JP2009213799A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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初彦 松下
Takeshi Murao
剛 村尾
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裕志 梶原
Shinji Matsuoka
真二 松岡
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Abstract

【課題】水槽内の水を循環ポンプにより循環させるのに、メンテナンスが必須とならないフィルタによる糸屑類の循環経路の吸水側および循環ポンプへの侵入防止機能を持ち、しかもフィルタは不用意に触れられず万が一の場合の着脱が容易なものとする。
【解決手段】有底円筒形に形成された回転ドラム4を、開口する正面側から底部となる背面側に向けて回転軸方向が水平または水平方向から下向き傾斜となるようにして水槽3内に設置し、回転ドラム4をモータ6で駆動して洗濯工程、すすぎ工程の少なくとも1つが行え、水3内の水を水槽3に接続した循環経路31を通じ循環ポンプ20により循環させる水循環系16を備え、水槽3内に面して循環系16に吸い込まれる水槽3の水を濾過するフィルタ32を設け、このフィルタ32を水槽3の外部から着脱できるようにしたことによって上記の目的を達成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、有底円筒形に形成された回転ドラムを、開口する正面側から底部となる背面側に向けて回転軸方向が水平または水平方向から下向き傾斜となるようにして水槽内に設置し、回転ドラムを回転駆動することにより回転ドラム内に収容した洗濯物を洗濯するドラム式洗濯機に関するものである。
このようなドラム式洗濯機で、水槽内の水を循環ポンプで循環させる循環機能を有したものが既に知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1は、1つのポンプを洗い工程やすすぎ工程では循環ポンプとして用い、すすぎ水や洗濯水を循環させ、洗濯工程初期では洗剤と洗濯水の積極的な攪拌、洗剤の早期溶け込みを図り、脱水や排水工程では排水ポンプとして用いる技術を開示しており、循環経路の循環ポンプ吸水側途中にフィルタケースを設けて、吸水中の夾雑物を捕集するようにもしている。これにより循環ポンプに夾雑物が入り込まなくなる。
特許文献2は、水槽内の水を循環ポンプで循環させることにより、洗剤がヒータ設置空間または特定空間に集まる現象を防止し、併せ、洗濯前に該当の洗濯物を迅速に加熱して洗濯効率を高められる技術を開示している。
特許文献3は、循環ポンプ部と糸屑等の洗濯屑を捕獲するフィルタリング部とを備えた循環ポンプユニットを洗濯機の外箱の底部である台板に設けて、水槽内の洗濯水を循環させるのに、弾性クッションを介して台板に設け、ポンプモータの振動が台板に伝播するのを防止し、結果、ポンプモータの振動と外箱の振動とが共振することで起こる騒音を防げるようにした技術を開示している。
特開平11−276791号公報 特開2005−58741号公報 特開2006−223572号公報
しかし、特許文献2には水槽内の水を循環させるのにフィルタを用いる記載がなく、このままでは洗濯水やすすぎ水中の糸屑類がポンプに噛み込み動作不良を来しやすく、メンテナンスが頻繁に必要となる。これを、特許文献1、3に記載のもののように、循環ポンプにより水槽内の水を循環経路の循環ポンプ吸入側の途中にフィルタケースを設けて、糸屑類を捕集、捕獲して対応するのでは、水槽内の糸屑類が減少する利点はあるが、循環ポンプ吸入側経路内への引っ掛かりや詰まりの原因になることは否めない。また、特許文献3に記載のフィルタケースのように洗濯機の前面側からフィルタを簡単に出し入れできるようにするにも、捕集、捕獲した糸屑等を定期的に取り出すメンテナンスが必須となってしまう。また、メンテナンス回数を少しでも減らすには、捕集、捕獲した糸屑類で容易に目詰まりしないフィルタ面積、捕集、捕獲した糸屑類がある程度の量堆積できる大きさが求められ、フィルタケースが複雑かつ大型化する問題があるし、フィルタ取り出し口が洗濯機本体の前面に位置しているのでは、洗濯機の循環機能上重用なフィルタ装着部が子供の悪戯やユーザの不用意さから安易に触れられて機能を損う可能性がある。
本発明の主たる目的は、水槽内の水を循環ポンプにより循環させるのに、メンテナンスが必須とならないフィルタによる糸屑類の循環経路の吸水側および循環ポンプへの侵入防
止機能を持ち、しかも、不用意に触れられず万が一の場合のフィルタの着脱が容易なドラム式洗濯機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係るドラム式洗濯機は、有底円筒形に形成された回転ドラムを、開口する正面側から底部となる背面側に向けて回転軸方向が水平または水平方向から下向き傾斜となるようにして水槽内に設置し、回転ドラムをモータで駆動して洗濯工程、すすぎ工程の少なくとも1つが行えるドラム式洗濯機において、前記水槽内の水を前記水槽に接続した循環経路を通じ循環ポンプにより循環させる水循環系を備え、前記水槽内に面して前記循環系に吸い込まれる前記水槽の水を濾過するフィルタを設け、このフィルタを前記水槽の外部から着脱できるようにしたことを特徴としている。
このような構成では、循環ポンプおよび循環経路によって洗濯工程またはおよびすすぎ工程などにて水槽内の水を吸引して水槽内に戻して循環させるのに、フィルタは水槽内に面して循環経路への吸い込まれる水槽内の水から糸屑類を濾過するので、これら糸屑類が循環ポンプはもとより循環経路の吸水側経路に侵入するのを回避することができるし、濾過した糸屑類は水槽内に残すので循環ポンプを含む循環経路側に特別な濾過物収容部は不要になる。しかも、フィルタは不用意に触れられない洗濯機本体内にありながら、万が一の場合に、洗濯機本体の対応部開放を条件に回転ドラムが覆う内部、つまり内まわりでなく、水槽の外部、つまり外まわりから他の邪魔なく着脱できる。
上記において、さらに、前記フィルタは、前記水槽の前部から前後に摺動して着脱されることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、フィルタは水槽内に面して装着されるが、この装着位置に対し、洗濯機本体の開放されやすく、手が及びやすい水槽の前部から、操作しやすい前後の摺動にて濾過領域に直接的に着脱することができる。また、フィルタの水槽内に面する部分を前後方向にほぼ平行な形状としておけば、扁平なフィルタをなして対応する小さなスペースにて着脱できる。
上記において、さらに、前記水槽は、その外周での前部に向いたフィルタ着脱口を通じて前記フィルタを着脱できるように装着して水槽内に面したものとし、装着したフィルタの裏側で前記循環経路に通じるフィルタ収容部を有したことを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、フィルタ収容部が水槽外周で前部に向いたフィルタ着脱口を有して設けられることで、フィルタを前後の摺動にて着脱するのに、フィルタ装着口を通じ水槽内に面する装着位置に対しほぼ濾過領域分の短いストロークにて達成し、水槽内に面する装着位置にて水槽内の水を、フィルタを通じフィルタ収容部側に通過させて濾過し、フィルタ収容部に通じる循環経路へ流入させられる。
上記において、さらに、前記フィルタ収容部は、前記装着したフィルタが前記水槽内に面するように露出させる開口を有し、この装着したフィルタに覆い空間を残して覆われる底部に循環経路が通じていることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、フィルタ収容部は、水槽の外周で前部に向け開口するフィルタ着脱口、装着したフィルタが水槽内に面するように水槽内への開口、循環経路に通じる接続部を有した底部、を持った単純なボックス形態とすることができる。
上記において、さらに、前記フィルタは、前記水槽への装着位置にねじ止めされること
を特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、フィルタが水槽への装着位置にねじ止めされると、水槽の振動によっても装着状態が不用意に緩み、あるいは脱落するのを防止することができる。
上記において、さらに、前記フィルタは、装着位置でフィルタ着脱口との間を、シール部材を介しシールすることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、フィルタ収容部のフィルタ着脱口を、これを通じて装着するフィルタとの間でシール部材を介し特別な操作なしにシールすることができる。
上記において、さらに、水槽内の水を加熱するヒータを装着されたフィルタの裏側に着脱できるように備え、ヒータはフィルタに併せ着脱されることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、ヒータは装着したフィルタの裏側の空間に位置して、洗濯工程やすすぎ工程にて循環される水槽内の水を加熱することができ、万が一の場合に、フィルタ同様に着脱することができる。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発明の各特徴は、可能な範囲でそれ単独で、あるいは種々に複合して採用することができる。
本発明のドラム式洗濯機によれば、循環ポンプおよび循環経路により水槽内の水を循環させる際、フィルタは水槽内に面して循環経路に吸い込まれる水槽内の水を濾過するので、水から濾過した糸屑類は水槽内に留めて、糸屑類が循環ポンプはもとより循環経路の吸水側経路に侵入するのを回避し、吸水側経路内や循環ポンプに引っ掛ったり、堆積したり、噛み込んだりして、循環系の詰まりや損傷、破損が生じないので、糸屑類に対する特別なメンテナンス、濾過物収容部なしに循環動作の安全、安定を長期に確保することができる。併せ、濾過にて水槽内に残る糸屑類は水流にさまよい浮遊しフィルタを目詰まりさせて循環不良を招くことがなく、排水によっては持ち去られ水洗など特別な処理を不要か簡単なものにできる。また、フィルタは洗濯機本体内で不用意に触れられない上、万が一には、洗濯機本体の対応部の開放を条件に水槽の外部、外まわりから他の邪魔なく着脱して容易にメンテナンスができる。
上記に加え、さらに、フィルタは、これを水槽内に面して装着する装着位置に対し、洗濯機本体の容易に開放され手が及ぶ前部から、操作しやすい前後の摺動にて、濾過領域を利用し簡単に着脱することができる。また、フィルタの水槽内に面する部分を前後方向にほぼ平行な形状としておけば、扁平なフィルタをなして対応する小さなスペースを利用し着脱できる。
上記に加え、さらに、フィルタは、フィルタ収容部の水槽外周で前部に向いたフィルタ着脱口を通じた前後の摺動にて、装着位置での濾過領域に対しそれに対し直接でより短いストロークで容易に着脱でき、装着位置にて水槽内の水を濾過し循環経路側に流入させられる。
上記に加え、さらに、フィルタ収容部は、水槽の外周で前部に向け開口するフィルタ着
脱口、装着したフィルタが水槽内に面するように水槽内への開口、循環経路に通じる接続部を有した底部、を持った単純なボックス形態にて、フィルタ着脱口を通じた単純な型抜きを伴う型成形にて水槽の周壁に容易に一体成形でき、特別な部材を必要としない。
フィルタが水槽への装着位置にねじ止めされると、水槽の振動によっても装着状態が不用意に緩み、あるいは脱落するのを防止し、水槽内の水の循環機能の安全と安定が図れる。
上記に加え、さらに、フィルタ収容部のフィルタ着脱口を、それに装着するフィルタとの間で、特別な操作なくシール部材に嵌め合い圧またはおよび装着圧を働かせて容易かつ確実にシールし、フィルタ着脱構造に起因した水漏れを防止することができる。
上記に加え、さらに、循環水を加熱して洗濯やすすぎ効果を高めるヒータを、フィルタ同様に着脱することができる。
以下本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯機につき図1〜図9を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の説明は本発明の具体例であって、特許請求の範囲の記載の内容を限定するものではない。
本実施の形態のドラム式洗濯機は、モード設定や制御プログラムに従い、図9に示すモータ6、給水系7、排水系8、乾燥系9を自動制御して少なくとも洗浄工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程を行う機能を有したいわゆるドラム式洗濯乾燥機を構成している。しかし、乾燥系9は省略することができる。また、上記に併せ、洗浄準備工程時、洗浄工程時、すすぎ工程時など必要に応じ、水循環系16にて水槽3内の水を循環させて洗剤の早期溶け込みや偏りの防止、洗濯やすすぎの機能向上を図る機能も有している。なお、給水系7は電磁弁の開閉によって実線矢印で示すように適時に給水でき、また給水を利用して洗剤収容部の洗剤を水槽3内に適時に投入できるようになっている。排水系8は排水弁19の開閉によって洗濯工程終了時、すすぎ工程終了時など必要なときに一点鎖線矢印で示すように排水できるようになっている。乾燥系9は水槽3および回転ドラム4内の空気を送風機12によって図1、図2に示す破線矢印で示すように循環させる乾燥循環経路において、水槽3および回転ドラム4からの導入空気中の糸屑類を捕集し除塵するフィルタ15、除塵後の導入空気を除湿する除湿部10、除湿後の空気を加熱して渇いた高温空気とする加熱部11を有し、送風機12を加熱部11の下流に配置し湿気の影響を受けにくくしている。図示例では除湿部10、加熱部11は圧縮機17により冷媒を循環されて循環空気と熱交換を行う蒸発器および凝縮器であり、空気調和機18を構成するものとしてある。しかし、これに限られることはない。また、循環系16は水槽3内の水を循環ポンプ20により吸い込み水槽3内に戻すことを繰り返す。運転コース等のモードや各種機能の選択は、洗濯機本体2の前面上部に設けられる操作パネル21から入力して行い、制御系22がその入力情報を基に操作パネル21上の表示手段で表示して使用者に知らせるとともに、操作パネル21での入力設定手段により運転開始が設定されると、水槽3内の水位を検知する水位検知手段等からのデータを入力して駆動を開始して、排水弁、給水弁などの動作を制御し、洗濯、脱水、乾燥などの運転を行う。
回転ドラム4は回転軸4aに水槽3上のモータ5が直結されて、水槽3と共に、開口側から底部側に向けて回転軸方向を水平方向から角度θ=20±10度に傾斜させて設置し、水平方向での設置の場合に比べ、回転ドラム4を同じ高さに設置しても水槽3および回転ドラム4の開口が斜め上向きとなることで屈んだりする無理な姿勢を取らずに洗濯物を容易に出し入れできる。特に、本発明者等の経験からは傾斜角度は20±10度とすることにより、子供(幼児を除く)から大人までの身長差があっても、車椅子利用者であって
も、洗濯物の出し入れの作業が最も行い易い状態が得られる。また、回転ドラム4内に給水された水が背面側に溜まって少ない水量でも深い貯水状態が得られる利点もある。水槽3は給水を効率よく回転ドラム4内の洗濯物に働かせるために、回転ドラム4と同じ傾斜を持ってその近くに沿うよう設けてある。なお、洗濯機本体2には開閉扉5が設けられ、水槽3の開口13をその口縁に装着したシール材14を介し密閉し、また開くことができるようにしている。
なお、回転ドラム4の駆動は、脱水工程が例えば1000rpmといった高速度での連続回転にて実行される関係から、洗濯物を洗濯工程、すすぎ工程での絡み、捩れ、皺より状態のまま回転ドラム4の内面に貼り付かせて癖付けしてしまうことで、洗濯物を取り出し難いし、事後処理に手間が掛かる。また、洗濯物にきつい皺が残りやすく皺取りの手間が大きい。
これを解消するのに、本実施の形態では、洗濯工程または、洗濯工程およびすすぎ工程において、絡み、捩れの発生を大きく改善し機械力の働きを高めながら皺も生じ難くすることを意図して、回転ドラム4の90度を超え180度未満の急正弧回転、急逆弧回転を交互に繰り返す正逆弧回転駆動モードと、回転ドラム4の回転によって持ち上げられた洗濯物がその自重が勝る高さから落下する挙動を示す回転速度での前記回転ドラム4の連続回転を正逆交互に繰り返す正逆連続回転駆動モードとを備え、洗濯工程または、洗濯工程およびすすぎ工程において、前記正逆弧回転駆動モードと前記正逆連続回転駆動モードとを、交互に実行するようにしている。これにより、回転ドラム4の90度を超え180度未満の急速度での弧回転および急激な制動により洗濯物を最大限90度を超えて180度未満まで持ち上げられるし、洗濯物の持ち上げの最終段階の急激な制動により制動状態が生じて洗濯物をその慣性および自重により回転ドラム4内面から剥がしてその自重によって持ち上げ側とは左右反対の側に落すことが確実に達成できるので、水を含んで十分に膨潤し、かつ緩み、滑りやすい状態にある洗濯物に対して特に高い解し作用を与えられるし、機械力を洗濯物に及ぼすことができるので洗浄性能を高めることができる。さらに、弧回転駆動の正方向の急正弧回転と逆方向の急逆弧回転とを交互に繰り返すことで正逆弧回転駆動モードとし、これによって、正逆交互の急弧回転駆動によって洗濯物の持ち上げ位置、落下位置を毎回の弧回転駆動において左右交互に入れ換えられるので、洗濯物が絡むことをより防ぎながら解し作用をさらに高められるとともに、機械力を洗濯物に及ぼす回数を増やすことができるので洗浄性能を高めることができる。また、高い解し作用により、洗濯、すすぎ工程が進行することで生じる洗濯物同士の絡みが抑制できるので、正逆弧回転モードにおける効果的な叩き洗いを持続的に実行して、洗浄効果およびすすぎ効果を高めることができる。
また、正逆弧回転駆動モードのみでは、洗濯物の絡み、捩れ、皺より等が軽減される一方で、洗濯物の上下方向の位置が入れ替わりにくく、回転ドラム4底部の洗濯物は動きにくいため、洗いむらが生じやすいが、正逆連続回転駆動モードを併用することによって、洗濯物の上下方向の位置の入れ替わりを実現することができ、すなわち、正逆連続回転駆動モードにおける洗濯物の絡み、捩れ、皺よりを軽減するとともに、正逆弧回転駆動モードにおける洗濯物に対する機械力付与の不均衡を軽減することで、両モードによって洗濯やすすぎ中の洗濯物に異なった2通りの挙動、具体的には正逆弧回転駆動モードによっては洗濯物の絡み、捩れ、皺よりを軽減しつつしっかりした手もみ洗いの挙動を、正逆連続回転駆動モードによっては洗濯物を大きく連続に動かしむらを軽減しながら洗う、均一で強い汚れに対する効果的な洗い挙動を与えられる。
乾燥工程では特に、正逆弧回転駆動モードを実行すると、脱水後の洗濯物のしわ伸ばしに好適であり、仕上がり品質を各段に高めて後仕上げを大幅に軽減できる。しかし、乾燥工程の洗濯物は軽く回転ドラム4の内面に貼り付きにくい場合があるので、回転ドラム4
の回転角は90°以上200°未満に設定するのが好適である。
正逆連続駆動モードでの回転ドラム4の最高回転速度は通常通り45±5rpmとしてよく、正逆弧回転駆動モードでの回転ドラム4の最高回転速度は、洗濯、すすぎ工程で40rpm以上、脱水後は50rpm以上として好適である。
ところで、既述したように、水槽3内の水を循環させるのに循環ポンプ20を洗濯機本体2の底部である台板2a上に設置するのでは、図9を参照して、循環ポンプ20と水槽3とを繋ぐ水循環経路31は、台板に2a固定した固定側の循環ポンプ20と振動側の水槽3との各接続位置間の距離や位置振れの変化を受けるので、これを吸収できる伸縮性、可撓性を持ったホースなどで繋ぐ結果となり、このホースが振動やそれに伴う振動的な伸び縮みの繰り返しにより早期に劣化し、水漏れが生じる問題もある。
そこで、本実施の形態では、水槽3内の水を循環ポンプ20により循環させるのに、メンテナンスが必須とならない糸屑類の水循環経路31の吸水側経路31aおよび循環ポンプ20への侵入防止機能を持ち、循環ポンプ20と水槽3との間の水循環経路31に伸縮性や可撓性が不要なものとするために、水槽3内の水を水循環経路31を通じ循環させる循環ポンプ20は、図1、図3、図9に示すように水槽3に設けている。併せ、循環させる水を濾過するフィルタ32は、図3に示すように水槽3の水循環時の水吸い込み部に吸い込む33に設けている。このように、循環ポンプ20が水槽3上にあると、それらに接続されて互いを繋ぐ水循環経路31は循環ポンプ20と共に同じ水槽3上の位置することになり、水槽3の振動によっても各接続位置間の距離が変化したり、位置振れが生じたりするのを回避することができる。また、水循環経路31は水槽3とこの水槽3上の循環ポンプ20との間で水を循環させればよいので短く耐久性に有利な配管構造にて洗濯工程またはおよびすすぎ工程などにて水槽3内の水を循環させられる。しかも、循環ポンプ20は、回転ドラム4の洗濯物の偏在を伴う駆動時に水槽に及ぼす振動を増大させるような振動源とならないで、その重量分の制振作用を水槽3に及ぼすことができる。さらに、フィルタ32は水循環経路31の水槽3からの水吸い込み部33に水槽3内に面して、言い換えると露出して設けられて、糸屑類が循環ポンプ20はもとより水循環経路31の吸水側経路31aに侵入するのを回避することができる。
この結果、循環ポンプ20、水循環経路31が共に水槽3上で、各接続位置間に水槽3の振動に起因した距離の変化や位置振れを回避し、水循環経路31が短くかつ配管構造が簡単で、伸縮性、可撓性が不要で耐振動性に優れた材料、具体的には樹脂成形品などを採用でき、簡単かつかさ張らず、低コストで耐久性に優れたものとなり、必要な時点で水槽3内の水を循環させて洗濯機の機能を高められる。また、循環ポンプ20は、水槽3に対し左程の振動源でなく重量による制振作用にて水槽3の振動の増大を抑えられ、静音運転の確保と寿命低下の防止とが図れる。それには、水槽3に対する重量バランスのよい、周方向および軸線方向の下部に取り付けるのが好適となる。さらに、フィルタ32は水循環経路31の水槽3からの水吸い込み部33に位置して糸屑類が循環ポンプ20はもとより水循環経路31の吸水側経路31aに侵入するのも回避して、吸水側経路31a内や循環ポンプ20に引っ掛ったり、堆積したり、噛み込んだりして、水循環系16の詰まりや損傷、破損が生じないので、糸屑類に対する特別なメンテナンスなしに循環動作の安全、安定を長期に確保することができる。
循環ポンプ20は図1に示すように、水槽3の底部3bに下方から当てがってボルト34などで固定し、水循環経路31の循環ポンプ20からの吐出側経路31bは、水槽3の開口13が位置する洗濯機本体2の前方に向け図1、図3、図9に示すように水平方向に対し20°以上の上り傾斜を有して延びたものとしている。具体的には、循環ポンプ20は図2に示すようにインペラ20aを収容した樹脂製のポンプケーシング20bがその開
口側で、循環モータ20cの金属製のモータケーシング20dの前端にある軸受隔壁20d1に当てがって一体化し、インペラ20aをモータ軸20eに直結したものとしてあり、これを樹脂製の取り付け座35に嵌め付けてある。取り付け座35はその周辺3か所にほぼC型の取り付け片35aを有し、これら取り付け片35aを水槽3の底部3bから図1に示すように下方に向け突設したボス部3cに嵌め合わせて、ボルト34をボス部3cにねじ込むことにより取り付け片35aをボス部3cに締結することにより循環ポンプ20を水槽3の底部3bに下方から取り付け、循環ポンプ20の軸線が縦向きで循環モータ20cがポンプケーシング20bの上側に位置しても邪魔にならないようにしている。
これにより、循環ポンプ20はメンテナンス時水槽3の下方から容易に着脱できるし、水槽3の洗濯機本体2後部側となる底部3bの下という低位にある循環ポンプ20から吐出側経路31bを洗濯機本体2の前部に向け水平方向に対し20°以上の上り傾斜を有して延ばすのに、水槽3の回転ドラム4に沿った傾斜またはおよび円筒形状に沿った最短配管にて実現し、水槽3内の水を循環ポンプ20が吸水側経路31aを通じて吸水し、吐出側経路31bに送り込んで水槽3内に吐出する際、傾斜した吐出側経路31bがポンプケーシング20b内から吐出側経路31bへの空気抜けをスムーズにし、循環ポンプ20がポンプケーシング20b内で空気を吸水中に巻き込むいわゆるエアカミ現象が生じるのを防止することができる。従って、循環ポンプ20の万一の場合のメンテナンスが容易で、かつ、吐出側経路31bの洗濯機前部に向け所定角度で上り傾斜を有して延ばすことを、水槽の底部下の低位にある循環ポンプ20から水槽3の傾斜またはおよび円筒形状に沿った配管にて構造の複雑化なく実現して、水槽3内の水を循環ポンプ20が循環させる際のポンプケーシング20b内から吐出側経路31bへの空気抜けをスムーズに達成し、循環ポンプのポンプケーシング内でのエアカミを防止して吐出不良になるのを回避し、より安定な循環を保証することができる。ここで、回転ドラム4の傾斜角度が20°±10°とする場合、20°以上の上り傾斜とする吐出側経路31bは回転ドラム4の傾斜角度を上回る条件設定となる場合が生じるが、水槽3の周方向の円筒面の湾曲形状を複合して利用すれば、水槽3から離さない最短配管ができる。
また、循環ポンプ20は、図示例では図3に見られるように水槽3の傾斜に合わせ少し傾斜しているが、軸線が縦に向いたポンプケーシング20bの下部から、具体的には下部に一体成形したL字形の吸引口20fを通じ吸水し、周壁から、具体的には接線方向に一体成形した吐出口20gを通じて吐出するものとし、ポンプケーシング20bおよび水循環経路31の最下部31cは、図1、図9に示すように水槽3内の水を外部に排水する排水系8の排水経路8aに設けた排水弁19よりも高位に位置して、排水経路8aにおける排水弁19上流の同レベル以下の高さ位置に通じている。つまり、ポンプケーシング20bおよび水循環経路31の最下部31cは、それと同レベルか、あるいは下方に延びて排水経路8aにおける排水弁19の上流位置に繋がるようにしている。これは、排水弁19が開くとポンプケーシング20bおよび水循環経路31内の水がそれらに共通の最下部31cから排水経路8a内に自然に流れ切るための条件である。
これにより、排水弁19は排水経路8aを通じ水槽3内の水を排水し切れる位置を条件として設けられるのに対し、循環ポンプ20が、軸線が縦に向くポンプケーシング20bの下部から吸入し周壁から吐出する条件下でのポンプケーシング20bおよび水循環経路31の最下部31cは、それらの内部の残留水が自然流化してくる箇所となって、排水経路8aにおける排水弁19上流の同レベル以下の高さ位置に通じていることで、排水弁19を開いての排水時に、水循環経路8aおよび循環ポンプ20内に残留する水は排水経路8aを通じて自然排水される。従って、水循環経路31は循環ポンプ20を含め、内部の残水が、水槽3内の水の排水に乗じて排水され、単独の排水構造や排水制御は不要となる。
ここで、排水経路8aおよび水循環経路31は図3に示すように、水槽3の排水経路8aが接続される排水口36と水吸い込み部33とから水を受ける水受けケース37を一体に形成して共有し、この水受けケース37に循環ポンプ20側への吸水配管域37aと排水経路8a側への排水配管域37bとを備えたものとしている。これにより、水槽3の水吸い込み部33からの吸水と排水口36からの排水とを、1つの水受けケース37に形成した吸水配管域37aと排水配管域37bとで受けて水受け構造、シール構造を簡略化して、しかも、吸水配管域37aに受ける吸水は吸水経路31aを通じた循環ポンプ20への吸水に、排水配管域37bに受ける排水は排水経路8aを通じた排水に、それぞれ対応しながら、排水時に水循環経路31および循環ポンプ20の残水を排水配管域37bを通じ排水経路8aに自然排水させられる。この結果、水槽3の水吸い込み部33からの吸水と排水口36からの排水とを一体形成された1つの水受けケース37の吸水配管域37aと排水配管域37bとに受ける簡単かつ低コストでメンテナンスに有利な水受け構造、シール構造を簡略化にて、吸水配管域37aを通じた循環ポンプ20への吸水と、排水配管域37bを通じた排水とに対応しながら、排水時に水循環経路31および循環ポンプ20の残水を排水配管域37bを通じ排水経路8aに自然排水させ、特別な残水処理を不要にすることができる。
この排水のために、図示例では、水受けケース37は図3に示すように、吸水配管域37aと排水配管域37bとが相互間の隔壁37cの最下部31cに対応する部分に設けた連通孔37dで連通しており、その連通孔37dに排水配管域37b側から吸水配管域37a側に逆止機能を持つ逆止弁38を設けてある。このような逆止弁38の排水配管域37b側から吸水配管域37a側への逆止機能によって、水吸い込み部33からフィルタ32、吸水配管域37a、吸水側経路31aを通じた循環ポンプ20への吸水時に、排水配管域37b側から糸屑類の混じった水が吸水配管域37a側に流入することはなく、循環ポンプ20により水槽3内の水を問題なく循環させられる。しかも、排水弁19を開いたときの排水配管37bを通じた排水経路8aからの排水時、水循環経路31およびポンプケーシング20b内の残留水は連通孔37dの逆止弁38を開いて排水配管域37b側に流れるので自然排水されるのを妨げない。この結果、逆止弁19の排水配管域37b側から吸水配管域37a側への逆止機能にて、構造を特に複雑にせず、水吸い込み部33、吸水配管域37aから循環ポンプ20へのフィルタ32を通じた吸水を、排水配管域37b側からの糸屑類混じりの水の影響なしに達成しながら、排水弁19を開いての排水口36から排水配管域37bを通じた排水経路8aからの排水時に、水循環経路31およびポンプケーシング20b内の残留水は逆止弁38を開いて排水配管域37bに流れ自然排水されるので、特別な残水処理は不要になる。
しかし、これに限られることはなく、水受けケース37は、前記隔壁37cの所定範囲、具体的には連通孔37dよりは大きな面積で吸水配管域37aと排水配管域37bとが連通しており、その連通部に図示しないフィルタを装着するか一体形成したストレーナ部を設けたものとすることもできる。これにより、排水配管域37aと吸水配管域37bとの連通部に逆止弁がなく、循環ポンプ20からの吸水作用は、吸水配管域37aはもとより、排水配管域37bにも連通部を通じ及ぶが、排水弁19が閉じられているので、排水経路の排水弁19より下流に及ぶことはなく、水吸い込み部33からのフィルタ32、吸水配管域37aを通じた吸水に加え、排水口36、排水配管域37bおよび連通部のフィルタやストレーナ部を通じた吸水も平行して行われて、糸屑類の侵入なく吸水抵抗の低減が図れる。しかも、排水弁19を開いたときの排水配管域37bを通じた排水経路8aからの排水時、水循環経路31およびポンプケーシング20b内の残留水は連通部のフィルタやストレーナを通じて、しかし、糸屑類の混じりがないので糸屑類が濾過されて吸水配管域37a内に捕獲されることなく、排水配管域37b側に流れるので自然排水されるのを妨げない。この結果、排水配管域37aと吸水配管域37bとの連通部にフィルタやストレーナ部を設ける逆止弁よりも簡単な構造にて、水吸い込み部33、吸水配管域37a
から循環ポンプ20へのフィルタ32を通じた吸水に加え、排水口36、排水配管域37bから循環ポンプ20への連通部、そのフィルタやストレーナ部、吸水配管域37aを通じた吸水にて、糸屑類の侵入なく吸水抵抗の低減が図れるし、排水弁19を開いたときの排水配管域37bを通じた排水経路8aからの排水時、水循環経路31およびポンプケーシング20b内の残留水は連通部のフィルタやストレーナを通じ糸屑類が濾過され吸水配管域37a内に捕獲されることなく、逆にフィルタやストレーナの排水配管域37b側に吸水時の付着糸屑類が排水に流されないでなお付着していても、それを逆洗浄するように排水配管域37側に流入して自然排水されるようにするので、残留水や吸水側経路31a、排水経路8a内に残留する糸屑類のための特別なメンテナンスを不要とすることができる。
また、水吸い込み部33およびフィルタ32は図3に示すように、水槽3における排水経路8aが接続される排水口36よりも高位で、かつ水循環時の最低水位未満に位置し、水槽3内の水の排水口36への流れを妨げない形態を有して設けたものとしている。図示例ではフィルタ32は水槽3の周壁における最低位部3dに開口した排水口36の直ぐ上に開口した水吸い込み部33に嵌め付けられて、ほぼ平坦な上面が水槽3の周壁内面よりやや高い形態をなし、排水口36への水の流れを堰き止めない条件を満足している。それには、フィルタ32が平面視して円形や楕円形をなし上方へドーム型ないしは山形に盛り上がる形態としてもよいが、前記最低水位以下の高さ、つまり、最低水位からの排水によってもフィルタ面が排水時の水の流れによって後述する洗い流し作用を受ける高さに制限するのが好適である。
このように、水吸い込み部33およびフィルタ32が、水槽3の排水口36よりも上で、水循環時の最低水位未満に位置して、しかも、水槽3内の水の排水口36への流れを妨げない形態を有していることにより、フィルタ32が濾過しながら水槽3内から隔離しないことなどでフィルタ32の表面に糸屑などが付着していても、排水時に水槽3内の水かさを減じる流れ、またはおよび、排水口36へと向かう流れに曝されて洗い流され、排水配管域37bにフィルタやストレーナ部を設けた場合に付着することのある糸屑類と併せ、排水に混じって排出されるので、循環動作の都度糸屑類がフィルタ部に蓄積するようなことが回避される。この結果、残留水や吸水側経路31a、排水経路8a内に残留する糸屑類のための特別なメンテナンスを不要とすることができる。
さらに、水吸い込み部33のフィルタ32は図3に示すように、水吸い込み部33に開口し給水側経路31aが接続される吸水口39よりも大きな覆い空間41を形成して吸水口39を覆っている。これにより、フィルタ32はその内側の覆い空間41と協働して、吸水口39よりも大きな通水域を確保し、この通水域全体が覆い空間41を介し吸水口39に通じ、通水域が吸水口39よりも大きい分だけ通水時に目詰まりしにくく、水槽内に生じる水流による洗い流しも相まって、目詰まりによる圧損を抑えられ、循環中所定の流量を確保しやすい。これには、水吸い込み部33のフィルタ32の総開口面積は、吸水口39の開口面積よりも大きく設定するのが好適である。これにより、フィルタ32の吸水口39よりも大きな通水域において、吸水口39の開口面積よりも大きな総開口面積を確保して、目詰まり防止、通水抵抗をさらに低減することができる。従って、フィルタ32の吸水口39よりも大きな通水域を、吸水口39の開口面積よりも大きな総開口面積を確保するよう有効利用して、目詰まり防止、圧損をさらに低減することができる。
ここで、特許文献3が開示するように、フィルタ取り出し口が洗濯機本体2の前面に位置しているのでは、洗濯機の循環機能上重用なフィルタ装着部が子供の悪戯やユーザの不用意さから安易に触れられて機能を損う可能性がある。これに対応するのに本実施の形態では、フィルタ32は前記水槽3内に面した、または露出したものでありながら、水槽3の外部から着脱できるようにする。これにより、フィルタ32は不用意に触れられない洗
濯機本体2内にありながら、万が一の場合に、洗濯機本体2の対応部開放を条件に回転ドラム4が覆う内部、つまり内まわりでなく、水槽3の外部、つまり外まわりから他の邪魔なく着脱できる。従って、フィルタ32は洗濯機本体2内で不用意に触れられない上、万が一には、洗濯機本体2の対応部の開放を条件に水槽3の外部、外まわりから他の邪魔なく着脱して容易にメンテナンスができる。
このために、フィルタ32は図1、図3、図4に示すように、水槽3の前部から前後に摺動して着脱されるものとしてある。これによりフィルタ32は水槽3内に面して装着されるが、この装着位置に対し、洗濯機本体2の開放されやすく、手が及びやすい水槽3の前部から、操作しやすい前後の摺動にてフィルタ32の裏側の覆い空間41の形成部がなす濾過領域に直接的に着脱することができる。また、フィルタ32の水槽3内に面する部分を図示例のように少なくとも前後方向にほぼ平行な形状としておけば、図5に示すような扁平なフィルタをなして対応する小さなスペースにて着脱できる。
また、水槽3は、その外周での前部に向いたフィルタ着脱口42を通じてフィルタ32を着脱できるように装着して水槽3内に面したものとし、装着したフィルタ32の裏側で水循環経路31、具体的には吸水側経路31aに通じるフィルタ収容部となる覆い空間41の形成部を有したものとしている。このように、フィルタ収容部である覆い空間41の形成部が水槽3外周で前部に向いたフィルタ着脱口42を有して設けられることで、フィルタ32を前後の摺動にて着脱するのに、フィルタ装着口42を通じ水槽3内に面する装着位置に対しほぼ濾過領域分の短いストロークにて達成し、水槽3内に面する装着位置にて水槽3内の水を、フィルタ32を通じフィルタ収容部である覆い空間41側に通過させて濾過し、フィルタ収容部である覆い空間41に通じる水循環経路31、具体的には吸水側経路31aへ流入させられる。なお、フィルタ収容部である覆い空間41の形成部のフィルタ着脱口42が水槽3の外面で前部に向け開口するものとするには、図示例のように水槽3の外周の前部に向く段差部3fを設けてそこに開口させるのが好適である。さらに具体的には、水吸い込み部33は図3、図4に示すように、排水口36と共に水槽3の周壁における底部3bを下方に凹陥させた集水部3eの底部に前記位置関係を満足して設けられて、覆い空間41が集水部3eの底部に開口し、かつ覆い空間41の底部に吸水口39が開口する凹部をなし、集水部3eが水槽3の底部3bまわりで図1、図3に示すような洗濯機本体2の前部に向く下方への段差部3fをなしている部分に、図3に示すようなフィルタ着脱口42が開口するようにしている。これにより、フィルタ32は万が一の場合、図8に示すように洗濯機本体2の前面下部に設けられた取り外しカバー43のねじ44によるねじ止めを解いて取り外すと、フィルタ32の図1、図3、図4、図6、図8に示すような装着部が洗濯機本体2の前部下に露出するので、図8に示すように制御部45のような邪魔物がある場合でも、ねじ46による例えば軽度、つまり倒れ防止程度のねじ止めを解いて結線の引き回しを伴い手前に傾けるなどすれば容易に着脱でき、目詰まりや破損といったことへの洗浄や交換といったメンテナンスができる。
ここに、フィルタ収容部である覆い空間41の形成部は、前部に向いたフィルタ着脱口42に加え、装着したフィルタ32が水槽3内に面するように露出させる開口41aを有し、この装着したフィルタ32に覆い空間41を残して覆われる底部41bに水循環経路が通じた単純なボックス形態をなし、フィルタ着脱口42を通じた単純な型抜きを伴う型成形にて水槽3の周壁に容易に一体成形でき、特別な部材を必要としない。従って、フィルタ32の着脱可能な設置構造はコスト上昇の原因にはならない。しかも、図3に示すように循環水を加熱して洗濯やすすぎ効果を高めるヒータ71を、フィルタ収容部である覆い空間41の形成部に収容して、フィルタ32に併せ、フィルタ着脱口42を共用してフィルタ32同様に、同時あるいは異時に、また別に専用のヒータ着脱口を通じて水槽3の外部から着脱することができる。図3に示すようにヒータ71をフィルタ32の裏側の凹部32dに配置するとフィルタ32と同時着脱ができる。しかし、それにはフィルタ32
に装着位置にて水槽3外側に設けられる給電部との絶縁構造を有した電気接続部を設けておくなどの何らかの対策が必要である。
さらに詳述すると、フィルタ32は、図3、図5、図6に示すような覆い空間41に着脱口42を通じ挿入する挿入部32aと、挿入部32aの覆い空間41への挿入完了時に着脱口42の開口部前面に近接ないしは当接しシール部材47で着脱口42をシールするフランジ部32bとを備えたものとし、挿入部32aにフィルタ32を成形型による孔成形で形成し、フランジ部32bの前面には摘み部32cを形成して着脱しやすくしている。ここに、フィルタ32は、装着位置でフィルタ着脱口42との間を、シール部材47を介しシールするものであり、フィルタ収容部である覆い空間41の形成部のフィルタ着脱口42を、これを通じて装着するフィルタ32との間で特別な操作なしに、シール部材47に嵌め合い圧またはおよび装着圧を働かせて容易かつ確実にシールし、フィルタ着脱構造に起因した水漏れを防止することができる。
さらに、水槽3の振動などに起因した不用意な挿入の緩み、シールの緩みを防止するために、フランジ部32bを水槽3の側に図3に示すねじ48によりねじ止めするための取り付け孔49を設けてある。また、挿入部32aは、挿入完了状態でフィルタ32が水槽3の覆い空間41の開口41aに密嵌合状態で水槽3内に所定量吐出させまたは所定の露出状態とする突出部32a1と、この突出部32a1のフランジ部32bを除く外回りに突出部32a1よりも低く、かつ挿入側、つまり洗濯機本体2の背部側に向け側面視して楔型をなす位置決めフランジ32a2が一体形成され、このフランジ部32a2が水槽3の覆い空間41の開口41aの口縁下面に形成した側面視して楔型のガイド溝41bで案内され、挿入部32aが所定の挿入完了位置まで容易に、かつ確実に挿入され、所定の突出状態ないしは露出状態に固定されるようにしている。
また、水循環経路31の吐出側経路31bは図1、図7、図9に示すように、水槽3の開口13まわりの前端壁3hの最下部に設けた図7に示す噴出口51に外面から接続して、水槽3の前端壁3hの裏面とこれに対応する回転ドラム4の前端壁4bの表面との間に吐出側経路31bからの循環水を噴射し、それらの間で形成する流路52を通じて回転ドラム4内に吐出するようにしてある。これにより、吐出側経路31bからの水の噴出口51が回転ドラム4内の洗濯物と接触しない位置にあるので、洗濯物が引っ掛かって洗濯やすすぎ、乾燥などに必要な挙動を乱したり、あるいは傷めたり、破れたりするようなことを防止することができる。併せ、流路52は水槽3および回転ドラム4の前端壁3h、4b間で形成しているため、特別な部品が不要で構造が簡単で水漏れのリスクが低減する。循環水の噴射効果は、正逆連続回転駆動モードで上下が入れ替わる洗濯物の挙動、正逆弧回転駆動モード時の左右が入れ替わる洗濯物の挙動との組合せでより高められる。
しかも噴出口51は、水槽3の前端壁3hの裏面において図7(c)に示すように回転ドラム4の回転中心方向、具体的には、水槽3および回転ドラム4の前端壁3h、4b間の流路52における環状出口53に向かって開口しているので、噴射口51から噴射する循環水は流路52を回転ドラム4の回転中心側、具体的には環状出口53に向かって径方向に回転ドラム4の内側回転域に効率よく吐出させられ、洗濯物の多少にかかわらず循環水を効率よく供与できる。特に、水槽3の前端壁3hは噴出口51に対応する位置から内周近くに向かって洗濯機本体2の後部側に傾斜した傾斜面3h1およびこの傾斜面3h1から内周まで、回転ドラム4の開口54側に向け湾曲した湾曲面3h2を有していることにより、流路52に噴出される循環水を図3(c)に示すように、傾斜面3h1から湾曲面3h2に沿わせて、回転ドラム4の開口54を通じ回転ドラム4の奥側に向け吐出させられるので、循環水の洗濯物への供与効率を高められる。
噴出口51は図7(c)に示すように水槽3の前端壁3hの底部のほぼ中心位置に開口
し、この噴出口51と吐出側経路31とを図1、図7に示す樹脂製のダクト55部によって接続してある。このダクト55は前後部材55a、55b二枚合せにして前後に扁平に形成してある。吐出側経路31bは噴出口51の開口位置に対し左右方向一方に偏って循環ポンプ20から水槽3の軸線とほぼ平行に前方へ延び、ダクト55はパイプ状の吐出側経路31bの前端と噴出口51とを後部材55a一端に一体形成した接続パイプ55cで吐出側経路31bにその延長部として接続され、この一端側から噴出口51の下方近くにまでほぼ水平に延びた後、他端側が噴出口51まで湾曲して立ち上がり、図7(c)に示すように前記立ち上がり部55dの後部材55aに一体成形した接続口55eによって噴出口51の水槽3の前端壁3hに開口する接続口51aにシール部材56を介し接続しねじ57でねじ止めして固定してある。
特に、噴出口51は、水槽3の前端壁3hに開口する接続口51aからこれに平行で回転ドラム4の前端壁4b側に寄って一体形成された受け止め壁4cによって、接続口51aの口縁上部との間で環状出口53に向け開口するように形成され、接続口55dは前記受け止め壁4cとの間で、噴出口51に向け噴出通路をダクト55側からアール面にて滑らかに絞る絞り壁55fを備え、ダクト55から噴出口51に向かう循環水を加勢し、水槽3の前端壁3hの裏面の傾斜面3h1および湾曲面3h2に強く沿わせた高速流とするので、回転ドラム4内へ上方斜め後方に所定の経路で確実に吐出し左右に広がりながら放物線を描くより長い飛翔経路にて回転ドラム4内の洗濯物により広域から供与できるようになる。
また、回転ドラム4の前端壁4bには図7(c)に示すように流路52を傾斜面3h1との間に絞り隙間Sを残して周方向に横切る環状のリブ状凸部4cが形成されている。さらに、このリブ状凸部4cはその位置が径方向に波打ち状に変化している。このため、リブ状凸部4cは回転ドラム4が回転すると噴出口51近傍での流路52に対する横切り位置、つまり絞り隙間Sの形成位置を図3(c)に3つの具体的位置で示すように径方向に変位させる。この結果、流路52を環状出口53に向かう循環水流は環状出口53近くで絞り隙間Sにより絞られる場合と、環状出口53から遠い位置で絞り隙間Sに絞られる場合とで、回転ドラム4内に向かう角度が上下に振れるので、回転ドラム4の軸線方向の広域に循環水を振り分け洗濯物に供与することができる。
これら放物線供与作用、前後振り分け作用によって循環水は洗濯物に偏りなく働き、洗剤の溶かし込効果、洗濯効果、すすぎ効果を高められる。
なお、循環水の前後振り分け作用に代えて、あるいはそれと共に、流路52へ噴射した循環水が回転する回転ドラム4の前端壁4b表面との接触摩擦で進行方向が変化するようにもできる。また、排水口36の直上位置などには図3、図4に示すように洗濯物の吸い込みを防止する邪魔板61が設けられている。
回転ドラムを水平方向または傾斜して設置したドラム式洗濯乾燥機での、洗濯やすすぎなどの工程で、水槽内の水を循環させるのに、糸屑類を水槽内に面したフィルタで除去しながら除去した糸屑類のためのメンテナンスを不要とし、フィルタ自体は不用意に触れられず万が一の場合に容易に着脱してメンテナンスできるようにする。
本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯機の要部構成を示す斜視図である。 図1のドラム式洗濯機に用いた循環ポンプの断面図、側面図、下面図である。 図1のドラム式洗濯機のフィルタを持った水吸い込み部および排水口部の断面図である。 図3に示す水吸い込み部および排水口部の平面図である。 図4、図5に示す水吸い込み部のフィルタを示す斜視図である。 図1のドラム式洗濯機の水槽におけるフィルタ装着部を示す正面図である。 図1のドラム式洗濯機の水循環経路の吐出側経路を水槽に接続するダクトを示す正面図、横断面図、縦断面図である。 図1のドラム式洗濯機での前面パネルを取り外した状態を示す下半部の斜視図である。 図1のドラム式洗濯機の概略構造を示す断面図である。
符号の説明
2 洗濯機本体
3 水槽
3f 段差部
4 回転ドラム
5 開閉扉
6 モータ
7 給水系
8 排水系
8a 排水経路
9 乾燥系
11 排水系
16 水循環系
19 排水弁
20 循環ポンプ
20b ポンプケーシング
31 水循環経路
31a 吸水側経路
31b 吐出側経路
32 フィルタ
32a 挿入部
32b フランジ部
32c 摘み部
32d 凹部
33 水吸い込み部
36 排水口
37 水受けケース
37a 吸水配管域
37b 排水配管域
37d 連通孔
38 逆止弁
39 吸水口
41 覆い空間
41a 開口
41b ガイド溝
42 フィルタ着脱口
44、46、48 ねじ
47 シール部材
51 噴出口
53 環状出口
55 ダクト
71 ヒータ

Claims (7)

  1. 有底円筒形に形成された回転ドラムを、開口する正面側から底部となる背面側に向けて回転軸方向が水平または水平方向から下向き傾斜となるようにして水槽内に設置し、回転ドラムをモータで駆動して洗濯工程、すすぎ工程の少なくとも1つが行えるドラム式洗濯機において、
    前記水槽内の水を前記水槽に接続した循環経路を通じ循環ポンプにより循環させる水循環系を備え、前記水槽内に面して前記循環系に吸い込まれる前記水槽の水を濾過するフィルタを設け、このフィルタを前記水槽の外部から着脱できるようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記フィルタは、前記水槽の前部から前後に摺動して着脱されることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記水槽は、その外周での前部に向いたフィルタ着脱口を通じて前記フィルタを着脱できるように装着して水槽内に面したものとし、装着したフィルタの裏側で前記循環経路に通じるフィルタ収容部を有したことを特徴とする請求項1、2のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記フィルタ収容部は、前記装着したフィルタが前記水槽内に面するように開口を有し、この装着したフィルタに覆い空間を残して覆われる底部に循環経路が通じていることを特徴とする請求項3に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記フィルタは、前記水槽への装着位置にねじ止めされることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記フィルタは、装着位置でフィルタ着脱口との間を、シール部材を介しシールすることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  7. 水槽内の水を加熱するヒータを装着されたフィルタの裏側に着脱できるように備え、ヒータはフィルタに併せ着脱されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
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