JP2014054494A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗濯機の脱水回転による柔軟剤の飛び散りを無くし機体の汚れを防止する。
【解決手段】本体内に配設された外槽と、前記外槽の内部に配設され、回転可能な内槽と、前記外および前記内槽を回転駆動するモータと、前記内槽の上部に設けられ、柔軟剤をすすぎ工程時に前記外槽内に流出させる柔軟剤自動流出装置を有したバランサとを設け、前記バランサは、上部に前記柔軟剤自動流出装置と連通する柔軟剤投入口と、前記柔軟剤投入口を覆う柔軟剤投入口蓋と、前記軟剤投入口の周囲に設けられ、前記バランサの上端部から上方へと延設する投入口リブとを含み、前記バランサの上端部は、前記投入口リブに対向する外周側が略平面形状で構成される。
【選択図】図4
【解決手段】本体内に配設された外槽と、前記外槽の内部に配設され、回転可能な内槽と、前記外および前記内槽を回転駆動するモータと、前記内槽の上部に設けられ、柔軟剤をすすぎ工程時に前記外槽内に流出させる柔軟剤自動流出装置を有したバランサとを設け、前記バランサは、上部に前記柔軟剤自動流出装置と連通する柔軟剤投入口と、前記柔軟剤投入口を覆う柔軟剤投入口蓋と、前記軟剤投入口の周囲に設けられ、前記バランサの上端部から上方へと延設する投入口リブとを含み、前記バランサの上端部は、前記投入口リブに対向する外周側が略平面形状で構成される。
【選択図】図4
Description
本発明は、柔軟剤自動流出装置を設けた洗濯機に関する。
従来、この種の洗濯機1は図7に示すような構成をしている。以下、その構成について説明する。
図7に示す従来の洗濯機1の縦断面図において、洗濯機1は、吊り棒2により水受け槽3を吊り下げており、水受け槽3の内部に洗濯兼脱水槽4を脱水回転可能に設けている。洗濯兼脱水槽4は、底部にパルセータ5を回転自在に配設し、パルセータ5と一体に下側羽根6を設けている。モータ(駆動手段)7は、Vベルト8および減速機構9を介してパルセータ5または洗濯兼脱水槽4を駆動する。
リント用循環水路10および散水ノズル用循環水路11は、パルセータ5の下側羽根6外周のポンプ室12から洗濯兼脱水槽4の上部に至るように設け、上部に着脱可能なリントフィルタ13および散水ノズル14をそれぞれ設けている。排水弁15は水受け槽3内の洗濯水を排水するものであり、給水弁16は水受け槽3内に給水するものである。洗濯機1の上部を構成する上部枠体17に蓋18を開閉自在に設け、また、その前方に制御手段19を設けている。洗濯兼脱水槽4の上部には脱水時の振動を低減させるための流体バランサ20を設け、この流体バランサ20に柔軟剤自動流出装置21を設けている(特許文献1、2参照)。給水弁16からの水道水が水受け槽3内の洗濯兼脱水槽4内に確実に給水されるように、給水弁16に連通する給水口16aは、洗濯兼脱水槽4の流体バランサ20の開口部20aの略上方に配置されている。
なお、柔軟剤自動流出装置21の一部である柔軟剤ケース22は、図8に示すように、流体バランサ20から着脱することができるので、使用者は柔軟剤ケース22を流体バランサ20から取り外して柔軟剤を柔軟剤ケース22に投入してもよいし、流体バランサ20の柔軟剤ケース22が配置される部分には、図9に示すように柔軟剤投入口23が設けられているので、使用者は柔軟剤を、柔軟剤ケース22を取り外さずに、柔軟剤投入口23から柔軟剤ケース22に投入してもよい。
また、基本の運転工程は、給水―洗いー排水―第一の脱水―給水―第一のすすぎー排水―第二の脱水―給水―最終すすぎー排水―最終脱水工程である。
上記構成において柔軟剤の移動を説明すると、図10および図11(a)に示すように、まず、洗い開始前に柔軟剤ケース22に投入された柔軟剤は、洗い終了後の第1の脱水工程時の遠心力により、矢印aのように第1移動通路47を通って第1室48に移動する。第1室48に移動した柔軟剤は第1の脱水工程終了まで、bのように遠心力により第1室48の外側壁56に張り付いた状態となっている。第1の脱水工程終了後に柔軟剤は矢印cのように第2移動通路49を通り、第2室50に移動する。
つぎに、図11(b)に示すように、柔軟剤は第1のすすぎ工程終了後の第2の脱水工程時の遠心力により、矢印dのように第3移動通路51を通り第3室52に移動する。第3室52に移動した柔軟剤は第2の脱水工程終了までeのように遠心力により第3室52の外側壁57に張り付いた状態となっている。第2の脱水工程終了後に柔軟剤は矢印fのように第4移動通路53を通り、さらに、図11(c)に示すように、矢印gのように流出通路54を通った後、矢印hのように柔軟剤流出口55より出て、水受け槽3と洗濯兼脱水槽4の間に落下させるものである。
ただし、この構成においては、一連の運転が終了したとき洗濯兼脱水槽4は任意の位置で停止するため、給水口16aからの柔軟剤投入口23への水の浸入対策が必要となり、柔軟剤投入口蓋26が設けられる構成となる。柔軟剤投入口蓋26の具体的な構成においては、図9に示すように、流体バランサ20において柔軟剤ケース22と連通した柔軟剤投入口23の周辺に、投入口リブ25が設けられ、投入口リブ25の上面25aに接して柔軟剤投入口23を覆う柔軟剤投入口蓋26が設けられている。
柔軟剤投入口蓋26は流体バランサ20の投入口リブ25の上面25a近傍に設けられた軸受部27に挿入されて、流体バランサ20の半径方向に対して回動自在に構成されており、柔軟剤投入口蓋26は洗濯機1の中心側へ回動させると柔軟剤投入口23を開き、反対方向に回動させると柔軟剤投入口蓋26は柔軟剤投入口23を閉じるように構成されている。また、柔軟剤投入口蓋26の断面形状は図12および図13に示すように、平板状もしくはその外周に蓋側に柔軟剤80を投入されても洩れ落ちない目的とした壁状のリブである蓋リブ29が設けられたものがあり(特許文献3参照)、それらは、閉鎖時に流体バランサ20に設けた凹部32に嵌合し収納する構成としていた。
しかしながら、図7〜図13に示されるような従来の洗濯機1の構成では、以下のような課題がある。
柔軟剤投入口23および柔軟剤投入口蓋26へ投入された柔軟剤は、粘性を含む流体であり投入部を構成する部品に残留付着することが多く、脱水時の回転では、その柔軟剤が柔軟剤投入口蓋26を介して端部から飛び散ったり、流体バランサ20上部に設けた嵌合用の凹部32に堆積する汚れの発生を起こしていた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、柔軟剤による汚れの防止を行い、美しい製品の提供を実現させることを目的としている。
前記従来の課題を解決するため、本発明の洗濯機は、本体内に配設された外槽と、
前記外槽の内部に配設され、回転可能な内槽と、
前記外および前記内槽を回転駆動するモータと、
前記内槽の上部に設けられ、柔軟剤をすすぎ工程時に前記外槽内に流出させる柔軟剤自動流出装置を有したバランサとを設け、
前記バランサは、上部に前記柔軟剤自動流出装置と連通する柔軟剤投入口と、前記柔軟剤投入口を覆う柔軟剤投入口蓋と、前記軟剤投入口の周囲に設けられ、前記バランサの上端部から上方へと延設する投入口リブとを含み、
前記バランサの上端部は、前記投入口リブに対向する外周側が略平面形状で構成されたものである。
前記外槽の内部に配設され、回転可能な内槽と、
前記外および前記内槽を回転駆動するモータと、
前記内槽の上部に設けられ、柔軟剤をすすぎ工程時に前記外槽内に流出させる柔軟剤自動流出装置を有したバランサとを設け、
前記バランサは、上部に前記柔軟剤自動流出装置と連通する柔軟剤投入口と、前記柔軟剤投入口を覆う柔軟剤投入口蓋と、前記軟剤投入口の周囲に設けられ、前記バランサの上端部から上方へと延設する投入口リブとを含み、
前記バランサの上端部は、前記投入口リブに対向する外周側が略平面形状で構成されたものである。
これにより、内槽の高速回転時による遠心力により、柔軟剤投入口蓋から飛散した柔軟剤は、投入口リブにより案内されてバランサ上面に付着する。バランサは内槽と共に回転するため、バランサ上面に付着した柔軟剤にも遠心力が加わり、バランサ上面に沿ってバランサの外周側へと移動し、外槽と内槽との間に柔軟剤を落下させることができる。よって、柔軟剤が内槽以外の構成部品へと付着することを抑制でき、洗濯機を清潔な状態に維持することができる。
さらに、本発明の洗濯機は、投入口リブに対向する外周側の流体バランサの上面を、凹凸の形成が無い略平面形状とすることにより、柔軟剤投入口より漏れ出た柔軟剤の溜まり部がなくなり、より一層洗濯機を清潔な状態に維持することができる。
本発明の洗濯機は、柔軟剤の洗濯兼脱水槽4以外の構成部品への付着が抑制でき、洗濯機を清潔な状態に維持することができる。
第1の発明は、本体内に配設された外槽と、
前記外槽の内部に配設され、回転可能な内槽と、
前記外および前記内槽を回転駆動するモータと、
前記内槽の上部に設けられ、柔軟剤をすすぎ工程時に前記外槽内に流出させる柔軟剤自動流出装置を有したバランサとを設け、
前記バランサは、上部に前記柔軟剤自動流出装置と連通する柔軟剤投入口と、前記柔軟剤投入口を覆う柔軟剤投入口蓋と、前記軟剤投入口の周囲に設けられ、前記バランサの上端部から上方へと延設する投入口リブとを含み、
前記バランサの上端部は、前記投入口リブに対向する外周側が略平面形状で構成されたものである。
前記外槽の内部に配設され、回転可能な内槽と、
前記外および前記内槽を回転駆動するモータと、
前記内槽の上部に設けられ、柔軟剤をすすぎ工程時に前記外槽内に流出させる柔軟剤自動流出装置を有したバランサとを設け、
前記バランサは、上部に前記柔軟剤自動流出装置と連通する柔軟剤投入口と、前記柔軟剤投入口を覆う柔軟剤投入口蓋と、前記軟剤投入口の周囲に設けられ、前記バランサの上端部から上方へと延設する投入口リブとを含み、
前記バランサの上端部は、前記投入口リブに対向する外周側が略平面形状で構成されたものである。
これにより、内槽の高速回転時による遠心力により、柔軟剤投入口蓋から飛散した柔軟剤は、投入口リブにより案内されてバランサ上面に付着する。バランサは内槽と共に回転するため、バランサ上面に付着した柔軟剤にも遠心力が加わり、バランサ上面に沿ってバランサの外周側へと移動し、外槽と内槽との間に柔軟剤を落下させることができる。よって、柔軟剤が内槽以外の構成部品へと付着することを抑制でき、洗濯機を清潔な状態に維持することができる。
さらに、投入口リブに対向する外周側の流体バランサの上面を、凹凸の形成が無い略平面形状とすることにより、柔軟剤投入口より漏れ出た柔軟剤の溜まり部がなくなり、より一層洗濯機を清潔な状態に維持することができる。
上記構成において、前記柔軟剤投入口蓋は、前記投入口リブを外側から覆う蓋リブを含み、前記蓋リブの下端は、前記外槽の上端の高さよりも下方に位置することとしてもよい。
これにより、柔軟剤投入部から柔軟剤が飛散する際に、投入口蓋によって飛散方向を下向きに強制させることができる。また、下向きに飛散した柔軟剤は、脱水槽の回転による遠心力により、バランサ上面に沿って外側へと流れていき、受筒内部へ供給されることとなる。よって、柔軟剤の受筒への固着を抑制でき、洗濯機を清潔な状態に維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
(実施の形態1)
図1に示す洗濯機1において、吊り棒2により水受け槽3が吊り下げられており、水受け槽3の内部に洗濯兼脱水槽4が脱水回転可能に設けられている。洗濯兼脱水槽4は、底部にパルセータ5が回転自在に配設され、パルセータ5と一体に下側羽根6が設けられている。モータ(駆動手段)7は、Vベルト8および減速機構9を介してパルセータ5または洗濯兼脱水槽4を駆動する。
図1に示す洗濯機1において、吊り棒2により水受け槽3が吊り下げられており、水受け槽3の内部に洗濯兼脱水槽4が脱水回転可能に設けられている。洗濯兼脱水槽4は、底部にパルセータ5が回転自在に配設され、パルセータ5と一体に下側羽根6が設けられている。モータ(駆動手段)7は、Vベルト8および減速機構9を介してパルセータ5または洗濯兼脱水槽4を駆動する。
リント用循環水路10および散水ノズル用循環水路11は、パルセータ5の下側羽根6外周のポンプ室12から洗濯兼脱水槽4の上部に至るように設けられ、上部に着脱可能なリントフィルタ13および散水ノズル14がそれぞれ設けられている。排水弁15は水受け槽3内の洗濯水を排水するものであり、給水弁16は水受け槽3内に給水するものである。洗濯機外枠1の上部を構成する上部枠体17に蓋18が開閉自在に設けられ、また、その前方に制御手段19が設けられている。洗濯兼脱水槽4の上部には脱水時の振動を低減させるためのバランサとしての流体バランサ20が設けられる。環状に構成された流体バランサ20の中心側に柔軟剤自動流出装置21が設けられている。
給水弁16からの水道水が水受け槽3内の洗濯兼脱水槽4内に確実に給水されるように、給水弁16に連通する給水口16aは、洗濯兼脱水槽4の流体バランサ20の開口部20aの略上方に配置されている。
なお、柔軟剤自動流出装置21の一部を構成する柔軟剤ケース22は図2から図4に示すように、流体バランサ20の中心側に向かって、流体バランサ20から着脱することができる。よって、使用者は柔軟剤ケース22を流体バランサ20から取り外して柔軟剤を柔軟剤ケース22に投入することができる。
また、流体バランサ20は、柔軟剤ケース22と連通した柔軟剤投入口23の周辺の上面には、流体バランサ20の上端部から上方へと延設する投入口リブ25が設けられる。流体バランサ20の上端部は、投入口リブ25に対向する外周側が、凹凸を有さない略平面形状に構成される。流体バランサ20は、投入口リブ25の上端に接して、柔軟剤投入口23を覆う柔軟剤投入口蓋26を含む。柔軟剤投入口蓋26は投入口リブ25の上面近傍に設けられた軸受部27に挿入されて、流体バランサ20の半径方向に対して回動自在に構成される。使用者が柔軟剤投入口蓋26の把手部26aを持って洗濯機1の中心側に向かって柔軟剤投入口蓋26を回動させると、柔軟剤投入口蓋26は柔軟剤投入口23を開き、使用者が柔軟剤投入口蓋26を洗濯機1の中心側と反対方向に回転させると、柔軟剤投入口蓋26は柔軟剤投入口23を閉じるように構成されている。
それゆえ、使用者は、柔軟剤ケース22を取り外さずに、柔軟剤投入口蓋26を開くことで、柔軟剤を流体バランサ20の柔軟剤投入口23から柔軟剤ケース22に投入することもできる。流体バランサ20に設けられた回動規制手段28は、柔軟剤投入口蓋26の回動角度を規制するものであり、柔軟剤投入口蓋26は凸部によって構成する回動規制手段28により、柔軟剤投入口23を閉じた状態から180°以上回動しないように規制されている。
柔軟剤投入口蓋26の外周部には、投入口リブ25の外側に配置されるように柔軟剤投入口23を覆う蓋リブ29が設けられている。蓋リブ29は、流体バランサ20へと下方に延設する。特に、蓋リブ29は、柔軟剤投入口蓋26の閉鎖時に流体バランサ20上面との隙間(距離)を3mm以下として構成される。柔軟剤投入口蓋26の、柔軟剤投入口23と相対する面26cには、引掛け部30が設けられる。投入口リブ25には、引掛け部30が引っ掛かる引掛け穴31が設けられている。そのため、柔軟剤投入口蓋26が柔軟剤投入口23を閉じると、引掛け部30が引掛け穴31に引っ掛かるようになっている。
上記構成において動作を説明すると、使用者が蓋18を開いて衣類などの被洗浄物24を洗濯兼脱水槽4内に投入し、洗濯機1の電源を入れてスタートボタン(図示しない)を押すと、モータ(駆動手段)7により洗濯兼脱水槽4が正逆回転して被洗浄物24の量を検知する。そして、操作部(図示しない)に必要な洗剤量を表示するので、使用者は洗剤を所定の位置に投入し(洗濯兼脱水槽4内でもよい)、柔軟剤投入口蓋26を開いて所定量の柔軟剤を柔軟剤投入口23から投入(柔軟剤ケース22を取り外して入れてもよい)し、その後、柔軟剤投入口蓋26を閉じ、さらに、蓋18を閉じることで、給水弁16を介して給水口16aから洗濯兼脱水槽4内に所定量の水道水が供給される。所定量の水道水が供給されるとパルセータ5が正逆回転して被洗浄物24を洗う洗い工程が行われる。所定時間の洗い工程が終了すると排水弁15により水受け槽3内の洗濯水が洗濯機1外へ排水される。
洗濯水の排水が終了すると、洗濯兼脱水槽4が高速回転して(例えば300r/min)、第一の脱水工程が行われる。第一の脱水工程が終了すると、再び水道水が供給されてパルセータ5が正逆回転し、被洗浄物24をすすぐ第一のすすぎ工程が行われる。
第一のすすぎ工程が終了すると、水受け槽3内の洗濯水が洗濯機1外へ排水され、第二の脱水工程(例えば洗濯兼脱水槽4の回転数:300r/minで洗濯兼脱水槽4が高速回転する)が行われる。さらに、水道水が供給されて最終すすぎ工程が行われ、その後、水受け槽3内の洗濯水が排水され、第三の脱水工程(例えば洗濯兼脱水槽4の回転数:800r/minで洗濯兼脱水槽4が高速回転する)が行われる。第三の脱水工程が行われると、運転が終了する。次に、この運転にしたがって柔軟剤自動流出装置21内を流れる柔軟剤の動作を説明する。
図5は、柔軟剤が流れる柔軟剤自動流出装置21内の要部横断面図、図6(a)は、柔軟剤の柔軟剤自動流出装置21の第2室48への移動時の断面図、図6(b)は、第4室52への柔軟剤の移動時の断面図、図6(c)は、柔軟剤自動流出装置21から水受け槽3への柔軟剤流出時の断面図である。
図5および図6に示すように、流体バランサ20に設けた柔軟剤自動流出装置21の外壁44と内壁45との間に柔軟剤ケース22を着脱可能に設けるとともに、この柔軟剤ケース22から、第1移動通路47を介して第1室48を設け、また、第2移動通路49を介して第2室50を設け、また、第3移動通路51を介して第3室52を設け、さらに、第4移動通路53および流出通路54を介して柔軟剤流出口55を設けている。
上記構成において柔軟剤の移動を説明すると、まず、洗い開始時に柔軟剤ケース22に投入された柔軟剤は、洗い終了後の第1の脱水工程時の遠心力により、矢印aのように第1移動通路47を通って第1室48に移動する。第1室48に移動した柔軟剤は第1の脱水工程終了までbのように遠心力により第1室48の外側壁56に張り付いた状態となっている。第1の脱水工程終了後、すなわち第1のすすぎ工程時に柔軟剤は矢印cのように第2移動通路49を通り、第2室50に移動する。
つぎに、柔軟剤は第1のすすぎ工程終了後の第2の脱水工程時の遠心力により、矢印dのように第3移動通路51を通り第3室52に移動する。第3室52に移動した柔軟剤は第2の脱水工程終了までeのように遠心力により第3室52の外側壁57に張り付いた状態となっている。第2の脱水工程終了後、すなわち最終すすぎ工程時に柔軟剤は矢印fのように第4移動通路53を通り、さらに矢印gのように流出通路54を通った後、矢印hのように柔軟剤流出口55より出て、水受け槽3と洗濯兼脱水槽4の間に落下する。
このように構成された本実施例によれば、柔軟剤投入口蓋26には閉鎖時に下方に構成する流体バランサへと延設する蓋リブ29を設けると共に、その蓋リブ29と対面する前記流体バランサ20の上面を、凹凸を有さない略平面形状で構成させたことにより、洗濯兼脱水槽の高速回転時による遠心力により、柔軟剤が柔軟剤投入口蓋から飛散した場合、下方へ延設させた蓋リブ29が流体バランサ20上面への誘導部位となり、流体バランサ20の上面に付着させることができる。その結果、流体バランサ20は前記洗濯兼脱水槽と共に回転するため、流体バランサ20上面に付着した柔軟剤には、表面張力とともに遠心力の作用が働き、上方への飛び散りを起こすことなく流体バランサ20の表面に沿って、水受け槽3へと移動し洗濯兼脱水槽4との間に落下させることが達成できる。このことによって、遠心力による柔軟剤80の上方への飛び散りが対策でき、洗濯槽以外の部品への飛び散付着が防止でき、洗濯機を清潔な状態に維持することができるものとなる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、脱水回転時の遠心力による柔軟剤の飛び散りを対策することにより、洗濯槽以外への付着を防止し洗濯機を清潔な状態に維持するもので、家庭用の洗濯機だけでなく、業務用の洗濯機の用途にも適用できる。
1 洗濯機
3 水受け槽
4 洗濯兼脱水槽
5 パルセータ
19 制御手段
20 流体バランサ
21 柔軟剤自動流出装置
23 柔軟剤投入口
25 投入口リブ
26 柔軟剤投入口蓋
27 軸受部
28 回動規制手段
29 蓋リブ
30 引掛け部
31 引掛け穴
3 水受け槽
4 洗濯兼脱水槽
5 パルセータ
19 制御手段
20 流体バランサ
21 柔軟剤自動流出装置
23 柔軟剤投入口
25 投入口リブ
26 柔軟剤投入口蓋
27 軸受部
28 回動規制手段
29 蓋リブ
30 引掛け部
31 引掛け穴
Claims (2)
- 本体内に配設された外槽と、
前記外槽の内部に配設され、回転可能な内槽と、
前記外および前記内槽を回転駆動するモータと、
前記内槽の上部に設けられ、柔軟剤をすすぎ工程時に前記外槽内に流出させる柔軟剤自動流出装置を有したバランサとを設け、
前記バランサは、上部に前記柔軟剤自動流出装置と連通する柔軟剤投入口と、前記柔軟剤投入口を覆う柔軟剤投入口蓋と、前記軟剤投入口の周囲に設けられ、前記バランサの上端部から上方へと延設する投入口リブとを含み、
前記バランサの上端部は、前記投入口リブに対向する外周側が略平面形状で構成された洗濯機。 - 前記柔軟剤投入口蓋は、前記投入口リブを外側から覆う蓋リブを含み、
前記蓋リブの下端は、前記外槽の上端の高さよりも下方に位置する請求項1に記載の洗濯機。
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---|---|---|---|
JP2012202562A JP2014054494A (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | 洗濯機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012202562A JP2014054494A (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | 洗濯機 |
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JP2014054494A true JP2014054494A (ja) | 2014-03-27 |
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Country | Link |
---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020127609A (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 洗濯機 |
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2012
- 2012-09-14 JP JP2012202562A patent/JP2014054494A/ja active Pending
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