JP4667160B2 - 洗濯機 - Google Patents

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本発明は洗濯機に関し、更に詳しくは、有底筒形状の洗濯槽の内底部に回転自在のパルセータを配設した縦型(渦巻き式)の洗濯機に関する。
全自動洗濯機(乾燥機能を備える洗濯乾燥機を含む)では、一般に予約運転が可能となっており、そうした予約運転の際に洗剤や柔軟仕上げ剤を適宜のタイミングで洗濯槽内に投入するために洗剤投入装置を備える。こうした洗濯機として従来、特許文献1に記載のような洗濯機が知られている。
この洗濯機では、洗濯槽の内周面に洗濯槽底部からバランスリング直下まで縦方向に延伸する循環水路が形成され、洗濯槽の内底部に回転自在に配設したパルセータが回転する際に、そのパルセータの下面に設けた裏羽根のポンプ作用により循環水路内に水が押し上げられるようになっている。そして、この循環水路の上端の吐水口の下方に開閉自在のカバーを有する洗剤投入部が設けられている。使用者が洗濯運転に先立って洗剤投入部のカバーを開けて洗剤を投入すると、洗剤は循環水路内を落下して洗濯槽の底部に落ちる。洗濯槽に水が貯留されパルセータが回転されると、裏羽根のポンプ作用により水とともに洗剤が循環水路内に押し上げられ、上端の吐水口から洗濯槽内に注がれる。
しかしながら、循環水路内を上昇する水の量や圧力は洗濯槽内に貯留される水の量(水位)に左右され、水位が低いと吐水口まで押し上げられる水の量が減るため、洗剤や洗剤が溶解した洗剤水が洗濯槽内にスムーズに供給されない場合がある。特に、洗い運転の初期に高濃度の洗剤水によって洗濯物の汚れ落ちを促進させるような機能を持たせる場合に、初期に洗濯槽に給水される水の量は少ないが、そうした少量の水では循環水路内に水が十分に上がらず、洗濯槽内の水に洗剤が行き渡るのに時間を要し、結果的に洗浄性能が上がりにくいことがある。
また、洗濯槽の内周面の一部に洗剤投入部を設ける場合、洗濯槽の回転停止位置によっては洗剤投入部が奥にきてしまい、洗剤を入れにくいことがある。近年のこの種の全自動洗濯機では、運転開始前の状態では洗濯槽が回転しないようにバンドブレーキ等で回転が規制されており、使用者が洗濯槽を手で回して洗剤投入部の位置を移動させようとしても、これを行うことができない。そこで、例えば非特許文献1に記載の洗濯機では、電源投入後に上蓋を開けたままで脱水のみのコースを選択してスタートキーを押す、というエラーとなる操作を意図的に行うことで洗濯槽を回転可能とし、使用者が適宜に洗濯槽を回した後に電源をオフすることでエラーを解除するようにしている。
しかしながら、このように敢えてエラーを引き起こすような操作を行うことは使用者にとってわかりにくい。また、一般に電源をオフするとそれまでに設定していた状態が解除されてしまうため、運転コースの選択等の各種の設定を行った後に上記のように洗濯槽を手で回す操作を行うと、再度、運転コースの選択等の各種の設定を行う必要があり、操作が面倒で使い勝手が悪い。
特開2004−121588号公報 "東芝洗濯乾燥機(家庭用)取扱説明書 型名AW−80VA AW−70VA"、「投入口の位置を変えるとき」、[online]、株式会社東芝、[平成17年8月5日検索]、インターネット、<URL : http://www.toshiba-living.jp/pdf/m/008294.pdf>
本発明はこうした課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、低い水位であっても洗濯槽内で迅速に洗剤を溶解させて良好な洗濯を行うことができる洗濯機を提供することにある。
また、本発明の他の目的とするところは、洗濯槽内周に設けられた洗剤投入部の回転位置を移動させる際の操作を簡便で分かり易いものとし、使い勝手を高めることができる洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するために成された本発明は、外槽と、該外槽内に回転自在に配設された有底筒状の内槽と、該内槽の内底部に回転自在に配設されたパルセータと、前記内槽の内周面に前記パルセータの周囲から縦方向に延設された循環水路と、前記外槽内に貯留された水を排出する排水バルブと、前記外槽内に貯留された水の水位を検知する水位センサと、を具備し、前記外槽内に水が貯留された状態で前記パルセータが回転駆動されたときに、該パルセータの下面に形成された裏羽根のポンプ作用を利用して前記循環水路の下端の開口に水を送り込み、該循環水路内を上昇させて吐水口から内槽の内方に向けて吐出するようにした洗濯機であって、前記循環水路とは別に、前記内槽の内周面に前記パルセータの周囲の下端開口から縦方向に延伸する管路を配設し、該管路の上部に洗剤投入口を設け、該洗剤投入口と前記下端開口の間で洗剤投入口よりも下端開口に近い位置に、該管路内と内槽内とを連通する通水孔を設けた洗濯機において、
前記内槽の位置を固定して前記パルセータのみが回転可能であり前記排水バルブが閉鎖された洗い時状態と、前記内槽と前記パルセータとが一体に回転可能であり前記排水バルブが開放された脱水時状態との機械的な切り換えを行う切り換え手段と、
洗濯運転の開始時、前記内槽に収容された洗濯物の量を反映する負荷量に応じた洗濯水量が確定した後又は使用者の操作によって洗濯水量が確定した後、前記水位センサにより前記外槽内に水が貯留されていないと判定された場合に、前記洗い時状態から一時的に前記脱水時状態に切り換え、その後に再び洗い時状態に戻して前記内槽への給水を開始するように前記切り換え手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴としている。
本発明に係る洗濯機では、運転開始前に使用者が洗剤投入口から所定量の洗剤を投入すると、洗剤は管路内を落下して下端開口から出て内槽の底部に貯まる。内槽に給水を行った後にパルセータを回転駆動すると、パルセータの下方で洗剤が混入した水が撹拌されて洗剤の溶解が促進されるとともに、洗剤が溶解した洗剤水や未だ溶けていない洗剤を含む水はパルセータの裏羽根のポンプ作用により管路の下端開口に送り込まれる。通水孔は洗剤投入口よりも下端開口に近い位置に設けられているため、たとえ内槽内の水量が少なくても、管路内に押し上げられた水は通水孔から勢いよく内槽内に吐出される。これにより、投入された洗剤を迅速に内槽内へと供給し、洗濯物に接触する洗剤水の洗剤濃度を上げて高い洗浄性能を発揮させることができる。
また、洗濯水量が確定すると内槽に投入すべき洗剤の量が確定するから、その後に使用者は内槽に設けられた洗剤投入口に洗剤を入れることになる。このとき、切り換え手段により一時的に脱水時状態に切り換えられて内槽とパルセータとが一体に回転可能となっているため、使用者は内槽を手で回して、内槽の回転方向での洗剤投入口の位置を任意の位置に移動させることができる。したがって、例えば初めに洗剤投入口が奥に位置していて使用者の手が届きにくいような場合には、内槽を手で回して洗剤投入口を手前側に移動させて洗剤を投入することができる。それにより、例えば背の低い人などにも使い勝手をよくすることができる。
本発明に係る洗濯機の好ましい一態様として、前記通水孔は洗濯運転時の最低水位よりも低い位置に設けられる構成とするとよい。この構成によれば、例えば内槽に収容された洗濯物の量が少なく洗濯水位が低い場合であっても、洗剤投入口より投入された洗剤を迅速に内槽へと供給することができる。
また本発明に係る洗濯機の一態様として、前記洗剤投入口には、その下端の水平軸を中心に内槽内方側に倒れ込むように開放する構造の開閉自在のカバーが設けられ、該カバーの内面は左右に複数に区画された洗剤収容部である構成としてもよい。
例えば、一方の洗剤収容部を粉末洗剤用、他の一方を液体洗剤用と定めることができる。これによれば、カバーを開いて露出した内面に液体洗剤を入れたときに、カバー内面全体に液体洗剤が広がらず、カバー内面に付着する洗剤量を減らしてスムーズに管路内に流下させることができる。また、粉末洗剤と液体洗剤とを併用する場合や粉末洗剤と液体である漂白剤とを併用する場合に、一方の洗剤収容部に粉末を、もう一方の洗剤収容部に液体を入れることができる。これにより、粉末と液体とが混ざって、粉末がカバー内面に張り付いて落ちにくくなることを防止することができる。
また上記構成では、前記カバーが開放した状態であるときに、その下縁端は管路の内壁面よりも管路内に突出しているものとするとよい。
この構成によれば、液体洗剤や漂白剤がカバーの下縁端から流下する際に管路の内壁に伝い落ちにくいため、下方に設けられた通水孔から直接、内槽内に出てしまうことを防止することができる。
さらにまた、好ましくは、前記洗剤投入口近傍の管路内に異物侵入防止用部材を設けるとよい。異物侵入防止用部材の具体的な構成としては、例えば管路の内壁から突出して所定間隔で以て複数設けられた棒状体(ピン)等とすることができる。このような異物侵入防止用部材を設けることで、使用者の意図しない異物、例えば硬貨などが管路内に落ち込むことを防止することができる。
本発明に係る洗濯機では、上述したような洗い時状態と脱水時状態との切り換えが排水バルブの開閉動作と連動しており、脱水時状態では排水バルブは開状態であり、洗い時状態では排水バルブは閉状態である。そのため、一時的にでも内槽とパルセータとの関係を脱水時状態へ切り換えると、その期間には排水バルブは開放しており、例えば使用者が自らバケツなどを用いて内槽に水を注水したとしてもその水は機外に排出されてしまう。つまり、注水した水は無駄になってしまう。したがって、このような注水を習慣的に行う使用者にとっては、脱水時状態への一時的な切り換えは必ずしも望ましいものではない。
そこで、上記構成の洗濯機では、前記制御手段は、特定のキー操作が行われたときに一時的な脱水時状態への切り換えを実行し、その特定のキー操作が行われないときには一時的な脱水時状態への切り換えを行わずに洗い時状態を保持するようにしてもよい。
そこで、上記構成の洗濯機では、前記制御手段は、特定のキー操作が行われたときに一時的な脱水時状態への切り換えを実行し、その特定のキー操作が行われないときには一時的な脱水時状態への切り換えを行わずに洗い時状態を保持するようにしてもよい。
この構成によれば、洗剤投入口の回転位置を調整したい使用者のみが特定のキー操作を行えばよく、洗剤投入口の回転位置を調整する必要のない(又はそうした調整さえ面倒であるような)多くの使用者は特定のキー操作を行わずに従前通りの手順で作業を進めることができる。
以下、本発明に係る洗濯機の一実施例である洗濯乾燥機について、図面に基づいて説明する。図1は本実施例による洗濯乾燥機の外観斜視図、図2は本実施例の洗濯乾燥機の外観上面図、図3は図2の後部化粧カバー及び上蓋を取り外した状態を示す平面図、図4は本実施例の洗濯乾燥機の内部構成を示す概略側面断面図である。
まず本実施例の洗濯乾燥機の全体的な構成を説明する。図1に示すように、本洗濯乾燥機の外形を成す外箱1は全体として略直方体形状の箱形状とされ、底面の四隅に脚部が形成された台座部2と、両側面と前面とが一体に成形された断面コ字形状の前側面板3と、前側面板3の上面開口を閉塞するように装着された上面板4と、前側面板3の背面側を被覆する後面板5と、を含む。
図2、図3に示すように上面板4は前後方向に三つ、即ち、前部区画4a、中央区画4b、及び後部区画4cに区画され、中央区画4bには洗濯物投入口6が設けられ、この洗濯物投入口6を開閉するために横方向に水平な軸を中心に回動する二つ折り起立自在の上蓋7が取り付けられている。一方、前部区画4a及び後部区画4cにはそれぞれ所定の部品を収納するための凹所が形成されており、前部区画4aの凹所の上面は操作パネルが印字された前部化粧カバー10で被覆され、後部区画4cの凹所の上面及び背面は後部化粧カバー11で被覆されている。
後部化粧カバー11の後部の中央やや右方には、一段窪んで給水ホースを接続する給水ホース接続口12が設けられ、その前方には風呂水吸水ホース接続口13が設けられている。給水ホース接続口12の左方には、別の衣類乾燥機をユニット台により本洗濯乾燥機の上部空間に設置した場合にその衣類乾燥機の除湿水排出ホースを接続する除湿水ドレイン口14が設けられている。
図4に示すように、外箱1の内部には、有底円筒形状の外槽20が図示しない複数のばねにより適度に揺動自在に吊支されており、この外槽20の内側には、乾燥槽を兼ねた有底円筒形状の洗濯脱水槽(本発明における内槽に相当)21が主軸22を中心に回転自在に軸支されている。洗濯脱水槽21の内底部には洗濯物を撹拌するためのパルセータ23が配設され、パルセータ23は主軸22内に挿通された駆動軸24により回転自在である。外槽20の底面下方にはダイレクトドライブ用の主モータ25と、動力切換え用のクラッチ261や減速機構、バンドブレーキなどを含む動力伝達機構26とが設置されている。
クラッチ261はトルクモータ27の動作により、主として洗い運転、及びすすぎ運転はパルセータ23のみを回転させるべく主軸22と駆動軸24との連結を解除し、脱水運転及び乾燥運転時には洗濯脱水槽21とパルセータ23とを一体に回転させるべく主軸22と駆動軸24とが連結するように機械的な切換えを行う。なお、主軸22と駆動軸24との連結が解除されるとき、主軸22は図示しないバンドブレーキにより回転が拘束され、それ故に洗濯脱水槽21は回転せずにパルセータ23のみが回転可能となる。
外槽20の底部には排水開口30が形成され、排水開口30には排水管31の一端が接続されており、排水管31は排水バルブ32により開閉される。排水管31の他端は図示しない起立自在な排水ホースを介して外部の排水溝に連なる。排水バルブ32の開閉動作は上記クラッチ261の連結切り換え動作と同様にトルクモータ27の動作に連動している。即ち、トルクモータ27を駆動させることで、クラッチ261により洗濯脱水槽21とパルセータ23とが一体に回転するように接続されたときには排水バルブ32は開放状態となり、クラッチ261により洗濯脱水槽21とパルセータ23との連結を解除してパルセータ23のみが回転するようにしたときには排水バルブ32は閉鎖状態となる。
外槽20の上面開口は、開閉自在の内蓋35を有する外槽カバー34で被覆されており、内蓋35が閉鎖された状態では外槽20はほぼ密閉される。外槽カバー34には、左右に並んで二本の管路、即ち、洗濯脱水槽21内に給水を行うための給水ダクト36と乾燥運転時に洗濯脱水槽21内に高温の空気を導入するための温風ダクト37とが接続されている。また、内蓋35には排気のための排気孔38が形成されている。この両ダクト36、37は蛇腹状であり、外槽20が揺動しても管路は適宜に屈曲自在である。
洗濯脱水槽21は、多数の通水穴が形成された略円筒形状でステンレス製の胴部と、その胴部の一端面を閉塞する合成樹脂製の底部とから構成される。この洗濯脱水槽21の上縁部には高速回転時の大きな首振り振動を抑制するためのバランスリング40が取り付けられている。洗濯脱水槽21の内周面には洗濯脱水槽21の底部からバランスリング40の下まで縦方向に延びる循環水路41が形成され、循環水路41には洗濯脱水槽21の内方を向いて縦に細長い吐水口42が設けられ、吐水口42にはリントフィルタ43が着脱可能に取り付けられている。外槽20内に適宜の水が貯留された状態でパルセータ23が回転駆動されると、パルセータ23の下面の裏羽根のポンプ作用により、外槽20底面と洗濯脱水槽21底面との間の水が洗濯脱水槽21の底面に形成されている通水穴44を通して洗濯脱水槽21内に吸い上げられ、周囲に押し出されて循環水路41の下端開口45に送り込まれる。そして、循環水路41内に水が押し上げれ、吐水口42から洗濯脱水槽21内に吐き出される。その際に水に混入している糸屑等のゴミはリントフィルタ43に捕集される。
一方、洗濯脱水槽21の内周面であって循環水路41と対向する位置には、循環水路41と同様に、洗濯脱水槽21の底部から縦に延びる洗剤投入用ダクト(本発明における管路に相当)60が配設されている。この洗剤投入用ダクト60の構成については後で詳述する。
図3に示すように、上面板4の後部区画4cの内部には、ほぼ中央に前後方向に細長い略直方体形状の注水口部50が設けられ、その左方に温風供給ユニット52が配置されている。一方、注水口部50の右方には、奥行き方向に薄型である風呂水ポンプ53が手前に、給水バルブ54がその後方に並べて配置され、さらに給水バルブ54の下方には洗濯脱水槽21内に貯留された水の水位を検知する水位センサ55が配置されている。図示しないが外槽20の底部にはエアトラップが形成され、エアトラップに接続されたエアホースの他端が水位センサ55に接続されている。
注水口部50は柔軟仕上げ剤容器となっているトレイ51を前方に引き出し可能に備える。給水バルブ54は二連バルブであって、外部からの制御信号に応じて、給水ホース接続口12に供給された水を、注水口部50内のトレイ51を介して流す流路と、トレイ51を介さずに流す流路とのいずれかに流すか、或いはその流れを遮断する。一般に、洗いの給水時や最終すすぎ以外のすすぎの給水時にはトレイ51を介さずに水を流し、給水ダクト36を通して洗濯脱水槽21内に水を供給する。一方、最終すすぎの給水時にはトレイ51を介するように水を流し、トレイ51内に予め収容されている柔軟仕上げ剤を伴って給水ダクト36を通して洗濯脱水槽21内に水を供給する。風呂水ポンプ53は、風呂水吸水ホース接続口13を介して外部から風呂の残り湯などを吸い込み、注水口部50に水を吐出する。
温風供給ユニット52は内部にファンモータにより駆動されるファン及びPTCヒータ(半導体ヒータ)を含み、ファンが回転駆動されると背面側から外気を吸い込み、PTCヒータで加熱された外気が温風ダクト37を通して外槽20内に送られる。
なお、本実施例の洗濯乾燥機では、図面には現れていないが、外槽20の底部に外槽20内の貯留水(例えば食塩水の加えられた水)を電気分解する電解装置を備えており、電解装置により貯留水を電気分解して漂白作用を有する次亜塩素イオン等の含塩素物質を生成し、これを用いて洗剤を利用しない洗濯(洗剤ゼロコース)が行えるようになっている。
図4に加えて図5、図6を参照して洗剤投入用ダクト60の構成について詳しく述べる。図5は洗濯脱水槽単体の内部を覗き込んだ状態の斜視図、図6は図5中のE−E’切断線断面での断面斜視図である。
洗剤投入用ダクト60は合成樹脂製のダクトカバー61が洗濯脱水槽21の胴部の内周面に取り付けられることで形成されており、循環水路41と同様に、その下端はパルセータ23の周囲で開口した下端開口62となっている。また、ダクト60の上端は洗濯脱水槽21の内方に向いて開口して洗剤投入口63となっており、洗剤投入口63は、略水平な軸を中心に洗濯脱水槽21内方に倒れ込むように回動することで開放する洗剤投入口カバー64により開閉自在である。この洗剤投入口カバー(本発明におけるカバーに相当)64は開放時に皿状になるような形状とされており、洗剤投入口カバー64を開放したときに見える面(つまり内面)には縦方向にリブ641が突設され、このリブ641によって粉末洗剤収容部642と液体洗剤収容部643とに区画されている。
また、ダクトカバー61の下部(洗投入口63よりも下端開口62に近い位置)であって、最低の洗濯水位よりも低い位置に通水孔66が形成され、該通水孔66を介して洗剤投入用ダクト60内と洗濯脱水槽21内とが連通している。通水孔66は、1つの縦長形状の孔が水平な桟により縦方向に複数に区画され、それが横方向に複数並べて配設された形状となっている。
さらにまた、洗剤投入用ダクト60内で洗剤投入口63のすぐ近傍には、ダクトカバー61の内壁から洗濯脱水槽21の内面に向かって突出するピン65が、横方向に並んで複数配置されている。各ピン65の先端は洗濯脱水槽21の胴部の内面に当接するか、或いはごく狭い間隙(例えば硬貨等の厚さよりも狭い間隙)を有するように近接している。ここでは、この複数のピン65が本発明における異物侵入防止部材に相当する。
洗濯運転に先立って使用者は洗剤投入口カバー64を開けてその内側の粉末洗剤収容部642又は液体洗剤収容部643に洗剤を収容して洗剤投入口カバー64を閉じる。粉末洗剤と漂白剤などの液剤とを併用する場合には、粉末洗剤収容部642に粉末を液体洗剤収容部643に液剤を入れればよい。図6に示すように、洗剤投入口カバー64を開放した状態で該カバー64の下端部644は洗剤投入用ダクト60内に突出し、少なくともダクトカバー61の内壁面から離れているため、洗剤投入口カバー64が閉じられて洗剤(特に液体洗剤)が落下する際にダクトカバー61の内壁面に付着しにくい。そのため、ダクトカバー61内壁面を伝い落ちた液体洗剤が通水孔66を通して洗濯脱水槽21側に出ることを防止することができ、液体洗剤が直接(薄められることなく)洗濯物に付着することを防止することできる。また、洗剤投入口63の近傍に設けられた複数のピン65は洗剤投入用ダクト60内に硬貨等の大きな異物が落下することを防止する。
上述したように洗剤投入口カバー64の内面の粉末洗剤収容部642又は液体洗剤収容部643に収容された洗剤は、洗剤投入口カバー64の閉鎖に伴って洗剤投入用ダクト60内を落下して下端開口62から洗濯脱水槽21の底部(パルセータ23の下側)に落下する。洗濯脱水槽21内に注水が行われてパルセータ23が回転駆動されると水への洗剤の溶解は促進され、上述したようなパルセータ23の裏羽根のポンプ作用により洗剤を伴った水が下端開口62から洗剤投入用ダクト60内へと送り込まれ、そのすぐ上の通水孔66を通して洗濯脱水槽21内に水が吐出される。したがって、洗濯脱水槽21内に貯留されている水の量が少ない状態でも、パルセータ23下面に溜まった洗剤を確実に且つ迅速に洗濯脱水槽21内に供給することができる。
図7は本実施例の洗濯乾燥機の要部の電気系構成図である。制御の中心には、CPU、RAM、ROM、タイマなどを含んで構成される制御部70が本発明における制御手段として据えられている。制御部70には、コース選択キーやスタートキー等の複数の操作キーを備える操作部72からキー信号が、水位センサ55から外槽20内に貯留された水の水位に応じた水位検知信号が、上蓋スイッチ74から上蓋7の開閉に連動する蓋開閉信号が、それぞれ入力される。制御部70は、負荷駆動部71を介して主モータ25の回転、給水バルブ54の開閉動作、トルクモータ27の動作、風呂水ポンプ53の動作、温風供給ユニット52内のヒータ522の加熱動作、ファンモータ521の動作などをそれぞれ制御する。上述したようにトルクモータ27により、クラッチ261による主軸22と駆動軸24との連結・離脱動作と、排水バルブ32の開閉動作とが達成される。さらにまた、制御部70は、操作部72のキー入力の受付状態や洗濯の進行状況などを表示部73に表示させる。
制御部70のROMには予め各種のコースに応じた運転プログラムが格納されており、使用者が操作部72のコース選択キーにより選択したコースなどに応じた運転プログラムに従って制御部70が各部を制御することで、各コースに対応した洗濯運転や乾燥運転などが遂行される。
本実施例の洗濯乾燥機においては、予約運転などの際には、上述したように洗濯脱水槽21の内周面に設けられた洗剤投入口カバー64を開けてその内側に洗剤を収容する必要がある。回転自在である洗濯脱水槽21の停止位置は決まっていないため、洗剤投入口カバー64の位置も様々であり、場合によっては洗剤投入口カバー64が奥にある位置で洗濯脱水槽21が停止することもある。その場合、使用者は洗剤を入れにくいことがあるため、この洗濯乾燥機では、使用者が洗剤を投入しようとする際に容易に洗濯脱水槽21を手動で回転させて手前側に洗剤投入口カバー64(つまり洗剤投入用ダクト60)を移動できるようにしている。
そうした作業を行えるように、本実施例の洗濯乾燥機では次に説明するような特徴的な制御を実行している。図8はこの制御の手順を説明するためのフローチャートである。運転開始前には、主軸22と駆動軸24との連結、即ち、パルセータ23と洗濯脱水槽21との連結は解除され、排水バルブ32は閉鎖された状態にある。これが、一般的に、運転開始前(或いは電源オフ時)の標準的な状態である。
使用者が本洗濯乾燥機の電源をオンし、洗濯脱水槽21内に洗濯物を収容した後に操作部72でスタートキーを押すと、これを検知した制御部70は運転を開始する。まず、負荷量検知処理が必要か否かを判定する(ステップS1)。負荷量検知処理が不要な場合というのは、使用者がマニュアルで水量を設定した場合や自動運転のコースであっても水量が予め決まっているコース(例えば毛布洗いコースなど)が選択された場合などである。標準的な自動運転のコースでは負荷量検知処理が実行され(ステップS2)、洗濯脱水槽21内に収容された洗濯物の量が検知される。
具体的には、洗濯脱水槽21とパルセータ23との連結を解除した状態で、主モータ25を駆動することによりパルセータ23を短時間だけ回転させ、それによる惰性回転が継続する時間に応じて負荷量を決定する。もちろん、負荷量検知はこの方法に限らず、如何なる方法を用いてもよい。
その後、制御部70は洗剤を投入すべきコースであるか否かを判定する(ステップS3)。この洗濯乾燥機は、上述したように水を電気分解して含塩素物質を生成する機能を備えており、それを利用した洗剤ゼロコースが選択された場合には洗剤を投入すべきコースではない。その場合には、後述する処理をパスしてステップS16へ進む。
洗剤を投入すべきコースである場合に、次に制御部70は水位センサ55による検知信号に基づいて洗濯脱水槽21内に水が溜まっているか否かを判定する(ステップS4)。一般的に運転開始時には洗濯脱水槽21内には水が貯留していないが、例えば使用者が風呂の残り湯等を自らバケツで搬送して直接、洗濯脱水槽21内に注ぎ込んだ場合などには、ステップS4において洗濯脱水槽21に水が貯留されていると判断される。この場合には、ステップS3と同様に後述する処理をパスしてステップS16へ進む。
洗濯脱水槽21内に水が貯留していないと判断されると、制御部70はステップS2により検知された負荷量に応じて決定された洗濯水位、又は負荷量検知に依らずに予め決まっている洗濯水位に応じた水量(洗剤投入量の目安表示)を表示部73に表示するが、ここではその表示を点滅させる(ステップS5)。この表示により使用者は洗濯脱水槽21内へ投入すべき洗剤量を知ることができる。なお、ここで水量表示が点滅することは、給水実行前の洗剤を投入すべき期間である給水待機期間中であることを意味する。
次いで制御部70は、特殊なキー操作による設定がなされているか否かを判定する(ステップS7)。ここでいう特殊なキー操作とは通常のコース等の設定では実行しないキーの押し方であり、例えば特定のキーを数秒程度以上押し続ける、或いは複数のキーを同時に押す等が考えられる。使用者は洗剤投入口カバー64を手前に移動させるべく洗濯脱水槽21を手で回したい場合に上記特殊なキー操作を行う。
この特殊なキー操作による設定がなされている場合に、制御部70はトルクモータ27を作動させて排水バルブ32を開放するとともにクラッチ261により洗濯脱水槽21とパルセータ23とを連結させる(ステップS8)。すると、バンドブレーキによる洗濯脱水槽21の回転の拘束が解除されるから、洗濯脱水槽21はパルセータ23と一体で回転自在となる。この状態では、使用者は洗濯脱水槽21を手で容易に回すことができ、洗剤投入口カバー64の位置を適宜の回転位置に移動させることができる。
その後、制御部70は上蓋スイッチ74の検知信号により上蓋7が開放しているか否かを判定し(ステップS9)、上蓋7が開放していると判定された場合には次に上蓋7が閉鎖しているか否かを判定する(ステップS10)。上蓋7が開放されていない場合、或いは一旦上蓋7が開放された後に未だ閉鎖されていない場合には、水量点滅表示の開始時点から1分が経過したか否かを判定する(ステップS11)。1分が経過していなければ次に、水量点滅表示の開始時点から後にスタートキーが押されたか否かを判定する(ステップS12)。スタートキーが押されていなければ次に、水位センサ55による水位検知信号に基づいて洗濯脱水槽21内に水が貯留しているか否かを判定する(ステップS13)。水量点滅表示の開始時点から1分が経過しておらず、スタートキーが押されておらず、さらに洗濯脱水槽21内に水も貯留していない場合にはステップS9に戻る。
使用者の標準的な作業としては、上蓋7及び内蓋35を開け、洗濯脱水槽21を手で適当に回して洗剤投入口カバー64を扱い易い位置に移動させ、カバー64を開けて洗剤をそのカバー64裏の粉末洗剤収容部642又は液体洗剤収容部643に入れる。そして、カバー64を閉じ、内蓋35及び上蓋7を閉じる。こうした作業の間、ステップS9→S10→S11→S12→S13→S9→…と処理を繰り返し、上蓋7が閉鎖されたときにステップS10からS14へと進む。
これに対し、使用者が上蓋7を開けることなく又は一旦上蓋7を開けたが閉めることなく1分が経過してしまった場合、使用者がスタートキーを押した場合、或いは、例えばバケツ等を用いて使用者が一気に多量の水を洗濯脱水槽21内に投入した場合(但し、このときには排水バルブ32が開いているため、排水管31を通した排水能力よりも十分に大きな流量で以て水を注入した場合)、等にも、ステップS11、S12、S13からS14へと進む。
一方、ステップS7で特殊なキー操作による設定がなされていないと判定されると、ステップS8の処理を行うことなくステップS9に進む。即ち、このときには洗濯脱水槽21とパルセータ23との連結は解除されたままの状態であって、洗濯脱水槽21の回転はバンドブレーキにより拘束されている。したがって、使用者が洗濯脱水槽21を手で回そうとしても回らない。但し、この場合には排水バルブ32は閉鎖しているので、洗濯脱水槽21に注ぎ込まれた水は全く排水されることなく全て外槽20内に溜まる。この場合にも、ステップS9〜S13の処理は上記と同様であるから、使用者が洗剤を洗剤投入用ダクト60に収容するために少なくとも1分間の時間的な余裕がある。
ステップS14で上蓋7が閉鎖されると、或いはステップS11〜S13でそれぞれの条件が満たされると、排水バルブ32が開放中であるか否かを判定し(ステップS14)、排水バルブ32が開放している場合にはトルクモータ27を作動させて排水バルブ32を閉鎖するとともに洗濯脱水槽21とパルセータ23との連結を解除する(ステップS15)。その後、表示部73の水量報知の表示を点滅から点灯に変更して(ステップS16)、給水待機期間が終了して給水が開始されることを使用者に知らせ、その後に、給水バルブ54を開放する又は風呂水ポンプ53を作動させることで洗濯脱水槽21内への給水を開始する。
以上のように、本実施例による洗濯乾燥機では、使用者が特殊なキー操作を行うことにより給水待機期間中に洗濯脱水槽21が手動で回るようになるため、洗剤投入口カバー64(つまりは洗剤投入口63)を所望の位置に移動させて洗剤を収容することができる。但し、この場合には、給水待機期間中に排水バルブ32が開放しているため、使用者が洗濯脱水槽21内に投入しようとした水が排水管31を通して機外に排出されてしまう可能性がある。
一方、洗剤投入口カバー64を所望の位置に移動させるような作業が不要である場合には、従前通りの手順で給水待機期間中に洗剤投入口カバー64を開いてその中に洗剤を収容すればよい。この場合には、給水待機期間中に排水バルブ32が閉鎖しているため、使用者がバケツ等を用いて洗濯脱水槽21内に投入した水は全て外槽20内に溜まり洗濯運転に有効に利用される。なお、予約運転の場合にはこの状態で待機状態となり、所定の時間が経過した時点で給水バルブ54が開かれて給水が開始される。
なお、上記実施例は一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正、追加を行っても本願特許請求の範囲に包含されることは明らかである。
本発明の一実施例による洗濯乾燥機の外観斜視図。 本実施例の洗濯乾燥機の外観上面図。 図2の後部化粧カバー及び上蓋を取り外した状態を示す平面図。 本実施例の洗濯乾燥機の内部構成を示す概略側面断面図。 本実施例の洗濯乾燥機において洗濯脱水槽単体の内部を覗き込んだ状態の斜視図。 図5中のE−E’切断線断面での断面斜視図。 本実施例の洗濯乾燥機の要部の電気系構成図。 本実施例の洗濯乾燥機における給水待機期間時の制御の手順を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…外箱
2…台座部
3…前側面板
4…上面板
5…後面板
6…洗濯物投入口
7…上蓋
10…前部化粧カバー
11…後部化粧カバー
12…給水ホース接続口
13…風呂水吸水ホース接続口
14…除湿水ドレイン口
20…外槽
21…洗濯脱水槽
22…主軸
23…パルセータ
24…駆動軸
25…主モータ
26…動力伝達機構
261…クラッチ
27…トルクモータ
30…排水開口
31…排水管
32…排水バルブ
34…外槽カバー
35…内蓋
36…給水ダクト
37…温風ダクト
38…排気孔
40…バランスリング
41…循環水路
42…吐水口
43…リントフィルタ
44…通水穴
45…下端開口
50…注水口部
51…トレイ
52…温風供給ユニット
521…ファンモータ
522…ヒータ
53…風呂水ポンプ
54…給水バルブ
55…水位センサ
60…洗剤投入用ダクト
61…ダクトカバー
62…下端開口
63…洗剤投入口
64…洗剤投入口カバー
641…リブ
642…粉末洗剤収容部
643…液体洗剤収容部
644…下端部
65…ピン
66…通水孔
70…制御部
71…負荷駆動部
72…操作部
73…表示部
74…上蓋スイッチ

Claims (7)

  1. 外槽と、該外槽内に回転自在に配設された有底筒状の内槽と、該内槽の内底部に回転自在に配設されたパルセータと、前記内槽の内周面に前記パルセータの周囲から縦方向に延設された循環水路と、前記外槽内に貯留された水を排出する排水バルブと、前記外槽内に貯留された水の水位を検知する水位センサと、を具備し、前記外槽内に水が貯留された状態で前記パルセータが回転駆動されたときに、該パルセータの下面に形成された裏羽根のポンプ作用を利用して前記循環水路の下端の開口に水を送り込み、該循環水路内を上昇させて吐水口から内槽の内方に向けて吐出するようにした洗濯機であって、前記循環水路とは別に、前記内槽の内周面に前記パルセータの周囲の下端開口から縦方向に延伸する管路を配設し、該管路の上部に洗剤投入口を設け、該洗剤投入口と前記下端開口の間で洗剤投入口よりも下端開口に近い位置に、該管路内と内槽内とを連通する通水孔を設けた洗濯機において、
    前記内槽の位置を固定して前記パルセータのみが回転可能であり前記排水バルブが閉鎖された洗い時状態と、前記内槽と前記パルセータとが一体に回転可能であり前記排水バルブが開放された脱水時状態との機械的な切り換えを行う切り換え手段と、
    洗濯運転の開始時、前記内槽に収容された洗濯物の量を反映する負荷量に応じた洗濯水量が確定した後又は使用者の操作によって洗濯水量が確定した後、前記水位センサにより前記外槽内に水が貯留されていないと判定された場合に、前記洗い時状態から一時的に前記脱水時状態に切り換え、その後に再び洗い時状態に戻して前記内槽への給水を開始するように前記切り換え手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記制御手段は、特定のキー操作が行われたときに一時的な脱水時状態への切り換えを実行し、その特定のキー操作が行われないときには一時的な脱水時状態への切り換えを行わずに洗い時状態を保持することを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記制御手段は、前記洗い時状態から一時的に前記脱水時状態に切り換えた後、前記外槽上面の上蓋の開放動作及びそれに引き続く閉鎖動作を認識したとき、所定の時間が経過したとき、又は、運転開始キーが操作されたときのいずれかのときに再び洗い時状態に戻すことを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記通水孔は洗濯運転時の最低水位よりも低い位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  5. 前記洗剤投入口には、その下端の水平軸を中心に内槽内方側に倒れ込むように開放する構造の開閉自在のカバーが設けられ、該カバーの内面は左右に複数に区画された洗剤収容部であることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  6. 前記カバーが開放した状態であるときに、その下縁端は管路の内壁面よりも管路内に突出していることを特徴とする請求項5に記載の洗濯機。
  7. 前記洗剤投入口近傍の管路内に異物侵入防止用部材を設けたことを特徴とする請求項5に記載の洗濯機。
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