JP4583418B2 - 洗濯機 - Google Patents
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Description
図1は本発明の実施の形態1に係る洗濯機の断面図である。
この洗濯機は、筐体(外箱)1と、筐体1の内部に設置され、洗濯水を貯水・排水可能な水槽2と、水槽2内に回転可能に配設された洗濯兼脱水槽3と、洗濯兼脱水槽3の底部に回動可能に配設されたパルセータ4と、洗濯兼脱水槽3およびパルセータ4を回転させる回転駆動手段5とを備えている。
筐体1は断面矩形の筒状(略直方体に同じ)であって、天面には天面開口部11が形成され、天面開口部11には扉12が開閉自在に設置されている。扉12には、扉12を閉じた状態にロックするロック機構(図示せず)が設けられている。また、筐体1の天面には、各種設定を行うための操作手段としての操作パネル13が設けられている。また、筐体1に連なって底枠14が接続され、底枠14の底板には、遮音板15とゴム足16とが設置されている。
更に、筐体1は四隅の上端部近くには吊り板17が設置され、吊り板17には吊り座18が設けられている。
水槽2は、複数の吊り棒21によって筐体1に吊り下げられている。すなわち、吊り棒21の上端は吊り座18に係止し、下端は吊り棒支持部22において吊り棒21と連結している。水槽2と吊り棒21の連結部には防振部材23が配置されており、水槽2から筐体1へ伝わる振動を抑制している。防振部材23は、バネ231とバネ受け232とから構成されている。
水槽2の底部2Aには、排水口2Bと、排水口2Bに向かって傾斜するテーパー状の排水誘導面2Cと排水誘導リブ2Dとが形成されている。排水誘導面2Cと排水誘導リブ2Dは、洗濯兼脱水槽3が所定の方向(具体的には、脱水回転時の回転方向)に回転したときに、排水口2Bに洗濯水を誘導する機能を有している。そして、排水口2Bに誘導された洗浄水は、排水弁2Eを介して水槽2内から外部に排水される。なお、ここでは、排水誘導面2Cと排水誘導リブ2Dの両方を備えた例を図示しているが、どちらか片方でも構わない。
洗濯兼脱水槽3は、その側面を構成している略円筒状の脱水槽側板31と、その底面を構成している脱水槽底板32と、回転駆動手段5の回転軸7との接続部となるフランジ33から構成されている。脱水槽側板31には複数の脱水槽孔31Aが設けられている。脱水槽側板31の上部周囲には衣類のアンバランスをとるための流体バランサー34が配置されている。
パルセータ4は、洗濯物および注水された水を攪拌するものであり、パルセータ4の下面には攪拌体である裏羽根41が設けられている。パルセータ4は、後述するように水のポンプアップ作用を果たすとともに、洗濯水を攪拌して泡を発生させる役割を果たすものである。このように構成されたパルセータ4は、洗濯兼脱水槽3の脱水槽底板32の上に回転自在に配設され、回転駆動手段5によって回転駆動される。
回転駆動手段5は、パルセータ4及び洗濯兼脱水槽3を回転駆動するための共通のモータ51と、モータ51の回転をパルセータ4のみ、或いは洗濯兼脱水槽3とパルセータ4の両方に伝達するクラッチ52と、軸受ベース・ステータ53とを備えている。このクラッチ52の切り替えにより、パルセータ4のみが単独で回転するパルセータ回転と、パルセータ4と洗濯兼脱水槽3とが一体的に回転する洗濯兼脱水槽回転とが選択的に切り替えられるようになっている。なお、以下では、パルセータ回転或いはパルセータ4の回転という場合には、パルセータ4の単独回転を意味し、洗濯兼脱水槽回転或いは洗濯兼脱水槽3の回転という場合には、洗濯兼脱水槽3とパルセータ4の一体的回転を意味するものとする。
洗濯兼脱水槽3の脱水槽側板31の内側には、周方向に間隔を空けて数ヶ所(例えば3ヶ所)に、鉛直方向(図中、上下方向)に延びる循環水路61が形成されている。そして、循環水路61の上端には散水孔62が設けられている。
そして、パルセータ4が水中に没した状態で回転すると、裏羽根41のポンプアップ作用により、洗濯兼脱水槽3内の洗濯水が循環水路61内で汲み上げられ、散水孔62から洗濯兼脱水槽3の脱水槽側板31の内側に降り注ぐようになっている。
また、水槽2内に設けた循環水路61、すなわち洗濯水が通過する径路内に後述の泡槽洗浄コース時専用の洗剤投入口63が設けられている。
筐体1の後側上面には給水口64が設けられており、給水口64から取り入れられた水は、給水(分岐)弁65を介して、内蓋26に設けられた主給水口66から洗濯兼脱水槽3内に注がれるか、または内蓋ベース25に設けた槽内専用注水口67から洗濯兼脱水槽3内へ注がれる。
筐体1の後側上面には、更に乾燥手段が設けられている。乾燥手段は、熱風によって洗濯物や、洗濯兼脱水槽3を乾燥させるものであって、洗濯兼脱水槽3内に送風を行う送風手段としてのファン71と、ファン71により送風される風を加熱する加熱手段としてのヒータ72とを有している。また、ファン71とヒータ72とを内部に収容するケーシング73は、内蓋26に連通する風路74を構成しており、内蓋26を介して洗濯兼脱水槽3内部に温風を供給するようになっている。
この洗濯機は、マイクロコンピュータで構成された制御手段101を備えている。制御手段101は、CPU102と、RAM103と、ROM104と、各工程の時間を管理するタイマ105と、入出力インタフェース(I/O)106とを備えている。ROM104には、洗い工程から乾燥工程に至る通常の洗濯コースや、本発明の特徴部分である泡槽洗浄コースを含む複数の運転コースの各種プログラム等が記憶されている。
操作パネル13には、泡槽洗浄コースと、槽洗浄コースと、槽乾燥コースとを選択する槽手入れボタン13Aと、その他の各種ボタンが設けられている。
これらの各コースの設定は、槽手入れボタン13Aの押下によって行われる。例えば、図5に示すように一回押しで泡槽洗浄と槽乾燥とを選択し、二回押しで泡洗浄のみを選択し、三回押しで槽洗浄と槽乾燥とを選択し、四回押しで槽洗浄のみを選択し、五回押しで槽乾燥のみを選択し、六回押しで何れも選択しない状態となり、更にもう一回押されると、最初に戻るもので、押下回数によって順次設定が切り換えられるようになっている。
泡槽洗浄コースは、一般の洗剤を用いて泡を発生させ、泡による摩擦・抵抗力によって槽洗浄を行うもので、泡作成・洗浄工程(S1)と、すすぎ工程(S2)と、脱水工程(S3)とをこの順に行うものである。泡作成・洗浄工程は、一般の洗剤を洗濯兼脱水槽3内に投入し、通常の洗濯コースよりも少量の水を洗濯兼脱水槽3内に給水するとともに洗濯兼脱水槽3を回転させ、水槽2内の洗濯水に水流を起こして洗濯兼脱水槽3と水槽2との間に泡を発生させ、槽洗浄を行うものである。泡作成・洗浄工程で給水される給水量は、例えば2リットル〜10リットルであり、通常の洗濯コースにおける給水量、例えば20リットル〜60リットルに比較して、格段に少ない水量となっている。なお、泡槽洗浄コースでは、上述したように専用の洗剤ではなく一般の洗剤を使用するようにしており、一般洗剤の泡立ちを考慮した制御プログラムに基づいて泡槽洗浄コースが実施されるようになっている。
図7(a)は、パルセータ回転のON・OFFを示しており、ここではパルセータ4が常にOFFの状態を示している。図7(b)は洗濯兼脱水槽回転のON・OFFを示しており、Hのときは回転し、Lのときは停止していることを示している。図7(c)は、給水弁の開閉を示しており、Hのときは給水弁開、Lのときは給水弁閉を示している。図7(d)はクラッチ52の切り替えを示しており、パルスがHのタイミングで、洗濯兼脱水槽回転からパルセータ回転に切り替えられるかまたはその逆に切り替えられることを示している。図7の詳細説明は、後述の図8のフローチャートの説明と併せて行う。
図8は、実施の形態1の泡槽洗浄コースの動作を示すフローチャートである。
ユーザにより、槽手入れボタン13Aが1回又は2回押下されると、泡槽洗浄コースが選択され、制御手段101は、まず、泡槽洗浄コースの泡作成・洗浄工程の運転を開始する。
泡発生・洗浄工程では、まず、洗剤量を指示するための表示を例えば操作パネル13上に行う(S11)。そして、ユーザにより泡槽洗浄コース時専用の洗剤投入口63または通常の洗濯コース時用の洗剤投入口(後述の図17の符号93参照)、もしくは洗濯兼脱水槽3内に直接洗剤が投入され、扉12が閉じられると(S12)、扉12を扉ロック機構(図示せず)によりロックする(S13)。そして、給水(分岐)弁65を開き、給水を主給水口66側に切り替えて主給水口66から給水を開始する(S14)。ここで給水される給水量は、上述したように、通常の洗濯コースよりも少量の例えば2リットル〜10リットルであり、給水が開始されて所定の給水時間が経過すると(S15)、所定の給水量が給水されたものとして、給水(分岐)弁65と閉じて給水を終了する(S16)。
なお、上記洗濯兼脱水槽3への給水は、主給水口66ではなく、図示していないが仕上げ剤を投入する仕上げ剤給水口から行うようにしても良い。
以上の泡作成・洗浄工程終了後、高水位まで給水し、その後、排水し、洗濯兼脱水槽3と水槽2の洗剤分と汚れを洗い流す(S2)。そして、洗濯兼脱水槽3を脱水回転させ、脱水を行う(S3)。上記泡作成・洗浄工程後にすすぎ、脱水工程を行なうことにより、洗濯兼脱水槽3及び水槽2内を清潔に保つことができる。
以上により泡槽洗浄コースの運転を終了する。なお、コース開始時にユーザにより槽手入れボタン13Aが1回押下されていた場合には、続いて乾燥工程を実行することになる。
上記では、泡発生のための回転を、洗濯兼脱水槽3の回転のみで対応する例を説明したが、パルセータ4の回転も適宜組み合わせるようにしてもよい。すなわち、パルセータ4の回転(パルセータ4の単独回転)の場合と、洗濯兼脱水槽3の回転(洗濯兼脱水槽3とパルセータ4の一体的な回転)の場合とでは、以下の理由から泡の大きさが異なるため、これを利用して泡の大きさをコントロールし、最適化した駆動方法を採用するようにしてもよい。パルセータ回転の場合、洗濯兼脱水槽回転の場合よりも回転数が高いことから、強い水流が発生し、発生する泡は粗くなる。一方、洗濯兼脱水槽回転の場合、泡の発生領域が洗濯兼脱水槽3と水槽2との間の比較的狭い空間であることと、パルセータ回転に比べて回転数が遅いため、発生する泡は、細かくなる。
水槽底部2Aには、図2に示したように排水誘導面2Cと排水誘導リブ2Dとが設けられており、通常、脱水回転では排水誘導面2Cと排水誘導リブ2Dによる作用によって排水がされやすい方向に回転するようになっているが、泡作成・洗浄工程では、それと逆方向に洗濯兼脱水槽3を回転させる。これにより、泡立ちは更に良くなる。
また、洗濯兼脱水槽3を、正逆両方に回転を行なうようにしてもよい。この場合、排水されやすい方向に回転した場合には、荒い泡が発生し、その逆方向に回転した場合には、細かい泡が発生する。これを踏まえて適宜正逆回転を切り替えることによって、水槽2内の隙間を万遍なく泡で充満させることが可能となり、更に洗浄能力を増す効果が期待できる。
図7において、断続回転を行っていた時間(例えば1〜2分)を、連続回転に代えるようにしてもよい。但し、このように連続回転とすると、モータ51に対して泡による高負荷がかかり、発熱してモータ51のトルクがでないなどの問題が発生する可能性があることから、実際上は、図7のように断続回転とする方が、信頼性も高く望ましい。
実施の形態2は、泡作成・洗浄工程時において、洗濯兼脱水槽3を回転させる前に、パルセータ4を回転させて予め泡を発生させておくようにしたものである。洗濯機の構造及び電気的構成は実施の形態1と同様であるため、図示及び説明は省略する。
実施の形態2の洗濯機において、制御手段101は、給水(分岐)弁65を開き、主給水口66から洗濯兼脱水槽3内への給水を開始する(S14)。そして、給水を開始してから所定時間経過後、パルセータ4の回転を開始する(S21)。そして、給水しながらパルセータ4を回転させ、給水開始から給水時間が経過すると、給水(分岐)弁65を閉じて給水を終了するとともに、パルセータの回転を停止する(S23)。その後、クラッチ52を洗濯兼脱水槽3側に切り替え、実施の形態1と同様の槽回転を行う。
実施の形態3は、泡作成・洗浄工程時に、少量の水(例えば400ml程度)を洗濯兼脱水槽3の上部から注水するようにしたものである。洗濯機の構造及び電気的構成は実施の形態1と同様であるため、図示及び説明は省略する。
実施の形態3の洗濯機において、制御手段101は、洗濯兼脱水槽3の断続回転させた後(S17)、モータ51をOFFにしてモータ51の回転を所定の休止時間、停止し(S18)、その状態で、給水(分岐)弁65を専用注水口67側に切り替え、専用注水口67から少量の水(例えば400ml程度)を洗濯兼脱水槽3の上部に注水する(S31)。本例では、このサイクルを3回繰り返すようにしている。その他の点では実施の形態1と同様である。
実施の形態4は、実施の形態1の高水位まで水を溜めてすすぎを行うすすぎ工程に代えて、水を溜めることなく洗濯兼脱水槽3を回転させながら給水することですすぎを行うすすぎ工程を行うようにしたものである。具体的には、洗濯兼脱水槽3の回転数を2段階設け、低速回転と高速回転を切り替えられるようにし、最初は低速で断続回転しながら給水し、後に高速で断続回転(泡作成・洗浄工程時よりも高速回転)しながら給水することで、泡を確実に洗い流すようにしたものである。洗濯機の構造及び電気的構成は実施の形態1と同様であるため、図示及び説明は省略する。
実施の形態4の洗濯機において、制御手段101は、泡作成・洗浄工程終了後、排水弁2Eを開き(S41)、水槽2内の洗浄水を排水する。そして、すすぎ工程に入り、最初は低速で洗濯兼脱水槽3を所定時間、断続回転させながら専用注水口67から給水する(S42)(図13の槽回転給水1)。このときの給水速度は、図13に示すように、次に行う高速の断続回転に比べて速く、例えば15L/min程度としている。また、ここでの給水量は、例えば約15リットルとする。このように、低速回転を行いながら速めの給水速度で給水することで、洗濯兼脱水槽3及び水槽2に付着した泡を流すことができる。
実施の形態5は、実施の形態1の洗濯機に、更に給水異常または洗剤異常を検知する機能を設けたもので、その他の点では実施の形態1と同様である。洗濯機の構造及び電気的構成は実施の形態1と同様であるため、図示及び説明は省略する。
制御手段101は、給水終了後の開始からの一定時間後(図15では、給水時間経過後)の水位を水位検知手段6により確認し(S61)、その検知水位が、所定水位まで達していない場合、給水異常である旨を報知する(S62)。報知手段は、エラー表示を行うようにしてもよいし、ブザーを鳴動させるようにしてもよい。
給水終了後(S16)、制御手段101は、洗濯兼脱水槽3を断続的に回転させる断続回転を所定時間(例えば30秒〜2分)行い(S17)、その後、モータ51をOFFにし、モータ51の回転を所定の休止時間(例えば5分)停止する(S18)。このステップS17及びステップS18を1サイクルの槽回転として、所定回数繰り返す(S19)。所定回数繰り返した後、洗濯兼脱水槽3を所定時間、断続回転させ(S20)、その後、泡検知手段で泡発生の有無をチェックする(S71)。そして、泡発生が有る場合、モータ51の回転を所定の休止時間、休止する(S21)。ステップS20,S71,S21のサイクルを所定回数繰り返す。繰り返し途中のステップS71で泡発生が無いと判断した場合、給水異常又は洗剤異常(洗剤量小)であると判断し、異常報知を行う(S72)。報知手段は、エラー表示を行うようにしてもよいし、ブザーを鳴動させるようにしてもよい。
図17及び図18の洗濯機では、水槽2に除湿手段81が設置されている。除湿手段81は乾燥工程において、洗濯兼脱水槽3から排出された湿った空気を案内する除湿風路82と、除湿風路82内に設置された除湿板83および乾燥フィルタ84と、除湿風路82に空気を吸引(洗濯兼脱水槽3に空気を送るに同じ)するファン71、ファン71によって送られた空気を加熱するヒータ72、ヒータ72によって加熱された空気を洗濯兼脱水槽3に案内する蛇腹85と、から構成されている。除湿風路82は、パルセータ4の下方から洗濯兼脱水槽3の上部に向けて該洗濯兼脱水槽3の内部とは隔離された位置に設けられている。また、図17の洗濯機は、更に、吊り棒可動部86によって水槽2が傾斜できるタイプのものである。
図20は、実施の形態1〜実施の形態4を組み合わせた場合の泡槽洗浄コースの動作タイミングチャートを示している。図20に従った動作を行うことにより、各実施の形態それぞれの効果を備え、効果的な槽洗浄が可能な洗濯機を得ることができる。
Claims (32)
- 洗濯水を貯水・排水可能な水槽と、
該水槽内に回転可能に配設された洗濯兼脱水槽と、
該洗濯兼脱水槽を回転させる回転駆動手段と、
前記洗濯兼脱水槽内に給水を行う給水手段と、
前記回転駆動手段と前記給水手段とを制御する制御手段とを備え、
該制御手段により、前記給水手段から前記洗濯兼脱水槽内に給水させるとともに、前記回転駆動手段を駆動して前記洗濯兼脱水槽を回転させ、前記水槽内の洗濯水に水流を起こして前記洗濯兼脱水槽と前記水槽との間に泡を発生させることで槽洗浄を行うことを特徴とする洗濯機。 - 前記制御手段により、前記回転駆動手段と前記給水手段とを制御して複数の運転コースを実行するものであって、前記運転コースとして泡槽洗浄コースを備え、該泡洗浄コースにて前記槽洗浄を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 該泡槽洗浄コースを構成する泡作成・洗浄工程において、通常の洗濯コースよりも少量の水を前記給水手段から前記洗濯兼脱水槽内に給水させるとともに、前記回転駆動手段を駆動して前記洗濯兼脱水槽を回転させ、前記水槽内の洗濯水に水流を起こして前記洗濯兼脱水槽と前記水槽との間に泡を発生させ、槽洗浄を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の洗濯機。
- 前記洗濯兼脱水槽の底部に回動自在に配設され、洗濯水を攪拌するパルセータを備え、前記パルセータのみを単独回転させるパルセータ回転と、前記洗濯兼脱水槽と前記パルセータとを一体的に回転させる洗濯兼脱水槽回転とを選択的に切り替え可能に構成されており、前記泡作成・洗浄工程では、前記パルセータ回転と前記洗濯兼脱水槽回転とを組み合わせて泡を発生させることを特徴とする請求項3記載の洗濯機。
- 前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽回転を行う前に、前記パルセータ回転を実施して予め泡を発生させることを特徴とする請求項4記載の洗濯機。
- 前記制御手段は、前記泡作成・洗浄工程において、前記洗濯兼脱水槽の回転を断続的に行うことを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れかに記載の洗濯機。
- 前記洗濯兼脱水槽の回転を断続的に行う断続回転を行った後、所定の休止時間の間、回転を停止するサイクルを複数回繰り返すことを特徴とする請求項6記載の洗濯機。
- 前記回転駆動手段は、前記洗濯兼脱水槽と前記パルセータとを回転駆動するための共通のモータと、該モータの回転力を前記パルセータのみ、或いは前記洗濯兼脱水槽と前記パルセータの両方へ伝達するクラッチとを備え、該クラッチの切り替えにより前記パルセータ回転と前記洗濯兼脱水槽回転とを切り替えることを特徴とする請求項4乃至請求項7の何れかに記載の洗濯機。
- 前記水槽の底部には、前記洗濯兼脱水槽が一方向に回転したときに、排水口に洗濯水を誘導するための誘導面及び/又は誘導リブが設けられており、前記制御手段は、前記泡作成・洗浄工程では、前記洗濯兼脱水槽を他方向に回転させることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の洗濯機。
- 前記泡作成・洗浄工程において、前記洗濯兼脱水槽の回転を、一方向の回転と他方向の回転の両方を使用したことを特徴とする請求項9記載の洗濯機。
- 前記制御手段は、前記泡作成・洗浄工程中に、前記洗濯兼脱水槽の上部もしくは前記洗濯兼脱水槽と前記水槽との間に、少量の水を注水させることを特徴とする請求項3乃至請求項10の何れかに記載の洗濯機。
- 前記洗濯兼脱水槽の上部に衣類のアンバランスをとるためのバランサーを備え、前記制御手段は、前記泡作成・洗浄工程中に、前記バランサーの上部に少量の水を注水させることを特徴とする請求項3乃至請求項10の何れかに記載の洗濯機。
- 前記パルセータの下方から前記洗濯兼脱水槽の上部に向けて該洗濯兼脱水槽の内部とは隔離された除湿風路を備え、前記制御手段は、前記泡作成・洗浄工程中に、前記除湿風路に注水させることを特徴とする請求項3乃至請求項10の何れかに記載の洗濯機。
- 洗濯機筐体の開口部を開閉する扉と、該扉を閉じた状態にロックするロック機構とを備え、前記制御手段は、前記扉を前記扉ロック機構によりロックした後、前記泡作成・洗浄工程における給水を開始することを特徴とする請求項3乃至請求項13の何れかに記載の洗濯機。
- 前記水槽内であって、洗濯水が通過する位置に洗剤投入口を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れかに記載の洗濯機。
- 前記水槽の開口部を開閉する内蓋を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項15の何れかに記載の洗濯機。
- 前記制御手段は、前記泡作成・洗浄工程中の給水速度を、通常の洗濯コースにおける洗い工程時の給水速度よりも遅くしたことを特徴とする請求項3乃至請求項16の何れかに記載の洗濯機。
- 前記泡槽洗浄コースは、前記泡作成・洗浄工程の後にすすぎ工程を有しており、前記制御手段は、前記すすぎ工程において、前記洗濯兼脱水槽を回転させながら前記洗濯兼脱水槽に給水を行うことを特徴とする請求項3乃至請求項17の何れかに記載の洗濯機。
- 前記すすぎ工程時の前記洗濯兼脱水槽の回転数は、低速回転と高速回転を切り替えられるようにし、前記高速回転側の回転数を、前記泡作成・洗浄工程時の回転数よりも高くしたことを特徴とする請求項18記載の洗濯機。
- 前記すすぎ工程時の前記洗濯兼脱水槽の回転数を2段階設け、低速回転と高速回転を切り替えられるようにし、高速回転側の回転数を、通常の洗濯コースにおける脱水工程時の回転数と略同等の回転数としたことを特徴とする請求項18記載の洗濯機。
- 前記すすぎ工程時の給水速度を、通常の洗濯コースの洗い工程での給水速度よりも遅くしたことを特徴する請求項18乃至請求項20の何れかに記載の洗濯機。
- 前記水槽内に送風を行う送風手段を更に備え、前記制御手段は、前記すすぎ工程の前記洗濯兼脱水槽の回転中に、前記送風手段を駆動することを特徴とする請求項18乃至請求項21の何れかに記載の洗濯機。
- 前記送風手段により送風される風を加熱する加熱手段を更に備え、前記制御手段は、前記すすぎ工程又は該すすぎ工程後に行う脱水工程時に前記加熱手段を駆動することを特徴とする請求項22記載の洗濯機。
- 前記水槽と前記洗濯兼脱水槽との間に発生してこれらの上部に達した泡を、前記洗濯兼脱水槽内へと誘導する泡誘導リブを前記水槽に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項23の何れかに記載の洗濯機。
- 前記複数の運転コースの何れか一つを選択するための操作手段を備え、前記制御手段は、前記操作手段で泡槽洗浄コースが選択されると、泡槽洗浄コースを開始することを特徴とする請求項2乃至請求項24の何れかに記載の洗濯機。
- 前記複数の運転コースの何れか一つを選択するための操作手段と、前記洗濯兼脱水槽内に送風を行う送風手段と、該送風手段により送風される風を加熱する加熱手段とを更に備え、前記操作手段は、前記泡槽洗浄コースを選択するためのボタンを有し、該ボタンが押下された際の初期設定として、前記泡槽洗浄コースと、前記送風手段及び前記加熱手段を駆動して前記洗濯兼脱水槽内に温風を送り込む槽乾燥コースとの両方が選択されるようにしたことを特徴とする請求項2乃至請求項25の何れかに記載の洗濯機。
- 前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽の回転開始からの一定時間後の前記洗濯兼脱水槽の回転数又は回転速度に基づいて給水異常又は洗剤異常を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項26の何れかに記載の洗濯機。
- 前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽の回転開始からの一定時間後の前記洗濯兼脱水槽の回転数又は回転速度が所定回転数又は所定回転速度を超える場合、給水異常又は洗剤異常と判定することを特徴とする請求項27記載の洗濯機。
- 前記水槽内の水位を検知する水位検知手段を備え、前記制御手段は、給水開始からの一定時間後の水位を前記水位検知手段により確認し、検知水位が、所定水位まで達していないと判断した場合、給水異常と判定することを特徴とする請求項1乃至請求項28の何れかに記載の洗濯機。
- 前記水槽内の泡を検知する泡検知手段を備え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽の回転開始からの一定時間後の前記泡検知手段の検知結果に基づいて給水異常又は洗剤異常を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項29の何れかに記載の洗濯機。
- 前記制御手段は、前記泡検知手段の前記検知結果に基づいて前記洗濯兼脱水槽の回転開始からの一定時間後の泡の位置が所定位置まで達していないと判断した場合、給水異常又は洗剤異常と判定することを特徴とする請求項30記載の洗濯機。
- 給水異常又は洗剤異常を報知する報知手段を備え、前記制御手段は、給水異常又は洗剤異常を検出した場合、前記報知手段を駆動して給水異常又は洗剤異常を報知することを特徴とする請求項27乃至請求項31の何れかに記載の洗濯機。
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