JP2014140525A - 衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】循環風路内への水の浸入を防止できるとともに、排気口から排出される蒸気で周囲の壁が結露することを防止できるようにする。
【解決手段】乾燥室と、この乾燥室の外側に位置させて乾燥室の内部に連通するように設けられた循環風路と、乾燥室内の空気を循環風路を通して循環させるファンと、循環風路内に設けられ当該循環風路内を通る空気を加熱する加熱手段と、循環風路を上方から覆うように設けられたカバー部材と、循環風路内の空気の一部をカバー部材の外部へ排出するように設けられた排気口と、この排気口を覆うように設けられた排気カバーと、を備える衣類乾燥機において、前記カバー部材に、前記排気口よりも前方でかつ排気口の上端よりも低い位置に位置させて、水を前方に導く排水路を設けた。
【選択図】図3
【解決手段】乾燥室と、この乾燥室の外側に位置させて乾燥室の内部に連通するように設けられた循環風路と、乾燥室内の空気を循環風路を通して循環させるファンと、循環風路内に設けられ当該循環風路内を通る空気を加熱する加熱手段と、循環風路を上方から覆うように設けられたカバー部材と、循環風路内の空気の一部をカバー部材の外部へ排出するように設けられた排気口と、この排気口を覆うように設けられた排気カバーと、を備える衣類乾燥機において、前記カバー部材に、前記排気口よりも前方でかつ排気口の上端よりも低い位置に位置させて、水を前方に導く排水路を設けた。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、衣類乾燥機に関する。
従来、乾燥機能を備えた洗濯乾燥機(衣類乾燥機)においては、衣類を収容し乾燥室として機能する水槽と、この水槽の外側に位置させて水槽の内部に連通するように設けられた循環風路と、ファンと、前記循環風路内に設けられ当該循環風路内を通る空気を加熱する加熱手段と、を備え、前記ファンの送風作用により前記水槽内の空気を前記循環風路を通して循環させるとともに、その循環空気を前記加熱手段により加熱して温風化することにより、前記衣類を乾燥させるようにしたものがある。また、このようなものにおいては、前記循環風路に連通する排気口を設け、衣類から奪った水分を含む循環空気の一部を前記排気口から機外へ排出するようにすることにより、衣類の乾燥を一層効果的に行うようにすることも考えられている。
しかしながら、例えば洗濯乾燥機が屋外に設置されている場合に、雨などによって水が前記排気口から循環風路内に浸入すると、その水が電気部品である加熱手段にまで達するおそれがある。これに対処するために、例えば洗濯乾燥機の筐体の背面部に開口部を設け、水を、その開口部から筐体の背面側へ逃がす構成とすることが考えられる。ところが、通常、洗濯乾燥機の設置場所においては洗濯乾燥機の背面側に壁があり、排気口から排気された水分を含む空気(蒸気)が、その開口部から洗濯乾燥機の背面側へ排出されて壁に当たり、その壁が結露するおそれがある。
そこで、循環風路内への水の浸入を防止できるとともに、排気口から排出される蒸気で周囲の壁が結露することを防止できる衣類乾燥機を提供する。
本実施形態の衣類乾燥機は、乾燥室と、この乾燥室の外側に位置させて前記乾燥室の内部に連通するように設けられた循環風路と、前記乾燥室内の空気を前記循環風路を通して循環させるファンと、前記循環風路内に設けられ当該循環風路内を通る空気を加熱する加熱手段と、前記循環風路を上方から覆うように設けられたカバー部材と、前記循環風路内の空気の一部を前記カバー部材の外部へ排出するように設けられた排気口と、この排気口を覆うように設けられた排気カバーと、を備え、前記カバー部材に、前記排気口よりも前方でかつ前記排気口の上端よりも低い位置に位置させて、水を前方に導く排水路を設けたことを特徴とする。
以下、洗濯乾燥機に適用した一実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1には、縦軸型の洗濯乾燥機(衣類乾燥機)の外観が示されている。この洗濯乾燥機の筐体1は、台板2上に連結された外箱3と、この外箱3の上部に装着されたトップカバー4を備えている。台板2には、下面の四隅部に脚部5が設けられている。外箱3は、矩形箱状をなしている。トップカバー4は矩形枠状をなしていて、中央部に洗濯物出入口6(図5、図6参照)を有している。トップカバー4の上面の前部には操作パネル7が設けられ、その操作パネル7の後方には、洗濯物出入口6を開閉する外蓋8が設けられている。外蓋8は、この場合二つ折りで、後端部がトップカバー4に回動可能に支持されている。
トップカバー4の後ろ上部には、カバー部材を構成するバックカバー9が設けられている。バックカバー9の上面には、後部の左右方向の中央部寄りに位置させて排気カバー10が設けられ、この排気カバー10の前方に位置させて、覆い部材を構成する飾り板11が設けられている。
外箱3の内部には、図2に示すように、乾燥室としても機能する水槽13が配設されている。水槽13は上面が開口した円筒容器状をなしていて、外箱3に弾性吊持機構14により弾性支持されている。弾性吊持機構14は、複数本の吊り棒15と、各吊り棒15に設けられたスプリング16を主体とするもので、水槽13を縦軸状態で弾性的にかつ揺動可能に支持している。水槽13の内部には回転槽17が配設されている。この回転槽17も上面が開口した円筒容器状をなしている。回転槽17は、上下方向に指向する軸を中心に回転可能で、洗濯槽および脱水槽、ならびに乾燥室としても機能するもので、周壁部に脱水兼通風用の孔18と凸部19が多数設けられている。回転槽17の上縁部には回転バランサ20が設けられている。回転槽17内の底部には、撹拌体21が回転可能に設けられている。
水槽13の外底部には駆動装置22が設けられている。この駆動装置22は、図示しないモータとクラッチを備えていて、撹拌体21を単独で回転させたり、回転槽17と撹拌体21を一体的に回転させたりするようになっている。水槽13の底部には排水口23が設けられていて、この排水口23に、電動の排水弁24および排水ホース25が接続されている。排水弁24を閉鎖した状態で水槽13内に水が供給されると、その水は、水槽13内、ひいては回転槽17内に貯留される。排水弁24が開放されると、水槽13内に貯留された水は、排水口23、排水弁24、および排水ホース25を通して機外へ排出される。水槽13の上端部には水槽カバー26が装着されている。この水槽カバー26には、給水用接続口27と、出口用接続口28と、入口用接続口29が設けられている。なお、水槽カバー26には、図示はしないが、回転槽17に対して洗濯物を出し入れするための開口部およびこれを開閉する内蓋が設けられている。
そして、前記トップカバー4上にあってバックカバー9で覆われる部分、すなわちバックカバー9の内部には、給水装置31と温風供給装置32が配設されている。このうち、給水装置31は、電動の給水弁33と、ホース接続口34と、注水ケース35を備えている。ホース接続口34は、上端部がバックカバー9を貫通して当該バックカバー9の上面側へ露出している。このホース接続口34には、図示はしないが、一端部が水道の蛇口に接続された給水ホースの他端部が接続される。注水ケース35の出口に、蛇腹状の可撓性を有する注水ホース36の一端部が接続されている。注水ホース36の他端部である下端部が、前記給水用接続口27に接続されている。この構成において、給水弁33が開放されると、水道水が、給水弁33、注水ケース35、注水ホース36を通り、給水用接続口27から回転槽17内、ひいては水槽13内に供給される。
温風供給装置32は、循環風路37を備えている。循環風路37は、一端部が蛇腹状で可撓性を有する吸気ダクト38を介して前記出口用接続口28に接続され、他端部がやはり蛇腹状で可撓性を有する給気ダクト39を介して前記入口用接続口29に接続されている。循環風路37の途中部にはケーシング40が設けられていて、このケーシング40内に、シロッコファンからなるファン41と、加熱手段を構成するPTCヒータ42が配設されている。
ファン41は、ケーシング40の外側上部に配設されたファンモータ43により回転駆動される。ケーシング40の吸気口44は、フィルタ装置45を介して前記吸気ダクト38の上端部に接続されている。フィルタ装置45には、図示はしないがリントフィルタが着脱可能に設けられている。ケーシング40と、ファン41と、ファンモータ43により送風機を構成している。ケーシング40の吐出口46は、前記給気ダクト39の上端部に接続されている。PTCヒータ42は、ケーシング40内においてファン41と吐出口46との間に配置されている。ケーシング40には、吸気口44の近傍に位置させて外気導入口40aが設けられている。
ここで、ケーシング40は、循環風路37の一部を構成している。そして、循環風路37は、乾燥室を構成する水槽13の外側に位置させて水槽13の内部に連通するように設けられている。加熱手段を構成するPTCヒータ42は、循環風路37のうちのケーシング40内に配置されている。循環風路37は、前記バックカバー9により上方および後方から覆われている。
ケーシング40の上部には、前記ファン41とPTCヒータ42との間に位置させて、排気筒部47が一体に設けられている。この排気筒部47は円筒状をなしていて、上端部が、前記バックカバー9の上部に設けられた凹部49の底部を水密に貫通して当該凹部49内に突出している。ケーシング40内には、排気筒部47の下端開口部を開閉するためのダンパ48が、軸を支点に回動可能に設けられている。このダンパ48は、図示しないダンパモータにより回動される。凹部49の底部は、図3にも示すように、バックカバー9の周囲部よりも低く形成されている。凹部49の背面は、開口しているが、前記排気カバー10により覆われる。
凹部49内には、消音器50が配設されている。この消音器50は、横長な中空の容器状をなすもので、一端部である右端部の下向きの接続口51が、前記排気筒部47の上端部に接続されている。消音器50は接続口51から左方向へ延びていて、その左端部の上部に、上面が開口した排気口52(図1、図3参照)を有している。消音器50の上部において、排気口52の近傍部位には凹凸部50aが形成されている。
バックカバー9に取り付けられた排気カバー10は、図5および図6に示すように、上部の屋根部10aと後部の立下がり部10bとを一体に有したL字形をなしていて、消音器50を上方および後方から覆うように設けられている。排気カバー10は、排気口52も上方および後方から覆っている。排気カバー10の前部10cには、通気用開口部53(図1、図4参照)が形成されている。通気用開口部53は、この場合、前方から見て排気口52よりも右側に位置させて、複数個、例えば4個形成されている。各通気用開口部53は、排気カバー10の内部と外部を連通させている。
そして、図3に示すように、バックカバー9において、前記凹部49の前方に位置させて、それぞれ前後方向に延びる第1の排水路55と第2の排水路56が設けられている。このうち第1の排水路55は、図5に示すように前下がりの傾斜状をなす溝状をなしていて、後端部が前記凹部49に連通している。第2の排水路56も、図6に示すように前下がりの傾斜状をなす溝状をなしていて、後端部が前記凹部49に連通している。この第2の排水路56の中央部には、当該第2の排水路56よりも深い凹部57が設けられている。この凹部57は、前部が閉塞部57aにて閉塞され、後部が前記凹部49内に連通している。
ここで、第1の排水路55および第2の排水路56は、バックカバー9の上面において、前記排気口52よりも前方でかつ前記排気口52の上端よりも低い位置に設けられている。したがって、バックカバー9には、排気口52よりも前方でかつ排気口52の上端よりも低い位置に位置させて、水を前方に導く第1および第2の排水路55,56が設けられている。
またこの場合、図4に示すように、第1の排水路55の断面積をA1(図4において、一点鎖線の斜線を施した部分参照)、第2の排水路56の断面積をA2(図4において、一点鎖線の斜線を施した部分参照)とし、4個の通気用開口部53の合計断面積をBとすると、第1の排水路55の断面積A1と第2の排水路56の断面積A2を合計した排水路合計断面積(A1+A2)は、前記通気用開口部53の合計断面積Bより大に設定している(A1+A2>B)。バックカバー9の上面前部には飾り板11が装着されていて、前記第1の排水路55および第2の排水路56はその飾り板11により上方から覆われている。
本実施形態の洗濯乾燥機においては、図示はしないが、所定部位にマイクロコンピュータを主体とした制御装置が設けられている。制御装置は、操作パネル7に設けられた操作部からの入力や、各種センサからの入力、予め備えた制御プログラムに基づき、駆動装置22、排水弁24、給水弁33、温風供給装置32のファンモータ43およびPTCヒータ42、ダンパモータなどを制御する機能を備えている。
次に上記構成の作用を説明する。本実施形態の洗濯乾燥機において、制御装置は、操作パネルの操作部からの操作に基づき、洗濯、脱水および乾燥の行程を、順に自動で、あるいは任意に選択して実行する。そのうち、洗濯行程では、給水弁33を開放動作させることで水道水を水槽13内に供給し、駆動装置22により撹拌体21を正逆両方向に交互に低速回転させることで、回転槽17内に収容された洗濯物(衣類)が洗濯水と共に撹拌されて洗濯される。脱水行程では、排水弁24を開放動作させることで水槽13内の水を機外へ排出した後、駆動装置22により回転槽17を撹拌体21と共に一方向へ高速回転させることで、回転槽17内の洗濯物が遠心脱水される。
そして、乾燥行程では、駆動装置22により撹拌体21または回転槽17を間欠的に低速回転させ、もしくはそれらを停止させたままで、この場合、加熱行程、除湿行程、冷却行程が順に行われる。加熱行程では、排気筒部47のダンパ48を閉鎖状態とした状態(図2の実線位置参照)で、ファンモータ43によりファン41を回転させるとともに、PTCヒータ42に通電しこれを発熱させる。これにより、乾燥室として機能する水槽13内の空気が、ファン41の送風作用により、出口用接続口28、吸気ダクト38、フィルタ装置45を通りケーシング40内に吸引される(図1の矢印参照)。そのケーシング40内に吸引された空気は、PTCヒータ42側に吐出される。PTCヒータ42側に吐出された空気は、PTCヒータ42を通る過程で加熱されて温風化される。温風化された空気は、吐出口46、給気ダクト39、入口用接続口29を通り、水槽13内に戻される。これを繰り返すことで、水槽13内の空気が加熱されながら循環され、回転槽17内の洗濯物も温風で加熱される。これに伴い、洗濯物は、温風と接触することで水分が徐々に奪われるようになる。
この加熱行程が所定時間行われた後、除湿行程が行われる。除湿行程では、まず、ダンパモータによりダンパ48を開放動作(図1の二点鎖線参照)させ、ファン41の駆動を続け、PTCヒータ42の通電を続ける。このうち、ダンパ48を開放動作させることで、排気筒部47を開放させる。これにより、洗濯物から奪った水分を含んだ空気の一部が、排気筒部47から消音器50内を通り、排気口52から排気カバー10内へ排出される。排気カバー10内へ排出された水分を含んだ空気(蒸気)は、排気カバー10内へ広がった後、排気カバー10の前部の各通気用開口部53から機外の前方へ排出される。
このとき、水分を含んだ空気が消音器50内や排気カバー10内を通過する過程で結露が生じる。また、排気カバー10の前部の各通気用開口部53から機外へ排出される空気にも水分が含まれているが、その通気用開口部53から出る空気は、洗濯乾燥機の後部から前方に向けて排出されるので、すぐ近くに室壁はなく、室壁に結露が発生することを防止できる。またこのとき、循環空気の一部が機外へ排出されることに伴い、ケーシング40外の空気が外気導入口40aからケーシング40内に吸入される。
ダンパ48を所定時間開放した後、ダンパ48を再び閉鎖させ、温風による再加熱を行う。除湿行程では、ダンパ48を開放した排気と、ダンパ48を閉鎖した再加熱を交互に複数回繰り返す。これにより、洗濯物は次第に乾燥されるようになる。
この場合、ダンパ48により排気筒部47を開放させると、ファン41による騒音が機外に漏れることが懸念される。この点本実施形態においては、その排気筒部47に消音器50を接続しているので、ファン41による騒音を消音器50により低減させることができる。これにより、特に排気筒部47の開放時の機外への騒音を抑えることができる利点がある。
除湿行程が所定時間行われた後、冷却行程が行われる。冷却行程では、ダンパ48を再び開放動作させ、ファン41の駆動を続け、PTCヒータ42は断電して発熱を停止させる。これにより、循環空気の一部を排気口52(通気用開口部53)から排出しながら、水槽13内の空気の循環が続けられ、乾燥後の洗濯物の冷却が行われる。この冷却行程が所定時間行われた後、乾燥行程が終了する。この冷却行程においても、排気筒部47の開放時の機外への騒音を抑えることができる。
また、上記構成において、例えば洗濯乾燥機が屋外に設置されていて雨ざらしになったり、洗濯乾燥機の上部に水が掛かったりして、水が排気カバー10前部の通気用開口部53から排気カバー10内に浸入し、凹部49内に水が溜まり、その水の水位が、消音器50の排気口52を越えると、水が消音器50内に浸入することが考えられる。そしてさらに、消音器50内に浸入した水の水位が排気筒部47の上端を越えると、水が循環風路37のケーシング40内にも浸入し、ケーシング40内の特に電気部品であるPTCヒータ42にまで達すると、漏電などの不具合が発生するおそれがある。この点、本実施形態においては、そのような不具合を防止できる。
すなわち、排気カバー10内に水が浸入し、凹部49内に水が溜まった場合、その水の一部は、第2の排水路56内の凹部57内にも溜まる。そして、凹部49内および凹部57内の水位が、消音器50の排気口52の上端に達する前に、第1の排水路55および第2の排水路56の底面を越えると、その水は、第1の排水路55および第2の排水路56の底面の傾斜に沿って前方へ向けて流れる(図5および図6の矢印参照)。第1の排水路55に沿って前方へ流れた水は、トップカバー4の洗濯物出入口6を通った後、水槽カバー26上に流れることになる。また、第2の排水路56に沿って前方へ流れた水も、トップカバー4の洗濯物出入口6を通った後、水槽カバー26上に流れることになる。このため、凹部49内に溜まった水が、前記排気口52から消音器50、ひいては循環風路37のケーシング40内へ浸入することを防止でき、PTCヒータ42にまで水が浸入することを確実に防止でき、漏電などの不具合の発生を防止できる。
上記した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
循環風路37を上方から覆うカバー部材であるバックカバー9に、排気口52よりも前方でかつ排気口52の上端よりも低い位置に位置させて、水を前方に導く第1の排水路55および第2の排水路56を設けた構成とした。これにより、排気口52の周囲の水位が上がったとしても、その水位が排気口52の上端を越える前に、水は第1および第2の排水路55,56を通して排気口52より前方に導かれるので、水が排気口52から消音器50、ひいては循環風路37のケーシング40内へ浸入することを防止でき、PTCヒータ42にまで水が浸入することを確実に防止でき、漏電などの不具合の発生を防止できる。
循環風路37を上方から覆うカバー部材であるバックカバー9に、排気口52よりも前方でかつ排気口52の上端よりも低い位置に位置させて、水を前方に導く第1の排水路55および第2の排水路56を設けた構成とした。これにより、排気口52の周囲の水位が上がったとしても、その水位が排気口52の上端を越える前に、水は第1および第2の排水路55,56を通して排気口52より前方に導かれるので、水が排気口52から消音器50、ひいては循環風路37のケーシング40内へ浸入することを防止でき、PTCヒータ42にまで水が浸入することを確実に防止でき、漏電などの不具合の発生を防止できる。
また、排気カバー10の前部10cに通気用開口部53を形成していて、筐体1の背面側には排水用の開口部は形成していないので、排気口52から排出される水分を含んだ空気がその開口部を通して筐体の背部側に排出されることを防止でき、後部の室壁などに結露が生ずることも防止できる。
バックカバー9には、排水路として、複数本、この場合2本の排水路(第1の排水路55と第2の排水路56)を設けているので、排水能力を高めることができる。また、一方の排水路が詰まった場合でも、他方の排水路により排水を確保することができる利点がある。
排気口52を覆う排気カバー10の前部10cには、排気口52から排出された空気を当該排気カバー10の前方へ排出する通気用開口部53が複数設けられていて、この通気用開口部53から排気カバー10内に水が浸入することが考えられる。しかし、本実施形態においては、第1の排水路55の断面積A1と第2の排水路56の断面積A2を合計した合計断面積(A1+A2)を、通気用開口部53の合計断面積Bより大に設定しているので、通気用開口部53から排気カバー10内に注入される注入能力より、第1および第2の排水路55,56の排水能力を高めることができる。
バックカバー9の上面には、覆い部材を構成する飾り板11が装着されていて、前記第1の排水路55および第2の排水路56はその飾り板11により上方から覆われているので、それら排水路55,56は露出せず、外観を悪くすることを防止できる。
(その他の実施形態)
衣類乾燥機としては、洗濯機能がないものでもよい。加熱手段としては、PTCヒータ42に限られず、例えばシーズヒータであってもよい。
排水路は、2本に限られず、1本でも、3本以上でもよい。
消音器50は必要に応じて設ければよく、設けなくてもよい。消音器50を設けない場合、排気筒部47が排気口として機能することになる。
衣類乾燥機としては、洗濯機能がないものでもよい。加熱手段としては、PTCヒータ42に限られず、例えばシーズヒータであってもよい。
排水路は、2本に限られず、1本でも、3本以上でもよい。
消音器50は必要に応じて設ければよく、設けなくてもよい。消音器50を設けない場合、排気筒部47が排気口として機能することになる。
以上説明したように、本実施形態の衣類乾燥機によれば、循環風路を上方から覆うカバー部材に、排気口よりも前方でかつ排気口の上端よりも低い位置に位置させて、水を前方に導く排水路を設けた構成とした。これにより、排気口の周囲の水位が上がったとしても、その水位が排気口の上端を越える前に、水は排水路を通して排気口より前方に導かれるので、水が排気口から循環風路内へ浸入することを防止でき、加熱手段にまで水が浸入することを確実に防止でき、漏電などの不具合の発生を防止できる。また、筐体の背面側には排水用の開口部は形成していないので、排気口から排出される水分を含んだ空気がその開口部を通して筐体の背部側に排出されることを防止でき、後部の室壁などに結露が生ずることも防止できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は筐体、3は外箱、4はトップカバー、6は洗濯物出入口、8は外蓋、9はバックカバー(カバー部材)、10は排気カバー、11は飾り板(覆い部材)、13は水槽(乾燥室)、17は回転槽、32は温風供給装置、37は循環風路、41はファン、42はPTCヒータ(加熱手段)、47は排気筒部、48はダンパ、49は凹部、50は消音器、52は排気口、53は通気用開口部、55は第1の排水路(排水路)、56は第2の排水路(排水路)、57は凹部を示す。
Claims (3)
- 乾燥室と、
この乾燥室の外側に位置させて前記乾燥室の内部に連通するように設けられた循環風路と、
前記乾燥室内の空気を前記循環風路を通して循環させるファンと、
前記循環風路内に設けられ当該循環風路内を通る空気を加熱する加熱手段と、
前記循環風路を上方から覆うように設けられたカバー部材と、
前記循環風路内の空気の一部を前記カバー部材の外部へ排出するように設けられた排気口と、
この排気口を覆うように設けられた排気カバーと、を備え、
前記カバー部材に、前記排気口よりも前方でかつ前記排気口の上端よりも低い位置に位置させて、水を前方に導く排水路を設けたことを特徴とする衣類乾燥機。 - 前記排気カバーの前部には、前記排気口から排出された排気を当該排気カバーの前方へ排出する通気用開口部が設けられていて、
前記排水路の断面積は、前記通気用開口部の断面積より大であることを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。 - 前記排水路は、上方から覆い部材にて覆われていることを特徴とする請求項1または2記載の衣類乾燥機。
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