JP5649062B2 - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、略水平方向または斜め方向に回転中心軸を有する回転ドラムで洗濯、すすぎ、脱水、乾燥などの各工程を逐次制御するドラム式洗濯乾燥機に関するものである。
従来、この種のドラム式洗濯乾燥機は図5に示すように構成していた。以下その構成について説明する。
図5に示すように、本体1内に、複数のサスペンション(図示せず)とダンパー5で水受け槽2を支持し、この本体1の一部に設けた蓋体3の開閉により洗濯物の出し入れを行い、水受け槽2内には回転ドラム4を回転自在となるよう配置している。回転ドラム4はモータ6により駆動し、回転ドラム4に多数の透孔(図示せず)を設けている。洗濯用給水弁14は、洗剤ケース12を通して水受け槽2内に洗濯水を給水するもので、冷却水用給水弁(図示せず)は冷却水を給水するもので、それぞれ本体1に設けている。また、排水弁8は、排水口7から水受け槽2内の洗濯水を排水するものである。
送風ファン9は前面送風経路10を介して水受け槽2内に送風するもので、この送風ファン9と前面送風経路10との間にヒータ11を配置し、水受け槽2内と送風ファン9との間に熱交換経路13が連通している。水受け槽2には、水受け槽2内の空気を排出する温風排出口18を水受け槽2の背面に設け、温風送風口19を水受け槽2の前面に設けている。
尚、前述の水受け槽2は図6に示すように回転ドラムの回転軸と直行する略平面を背面20とし、その背面20と略直行する略円筒壁を有し、前述の蓋体3の開閉口側が開口している形状とする。また温風排出口18は前述の水受け槽2の背面20の下方配置された凹部21の平面部に開口している。さらにこの凹部21平面部は背面20の一部外周方向に広がり、水受け槽2の略円筒側壁に直行している。一方、前述の排水口7は前述の水受け槽2の略円筒側壁の下方側の一部切欠いて配置される箱状部22の底面部に開口している。
制御装置16は、モータ6、給水弁14などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の行程を逐次制御する(例えば、特許文献1参照)。
上記構成において動作を説明する。
回転ドラム4内に洗濯物を投入し、洗剤ケース12内に所定量の洗剤を投入した後、運転を開始させると、洗濯用給水弁14が開き、水受け槽2内に洗濯水とともに洗剤が水受け槽2内に入る。洗濯水の水位が所定水位に達すると洗濯用給水弁14の駆動を停止し、給水を終了する。次に回転ドラム4はモータ6によって低速で回転駆動され、回転ドラム4内の洗濯物は突起板30により持ち上げられて水面上に落下される。こうして洗濯行程が進行する。洗濯行程を所定時間行った後、排水口7から排水し、中間脱水を行い、その後のすすぎ行程を行う。そのすすぎ工程においても洗濯行程と同様の動作を行う。脱水行程では、回転ドラム4は高速で回転駆動され、洗濯物は遠心脱水される。
さらに脱水行程が終了すると乾燥行程へ移行する。乾燥行程では洗濯行程と同様に、回転ドラム4を白抜き矢印方向(図6では時計回り)に駆動し、回転ドラム4内の洗濯物を撹拌しながら、送風ファン9とヒータ11によって加熱された熱風を回転ドラム4内の衣類に前面送風口10から吹き付け、衣類内に含まれた水分を加熱し蒸発させる。そして、蒸気を含む湿った空気は水受け槽2の背面20に配する凹部21の平面部に開口する温風排出口18とシール接続された熱交換経路13内に送られる。
一方冷却水用給水弁から熱交換経路13に給水された冷却水は湿った空気と直接触れることで熱交換を行い冷却除湿される。冷却水及び冷却除湿された水は箱状部22にたまり、乾燥工程中に排水弁8が開いて排出される。なお、除湿された空気はヒータ11によって再び加熱され、回転ドラム4内に送られることから、ひとつの循環経路内に空気の流れが形成される。これら一連の空気の経路循環が繰り返され、除湿が進行することにより乾燥工程を形成している。ここで衣類表面に均一に熱風を当てるため、回転ドラム4を所定速度で回転させる必要があるが、その際回転ドラム4と水受け槽2の各々の壁面並びに背面間の隙間に前述の経路循環する空気とは別の空気の流れが生じる。
しかし水受け槽2の背面20に配する凹部21があれば、温風排出口18の周辺に十分な空間を確保することにより、別の空気の流れの影響を受けにくく、経路循環する空気の流れは所定の流速を確保でき、安定した乾燥工程を進行することが可能となる。
特開2007−111409号公報
しかしながら、このような従来の構成では、脱水行程時洗濯物から遠心力によって絞り出された水が回転ドラム4と水受け槽2の各々の側壁間の隙間と各々の背面間の隙間を回転ドラム4の表面抵抗に引っ張られることによりドラムの回転方向側に流走し、このとき側壁側の隙間を走る水は箱状部22に落ち込み排水口7から排水され、また背面側の水は凹部21で回転ドラム4の表面抵抗から開放される為、水受け槽2の側壁の箱状部22に流れ込み排水口7から排水されるが、回転ドラム4の回転数が増すにつれて回転ドラム4の表面抵抗が増加するので、凹部21と背面20の段差壁23に衝突しながら回転ドラム4と水受け槽2各々の背面間の隙間に水が突入する状態となり、前述の段差壁23近傍で乱流が生じ、その結果、脱水時に不快に感じられる大きな残水音が発生するうえに、排水性能が悪くなるという問題を有していた。
本発明の目的は上記従来の課題を解決するもので、循環経路内の空気の流れを所定の流速を確保させながら所定の乾燥性能を得るとともに、脱水時に回転ドラムと水受け槽の背面間の隙間を流送する水の乱流を防止することから不快な残水音を極力発生させず、安定した排水性能を得ることができるドラム式洗濯乾燥機を提供するものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯乾燥機は、周壁に複数の透孔を設けて円筒形に形成され水平方向または正面側から背面側に向けて下向きに傾斜した回転軸を有する回転ドラムと、本体内に弾性的に支持され前記回転ドラムを内包する水受け槽と、前記水受け槽の略円筒側壁の下方側に配置される箱状部の底面部に形成される排水口と、前記水受け槽の背面の下方側に設け、前記水受け槽背面の一部外周方向に広がり、前記水受け槽の略円筒側壁に直交する凹部と、前記凹部に設ける温風排出口と、前記回転ドラム内に温風送風口から風を送り込むための送風手段と、前記送風手段により送風された風を加熱する加熱手段と、前記加熱手段により加熱された空気を前記水受け槽に導く送
風経路と、前記回転ドラムの透孔から前記水受け槽と前記回転ドラムの間に排出された水蒸気を含む高温の空気を前記温風排出口から前記送風手段へ導くとともに除湿を行う熱交換経路と、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥等の各工程を制御する制御装置とを備え、前記水受け槽の背面の下方から前記回転ドラムの脱水時の回転方向に円弧状の水路とを配置し、かつ前記水路の背面は前記凹部の背面と略平面でつながっているものである。
これによって、脱水行程時に回転ドラムの回転数が増すにつれて回転ドラムの表面抵抗が増加する影響で回転ドラムと水受け槽の各々の背面間の隙間を流走する水が、水受け槽の背面と熱交換経路への開口部を有する凹部との段差壁に衝突することによって起こる乱流を防ぐことにより、脱水時の不快な残水音を極力なくし排水性能も安定することができる。
本発明のドラム式洗濯乾燥機によれば、脱水行程時に回転ドラムの回転数が増すにつれて回転ドラムの表面抵抗が増加する影響で回転ドラムと水受け槽の各々の背面間の隙間を流走する水が、水受け槽の背面と熱交換経路への開口部を有する凹部との段差壁に衝突することによって起こる乱流を防ぐことにより、脱水時の不快な残水音を極力なくし排水性能も安定することができる。
本実施の形態1のドラム式洗濯乾燥機の縦断面図 同じくドラム式洗濯乾燥機の水受け槽の内部構造詳細図 本実施の形態1の他のドラム式洗濯乾燥機の縦断面図 同じく他のドラム式洗濯乾燥機の水受け槽の内部構造詳細図 従来の洗濯乾燥機の縦断面図 従来のドラム式洗濯乾燥機の水受け槽の内部構造詳細図
本発明は、周壁に複数の透孔を設けて円筒形に形成され水平方向または正面側から背面側に向けて下向きに傾斜した回転軸を有する回転ドラムと、本体内に弾性的に支持され前記回転ドラムを内包する水受け槽と、前記水受け槽の略円筒側壁の下方側に配置される箱状部の底面部に形成される排水口と、前記水受け槽の背面の下方側に設け、前記水受け槽背面の一部外周方向に広がり、前記水受け槽の略円筒側壁に直交する凹部と、前記凹部に設ける温風排出口と、前記回転ドラム内に温風送風口から風を送り込むための送風手段と、前記送風手段により送風された風を加熱する加熱手段と、前記加熱手段により加熱された空気を前記水受け槽に導く送風経路と、前記回転ドラムの透孔から前記水受け槽と前記回転ドラムの間に排出された水蒸気を含む高温の空気を前記温風排出口から前記送風手段へ導くとともに除湿を行う熱交換経路と、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥等の各工程を制御する制御装置とを備え、前記水受け槽の背面の下方から前記回転ドラムの脱水時の回転方向に円弧状の水路とを配置し、かつ前記水路の背面は前記凹部の背面と略平面でつながっていることにより、脱水行程時に回転ドラムの回転数が増すにつれて回転ドラムの表面抵抗が増加する影響で回転ドラムと水受け槽の各々の背面間の隙間を流走する水が、水受け槽の背面と熱交換経路への開口部を有する凹部との段差壁に衝突することによって起こる乱流を防ぐことから、脱水時の不快な残水音がなくなり排水性能も安定することができるものである。
第2の発明は、第1の発明の水路の背面に周方向にのびるリブを配置したことにより、前記の水路と、乾燥工程中に前記熱交換経路へ流れ込む経路循環する空気の所定の流速を確保する為に水受け槽の背面の下方側に設けた凹部との接続部分の形状、段差等で起こる乱流も整流化でき、かつ水路内に流走する水の整流化も同時に行える事により、より効果的に残水音を防止することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。また、本発明の実施の形態と従来例とで重複する符号については同じ符号を用いている。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明1の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の縦断面図である。図2は本発明1の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の水受け槽の内部構造詳細図である。図3は本発明2の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の縦断面図である。図4は本発明2の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の水受け槽の内部構造詳細図である。
図1に示すように、回転ドラム4は、有底円筒形に形成し外周部に多数の透孔を全面に設け、水受け槽2内に回転自在に配設している。回転ドラム4の回転中心に傾斜方向に回転軸17を設け、回転ドラム4の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設している。この回転軸17により水受け槽2の外底部に固着したモータ6に直結された回転ドラム4を正転、逆転方向に回転駆動する。回転ドラム4の内壁面には数個の突起板30を設けている。
水受け槽2の正面側の上向き傾斜面に設けた開口部を蓋体3により開閉自在に覆い、この蓋体3を開くことにより回転ドラム4内に洗濯物を出し入れできるようにしている。蓋体3を上向き傾斜面に設けているため、洗濯物を出し入れする際、腰を屈めることなく行うことができる。
水受け槽2は本体1よりばね体(図示せず)とダンパー5により揺動可能に吊り下げており、図2に示すように水受け槽2の略円筒側壁の下方側の一部切欠いて配置される箱状部22の底面部に排水口7を設け、排水弁8に接続して水受け槽2内の洗濯水を排水するようにしている。図1に示すように給水弁14は洗剤ケース12を通して水受け槽2内に水を給水するものである。
なお、本実施の形態では、回転ドラム4の回転中心に傾斜方向に回転軸17を設け、回転ドラム4の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設しているが、回転ドラム4の回転中心に水平方向に回転軸17を設け、回転ドラム4の軸心方向を水平方向に配設してもよい。
乾燥機能は、ヒータ(加熱手段)11、送風ファン(送風手段)9、および、そのヒータ11と送風ファン9とを内部に収容するファンケース(送風経路)15を有し、ファンケース15は水受け槽2に取り付けられている。図2に示すように水受け槽2には、水受け槽2内の空気を排出する温風排出口18を水受け槽2の背面の下方配置された凹部21の平面部に開口配置している。この凹部21の平面部は背面20の一部外周方向に広がり、水受け槽2の略円筒側壁に直交している。さらに水受け槽2の背面の外周側の下方向から凹形状の水路24を脱水時の回転ドラム4の回転方向に円弧状にのびる位置に配置し、かつ水路24の背面は前記凹部21の背面と略平面でつながっている形状とする。また図3、4に示すように水路24の背面の略中心であって水路24と同じ周方向にのびるリブ25を配置してもよい。
また図1に示すように温風送風口19を水受け槽2の前面に設けている。また、この水受け槽2の凹部21に設けた温風排出口18には送風ファンに連通するように熱交換経路13を設け、ファンケース15の吸気端に接続されている。一方、ファンケース15の排気端は、一端が水受け槽2の温風送風口19に連通するように設けられた前面送風経路(送風経路)10の他端に接続されている。また、回転ドラム4の背面には、温風排出口18の対応位置に背面透孔が設けられ、この背面透孔及び回転ドラム4の外周部の多数の透孔を通過した空気が温風排出口18から排出される。
上記構成になるドラム式洗濯乾燥機は、制御装置16による制御動作により洗濯行程、すすぎ行程、脱水行程および乾燥行程が実行される。
次に上記構成において動作を説明する。
蓋体3を開いて回転ドラム4内に洗濯物を投入し、洗剤ケース12内に所定量の洗剤を投入した後、運転を開始させると、まず、洗濯工程を実行する。洗濯工程において、給水弁14が動作して洗濯水が給水され、その洗濯水は洗剤投入ケース12を通り、洗剤とともに水受け槽2内に入る。水受け槽2内の水位が所定水位に達すると、回転ドラム4の回転を開始し、洗濯動作を所定時間実行する。
なお、この時の回転ドラム4の第2の所定回転速度での回転により、回転ドラム4内に収容された洗濯物は回転ドラム4の内周壁に設けられた突起板30によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する攪拌動作が繰り返されるので、洗濯物には叩き洗いの作用が及んで洗濯がなされる。
この洗濯動作を所定時間行った後、洗濯工程を終了し、第1排水工程を実行する。第1排水工程においては、排水弁8が動作して、排水が実行される。この時、水受け槽2内の洗濯水は、排水口7および排水弁8を介して、機外に排水される。その後、第1脱水工程に移行する。
第1脱水工程においては、回転ドラム4を白抜き矢印方向(図2では時計回り)に所定回転速度(例えば、900r/min)まで立ち上げて、この所定回転速度で所定時間回転させ、洗濯物に含まれた洗濯水を脱水する。
この第1脱水工程を所定時間行った後、給水弁14が動作して、水受け槽2内に洗剤ケース12介して洗濯水が注水され、第1すすぎ工程を所定時間実行する。
その後、第1排水工程と同様に第2排水工程が実行され、第1脱水工程と同様に第2脱水工程が実行された後、第1すすぎ工程と同様に第2すすぎ工程が実行される。さらに、第1排水工程および第2排水工程と同様に第3排水工程が実行され、第1脱水工程および第2脱水工程と同様に最終脱水工程が実行される。
乾燥行程では、送風ファン9の回転により送風された空気は、ヒータ11によって所定温度に加熱され、前面送風経路10を介して、温風送風口19から水受け槽2に内包された回転ドラム4に送風される。その加熱された温風は、回転ドラム4内の撹拌されている状態の湿った洗濯物から水分を奪い、蒸気を含む湿った温風となる。その後、湿った温風は、回転ドラム4内から透孔及び背面透孔を通り、水受け槽2に排出され、さらに、温風排出口18から排出され熱交換経路13へ送風される。
熱交換経路13内に送られてきた湿った温風は、熱交換経路13を上昇するが、このとき、冷却用給水弁はON状態となっており、冷却水は熱交換経路13内を流れ落ち、冷却水と湿った温風の間で熱交換作用が行われ、湿った温風は除湿される。
熱交換作用を行った冷却水はその後水受け槽2と連通した排水口7から排出され、排水弁8を介して機外に排出される。
このように除湿工程を経た湿った温風は、冷却、除湿された高温の空気となり、ファンケース15の吸気端からファンケース15内に送られ、送風ファン9に至ることとなる。
上記のような空気の経路循環により、洗濯物は徐々に乾燥され、所定時間経過後、または、洗濯物が所定の乾燥度になると乾燥行程を終了する。
以上のように構成されたドラム式洗濯乾燥機について、以下、その作用、効果を説明する。
本発明に係るドラム式洗濯機では、水受け槽2内の空気を排出する温風排出口18を水受け槽2の背面の下方に配置された凹部21の平面部に開口配置しているので、熱交換経路13へ流れ込む循環空気の所定の流速を確保できる。この凹部21の平面部は背面20の一部外周方向に広がり、水受け槽2の略円筒側壁に直交しており、さらに水受け槽2の背面の外周側の下方向から凹形状の水路24を回転ドラム4の回転方向に円弧状にのびる位置に配置し、かつ水路24の背面は前記凹部21の背面と略平面でつながっている形状とするため、脱水行程時に回転ドラム4の回転数が増すにつれて回転ドラム4の表面抵抗が増加する影響で回転ドラム4と水受け槽2の各々の背面間の隙間を流走する水(図2における傍線矢印が水の流れを示す)が、水受け槽2の背面20と熱交換経路への開口部を有する凹部21との従来例に記載した段差壁23に衝突することによって起こる乱流を防止できる。
その結果、脱水時の不快な残水音がなくなり排水性能も安定することができる。
一方、水路24の背面の略中心には水路24と同じ周方向にのびるリブ25を配置することにより前記水路24と、乾燥工程中に前記熱交換経路へ流れ込む経路循環する空気の所定の流速を確保する為に水受け槽2の背面20の下方側に設けた凹部21との接続部分の形状、段差等で起こる水による(図4における傍線矢印が水の流れを示す)微少な乱流も整流化でき、かつ水路内に流走する水の整流化も同時に行うことができる。
その結果、脱水時の不快な残水音をより効果的に防止することができ、排水性能も安定することができる。
以上のように本発明にかかるドラム式洗濯乾燥機は、脱水行程時に回転ドラムの回転数が増すにつれて回転ドラムの表面抵抗が増加する影響で回転ドラムと水受け槽の各々の背面間の隙間を流走する水が、水受け槽の背面と熱交換経路への開口部を有する凹部との段差壁に衝突することによって起こる乱流を防ぐことから、脱水時の不快な残水音がなくなり排水性能も安定することが可能となるので、略水平方向または斜め方向に回転中心軸を有する回転ドラム内で洗濯、すすぎ、脱水、乾燥などの各工程を逐次制御するドラム式洗濯乾燥機として有用である。
1 本体
2 水受け槽
3 蓋体
4 回転ドラム
5 ダンパー
6 モータ
7 排水口
8 排水弁
9 送風ファン
10 前面送風経路(送風経路)
11 ヒータ
12 洗剤ケース
13 熱交換経路
14 洗濯用給水弁
15 ファンケース(送風経路)
16 制御装置
17 回転軸
18 温風排出口
19 温風送風口
20 背面
21 凹部
22 箱状部
23 段差壁
24 水路
25 リブ

Claims (2)

  1. 周壁に複数の透孔を設けて円筒形に形成され水平方向または正面側から背面側に向けて下向きに傾斜した回転軸を有する回転ドラムと、本体内に弾性的に支持され前記回転ドラムを内包する水受け槽と、前記水受け槽の略円筒側壁の下方側に配置される箱状部の底面部に形成される排水口と、前記水受け槽の背面の下方側に設け、前記水受け槽背面の一部外周方向に広がり、前記水受け槽の略円筒側壁に直交する凹部と、前記凹部に設ける温風排出口と、前記回転ドラム内に温風送風口から風を送り込むための送風手段と、前記送風手段により送風された風を加熱する加熱手段と、前記加熱手段により加熱された空気を前記水受け槽に導く送風経路と、前記回転ドラムの透孔から前記水受け槽と前記回転ドラムの間に排出された水蒸気を含む高温の空気を前記温風排出口から前記送風手段へ導くとともに除湿を行う熱交換経路と、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥等の各工程を制御する制御装置とを備え、前記水受け槽の背面の下方から前記回転ドラムの脱水時の回転方向に円弧状の水路とを配置し、かつ前記水路の背面は前記凹部の背面と略平面でつながっているドラム式洗濯乾燥機。
  2. 水路の背面に周方向にのびるリブを配置した請求項1記載のドラム式洗濯乾燥機。
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