JP5671702B2 - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は回転ドラム内で衣類の洗濯、乾燥などを行うドラム式洗濯乾燥機に関する。
従来、この種のドラム式洗濯乾燥機は、図7、図8に示すように構成されている。以下、その構成について説明する。
回転ドラム1は、有底円筒形に形成し外周部に複数の通水孔2を全面に設け、水槽3内に回転自在に配設されている。回転ドラム1はモータ4により正転、逆転方向に回転駆動する。回転ドラム1の内壁面には複数の突起板5を設けている。
水槽3の正面側の上向き傾斜面に設けた開口部を蓋体6により開閉自在に覆い、この蓋体6を開くことにより衣類出入口7を通して回転ドラム1内に洗濯物を出し入れできるようにしている。
水槽3は、洗濯機本体8よりばね体9とダンパー10により揺動可能に吊り下げられており、水槽3の下部に排水経路11の一端を接続し、排水経路11の他端を排水弁12に接続して水槽3内の洗濯水を排水する。給水弁13は給水経路14を通して水槽3内に水を給水する。
乾燥機能は、加熱手段16、送風ファン17、温風送風経路18を有し、水槽3内の空気を取り入れる温風取入れ口19を水槽3の上面に設け、除湿部20内に熱交換器21を設け、温風送風口22を洗濯機本体8の背面に設け、矢印Cの方向に水槽3内の空気を熱して循環させ、洗濯物を乾燥させている。
乾燥運転中に発生する糸屑を回収する乾燥フィルター23は、乾燥循環経路中の送風ファン17の手前に配設されている。これにより、送風ファン17や加熱手段16に糸屑などが堆積しないようにしている。また、乾燥フィルター23は、洗濯機本体8の上面に配設されており、使用者が容易に着脱できるようにしている。
制御装置24は、マイクロコンピュータを有し、モータ4、排水弁12、給水弁13、送風ファン17、加熱手段16などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の工程を逐次制御する。
以上のように構成されたドラム式洗濯乾燥機の動作を以下に説明する。
蓋体6を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、運転を開始すると、洗い工程では、給水弁13を駆動して水槽3内に洗濯水を給水する。洗濯水の水位が所定水位に達すると給水弁13の駆動を停止し、給水を終了する。その後、回転ドラム1はモータ4によって低速で回転駆動され、回転ドラム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下される。こうして洗濯工程が進行する。
洗い工程を所定時間行った後、排水弁12を駆動して水槽3内の洗濯水を排水し、中間脱水を行い、その後のすすぎ工程を行う。そのすすぎ工程においても洗濯工程と同様の動作を行う。脱水工程では、回転ドラム1は高速で回転駆動され、洗濯物は遠心脱水される。
その後、乾燥工程に移行する。乾燥工程では、回転ドラム1内に洗濯物を投入し、乾燥工程を開始すると、制御装置24により送風ファン17および加熱手段16を駆動し、水槽3、温風取入口19、温風送風経路18を通過する一連の経路を熱風が循環する。さらに給水弁13が動作して除湿部20内に給水し、熱交換器21の下端で水を飛散させ、湿った熱風と接触させて熱交換し、除湿を行っている(例えば、特許文献1参照)。
また、水槽内の密閉性を高くする目的で、給水装置と水槽の間に逆止弁が設けられているものもある。逆止弁は、たとえば給水経路と水槽の間に設けられており、給水時は水の流れで弁が開くが、逆向きには開かないようになっている。逆止弁も設けることで、洗い工程において多量の泡が発生した場合に、水槽外へ泡が到達するのを防いでいる。また、乾燥工程においては、乾燥循環風が水槽外へ漏れないようにしている。
特開2009−82318号公報
しかしながら、脱水の起動時に水槽が大きく揺動する場合、水槽が振幅の中心から頂点振幅に移動する際に、給水経路と水槽の間に配設された逆止弁から空気を吸い込むことになる。次に頂点振幅から中心へ戻る際に吸い込んだ空気を吐き出そうとすると、逆止弁が機能するため、水槽内の空気の逃げ場がなくなり、水槽内全体の圧力が高くなる。乾燥フィルター部は、内圧に対してシールをする構成にはなっていない。このため、内圧が高くなり一定限度を過ぎると、乾燥フィルター部が浮くという課題を有していた。乾燥フィルター部が浮くことで空気が外へ漏れ、異音が発生する場合がある。また、乾燥フィルター部が浮いてしまうと、乾燥フィルターで捕集したリントが吹き出てしまう。また、洗濯物が少量の場合や、絡んだ衣類を脱水する場合には水槽が大きく揺れやすく、その際の内圧の変動により水槽内の空気が外へ逃げてしまう限界振幅が制約となり、それ以上の振幅で水槽を揺らすことができず、脱水起動確率を向上させる妨げとなる場合もある。一方、乾燥フィルターが浮かないように部品隙間の嵌合を詰めると、乾燥フィルターの着脱操作力が固くなってしまい、使用者がフィルターの掃除をする際に操作しにくくなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、水槽の揺動による水槽内の圧力を逃がすことができるドラム式洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯乾燥機は、揺動自在の水槽と、前記水槽内に回転自在に配設され、回転中心軸が水平もしくは正面側から背面側に下向きに傾斜した回転ドラムと、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転ドラム内の空気を取入れる温風取入れ口と、前記温風取入れ口からの空気に含まれる糸屑などを捕集する糸屑回収フィルター要素を有するフィルター装置と、前記フィルター装置と連通し、内部に送風手段および加熱手段を有する送風加熱経路と、前記送風加熱経路からの空気
を回転ドラム内に送風する送風口と、前記モータおよび前記加熱手段等を制御して洗い、すすぎ、脱水、乾燥工程を制御する制御手段とを備え、前記フィルター装置は、乾燥工程における送風時に負圧となる位置に設けられ、前記フィルター装置には、空気が通過する穴を糸屑回収フィルター要素の下流側位置に形成するとともに、この穴を覆う逆止弁を備え、前記逆止弁は、前記フィルター装置の外方に開く構成としたものである。
これによって、部品同士の嵌合を詰めずに使用者がフィルターの掃除をしやすい構成のままで、脱水時に水槽が大きく揺動した場合でも、水槽内の圧力を効果的に逃すことで、圧力が高くなりすぎることを抑えることができる。その結果、脱水起動の確率を向上させることができ、洗濯時間の短縮が省エネ性能を高めるとともに、ドラム式洗濯乾燥機の信頼性も向上させることができる。
本発明のドラム式洗濯乾燥機は、水槽の揺動による水槽内の圧力を逃がすための圧抜き穴と逆止弁を乾燥運転中に糸屑などを捕集するフィルター装置に配設することで、水槽内の圧力を逃がし、水槽内の圧力が高くなりすぎてしまうことを防ぎ、水槽内、乾燥循環経路内のシール部に高圧力がかかることでの不具合を防ぐことができる。
本発明の実施の形態1に係るドラム式洗濯乾燥機の側断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の側断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の糸屑回収フィルター装置の側断面図 上側ユニットの側断面図 下側ユニットの側断面図 同ドラム式洗濯乾燥機のブロック回路図 従来のドラム式洗濯乾燥機の側断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の側断面図
第1の発明のドラム式洗濯乾燥機は、揺動自在の水槽と、前記水槽内に回転自在に配設され、回転中心軸が水平もしくは正面側から背面側に下向きに傾斜した回転ドラムと、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転ドラム内の空気を取入れる温風取入れ口と、前記温風取入れ口からの空気に含まれる糸屑などを捕集する糸屑回収フィルター要素を有するフィルター装置と、前記フィルター装置と連通し、内部に送風手段および加熱手段を有する送風加熱経路と、前記送風加熱経路からの空気を回転ドラム内に送風する送風口と、前記モータおよび前記加熱手段等を制御して洗い、すすぎ、脱水、乾燥工程を制御する制御手段とを備え、前記フィルター装置は、乾燥工程における送風時に負圧となる位置に設けられ、前記フィルター装置には、空気が通過する穴を糸屑回収フィルター要素の下流側位置に形成するとともに、この穴を覆う逆止弁を備え、前記逆止弁は、前記フィルター装置の外方に開く構成としたものである。
このような構成によって、水槽が大きく揺動し、水槽内の圧力が大きく変動する場合でも、圧力を効果的に逃すことで圧力変動を抑制することができる。水槽内、乾燥循環経路内に高圧力がかかることでの不具合を防ぐことがで、シール部の信頼性を高めることができる。また、水槽を大きく揺動させることができるようになるため、脱水を起動しやすくできるため、洗濯時間の短縮につながり、省エネ性能も高めることができる。
第2の発明は、特に、ドラム式洗濯乾燥機は、前記穴と前記逆止弁を複数設けたものである。
このような構成によって、水槽内の圧力を逃す弁の開口面積を大きくできるため、水槽が大きく揺動した場合でも、効果的に圧力を逃すことができる。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、2は、本発明の実施の形態1に係るドラム式洗濯乾燥機の側断面図である。
図1において、回転ドラム100は、有底円筒形に形成されている。回転ドラム100の外周部には、通水および通気をする複数の透孔101が全面に設けられている。水槽102は、回転ドラム100を回転自在に配設されている。回転ドラム100の回転中心に傾斜方向に回転軸(回転中心軸)103が設けられ、回転軸103は正面側から背面側に向けて下向きに傾斜されている。この回転軸103に、水槽102の背面に取り付けたモータ104が連結され、モータ104により回転ドラム100が正転、逆転方向に回転駆動される。回転ドラム100の内壁面には数個の突起板105が設けられている。
水槽102の正面側で本体106の上向き傾斜面に設けた開口部107を蓋体108により開閉自在に覆い、この蓋体108を開くことにより、開口部107および、回転ドラムの衣類出入口109を通して回転ドラム100内に洗濯物を入れ、回転ドラム100内から洗濯物を取り出せるようにしている。蓋体108を上向き傾斜面に設けているため、使用者は洗濯物を出し入れする際に、腰を屈める具合を少なくして行うことができる。
水槽102は、本体106からばね体110とダンパー111により揺動可能に吊り下げられている。水槽102の内底部の背面側寄りには排水口112を設けており、排水口112に排水経路113の一端を接続し、排水経路113の他端を排水弁(排水手段)114に接続して、水槽102内の洗濯水を排水するようにしている。図2において、給水弁(給水手段)115は、洗剤ケース116および給水経路117を通して水槽102内に洗濯水を給水する。給水逆止弁119は、洗剤ケース116と給水経路117の間に配設されている。給水する際は、給水逆止弁119は開く方向(矢印D)である。
乾燥機能は、温風取入れ口200、熱交換器201、排気口202、糸屑回収フィルター装置(フィルター装置)300、送風加熱経路203、送風ファン(送風手段)204、ヒータ(加熱手段)205、温風送風経路206、送風口207により構成され、乾燥循環経路を形成している。
図3、図4、図5を用いて、糸屑回収フィルター装置300の構成を説明する。図3は本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯乾燥機の糸屑回収フィルター装置の側断面図である。図4は本発明の実施の形態1における上側ユニットの側断面図である。図5は本発明の実施の形態1における下側ユニットの側断面図である。
糸屑回収フィルター装置300は上側ユニット310と、上側ユニット310の下方に配設される下側ユニット320で構成される。下側ユニット320は、本体106の内部で固定されるのに対し、上側ユニット310は、本体106から容易に取り外される。
上側ユニット310は、上側フィルター部311を備える。上側フィルター部311は、下側フィルター部321に隣接する。また、上側フィルター部311は、下側フィルター部321に対して略平行に接する。
下側ユニット320は、上側ユニット310を収容するための筐体322を備える。筐体322は、ベローズ管400に向けて突出する略円筒状の流入口323が形成された右側壁324と、右側壁324に対向する左側壁325とを含む。乾燥空気は、ベローズ管400及び流入口323を通じて、糸屑回収フィルター装置300内に流入する。
下側ユニット320は、右側壁324と左側壁325とに接続された下側フィルター部321を更に備える。下側フィルター部321は、筐体322が形成する内部空間を、流入口323に連通する上側空間USと上側空間USに隣接する下側空間LSとに分割する。流入口323から流入した乾燥空気は、上側空間USに流入した後、上側空間USの下方に形成された下側空間LSに至る。
上側空間US内には上側ユニット310が収容されている。流入口323から流入した乾燥空気は、上側空間US内に配設された上側ユニット310内に流入する。上側ユニット310内に流入した乾燥空気は、左側壁325に向かう第1方向FDに流れる。
下側フィルター部321と左側壁325との接続部分は、下側フィルター部321と右側壁324との接続部分よりも上方に形成される。したがって、下側フィルター部321及び下側フィルター部321に平行に接する上側フィルター部311は、第1方向FDの乾燥空気の流れに対して傾斜する(図3において、0°<θ<90°(θは、第1方向FDに対する上側フィルター部311の傾斜角度))。
下側フィルター部321及び上側フィルター部311は、上側空間USから下側空間LSに向けて流れる乾燥空気からリントを除去する。下側フィルター部321及び上側フィルター部311は、第1方向FDの乾燥空気の流れに対して傾斜するので、リントを除去するための比較的広い面積が確保される。本実施形態において、上側フィルター部311及び下側フィルター部321は、糸屑回収フィルター要素として例示される。
下側ユニット320の下側空間LS内は、圧力を逃すための圧抜き穴326が複数開いている。圧抜き穴326は水槽102の揺動による水槽102内の圧力変動を抑制する。下側空間LSは、下側フィルター部321を通過しているため、糸屑などが圧抜き穴326から下側ユニット320外へ出ることはない。
圧抜き穴326を覆うようにして、ゴム製の逆止弁327が配設されている。矢印Gは逆止弁327が開く方向で、矢印Fは閉じる方向である。
制御装置150は、図6に示すように構成されており、マイクロコンピュータで構成した制御手段151を有し、パワースイッチング手段152を介してモータ104、排水弁(DV)114、給水弁(FV)115、ヒータ205などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の工程を逐次制御する。
制御手段151は、運転コース等を設定するための入力設定手段153からの情報を入力して、その情報を基に表示手段154で表示して使用者に知らせる。記憶手段155は、制御手段151により制御するのに必要なデータを記憶している。なお、156は商用電源、157は電源スイッチである。
上記構成においてその動作を説明する。蓋体108を開いて回転ドラム100内に洗濯物を投入し、洗剤ケース116内に所定量の洗剤を投入した後、運転を開始させる。まず、洗い工程を実行する。洗い工程において、給水弁115が動作して洗濯水が給水され、その洗濯水は洗剤ケース116および給水経路117を通り、洗剤とともに水槽102内に入る。所定の水位まで給水した後、回転ドラム100を制御し、第1の所定の回転速度(例えば45r/min)まで立ち上げて、正転、休止、反転、休止の動作を繰り返す洗い動作を所定時間実行する。なお、この時の回転ドラム100の回転により、回転ドラム100内に収容された洗濯物は回転ドラム100の内周壁に設けられた突起板105によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する撹拌動作が繰り返されるので、洗濯物には叩き洗いの作用が及んで洗濯がなされる。
この洗い動作を所定時間行った後、洗い工程を終了し、第1排水工程を実行する。第1排水工程においては、排水弁114が動作して、排水が実行される。この時、水槽102内の洗濯水は、排水口112、排水弁114および、排水経路113を介して、機外に排水される。その後、第1脱水工程に移行する。
第1脱水工程においては、回転ドラム100を第2の所定回転速度(例えば、800r/min)まで立ち上げて、第2の所定回転速度で所定時間回転させ、洗濯物に含まれた洗濯水を脱水する。第2の所定回転数に到達するまでに、水槽102の共振点を通過する。その際、水槽102が大きく揺動することにより、水槽102内に大きな圧力変動が発生する。水槽102が大きく揺れ、振幅の中心から頂点振幅に動く際、給水逆止弁119が開き、水槽102内に空気を吸い込む。次に水槽102が振幅の中心の位置に戻る際、吸い込んだ空気を吐き出そうとするが、給水逆止弁119が閉じるため、空気が圧縮され内圧が上昇する。この際、水槽102と乾燥経路で連結している糸屑回収フィルター装置300の下側ユニット320に配設された圧抜き穴326から、圧力を逃すことができる。糸屑回収フィルター装置300に設けられた逆止弁327が、矢印Gの方向(フィルター装置300の外方)に開き機能することで、水槽102の圧力を逃すことができ、圧力変動を抑制することができる。
第1脱水工程を所定時間行った後、給水弁115が動作して、水槽102内に洗剤ケース116および給水経路117を介して洗濯水が注水され、第1すすぎ工程が実施される。第1すすぎ工程において、回転ドラム100の回転速度を、第3の所定回転速度(例えば、40r/min)に設定し、正転、休止、反転、休止の動作を繰り返す。洗濯物が回転ドラム100の内周壁に設けられた突起板105によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する撹拌動作が繰り返されるすすぎ動作を所定時間実行する。
その後、第1排水工程と同様に第2排水工程が実行され、第1脱水工程と同様に第2脱水工程が実行された後、第1すすぎ工程と同様に第2すすぎ工程が実行される。さらに、第1排水工程および第2排水工程と同様に第3排水工程が実行され、最終脱水工程が実行される。
乾燥工程は、送風ファン204の回転により回転ドラム100内の空気は、回転ドラム100の外周面に形成された透孔101から、水槽102と回転ドラム100の間で形成される空間に出る。その後、水槽102の背面下部に設けた温風取入れ口200から熱交換器201内に流入される。熱交換器201内には注水ホース500が配設され、注水弁501が開かれることにより注水された水が注水ホース500から熱交換器201中に散水されるので、熱交換器201内に排気された湿気を含む空気は冷却されて除湿される。熱交換器201で除湿された空気は、糸屑回収フィルター装置300を通過して、送風加熱経路203へ入り、水槽102の前方に導かれ、送風加熱経路203に流れ込み、ヒータ205によって加熱される。その後、水槽102の前方に設けた温風送風経路206に送られ、水槽102の前方上部に設けた送風口207から水槽102内に送風される。水槽102内に送風された空気は回転ドラム100の底面に形成された透孔101から回転ドラム100内に流入するので、除湿加熱された空気により洗濯物から湿気が奪い取られ、回転ドラム100の回転による撹拌により全ての洗濯物の乾燥が促進され、この空気循環が所定時間繰り返されることにより洗濯物の乾燥がなされる。
上記構成中、水槽102と一連の乾燥経路は密閉性が要求される。湿気を含んだ循環風が水槽102外へ多量に漏れると、洗濯機構成部品の信頼性が低下してしまう。また、洗濯機設置場所の湿度も上昇してしまう。
乾燥経路中の下側ユニット320の下側空間LS内には、圧力を逃すための圧抜き穴326を複数配設している。乾燥運転中には糸屑回収フィルター装置300部は負圧になるように送風ファン204を配置しており、逆止弁327は閉じられる(矢印F)方向のため、乾燥循環風が外へ漏れ出ることはない。
このように、圧抜き穴326と逆止弁327により、脱水時には効果的に圧力を逃すことができ、乾燥運転時には乾燥循環風を逃さない構成が成立する。
なお、本実施例では、圧力を逃す圧抜き穴を複数配設しているが、1つでもよい。また、配設場所については、本実施例の箇所に限定されるものではない。また、逆止弁の形状は、本実施例で限定されるものではない。
以上のように、本発明にかかる電解装置は、水槽内の圧力変動を抑制し、水槽内の圧力が高くなりすぎてしまうことを防ぎ、水槽内、乾燥循環経路内のシール部に高圧力がかかることでの不具合を防ぐことができ信頼性を向上させることができる。また、水槽を大きく揺動させることができるため、脱水を起動しやすくでき、洗濯時間の短縮を実現することで、省エネ性能も高めることができるので、乾燥機能を備えた家庭用の縦型洗濯機や業務用の洗濯機、洗浄機器に有用である。
100 回転ドラム
101 透孔
102 水槽
103 回転軸
104 モータ
105 突起板
106 本体
107 開口部
108 蓋体
109 衣類出入口
110 ばね体
111 ダンパー
112 排水口
113 排水経路
114 排水弁(排水手段)
115 給水弁(給水手段)
116 洗剤ケース
117 給水経路
119 給水逆止弁
150 制御装置
151 制御手段
152 パワースイッチング手段
153 入力設定手段
154 表示手段
155 記憶手段
200 温風取入れ口
201 熱交換器
202 排気口
203 送風加熱経路
204 送風ファン(送風手段)
205 ヒータ(加熱手段)
206 温風送風経路
207 送風口
300 糸屑回収フィルター装置(フィルター装置)
310 上側ユニット
311 上側フィルター部
320 下側ユニット
321 下側フィルター部
322 筐体
323 流入口
324 右側壁
325 左側壁
326 圧抜き穴
327 逆止弁
400 ベローズ管
US 上側空間
LS 下側空間

Claims (2)

  1. 揺動自在の水槽と、
    前記水槽内に回転自在に配設され、回転中心軸が水平もしくは正面側から背面側に下向きに傾斜した回転ドラムと、
    前記回転ドラムを回転駆動するモータと、
    前記回転ドラム内の空気を取入れる温風取入れ口と、
    前記温風取入れ口からの空気に含まれる糸屑などを捕集する糸屑回収フィルター要素を有するフィルター装置と、
    前記フィルター装置と連通し、内部に送風手段および加熱手段を有する送風加熱経路と、前記送風加熱経路からの空気を回転ドラム内に送風する送風口と、
    前記モータおよび前記加熱手段等を制御して洗い、すすぎ、脱水、乾燥工程を制御する制御手段とを備え、
    前記フィルター装置は、乾燥工程における送風時に負圧となる位置に設けられ、
    前記フィルター装置には、空気が通過する穴を糸屑回収フィルター要素の下流側位置に形成するとともに、この穴を覆う逆止弁を備え、
    前記逆止弁は、前記フィルター装置の外方に開く構成としたドラム式洗濯乾燥機。
  2. 前記穴と前記逆止弁を複数設けた請求項1に記載のドラム式洗濯乾燥機。
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