JP2005224351A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005224351A
JP2005224351A JP2004035029A JP2004035029A JP2005224351A JP 2005224351 A JP2005224351 A JP 2005224351A JP 2004035029 A JP2004035029 A JP 2004035029A JP 2004035029 A JP2004035029 A JP 2004035029A JP 2005224351 A JP2005224351 A JP 2005224351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
cooling duct
drying machine
cooling
cooling water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004035029A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Hirohata
治 廣畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004035029A priority Critical patent/JP2005224351A/ja
Publication of JP2005224351A publication Critical patent/JP2005224351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

【課題】冷却ダクトの除湿効率を高めることができ、その上、製造コストを低減でき、組み立て作業を簡単にできる洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】洗濯乾燥機は、水槽が排気した空気を冷却水で除湿する冷却ダクト18を備えている。冷却ダクト18内では、水槽からの空気が下方から上方に向って流れ、且つ、冷却水が上方から下方に向かって流れるようになっている。この冷却ダクト18には、冷却水を冷却ダクト18内に導く冷却水供給口18bが一体に設けられている。また、冷却ダクト18には、冷却ダクト18内を流れる空気の流路を絞る絞り部18dが一体に設けられている。絞り部18dの位置は冷却水供給口18bの位置よりも低い。
【選択図】図3

Description

本発明は、洗濯、すすぎ、脱水および乾燥を行う洗濯乾燥機に関する。
近年、家事に対する時間的な束縛を軽減して時間を有効利用しようとする意味より、ヨーロッパにおいて使われていたドラム式洗濯乾燥機が注目されている。ドラム式洗濯乾燥機は、一般に、回転ドラムが低速で回転する洗い工程およびすすぎ工程と、回転ドラムが高速で回転する脱水工程とからなる洗濯作業を行え、更に、洗濯物を乾燥させる乾燥工程を行える。
図7に、従来のドラム式洗濯乾燥機の模式断面図を示す。
上記ドラム式洗濯乾燥機の本体101内には、前面に開口部104aを有する有底筒状の水槽104が配置されている。そして、上記水槽104内には、有底筒状の回転ドラム105が軸133を中心に回転自在に支持されている。このように、上記ドラム式洗濯乾燥機の内部は二重構造となっている。
上記水槽104および回転ドラム105は、水平面に対してある角度だけ後ろ側が下がるように傾斜している。これにより、洗濯物の出し入れがしやすくなると共に、洗濯物の状態が見やすくなって、ユーザの利便性が高くなっている。
上記本体101に設けた洗濯物投入口101aの周縁部と、水槽104の開口部104aの周縁部とは、ゴムなどからなるパッキン108により連結して、本体101と水槽104との間における水漏れを防止している。また、上記水槽104の後面には、軸133を回転駆動する駆動装置107を取り付けている。なお、上記軸133は水槽104に連結されている。
上記駆動装置107の後方には、水槽104から排気された空気を冷却水により除湿する冷却ダクト118を配置している。この冷却ダクト118の一端は、水槽104の下部に設けられた循環口104bに接続されている。一方、上記冷却ダクト118の他端は、送風ファン115とヒータ116を有する乾燥ユニット117に接続されている。
上記水槽104は、圧縮バネとダンパーからなる複数の支持装置120A,120Bにより支持されている。これにより、上記水槽104から本体101に伝達される振動を軽減している。また、図示しないが、上記本体101の上部と水槽104の上部とは引張りバネで接続されている。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機による脱水工程および乾燥工程では、回転ドラム5を駆動装置7にて回転駆動させつつ、送風ファン115によって空気を実線矢印で示すように循環させる。
より詳しくは、上記ヒータ116で加熱された空気は、吹き出し口122から水槽104内に吹き込まれ、洗濯物の水分を吸収した後、冷却ダクト118内に入る。上記冷却ダクト118には貫通穴118bが設けられていて、この貫通穴118bにシャワーノズル121を挿入している。このシャワーノズル121の先端からシャワー状に噴出された冷却水は、点線矢印で示すように流れて、冷却ダクト118内を上方に向って流れる空気と接触する。これにより、上記空気を凝縮させて、その空気の除湿を行っている。このように除湿された空気は、再び、ヒータ116で加熱された後、吹き出し口122を介して水槽104内に供給される。
上記空気の循環によって、洗濯物から水分を分離する上に、多量の水分を含んだ空気が本体101外に出でない。
また、上記脱水工程および乾燥工程では、回転ドラム5を回転させることによって、洗濯物に遠心力が働くから、洗濯物における水分の分離が促進する。
また、上記シャワーノズル121によって冷却水がシャワー状に給水されるので、冷却水が広範囲に拡散させ、空気の凝縮化を促進する。その結果、上記洗濯物の脱水時間または乾燥時間を短縮する(例えば、特開平4−170996号公報(特許文献1)参照)。
ところで、上記従来のドラム式洗濯乾燥機では、シャワー状の冷却水を冷却ダクト118内に供給するために、給水弁110や給水パイプ119の他にシャワーノズル121を必要とする。したがって、部品点数が多くなって、製造コストが増加するという問題がある。
また、上記冷却ダクト118内における空気の凝縮化を促進するには、冷却ダクト118内にシャワーノズル121を所定の方向に所定の長さだけ正確に挿入する必要がある。その上、上記水槽104により冷却ダクト118が振動するため、シャワーノズル122を冷却ダクト122に強固に固定する必要がある。したがって、上記冷却ダクト118に対してシャワーノズル122を正確に位置決めし、かつ、シャワーノズル122を冷却ダクト122に強固に固定しなければならないから、組み立て作業が困難になるという問題がある。
特開平4−170996号公報
そこで、本発明の課題は、冷却ダクトの除湿効率を高めることができ、その上、製造コストを低減でき、組み立て作業を簡単にできる洗濯乾燥機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の洗濯乾燥機は、
本体と、
上記本体内に配置された水槽と、
上記水槽内に回転自在に支持され、洗濯物を収容する回転ドラムと、
上記水槽が排気した空気を冷却水で除湿する冷却ダクトと、
上記冷却ダクトで除湿した空気を加熱する加熱手段と、
上記加熱手段で加熱した空気を上記水槽内に送風する送風手段と
を備え、
上記冷却ダクト内では、上記水槽からの空気が下方から上方に向って流れ、且つ、上記冷却水が上方から下方に向かって流れるようになっていて、
上記冷却ダクトには、上記冷却水を上記冷却ダクト内に導く冷却水供給口が一体に設けられていると共に、上記冷却水供給口よりも低い位置に、上記冷却ダクト内を流れる空気の流路を絞る絞り部が一体に設けられていることを特徴としている。
上記構成の洗濯乾燥機によれば、例えば脱水工程または乾燥工程時、回転ドラムが回転し、加熱手段により加熱された空気が回転ドラム内に入って、洗濯物の水分が蒸発する。この水分を含んだ空気は、水槽外に排気された後、冷却ダクト内で除湿される。そして、上記冷却ダクト内で除湿された空気は、再び、加熱手段で加熱された後、回転ドラム内に吹き込まれる。
上記冷却ダクト内では、水槽からの空気(水分を含んだ空気)を下方から上方に向って流し、その空気の流速を絞り部により増加させるようになっている。また、上記冷却ダクト内では、冷却水供給口からの冷却水を上方から下方に向って流し、絞り部から流下するようになっている。その結果、上記冷却水は、絞り部により流速が増加した空気と衝突して飛散する。また、上記空気の水分は冷却水で冷却されて凝縮する。つまり、上記空気は冷却水により除湿される。
このように、上記冷却水が飛散することによって、冷却ダクト内の空気に対する冷却水の接触面積が大きくなるから、冷却ダクトの除湿効率を高めることができる。
また、上記冷却ダクト内の空気に対する冷却水の接触面積が大きくなるので、図7の従来例の洗濯乾燥機が用いるようなシャワーノズルを必要としない。したがって、図7の従来例の洗濯乾燥機に比べて、製造コストを低減することができる。
また、上記冷却水供給口および絞り部は冷却ダクトに一体に設けられていることによって、冷却水供給口および絞り部の位置調整作業が不要であるから、組み立て作業を簡単にすることができる。
また、上記冷却ダクトと例えば冷却ホースとの接続は、冷却水供給口に冷却ホースをつなぐだけでよいから、簡単に行える。
また、上記冷却水供給口および絞り部は冷却ダクトに一体に設けられていることによって、冷却ダクトが振動しても、冷却ダクトにおいて冷却水の漏れが生じ難い。つまり、上記冷却ダクトは冷却水の漏れに関して信頼性が高い。
また、上記冷却ダクトの除湿効率が高めることができるので、脱水効率または乾燥効率が向上して、脱水または乾燥に要する時間を短縮することができる。
一実施形態の洗濯乾燥機は、上記冷却ダクトの内面には、上記冷却水供給口から上記絞り部へ上記冷却水を案内する突起または溝が設けられている。
上記実施形態の洗濯乾燥機によれば、上記突起または溝を冷却ダクトの内面に設けているから、冷却水供給口から絞り部へ冷却水を確実に案内することができる。
一実施形態の洗濯乾燥機は、上記絞り部の上面の外周縁部よりも上記絞り部の上面の内周縁部が低くなるように、上記絞り部の上面が傾斜している。
上記実施形態の洗濯乾燥機によれば、上記絞り部の上面の外周縁部よりも絞り部の上面の内周縁部が低くなるように、絞り部の上面が傾斜しているから、絞り部から流下する冷却水の速度が上がる。その結果、上記冷却水は、冷却ダクト内の空気と勢い良く衝突して、冷却ダクト内の広範囲に飛散する。したがって、上記冷却ダクト内の空気に対する冷却水の接触面積がより大きくなる。
一実施形態の洗濯乾燥機は、上記絞り部の上面には、上記絞り部の内周縁に沿うように突起または溝が設けられている。
上記実施形態の洗濯乾燥機によれば、上記絞り部の上面には、絞り部の内周縁に沿うように突起または溝が設けられているから、冷却水を絞り部の略全周に供給することができる。その結果、上記絞り部の各部から流下する冷却水の量を略同じになって、絞り部よりも下において冷却水の偏りを無くすことができる。
一実施形態の洗濯乾燥機は、上記絞り部の内面に対する上記絞り部の上面の傾斜角度は、上記絞り部の内面に対する上記絞り部の下面の傾斜角度よりも小さい。
上記実施形態の洗濯乾燥機によれば、上記絞り部の内面に対する絞り部の上面の傾斜角度は、絞り部の内面に対する上記絞り部の下面の傾斜角度よりも小さいことによって、絞り部の上面の外周縁部よりも絞り部の上面の内周縁部を低くできるから、絞り部から流下する冷却水の速度を上げることができる。
一実施形態の洗濯乾燥機は、上記冷却ダクトの内面には、上記冷却ダクト内を流れる空気と上記冷却水との接触面を大きくするための表面処理が施されている。
上記実施形態の洗濯乾燥機によれば、上記冷却ダクトの内面には、冷却ダクト内を流れる空気と冷却水との接触面を大きくするための表面処理が施されているから、冷却ダクトの除湿能力を高めることができる。
一実施形態の洗濯乾燥機は、上記表面処理は撥水処理である。
上記実施形態の洗濯乾燥機によれば、上記表面処理が撥水処理であるから、冷却水が冷却ダクトの内面にはじかれて、多くの冷却水が冷却ダクト内で飛散する。したがって、上記冷却ダクト内を流れる空気と冷却水との接触面を大きくなって、冷却ダクトの除湿能力を高めることができる。
一実施形態の洗濯乾燥機は、上記表面処理は親水処理である。
上記実施形態の洗濯乾燥機によれば、上記表面処理は親水処理であるから、冷却水が冷却ダクトの表面に広がって残る。したがって、上記冷却ダクト内を流れる空気と冷却水との接触面を大きくなって、冷却ダクトの除湿能力を高めることができる。
本発明の洗濯乾燥機は、冷却ダクトの冷却水供給口よりも低い位置に絞る絞り部を設けることによって、絞り部で流速が増した空気により冷却水が飛散するから、冷却ダクト内の空気に対する冷却水の接触面積が大きくなる。したがって、上記冷却ダクト内の空気を効率良く除湿することができる。つまり、上記冷却ダクトの除湿効率を高めることができる。
また、上記冷却ダクト内の空気に対する冷却水の接触面積が大きくなることによって、図7の従来例の洗濯乾燥機が用いるようなシャワーノズルを必要としないから、図7の従来例の洗濯乾燥機に比べて、製造コストを低減することができる。
また、上記冷却水供給口および絞り部は冷却ダクトに一体に設けられていることによって、冷却水供給口および絞り部の位置調整作業が不要であるから、組み立て作業を簡単にすることができる。
以下、本発明の洗濯乾燥機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1に、本発明の一実施の形態のドラム式洗濯乾燥機を斜め上方から見た図を模式的に示す。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、操作パネル2が前面上部に設けられた本体1を備えている。上記操作パネル2は操作キーおよび表示部を有している。また、上記本体1の前面にはヒンジ式の開閉扉3を回動自在に取り付けている。
図2に、上記ドラム式洗濯乾燥機を側方から見た断面を模式的に示す。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、本体1内に配置された水槽4と、この水槽4内に回転自在に支持され、洗濯物を収容する回転ドラム5と、この回転ドラム5を回転駆動する駆動装置7と、水槽4の下部に下端が接続された冷却ダクト18と、この冷却ダクト18の上端に接続された乾燥ユニット17とを備えている。
上記本体1の前面には開閉扉3で開閉される洗濯物投入口1aが設けられている。この洗濯物投入口1aの周縁部は、ゴムや樹脂などの弾性体からなるパッキン8により水槽4の開口部4aの周縁部と連結されている。そして、上記本体1の上部には、水道管につながる給水パイプ9が接続されている。また、上記本体1の上部には、洗剤や柔軟剤が投入される洗剤ケース11を設けている。
上記パッキン8は、開閉扉3を閉じた時に開閉扉3の周縁に密着する。これにより、上記水槽4内の液体が洗濯物投入口1aまたは開口部4aから漏れ出るのを防ぐことができる。また、上記パッキン8の上部には開口が設けられており、吹き出し口22がその開口に嵌合している。
上記洗剤ケース11は、給水ノズル(図示せず)に接続されている。この給水ノズルは、給水弁10Aの開放により、洗剤ケース11を通過した水道水を水槽4に入れる。また、上記洗剤ケース11の近傍にはドラム式洗濯乾燥機の動作を制御する制御装置41が配置されている。この制御装置41は操作パネル2の裏面側(水槽2側)に位置する。
上記水槽4は、複数の支持装置20A,20Bで弾力的に支持されている。また、上記水槽4は有底筒形状で、その開口部4aが本体1の洗濯物投入口1aに対向するように若干傾斜して横向き配置されている。また、上記水槽4の下部には循環口4bおよび排水口4cを設けていて、循環口4bは冷却ダクト18の下端に接続されている一方、排水口4cは排水ダクト12に接続されている。
上記排水ダクト12は、経路の途中に、糸屑フィルタ13aを含む接続ケース13と、水槽4内の洗濯液を本体1の外部に排水するための排水ポンプ14とを有している。
上記糸屑フィルタ13aは、例えば、樹脂を格子状に形成、または、目の細かい繊維を袋状に形成して構成され、水槽4内から流れて来た洗濯液中の糸屑を除去する。また、上記糸屑フィルタ13aは、接続ケース13内に着脱自在に装着されていて、本体1の前面下部から取り出すことができるようになっている。
上記回転ドラム5は、回転軸心y−yが水平方向に対して角度θ(例えば10〜15°)だけ後ろ側(回転ドラム5の奥側)が下がるように傾いているから、使用者がドラム式洗濯乾燥機の前面側に立って操作する際に、見下ろすようにして容易に回転ドラム5の奥まで見通せる。また、上記回転ドラム5の開口部5aには流体バランサ5bが取り付けられている。そして、上記回転ドラム5の周壁全域には複数の小孔5cが設けられている。更に、上記回転ドラム5の内壁面には、半径方向内側に向かって突出するバッフル5dが設けられている。
上記流体バランサ5bは、回転ドラム5の回転時に、洗濯物および洗濯液の片寄りにより生じようとする重心移動を、流体バランサ5bの内部における封入流体(例えば塩水など)の移動によって打消すようにしている。上記流体バランサ5bは、回転ドラム5の開口部5aの外側に設けてもよいし、あるいは、回転ドラム5の開口部5aの内側に設けてもよい。
上記小孔5cは、水槽4と回転ドラム5との間の空間と、回転ドラム5内の空間との間で洗濯液や空気を流通させるためのものである。
上記バッフル5dは、周方向に例えば120°間隔で3ヶ所に設けている。このバッフル5dは回転ドラム5の回転に伴って、洗濯物の持上げと落下とを繰り返す働きをする。
上記駆動装置7は、モータケース31、ベアリング32、軸33、ロータ34およびステータ35で構成されて、水槽4と一体化している。上記軸33はベアリング32によって支持されて回転自在となっている。また、上記軸6bにはロータ34が固着され、モータケース31内にはステータ35が固定されている。
上記乾燥ユニット17は、冷却ダクト18から吹き出し口22へ流れる空気の経路に設けられていて、送風手段の一例としての送風ファン15と、加熱手段の一例としてのヒータ16とからなっている。このような構成により、上記乾燥ユニット17は、洗濯物を乾燥させるための温風を吹き出し口122を介して水槽4内に送り込めるようになっている。なお、上記送風ファン15は、ヒータ16よりも上流側に配置されている。これにより、上記ヒータ16で加熱された空気が送風ファン15を通過しないので、送風ファン15の熱損傷を防ぐことができる。
上記冷却ダクト18には、給水弁10A,10Bおよび給水パイプ19を介して冷却水を給水している。この冷却水によって、冷却ダクト18内を流れる過飽和状態の空気の水分を凝縮するようして、乾燥効率の向上を図っている。
図3(a)に上記冷却ダクト18を後方から見た模式図を示し、図3(b)に上記冷却ダクト18を側方から見た模式図を示す。
上記冷却ダクト18は、図3(a)に示すように、送風ファン15の吸気側の端部に接続される連結口18aを上部に有し、また、水槽4の循環口4bに接続される連結口18fを下部に有している。また、上記冷却ダクト18の上部の側面には、冷却水を冷却ダクト18内に導くための円筒形状の冷却水供給口18bを一体に設けている。この冷却水供給口18bに給水パイプ19を嵌合させることにより、冷却ダクト18に冷却水を給水できる。また、上記冷却ダクト18内には、図3(b)に示すように、冷却水供給口18bからの冷却水を案内する突起18c(図3(a)では図示せず)と、空気の流速を増加させる絞り部18dとを設けている。この突起18cおよび絞り部18dは冷却ダクト18と一体に設けられている。上記絞り部18dは、流下してくる冷却水を飛散させて循環空気(冷却ダクト18内を流れる空気)との接触面積を大きくする。
図4に図3のIV−IV線から見た模式断面図を示し、図5に図3のV−V線から見た模式断面図を示す。
上記絞り部18dは、図4に示すように、下方から見るとロの字形状になっている。そして、上記絞り部18dの上面には、絞り部18dの内周縁に沿うように突起18eを設けている。この突起18eは絞り部18dの全周に渡って設けられている。また、上記突起18cは、図5に示すように、冷却ダクト18の内壁に一対設けられている。
図6に、図3の円Cで囲んだ部分の拡大断面図を模式的に示す。
上記絞り部18dの上面(冷却水供給口18b側の表面)は絞り部18dの内面に対して斜めに傾斜する一方、絞り部18dの下面(循環口4b側の表面)は、絞り部18dの内面に対して略垂直になっている。より詳しくは、上記絞り部18dの上面は、内周縁部が外周縁部よりも下がるように傾斜している。これにより、上記絞り部18dの上面の略全面に冷却水を行き渡らせることが容易になっている。つまり、上記絞り部18dの上面の各部に冷却水を略均等に供給することが容易である。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、洗濯投入口1aより洗濯物を投入して、開閉扉3を閉じると共に、洗剤ケース11に洗剤を入れた後、操作パネル2を操作すると、制御装置41からの信号により洗濯動作が開始される。
上記洗濯動作が開始すると、まず、開閉扉3がロックされると共に、給水弁10Aが開く。上記給水弁10Aの開放によって、水道水は途中洗剤ケース11を経由して給水ノズルより水槽4と回転ドラム5内に流れ込む。このとき、上記水道水は、洗剤ケース11を経由するから、洗剤を含む洗濯液となっている。そして、上記水槽4内の洗濯液の水位が所定水位に達したことを、水位センサ(図示せず)が検知すると、給水弁10Aが閉じられ、回転ドラム5が洗い回転チャートで回転して、洗い工程が実行される。
上記回転ドラム5の回転は、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程、洗濯物の種類に応じた回転速度、更には反転時間周期などを変えた回転チャートが設定されており、使用者による選択または自動的に選択されるようにプログラムされている。
そして、上記洗い工程が終了すると、排水ポンプ14が作動して、洗濯液を排水ダクト12および糸屑フィルタ13aを介して本体1外に排水する。この排水が終了すると、回転ドラム5は高速の脱水回転チャートで回転して、すすぎ工程の脱水が行われる。このとき、上記洗濯物に含まれた洗濯液は、回転ドラム5の回転による遠心力で洗濯物と分離される。そして、上記洗濯物から分離した洗濯液は、回転ドラム5の小孔5cを通って、水槽4の内壁に付着し、その内壁を伝って水槽4の下部に流れ落ちて、排水ダクト12より本体1外に排水される。
このすすぎ工程の脱水中に、給水弁10Aを開いて給水ノズルより水槽4内に水道水を噴射しても良い。このようにすると、上記水道水が遠心力により洗濯物を透過するから、洗濯物に含まれた洗剤を効率よく除去することができる。
上記すすぎ工程の脱水が終了すると、すすぎ工程のすすぎに切り替わり、排水ポンプ14が停止して、給水弁10Aが再度開く。上記給水弁10Aの開放によって、水道水が水槽4に給水される。そして、上記水槽4内の水道水の水が所定水位に達したことを、上記水位センサが検知すると、給水弁10Aが閉じられ、回転ドラム5がすすぎチャートで回転して、すすぎ工程のすすぎが実行される。このすすぎでは、柔軟仕上げ剤を含む水道水を水槽4に給水しても良い。この場合、上記柔軟仕上げ剤が充填される柔軟仕上げ剤納箱を設けると共に、上記水道水が柔軟仕上げ剤納箱を通過するための給水経路を別途設ける。
上記すすぎ工程のすすぎが終了すると、脱水工程に切り替わる。この脱水工程では、給水弁10Aが閉じられ、排水ポンプ14が作動して、水槽4内の水が本体1外に排水される。その後、上記回転ドラム5が脱水回転チャートで回転することによって、洗濯物に含まれた液体は遠心力で洗濯物と分離される。そして、上記洗濯物から分離した液体は、回転ドラム5の小孔5cを通って、水槽4の内壁に付着し、その内壁を伝って水槽4の下部に流れ落ちて、排水ダクト12より本体1外に排水される。このとき、所定のタイミングで送風ファン15およびヒータ16を動作させ、水槽4内に温風を送り込む。
上記脱水工程が終了すると、回転ドラム5が乾燥回転チャートで回転し、送風ファン15およびヒータ16が動作して、乾燥工程が実行される。このとき、上記洗濯物を乾燥させるための空気が本体1内を循環する。より詳しくは、上記水槽4内の空気は、図1の実線矢印で示すように、循環口4bから排出された後、冷却ダクト18、送風ファン15、ヒータ16および吹き出し口22を順次通過して再び水槽4内に戻っている。
上記回転ドラム5内の洗濯物の水分を吸収した空気は、送風ファン15により冷却ダクト18に吸引される。上記空気は冷却ダクト18を通過中に冷却水により降温される。その結果、上記冷却ダクト18内の空気は、水分の結露により除湿され、乾燥空気となってヒータ16に到達する。上記ヒータ16で加熱された乾燥空気は、吹き出し口22より水槽4内に吹き込まれ、再び、洗濯物と接触して水分を吸収して、循環口4bから排出されて、冷却ダクト18で除湿される。このような動作が乾燥工程中に繰り返される。
そして、上記回転ドラム5内の湿度を湿度センサ(図示せず)で検知するか、または、回転ドラム5内の温度を温度センサ(図示せず)で検知し、回転ドラム5内の湿度または温度が所定値になれば、乾燥工程を終了する。この乾燥工程において除湿されて凝縮された水分は、図1の点線矢印で示すように、冷却ダクト18を下降して循環口4bより水槽4内に流れ込み、排水ダクト12を介して外部に排水される。
以上のように、上記ドラム式洗濯乾燥機は、操作パネル2からの入力に基づいて、駆動装置7などを駆動させることにより、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程および乾燥工程を連続して実行する、または、それらの工程を単独で実行する。
上記脱水工程および乾燥工程での冷却ダクト18内においては、洗濯物の水分を吸収した空気は、連結口18fから冷却ダクト18内に入り、冷却ダクト18内を上昇している。このとき、上記絞り部18dでは、ダクト内流路が絞られるため空気の流速は増した状態となっている。このような状況下において、上記冷却水供給口18bから冷却ダクト18内に入った冷却水が、突起18cに案内されて、絞り部18dに到達する。そして、上記冷却水は、図6に示すように、突起18eと冷却ダクト18の内壁面との間から溢れ、冷却ダクト18の流路中心に向かって流れた後、絞り部18dの内周縁において下流からの空気の流れにより小粒に飛散した状態となる。その結果、上記洗濯物の水分を吸収した空気(湿った空気)がより多くの冷却水と接触するから、冷却水による冷却除湿が促進される。
上記実施の形態では、冷却ダクト18の内壁面に突起18cを設けていたが、冷却ダクト18の内壁面に溝を設けても良い。また、上記冷却ダクト18の内壁面に設ける突起または溝の数は、冷却水を効率良く絞り部18dに案内できるように適宜設定すれば良い。
また、上記絞り部18dの上面に突起18eを設けていたが、絞り部18dの上面に溝を設けても良い。また、上記絞り部18dの上面に設ける突起または溝は、絞り部18dの内周縁の略全周に沿って連続するように設けても良いし、または、絞り部18dの内周縁の略全周に沿って不連続に設けても良い。また、上記絞り部18dの上面に設ける突起または溝は、絞り部18dの全体に渡って設けても良いし、または、絞り部18の一部のみに設けても良い。
また、上記冷却ダクト18の内壁面に、撥水処理または親水化処理などの表面処理を施してもよい。このような表面処理を施せば、冷却ダクト18内の空気と冷却水との接触面積を大きくなって、冷却ダクト18内の空気と冷却水との熱交換量を増加させることができる。その上、そのような表面処理を冷却ダクトの内壁面に施していれば、その内壁面に糸屑などが付着しても、その糸くずなどを容易に除去することができる。
また、上記冷却水の流下を促進する観点上、絞り部の内面に対する絞り部の上面の傾斜角度は、絞り部の内面に対する絞り部の下面の傾斜角度よりも小さくし、且つ、絞り部の内面に対する絞り部の下面の傾斜角度は、0°を越え且つ90°以下の範囲内にするのが好ましい。
また、上記連結口18a、冷却水供給口18b、突起18c、絞り部18d、突起18eおよび連結口18fは、例えば樹脂で冷却ダクト18と一体に設けることができる。
図1は本発明の一実施の形態のドラム式洗濯乾燥機を斜め上方から見た模式図である。 図2は上記ドラム式洗濯乾燥機を側方から見た模式断面図である。 図3(a)は上記ドラム式洗濯乾燥機の冷却ダクトを後方から見た模式図であり、図3(b)は上記冷却ダクトを側方から見た模式図である。 図4は図3のIV−IV線の矢視断面の模式図である。 図5は図3のV−V線の矢視断面の模式図である。 図6は図3の円Cの拡大断面の模式図である。 図7は従来のドラム式洗濯乾燥機の模式断面図である。
符号の説明
1 本体
1a 洗濯物投入口
2 操作パネル
3 開閉扉
3a 開閉扉
4 水槽
4a 開口部
4b 循環口
4c 排気口
5 回転ドラム
5a 開口部
5b 流体バランサ
5c 小孔
5d バッフル
7 駆動装置
8 パッキン
9 給水パイプ
10A 給水弁
10B 給水弁
11 洗剤ケース
12 排水ダクト
13 接続ケース
13a 糸屑フィルタ
14 排水ポンプ
15 送風ファン
16 ヒータ
17 乾燥ユニット
18 冷却ダクト
18a 連結口
18b 冷却水供給口
18c 突起
18d 絞り部
18e 突起
18f 連結口
19 給水パイプ
20A 支持装置
20B 支持装置
22 吹き出し口
31 モータケース
32 ベアリング
33 軸
34 ロータ
35 ステータ
41 制御装置

Claims (8)

  1. 本体と、
    上記本体内に配置された水槽と、
    上記水槽内に回転自在に支持され、洗濯物を収容する回転ドラムと、
    上記水槽が排気した空気を冷却水で除湿する冷却ダクトと、
    上記冷却ダクトで除湿した空気を加熱する加熱手段と、
    上記加熱手段で加熱した空気を上記水槽内に送風する送風手段と
    を備え、
    上記冷却ダクト内では、上記水槽からの空気が下方から上方に向って流れ、且つ、上記冷却水が上方から下方に向かって流れるようになっていて、
    上記冷却ダクトには、上記冷却水を上記冷却ダクト内に導く冷却水供給口が一体に設けられていると共に、上記冷却水供給口よりも低い位置に、上記冷却ダクト内を流れる空気の流路を絞る絞り部が一体に設けられていることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    上記冷却ダクトの内面には、上記冷却水供給口から上記絞り部へ上記冷却水を案内する突起または溝が設けられていることを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    上記絞り部の上面の外周縁部よりも上記絞り部の上面の内周縁部が低くなるように、上記絞り部の上面が傾斜していることを特徴とする洗濯乾燥機。
  4. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    上記絞り部の上面には、上記絞り部の内周縁に沿うように突起または溝が設けられていることを特徴とする洗濯乾燥機。
  5. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    上記絞り部の内面に対する上記絞り部の上面の傾斜角度は、上記絞り部の内面に対する上記絞り部の下面の傾斜角度よりも小さいことを特徴とする洗濯乾燥機。
  6. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    上記冷却ダクトの内面には、上記冷却ダクト内を流れる空気と上記冷却水との接触面を大きくするための表面処理が施されていることを特徴とする洗濯乾燥機。
  7. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    上記表面処理は撥水処理であることを特徴とする洗濯乾燥機。
  8. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    上記表面処理は親水処理であることを特徴とする洗濯乾燥機。
JP2004035029A 2004-02-12 2004-02-12 洗濯乾燥機 Pending JP2005224351A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004035029A JP2005224351A (ja) 2004-02-12 2004-02-12 洗濯乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004035029A JP2005224351A (ja) 2004-02-12 2004-02-12 洗濯乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005224351A true JP2005224351A (ja) 2005-08-25

Family

ID=34999519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004035029A Pending JP2005224351A (ja) 2004-02-12 2004-02-12 洗濯乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005224351A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1659208A2 (en) * 2004-11-17 2006-05-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Washing/drying machine
JP2010082345A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Hitachi Appliances Inc ドラム式洗濯乾燥機
JP2012183111A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Panasonic Corp 乾燥装置
JP2015192760A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社東芝 衣類乾燥機
CN105970588A (zh) * 2016-06-27 2016-09-28 宁波凯波集团有限公司 便于清理水垢的蒸汽电熨斗
WO2023005492A1 (zh) * 2021-07-28 2023-02-02 青岛海尔洗涤电器有限公司 洗衣设备

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1659208A2 (en) * 2004-11-17 2006-05-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Washing/drying machine
EP1659208A3 (en) * 2004-11-17 2006-08-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Washing/drying machine
US7204039B2 (en) 2004-11-17 2007-04-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Washing machine having a condensing duct
JP2010082345A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Hitachi Appliances Inc ドラム式洗濯乾燥機
JP2012183111A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Panasonic Corp 乾燥装置
JP2015192760A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社東芝 衣類乾燥機
CN105970588A (zh) * 2016-06-27 2016-09-28 宁波凯波集团有限公司 便于清理水垢的蒸汽电熨斗
CN105970588B (zh) * 2016-06-27 2018-01-30 宁波凯波集团有限公司 便于清理水垢的蒸汽电熨斗
WO2023005492A1 (zh) * 2021-07-28 2023-02-02 青岛海尔洗涤电器有限公司 洗衣设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5827070B2 (ja) ドラム洗濯機
JP3919798B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4022239B1 (ja) 洗濯乾燥機およびこの制御方法
JP2012075601A (ja) 洗濯乾燥装置
JP2007037890A (ja) 乾燥洗濯機
JP4490251B2 (ja) 乾燥機兼用洗濯機
JP2007135962A (ja) 洗濯乾燥機
JP4844525B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP3939731B2 (ja) ドラム式乾燥洗濯機
JPH11114273A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2008048830A (ja) 洗濯乾燥機およびその制御方法
JP5671702B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2006136511A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2005224351A (ja) 洗濯乾燥機
JP4243336B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2009142472A (ja) 衣類乾燥機
JP2008284071A (ja) 洗濯乾燥機
JP3970294B2 (ja) ドラム式乾燥洗濯機
JP4286847B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4805864B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
KR20180027046A (ko) 의류처리장치 및 그의 제어방법
JP7015988B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP3990325B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2009232973A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2007135957A (ja) ドラム式洗濯乾燥機