JP4682799B2 - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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本発明は、回転ドラム内で洗濯、すすぎ、脱水、乾燥などの各行程を逐次制御するドラム式洗濯乾燥機に関するものである。
従来、この種のドラム式洗濯乾燥機は図6に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。図5に示すように、本体1内に、複数のサスペンション(図示せず)とダンパー2で水受け槽3を支持し、この水受け槽3の開口部4をドア(図示せず)により開閉し、水受け槽3内に回転ドラム5を回転自在に配設している。回転ドラム5をモータ6により駆動し、回転ドラム5に多数の透孔7とバッフル8を設けている。洗濯用給水弁9は水受け槽3内に給水するもので、冷却水用給水弁10は冷却水を給水するもので、それぞれ本体1に設けている。水受け槽3に排水口11を設け、この排水口11を排水ポンプ12を介して排水経路13に連通している。
送風機14は吹き出し口15を介して水受け槽3内に送風するもので、この送風機14にヒータ16を連通し、水受け槽3内と送風機14とを熱交換器17により連通し、冷却水用給水弁10に直結され熱交換器17に開口した冷却水ホース18とによって、一連の乾燥循環除湿経路を構成している(例えば、特許文献1参照)。
上記構成において動作を説明する。回転ドラム5内に洗濯物を投入し洗濯行程を開始すると、洗濯用給水弁9が開き水受け槽3内に所定の水位まで給水する。つぎに、回転ドラム5が約50r/minで回転し、投入された洗濯物はバッフル8によって持ち上げられては落下を繰り返し、洗剤水と水面に落下したときの衝撃力によって洗浄される。洗濯行程が終わると排水ポンプ12を駆動し、洗濯水を排水経路13を通して排水する。排水が終わると回転ドラム5を約1000r/minで高速回転し脱水を行う。さらに脱水行程が終了すると乾燥行程へ移行する。
乾燥行程では洗濯行程と同様に、回転ドラム5を駆動し、回転ドラム5内の洗濯物を撹拌しながら、送風機14とヒータ16によって加熱された熱風を回転ドラム5内の衣類に吹き出し口15から吹き付け、衣類内に含まれた水分を加熱し蒸発させる。さらに、蒸気を含む高温の空気は排気ホース17aを介して熱交換器17内に送られ、冷却水用給水弁10から冷却水ホース18を介して、熱交換器17内に供給された冷却水と混合し、熱交換を行い冷却除湿される。さらに、除湿された空気はヒータ16によって再び加熱され、回転ドラム5内に送られ衣類の乾燥を行う。これによって一連の乾燥サイクルを形成している。
特開平11−333185号公報
しかしながら、このような従来の構成では、熱交換器17は中空の略直方体であったため、十分な乾燥性能を確保するためには、熱交換器そのものを大きくしなければならないが、限られた本体1内のスペースの中で十分な容積の確保が困難であるという問題があった。
本発明の目的は上記従来の課題を解決するもので、コンパクトでかつ乾燥効率の高い熱交換器を設けたドラム式洗濯乾燥機を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明のドラム式洗濯乾燥機は、水受け槽と連通した空気取入口から前記水受け槽内の湿った空気を取り入れ除湿する熱交換部材を設けた熱交換経路と、前記熱交換経路と連通して排出された空気を送風手段を経て前記水受け槽に導く送風経路と、前記熱交換部材に冷却水を給水する冷却水給水手段とを備え、前記熱交換経路は、前記熱交換部材により仕切られた下部熱交換経路と上部熱交換経路を有するとともに、前記水受け槽内の湿った空気を前記空気取入口から前記下部熱交換経路、前記上部熱交換経路、前記送風経路の順に導く構成とし、前記熱交換部材は、冷却水が流れるように傾
斜させるとともに冷却水の流れる面の下流部に冷却水が流れる面より突出させて冷却水の流れを遅くするリブを設け、前記熱交換部材の下面に放熱フィンを一体に設けたものである。
これにより、流速低下手段が冷却水の流れ落ちる速度を遅くすることができ、冷却水との熱交換作用が効率よく行われ、効率よく除湿される。
本発明のドラム式洗濯乾燥機は、本体内のコンパクトなスペースで熱交換を行うことができるとともに、除湿性能の向上により乾燥効率が上がり、乾燥後の乾きむらを低減することができる。
すなわち、まず、下部熱交換経路に送られた湿った温風は、熱交換部材の下面と接触し、熱交換器の下面は、上面を流れている冷却水によりある程度冷却されているので、熱交換部材の下面との熱交換作用で除湿される。
次に、湿った温風は、熱交換部材の下端部から落下する冷却水を巻き上げて飛散させ、その飛散した冷却水と熱交換が行われ、除湿される。
さらに、湿った温風は、上部熱交換経路に送られ、熱交換部材の下流で流速を低下して流れる冷却水と対向して接触することで熱交換作用により除湿される。
第1の発明は、周壁に多数の透孔を設けて円筒形に形成され水平方向または傾斜方向に回転軸を有する回転ドラムと、本体内に弾性的に支持され前記回転ドラムを内包する水受け槽と、前記回転ドラム内に風を送り込むための送風手段と、前記送風手段により送風された風を加熱する加熱手段と、前記水受け槽と連通した空気取入口から前記水受け槽内の湿った空気を取り入れ除湿する熱交換部材を設けた熱交換経路と、前記熱交換経路と連通して排出された空気を前記送風手段を経て前記水受け槽に導く送風経路と、前記熱交換部材に冷却水を給水する冷却水給水手段とを備え、前記熱交換経路は、前記熱交換部材により仕切られた下部熱交換経路と上部熱交換経路を有するとともに、前記水受け槽内の湿った空気を前記空気取入口から前記下部熱交換経路、前記上部熱交換経路、前記送風経路の順に導く構成とし、前記熱交換部材は、冷却水が流れるように傾斜させるとともに冷却水の流れる面の下流部に冷却水が流れる面より突出させて冷却水の流れを遅くするリブを設け、前記熱交換部材の下面に放熱フィンを一体に設けたことにより、乾燥行程時に、湿気を有する空気を除湿するために、熱交換部材の上面および下面の2つの面を利用して除湿することができるので、除湿性能が向上し、乾燥効率を向上させることができ、また、熱交換経路は、熱交換部材を挟んでその両側に略U字状に構成することができるので、限られたスペースを有効利用したコンパクトな構成とすることができる。また、リブが冷却水の流れ落ちる速度を遅くすることができるので、冷却水との熱交換作用が効率よく行われ、効率よく除湿されることにより、乾燥効率を上げるとともに、乾燥後の乾きむらを低減することができる
また、熱交換部材の下面に、放熱フィンを一体に設けたことにより、熱交換部材と湿った循環風との接触面積をさらに広くすることができ、さらに効率的な熱交換を行うことができる。
の発明は、特に、第1の発明のリブは、冷却水が流れる上流側より下流側が突出するように傾斜させて構成したことにより、冷却水がリブに衝突したときに熱交換経路に飛散しやすくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の縦断面図、図2は、同ドラム式洗濯乾燥機の他の部位の縦断面図である。
図1に示すように、回転ドラム21は、有底円筒形に形成し外周部に多数の透孔22を全面に設け、水受け槽23内に回転自在に配設している。回転ドラム21の回転中心に傾斜方向に回転軸24を設け、回転ドラム21の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設している。この回転軸24に、水受け槽23の背面に取り付けたモータ25を連結し、回転ドラム21を正転、逆転方向に回転駆動する。回転ドラム21の内壁面に数個の突起板26を設けている。
水受け槽23の正面側の上向き傾斜面に設けた開口部を蓋体27により開閉自在に覆い、この蓋体27を開くことにより衣類出入口28を通して回転ドラム21内に洗濯物を出し入れできるようにしている。蓋体27を上向き傾斜面に設けているため、洗濯物を出し入れする際、腰を屈めることなく行うことができる。
水受け槽23は本体29よりばね体30とダンパー31により揺動可能に吊り下げており、水受け槽23の下部に排水経路32の一端を接続し、排水経路32の他端を排水弁33に接続して水受け槽23内の洗濯水を排水するようにしている。給水弁34は給水経路35を通して水受け槽23内に水を給水するものである。水位検知手段36は水受け槽23内の水位を検知するものである。
なお、本実施の形態では、回転ドラム21の回転中心に傾斜方向に回転軸24を設け、回転ドラム21の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設しているが、回転ドラム21の回転中心に水平方向に回転軸24を設け、回転ドラム21の軸心方向を水平方向に配設してもよい。
図2において、図1とは別の断面図で乾燥機能の構成について説明する。乾燥機能は、ヒータ(加熱手段)37、送風ファン(送風手段)38、および、そのヒータ37と送風ファン38とを内部に収容するファンケース(送風経路)39を有し、ファンケース39は本体29に取り付けられている。水受け槽23には、水受け槽23内の空気を取り入れる温風取入れ口40を水受け槽23の胴部に設け、温風送風口41を水受け槽23の背面に設けている。
また、この水受け槽23には、一端が温風取入れ口40に連通するように熱交換経路42を一体に設け、その熱交換経路42の他端は、第1蛇腹ホース(送風経路)43を介してファンケース39の吸気端39aに接続されている。一方、ファンケース39の排気端39bは、一端が水受け槽23の温風送風口41に連通するように水受け槽23に一体に設けられた背面送風経路(送風経路)44の他端に第2蛇腹ホース45を介して接続されている。また、回転ドラム21の背面には、温風送風口41の対応位置に背面透孔46が設けられ、温風送風口41からの送風が、回転ドラム21内に送風されるよう構成されている。
熱交換経路42には温風取入れ口40の上方に正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させた板状の熱交換部材47が取り付けられており、熱交換経路42は、熱交換部材47により下部熱交換経路42aと上部熱交換経路42bに分割され、その下部熱交換経路4
2aと上部熱交換経路42bとは、連通口42cを介して熱交換部材47の下端部47b側で連通しており、その経路は、略U字状をなしている。冷却用給水弁(冷却水供給手段)48は、冷却水ホース49を介し給水口金部50から熱交換部材47の上端部47a側に冷却水を給水するもので、冷却用給水弁48と冷却水ホース49と給水口金部50とで冷却水給水手段を構成している。
図3は、熱交換部材47の断面図である。熱交換部材47の上面47cには、冷却水の流れる方向と略直角に複数本の所定の高さを有するリブ(流速低下手段)53を設けている。このリブ53は、熱交換部材47の冷却水の流れる上面47cから突出させて冷却水が衝突するように設けてあり、ここで冷却水の流れを遅くするとともに、リブ53に衝突した冷却水が上部熱交換経路42bへ飛散する。そして、この飛散した冷却水がファンケース(送風経路)39側へ吸込まれないように、給水口金部50から冷却水が供給される熱交換部材47の上端部47a側や中間部分にはリブ53は設けず、上面47cの下流部のみに設けている。
すなわち、リブ(流速低下手段)53は、上面47cの下流部のみに設けているので、上部熱交換経路42bを通過した空気が流れるファンケース39の吸気端39aに接続されている第1蛇腹ホース(送風経路)43の入口から離れた位置に配設することができ、リブ53に衝突して上部熱交換経路42bへ飛散した冷却水が、上部熱交換経路42bを通過する空気とともに、送風経路に入るのを防止することができるものである。
上記構成になるドラム式洗濯乾燥機は、制御装置54による制御動作により洗濯行程、すすぎ行程、脱水行程および乾燥行程が実行される。
上記構成において動作を説明する。なお、洗濯行程から脱水行程までの動作は従来例の動作と同じであるので説明を省略する。
図2において、乾燥行程では、白抜き矢印で示すように、送風ファン38の回転により送風された空気は、ヒータ37によって所定温度に加熱され、第2蛇腹ホース45および背面送風経路44を介して、温風送風口41から水受け槽23内に送風され、さらに背面透孔46から回転ドラム21内に送風される。その加熱された温風は、回転ドラム21内の撹拌されている状態の湿った洗濯物から水分を奪い、湿気を有する温風となる。その後、湿気を有する温風は、回転ドラム21内から透孔22を通り、水受け槽23に排出され、さらに、温風取入れ口40から熱交換経路42に送風される。
このとき、冷却用給水弁48はON状態となっており、冷却水は給水口金部50から熱交換部材47の上端部47a側に落下し、破線矢印のように熱交換部材47の上面47cを下端部47bに向かって流れ、熱交換部材47の下端部47bの先端部から下部熱交換経路42a側に落下する。そして、その冷却水は下部熱交換経路42aの底面に設けられ水受け槽23と連通した水抜き穴52から水受け槽23内に排出され、排水経路32を介して機外に排出される。
温風取入れ口40から熱交換経路42の下部熱交換経路42a内に送られた湿った温風は、まず、熱交換部材47の下面47dと接触する。このとき、熱交換部材47の上面47cを流れている冷却水により熱交換部材47の下面47dも冷却されているので、湿った温風とその熱交換部材47の下面47dとの間で熱交換作用が行われ、湿った温風は除湿される(第1除湿工程)。
さらに、湿った温風は、連通口42cを介して熱交換部材47の下端部47b側で上部熱交換経路42bに送られるが、その際、湿った温風は、熱交換部材47の下端部47b
から落下する冷却水を巻き上げて飛散させ、その飛散した冷却水と熱交換作用が行われ、湿った温風は除湿されることとなる(第2除湿工程)。
その後、湿った温風は、上部熱交換経路42bに送られ、熱交換部材47の上面47cおよびそこを流れる冷却水と接触する。このとき、冷却水の流れる方向と湿った温風が流れる方向とは対向している。これにより、湿った温風は、熱交換部材47の上面47cおよびそこを流れる冷却水と熱交換作用が行われ、湿った温風は除湿されることとなる(第3除湿工程)。
この第3除湿工程における熱交換部材47の上面47cの冷却水の流れを図3を用いて説明する。熱交換部材47の上端部47a側の上面47cに落下した冷却水は、矢印で示すように熱交換部材47の上面47cを下端部47bに向かって流れ落ちる。その際、熱交換部材47の上面47cの上端部47a側には、リブ53は設けていないので冷却水の流れる速度は速く、熱交換部材47の下端部47b近傍にはリブ53が設けられているので、流れ落ちる速度が遅くなる。
湿った温風は、熱交換部材47の下端部47bから落下する冷却水を巻き上げて飛散させ、また、リブ53に衝突して飛散した冷却水と熱交換作用が行われので、そこでの速度が遅いため、湿った温風との接触時間を長くすることができ、その湿った温風は、そこを流れる冷却水と効率よく熱交換作用が行われ、効率よく除湿される。
このように、第1除湿工程、第2除湿工程および第3除湿工程の3つの除湿工程を経た湿った温風は、効率よく冷却され除湿された空気となり、第1蛇腹ホース43を介してファンケース39の吸気端39aからファンケース39内に送られ、送風ファン38に至ることとなる。
また、上記工程において、上部熱交換経路42bの断面積は、連通口42cの断面積より大きくしているので、湿った温風の上部熱交換経路42bにおける流速は、連通口42cにおける流速より低下し、それにより、飛散した冷却水がその温風の流れに乗って、ファンケース39の吸気端39aからファンケース39内まで入り込むことなく、上部熱交換経路42bの途中で熱交換部材47上に落下するので、水滴がヒータ37までたどり着くことはない。
上記のような空気の循環により、洗濯物は徐々に乾燥され、所定時間経過後、または、洗濯物が所定の乾燥度になると乾燥行程を終了する。
このようにして、乾燥行程において、湿った温風は効率よく除湿されるので、乾燥行程の時間を短縮することができるとともに、乾燥後の乾きむらを低減することができる。
なお、本実施の形態では、冷却水の流れる方向と略直角に複数本の所定の高さを有するリブ53を設けたが、リブ53を冷却水の流れる方向に対して所定の角度を有して設けても同等の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態のドラム式洗濯乾燥機の熱交換部材47の断面図である。熱交換部材47に設けた冷却水を衝突させるリブ53aを冷却水が流れる面より下流側が突出するように傾斜させて設けたものである。他の構成は、上記実施の形態1と同じである。これにより、冷却水がリブ53aに衝突したときに上部熱交換経路42bに飛散しやすくすることができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態のドラム式洗濯乾燥機の熱交換部材47の下面図である。熱交換部材47の下面47dには、放熱フィン54が湿った温風の流れる方向と略平行に一体に形成されている。他の構成は、上記実施の形態1と同じである。
上記構成において動作を説明する。なお、乾燥行程での基本的な動作は上記実施の形態1と同じであるので説明を省略する。
第1除湿工程において、温風取入れ口40から熱交換経路42の下部熱交換経路42a内に送られた湿った温風は、まず、熱交換部材47の下面47dと接触する。このとき、熱交換部材47の上面47cを流れている冷却水により熱交換部材47の下面47dも冷却されているので、湿った温風とその熱交換部材47の下面47dとの間で熱交換作用が行われ、湿った温風は除湿されるが、熱交換部材47の下面47dには、放熱フィン54が湿った温風の流れる方向と略平行に一体に形成されているので、熱交換作用が行われる面積を広くすることができ、湿った温風はさらに効率よく除湿されるので、乾燥行程の時間をさらに短縮することができるとともに、乾燥後の乾きむらを低減することができる。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯乾燥機は、本体内のコンパクトなスペースで効率よく熱交換を行うことができるとともに、除湿性能の向上により乾燥効率が上がり、乾燥後の乾きむらを低減することができるので、略水平方向または斜め方向に回転中心軸を有する回転ドラム内で洗濯、すすぎ、脱水、乾燥などの各行程を逐次制御するドラム式洗濯乾燥機として有用である。
本発明の第1の実施の形態のドラム式洗濯乾燥機の縦断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の別の部位での縦断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の熱交換部材の断面図 本発明の第2の実施の形態のドラム式洗濯乾燥機の熱交換部材の要部断面図 本発明の第3の実施の形態のドラム式洗濯乾燥機の熱交換部材の下面図 従来のドラム式洗濯乾燥機の一部切欠斜視図
21 回転ドラム
23 水受け槽
29 本体
37 ヒータ(加熱手段)
38 送風ファン(送風手段)
39 ファンケース(送風経路)
42 熱交換経路
47 熱交換部材
48 冷却用給水弁(冷却水供給手段)
53 リブ(流速低下手段)

Claims (2)

  1. 周壁に多数の透孔を設けて円筒形に形成され水平方向または傾斜方向に回転軸を有する回転ドラムと、本体内に弾性的に支持され前記回転ドラムを内包する水受け槽と、前記回転ドラム内に風を送り込むための送風手段と、前記送風手段により送風された風を加熱する加熱手段と、前記水受け槽と連通した空気取入口から前記水受け槽内の湿った空気を取り入れ除湿する熱交換部材を設けた熱交換経路と、前記熱交換経路と連通して排出された空気を前記送風手段を経て前記水受け槽に導く送風経路と、前記熱交換部材に冷却水を給水する冷却水給水手段とを備え、前記熱交換経路は、前記熱交換部材により仕切られた下部熱交換経路と上部熱交換経路を有するとともに、前記水受け槽内の湿った空気を前記空気取入口から前記下部熱交換経路、前記上部熱交換経路、前記送風経路の順に導く構成とし、前記熱交換部材は、冷却水が流れるように傾斜させるとともに冷却水の流れる面の下流部に冷却水が流れる面より突出させて冷却水の流れを遅くするリブを設け、前記熱交換部材の下面に放熱フィンを一体に設けたドラム式洗濯乾燥機。
  2. リブは、冷却水が流れる上流側より下流側が突出するように傾斜させて構成した請求項1記載のドラム式洗濯乾燥機。
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