前記液剤自動投入装置と接続され、
    前記落下位置は、前記接続部の下方に位置する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 前記液剤タンクは、接続部により前記液剤自動投入装置と接続され、
    前記開口は、前記接続部の下方に配置された、
    請求項5に記載の洗濯機。
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