JP2009232973A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯物の貼り付きを確実に防ぐことができる安全なドラム式洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】ドラム式洗濯乾燥機は、外箱1内に配置された水槽3と、水槽3内に回転自在に配置され、洗濯物を収容するドラム4と、ドラム4内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システム6と備えている。ドラム4には、水槽3とドラム4との間の空間とドラム4内の空間とを連通させる複数の連通孔27が設けられている。水槽3には、連通孔27と対向するように通風孔14が設けられている。送風装置50が通風孔14へ向けて空気を吹き出すと、この空気が通風孔14を通って水槽3内に入って、複数の連通孔27を通ってドラム4内へ入る。これにより、脱水運転時に、ドラム4の内壁に張り付いた洗濯物をその空気の勢いを利用して剥がすことができる。
【選択図】図2

Description

本発明はドラム式洗濯乾燥機に関する。
従来、ドラム式洗濯乾燥機は、脱水運転時にドラムを回転させる。このとき、上記ドラムの回転速度が高速であったり、ドラム内の衣類が少量であったりすると、衣類が遠心力によってドラムの内周面に貼り付き、ドラムの回転が停止しても、ドラムの内周面から剥がれ落ちない場合がある。上記衣類がドラムの内周面に貼り付いた状態で乾燥運転が行われると、衣類がドラムの内周面に貼り付いたままで乾燥運転が終了し、その結果、衣類の乾燥が不十分になるか、または、衣類のシワが非常に多い仕上がりとなる。
このような衣類の貼り付きを防ぐためのドラム式洗濯乾燥機が、特開2004−105250号公報(特許文献1)や特開2007−117278号公報(特許文献2)で提案されている。
特許文献1では、ドラムの内周面に内方に突出した形態の壁部を設けることにより、その壁部を起点に衣類が剥がれ落ちるようにしている。
一方、特許文献2では、ドラムの内周面に可動突起を設けている。この可動突起は、ドラムの回転時には遠心力で、内方に突出しない状態であるが、ドラムの回転が停止すると、内方に突出する状態となる。したがって、上記ドラムが脱水運転の終了で停止すると、可動突起が突出するのに伴い、衝撃が生じる。この衝撃によって、ドラムの内周面から衣類が剥がし落とされる。
しかしながら、特許文献1のドラム式洗濯乾燥機には、ドラムの内周面から衣類を確実に剥がし落とすことができないという問題がある。
また、特許文献2のドラム式洗濯乾燥機には、可動突起物は耐久性を高くすることができない。当然に、上記可動突起が壊れて可動しなくなると、衣類の貼り付きを解消できなくなるという問題が発生してしまう。
また、上記可動突起が非突出状態から突出状態に切り替わるのはドラムの回転停止時にかぎらない。このため、上記ドラムの回転中つまり脱水運転中に、可動突起が突出状態となり、この可動突起の状態変化が原因で異常振動が発生する危険がある。
特開2004−105250号公報 特開2007−117278号公報
そこで、本発明の課題は、洗濯物の貼り付きを確実に防ぐことができる安全なドラム式洗濯乾燥機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のドラム式洗濯乾燥機は、
外箱と、
上記外箱内に配置された水槽と、
上記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容するドラムと、
上記ドラム内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システムと、
上記ドラムに設けられ、上記水槽と上記ドラムとの間の空間と上記ドラム内の空間とを連通させる連通孔と、
上記水槽に、上記連通孔と対向するように設けられた通風孔と、
上記通風孔へ向けて空気を吹き出す送風装置と
を備えていることを特徴としている。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記送風装置が吹き出した空気は通風孔から水槽内に入る。このとき、上記通風孔はドラムの連通孔と対向するように水槽に設けられているので、通風孔から水槽内に入った空気はドラムの連通孔に入る。このとき、上記ドラムの内面に貼り付いた洗濯物の一部が露出しているので、この洗濯物の一部に通風孔からの空気が当たる。これにより、上記ドラムの内面に貼り付いた洗濯物が剥がれ落ちる。
このように、上記送風装置が空気を吹き出すことによって、その空気が水槽の通風孔を通ってドラムの連通孔に入るので、洗濯物の貼り付きを確実に防ぐことができる。
したがって、乾燥運転の前に、送風装置の空気の吹き出しを行うことにより、洗濯物がドラムの内壁に貼り付いたままで乾燥運転が行われないようにして、洗濯物の乾燥が不十分になるのを防ぐことができ、かつ、洗濯物のシワを少なくすることができる。
また、上記送風装置の吹き出し空気で洗濯物の貼り付きを解消するので、水槽やドラムに異常振動が生じない。したがって、上記ドラム式洗濯乾燥機の安全性を確保することができる。
また、上記送風装置および通風孔で洗濯物の貼り付きを解消する方法は、上記特許文献2のような可動突起で洗濯物の貼り付きを解消する方法に比べて、構造をシンプルにすることができる。
また、上記ドラムの回転速度を30rpm〜50rpmの範囲内に設定した状態で、送風装置を稼働させれば、ドラムの内面から洗濯物を効果的に剥がすことができる。
一実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、
上記通風孔から上記送風装置への流体の浸入を防ぐ弁を備えている。
上記実施形態のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記通風孔から送風装置への流体の浸入を弁で防ぐので、水槽内の液体が送風装置に入らないようにすることができる。
したがって、上記送風装置に防水機能を持たせなくてよいので、製造コストの上昇を抑制できる。
一実施形態のドラム式洗濯乾燥機では、
上記弁は逆止弁または電磁弁である。
上記実施形態のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記弁は逆止弁であると、水槽内の液体が送風装置に入るのを自動的に防ぐことができる。
また、上記弁が電磁弁であると、送風装置と通風孔との間の空気流路の開閉の制御を自在に行うことできる。
一実施形態のドラム式洗濯乾燥機では、
上記送風装置は上記乾燥システムの一部である。
上記実施形態のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記送風装置は、乾燥システムの一部であるので、洗濯物の貼り付きの解消と洗濯物の乾燥との両方に用いることができる。
したがって、上記洗濯物の貼り付きの解消と洗濯物の乾燥とを1つの送風装置で行えるので、構造をよりシンプルにすることができる。
一実施形態のドラム式洗濯乾燥機では、
上記送風装置は空気を吹き出す吹出口を有し、
上記吹出口が上記通風孔に取り付けられている。
上記実施形態のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記送風装置の吹出口を水槽の通風孔に取り付けているので、送風装置の吹出口から水槽の通風孔に空気を案内する例えばダクトが不要となり、製造コストを低減できる。
一実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、
上記通風孔と上記送風装置とを接続する送風経路と、
上記乾燥システムによる温風を上記水槽内に案内する温風経路と、
上記送風経路および上記温風経路のうちの少なくとも一方に設けられた電磁弁と
を備えている。
上記実施形態のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記送風経路および温風経路のうちの少なくとも一方に電磁弁を設けているので、電磁弁の開閉操作することにより、送風経路または温風経路への送風を制御することができる。
本発明のドラム式洗濯乾燥機によれば、通風孔が水槽の連通孔と対向するようになっていることによって、送風装置が吹き出した空気が通風孔を通ってドラムの連通孔に入るので、この連通孔から露出する洗濯物の一部に当たる。
したがって、上記洗濯物とドラムの内面との密着力を弱めて、ドラムの内面から洗濯物を確実に剥がすことができる。
また、上記送風装置の吹き出し空気で洗濯物の貼り付きを解消することによって、水槽やドラムに異常振動が生じないので、安全である。
以下、本発明のドラム式洗濯乾燥機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機を斜め上方から見た概略図を示す。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、外箱開口部11を有する外箱1を備えている。外箱1の前面部の大部分は前パネル12から成り、外箱1の底部は底台13から成っている。また、外箱1にはドア2がヒンジで回動自在に取り付けられている。このドア2により外箱開口部11が開閉される。また、外箱1の上部には、操作キーや表示部を有する操作部15が設けられている。この操作部15の裏側(外箱1の内部側)には、ドラム式洗濯乾燥機の動作を制御する制御回路17(図2参照)を配置している。また、外箱1の天面の後部には、その天面の前部よりも低い段部16が設けられている。
なお、図1の42は、洗剤、漂白剤および柔軟剤を収容する洗剤ケースである。
図2に、上記ドラム式洗濯乾燥機の概略断面図を示す。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、外箱1内に配置された有底筒形状の水槽3と、この水槽3内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する有底円筒形状のドラム4と、水槽3の後部に取り付けられ、ドラム4を回転駆動するモータ5と、ドラム4内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システム6と、水槽3の後部を弾性支持する2本のダンパ7とを備えている。
上記外箱1の段部16は水平面16aと鉛直面16bとで構成されている。この水平面16a、水槽3に水道の水を給水するための水道水給水口41が設けられている。この水道水給水口41は、給水ダクト20を介して水槽3に接続されている。
上記給水ダクト20で案内される水道水は、そのまま水槽3内に流入したり、洗剤または柔軟剤と混ざって水槽3内に流入したりする。また、給水ダクト20には給水弁43が設けられている。
上記水槽3の前面部には水槽開口部18が設けられている。この水槽開口部18の開口縁には、ゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るパッキン19が固着されている。これにより、ドア2を閉じると、ドア2がパッキン19に密着するから、水槽3内の液体が水槽3外へ漏れ出るのを防げる。また、水槽3は、水槽開口部18が外箱開口部11に対向するように横向きに配置されている。より詳しくは、水槽3の中心軸は水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。水槽3の上部には、給水ダクト20の一端部が接続されている。また、水槽3の下部には、水槽3内の洗濯水等を外部に排水するための排水ダクト21が接続されている。さらに、この排水ダクト21は、フィルタ22を介して排水ホース23に接続されている。このフィルタ22は水槽3内から流れて来た液体中の糸屑を除去する。また、排水ホース23には、排水モータ24によって開閉される排水弁25が設けられている。
上記ドラム4は、回転軸が水槽3の中心軸に対して外箱1の天面側に偏心するように配置されている。つまり、ドラム4の回転軸は水槽3の中心軸よりも水槽3の上部側に位置している。言い換えれば、ドラム4の回転軸を含む鉛直面内において、ドラム4の下部と水槽3の下部との距離は、ドラム4の上部と水槽3の上部との距離よりも大きくなっている。要するに、ドラム4は水槽3内の上部側に配置されている。また、ドラム4の回転軸は水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。そして、ドラム4の前面部には、外箱開口部11および水槽開口部18に対向するドラム開口部26が設けられている。このドラム開口部26は水槽開口部18よりも大きな径を有している。また、ドラム4の周壁全域には複数の連通孔27(図2では6つの連通孔27以外の図示は省略する)が設けられている。この連通孔27は、水槽3とドラム4との間の空間と、ドラム4内の空間との間で水道水や乾燥空気等を流通させるためのものである。また、ドラム4の内壁面には、半径方向内側に向かって突出するバッフル28を設けている。バッフル28は、周方向に例えば120°間隔で3ヶ所に配置されている。バッフル28はドラム4の回転に伴って、洗濯物の持上げと落下とを繰り返す働きをする。また、ドラム4のドラム開口部26を外側から取り囲む液体バランサ29を設けて、ドラム4の回転時に、洗濯物および洗濯水等の偏りにより生じようとするアンバランスを、液体バランサ29の内部における封入液体の移動によって打消すようにしている。なお、上記水槽3の中心軸とは、ドラム4の回転軸に垂直な面で水槽3を切った断面における重心位置を通る軸のことである。
また、上記水槽3上には送風装置50が設置されている。この送風装置50の吹き出し空気は、逆止弁44および通風孔14を通って、水槽3内に流入する。この通風孔44は、水槽3の上部の周壁に、連通孔27と対向するように設けられている。なお、逆止弁44は弁の一例である。
上記ダンパ7の水槽3側とは反対側の端部は、ダンパ支持金具8のダンパ取付面30に取り付けられている。
図3に、上記水槽3の概略正面図を示す。
上記水槽開口部18の中心C1はドラム開口部26の中心C2よりも外箱1の天面側にある。つまり、水槽開口部18はドラム開口部26に対して外箱1の天面側に偏心している。
上記乾燥システム6は、図2,図3に示すように、水槽3の中心軸を含み、かつ、この中心軸と直交する水平軸を含む面よりも下側に設けられている。また、乾燥システム6は、送風装置31、加熱装置32および除湿用熱交換器33を有している。この乾燥システム6で生成した温風は、温風ダクト39によって水槽3内に案内される。なお、温風ダクト39は温風経路の一例である。
上記送風装置31は、水槽3の後面下部に取り付けられている。また、送風装置31は、ファンケース34と、このファンケース34内に収容された羽根35と、この羽根35を回転駆動するファンモータ36とで構成されている。このファンモータ36は羽根35と直結し、ダイレクトドライブ構造によって羽根35を回転駆動するようになっている。
上記加熱装置32は、水槽3内の空間の下部に配置されている。より詳しくは、加熱装置32は水槽3の内周面とドラム4の外周面との間に配置されている。そして、加熱装置32は、ヒータケース37と、ヒータケース37に大部分が収容されたシーズヒータ38とで構成されている。
上記ヒータケース37は温風ダクト39内に収容されている。この温風ダクト39の前パネル12側の端部は、水槽開口部18の下縁とドラム開口部26の下縁との間に位置する送風口40を構成している。この送風口40は、ドラム4内の空間の下部に向かって温風を吹き出す。
上記除湿用熱交換器33は、水槽3内の空間の下部に、加熱装置32と隣り合うように配置されている。より詳しくは、除湿用熱交換器33は、水槽3の内周面とドラム4の外周面との間の洗濯水に浸かる領域に配置されている。
図4に、図2の送風装置50およびその周辺部を拡大して示す。
上記送風装置50は、ファンケース51と、ファンケース51内に収容された羽根53と、この羽根53を回転駆動するファンモータ52とを有している。
上記ファンケース51には、略円筒形状の吹き出し口55と、開口部である吸い込み口54とが設けられている。この吹き出し口55は、水槽3の上部の周壁に設けられた通風孔14に接続されている。一方、吸い込み口54は、ファンケース51と水槽3の上部の周壁との間の空気を吸い込めるように開口している。
上記逆止弁44は吹き出し口55に設けられている。この逆止弁44は、送風装置50から通風孔14へ向かう流れのみを許すものである。これにより、通風孔14から送風装置50内への流体の浸入を防ぐことができる。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、脱水運転を行った後、乾燥運転を開始する前に、送風装置50を稼働させる。そうすると、上記送風装置50は、吸い込み口54から空気を吸い込み、吹き出し口55からその空気を吹き出す。これにより、上記空気は、逆止弁44および通風孔14を通って水槽3内に入って、複数の連通孔27を通ってドラム4内へ入り込む。これにより、脱水運転時に、ドラム4の内壁に張り付いた洗濯物をその空気の勢いを利用して剥がすことができる。
このように、上記ドラム4の内壁に張り付いた洗濯物を剥がした後、乾燥運転を開始することによって、ドラム4の内壁から洗濯物が剥がれているので、洗濯物の乾燥が不十分なまま乾燥運転が終わるのを防ぐことができると共に、乾燥運転後の洗濯物のシワを少なくすることができる。
また、上記送風装置50の吹き出し空気で洗濯物の貼り付きを解消するので、水槽3やドラム4に異常振動が生じない。したがって、上記ドラム式洗濯乾燥機の安全性を確保することができる。
また、上記特許文献2のような可動突起で洗濯物の貼り付きを解消する方法はドラム構造を複雑にしてしまうが、送風装置50および通風孔14で洗濯物の貼り付きを解消する方法はドラム構造を複雑にすることはない。
また、上記通風孔14から送風装置50への液体の浸入を逆止弁44で防げるので、送風装置50に防水機能を持たせなくてよいので、製造コストの上昇を抑制できる。
また、上記吹き出し口55に逆止弁44を設けているので、水槽3内の液体が送風装置50に入るのを自動的に防ぐことができる。
また、上記ドラム4の回転速度を30rpm〜50rpmの範囲内に設定した状態で、送風装置50を稼働させれば、ドラム4の内面から洗濯物を効果的に剥がすことができる。
上記第1実施形態では、通風孔14は、水槽3の上部の周壁に設けていたが、水槽3の側部または下部の周壁に設けてもよい。
上記水槽3の側部または下部の周壁に通風孔を設ける場合も、この通風孔は連通孔27と対向するように設ける。
また、上記水槽3の周壁に設ける通風孔の数は、1つに限定されず、複数個であってもよい。
上記第1実施形態では、吹き出し口55に逆止弁44を設けていたが、吹き出し口55に電磁弁を設けてもよい。
上記吹き出し口55に電磁弁を設けた場合、送風装置50と通風孔14との間の空気流路の開閉の制御を自在に行うことできる。
(第2実施形態)
図5に、本発明の第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機の概略断面図を示す。また、図5において、図2に示した第1実施形態の構成部と同一構成部は、図2における構成部と同一参照番号を付して説明を省略するか、あるいは、説明を簡単にする。
上記第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、上記第1実施形態の乾燥システム6とは異なる乾燥システム206を備えている。
上記乾燥システム206は、水槽3の後面下部に取り付けられた送風装置231を有している。この送風装置231は、ファンケース234と、このファンケース234内に収容された羽根35と、この羽根35を回転駆動するファンモータ36とで構成されている。
また、上記第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機は、2つの段部216,266が天面に設けられた外箱201と、この外箱201内に配置された水槽203とを備えている。
上記水槽203の後部側の上部の周壁には、連通孔27と対向するように通風孔214が設けられている。この通風孔214は送風ダクト270を介してファンケース234と接続されている。なお、送風ダクト270は送風経路の一例である。
上記送風ダクト270のファンケース234側の端部には電磁弁280が設けられている。また、送風ダクト270の通風孔214側の端部には逆止弁244を設けている。
上記逆止弁244は、送風装置231から通風孔14へ向かう流れのみを許すものである。これにより、通風孔214から送風ダクト270内への流体の浸入を防ぐことができる。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、脱水運転を行った後、乾燥運転を開始する前に、電磁弁280を開き、送風装置231を稼働させる。つまり、上記乾燥システム206の加熱装置32を停止させた状態で、電磁弁280を開くと共に、送風装置231を稼働させる。そうすると、上記送風装置231は、水槽203内の空気を吸い込み、その空気を送風ダクト270内に吹き込む。これにより、上記空気は、逆止弁244および通風孔214を通って水槽203内に入って、複数の連通孔27を通ってドラム4内へ入り込む。これにより、脱水運転時に、ドラム4の内壁に張り付いた洗濯物をその空気の勢いを利用して剥がすことができる。
このように、上記ドラム4の内壁に張り付いた洗濯物を剥がした後、電磁弁280を閉じて、乾燥運転を開始する。つまり、つまり、上記電磁弁280を閉じると共に、加熱装置32、除湿用熱交換器33および送風装置231を稼働させる。これにより、ドラム4の内壁から洗濯物が剥がれた状態で、乾燥運転が行われる。その結果、洗濯物の乾燥が不十分なまま乾燥運転が終わるのを防ぐことができると共に、乾燥運転後の洗濯物のシワを少なくすることができる。
また、上記送風装置231の吹き出し空気で洗濯物の貼り付きを解消するので、水槽203やドラム4に異常振動が生じない。したがって、上記ドラム式洗濯乾燥機の安全性を確保することができる。
また、上記特許文献2のような可動突起で洗濯物の貼り付きを解消する方法はドラム構造を複雑にしてしまうが、送風装置231および通風孔214で洗濯物の貼り付きを解消する方法はドラム構造を複雑にすることはない。
また、上記通風孔214から送風装置231への液体の浸入を逆止弁244で防げるので、送風装置231に防水機能を持たせなくてよいので、製造コストの上昇を抑制できる。
また、上記送風ダクト270の通風孔214側の端部に逆止弁244を設けているので、水槽203内の液体が送風ダクト270内に入るのを自動的に防ぐことができる。
また、上記ドラム4の回転速度を30rpm〜50rpmの範囲内に設定した状態で、送風装置231を稼働させれば、ドラム4の内面から洗濯物を効果的に剥がすことができる。
また、上記乾燥システム206の一部である送風装置231が、洗濯物の貼り付きを解消するための送風装置を兼ねるので、上記第1実施形態に比べて送風装置数が少なくなる。その結果、上記第1実施形態に比べて製造コストを低減することができ、かつ、内部構造をシンプルにすることができる。
上記第2実施形態では、通風孔214は、水槽203の上部の周壁に設けていたが、水槽203の側部または下部の周壁に設けてもよい。
上記水槽203の側部または下部の周壁に通風孔を設ける場合も、この通風孔は連通孔27と対向するように設ける。
また、上記水槽203の周壁に設ける通風孔の数は、1つに限定されず、複数個であってもよい。
上記第2実施形態では、送風ダクト270の通風孔214側の端部に逆止弁244を設けていたが、送風ダクト270の通風孔214側の端部に電磁弁を設けてもよい。
上記送風ダクト270の通風孔214側の端部に電磁弁を設けた場合、送風装置231と通風孔214との間の空気流路の開閉の制御を自在に行うことできる。
上記第2実施形態において、温風ダクト39に電磁弁を設けてもよい。この場合、上記送風ダクト270のファンケース234側の端部に電磁弁280を設けなくてもよいし、送風ダクト270のファンケース234側の端部に電磁弁280を設けてもよい。
上記第2実施形態では、送風ダクト270の通風孔214側の端部に逆止弁244を設けていたが、送風ダクト270の通風孔214側の端部に電磁弁を設けてもよい。
上記第2実施形態において、通風孔214から空気が吹き出している際、除湿用熱交換器33による除湿を行ってもよい。この場合、通風孔214から乾いた空気が吹き出るので、ドラム4の内壁から洗濯物を剥がす効果をより高めることができる。
上記第1,第2実施形態において、除湿用熱交換器33は、例えば水冷式のもであってもよいし、空冷式のものであってもよい。
図1は本発明の第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の概略斜視図である。 図2は上記第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の概略断面図である。 図3は上記第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機の水槽の概略正面図である。 図4は図2の要部の拡大図である。 図5は本発明の第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機の概略断面図である。
符号の説明
1,201 外箱
3,203 水槽
4 ドラム
6,206 乾燥システム
14 通風孔
27 連通孔
39 温風ダクト
44 逆止弁
50,231 送風装置
55 吹き出し口
270 送風ダクト
280 電磁弁

Claims (6)

  1. 外箱と、
    上記外箱内に配置された水槽と、
    上記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容するドラムと、
    上記ドラム内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システムと、
    上記ドラムに設けられ、上記水槽と上記ドラムとの間の空間と上記ドラム内の空間とを連通させる連通孔と、
    上記水槽に、上記連通孔と対向するように設けられた通風孔と、
    上記通風孔へ向けて空気を吹き出す送風装置と
    を備えていることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯乾燥機において、
    上記通風孔から上記送風装置への流体の浸入を防ぐ弁を備えていることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  3. 請求項1または2に記載のドラム式洗濯乾燥機において、
    上記弁は逆止弁または電磁弁であることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載のドラム式洗濯乾燥機において、
    上記送風装置は上記乾燥システムの一部であることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  5. 請求項1から3までのいずれか一項に記載のドラム式洗濯乾燥機において、
    上記送風装置は空気を吹き出す吹出口を有し、
    上記吹出口が上記通風孔に取り付けられていることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  6. 請求項4に記載のドラム式洗濯乾燥機において、
    上記通風孔と上記送風装置とを接続する送風経路と、
    上記乾燥システムによる温風を上記水槽内に案内する温風経路と、
    上記送風経路および上記温風経路のうちの少なくとも一方に設けられた電磁弁と
    を備えていることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
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