JP4805864B2 - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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本発明はドラム式洗濯乾燥機に関する。
従来、ドラム式洗濯乾燥機としては、特開2004−105250号公報に開示されたものがある。このドラム式洗濯乾燥機は、図8に示すように、外箱801と、この外箱801内に配置された水槽803と、この水槽803内に回転自在に配置された回転ドラム804とを備えている。
上記回転ドラム804の周壁の略全域には、その周壁を貫通する小孔809が複数設けられている。この小孔809は、水槽803と回転ドラム804との間の空間と、回転ドラム804内の空間との間で洗濯水を流通させるためのものである。
なお、図8の820はバッフルである。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機は、洗濯物をバッフル820で引っかけて持上げ、その持ち上げた洗濯物を洗濯水中に落下させて、洗濯物を洗濯する。このため、上記洗濯物を洗濯するには、回転ドラム804内に洗濯水を溜めなければならない。
一方、上記回転ドラム804の周壁の略全域にわたって複数の小孔809が設けられているため、回転ドラム804内の洗濯水は回転ドラム804外に容易に流出できる。
したがって、上記回転ドラム804内に洗濯水を溜めるには、回転ドラム804と水槽803との間(図8においてハッチングをかけた部分)にも洗濯水を溜めなければならない。
その結果、上記水槽803内への洗濯水の給水量を多くしなければならず、節水効果を高くすることができないという問題がある。
また、上記洗濯物を脱水する場合、回転ドラム804を回転させるが、回転ドラム804の回転速度を速くすると、洗濯物が遠心力で小孔809に食い込んで回転ドラム804の周壁に貼り付いてしまう。
したがって、上記回転ドラム804の回転速度を速くすることができず、洗濯物を十分に脱水することができない。
その結果、上記脱水後に洗濯物を乾燥させようとしても、洗濯物の乾燥時間が長くなってしまうという問題がある。
特開2004−105250号公報
そこで、本発明の課題は、節水効果を高くすることでき、かつ、洗濯物の乾燥時間を短縮できるドラム式洗濯乾燥機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のドラム式洗濯乾燥機は、
洗濯物を出し入れするための外箱開口部を前部に有する外箱と、
上記外箱内に配置され、上記外箱開口部に対向する水槽開口部を有する水槽と、
上記水槽内に回転自在に配置されていると共に、後部が前部より下がるように中心軸が水平面に対して傾斜する回転ドラムと、
上記回転ドラムを回転駆動する駆動装置と、
上記水槽内の洗濯水を上記回転ドラム内に供給するための循環装置と、
上記回転ドラム内から吸い込まれた空気を除湿および加熱して、この除湿および加熱された空気を上記回転ドラム内へ吹き込ませることにより、上記回転ドラム内の洗濯物を乾燥させる乾燥システムと
を備え、
上記回転ドラムは、
複数の第1貫通孔が設けられた周壁と、
上記周壁の後端に連なる後端壁と
を有し、
洗濯時において、上記循環装置によって上記回転ドラムと上記水槽との間の洗濯水を上記回転ドラム内に供給して、上記回転ドラム内に洗濯水を溜めたときに、上記回転ドラムと上記水槽との間の洗濯水の水面が、上記回転ドラム内の洗濯水の水面よりも低くなるように、上記後端壁近傍の上記周壁での上記第1貫通孔の密度に比べて、上記後端壁近傍以外の上記周壁での上記第1貫通孔の密度小さくしていて
上記後端壁には、洗濯時における上記回転ドラム内の洗濯水の水位よりも高くに位置するように複数の第2貫通孔が設けられていることを特徴としている。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記回転ドラム内に洗濯水を溜めた場合、回転ドラムの後端壁近傍の周壁での第1貫通孔の密度に比べて、回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁での第1貫通孔の密度は小さいので、回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁において、回転ドラム内から回転ドラム外への洗濯水の流出は少ない。つまり、上記回転ドラム内の洗濯水は水槽と回転ドラムとの間へ流出し難い。
したがって、上記回転ドラムと水槽との間に多量の洗濯水を溜めなくても、回転ドラム内に洗濯水を溜めることができる。
したがって、上記回転ドラムと水槽との間の洗濯水の量を少なくして、高い節水効果を得ることができる。
また、上記回転ドラム内の洗濯水は第1貫通孔から回転ドラム外に出て、水槽内に出てくることとなるが、その水槽内の洗濯水を循環装置で回転ドラム内に供給することができる。
したがって、上記回転ドラム内の洗濯水の水位が下がるのを防いで、回転ドラム内の洗濯物を十分に洗濯することができる。
また、上記回転ドラム内の洗濯物を脱水する場合、回転ドラムの回転速度を速くしても、回転ドラムの後端壁近傍の周壁での第1貫通孔の密度に比べて、回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁での第1貫通孔の密度は小さいので、回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁に洗濯物は貼り付き難い。
したがって、上記回転ドラムの回転速度を速くして、洗濯物の脱水度を向上させることができ、その結果、洗濯物の乾燥時間を短縮できる。
また、上記洗濯物の乾燥時間を短縮できる分、消費電力を削減できるので、省エネ効果が得られる。
また、上記回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁に洗濯物が貼り付き難いので、洗濯物の貼り付きの防止や解除のための制御に関する負担を少なくできる。
また、上記乾燥システムは、回転ドラム内から吸い込まれた空気を除湿および加熱して、この除湿および加熱された空気(以下、「高温低湿空気」と言う。)を回転ドラム内へ吹き込ませることにより、回転ドラム内の洗濯物を乾燥させる。このように、上記洗濯物を乾燥させているとき、回転ドラムは後部が前部より下がるように中心軸が水平面に対して傾斜しているので、洗濯物の大部分が回転ドラムの後端壁近傍に集まっている。そして、上記回転ドラムの後端壁近傍の周壁での第1貫通孔の密度に比べて、回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁での第1貫通孔の密度は小さいので、洗濯物に到達する前に回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁の第1貫通孔から回転ドラム外に出る高温低湿空気は少なくなる。つまり、上記高温低湿空気のいわゆるショートカットを防ぐことができる。
したがって、上記高温低湿空気を洗濯物に効率良く当てることができるので、洗濯物の乾燥時間をさらに削減できる。
また、上記洗濯物の乾燥時間をさらに削減できる分、消費電力をさらに削減できるので、省エネ効果をさらに高くすることができる。
また、上記後端壁に設けられた第2貫通孔は、洗濯時における回転ドラム内の洗濯水の水位よりも高くに位置する。つまり、上記水槽内に所定量の洗濯水を溜めると、回転ドラム内の洗濯水の水面は第2貫通孔よりも下に位置する。
したがって、上記第2貫通孔から回転ドラム外に洗濯水が流出するのを防ぐことができる。
また、上記回転ドラム内の洗濯物を乾燥させるために、高温低湿空気を回転ドラム内に吹き込んだ場合、回転ドラムの後端壁に第2貫通孔を設けているので、洗濯物の水分を含んで高温多湿となった空気を第2貫通孔から回転ドラム外に効率良く排出することができる。
一実施形態のドラム式洗濯乾燥機では、
上記第1貫通孔は、上記後端壁近傍の上記周壁のみに設けられている。
上記実施形態のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記回転ドラムの後端壁近傍の周壁のみに第1貫通孔を設けるので、回転ドラムの周壁への洗濯物の貼り付きの低減効果を高めることができると共に、回転ドラムの製造コストを下げることができる。
一実施形態のドラム式洗濯乾燥機では、
上記駆動装置は上記水槽の後部に取り付けられ、
上記回転ドラムは、上記周壁の前端から上記周壁の後端へ向かって徐々に拡径している。
上記実施形態のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記回転ドラム内に洗濯物を投入すると、回転ドラムは、周壁の前端から周壁の後端へ向かって徐々に拡径しているので、洗濯物は回転ドラムの後端壁近傍により集まり易くなる。
したがって、上記回転ドラムの回転時に発生する遠心力荷重が駆動装置に近くなるので、駆動装置が有する例えばベアリングにかかる荷重を低減することができ、駆動装置の寿命を延ばすことができる。
また、上記ベアリングにかかる荷重を低減できるので、ベアリングを小型化したり、ベアリングピッチを短くしたりして、駆動装置をコンパクトにすることができる。
したがって、上記外箱の奥行き寸法を低減、または、回転ドラムの容積を拡大することができる。
また、上記ベアリングを小型化することにより、製造コストを低減することができる。
一実施形態のドラム式洗濯乾燥機では、
上記周壁の内面には、上記周壁の前端から上記周壁の後端へ向かって延びる溝が設けられている。
上記実施形態のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記周壁の内面において、周壁の前端から周壁の後端へ向かって溝が延びているので、回転ドラム内の洗濯物の脱水時、周壁の前端よりにある洗濯物から出た洗濯水が溝で周壁の後端へ案内される。
したがって、上記回転ドラム内の洗濯物の脱水時に、洗濯物から出た洗濯水を回転ドラム外へ効率良く排出することができる。
また、上記周壁の内面に溝を設けることによって、周壁の剛性が向上するので、周壁の厚みを薄くして、製造コストを低減することができる。
本発明のドラム式洗濯乾燥機によれば、回転ドラム内に洗濯水を溜めた場合、回転ドラムの後端壁近傍の周壁での第1貫通孔の密度に比べて、回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁での第1貫通孔の密度は小さいことによって、回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁において、回転ドラム内から回転ドラム外への洗濯水の流出は少ないので、回転ドラムと水槽との間に多量の洗濯水を溜めなくても、回転ドラム内に洗濯水を溜めることができる。
したがって、上記回転ドラムと水槽との間の洗濯水の量を少なくして、高い節水効果を得ることができる。
また、上記回転ドラム内の洗濯水は第1貫通孔から回転ドラム外に出て、回転ドラムと水槽との間に溜まるが、その間に溜まった洗濯水を循環装置でドラム内に供給することによって、回転ドラム内の洗濯水の水位が下がるのを防いで、回転ドラム内の洗濯物を十分に洗濯することができる。
また、上記回転ドラム内の洗濯物を脱水する場合、回転ドラムの回転速度を速くしても、回転ドラムの後端壁近傍の周壁での第1貫通孔の密度に比べて、回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁での第1貫通孔の密度は小さいことによって、回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁に洗濯物の貼り付き難いので、回転ドラムの回転速度を速くして、洗濯物の脱水度を向上させることができ、その結果、洗濯物の乾燥時間を短縮できる。
また、上記洗濯物の乾燥時間を短縮できる分、消費電力を削減できるので、省エネ効果が得られる。
また、上記回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁に洗濯物が貼り付き難いので、洗濯物の貼り付きの防止や解除のための制御に関する負担を少なくできる。
また、上記乾燥システムが高温低湿空気を回転ドラム内へ吹き込むとき、回転ドラムの後端壁近傍の周壁での第1貫通孔の密度に比べて、回転ドラムの後端壁近傍以外の周壁での第1貫通孔の密度は小さいことによって、洗濯物に到達する前に回転ドラム外に出る高温低湿空気は少なくなるので、高温低湿空気を洗濯物に効率良く当てることができるので、洗濯物の乾燥時間をさらに削減できる。
また、上記洗濯物の乾燥時間をさらに削減できる分、消費電力をさらに削減できるので、省エネ効果をさらに高くすることができる。
以下、本発明のドラム式洗濯乾燥機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の概略断面図を示す。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、外箱101と、この外箱101内に配置された有底筒形状の水槽103と、この水槽103内に回転自在に配置された有底円筒形状の回転ドラム104と、この回転ドラム104を回転駆動するモータ119と、その回転ドラム104内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システム200と、その水槽103を弾性支持するサスペンション118とを備えている。なお、上記モータ119は駆動装置の一例である。
上記外箱101は、洗濯物を出し入れするための外箱開口部106を前面部に有する。また、上記外箱101の上部は天板115から成っている一方、外箱101の下部は底台116から成っている。
上記外箱開口部106は、外箱1に対して外ドア102がスライドすることにより開閉されるようになっている。この外ドア102の一部は、回転ドラム104内を視認できるように透明部材から成っている。
また、上記外箱101の前面部の上部には、操作キーや表示部を有する操作パネル117が設けられている。この操作パネル117の裏側(水槽103側)には、ドラム式洗濯乾燥機の動作を制御する制御部114が設置されている。そして、上記操作パネル117への入力により、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程が連続して行われたり、各工程が単独で行われたりする。
上記水槽103は、後部が前部より下がるように中心軸が水平面に対して傾斜している。より詳しくは、上記水槽103は、中心軸が水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。上記中心軸は、回転ドラム104の回転軸に垂直な面で水槽103を切った断面における重心位置を通っている。また、上記中心軸は回転ドラム104の回転軸に対して略平行になっている。また、上記水槽103の前面部には、外箱開口部106に対向して開口する水槽開口部107が設けられている。この水槽開口部107の開閉は、水槽103の前面部に取り付けられたヒンジ式の内ドア159で行える。
上記水槽開口部107には、ゴムや軟質樹脂等の弾性体からなるパッキン105が固着されている。これにより、上記内ドア159を閉じると、内ドア159がパッキン105に密着するから、水槽103内の液体が水槽103外へ漏れ出るのを防ぐことができる。
また、上記水槽103の上部には、水槽103内に洗濯水を給水するための給水ダクト112の下端部が接続されている。一方、上記給水ダクト112の上端部は洗剤ケース111の下部に接続されている。
上記洗剤ケース111は、洗剤、漂白剤および柔軟剤を収容するものである。また、上記洗剤ケース111内には、給水接続口122からの水道水が給水される。
上記給水接続口122には水道の蛇口(図示せず)からの水道水が供給される。そして、上記給水接続口122に入った水道水は、洗濯用給水弁123の開放によって洗濯用給水路124を流れたり、乾燥用給水弁125の開放によって乾燥用給水路126を流れたりする。
上記洗濯用給水路124は、一端が洗濯用給水弁123に接続され、かつ、他端が洗剤ケース111に接続されている。
上記乾燥用給水路126は、一端が乾燥用給水弁125に接続され、かつ、他端が冷却ノズル(図示せず)に接続されている。
一方、上記水槽103の下部には、送風ダクト203と連通し水槽103内の洗濯水を排水するための排水口128が設けられている。また、上記排水口128には排水ダクト129の上端部が接続されている。一方、上記排水ダクト129の下端部は、フィルタ装置130を介して排水ホース131に接続されている。また、上記排水ダクト129を流れる液体は、フィルタ装置130を通ってから排水ホース131または循環ホース132に流入できるようになっている。このフィルタ装置130が排水ダクト129内を流れてきた液体中の糸くず等の異物を除去するので、異物が排水ホース131または循環ホース132に進入するのを防ぐことができる。
上記排水ホース131には、排水モータ133によって開閉される排水弁134が設けられている。この排水弁134は、排水ダクト129の洗濯水を排水ホース131へ流すときには開放し、かつ、排水ダクト129の洗濯水を循環ホース132へ流すときには閉鎖するように制御される。
上記循環ホース132の上端部は循環ノズル135に接続されている。この循環ノズル135は、水槽103の前面下部に位置し、かつ、回転ドラム104内に指向するように設けられている。一方、上記循環ホース132の下端部は、フィルタ装置130の後方に配置された循環ポンプ110に接続されている。
上記循環ポンプ110は、定量ポンプであって、排水ダクト129内の洗濯水をフィルタ装置130を介して吸引すると共に、この吸引した洗濯水を循環ホース132へ吐出する。このような循環ポンプ110を稼働させることによって、排水口128から水槽103外に出た洗濯水をフィルタ装置130を通過させた後、回転ドラム104内へ放出することができる。また、上記循環ポンプ110の吐出量は、小孔109から排出される洗濯水の水量と同じである。なお、上記循環ポンプ110は循環装置の一例である。
上記モータ119は、インバータモータであって、水槽103の後端面(底部外面)に取り付けられている。また、上記モータ119は、ケース136と、このケース136内に配置されたロータ137およびステータ138とを有している。このステータ138はケース136に固定され、ロータ137は回転ドラム104の駆動軸139に固定されている。
上記駆動軸139は、ケース136に固定されたベアリング140によって支持され、先端が回転ドラム104に固定されている。これにより、上記駆動軸139の回転が回転ドラム104に直接伝達される。
上記回転ドラム104は、周壁152と、この周壁152の後端に連なる後端壁153と、その周壁152の前端に連なる前端壁154とを有している。そして、上記回転ドラム104は、その回転軸と同一の軸となる中心軸Lが水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜して、後部が前部より下がっている。
上記周壁152は複数の小孔109を有している。また、上記周壁152の内面には、バッフル120および溝155がそれぞれ複数設けられている。なお、上記小孔109は第1貫通孔の一例である。
上記複数の小孔109は、それぞれ、後端壁153近傍の周壁152のみに設けられている。また、上記複数の小孔109は周方向の一直線上に並んでいる。そして、上記小孔109は周壁152を貫通している。これにより、上記水槽103と回転ドラム104との間の空間と、回転ドラム104内の空間との間において、洗濯水(水道水や風呂水等の水、または、洗剤等を含む水)や空気が流通可能となっている。
ここで、図2を用いて、上記小孔109による洗濯水の流通について説明する。なお、図2ではバッフル120の図示を省略している。
上記回転ドラム104が脱水回転すると、洗濯物に含まれる洗濯水が遠心力で振り飛ばされる。このとき、上記洗濯水は、重力の中心軸L方向の成分(図2では「重力のドラム軸方向成分」と記載している。)によって、周壁152の内面に沿って後端壁153側へ移動する。これにより、上記後端壁153近傍に到達した洗濯水が、小孔109からドラム104外へ出る。
上記バッフル120は、図1に示すように、周壁152から半径方向内側に向かって突出している。また、上記バッフル120は、周方向に例えば120°間隔で3ヶ所に配置されている。このようなバッフル120により、回転ドラム104の回転に伴って、洗濯物の持上げと落下とが繰り返される。例えば、洗い工程で回転ドラム104を回転させると、洗濯物をバッフル120で引っかけて持上げ、その持ち上げた洗濯物を洗濯水中に落下させることにより、洗濯物を洗濯できる。このようなバッフル120は、回転ドラム104と別体に形成された後、周壁152に固定される。
上記複数の溝155は、それぞれ、周壁152の前端から周壁152の後端へ向かってて、回転ドラム104の中心軸Lと平行な方向に延びている。
図3に、上記後端壁153を外部側から見た概略図を示す。
上記後端壁153には、洗濯時における回転ドラム104内の洗濯水の水位よりも高くに位置するように複数の小孔156が設けられている。なお、図3において、上記洗濯時の洗濯水の水面を点線で図示している。また、上記小孔156が第2貫通孔の一例である。
上記複数の小孔156は、それぞれ、後端壁153を貫通している。これにより、上記水槽103と回転ドラム104との間の空間と、回転ドラム104内の空間との間において、空気が流通可能となっている。
上記前端壁154には、図1に示すように、水槽開口部107に対向して開口するドラム開口部108が設けられている。また、上記前端壁154には、ドラム開口部108を外側から取り囲むように流体バランサ121が取り付けられている。
上記流体バランサ121は塩水等の比重の大きい液体が封入されており、この液体が回転ドラム104の回転時に移動することによって、洗濯物および洗い水の片寄りによる重心移動が打ち消される。なお、上記流体バランサ121は、ドラム開口部108の内周縁に対向するように設けてもよい。
上記乾燥システム200は、送風機201と、加熱装置202と、送風ダクト203と、除湿用熱交換器とを有している。この除湿用熱交換器は、図1紙面に垂直な方向の奥側に配置されており、加熱装置202および送風ダクト203で隠れているため、図1において見えない。
上記送風機201は、除湿用熱交換器の下流側に位置して、除湿用熱交換器で除湿された空気を吸い込む。
上記加熱装置202は送風機201の下流側に配置されている。そして、上記加熱装置202は、ヒータケース208と、このヒータケース208に大部分が収容されたシーズヒータ209とで構成されている。
上記ヒータケース208は、金属製の本体と、その本体を固定する耐熱樹脂製のフレームとで構成されている。このフレームが送風ダクト203に連結している。
上記シーズヒータ209は、一部が水槽103内の洗濯水に浸かるように配置されているため、水槽103内の洗濯水を加熱することができる。
上記送風ダクト203は水槽103内の空間下部に配置されている。この送風ダクト203の前側の端部は、水槽開口部107の下縁とドラム開口部108の下縁との間に位置する送風口205となっている。
上記除湿用熱交換器は水槽103内の空間下部に配置されている。また、上記除湿用熱交換器は上記冷却ノズルから噴出した水道水で冷却される。この水道水と、水道水で冷却された除湿用熱交換器とによって、水槽103内の空気を冷却して除湿できるようになっている。
上記サスペンション118は、その中心軸と振動体の重心とが同一鉛直面に含まれるように配置されている。ここで、上記振動体とは、水槽103、回転ドラム104、モータ119および乾燥システム200で構成されたものを指す。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、回転ドラム104内に洗濯物を投入すると、回転ドラム104は後部が前部より下がるように中心軸Lが水平面に対して傾斜しているので、洗濯物は後端壁153近傍に集まる。そして、上記洗濯物を洗濯するために、回転ドラム104と水槽103との間に洗濯水を溜めた後、循環ポンプ110を稼働させる。そうすると、上記回転ドラム104と水槽103との間に洗濯水が、排水ダクト129、フィルタ装置130、循環ポンプ110、循環ホース132および循環ノズル135を順次流れて、回転ドラム104内に放出される。これにより、上記回転ドラム104内の後端壁153近傍に洗濯水が溜まる。このとき、上記後端壁153近傍の周壁152のみに小孔109が設けられているので、後端壁153近傍以外の周壁152において、洗濯水が回転ドラム104外に流出しない。つまり、上記回転ドラム104内の洗濯水は水槽103と回転ドラム104との間へ流出し難い。
このように、上記回転ドラム104内の洗濯水は水槽103と回転ドラム104との間へ流出し難い状況で、循環ポンプ110が稼働しているので、回転ドラム104と水槽103との間の洗濯水の水面が、回転ドラム104内の洗濯水の水面よりも低くなる。
したがって、上記回転ドラム104と水槽103との間に多量の洗濯水を溜めなくても、回転ドラム104内に洗濯水を溜めることができる。
したがって、上記回転ドラム104と水槽103との間に対して洗濯開始時に給水する洗濯水の量を少なくして、高い節水効果を得ることができる。
また、上記後端壁153に設けられた小孔156は、洗濯時における回転ドラム104内の洗濯水の水位よりも高くに位置するので、小孔156から回転ドラム104外に洗濯水が流出するのを防ぐことができる(図3参照)。
また、上記回転ドラム104内の洗濯水は小孔109から回転ドラム104外に出て、回転ドラム104と水槽103との間に溜まるが、その間に溜まった洗濯水を循環ポンプ110で回転ドラム104内に放出することができる。
したがって、上記回転ドラム104内の洗濯水の水位が下がるのを防いで、回転ドラム104内の洗濯物を十分に洗濯することができる。
また、上記回転ドラム104内の洗濯物を脱水する場合、回転ドラム104の回転速度を速くしても、後端壁153近傍以外の周壁152には小孔109が設けられていないので、後端壁153近傍以外の周壁152に対する洗濯物の貼り付きを防ぐことができる。
したがって、上記回転ドラム104の回転速度を速くして、洗濯物の脱水度を向上させることができ、その結果、洗濯物の乾燥時間を短縮できる。
また、上記洗濯物の乾燥時間を短縮できる分、消費電力を削減できるので、省エネ効果が得られる。
また、上記後端壁153近傍以外の周壁152に対する洗濯物の貼り付きを防ぐことができるので、洗濯物の貼り付けを防ぐための制御に関する負担が少なくなる。具体的には、上記回転ドラム104の周壁152から洗濯物を剥がし易くするための脱水前の例えば水抜き脱水工程やほぐし工程等の必要性が少なくなる。
また、上記回転ドラム104の周壁152の内面において、周壁152の前端から周壁152の後端へ向かって溝155が延びているので、回転ドラム104内の洗濯物の脱水時、周壁152の前端よりにある洗濯物から出た洗濯水が溝155で周壁152の後端へ案内される。
したがって、上記回転ドラム104内の洗濯物の脱水時に、洗濯物から出た洗濯水を回転ドラム104外へ効率良く排出することができる。
また、上記周壁152の内面に溝155を設けることによって、周壁152の剛性が向上するので、周壁152の厚みを薄くして、製造コストを低減することができる。
また、上記回転ドラム104内の洗濯物を乾燥させる場合、乾燥用給水弁125の開放すると共に、送風機201および加熱装置202に通電する。そうすると、上記水槽103内の水分を含む多湿の空気が、除湿用熱交換器で冷却除湿されて低温低湿となる。この低温低湿の空気が、送風機201によって加熱装置202に送られる。この加熱装置202で加熱されて高温低湿となった空気は、送風ダクト203に案内されて、図4の矢印で示すように、回転ドラム104内に吹き出する。この高温低湿の空気は、回転ドラム104内の洗濯物の水分を奪って、高温多湿となって除湿用熱交換器へ向かう。このような空気の循環により、洗濯物が乾燥する。
上記洗濯物を乾燥させているとき、後端壁153近傍以外の周壁152には小孔109が設けられていないので、高温低湿の空気が後端壁153近傍の洗濯物に接触する前に回転ドラム104外に出るのを防ぐことができる。つまり、上記回転ドラム104内に吹き出した高温低湿の空気の大部分を洗濯物に接触させてから回転ドラム104外に出すようにすることができる。
したがって、上記高温低湿の空気を洗濯物に効率良く接触させることができるので、洗濯物の乾燥時間をさらに削減できる。
また、上記洗濯物の乾燥時間をさらに削減できる分、消費電力をさらに削減できるので、省エネ効果をさらに高くすることができる。
また、上記後端壁153には小孔156を設けているので、その後端壁153近傍の高温多湿の空気を回転ドラム104外に効率良く排出することができる(図3参照)。
なお、図4では、循環ホース132および循環ノズル135の図示を省略している。
図5に、比較例のドラム式洗濯乾燥機の回転ドラムの周壁552の展開図を示す。
上記比較例のドラム式洗濯乾燥機は、周壁552を有する回転ドラム104を備えた点のみが上記第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機と異なる。
上記周壁552では、バッフル取付部557以外の部分の略全域にわたって小孔509が設けられている。この小孔509は周壁552を貫通している。
図6に、上記第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の回転ドラム104の周壁152の展開図を示す。
上述したように、上記周壁152では、ドラム後端近傍(後端壁153近傍)の部分のみに小孔109が設けられ、他の部分には小孔109が設けられていない。
なお、図6の157は、バッフル120を取り付けるためのバッフル取付部である。また、図6では溝155の図示を省略している。
下表1に、上記周壁552および周壁152のそれぞれの具体的なデータを示す。
Figure 0004805864
上記比較例のドラム式洗濯乾燥機では、脱水時の回転ドラムの最高回転速度を1100rpmまでしか上げることができない。これは、上記最高回転速度が1100rpmを越えると、周壁552に対する洗濯物の貼り付きが発生するためである。
これに対して、上記第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機では、周壁152に対する洗濯物の貼り付きが発生し難いので、脱水時の回転ドラムの最高回転速度を1800rpmまで上げることできる。
したがって、下表2に示すように、上記比較例のドラム式洗濯乾燥機は82%の脱水度しか達成できないが、上記第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機は86%もの脱水度を達成できる。
Figure 0004805864
したがって、上記比較例のドラム式洗濯乾燥機に比べて、上記第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、乾燥時間を20〜25分短くすることができる。
上記第1実施形態では、後端壁153近傍以外の周壁152に小孔109を設けていなかったが、後端壁153近傍以外の周壁152に小孔109と同様の小孔を設けてもよい。ただし、上記後端壁153近傍以外の周壁152に設ける小孔の密度は、後端壁153近傍の周壁152に設ける小孔109の密度よりも小さくなるようにする。
上記第1実施形態では、回転ドラム104と別体に形成されたバッフル120を用いていたが、回転ドラム104の周壁152と一体に形成されたバッフルを用いてもよい。
上記第1実施形態では、外箱開口部106に接続されていないパッキン105を用いたが、外箱開口部106に接続されているパッキンを用いてもよい。
上記パッキンを用いた場合、外箱開口部106がパッキンを介して水槽開口部107に接続されて、パッキンの内側の空間を洗濯物が通過する。つまり、上記パッキンは、洗濯物を出し入れするアクセス路を形成する。また、上記パッキンに蛇腹等を設けて、水槽103の揺動に応じてたわみを生じて追従するようにしてもよい。
上記第1実施形態では、小孔109ら排出される洗濯水の水量と同じ水量の洗濯水を吐出する循環ポンプ110を用いていたが、小孔109から排出される洗濯水の水量よりも多い水量の洗濯水を吐出する循環ポンプを用いてもよい。
上記第1実施形態では、水槽103と回転ドラム104との間の空間に給水する構造であるが、回転ドラム104内の空間に直接給水する構造にしてもよい。
上記第1実施形態では、外ドア102で外箱開口部106を開閉し、かつ、内ドア109で水槽開口部107を開閉するようにしていたが、1つのドアで外箱開口部106および水槽開口部107を開閉するようにしてもよい。つまり、本発明のドラム式洗濯乾燥機は、2枚のドアの開閉して、洗濯物を出し入れするものであってもよいし、1枚のドアの開閉して、洗濯物を出し入れするものであってもよい。
(第2実施形態)
図7に、本発明の第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機の概略断面図を示す。また、図7において、図1に示した第1実施形態の構成部と同一構成部は、図1における構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
上記第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、水槽103内に回転自在に配置されたコニカル形状の回転ドラム704を備えている点が上記第1実施形態とは異なる。
上記回転ドラム704は、周壁752と、この周壁752の後端に連なる後端壁753と、その周壁752の前端に連なる前端壁754とを有している。そして、上記回転ドラム704は、その回転軸と同一の軸となる中心軸Lが水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜して、後部が前部より下がっている。また、上記回転ドラム704は、周壁752の前端から周壁752の後端へ向かって徐々に拡径している。
上記周壁752は複数の小孔709を有している。そして、上記周壁752は、中心軸Lに対して0.5°〜5°の角度を成すように傾斜している。また、上記周壁752の内面には、バッフル120および溝755がそれぞれ複数設けられている。なお、上記小孔709は第1貫通孔の一例である。
上記複数の小孔709は、それぞれ、後端壁753近傍の周壁752のみに設けられている。また、上記複数の小孔709は周方向の一直線上に並んでいる。そして、上記小孔709は周壁752を貫通している。これにより、上記水槽103と回転ドラム704との間の空間と、回転ドラム704内の空間との間において、洗濯水(水道水や風呂水等の水、または、洗剤等を含む水)や空気が流通可能となっている。
上記複数の溝755は、それぞれ、周壁752の前端から周壁752の後端へ向かってて、回転ドラム704の中心軸Lに対して0.5°〜5°の角度を成すように延びている。
上記前端壁754には、水槽開口部107に対向して開口するドラム開口部708が設けられている。
図示しないが、上記後端壁753には、洗濯時における回転ドラム704内の洗濯水の水位よりも高くに位置するように複数の小孔が設けられている。つまり、上記後端壁753にも上記第1実施形態の小孔156と同様の小孔が設けられている。なお、上記小孔が第2貫通孔の一例である。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、回転ドラム704内に洗濯物を投入すると、回転ドラム704は、周壁752の前端から周壁752の後端へ向かって徐々に拡径しているので、洗濯物は回転ドラム704の後端壁753近傍により集まり易くなる。
したがって、上記回転ドラム704の回転時に発生する遠心力荷重がモータ119に近くなるので、モータ119が有するベアリング140にかかる荷重を低減することができ、モータ119の寿命を長くすることができる。
また、上記ベアリング140にかかる荷重を低減できるので、ベアリング140を小型化したり、ベアリングピッチを短くしたりして、モータ119のコンパクトにすることができる。
したがって、上記外箱101の奥行き寸法を低減、または、回転ドラム704の容積を拡大することができる。
また、上記ベアリング140を小型化することにより、製造コストを低減することができる。
また、上記コニカル形状の回転ドラム704と、第1実施形態の有底円筒形状の回転ドラム104とを比較した場合、水平面に対する中心軸Lの傾斜角が同一であるなら、回転ドラム704は、回転ドラム104よりも遅い回転速度で前端壁754の洗濯水を後端壁753に容易に送ることができる。
すなわち、上記コニカル形状の回転ドラム704は、有底円筒形状の回転ドラム104よりも高い脱水効果を得ることができる。
また、上記第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機が、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができるのは言うまでもない。
以上、本発明者によってなされた発明を、上記第1,第2実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記第1,第2実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、上記第1実施形態の変形例は上記第2実施形態でも適用することができる。つまり、上記第1実施形態に記載した事項を上記第2実施形態で用いてもよい。
図1は本発明の第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の概略断面図である。 図2は回転ドラム内の洗濯水が脱水時に受ける力を説明するための概略図である。 図3は後端壁を外部側から見た概略図である。 図4は上記第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の乾燥工程を説明するための概略断面図である。 図5は比較例のドラム式洗濯乾燥機の回転ドラムの周壁の展開図である。 図6は上記第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の回転ドラムの周壁の展開図である。 図7は本発明の第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機の概略断面図である。 図8は従来のドラム式洗濯乾燥機の模式断面図である。
101 外箱
103 水槽
104,704 回転ドラム
106 外箱開口部
107 水槽開口部
108 ドラム開口部
109,156,709 小孔
110 循環ポンプ
119 モータ
152,752 周壁
153,753 後端壁
L 中心軸

Claims (3)

  1. 洗濯物を出し入れするための外箱開口部を前部に有する外箱と、
    上記外箱内に配置され、上記外箱開口部に対向する水槽開口部を有する水槽と、
    上記水槽内に回転自在に配置されていると共に、後部が前部より下がるように中心軸が水平面に対して傾斜する回転ドラムと、
    上記回転ドラムを回転駆動する駆動装置と、
    上記水槽内の洗濯水を上記回転ドラム内に供給するための循環装置と、
    上記回転ドラム内から吸い込まれた空気を除湿および加熱して、この除湿および加熱された空気を上記回転ドラム内へ吹き込ませることにより、上記回転ドラム内の洗濯物を乾燥させる乾燥システムと
    を備え、
    上記回転ドラムは、
    複数の第1貫通孔が設けられた周壁と、
    上記周壁の後端に連なる後端壁と
    を有し、
    洗濯時において、上記循環装置によって上記回転ドラムと上記水槽との間の洗濯水を上記回転ドラム内に供給して、上記回転ドラム内に洗濯水を溜めたときに、上記回転ドラムと上記水槽との間の洗濯水の水面が、上記回転ドラム内の洗濯水の水面よりも低くなるように、上記後端壁近傍の上記周壁での上記第1貫通孔の密度に比べて、上記後端壁近傍以外の上記周壁での上記第1貫通孔の密度小さくしていて
    上記後端壁には、洗濯時における上記回転ドラム内の洗濯水の水位よりも高くに位置するように複数の第2貫通孔が設けられていることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯乾燥機において、
    上記第1貫通孔は、上記後端壁近傍の上記周壁のみに設けられていることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  3. 請求項1に記載のドラム式洗濯乾燥機において、
    上記駆動装置は上記水槽の後部に取り付けられ、
    上記回転ドラムは、上記周壁の前端から上記周壁の後端へ向かって徐々に拡径していることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
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