JP6225337B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を行う洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、図12に示すような構成、及び図13に示す制御が一般的であった。以下、その構成について説明する。
図12に示すように、洗濯兼脱水槽45は、底面にパルセータ46を回転自在に配設し、水受け槽47は、洗濯兼脱水槽45の外側に設けており、モータ48は、Vベルト49および減速機構兼クラッチ50を介して、洗濯兼脱水槽45またはパルセータ46を駆動する。排水弁51は洗濯兼脱水槽45内の洗濯水を排水し、給水弁52は洗濯兼脱水槽45内に給水するものである。また、水受け槽47は筐体53にサスペンション54によって防振支持されている。環状の流体バランサ55は洗濯兼脱水槽45の上部に設け、脱水時の振動を低減するものである。
制御装置56は、モータ48、排水弁51、給水弁52などを制御して、洗濯、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御するものである。
洗濯兼脱水槽45の内面に、循環リントカバー57と洗濯兼脱水槽45とで循環リント水路58を形成しており、循環リント水路58の上端には、リントフィルター59を着脱自在に設けている。循環リントカバー57には、リントフィルター59の下方位置に、洗剤投入用カバー60を開閉自在に設けており、洗剤投入用カバー60を開いて、洗剤を循環リント水路58を通して、パルセータ46の下方に形成されるポンプ室62に投入できるようにしている(例えば、特許文献1)。
上記構成において動作を説明すると、洗濯兼脱水槽45に洗濯物を投入した後、洗剤投入用カバー60を開き、洗剤を投入すると、洗剤は循環リント水路58を通りポンプ室62に落ちる。洗濯を開始すると、制御装置56により給水弁52を制御して洗濯兼脱水槽45内に洗濯物の量に応じた所定の水が給水され、その後、制御装置56がモータ48を駆動して、パルセータ46とパルセータ46の下面に形成した下側羽根61が回転し、洗濯兼脱水槽45の中の洗濯物と洗浄液が撹拌され、洗濯物が洗浄される。
図13は、洗い工程のみの制御を抜粋したものである。従来の洗い工程においては、パルセータ46が回転した後の惰性による回転数が、洗濯物の容量に応じて変化することを利用して、惰性回転時の回転数変化を検知し、洗濯物容量と水位のテーブルから洗濯物の容量に応じた所定水位を決定する。そして、所定水位になるまで、上記給水弁52から洗濯兼脱水槽45内に連続で給水する。所定水位になると、パルセータ46を回転させ、パルセータ46の回転による水流によって洗濯物の洗浄を行っている。
特開昭63−117798号公報
しかしながら、従来の構成では、ポンプ室62に投入された洗剤は、下側羽根61の回転の作用により、外側に押し出され、ポンプ室62から循環リント水路58を上昇して吐
出口から洗濯兼脱水槽45内に供給されるが、洗剤が完全に溶解されないうちに洗剤が洗浄液とともに洗濯兼脱水槽45内に供給される場合がある。溶解されていない洗剤が洗濯物に付着すると、付着した洗剤が溶け残る場合があるという問題がある。また、泡の生成が少ない状態の洗浄液を洗濯物に供給するため、洗浄性能が低い課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、洗剤の溶け残りを抑制し、洗浄性能を向上し得る洗濯機を提供することを目的としている。
本発明は、前記従来の課題を解決するために、本体と、前記本体内部に防振支持された水槽と、前記水槽内に回転自在に内包された洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の中央内底部に回転自在に配設されたパルセータと、前記水槽内の前記パルセータの下方位置に形成されるポンプ室と、前記パルセータと一体的に形成され、前記ポンプ室に配設される羽根と、前記パルセータおよび前記洗濯兼脱水槽を回転駆動するモータと、前記水槽内に給水する給水弁と、前記水槽内から排水する排水弁と、前記洗濯兼脱水槽の内壁に設けられ、前記ポンプ室内の洗濯液を前記洗濯兼脱水槽に循環する循環水路と、前記循環水路の上部に形成され、前記洗濯兼脱水槽内に洗濯液を供給する上部吐出口と、前記循環水路の前記上部吐出口より下方位置に形成した下部吐出口と、前記モータ、給水弁、排水弁の動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の各行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、第1の所定水位まで給水し、前記パルセータ及び前記羽根を回転させて、前記ポンプ室内で洗剤を溶解し洗濯液を泡立てる第1工程と、第1の所定水位より高い第2の所定水位まで給水し、前記パルセータ及び前記羽根を回転させて、前記ポンプ室内の泡及び洗濯液を前記循環水路を介して前記下部吐出口から前記洗濯兼脱水槽に供給する第2工程と、第2の所定水位より高い第3の所定水位まで給水し、前記パルセータ及び前記羽根を回転させて、前記ポンプ室内の泡及び洗濯液を前記循環水路を介して前記下部吐出口及び前記上部吐出口から前記洗濯兼脱水槽に供給する第3工程とを行なうものである。
この構成により、第1工程は、洗濯物と空間を隔てた場所で洗剤を含んだ洗濯液を撹拌することで洗剤の溶け残りを防止することができ、かつ、少ない水量で撹拌することで良好に泡立てを行なうことができる。第2工程では、泡を含んだ高濃度の洗浄液を下部吐出口より洗濯物へ吐出することで、洗濯物への泡及び高濃度洗浄液の浸透効果を促進し、洗浄性能の向上と洗浄時間の短縮が可能である。第3工程では、泡を含んだ洗浄液を上部吐出口より洗濯物に吐出するので、従来洗浄性能が低かった上部の洗濯物の洗浄性能の向上と洗浄性能の均一性を向上することが可能である。
本発明の洗濯機は、洗浄性能の向上を図り、洗濯むらを抑制することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の縦断面図 同洗濯機の洗濯兼脱水槽の断面図 同洗濯機の洗濯兼脱水槽を他の方向から見た断面図 同洗濯機の洗い工程における第1〜第3工程と水位の関係を示すグラフ 同洗濯機の洗剤投入状態を説明する要部斜視図 同洗濯機の第1工程を説明する概略断面図 同洗濯機の第2工程を説明する要部斜視図 同洗濯機の第2工程を説明する概略断面図 同洗濯機の第3工程を説明する要部斜視図 同洗濯機の第3工程を説明する概略断面図 同洗濯機のからの吐出範囲と洗濯物との関係を示す上面図 従来の洗濯機の縦断面図 従来の洗濯機の洗い工程の水位を示すグラフ
第1の発明は、本体と、前記本体内部に防振支持された水槽と、前記水槽内に回転自在に内包された洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の中央内底部に回転自在に配設されたパルセータと、前記水槽内の前記パルセータの下方位置に形成されるポンプ室と、前記パルセータと一体的に形成され、前記ポンプ室に配設される羽根と、前記パルセータおよび前記洗濯兼脱水槽を回転駆動するモータと、前記水槽内に給水する給水弁と、前記水槽内から排水する排水弁と、前記洗濯兼脱水槽の内壁に設けられ、前記ポンプ室内の洗濯液を前記洗濯兼脱水槽に循環する循環水路と、前記循環水路の上部に形成され、前記洗濯兼脱水槽内に洗濯液を供給する上部吐出口と、前記循環水路の前記上部吐出口より下方位置に形成した下部吐出口と、前記モータ、給水弁、排水弁の動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の各行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、第1の所定水位まで給水し、前記パルセータ及び前記羽根を回転させて、前記ポンプ室内で洗剤を溶解し洗濯液を泡立てる第1工程と、第1の所定水位より高い第2の所定水位まで給水し、前記パルセータ及び前記羽根を回転させて、前記ポンプ室内の泡及び洗濯液を前記循環水路を介して前記下部吐出口から前記洗濯兼脱水槽に供給する第2工程と、第2の所定水位より高い第3の所定水位まで給水し、前記パルセータ及び前記羽根を回転させて、前記ポンプ室内の泡及び洗濯液を前記循環水路を介して前記下部吐出口及び前記上部吐出口から前記洗濯兼脱水槽に供給する第3工程とを行なうものである。
この構成により、第1工程は、洗濯物と空間を隔てた場所で洗剤を含んだ洗濯液を撹拌することで洗剤の溶け残りを防止することができ、かつ、少ない水量で撹拌することで良好に泡立てを行なうことができる。第2工程では、泡を含んだ高濃度の洗浄液を下部吐出口より洗濯物へ吐出することで、洗濯物への泡及び高濃度洗浄液の浸透効果を促進し、洗浄性能の向上と洗浄時間の短縮が可能である。第3工程では、泡を含んだ洗浄液を上部吐出口より洗濯物に吐出するので、従来洗浄性能が低かった上部の洗濯物の洗浄性能の向上と洗浄性能の均一性を向上することが可能である。
第2の発明は、第1の所定水位は、第3の所定水位の水量の0.1〜0.4の範囲の水量に設定するものである。
この構成により、洗浄性能の向上に泡を効率的に生成させることが可能となる。第3の所定水位の水量の0.1〜0.4の水量にすることで洗剤の解け残りを防止し、効率よく泡立てることが可能である。
第3の発明は、第1の所定水位は、第1工程において、洗濯液が前記下部吐出口から前記洗濯兼脱水槽に供給されない水量に設定したものである。
この構成により、溶解されていない洗剤が洗濯物に供給されるのを防止し、洗剤の溶け残りを防止することができる。
第4の発明は、第2の所定水位は、前記下部吐出口より下方に設定したものである。
この構成により、洗剤の濃度の高い高濃度の泡及び洗濯液を下部吐出口から洗濯兼脱水槽内に供給でき、高濃度の泡及び洗濯液を洗濯物に浸透させ、洗浄性能を向上することができる。
第5の発明は、上部吐出口は、前記洗濯兼脱水槽の周方向に複数形成したものである。
この構成により、洗濯物全体に効率よく洗濯液を供給することができ、洗濯性能を向上することができ、洗濯むらを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の縦断面図、図2は、同洗濯機の洗濯兼脱水槽の断面図、図3は、同洗濯機の洗濯兼脱水槽を他の方向から見た断面図である。
図1において、本体1は、内部に複数のサスペンション2によって防振支持した水槽3を設け、脱水時に水槽3に生じる振動をサスペンション2によって吸収する構成としている。水槽3の底部には、排水口25と排水弁26を設けている。水槽3の上方開放部側には、内蓋29が設けられている。
水槽3の内部には、洗濯物を収納する洗濯兼脱水槽7を回転可能に配設している。洗濯兼脱水槽7は、側壁に多数の脱水孔5を多数設け、上部には脱水振動低減用の環状の流体バランサ6が取り付けられている。
洗濯兼脱水槽7は、中空で2重構造とした洗濯・脱水軸4を中心に回転可能に配設し、洗濯兼脱水槽7の内底部には、衣類(洗濯物)を撹拌するパルセータ8を回転自在に配設している。
水槽3の底部には、モータ9が取り付けられている。モータ9は、クラッチ機構及びブレーキ機構を内蔵している。モータ9は、洗濯時には、洗濯・脱水軸4の脱水軸を制動させるとともに、洗濯・脱水軸4の洗濯軸を駆動して、パルセータ8を回転駆動する。また、モータ9は、脱水時には、洗濯・脱水軸4の脱水軸の制動を解除し、洗濯・脱水軸4を駆動して洗濯兼脱水槽7を回転駆動させる。脱水時には、排水弁26を開放し、水槽3内の洗濯液、または、すすぎ液を排水口25から排水弁26を介して機外に排水する。
また、上部枠体21は、本体1の上部を覆うもので、略中央部に形成された洗濯物投入口27を覆う開閉蓋28を開閉自在に有し、前面部に設けた操作表示部23の内方に制御装置24を設けるとともに、後部内方に洗濯兼脱水槽7内に給水する給水弁22を設けている。
制御装置24は、マイクロコンピュータからなる制御手段(図示せず)を具備し、モータ9、給水弁22、排水弁26などを制御するとともに、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御するように構成している。
洗濯兼脱水槽7の下部には、洗濯兼脱水槽7の底面部を構成する合成樹脂製の底面部材31が装着されている。底面部材31の内底面とパルセータ8裏面との間に間隔を形成している。パルセータ8裏面と底面部材31内底面との間にポンプ室19が形成され、ポンプ室19にパルセータ8と一体に形成した羽根18が配置される。底面部材31の底面には、開口部(図示せず)が形成され、開口部を介して洗濯兼脱水槽7と水槽3とを連通している。
図2及び図3に示すように、洗濯兼脱水槽7の内壁に相対向して一対の水路カバー14が設けられている。水路カバー14から90°回転した一方の位置に糸屑フィルタ32を配設している。また、水路カバー14から90°回転した他方の位置である糸屑フィルタ
32と相対向する位置にカバー33が設けられている。カバー33には、上部に洗剤投入口35が形成され、洗剤投入口35は、蓋体36によって開閉自在に閉塞されている。洗剤投入口35から投入された洗剤は、洗濯兼脱水槽7に形成した開口(図示せず)を介して水槽3内に投入される。また、カバー33には、洗剤投入口35下方位置に、下部吐出口34が形成している。下部吐出口34は、洗濯兼脱水槽7の高さの略中間の位置に形成している。
底面部材31の水路カバー14及びカバー33が装着される位置は、洗濯兼脱水槽7と略同径の円弧状に形成され、水路カバー14及びカバー33を装着することにより底面部材31内面と水路カバー14及びカバー33内面がほぼ段差のない略平坦な形状となるように構成される。
図3に示すように、水路カバー14は、略T字状に形成され、洗濯兼脱水槽7内壁部側面に洗濯兼脱水槽7の回転軸方向に延びる側面カバー部15と、洗濯兼脱水槽7上部の流体バランサ6下方位置に洗濯兼脱水槽7の円周方向に延びる上部カバー部16とで構成している。水路カバー14は、側面カバー部15を、洗濯兼脱水槽7の側面に水密的に装着し、上部カバー部16に後カバー部(図示せず)を装着することにより、循環水路10を形成する。
パルセータ8を回転させると、羽根18の回転によりポンプ室19内の洗濯液が水路カバー14の循環水路10及びカバー33の循環水路10に向かって送られるようになっている。また、糸屑フィルタ32内にも洗濯液が送られる。
上部カバー部16の中央部で側面カバー部15の上方位置には、中央吐出口11が形成され、上部カバー部16の左側端部(洗濯兼脱水槽7の回転中心から見て)には、左吐出口12が、上部カバー部16の右側端部(洗濯兼脱水槽7の回転中心から見て)には、右吐出口13が形成されている。中央吐出口11、左吐出口12、及び右吐出口13は、洗濯兼脱水槽7の円周方向に略同じ高さに形成されている。中央吐出口11、左吐出口12、及び右吐出口13は、上部吐出口を構成している。
なお、本実施の形態では、上部吐出口として、中央吐出口11、左吐出口12、及び右吐出口13の3つの吐出口を設けているが、1つでもよく、4つ以上形成してもよく、数、形状等は適宜選択しえるものである。
以上のように構成した洗濯機において、以下、その動作、作用を説明する。
洗い工程は、図4に示すように、第1工程である泡生成工程、第2工程である高濃度泡吐出工程、第3工程である泡上部吐出工程を有している。各工程において、制御装置24は、水位センサによって水槽3内の水位を検出し、給水弁22を制御して水槽3内の水位を制御する。
洗濯兼脱水槽7内に洗濯物を投入し、操作表示部23のスタートボタン(図示せず)を押してスタートすると、布量検知手段(図示せず)にて洗濯物の量を検知して操作表示部23に布量に応じた洗剤量を表示する。表示された量の洗剤を、図5に示すように蓋体36を開放して洗剤投入口35から投入すると、洗剤は、水槽3内に供給される。
運転を開始させると、制御装置24が給水弁22を制御して、水槽3内に第1の所定水位まで給水する。第1の所定水位まで給水されると、泡生成工程を開始する。制御装置24は、給水を停止し、モータ9を駆動してパルセータ8及び羽根18を回転させる。
図6に示すように、泡生成工程において、パルセータ8及び羽根18の回転による撹拌作用により、ポンプ室19内、及び洗濯兼脱水槽7底部の開口部を介して水槽3内の水を撹拌し、水に洗剤を溶解して洗濯液を生成し、洗濯液を泡立てる。第1の所定水位の水量は、羽根18の作用によって撹拌された洗濯液や泡が下部吐出口34から洗濯兼脱水槽7内に供給されない程度の水量に設定している。
本実施の形態では、第1の所定水位は、泡上部吐出工程における第3の所定水位である定格水位の水量の0.1〜0.4の水量に設定している。第3の所定水位の水量の0.1〜0.4の水量にすることで洗剤の解け残りを防止し、効率よく泡立てることが可能である。
第1の所定水位は、低水量であるため、羽根18の撹拌作用により低消費電力で、強い水流を発生させることが可能であり、ポンプ室19に投入された洗剤の溶け残りを抑制でき、効率よく洗濯液を泡立てることができる。泡生成工程は、洗剤がほぼ完全に溶解し、洗濯液を充分に泡立てることができる時間に設定している。この泡生成工程の設定時間は、羽根18の撹拌能力、ポンプ室19の形状等によって設定される。
泡生成工程が終了すると、制御装置24がモータ9を停止し、給水弁22を制御して、水槽3内に第2の所定水位まで給水する。第2の所定水位まで給水されると、高濃度泡吐出工程を開始する。
図8に示すように、高濃度泡吐出工程において、制御装置24は、給水を停止し、モータ9を駆動してパルセータ8及び羽根18を回転させる。図7に示すように、羽根18の撹拌作用により、泡生成工程において生成された泡と洗濯液を下部吐出口34から洗濯兼脱水槽7内の洗濯物の上に供給し(供給される泡と洗濯液を図7に矢視する)、洗濯物に浸透させる。第2の所定水位は、下部吐出口34よりも下方に設定している。また、第2の所定水位の水量は、羽根18の作用によって撹拌された洗濯液や泡が下部吐出口34からは洗濯兼脱水槽7内に供給されるが、下部吐出口34より上方に位置する中央吐出口11、左吐出口12及び右吐出口13からは洗濯兼脱水槽7内に供給されない程度の水量に設定している。
なお、泡立ち易い洗剤を使用した場合には、中央吐出口11、左吐出口12及び右吐出口13から洗濯兼脱水槽7内に泡が洗濯兼脱水槽7内に供給されることが想定され、中央吐出口11、左吐出口12及び右吐出口13から洗濯兼脱水槽7内に泡が供給されることを否定するものではない。
高濃度泡吐出工程において水槽3内に供給される泡及び洗濯液は、泡上部吐出工程における第3の所定水位である定格水位より少量に設定しており、泡及び洗濯液は、洗剤が高濃度に溶け込んだものである。高濃度の泡及び洗濯液を洗濯兼脱水槽7内に供給することで、洗濯物への浸透効果を促進することができ、洗浄性能の向上と洗濯時間の短縮を実現することが可能となる。パルセータ8により洗濯物を撹拌しながら、高濃度の泡及び洗濯液を洗濯物の上に供給するので、洗濯物に泡及び洗濯液を効率よく浸透させることができ、洗浄性能の向上を図り、洗濯時間の短縮を行うことができる。
高濃度泡吐出工程は、洗濯物への高濃度の泡及び洗濯液の浸透効果が充分に得られる時間に設定している。この設定時間は、洗濯物の量、泡及び洗濯液の洗濯兼脱水槽7への供給能力、洗濯工程全体の時間との兼ね合い等により適宜設定される。
高濃度泡吐出工程が終了すると、制御装置24は、モータ9を停止し、給水弁22を制御して、水槽3内に第3の所定水位である定格水位まで給水する。本実施の形態における
定格水位は、洗濯物の量に応じて設定される水位である。第3の所定水位まで給水されると、上部泡吐出工程を開始する。
上部泡吐出工程において、制御装置24は、給水を停止し、モータ9を駆動してパルセータ8及び羽根18を回転させる。
図9及び図10に示すように、パルセータ8の回転により洗濯液を対流させて洗濯物を撹拌し、羽根18の撹拌作用により、ポンプ室19内の泡及び洗濯液を下部吐出口34、中央吐出口11、左吐出口12及び右吐出口13から洗濯兼脱水槽7内に供給する。洗濯物の上方から泡及び洗濯液を供給しながら泡を含む洗濯液内で洗濯物を撹拌することにより、洗濯物に効率よく泡と洗濯液を浸透させることができる。特に、洗濯液に浸かっていない洗濯物が多い場合など、洗浄効果が低かった上部に位置する洗濯物の洗浄性能の向上を図ることができ、洗いむらを抑制することができる。
図11は、本発明の実施の形態における洗濯機の循環水路からの吐出範囲と洗濯物との関係を示す図である。
図11に示すように、一方の循環水路10の中央吐出口11、左吐出口12、および右吐出口13からの散水は、洗濯兼脱水槽7内の約半分の面積を占めるので、一対の循環水路10からの散水により、洗濯兼脱水槽7内の洗濯物30のほぼ全体に上方より洗濯液を散水して洗濯物に洗濯液を浸透させることができる。これにより、洗いむらを防止して洗浄性能を向上することができる。
実験の結果、中央吐出口11の中心位置と左吐出口12の中心位置との角度、中央吐出口11の中心位置と右吐出口13の中心位置との角度は、35°〜45°の範囲に設定することが好ましい。この構成により、洗濯兼脱水槽7内全体にむらなく散水することができる。循環水路の洗濯液の流速、吐出口の形状等により異なるが、角度を上記範囲に設定することにより、洗濯兼脱水槽7内全体に散水することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯兼脱水槽内の洗濯物に対して、上方から洗濯液を散水しながら撹拌することにより、洗いむらを防止して洗浄性能を向上させることが可能となるので、ドラム式や他の洗濯機の用途に適用できる。
10 循環水路
11 中央吐出口
12 左吐出口
13 右吐出口
14 水路カバー
15 側面カバー部
16 上部カバー部
18 羽根
19 ポンプ室
24 制御装置
30 洗濯物
33 カバー
34 下部吐出口
35 洗剤投入口

Claims (5)

  1. 本体と、前記本体内部に防振支持された水槽と、前記水槽内に回転自在に内包された洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の中央内底部に回転自在に配設されたパルセータと、前記水槽内の前記パルセータの下方位置に形成されるポンプ室と、前記パルセータと一体的に形成され、前記ポンプ室に配設される羽根と、前記パルセータおよび前記洗濯兼脱水槽を回転駆動するモータと、前記水槽内に給水する給水弁と、前記水槽内から排水する排水弁と、前記洗濯兼脱水槽の内壁に設けられ、前記ポンプ室内の洗濯液を前記洗濯兼脱水槽に循環する循環水路と、前記循環水路の上部に形成され、前記洗濯兼脱水槽内に洗濯液を供給する上部吐出口と、前記循環水路の前記上部吐出口より下方位置に形成した下部吐出口と、前記モータ、給水弁、排水弁の動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の各行程を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    第1の所定水位まで給水し、前記パルセータ及び前記羽根を回転させて、前記ポンプ室内で洗剤を溶解し洗濯液を泡立てる第1工程と、
    第1の所定水位より高い第2の所定水位まで給水し、前記パルセータ及び前記羽根を回転させて、前記ポンプ室内の泡及び洗濯液を前記循環水路を介して前記下部吐出口から前記洗濯兼脱水槽に供給する第2工程と、
    第2の所定水位より高い第3の所定水位まで給水し、前記パルセータ及び前記羽根を回転させて、前記ポンプ室内の泡及び洗濯液を前記循環水路を介して前記下部吐出口及び前記上部吐出口から前記洗濯兼脱水槽に供給する第3工程と、を行なうことを特徴とする洗濯機。
  2. 前記第1の所定水位は、前記第3の所定水位の0.1〜0.4の水量であることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記第1の所定水位は、前記第1工程において、洗濯液が前記下部吐出口から前記洗濯兼脱水槽に供給されない水量に設定したことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  4. 前記第2の所定水位は、前記下部出口より下方に設定したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記上部吐出口は、前記洗濯兼脱水槽の周方向に複数形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の洗濯機。
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