JP2019088720A - 洗濯機 - Google Patents

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Hiroki Hasegawa
博紀 長谷川
小池 敏文
Toshifumi Koike
敏文 小池
渡辺 光
Hikari Watanabe
光 渡辺
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【課題】洗剤投入部の洗剤残りをなくす。【解決手段】洗濯水を溜める外槽と、外槽内に回転可能に内包された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽底部に設けたパルセータと、洗濯兼脱水槽およびパルセータを回転駆動するための駆動手段と、給水手段と、排水手段を有し、駆動手段は、駆動電動機、クラッチ機構、減速機構とで構成され、クラッチ機構は、パルセータを駆動する撹拌モードと、洗濯兼脱水槽を駆動する脱水モードを有し、クラッチ機構と排水手段は一つの駆動部で駆動する洗濯機において、洗い工程の終了後、駆動部でクラッチ機構を脱水モードに制御して排水を行い、その後洗濯兼脱水槽を低速で回転させながら給水を行う工程を実行し、その後すすぎ工程、脱水工程を実行する洗濯機。【選択図】図5

Description

本発明は、洗濯機に関する。
洗濯水を溜める外槽と,外槽内に洗濯兼脱水槽を回転可能に保持し,洗濯兼脱水槽の回転軸が略垂直で,洗濯兼脱水槽の底面に攪拌翼を有するタテ型洗濯機は,外槽底面に攪拌翼および洗濯兼脱水槽を回転させる駆動機構を有している。この駆動機構は,モータとクラッチ機構で構成され,クラッチ機構は,洗い/すすぎ時には洗濯兼脱水槽を固定しモータの回転を攪拌翼に伝え,脱水時にはモータの回転を攪拌翼と洗濯兼脱水槽に伝えるように切り換える。また,洗濯上部には給水弁および給水路から成る給水機構を備え,水道栓からの水を洗濯兼脱水槽に供給する。一方,外槽の下部には洗濯水を排水する排水弁を備える。
このような洗濯機で,洗濯兼脱水槽に洗剤を投入する手段は種々あるが,下記特許文献には,洗濯兼脱水槽の内部に洗剤投入口を設けたものが記載されている。具体的には,洗濯兼脱水槽の周壁内側に縦方向に通路を設け,この通路の上部に洗剤投入口を有し,通路の下端は攪拌翼と洗濯兼脱水槽底面とで形成される空間に向かい開口した構造になっている。また,給水機構からの給水は,洗濯兼脱水槽の周壁内側付近に流下するようにしてある。そして,洗剤を洗剤投入口へ投入すると,大部分の洗剤は投入後,前記空間に落下するが,一部は洗剤投入口に残る場合がある。このため洗濯兼脱水槽を低速で回転しながら給水を行うようにしている。洗濯兼脱水槽が1回転すると1回洗剤投入口に給水が流れ,洗剤投入口に流下し1回の残留した洗剤を洗い流すようになっている。
特開2004−209109号公報
ところで,上記で説明した洗濯機は,クラッチ機構の駆動と排水弁の駆動を別々の駆動装置で行っているが,コスト低減の観点から,クラッチ機構と排水弁を1つの駆動装置で校正した洗濯機がある。このような洗濯機では,洗い/すすぎ時は排水弁を閉じた状態でモータの回転を攪拌翼に伝え,脱水時には排水弁を開くとともにモータの回転を攪拌翼と洗濯兼脱水槽に伝えるようになっている。すなわち,洗濯兼脱水槽が回転している間は,排水弁が開く。本構成で前記特許文献の運転を行うと,洗濯兼脱水槽を低速で回転させながら給水を行うため,給水された水が排水されてしまうため,給水は排水弁を閉じた状態(洗濯兼脱水槽は停止状態)で行う必要がある。このため,洗剤投入口が給水機構の直下にある場合以外は,給水で洗剤投入口に残留した洗剤を洗い流せないという問題がある。
本発明の目的は,クラッチ機構と排水弁を1つの駆動装置で駆動する構成の洗濯機においても,洗剤投入口への洗剤残りを防止できる洗濯機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは,
洗濯水を溜める外槽と、前記外槽内に回転可能に内包された洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽底部に設けたパルセータと、前記洗濯兼脱水槽およびパルセータを回転駆動するための駆動手段と、前記外槽に給水する給水手段と、前記外槽内の水を排水する排水手段を有する洗濯機において、前記駆動手段は、駆動電動機、クラッチ機構、減速機構とで構成され、前記クラッチ機構は、前記洗濯兼脱水槽を固定し前記パルセータを駆動する撹拌モードと、前記洗濯兼脱水槽と前記パルセータを一体的に駆動する脱水モードを有し、前記クラッチ機構と前記排水手段は一つの駆動部で駆動し、前記攪拌モードでは前記排水手段を閉じ、前記脱水モードでは前記排水手段を開くように構成し、前記駆動手段、前記給水手段、前記駆動部を制御し、洗い、すすぎ、脱水の各工程の実行を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、洗い工程の終了後、前記駆動部で前記クラッチ機構を脱水モードに制御して排水を行い、その後前記駆動電動機を低速で運転し前記洗濯兼脱水槽を低速で回転させながら給水を行う工程を実行し、その後すすぎ工程、脱水工程を実行する。
また、前記制御手段は、洗い工程の終了後、前記駆動部で前記クラッチ機構を脱水モードに制御して排水を行い、その後前記駆動電動機を高速で運転し脱水運転を実行し、その後、前記駆動電動機を低速で運転し前記洗濯兼脱水槽を低速回転させながら給水を行う工程を実行し、その後すすぎ工程、脱水工程を実行する。
本発明によれば,洗剤投入口および通路の洗剤残りをなくすことができる。
本実施形態に係る洗濯機の縦断面図である。 図1に示した洗濯機の駆動装置の詳細を示す斜視図である。 図1に示した洗濯機の電気系を示すブロック図である。 本実施形態に係る洗濯機の洗濯兼脱水槽の斜視図である。 本実施形態に係る洗濯機のコントロールユニットのマイクロコンピュータが実行する各工程のフローチャートである。
以下,本発明の一実施について,図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施の形態である全自動洗濯機の縦断面図である。全自動洗濯機は、鋼鈑製の外枠1内に吊り棒2およびコイルバネや弾性ゴムからなる防振装置3によって合成樹脂製の外槽4を吊架する構成となっている。洗い水及びすすぎ水を溜める外槽4は、外枠1の上端部の四隅部に係止した4組の吊り棒2及び防振装置3によって四方から均等に吊り下げられ、該外枠1の中心部に懸垂するように支持される。外槽4底部の外側には駆動装置7を鋼板製の取り付けベース4aによって取り付ける。外槽4内には、ステンレス製の洗濯兼脱水槽5(以下洗濯槽と言う)を回転自在に設ける。洗濯槽5は、周壁に通水のための小穴5aを有し、その上縁部にバランサ5bを備え、底部内側には回転自在にパルセータ6を備える。洗濯槽5の底部には、外槽4に通じる吸水口5cを備える。また、外槽4内周と洗濯槽5外周との間には隙間があり、この隙間に洗濯物等が入らないよう、外槽4上面にはバランサ5b上面を覆うような槽カバー4bを備えている。
前記パルセータ6は、洗濯槽2の底部の大部分を覆う大径で周縁部を迫り上げるように上向きにわん曲させて皿状形態に形成し、洗濯物50を受け支える状態で回転するように構成する。パルセータ6の裏面には、放射状に裏羽根6aが設けてある。また、パルセータ6は、表面と裏面を連通する孔6bをわん曲した部分に多数有している。
パルセータ6および洗濯槽5の回転は駆動装置7により行われる。図2は、駆動装置7が取り付けられた外槽4の底部の斜視図である。駆動装置7は、駆動電動機7aとクラッチ機構7bと遊星歯車減速機構7cとで構成され、洗濯槽5を静止させた状態でパルセータ6を回転させ(撹拌モード)、洗濯槽5とパルセータ6を一体的に同一方向に回転させる(脱水モード)ような選択的な駆動機能を有する。駆動電動機7aとクラッチ機構7bの下部軸端にはプーリが取り付けられており、駆動ベルト7dで両者を接続している。
排水装置13は外槽4底面の排水口13aの直後に設けられ、出口には排水ホース14が接続されている。洗濯用水は排水装置13を閉じることで外槽4内に溜められ、排水装置13を開くことで排水ホース14を通り洗濯機外に排出される。クラッチ機構7bと排水装置13はワイヤ22で接続されており、ワイヤ22をアクチュエータ21で引くことにより、クラッチ機構7bと排水装置13を動作させる。具体的には、アクチュエータ21に通電しない状態ではクラッチ機構7bは撹拌モードで、排水装置13は閉じた状態である。アクチュエータ21に通電してワイヤ22を引くとクラッチ機構7bは脱水モードとなり、同時に排水装置13が開く。
また、外槽4の側面底部にはエアトラップ4cが設けられており、外槽4内の水圧をチューブ12を介して水位センサ11に伝達する。
外枠1の上部にはトップカバー15が設けてある。トップカバー15は、洗濯物を投入する投入口15aと、給水ユニット17や外槽4内の水位に応じた水位信号を発生する水位センサ11とコントロールユニット19を収納する後部収納箱15bと、操作用の電気部品を収納した前部操作箱15cと、投入口15aを覆うように取り付けた開閉可能な合成樹脂製の蓋16とで構成されている。
前部収納箱15cには、電源スイッチ20と入力スイッチ群18aおよび表示素子群18bを備えた操作パネル18を内蔵する。コントロールユニット19と操作パネル18で制御装置を構成する。
図3はマイクロコンピュータ25を中心に構成される洗濯機制御部のブロック図であるマイクロコンピュータ25は、入力スイッチ群18aや水位センサ11、蓋スイッチ23に接続され、使用者のボタン操作、洗濯槽5内の水位などの情報信号を受ける。マイクロコンピュータ25からの出力信号は、駆動回路24に接続され、駆動電動機7aや給水電磁弁17b、アクチュエータ21等に商用電源を供給して、これらの開閉あるいは回転を制御する。また使用者に洗濯機の動作を知らせるために、表示素子群18bを制御し、進行状況を表示する。電源回路32は商用電源を整流平滑してマイクロコンピュータ25に必要な直流電源を作る。
つぎに、洗剤投入部及び洗剤溶解部の詳細について説明する。図4は洗濯槽5の斜視図で、周壁の一部を切断して示してある。洗濯槽5の周壁内側には縦方向に循環通路8を設けてある。循環通路8は、上部に洗剤投入部8aを有し、下端はパルセータ6と洗濯槽5底面とで形成される隙間10に向かい開口している。洗剤投入部8aは、バランサ5bの内周面に密着して設けてある。洗濯槽5底面と循環通路8は傾斜面9でスムーズに繋がっていて、洗剤投入部8aから投入した洗剤は、循環通路8を落下し、その勢いで、パルセータ6の裏羽根6a下方の隙間10に到達する。洗濯槽5底部と裏羽根6aとの隙間10は、洗剤溶解時に強い水流を起こし、洗剤の溶解を促進するために狭くしている。洗剤投入部8aには洗剤トレイ8a1を設けてある。洗剤トレイ8a1は、図1二点鎖線で示すように上部が洗濯槽5の内側に向かい開くようになっている。洗剤投入時は、洗剤トレイ8a1を開き洗剤を洗剤トレイ8a1上に入れてから、洗剤トレイ8a1を閉じる。すると、洗剤トレイ8a1上の洗剤は、重力で循環流路8内に落下する。また、洗剤トレイ8a1を閉じた状態で、洗剤トレイ8a1とバランサ6bの内周面の間にすき間8a2を設けてある。なお、図に示した洗剤投入部8aの構造は一例であり、循環通路8内に洗剤を投入しやすい構造であれば良い。
循環通路8の中央から下部にかけて、糸屑フィルタ8bを設けてある。糸屑フィルタ8bは、循環通路8を流れる洗濯水中に含まれる糸屑を捕集するとともに、溶解した洗剤液を洗濯槽5内に吐き出し洗濯物に浸透させるためのものである。糸屑フィルタ8bは、循環通路8から脱着可能になっており、糸屑の清掃時に循環通路8から取り外すことで、清掃が容易に行える。
洗剤通路8および洗剤投入部8aは、洗剤投入時に洗濯槽5を回転自由にできる場合は、投入しやすい位置まで洗濯槽5を手で回すことができるため1箇所でかまわない。しかし、洗剤投入時に洗濯槽5が固定している場合は、複数設けた方が良い。これは、洗濯槽5がどのような周方向位置で固定されていても、投入しやすい洗剤投入部8aを選ぶことができ、使い勝手が向上するからである。
洗剤を投入した際、洗剤トレイ8a1に洗剤が残ってしまった場合に、それを洗い流すための給水ユニット17の給水位置について説明する。給水ユニット17は、水道栓口17a、給水電磁弁17b、給水ボックス17cで構成する。給水ボックス17c底面は、洗濯槽5側が最も低くなるような傾斜面になっており、最低部にはスリット状の給水口17dを有している。給水口17dは、水がほぼ真下に流下するよう、その開口部の形状を横に長いスリット状や多数の孔で構成している。この給水口17dは、洗濯槽5上部のバランサ5b内周面よりも少し洗濯槽5中心方向寄りの上方に位置している。このようにすることで、水はバランサ5b内周面よりも少し内側に流下する。そして、洗濯槽5を回転させながら給水を行えば、バランサ5b内周面と洗剤トレイ8a1とのすき間8a2から洗剤トレイ8a1に水が流れ、洗剤トレイ8a1や循環通路8内に残留した洗剤を洗い流すことができる。
溶解撹拌は、水位センサ11が洗剤溶解水位に達したことを検知してから開始する。この洗剤溶解水位は、洗剤液の濃度を高くするためには極力低い(水量が少ない)方が好ましいが、洗剤の溶解をパルセータ6の裏羽根6aで行うため、少なくとも裏羽根6aが水に浸る水位に設定する。
以上のような構成にすることで、溶解撹拌を十分に行え、少ない水量で溶解するできるため、高濃度の洗剤液を生成できる。
次に、このように構成された洗濯機の各工程の動作を説明する。図5はコントロールユニット19内のマイクロコンピュータ25が実行する各工程のフローチャートである。
マイクロコンピュータ25は入力スイッチ群18aの洗濯開始ボタンスイッチが投入されると次のような制御処理を実行する。
ステップ101
使用者が、洗濯槽5に洗濯物50を投入し、操作パネル18の入力スイッチ群を18a操作して初期設定を行い、洗濯開始ボタンスイッチを押すと、マイクロコンピュータ25は、各工程の自動運転制御処理をスタートする。
前記初期設定では、洗濯物50に合わせた洗濯コース、必要に応じて、洗い時間や脱水時間、水量、すすぎ回数等を設定する。
ステップ102
洗濯物50の布量検出制御処理を行う。この布量検出は、洗濯前の乾布状態において、駆動装置7のクラッチ機構7bを撹拌モードに制御し、駆動電動機7aを短時間通電してパルセータ6を回転駆動し、回転増速時の加速特性もしくは電流値、もしくは駆動電動機7aへの通電停止時の惰性回転における減速特性に基づいて検出する。この検出結果に基づいて、洗い水量および好ましい洗剤濃度の洗い水を生成するための洗剤量を演算して決定し、この洗剤量を表示素子群18bによって表示する。
ステップ103
使用者が、洗剤を投入しやすいように、駆動装置7のクラッチ機構7bを脱水モードに制御する。使用者は、洗濯槽5を手動で回転し洗剤投入部8aを洗剤が投入しやすい位置まで移動させ、洗剤トレイ8a1を開いて前記表示洗剤量を参考に所定量の洗剤を洗剤トレイ8a1に投入し、洗剤トレイ8a1を閉じる。洗剤は、循環通路8を落下し、その勢いで、パルセータ6の裏羽根6a下方の隙間10に到達する。
ステップ104
使用者は洗剤を投入した後、トップカバー15に設けた蓋16を閉じる。蓋16を閉じると、蓋スイッチ23からの信号をマイクロコンピュータ25が受け、クラッチ機構7bを撹拌モードに制御する。なお、クラッチ機構7bの撹拌モードへの切り替えタイミングは、ステップ102で洗剤量を表示素子群18bに表示後、予め決められた時間が経過した後に行うようにしてもよい。そして、給水電磁弁17bを開き給水を開始する。水位センサ11が洗剤溶解水位に達したこと検知したら、水位センセ11からの信号をマイクロコンピュータ25が受け、給水電磁弁17bを閉じる。
ステップ105
洗剤を溶解し、高濃度洗剤液を生成する。洗剤溶解工程では、クラッチ機構7bを撹拌モードとし、駆動電動機7aの正逆運転を繰り返すように制御し、パルセータ6を正逆回転させる。これにより、パルセータ6の裏羽根6aで、裏羽根6a下方の隙間10に投入した洗剤と水を撹拌し高濃度の洗剤液を生成する。この時、生成された高濃度洗剤液の一部は、裏ばね6aのポンプ作用で、循環通路8内に入り糸屑フィルタ8bを通り洗濯槽5内の洗濯物に浸透する。
ステップ106
給水電磁弁17bを開いて水道水の給水を開始する。この洗い水の給水は、ステップ102において決定した水量まで行うが、給水途中でパルセータ6を正逆回転させてもよい。給水中に高濃度洗剤液の濃度は徐々に低下していくが、給水中に攪拌を行うことで、高濃度洗剤液中で洗濯物50(水量が少ないので、パルセータ6近傍の洗濯物)に機械力を作用でき、洗浄力が向上する。
ステップ102で決定した水量(水位)に達したら給水電磁弁17bを閉じて給水を停止する。この給水により、洗い水は、高濃度洗剤液を希釈して洗いに好ましい洗剤濃度(1倍)となる。これにより、洗濯物50は、洗濯槽5内で所定の洗剤濃度(1倍)の洗い水に浸した状態となる。
ステップ107
洗い工程を行うように駆動装置7を制御する。駆動電動機7aの正逆運転を繰り返すことによって、パルセータ6を正逆回転させる。
ステップ108
アクチュエータ21でワイヤ22を引き、駆動装置7の排水装置13を開くとともに、クラッチ機構7bを脱水モードとし洗い水を機外に排水する。
ステップ109
排水が完了したことを水位センサ11で検知したら、駆動電動機7aを低速運転して洗濯槽5を低速で回転させながら、給水電磁弁17bを開き給水を行う(回転給水)。これは、洗剤トレイ8a1や循環流路8内に洗剤が残っていた場合を考慮して、洗剤トレイ8a1と循環流路8内を洗い流すために行う(洗剤トレイ洗浄)。これにより、これ以降のすすぎ工程で残留した洗剤がすすぎ水に溶けだし、すすぎ性能を悪化することを防止できる。また、特に粉末洗剤では、洗剤トレイ8a1に洗剤が残留すると、場合によっては固まってしまう恐れがあるが、このような事態の発生も防止できる。予め決められた時間を経過したら、給水電磁弁17bを閉じて給水を停止する。
ステップ110
脱水を行う。駆動電動機7bを高速回転し、洗濯槽5とパルセータ6を一体的に高速で回転させることにより、洗濯物50の洗い水を遠心脱水する。
ステップ111
クラッチ機構7bを撹拌モードにして、給水電磁弁17bを開いて濯ぎ水(水道水)を設定水量まで給水する。
ステップ112
駆動装置7を制御してすすぎ工程を実行する。駆動電動機7aの正逆運転を繰り返すことによって、パルセータ6を正逆回転させ、洗濯物50に含まれる洗剤を濯ぎ水中に揉み出す。
ステップ113
クラッチ機構7bを脱水モードにして排水装置13を開いて濯ぎ水を機外に排水する。
ステップ114
駆動電動機7bを高速回転することによって洗濯槽5とパルセータ6を一体的に高速度で回転させることにより洗濯物50のすすぎ水を遠心脱水する。所定時間遠心脱水を行ったら洗濯が終了する。
なお、本実施の形態では、すすぎ工程が1回の場合について説明したが、ステップ110からステップ113を複数回繰り返してもよい。
また、ステップ108の排水の後にステップ110の遠心脱水を行い、その後ステップ109の回転給水を行ってもよい。こうすることで、洗剤トレイ洗浄とともに、遠心脱水で洗濯槽5の周壁内側に張り付いた洗濯物へ含水させることができる。この時洗剤トレイ8a1を洗い流した水は、循環通路8を通り洗濯槽5底部から外槽4を通り排出されるので、洗濯物に洗剤トレイ8a1を洗い流した水が浸み込むことはない。洗濯物へ十分に含水させた後に遠心脱水を行うことで、洗濯槽5に水を溜めてからすすぎを行う場合に比べ、少ない水ですすぎを行うことができる。
1 外枠
2 吊り棒
3 防振装置
4 外槽
5 洗濯槽

Claims (2)

  1. 洗濯水を溜める外槽と、前記外槽内に回転可能に内包された洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽底部に設けたパルセータと、前記洗濯兼脱水槽およびパルセータを回転駆動するための駆動手段と、前記外槽に給水する給水手段と、前記外槽内の水を排水する排水手段を有する洗濯機において、
    前記駆動手段は、駆動電動機、クラッチ機構、減速機構とで構成され、
    前記クラッチ機構は、前記洗濯兼脱水槽を固定し前記パルセータを駆動する撹拌モードと、前記洗濯兼脱水槽と前記パルセータを一体的に駆動する脱水モードを有し、
    前記クラッチ機構と前記排水手段は一つの駆動部で駆動し、
    前記攪拌モードでは前記排水手段を閉じ、前記脱水モードでは前記排水手段を開くように構成し、
    前記駆動手段、前記給水手段、前記駆動部を制御し、洗い、すすぎ、脱水の各工程の実行を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、洗い工程の終了後、前記駆動部で前記クラッチ機構を脱水モードに制御して排水を行い、その後前記駆動電動機を低速で運転し前記洗濯兼脱水槽を低速で回転させながら給水を行う工程を実行し、その後すすぎ工程、脱水工程を実行することを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1記載の洗濯機において、
    前記制御手段は、洗い工程の終了後、前記駆動部で前記クラッチ機構を脱水モードに制御して排水を行い、その後前記駆動電動機を高速で運転し脱水運転を実行し、その後、前記駆動電動機を低速で運転し前記洗濯兼脱水槽を低速回転させながら給水を行う工程を実行し、その後すすぎ工程、脱水工程を実行することを特徴とする洗濯機。
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