JP2013141551A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯機の柔軟剤による所定の性能を得ること。
【解決手段】本体内に配設し内部に脱水回転可能な洗濯兼脱水槽4を有した水槽3と、洗濯兼脱水槽4の底面に回転自在に配設したパルセータ5と、洗濯兼脱水槽4の上端部に設けた流体バランサ20と、流体バランサ20に配置され柔軟剤を最終すすぎ行程開始前に水槽3内に流出させる柔軟剤自動流出装置21および柔軟剤自動流出装置21と連通する柔軟剤投入口22と、流体バランサ20の略上部および柔軟剤投入口22の洗濯兼脱水槽4の回転中心側にバランサリブ24を設けることにより、被洗浄物が洗濯兼脱水槽から飛び出すのを防止することができ、洗濯水の給水時に、洗濯水が被洗浄物によって柔軟剤自動流出装置側に飛散し、柔軟剤投入口を介して柔軟剤自動流出装置内に浸入するのを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体バランサに柔軟剤自動流出装置を設けた洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は図6に示すような構成をしている。以下、その構成について説明する。
図6に示す従来の洗濯機の縦断面図において、洗濯機1は、吊り棒2により水槽3を吊り下げており、水槽3の内部に洗濯兼脱水槽4を脱水時に回転できるように設けている。洗濯兼脱水槽4は、底部にパルセータ5を回転自在に配設し、パルセータ5と一体に下側羽根6を設けている。駆動手段7は、Vベルト8および減速機構9を介してパルセータ5または洗濯兼脱水槽4を駆動する。
リント用循環水路10および散水ノズル用循環水路11は、パルセータ5の下側羽根6外周のポンプ室12から洗濯兼脱水槽4の上部に至るように設け、上部に着脱可能なリントフィルタ13および散水ノズル14をそれぞれ設けている。排水弁15は水槽3内の洗濯水を排水するものであり、給水弁16は水槽3内に給水するものである。洗濯機1の上部を構成する上部枠体17に蓋18を開閉自在に設け、また、その前方に制御手段19を設けている。洗濯兼脱水槽4の上部には脱水時の振動を低減させるための流体バランサ20を設け、この流体バランサ20に柔軟剤自動流出装置21を設けている(特許文献1、2参照)。
給水弁16からの水道水が水槽3内の洗濯兼脱水槽4内に確実に給水されるように、給水弁16に連通する給水口16aは、洗濯兼脱水槽4の流体バランサ20の開口部20aの略上方に配置されている。
なお、流体バランサ20の柔軟剤自動流出装置21が配置される部分には、図7に示すように柔軟剤投入口22が設けられているので、使用者は柔軟剤を、柔軟剤投入口22から柔軟剤自動流出装置21に投入することができる。
上記構成において動作を説明すると、使用者が洗濯したい被洗浄物23を洗濯兼脱水槽4に洗剤とともに投入し、スタートボタン(図示しない)を押すことで、給水弁16から所定量の洗濯水が水槽3に供給される。洗濯水が供給されると、Vベルト8および減速機構9を介して駆動手段7により、パルセータ5が所定の回転数で回転して、洗濯兼脱水槽4内の洗濯水および被洗浄物23を攪拌して、被洗浄物23から汚れを落とす洗い行程が行われる。
所定時間の洗い行程が終了すると、排水弁15が動作して水槽3内の洗濯水を排水し、排水が終わると、Vベルト8および減速機構9を介して駆動手段7により、洗濯兼脱水槽4が所定の回転数で回転して、被洗浄物23から洗濯水を分離して排水する脱水行程が行われる。
脱水行程が所定時間行われると、再び給水弁16から所定量のすすぎ水が水槽3に供給され、パルセータ5が所定の回転数で回転して、洗濯兼脱水槽4内のすすぎ水および被洗浄物23を攪拌して、被洗浄物23に残っている洗剤成分を除去するすすぎ行程が行われる。
所定時間のすすぎ行程が終了すると、排水弁15が動作して水槽3内のすすぎ水を排水し、排水が終わると、駆動手段7により洗濯兼脱水槽4が所定の回転数で回転して、被洗浄物23から洗濯水を分離して排水する脱水行程が行われる。
このすすぎ−脱水行程は複数回行われる。所定回数のすすぎ行程が終了すると、最後の脱水行程、すなわち最終脱水行程が行われて運転が終了する。
なお、最終のすすぎ行程で、柔軟剤が柔軟剤自動流出装置21から洗濯兼脱水槽4に投入される。
特開平7−328277号公報 特開平8−309079号公報
しかしながら、図6〜図10に示されるような従来の洗濯機の構成では、以下のような課題がある。
近年の洗濯機に求められるお客様のニーズとして、洗濯機1の外形寸法(高さ方向も含む)を小さく、被洗浄物23を収納できる容量は多くしてほしい、ということがある。
そのため、図6に示すように、洗濯機1の外径寸法に余裕がある頃の従来の洗濯機1は、洗濯兼脱水槽4の容量を、所定量の被洗浄物23の量よりも大きくすることができたので、洗濯兼脱水槽4に、所定量の被洗浄物23を投入しても、被洗浄物23が洗濯兼脱水槽4からはみ出すのを防止することが可能であったが、近年の洗濯機1は、図8に示すように、洗濯兼脱水槽4の容量を、所定量の被洗浄物23の量とほぼ同等にして、洗濯機1の外形寸法を少しでも小さくするようにしている。
洗濯兼脱水槽4の容量を、所定量の被洗浄物23の量とほぼ同等にすると、所定量の被洗浄物23を入れた場合、被洗浄物23が洗濯水によって水分を含むことで、被洗浄物23は膨らんでいるので、図8に示すように、洗濯兼脱水槽4から飛び出しそうなぐらいまでになってしまう。
被洗浄物23が、洗濯兼脱水槽4から飛び出すのを防止するために、図8に示すように、流体バランサ20の上部にバランサリブ24を設けている。柔軟剤投入口22にも、バランサリブ24を、図9に示すように、柔軟剤投入口22の、洗濯兼脱水槽4の回転中心と反対側に設けることで、被洗浄物23が洗濯兼脱水槽4から飛び出すのを防止することができる。
しかしながら、洗濯機1は、前回の一連の運転が終了した時、洗濯兼脱水槽4は任意の位置で停止するので、流体バランサ20に設けられた柔軟剤自動流出装置21および柔軟剤投入口22は、どの位置に停止しているかは判断できないものである。そのため、図10に示すように、柔軟剤投入口22が給水弁16の給水口16aの近傍に停止していて、流体バランサ20の開口部20a近傍まで乾いた被洗浄物23が洗濯兼脱水槽4内に投入されている状態で運転が開始され、給水口16aから洗濯水が給水されると、被洗浄物23の投入状態によっては、洗濯水の一部が被洗浄物23によって柔軟剤自動流出装置21側に飛び散ってしまい、流体バランサ20の柔軟剤投入口22を介して柔軟剤自動流出装置21内に浸入する場合が生じてしまう。そのため、洗い行程の洗濯水の給水中に、柔軟剤自動流出装置21内にある柔軟剤と洗濯水とが混ざり合って柔軟剤の濃度が低下してしまい、さらには柔軟剤自動流出装置21から柔軟剤が溢れ出してしまって、洗い行程時に所定量の柔軟剤が柔軟剤自動流出装置に蓄えられず、そのために、最終のすすぎ行程で所定量の柔軟剤が洗濯兼脱水槽に投入されずに、柔軟剤による所定の性能を得ることができないという問題が発生してしまう。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、すすぎ行程で柔軟剤による所定の性能を得ることを目的としている。
前記従来の課題を解決するため、本発明の洗濯機は、本体内に配設し内部に脱水回転可能な洗濯兼脱水槽を有した水槽と、洗濯兼脱水槽の底面に回転自在に配設したパルセータと、洗濯兼脱水槽の上端部に設けた流体バランサと、流体バランサに配置され柔軟剤を最終すすぎ行程開始前に水槽内に流出させる柔軟剤自動流出装置と、洗濯、すすぎ、脱水など一連の動作を制御する制御手段と、流体バランサに設けられ柔軟剤自動流出装置と連通する柔軟剤投入口とを備え、前記流体バランサの略上部および前記柔軟剤投入口の前記洗濯兼脱水槽の回転中心側にバランサリブを設けたものである。
これにより、被洗浄物が、洗濯兼脱水槽から飛び出すのを防止することができるとともに、給水口から洗濯水が給水されるときに、洗濯水の一部が被洗浄物によって柔軟剤自動流出装置側に飛び散って、流体バランサの柔軟剤投入口を介して柔軟剤自動流出装置内に浸入するのを防止することができる。
本発明の洗濯機は、被洗浄物が、洗濯兼脱水槽から飛び出すのを防止することができるとともに、給水口から洗濯水が給水されるときに、洗濯水の一部が被洗浄物によって柔軟剤自動流出装置側に飛び散って、流体バランサの柔軟剤投入口を介して柔軟剤自動流出装置内に浸入するのを防止することができる。
したがって、洗い行程の洗濯水の給水中に、柔軟剤投入口に洗濯水が浸入しないので、柔軟剤自動流出装置の貯留部内にある柔軟剤と洗濯水とが混ざり合って柔軟剤の濃度が低下することはない。また、柔軟剤自動流出装置の貯留部から柔軟剤が溢れ出して洗い行程時に所定量の柔軟剤が柔軟剤自動流出装置の貯留部に蓄えられずに、最終のすすぎ行程で所定量の柔軟剤が洗濯兼脱水槽に投入できなかったりすることがない。このように、柔軟剤による所定の性能を安定的に得ることができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の前後方向の縦断面図 同洗濯機の柔軟剤投入口近傍にバランサリブを設けた場合の斜視図 同洗濯機の流体バランサに設けた柔軟剤自動流出装置の横断面図 (a)同洗濯機の柔軟剤自動流出装置の柔軟剤ケース近傍の縦断面図(b)同洗濯機の柔軟剤自動流出装置の第2室および第3室近傍の縦断面図(c)同洗濯機の柔軟剤自動流出装置の柔軟剤流出口近傍の縦断面図 同洗濯機の柔軟剤自動流出装置および柔軟剤投入口蓋が給水口近傍に配置されたときの給水状態図 従来の洗濯機の前後方向の縦断面図 従来の洗濯機の柔軟剤投入口近傍の斜視図 従来の洗濯機の流体バランサにバランサリブを設けた場合の前後方向の縦断面図 従来の洗濯機の柔軟剤投入口近傍にバランサリブを設けた場合の斜視図 従来の洗濯機の衣類から飛散した水が柔軟剤投入口へ浸入する場合の部分拡大図
第1の発明は、本体内に配設し内部に脱水回転可能な洗濯兼脱水槽を有した水槽と、洗濯兼脱水槽の底面に回転自在に配設したパルセータと、洗濯兼脱水槽の上端部に設けた流体バランサと、流体バランサに配置され柔軟剤を最終すすぎ行程開始前に水槽内に流出させる柔軟剤自動流出装置と、洗濯、すすぎ、脱水など一連の動作を制御する制御手段と、流体バランサに設けられ柔軟剤自動流出装置と連通する柔軟剤投入口とを備え、前記流体バランサの略上部および前記柔軟剤投入口の前記洗濯兼脱水槽の回転中心側にバランサリブを設けたものであり、被洗浄物が、洗濯兼脱水槽から飛び出すのを防止することができるとともに、給水口から洗濯水が給水されるときに、洗濯水の一部が被洗浄物によって柔軟剤自動流出装置側に飛び散って、流体バランサの柔軟剤投入口を介して柔軟剤自動流出装置内に浸入するのを防止することができる。
したがって、洗い行程の洗濯水の給水中に、柔軟剤投入口に洗濯水が浸入しないので、柔軟剤自動流出装置の貯留部内にある柔軟剤と洗濯水とが混ざり合って柔軟剤の濃度が低下することはない。また、柔軟剤自動流出装置の貯留部から柔軟剤が溢れ出して洗い行程時に所定量の柔軟剤が柔軟剤自動流出装置の貯留部に蓄えられずに、最終のすすぎ行程で所定量の柔軟剤が洗濯兼脱水槽に投入できなかったりすることがない。このように、柔軟剤による所定の性能を安定的に得ることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のバランサリブを前記柔軟剤投入口の周囲に設けたものであり、バランサリブにより、柔軟剤をどの範囲に投入すれば柔軟剤自動流出装置内に確実に供給できるかを明確にすることができるので、使用者は、柔軟剤を柔軟剤投入口に投入しやすくなり、所定量の柔軟剤を柔軟剤自動流出装置の貯留部に供給することができ、最終のすすぎ行程で所定量の柔軟剤を洗濯兼脱水槽に投入し、柔軟剤による所定の性能を安定的に得ることができる。
第3の発明は、特に、第2の発明のバランサリブは、前記柔軟剤投入口の前記洗濯兼脱水槽の回転中心と反対側に設けた前記バランサリブの一部に切り欠き部を設けたものであり、柔軟剤は、柔軟剤投入口から溢れ出てきても、切り欠き部から、流体バランサと水槽との隙間に流れていき、水槽の底部に流れていくようにすることができる。これにより、例えば、第一の脱水行程中に柔軟剤自動流出装置21から柔軟剤が逆流して柔軟剤投入口22から溢れ出てきたような場合でも、洗濯兼脱水槽4の遠心力により、逆流して出てきた柔軟剤は、バランサリブ24の切り欠き部24aから水槽3に向かって流れていくので、柔軟剤が、柔軟剤投入口22およびバランサリブ24の上端から飛び出して水槽3の外に飛び散ってしまったり、蓋18の裏面や、上部枠体17に付着したり、洗濯機1が置かれている床面に落ちたりせず、洗濯機1や洗濯機1が置かれている床面を汚してしまうのを防止することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
図1に示す洗濯機1において、吊り棒2により水槽3が吊り下げられており、水槽3の内部に洗濯兼脱水槽4が脱水回転可能に設けられている。洗濯兼脱水槽4は、底部にパルセータ5が回転自在に配設され、パルセータ5と一体に下側羽根6が設けられている。駆動手段7は、Vベルト8および減速機構9を介してパルセータ5または洗濯兼脱水槽4を駆動する。
リント用循環水路10および散水ノズル用循環水路11は、パルセータ5の下側羽根6外周のポンプ室12から洗濯兼脱水槽4の上部に至るように設けられ、上部に着脱可能なリントフィルタ13および散水ノズル14がそれぞれ設けられている。排水弁15は水槽3内の洗濯水を排水するものであり、給水弁16は水槽3内に給水するものである。洗濯機1の上部を構成する上部枠体17に蓋18が開閉自在に設けられ、また、その前方に制御手段19が設けられている。洗濯兼脱水槽4の上部には脱水時の振動を低減させるための流体バランサ20が設けられ、この流体バランサ20の中心側に柔軟剤自動流出装置21が設けられている。
給水弁16からの水道水が水槽3内の洗濯兼脱水槽4内に確実に給水されるように、給水弁16に連通する給水口16aは、洗濯兼脱水槽4の流体バランサ20の開口部20aの略上方に配置されている。
なお、図2に示すように、流体バランサ20の柔軟剤自動流出装置21が配置される部分に、柔軟剤自動流出装置21に連通する柔軟剤投入口22を設けているので、使用者は、柔軟剤を柔軟剤投入口22から柔軟剤自動流出装置21に投入することができる。
被洗浄物23が、洗濯兼脱水槽4から飛び出すのを防止するために、図1に示すように、流体バランサ20の略上部にバランサリブ24を流体バランサ20の内周に沿って設けている。柔軟剤投入口22近傍にも、バランサリブ24を、図2に示すように、柔軟剤投入口22の、洗濯兼脱水槽4の回転中心側に設けている。
これにより、給水口16aから洗濯水が給水されるときに、洗濯水の一部が被洗浄物23によって柔軟剤自動流出装置21側に飛び散って、流体バランサ20の柔軟剤投入口22を介して柔軟剤自動流出装置21内に浸入するのを防止することができる。
また、被洗浄物23が柔軟剤投入口22の上部に載ってしまうのを防止することができる。
上記構成において動作を説明すると、使用者が蓋18を開いて衣類などの被洗浄物23を洗濯兼脱水槽4内に投入し、洗濯機1の電源を入れてスタートボタン(図示しない)を押すと、駆動手段7により洗濯兼脱水槽4が正逆回転して被洗浄物23の量を検知する。そして、操作部(図示しない)に必要な洗剤量を表示するので、使用者はまず、洗剤を所定の位置に投入し(洗濯兼脱水槽4内でもよい)、次に、所定量の柔軟剤を柔軟剤投入口22から投入し、その後、蓋18を閉じることで、給水弁16を介して給水口16aから洗濯兼脱水槽4内に所定量の洗濯水が供給される。
所定量の洗濯水が供給されるとパルセータ5が正逆回転して被洗浄物23を洗う洗い行程が行われる。
所定時間の洗い行程が終了すると排水弁15により水槽3内の洗濯水が洗濯機1外へ排水される。そして、洗濯水が排水されると洗濯兼脱水槽4が高速回転して(例えば300r/min)、第一の脱水行程が行われる。
第一の脱水行程が終了すると、すすぎ水が供給されてパルセータ5が正逆回転し、被洗浄物23をすすぐ第一のすすぎ行程が行われる。第一のすすぎ行程が終了すると、水槽3内の洗濯水が洗濯機1外へ排水され、第二の脱水行程(例えば洗濯兼脱水槽4の回転数:300r/minで洗濯兼脱水槽4が高速回転する)が行われる。さらに、すすぎ水が供給されて最終すすぎ行程が行われ、その後、水槽3内の洗濯水が排水され、第三の脱水行程(例えば洗濯兼脱水槽4の回転数:800r/minで洗濯兼脱水槽4が高速回転する)が行われる。
第三の脱水行程が行われると、運転が終了する。
次に、この運転にしたがって柔軟剤自動流出装置21内を流れる柔軟剤の動作を説明する。
図3は、柔軟剤が流れる柔軟剤自動流出装置21内の要部横断面図、図4(a)は、柔軟剤の柔軟剤自動流出装置21の第2室48への移動時の断面図、図4(b)は、第4室52への柔軟剤の移動時の断面図、図4(c)は、柔軟剤自動流出装置21から水槽3への柔軟剤流出時の断面図である。
図3および図4に示すように、流体バランサ20に設けた柔軟剤自動流出装置21の外壁44と内壁45との間に柔軟剤の貯留部46を設けるとともに、この貯留部46から、第1移動通路47を介して第1室48を設け、また、第2移動通路49を介して第2室50を設け、また、第3移動通路51を介して第3室52を設け、さらに、第4移動通路53および流出通路54を介して柔軟剤流出口55を設けている。
上記構成において柔軟剤の移動を説明すると、まず、洗い開始時に、柔軟剤投入口22から貯留部46に投入された柔軟剤は、洗い終了後の第1の脱水行程時の遠心力により、矢印aのように第1移動通路47を通って第1室48に移動する。第1室48に移動した柔軟剤は第1の脱水行程終了までbのように第一の脱水行程時の遠心力により第1室48の外側壁56に張り付いた状態となっている。第1の脱水行程終了後、すなわち第1のすすぎ行程時に遠心力はなくなるので、柔軟剤は矢印cのように第2移動通路49を通り、第2室50に移動する。
つぎに、柔軟剤は第1のすすぎ行程終了後の第2の脱水行程時の遠心力により、矢印dのように第3移動通路51を通り第3室52に移動する。第3室52に移動した柔軟剤は第2の脱水行程終了までeのように遠心力により第3室52の外側壁57に張り付いた状態となっている。第2の脱水行程終了後、すなわち最終すすぎ行程時に遠心力はなくなるので、柔軟剤は矢印fのように第4移動通路53を通り、さらに矢印gのように流出通路54を通った後、矢印hのように柔軟剤流出口55より出て、水槽3と洗濯兼脱水槽4の間に落下する。
このように構成された本実施例によれば、図1〜図5に示すように、流体バランサ20の略上部にバランサリブ24を流体バランサ20の内周に沿って設け、柔軟剤投入口22の、洗濯兼脱水槽4の回転中心側にも、バランサリブ24を設けることにより、被洗浄物23が、洗濯兼脱水槽4から飛び出すのを防止することができるとともに、給水口16aから洗濯水が給水されるときに、洗濯水の一部が被洗浄物23によって柔軟剤自動流出装置21側に飛び散って、流体バランサ20の柔軟剤投入口22を介して柔軟剤自動流出装置21内に浸入するのを防止することができる。
したがって、洗い行程の洗濯水の給水中に、柔軟剤投入口22に洗濯水が浸入しないので、柔軟剤自動流出装置21の貯留部46内にある柔軟剤と洗濯水とが混ざり合って柔軟剤の濃度が低下したりせず、また柔軟剤自動流出装置21の貯留部46から柔軟剤が溢れ出して、洗い行程時に所定量の柔軟剤が柔軟剤自動流出装置21の貯留部46に蓄えられずに、最終のすすぎ行程で所定量の柔軟剤が洗濯兼脱水槽4に投入できなかったりすることがないので、柔軟剤による所定の性能を得ることができる。
また、図2に示すように、柔軟剤投入口22の周辺にバランサリブ24を設けることにより、バランサリブ24により、柔軟剤をどの範囲に投入すれば柔軟剤自動流出装置21内に確実に供給できるかを明確にすることができるので、使用者は、柔軟剤を柔軟剤投入口22に投入しやすくなり、所定量の柔軟剤を柔軟剤自動流出装置21の貯留部46に供給することができ、最終のすすぎ行程で所定量の柔軟剤を洗濯兼脱水槽4に投入し、柔軟剤による所定の性能を得ることが確実にできるようになる。
また、柔軟剤は粘性の高い液体のため、洗濯機1を長期に渡り使用すると、柔軟剤自動流出装置21の柔軟剤が流れる経路の一部、例えば、第1移動通路47、第2移動通路49、第3移動通路51等に柔軟剤が固着して、柔軟剤が流れる経路の一部が柔軟剤により塞がってしまって、柔軟剤自動流出装置21内を柔軟剤が流れないという不具合が生じる可能性がある。仮にこのような状態で柔軟剤を使用者が柔軟剤投入口22から投入すると、柔軟剤が柔軟剤投入口22から溢れ出てしまい、そのまま、第一の脱水行程を行うと、柔軟剤投入口22から溢れ出た柔軟剤は、柔軟剤投入口22およびバランサリブ24の上端から飛び出して、水槽3の外に飛び散ってしまい、蓋18の裏面や、上部枠体17に付着したり、洗濯機1が置かれている床面に落ちたりして、洗濯機1や洗濯機1が置かれている床面を汚してしまう可能性がある。
そこで、そのような事態が生じないようにするために、図2に示すように、柔軟剤投入口22の洗濯兼脱水槽4の回転中心と反対側にあるバランサリブ24の一部に切り欠き部24aを設けることにより、柔軟剤は、柔軟剤投入口22から溢れ出てきても、切り欠き部24aから、流体バランサ20と水槽3との隙間に流れていき、水槽3の底部に流れていくようにすることができる。これにより、例えば、第一の脱水行程中に柔軟剤自動流出装置21から柔軟剤が逆流して柔軟剤投入口22から溢れ出てきたような場合でも、洗濯兼脱水槽4の遠心力により、逆流して出てきた柔軟剤は、バランサリブ24の切り欠き部24aから水槽3に向かって流れていくので、柔軟剤が、柔軟剤投入口22およびバランサリブ24の上端から飛び出して水槽3の外に飛び散ってしまったり、蓋18の裏面や、上部枠体17に付着したり、洗濯機1が置かれている床面に落ちたりせず、洗濯機1や洗濯機1が置かれている床面を汚してしまうのを防止することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、柔軟剤による所定の性能を得ることができるので、家庭用の洗濯機だけでなく、業務用の洗濯機の用途にも適用できる。
1 洗濯機
3 水槽
4 洗濯兼脱水槽
5 パルセータ
19 制御手段
20 流体バランサ
21 柔軟剤自動流出装置
22 柔軟剤投入口
24 バランサリブ
24a 切り欠き部

Claims (3)

  1. 本体内に配設し内部に脱水回転可能な洗濯兼脱水槽を有した水槽と、前記洗濯兼脱水槽の底面に回転自在に配設したパルセータと、前記洗濯兼脱水槽の上端部に設けた流体バランサと、前記流体バランサに配置され柔軟剤を最終すすぎ行程開始前に前記水槽内に流出させる柔軟剤自動流出装置と、洗濯、すすぎ、脱水など一連の動作を制御する制御手段と、前記流体バランサに設けられ前記柔軟剤自動流出装置と連通する柔軟剤投入口とを備え、前記流体バランサの略上部および前記柔軟剤投入口の前記洗濯兼脱水槽の回転中心側にバランサリブを設けた洗濯機。
  2. 前記バランサリブを前記柔軟剤投入口の周囲に設けた請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記バランサリブは、前記柔軟剤投入口の前記洗濯兼脱水槽の回転中心と反対側に設けた前記バランサリブの一部に切り欠き部を設けた請求項2に記載の洗濯機。
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