JP6145700B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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本発明は、衣類等の洗濯を行うドラム式洗濯機に関するものである。
従来、この種のドラム式洗濯機は、衣類等の洗濯物を回転槽内で洗い、すすぎ、脱水の一連の工程を実行し、洗濯を行うものである。
衣類に含まれる水分を回転槽の高速回転により遠心脱水する脱水工程では、衣類から脱水された水滴が飛散し、水槽の内壁面に付着する。付着した水滴は、回転槽の回転で水槽内に発生する気流によって水槽の内壁面を移動し、水槽の最下部に設けられている排水口から排水経路を経て機外へ排出されるものである(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来のドラム式洗濯機を示すものである。図7において、筐体51内に水槽52が弾性支持され、水槽52内に円筒状の回転槽53が回転可能に設けられている。回転槽53は、水槽52の後面外部に取り付けたモータ54によって回転駆動される。回転槽53の周側面に多数の孔55を設けて水槽52と連通している。
水槽52の底部には凹形状の排水部56が設けられ、排水部56の最下部に排水口57が設けられている。脱水工程における回転槽53の高速回転により衣類から遠心脱水された水滴は、回転槽53の孔55から水槽52の内壁面に衝突し、回転槽53の回転によるファン効果によって、水槽52の内壁面を移動し、排水部56に回収され、最下部に設けられている排水口57から水槽52外に排出されるものである。
特開2005−65920号公報
しかしながら、前記従来の構成では、脱水工程において、回転槽53を高速回転(例えば、1200回転)させた場合、回転槽53の孔55によって回転槽53の回転方向への気流が発生することに加えて、回転槽支持部58もファン効果を起こすため、水槽52の後方から前方への気流が発生する。そのため、衣類から脱水され、排水部56に回収された水滴は、気流の影響で排水部56を前方に移動するため、排水部56の後方に設けられている排水口57に水滴が落下せず、排水が行われ難いという課題があった。さらに、気流の影響で水滴が排水部56から再び水槽52の内壁面に飛散し、気流の影響で前方の開口部59から回転槽53内に戻って内部の衣類を濡らすため、脱水に時間がかかるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、脱水運転中の水槽外への排水を円滑に行い、脱水性能を向上したドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、水槽内に回転可能に配設した回転槽と、前記回転槽を回転駆動するモータと、前記水槽の底部に設けた凹形状の排水部と、前記排水部の底部の最低部に設けた第1の排水口と、前記水槽内の洗濯水を排水する排水手段と、前記第1の排水口および前記排水手段を介して前記水槽内の洗濯水を筐体外へ排出する第1の排水経路と、前記排水部の前記底部で前記第1の排水口より前面側に設けた第2の排水口と、前記第2の排水口を介して前記水槽内の洗濯水を前記筐体外へ排出する第2の排水経路とを備えたものである。
これによって、脱水工程時に回転槽の回転により水槽内に発生する気流によって、排水部に溜まる水の排水を促進することができ、水滴が回転槽内に戻るのを防止して、脱水性能を向上することができる。
本発明のドラム式洗濯機は、脱水工程時に排水部に溜まる水の排水を促進することができ、脱水性能を向上することができる。
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の要部断面図 同ドラム式洗濯機の図1のA−A断面図 同ドラム式洗濯機の水槽近傍の気流の模式図 同ドラム式洗濯機の水槽近傍の気流の模式図 同ドラム式洗濯機の水槽近傍の気流の模式図 本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯機の要部断面図 従来のドラム式洗濯機の要部断面図
第1の発明は、筐体内に設けた水槽と、前記水槽内に回転可能に配設した回転槽と、前記回転槽を回転駆動するモータと、前記水槽の底部に設けた凹形状の排水部と、前記排水部の底部の最低部に設けた第1の排水口と、前記水槽内の洗濯水を排水する排水手段と、前記第1の排水口および前記排水手段を介して前記水槽内の洗濯水を前記筐体外へ排出する第1の排水経路と、前記排水部の前記底部で前記第1の排水口より前面側に設けた第2の排水口と、前記第2の排水口を介して前記水槽内の洗濯水を前記筐体外へ排出する第2の排水経路とを備えたことにより、脱水工程中に水槽内に生じる前方向きの気流を活かして、水槽の排水部に溜まる水の排水を促進することができ、水槽の排水部に溜まる水が回転槽の高速回転によって生じる気流に巻き込まれ、回転槽内に戻ることを抑制し、脱水性能を向上することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、第2の排水口は、排水部の前面側の端部近傍に設けたことにより、脱水時に生じる前向きの気流を活かして、排水部に溜まる水の機外への排水を促進することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、第2の排水口は、排水部の回転槽の回転方向側の端部近傍に設けたことにより、脱水時に生じる回転槽の回転方向の気流を活かして、排水部に溜まる水の機外への排水を促進することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、第2の排水経路は、第1の排水経路に接続して洗濯水を筐体外へ排出するようにしたことにより、複数の排水口からの排水を1つの排水手段で開閉することができ、排水経路の構成を簡略にすることができる。
第5の発明は、特に、第4の発明において、第2の排水経路は、第1の排水口と排水手段の間で第1の排水経路に接続したことにより、複数の排水口からの排水を1つの排水手段で開閉することができ、排水経路の構成を簡略にすることができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明において、水槽に設けた排気口と、回転槽内に乾燥用空気を導入する送風口と、前記排気口と前記送風口を連通接続した循環風路と、前記循環風路に送風する送風手段と、前記水槽に送られる乾燥用空気を加熱する加熱手段と、洗濯および乾燥運転を制御する制御手段を有し、乾燥機能を備えたことにより、脱水工程中に排水部に到達し、気流によって前方へ移動する水滴を第2の排水口から排水することができ、水滴が回転槽内に戻るのを防止して脱水性能を向上させることができるとともに、洗濯した衣類等を同一の回転槽内で続けて乾燥させることができ、運転時間の短縮と消費電力を低減することができる。また、脱水運転中に水滴を円滑に機外へ排出することにより、気流による循環風路内への水滴の浸入を抑制し、乾燥フィルタ装置および循環風路を流れる風量を確保して、乾燥性能を良好に維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯機の要部断面図、図2は、図1のA−A断面図である。図1および図2において、水槽1は、ドラム式洗濯機の筐体2の内部で複数のサスペンション機構3により弾性的に支持されている。回転槽4は、正面側に洗濯物5を出し入れする投入口6を有し、略有底筒状に構成して水槽1内に配設されている。回転槽4は、回転軸4aで回転可能に設けられ、衣類等の洗濯物5を収容する。
回転槽4の周側壁7には全周に亘って多数の孔8を設け、回転槽4の周側壁7の内方には、洗濯物5を回転槽4の回転方向へ持ち上げるための撹拌バッフル9を備えている。水槽1と回転槽4と回転軸4aは、水平に対して角度θ(例えば、10〜20°)で前上がりに傾けて設けられている。
また、回転槽4の背面には、回転軸4aとの強度を増すため、回転軸支持部4bが設けてあり、回転軸4aを中心として複数のリブを放射状に形成している。水槽1の後面側の外部には、回転槽4を回転駆動するモータ10が設けてあり、回転槽4を正逆回転させるようになっている。モータ10は、ブラシレス直流モータ等で構成され、インバータ制御によって回転速度が自在に変化できるようにしている。
筐体2の前面には、投入口6を開閉する扉体11が設けられている。投入口6と対向する水槽1の開口部1aは、伸縮自在な可撓性のパッキン12によって筐体2と気密に連結されている。扉体11は、外から回転槽4の内部が見えるように透明の窓が設けられている。
扉体11を閉じると、水槽1の開口部1aに設けられたパッキン12が扉体11の内面に密接し、水槽1内は水密、気密空間になって、洗い、すすぎ、脱水の各工程を実行する際に、水や空気が外部に漏れないようにしている。
筐体2内には、給水弁(給水手段)13が取り付けられ、給水弁13には、洗剤ケース(図示せず)を介して水槽1に連通する給水経路14が接続されている。給水弁13を開閉することにより、水槽1内への水道水の給水と停止を行うことができる。
また、水槽1の底部には、洗い工程で使用した洗濯水の排水後に行われる中間脱水工程において、洗濯時に発生した泡が阻害とならないように下方に窪んだ凹形状の排水部15が設けられ、前上がりに傾斜した排水部15の実質的に最低部であるその最後部に第1の排水口16が設けられている。排水部15は、水槽1の後部から前方へ回転軸4aが延びている方向に長く形成している。
排水部15の底面は、回転軸4aと同様に水平に対して角度θ(例えば、10〜20°)で前上がりに傾けて設けられており、水槽1の周側面と略平行である。そして、排水部15の前方側の端部には、水槽1の周側面に向かって前上がりに傾斜した傾斜部15aを設けている。傾斜部15aの角度は、排水部15が下方に窪んだ凹形状の深さ分だけ水平に対して角度θより急である。
第1の排水口16には、第1の排水経路17が接続されており、排水弁(排水手段)18が設けられている。排水弁18を開閉することにより、水槽1内の洗濯水の排水と停止を行うことができる。
排水部15の底部には、水槽1の前方側の端部、具体的には傾斜部15aの立ち上がり部分に第2の排水口19を設けている。第2の排水口19は、脱水運転時の回転槽4の回転方向側の端部15bの近傍に偏って設けてあり、水槽1の排水部15より下方に配設した第2の排水経路20によって、第1の排水口16と排水弁18との間の第1の排水経路17に接続されている。
制御手段21は、筐体2内の下方前部に配設され、モータ10、給水弁13、排水弁18等を制御し、洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御する。
以上のように構成されたドラム式洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。筐体2の前面上部に設けられた操作表示部22から、運転コースの選択や各工程の時間を入力することにより、設定内容に基づいて、制御手段21によって、洗いからすすぎ、脱水までを一連の動作として実行することができる。
洗濯を行うときは、扉体11を開いて回転槽4内に洗濯物5を投入し、操作表示部22から運転コース等を指示入力して運転を開始することにより、給水経路14から水槽1内に水および洗剤が供給され、モータ10により回転槽4が回転駆動されて、洗濯工程が開始される。
回転槽4が所定の速度(例えば、50rpm程度)で回転することにより、洗濯物5が内周面の複数箇所に設けられた撹拌バッフル9によって回転方向に持ち上げられ、回転槽4内の上方から落下させることによる、叩き洗いが所定時間繰り返されることにより洗濯が行われる。
洗濯工程の後、すすぎ工程、脱水工程が実行されることにより洗濯は完了する。すすぎ工程は、まず、排水弁18を開放し前工程で用いた洗濯水を排水する排水工程、回転槽4を高速回転(例えば、900rpm)することで、洗濯物5に含まれる汚れや洗剤などを水とともに脱水する中間脱水工程、給水弁13を開放し水槽1に新たに水を供給する給水工程、回転槽4を所定の速度(例えば、50rpm程度)で回転し、洗濯物5を攪拌するすすぎ工程を順次行う。
すすぎ工程を所定回数行った後、前工程の洗濯水を排水弁18の開放により排水する排水工程、回転槽4を高速回転(例えば、900〜1700rpm)させ、洗濯物5に含まれる水分や洗剤分を脱水する本脱水工程を行う。
ここで、図3〜図5は、脱水工程において、回転槽4の高速回転中に水槽1内で発生する気流を模式的に表したものである。
回転槽4が高速回転する中間脱水工程および本脱水工程においては、回転槽4の背面に
設けられ、回転軸4aを支持する羽根形状の放射状にリブを設けた回転軸支持部4bがファン効果を起こし、図3に示すように、回転槽4の周側壁7の外側と水槽1との間を後方から前方に流れ、正面側の投入口6から回転槽4内に入り、回転槽4の内側を前方から後方に流れる気流ハを発生させる。
また、回転槽4の周側壁7の外側と空気との粘性や、周側壁7に設けた孔8が抵抗体となるファン効果により、図4に示すように、回転槽4の回転方向(矢印ロ)方向に気流ニが発生する。そのため、水槽1内では、中間脱水工程や本脱水工程中に、図5に示すように、二つの気流ハと気流ニが合成した時計回り、かつ、前方に流れる螺旋状の気流ホが発生する。
なお、一般的に水槽1の内壁面と回転槽4の周側壁7の外面との距離は、10〜15mm程度であり、気流の発生源から距離が近いため、水槽1の内壁面近傍の流れは、気流ニが支配的である。
第2の排水口19および第2の排水経路20が設けられていない場合、脱水工程中に、回転槽4の孔8から遠心力により水槽1内へ飛散した水は、遠心力と回転槽4の高速回転の慣性力を受けて、斜め方向に飛散し、水槽1の内壁面に付着する。水槽1の内壁面に付着した水滴は、気流ホによって、前方、かつ、時計回りに水槽1の内壁面を移動し、排水部15に到達する。
排水部15に回収された水滴は、排水部15の底部が前上がりに傾斜しているにもかかわらず、大部分が気流ハの影響により排水部15を前方に移動し、第1の排水口16から排水され難くなる。
そして、排水部15の前端部近傍に溜まった水は、気流ホの影響により傾斜部15aを乗り越えて水槽1の内壁面に戻る。この繰り返しにより水槽1の前部を周回する水滴は、気流ハの影響を受けてその一部が投入口6から再び回転槽4内に入り、衣類に付着する。
本発明では、排水部15に、第1の排水口16より前面側に第2の排水口19設け、第2の排水口19には、第1の排水口16と排水弁18の間の第1の排水経路17に第2の排水経路20を接続している。
脱水工程中に回転槽4の孔8から遠心力により飛散した水滴は、水槽1の内壁面に付着し、気流ホの影響により水槽1内を周回し、排水部15に到達する。排水部15に到達した水滴は、気流ハおよび気流ホの影響を受け、第1の排水口16から前方へ離れる方向に移動して第2の排水口19に流入し、第2の排水経路20を経て機外へ排水される。これにより、脱水工程中に水槽1内を周回する水滴が回転槽4内に戻ることを防ぐことができ、脱水性能を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態においては、筐体2内に設けた水槽1と、水槽1内に回転可能に配設した回転槽4と、回転槽4を回転駆動するモータ10と、水槽1の底部に設けた凹形状の排水部15と、排水部15の最低部に設けた第1の排水口16と、水槽1内の洗濯水を排水する排水手段18と、第1の排水口16および排水手段18を介して水槽1内の洗濯水を筐体2外へ排出する第1の排水経路17と、排水部15に第1の排水口16より前面側に設けた第2の排水口19と、第2の排水口19を介して水槽1内の洗濯水を筐体2外へ排出する第2の排水経路20とを備えたものであり、脱水工程中に排水部15に到達し、気流によって前方へ移動する水滴を第2の排水口19から機外へ排水することができ、水滴が回転槽4内に戻るのを防止して、脱水性能を向上させることができる。
また、第2の排水口19を、排水部15の前面側の端部近傍に設けたものであり、排水部15を前方へ移動した水滴が傾斜部15aで滞留することなく、円滑に機外へ排水することができる。
また、第2の排水口19を、排水部15の回転槽4の回転方向側の端部15b近傍に設けたものであり、脱水時に生じる回転槽4の回転方向の気流によって、排水部15に到達した水滴が排水部15で滞留することなく、円滑に機外へ排水することができる。
なお、本実施の形態では、回転軸4aを前上がりに傾斜させているが、水平であってもよい。
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態におけるドラム式洗濯機の要部断面図である。本実施の形態の特徴は、ドラム式洗濯機に乾燥装置を設け、洗濯機能と乾燥機能の両方を備えた、所謂、洗濯乾燥機であり、洗濯した衣類等を同一の回転槽内で続けて乾燥することができるものである。
以下、乾燥装置について説明する。図6において、水槽1の上方前部の周側壁に排気口31を設け、水槽1の背面部に乾燥用空気を導入する送風口32を設けている。排気口31と送風口32は、水槽1の外部上方の前面側から後面側に向けて延設した循環風路33で連通接続されている。
循環風路33には、乾燥用空気とともに循環風路33を通過するリントを捕捉する乾燥フィルタ装置34と、乾燥用空気を回転槽4に供給する送風ファン(送風手段)35と、乾燥用空気の除湿を行う除湿手段36と、除湿された乾燥用空気を加熱する加熱手段37を設けている。
除湿手段36および加熱手段37は、一般的なヒートポンプ装置で構成され、除湿手段36を吸熱器で構成し、加熱手段37を放熱器で構成している。ヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機(図示せず)と、圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器(加熱手段)37と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段(図示せず)と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器(除湿手段)36を冷媒が循環するように管路(図示せず)で連結している。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
送風ファン35により送風される乾燥用空気を送風口32から回転槽4へ供給し、回転槽4内で撹拌されている衣類等の洗濯物5と接触し、湿った空気となって排気口31から循環風路33に流入する。衣類から水分を奪って湿った空気は、循環風路33に設けた除湿手段36を通過して冷却除湿され、加熱手段37で加熱されて高温の乾いた空気となって、送風口32から回転槽4へ供給し、排気口31から循環風路33に流入して循環する。制御手段21は、洗濯運転および乾燥運転を制御する。
乾燥機能を備えたドラム式洗濯乾燥機においても、脱水工程中に排水部15に到達した水滴を第2の排水口19から排水することができ、水滴が回転槽4内に戻るのを防止して脱水性能を向上させることができるものであり、洗濯した衣類等を同一の回転槽4内で続けて効率よく乾燥させることができるようになり、運転時間の短縮と消費電力を低減することができる。
また、脱水運転中に水滴を円滑に機外へ排出することにより、気流による循環風路33内への水滴の浸入を抑制し、乾燥フィルタ装置34および循環風路33を流れる風量を確
保して、乾燥性能を良好に維持することができる。
なお、ヒートポンプ装置に代えて、加熱手段にヒータを用い、除湿手段に水冷または空冷式の熱交換器を用いた構成であってもよい。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、脱水工程時に排水部に溜まる水の排水を促進することができ、脱水性能を向上させることができるので、ドラム式洗濯機として有用である。
1 水槽
2 筐体
4 回転槽
10 モータ
15 排水部
16 第1の排水口
17 第1の排水経路
18 排水弁(排水手段)
19 第2の排水口
20 第2の排水経路

Claims (6)

  1. 筐体内に設けた水槽と、
    前記水槽内に回転可能に配設した回転槽と、
    前記回転槽を回転駆動するモータと、
    前記水槽の底部に設けた凹形状の排水部と、
    前記排水部の底部の最低部に設けた第1の排水口と、
    前記水槽内の洗濯水を排水する排水手段と、
    前記第1の排水口および前記排水手段を介して前記水槽内の洗濯水を前記筐体外へ排出する第1の排水経路と、
    前記排水部の前記底部で前記第1の排水口より前面側に設けた第2の排水口と、
    前記第2の排水口を介して前記水槽内の洗濯水を前記筐体外へ排出する第2の排水経路と、を備えたドラム式洗濯機。
  2. 前記第2の排水口は、前記排水部の前面側の端部近傍に設けた請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記第2の排水口は、前記排水部の前記回転槽の回転方向の進行側の端部近傍に設けた請求項1または2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記第2の排水経路は、前記第1の排水経路に接続して洗濯水を前記筐体外へ排出するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記第2の排水経路は、前記第1の排水口と前記排水手段の間で前記第1の排水経路に接続した請求項4に記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記水槽に設けた排気口と、
    前記回転槽内に乾燥用空気を導入する送風口と、
    前記排気口と前記送風口を連通接続した循環風路と、
    前記循環風路に送風する送風手段と、
    前記水槽に送られる乾燥用空気を加熱する加熱手段と、
    洗濯および乾燥運転を制御する制御手段と、を有し、
    乾燥機能を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
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