JP7015988B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗い、すすぎ、脱水、乾燥行程を自動制御して行う洗濯乾燥機に関するものである。
従来、この種の洗濯乾燥機は、槽上部に温風送風装置を設け、上方より槽内の洗濯物に温風を噴き付けて、洗濯物を乾燥させる機能が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の洗濯乾燥機の縦断面図、図7は、同洗濯乾燥機の温風供給口の断面図である。
図6、図7において、乾燥用送風機84は、その一端は吸気フィルター85を介して機体外へと通じており、他端は、乾燥用送風機84とともに温風送風手段を構成するヒータ86を内部に有する温風供給路87に接続され、上部蛇腹状ホース88を介して外槽カバー82に形成された温風供給口89に繋がり、内槽94内へ温風が供給されるように構成している。
温風供給口89には、その上面側には、上方に延びる略円筒状の側壁部90を設け、その側壁部90の内部には、温風の風向きを変える目的でルーバー70を一体で形成している。
ルーバー70は、その上部70aは、略円筒状の側壁部90の略円筒の軸方向と略平行に形成され、その下部70bは、略湾曲状をなし、内槽94の径方向に対し、略直角方向に面を形成している。
上記構成において、洗濯行程が終わり乾燥行程に入ると、排水弁81を閉じるとともに、クラッチ99を回転翼駆動側に切り換える。そしてモータ97を駆動することにより、回転翼95を正転、反転させて衣類を引っかけて攪拌しながら、乾燥用送風機84とヒータ86に通電して温風を温風供給口89に送る。温風供給口89から下方に向かって内槽94に吹き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させた後、内槽94の下方から上方に向かって上昇し、外槽カバー83に形成した排気口71を通して排気される。
このとき、温風は、排気口71の外側に設けた排気フィルター72を介して排気されるため、温風に含まれるリントを回収することができ、機体内にリントが散乱するのを防ぐことができる。
特開2004-8546号公報
しかしながら、前記従来の構成においては、温風供給口は常に開口しているので、例えば、使用者が上限を超えた衣類を内槽に投入した場合は、洗濯時に発生した泡や飛び跳ねた水が、温風供給口より温風供給路内に浸入して、乾燥用送風機やヒータへ到達し、それらの故障を誘発するという課題があった。
また、温風供給口のルーバーは固定されているので、衣類を乾燥する温風の風向きが一方向に限定され、衣類の乾燥ムラが発生する等、品質上の課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯時は温風供給口を閉じて、洗濯時に発生した泡や飛び跳ねた水が、送風手段や加熱手段に浸入するのを防ぎ、乾燥運転時に温風を噴き出すと開口することにより、信頼性を向上させた高品質であるとともに、温風の向きを可変することにより、衣類の乾燥ムラを防ぐという、乾燥性能に優れた洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、筺体内に弾性的に防振支持した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に配設し衣類を収容し通気孔を有する内槽と、前記内槽の内底部に設け衣類を攪拌する回転翼と、前記内槽および/または前記回転翼を回転駆動するモータと、前記外槽および前記内槽内への給水を制御する給水弁と、前記外槽および前記内槽内の水の排水を制御する排水弁と、前記外槽の上部に装着した外槽カバーと、前記外槽カバーに設けた衣類出し入れ口を開閉自在に覆う内蓋と、前記筺体の上部に装着され略中央部に衣類投入口を有する上部枠体と、前記上部枠体の後部内方に設けられ前記内槽内に温風循環経路を介して温風を供給する温風送風手段と、前記温風循環経路の下流側に接続された上部蛇腹状ホースと、前記外槽カバーに設けられ前記上部蛇腹状ホースに接続された前記内槽内へ略垂直方向に温風を噴き出す開口部を有する温風供給口と、前記モータ、給水弁、排水弁、温風送風手段の動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記温風供給口は、前記上部蛇腹状ホースの下端部に水平状態で回転自在に遊嵌されており、温風噴出し方向に対して略直角な軸で支持されたガイド板を、開閉自在に並列して複数枚形成し、前記ガイド板は、前記開口部を2分するように中央部に形成された細長状の支柱を挟んで180°回転対称に設けられ、長手方向である前記支柱側の上面部にL字状にはみ出た係止部を形成し、前記ガイド板が閉状態では、前記係止部の端部が前記支柱の上面に当接するように構成し、前記制御手段が、乾燥工程において、前記温風送風手段を駆動させることで、温風が前記温風供給口に流れ込み、その温風により、前記ガイド板が開状態となるとともに、前記温風供給口が回転するように構成した構成としたものである。
これによって、開閉自在なガイド板は、必要ない時は閉じた状態であり、洗濯で発生する水しぶきや泡が、温風供給口より侵入することはなく、乾燥行程でのみ開口して温風を噴き出すことができるので、信頼性を向上させ、品質を高めることができるとともに、温風の向きを可変することにより、衣類の乾燥ムラを防止し、乾燥性能を向上することができる
本発明の洗濯乾燥機は、洗濯時は温風供給口を閉じて、洗濯時に発生した泡や飛び跳ねた水が、送風手段や加熱手段に浸入するのを防ぎ、乾燥運転時に温風を噴き出すと開口することにより、信頼性を向上させ、品質を高めることができる。
また、温風の向きを可変することにより、衣類の乾燥ムラを防止し、乾燥性能を向上することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の縦断面図 (a)同洗濯乾燥機の温風供給口の下から見た斜視図(b)同洗濯乾燥機の温風供給口の閉時の上方からの平面図 (a)同洗濯乾燥機の温風供給口の閉時の断面図(b)同洗濯乾燥機の温風供給口の開時の断面図 (a)本発明の実施の形態2における洗濯乾燥機の温風供給口の下から見た斜視図(b)同洗濯乾燥機の温風供給口の閉時の上方からの平面図 (a)同洗濯乾燥機の温風供給口の開時の上方からの平面図(b)同洗濯乾燥機の温風供給口の開時の断面図 従来の洗濯乾燥機の縦断面図 従来の洗濯乾燥機の温風供給口の断面図
第1の発明は、筺体内に弾性的に防振支持した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に配設し衣類を収容し通気孔を有する内槽と、前記内槽の内底部に設け衣類を攪拌する回転翼と、前記内槽および/または前記回転翼を回転駆動するモータと、前記外槽および前記内槽内への給水を制御する給水弁と、前記外槽および前記内槽内の水の排水を制御する排水弁と、前記外槽の上部に装着した外槽カバーと、前記外槽カバーに設けた衣類出し入れ口を開閉自在に覆う内蓋と、前記筺体の上部に装着され略中央部に衣類投入口を有する上部枠体と、前記上部枠体の後部内方に設けられ前記内槽内に温風循環経路を介して温風を供給する温風送風手段と、前記温風循環経路の下流側に接続された上部蛇腹状ホースと、前記外槽カバーに設けられ前記上部蛇腹状ホースに接続された前記内槽内へ略垂直方向に温風を噴き出す開口部を有する温風供給口と、前記モータ、給水弁、排水弁、温風送風手段の動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記温風供給口は、前記上部蛇腹状ホースの下端部に水平状態で回転自在に遊嵌されており、温風噴出し方向に対して略直角な軸で支持されたガイド板を、開閉自在に並列して複数枚形成し、前記ガイド板は、前記開口部を2分するように中央部に形成された細長状の支柱を挟んで180°回転対称に設けられ、長手方向である前記支柱側の上面部にL字状にはみ出た係止部を形成し、前記ガイド板が閉状態では、前記係止部の端部が前記支柱の上面に当接するように構成し、前記制御手段が、乾燥工程において、前記温風送風手段を駆動させることで、温風が前記温風供給口に流れ込み、その温風により、前記ガイド板が開状態となるとともに、前記温風供給口が回転するように構成した洗濯乾燥機とすることにより、開閉自在なガイド板は、必要ない時は閉じた状態であり、洗濯で発生する水しぶきや泡が、温風供給口より侵入することはなく、乾燥行程でのみ開口して温風を噴き出すことができるとともに、温風により温風供給口を水平状態
で回転させ、内槽内に回転流を発生させることができるので、信頼性を向上させ、衣類の乾燥ムラを防止して、品質を高めることができる。
の発明は、特に、第の発明の前記制御手段は、前記温風送風手段の送風ファンモータの回転数をコントロールして、供給する温風の風量を調整することにより、前記ガイド板に沿って噴き出る温風の方向を可変とする洗濯乾燥機とすることにより、衣類量の多少や乾燥状態など必要に応じて、より最適な乾燥風にすることができるので、乾燥効率を向上することができる。
以下、発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機の縦断面図を示したものである。
図1において、筺体1は、内部に複数のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた
外槽3を設け、脱水時の振動をサスペンション2によって吸収する構成としている。
外槽3の内部には、衣類および乾燥対象物を収容する内槽4を中空で2重構造とした洗濯・脱水軸5を中心に回転自在に配設し、内槽4の内底部に衣類や乾燥対象物を攪拌する回転翼6を回転自在に配設している。
また、内槽4の内部周壁には通気孔4aを多数設けるとともに、上方には振動低減用の流体バランサー7を設けている。
モータ8は、外槽3の外底部に取り付けられ、洗濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱水軸5に切り換えるクラッチ9と洗濯・脱水軸5を介して、内槽4または回転翼6に連結している。
回転翼6は、外周部に傾斜面10を有する略鍋型の形状をし、攪拌用突出部11を形成し、洗濯行程時に衣類が攪拌されるとともに、乾燥行程において、乾燥対象物を回転翼6の回転による遠心力で傾斜面に沿って上方へと舞い上がりやすくしている。つまり、衣類は攪拌により、左右(回転方向)に入れ替わるとともに、上下にも入れ替わるという動きをするように構成されている。
熱交換ダクト12は、循環する湿った温風(循環風)を除湿するもので、一端を伸縮自在の接続ダクト13を介して外槽3の下部に設けた排水経路口14に接続し、他端を、温風循環経路17の入り口側で、送風ファン15の下部に位置する循環風受け室45の一端に接続している。
送風ファン15の上部には、ヒータ16が設けられ、温風循環経路17の出口側は、温風供給口20を有する上部蛇腹状ホース18に接続されており、循環風受け室45から内槽4へ繋がり循環する温風循環経路17を構成し、この温風循環経路17を含めた前記各部品にて、温風送風手段28を構成している。
温風循環経路17の入り口側には、入口温度検知手段35が、出口側には出口温度検知手段36が設けられ、乾燥行程時の循環風温度を検知している。
循環風受け室45内には、フィルター46が設けられており、循環風は、このフィルター46を通って循環しており、フィルター46で、衣類から発生した糸くずなどを捕集している。
温風送風手段28の入り口側の循環風受け室45には、注水口26が形成され、この注水口26は、筺体1上部に配設された上部枠体48に設けられた支持部材50に装着された給水弁32と、注水ホース27で接続されている。
外槽3には、外槽3の上面を気密的に覆う外槽カバー19を設けており、この外槽カバー19に伸縮自在の上部蛇腹状ホース18からの温風供給口20を略垂直方向に開口している。また、外槽カバー19には衣類出し入れ口19aを設けるとともに、衣類出し入れ口19aを開閉自在に覆う内蓋21に設け、内蓋21を開けることで衣類を出し入れするようにしている。なお、温風供給口20については、図2以降で詳述する。
筺体1の上部に配設された上部枠体48には、略中央部に衣類投入口47が形成されており、衣類投入口47を覆うように蓋体49が開閉自在に設けられている。
外槽3の底部には、外槽3内の水を排水する排水弁22を設け、排水ダクト23を介し
て熱交換ダクト12と接続ダクト13とに接続し、接続ダクト13と熱交換ダクト12からの排水を排水ダクト23、排水弁22に導き、排水ホース24から機外へ排水するようにしている。
制御装置42は、一体集中的に形成するとともに、筺体1の背面部(裏カバー)30に略垂直に配設し、内方が、カバー43にて覆われ保護されている。
また、制御装置42は、モータ8、給水弁32、排水弁22、温風送風手段28の一部を構成するヒータ16、送風ファン15などを制御して、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するもので、マイクロコンピュータからなる制御手段(図示せず)を備えている。
運転コース等のモードや各種機能の選択は、筺体1の前面側上部に設けられた操作表示部39から使用者が入力設定手段37へ入力して行い、制御手段が、その入力情報を基に表示手段(図示せず)で表示して使用者に知らせる。
図2(a)は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機の温風供給口の下から見た斜視図、図2(b)は、同洗濯乾燥機の温風供給口の閉時の上方からの平面図、図3(a)は、同洗濯乾燥機の温風供給口の閉時の断面図、図3(b)は、同洗濯乾燥機の温風供給口の開時の断面図である。
図2(a)、(b)、図3(a)、(b)において、上部蛇腹状ホース18の下端部に開口部55を有する温風供給口20が設けられ、温風供給口20には、温風噴出し方向に対して略直角な軸53で支持されたガイド板57が開閉自在に並列して4枚設けられている。
ガイド板57は、水平状態における長手方向の上面側の両端部に、つまり、温風循環経路17の上流側の両端部に、係止部58を形成している。
係止部58は、反長手方向の一方側に、その端部58aをガイド板57の上面よりはみ出て形成されており、これにより、ガイド板57は軸53を中心に偏荷重となっている。そして、ガイド板57が閉状態では、隣接するガイド板57の上面に当接するようになっている。この時、端部58aは隣接するガイド板57の軸53の上方に位置するように形成してある。なお、4枚のガイド板57の端にあるガイド板57、図3(a)で左端にあるガイド板57は、閉状態では係止部58の端部58aが温風供給口20の内周側で、4枚のガイド板57の外側に略水平に形成されたガイド板受け部59の片方に上方より当接するようになっている。
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下、その動作、作用を説明する。
洗い行程では、蓋体49と内蓋21を開けて、内槽4に衣類(洗濯物)を投入し運転を開始すると、給水弁32を開いて所定の水位まで給水した後、モータ8を駆動する。このとき、伝達機構部のクラッチ9によりモータ8の動力を、洗濯・脱水軸5の洗濯軸を介して回転翼6に伝達し、回転翼6を回転させて衣類を水中で攪拌して洗い、その後、排水弁22を開いて排水し、すすぎ行程では、再度給水して洗い行程と同様の動作にて衣類をすすぐ。
脱水行程では、すすぎ終了後、排水弁22を開いて内槽4内の水を排水した後、伝達機構部のクラッチ9を脱水側に切り換えて、モータ8の動力を、洗濯・脱水軸5の脱水軸を介して内槽4に伝達して回転させ、衣類に遠心力を与えることにより、水分を衣類から分
離する。
ここまでの行程では、4枚のガイド板57は、軸53を中心に偏荷重となっており、係止部58側が重たいので、図3(a)で軸53を中心に反時計回りに回転しようとするが、端部58aが隣接するガイド板57の軸53の上方まで位置しているので、略水平状態に保持されている。端にあるガイド板57の端部58aはガイド板受け部59に当接している。つまり、温風供給口20は、4枚のガイド板57により閉じられている。脱水行程が終了すると、引きつづいて乾燥行程に移行する。
乾燥行程に入ると、モータ8を駆動して回転翼6に伝達し、回転翼6をゆっくり回転させることにより、脱水時の遠心力により内槽4の内壁に張り付いた衣類を引き剥がした後、所定の時間だけ内槽4を低速で回転させながら衣類を乾燥する槽回転乾燥行程を行う。
さらに、その後、回転翼6を瞬間的に正逆の方向に強力に回転させて、衣類を内槽4内で上方に放り上げるようにして攪拌しながら乾燥する攪拌乾燥行程を行う。
同時に、温風送風手段28を駆動させることにより、外槽3から熱交換ダクト12などを介して吸気された空気は、ヒータ16を通って加熱された温風となって、温風供給口20より内槽4の内部に送り込まれようとする。
この時、温風が温風供給口20のガイド板57を押すことになるが、温風で押されたガイド板57は、図3(b)で軸53を中心に時計回りに回転する。これにより、温風供給口20が開口し、ガイド板57に沿って温風が内槽4に向かって噴き出てくる。
なお、ガイド板57の回転による傾斜は、温風の噴出し方向を越えることはないので、略垂直方向が開時の限界となる。よって、ガイド板57の傾斜する範囲は水平から垂直の間、すなわち0~90°に位置することになる。つまり、温風の量をコントロールすることによって、ガイド板57の角度は、0~90°の間で調整することが可能となる。
すなわち、制御手段(図示せず)は、衣類量の多少や乾燥状態など必要に応じて、温風送風手段28の送風ファンモータ(図示せず)の回転数をコントロールして、送風ファン15が供給する温風の風量を調整することにより、ガイド板57に沿って噴き出る温風の方向を変えている。
温風供給口20より内槽4に吹き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させた後、外槽3の下部に設けた排水経路口14、接続ダクト13、熱交換ダクト12内を通過しているとき、自然冷却されて湿った温風は除湿され、循環風受け室45へ入り、フィルター46を通過してから送風ファン15へ戻る。この循環路で温風を循環させることにより、内槽4内の衣類を乾燥させることができる。
以上のように、本実施の形態1においては、温風供給口20は、温風噴出し方向に対して略直角な軸53で支持されたガイド板57を、開閉自在に並列して複数枚形成する構成とすることにより、開閉自在なガイド板57は、必要ない時は閉じた状態であり、洗濯で発生する水しぶきや泡が、温風供給口20より侵入することはなく、乾燥行程でのみ開口して温風を噴き出すことができるので、信頼性を向上させ、品質を高めることができる。
また、ガイド板57は、水平状態における長手方向の上面側の両端部に係止部を形成し、係止部58は、反長手方向の一方の端部58aをガイド板57の上面よりはみ出て形成され、ガイド板57が閉状態では、端部58aは隣接するガイド板57の軸53の上方に位置して上面に当接する構成とすることにより、開閉自在なガイド板57は、必要ない時
は確実に閉じることができるので、洗濯で発生する水しぶきや泡が、温風供給口20より侵入することはなく、乾燥行程でのみ開口して温風を噴き出すことができるので、信頼性を向上させ、品質を高めることができる。
また、温風送風手段28の送風ファンモータの回転数をコントロールして、供給する温風の風量を調整することにより、ガイド板57に沿って噴き出る温風の方向を可変する構成とすることにより、衣類量の多少や乾燥状態など必要に応じて、より最適な乾燥風にすることができるので、乾燥効率を向上することができる。
(実施の形態2)
図4(a)は、本発明の第2の実施の形態における洗濯乾燥機の温風供給口の下から見た斜視図、図4(b)は、同温風供給口の閉時の上方からの平面図、図5(a)は、同温風供給口の開時の上方からの平面図、図5(b)は、同温風供給口の開時の断面図である。なお、温風供給口の構成以外は、第1の実施の形態と同じであり、説明を省略する。
図4(a)、(b)、図5(a)、(b)において、上部蛇腹状ホース18の下端部に開口部65を有する温風供給口40が遊嵌されており、温風供給口40は水平状態で回転自在となっている。
温風供給口40には、開口部65を2分する細長状の支柱61が中央部にあり、また、温風噴出し方向に対して略直角な軸63で支持されたガイド板67の3枚が開口部65の半分側に並列して開閉自在に設けられ、同様に軸63で支持されたガイド板B62の3枚が開口部65の残り半分側に並列して開閉自在に設けられている。ガイド板67とガイド板B62の反長手方向の両側には平面部69が支柱61と一体に形成されており、ガイド板67とガイド板B62が閉じると、平面部69、支柱61と合わせて、開口部65全体が閉状態となる。
また、ガイド板67とガイド板B62には、長手方向である支柱61側の上面部に係止部68が形成されており、これによりガイド板67とガイド板B62は軸63を中心に偏荷重となっている。なお、ガイド板67とガイド板B62は、係止部68を形成した状態で、180°回転対称となっている。
係止部68は、端部68aがガイド板67、ガイド板B62の上面より支柱61側にL字状にはみ出して形成されており、ガイド板67は、図5(b)で開状態から反時計回りに軸63を中心に回転し閉状態になった時に支柱61の上面に当接し、ガイド板B62は、図5(b)で開状態から時計回りに軸63を中心に回転し閉状態になった時に支柱61の上面に当接するようになっている。
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下、その動作、作用を説明する。
洗濯時を含む温風が停止しているときは、ガイド板67とガイド板B62は、軸63を中心に偏荷重で重たい係止部68側が下がって、係止部68が支柱61の上面に当接して、水平状態で留まっているので、温風供給口40は、合計6枚のガイド板67とガイド板B62により閉じられている。
乾燥行程において、温風送風手段28を駆動させることにより、外槽3から熱交換ダクト12などを介して吸気された空気は、ヒータ16を通って加熱された温風となって、温風供給口40より内槽4の内部に送り込まれようとすると、温風が送風ダクト29に備えたガイド板67とガイド板B62を押す。すると、ガイド板67とガイド板B62が、軸63を中心に回転して、温風供給口40が開口し、温風がガイド板67及びガイド板B6
2に沿って内槽4に向かって噴き出てくる。
この時、温風の量によって、ガイド板67及びガイド板B62の傾斜角度は0~90°に可変可能であるので、0より大きく90°より小さく傾斜した場合は、それぞれのガイド板の面に沿って温風の向きを変える際に、ガイド面に垂直な力が働く。
そして、ガイド板67及びガイド板B62は、左右逆向き備わっているので、この面に働く力の横方向の分力は支柱61を境に逆向きとなる。よって、温風供給口40に回転力が働き、温風供給口40は上部蛇腹状ホース18の下端部に遊嵌されて回転自在となっているので、回転力が温風供給口40を保持している摩擦力に勝ると、温風供給口40は、回転を始める。
よって、温風供給口40が回転しながら温風を噴出すので、内槽4内に温風の回転流を発生させ、温風を偏りなく内槽4の全方向に当てることができ、衣類の乾燥ムラ発生を防止することができる。
以上のように、本実施の形態2においては、温風供給口40は、上部蛇腹状ホース18の下端部に水平状態で回転自在に遊嵌されており、開口部65を2分するように中央部に形成された細長状の支柱61を挟んで180°回転対称に設けられた複数のガイド板67とガイド板B62を有し、ガイド板67とガイド板B62は長手方向である支柱61側の上面部にL字状にはみ出た係止部68を形成し、ガイド板67とガイド板B62が閉状態では、係止部68の端部68aが支柱61の上面に当接する構成とすることにより、開閉自在なガイド板67とガイド板B62は、必要ない時は確実に閉じることができるので、洗濯で発生する水しぶきや泡が、温風供給口40より侵入することはなく、乾燥行程でのみ開口して温風を噴き出すことができるとともに、温風により温風供給口40を水平状態で回転させ、内槽4内に回転流を発生させることができるので、信頼性を向上させ、衣類の乾燥ムラを防止して、品質を高めることができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、温風供給口のガイド板を、必要ない時は閉じた状態にし、乾燥行程でのみ開口して温風を噴き出すことが可能となり、信頼性を向上させ、品質を高めることができるので、ドラム式など乾燥機能を有する他の洗濯乾燥機の用途に適用できる。
1 筺体
3 外槽
4 内槽
4a 通気孔
6 回転翼
8 モータ
17 温風循環経路
18 上部蛇腹状ホース
20 温風供給口
28 温風送風手段
40 温風供給口
48 上部枠体
53 軸
57 ガイド板
58 係止部
58a 端部
61 支柱
62 ガイド板B
63 軸
67 ガイド板
68 係止部
68a 端部

Claims (2)

  1. 筺体内に弾性的に防振支持した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に配設し衣類を収容し通気孔を有する内槽と、前記内槽の内底部に設け衣類を攪拌する回転翼と、前記内槽および/または前記回転翼を回転駆動するモータと、前記外槽および前記内槽内への給水を制御する給水弁と、前記外槽および前記内槽内の水の排水を制御する排水弁と、前記外槽の上部に装着した外槽カバーと、前記外槽カバーに設けた衣類出し入れ口を開閉自在に覆う内蓋と、前記筺体の上部に装着され略中央部に衣類投入口を有する上部枠体と、前記上部枠体の後部内方に設けられ前記内槽内に温風循環経路を介して温風を供給する温風送風手段と、前記温風循環経路の下流側に接続された上部蛇腹状ホースと、前記外槽カバーに設けられ前記上部蛇腹状ホースに接続された前記内槽内へ略垂直方向に温風を噴き出す開口部を有する温風供給口と、前記モータ、給水弁、排水弁、温風送風手段の動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、
    前記温風供給口は、前記上部蛇腹状ホースの下端部に水平状態で回転自在に遊嵌されており、温風噴出し方向に対して略直角な軸で支持されたガイド板を、開閉自在に並列して複数枚形成し、前記ガイド板は、前記開口部を2分するように中央部に形成された細長状の支柱を挟んで180°回転対称に設けられ、長手方向である前記支柱側の上面部にL字状にはみ出た係止部を形成し、前記ガイド板が閉状態では、前記係止部の端部が前記支柱の上面に当接するように構成し、
    前記制御手段が、乾燥工程において、前記温風送風手段を駆動させることで、温風が前記温風供給口に流れ込み、その温風により、前記ガイド板が開状態となるとともに、前記温風供給口が回転するように構成した洗濯乾燥機。
  2. 前記制御手段は、前記温風送風手段の送風ファンモータの回転数をコントロールして、供給する温風の風量を調整することにより、前記ガイド板に沿って噴き出る温風の方向を可変とする請求項に記載の洗濯乾燥機。
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