JP5438648B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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本発明は、ドラム式洗濯機に関する。
ドラム式洗濯機は、水平又は開口部側が高くなるように傾斜した回転軸を中心に回転可能であり洗濯物を収容し得るドラムと、このドラムが内部に配置された外槽とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
この種のドラム式洗濯機は、所定量の水を貯留した外槽内で洗濯物を収容したドラムを回転させることによって、ドラム内の洗濯物を持ち上げ水面に向けて落下させるたたき洗いを繰り返して洗濯を行う。
特開2008−113982号公報
ところで、上記特許文献1に記載のドラム式洗濯機においては、洗濯運転時に、外槽の最下部に水、洗剤、漂白剤等を含む液体を貯留するために、当該液体が、外槽の外周壁に開設された給水口から、外槽とドラムとの間の隙間に供給される。
しかしながら、外槽とドラムとの間の半径方向の隙間は約10mmと狭く余裕がない。また、外槽の中心軸の傾き程度によって、外槽内に供給された液体が外槽の外周壁内面を流れる経路が変化する。さらに、外槽の外周壁内面に埃等の異物が付着していると、外槽内に供給された液体が異物に当たり跳ねて飛翔する。このような理由から、外槽内に水、洗剤、漂白剤等を含む液体を供給する際に、当該液体がドラムの脱水用孔からドラム内に入って直接衣類にかかることにより、衣類の色落ち等の不具合を招く虞がある。
また、乾燥機能を備えたドラム式洗濯機が、乾燥運転時に暖かい湿った空気を排水ホースから排水用配管に排気し、乾燥運転後に排水トラップの水封じを回復させるために外槽を介して排水用配管に補給水を供給する場合には、上記の理由から、乾いた衣類を濡らしてしまう虞もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、外槽内に水、洗剤、漂白剤等を含む液体を供給する際に当該液体がドラム内に流入することを防止できるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係るドラム式洗濯機は、回転軸を中心に回転可能であり洗濯物を収容し得るドラムと、前記ドラムが内部に配置された外槽とを備え、前記外槽は、前記外槽内に液体を供給するための供給口と、前記外槽の外周壁の鉛直下方に設けられる凹状の窪み部と、前記外槽の底壁の内面に形成され、前記液体を前記供給口から前記外槽の前記窪み部の前記底壁側に流下させるための溝とを有することを特徴とする。
本発明によれば、外槽内に水、洗剤、漂白剤等を含む液体を供給する際に当該液体がドラム内に流入することを防止できるドラム式洗濯機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るドラム式洗濯機の外観を示す斜視図である。 ドラム式洗濯機の内部の構造を示す側面図である。 ドラム式洗濯機の内部の構造を示す平面図である。 ドラム式洗濯機の内部の構造を示す上部左側の部分正面図である。 ドラムの斜視図である。 カバー部材を取り付ける前の外槽の斜視図である。 カバー部材を取り付けた後の外槽の斜視図である。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るドラム式洗濯機Sの外観を示す斜視図である。図2は、ドラム式洗濯機Sの内部の構造を示す側面図である。図3は、ドラム式洗濯機Sの内部の構造を示す平面図である(上補強材36の一部を切断して示している)。図4は、ドラム式洗濯機Sの内部の構造を示す上部左側の部分正面図である。ここで、本実施形態のドラム式洗濯機Sは、乾燥機能を備えている。
図1に示すように、ドラム式洗濯機Sは、外郭が鋼板と樹脂成型品とを組み合わせて構成された筐体1を有している。筐体1はベース1hを備えており、左右の側板1a,1b(図3参照)、前面カバー1c、背面カバー1d(図2参照)、上面カバー1e、及び下部前面カバー1fがベース1h上に取り付けられて、箱状の筐体1が形成されている。左右の側板1a,1bは、上補強材36(図2及び図3参照),前補強材37(図2及び図3参照),後補強材(図示せず)によって結合されている。なお、説明を明確にするため、図1に示すように前後上下左右の方向を設定する。
前面カバー1cの略中央には、衣類等の洗濯物を出し入れするための投入口を塞ぐドア9が、前補強材37に設けたヒンジ9c(図2参照)により開閉可能に支持されて構成されている。ドア9の近傍の前面カバー1cには、ドア9のロック機構(図示せず)を解除するためのドア開放ボタン9dが設けられている。ドア開放ボタン9dを押すことで、ロック機構が外れてドア9が開き、ドア9を前面カバー1cに押し付けることでロックされて閉じるようになっている。
筐体1の上部中央には、電源スイッチ39、操作スイッチ12,13、表示器14等を備えた操作パネル6が設けられている。操作パネル6は、筐体1下部に設けた制御装置38(図2参照)に電気的に接続されている。
操作パネル6の左側には、洗剤、漂白剤、柔軟剤等を投入するための引き出し式のトレイ7が設けられている。
また、操作パネル6の右側には、引き出し式の乾燥フィルタ8が設けられている。なお、乾燥フィルタ8は、メッシュ式のフィルタ8a(図3参照)を備えており、糸くず等が除去されるようになっている。乾燥フィルタ8の掃除は、乾燥フィルタ8を引き出してメッシュ式のフィルタ8aを取り出して行う。
また、上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口16a,風呂の残り湯の吸水ホース接続口17bが設けられている。
図2に示すように、ドラム式洗濯機Sは、筐体1内に、回転軸を中心に回転可能であり洗濯物を収容し得る内槽としてのドラム3を備える。ドラム3の前側端面には、洗濯物を出し入れするための開口部3aが形成されており、この開口部3aの半径方向外側には、ドラム3と一体の流体バランサ3cが設けられている。
また、ドラム式洗濯機Sは、ドラム3が内部に配置された外槽2を、ドラム3と同軸上に備える。外槽2の後側端面の外側中央には、ドラム3を駆動するためのモータ4が取り付けられており、モータ4の回転軸は、外槽2を貫通し、ドラム3と結合している。外槽2は、下側をベース1hに固定されたダンパ5で防振支持されている。また、外槽2の上側は上補強部材36に取り付けた補助ばね33(図3及び図4参照)で支持されており、外槽2の前後方向へ倒れを防ぐ。外槽2の前側端面には、洗濯物を出し入れするための開口部が設けられており、当該開口部と前補強材37に設けられた開口部とは、ゴム製のベローズ10で接続され、ドア9を閉じることで外槽2を水封する。
外槽2の後側の上部左側には、外槽2内へ水、洗剤、漂白剤等を含む液体を供給するための給水口(供給口)2aが設けられている。筐体1内の上部左側には洗剤容器19が設けられており、給水口2aと洗剤容器19の出水口19aとは、ゴム製の蛇腹管20で接続されている。
外槽2の後側の最下部には排水口21が設けられており、排水口21にはホース22が接続されている。ホース22は、排水弁(図示せず)を介して排水ホース26に繋がっており、排水ホース26から機外へ洗濯水を排水することができる。
外槽2の後部端面の最下部にはエアトラップ36が設けてあり、チューブ35で水位センサ34(図3参照)と接続し、外槽2内の水位を検出する。
図3に示すように、洗剤容器19(図2参照)の後側には、給水電磁弁16、風呂水給水ポンプ17、水位センサ34等の給水に関連する部品が設けられている。洗剤容器19の上部開口19c(図4参照)には、給水電磁弁16を取り付けた給水ユニット15を備える。
乾燥フィルタ8には、乾燥ダクト29が接続されている。乾燥ダクト29は、筐体1の背面内側に設置してあり、外槽2の後部端面下方に設けた吸気口に、ゴム製の蛇腹管29a(図2参照)で接続されている。乾燥ダクト29内には、水冷除湿機構(図示せず)が内蔵されており、給水電磁弁16から給水ホース32で、水冷除湿機構へ冷却水を供給する。
乾燥フィルタ8の後側には、送風ファン28が設けられている。送風ファン28の吸気側は乾燥フィルタ8に、吐出側はヒータ(図示せず)が内蔵された温風ダクト31に接続されている。温風ダクト31は、ゴム製の蛇腹管(図示せず)を介して、外槽2の前部開口部に接続されている。
図4に示すように、洗剤容器19は、上部開口19c及び前部開口19bを有しており、前部開口19bに、引き出し式のトレイ7(図1参照)が装着される。洗剤類を入れる場合は、トレイ7を図1中の二点鎖線で示すように引き出す。洗剤容器19は、筐体1の上補強材36に固定されている。洗剤容器19は、外槽2との干渉を防ぐために底面が斜めにカットされており、正面から見ると右側が浅く、左側が深くなっている。また、洗剤容器19の左側面、やや後方に出水口19aが設けられている。したがって、洗剤容器19の底面は、出水口19aの位置が最も低くなるようなすり鉢状に形成されている。
制御装置38(図2参照)は、マイクロコンピュータ、駆動回路、操作スイッチ12,13や各種センサからの入力回路等で構成される。マイクロコンピュータは、使用者の操作や、洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイクロコンピュータは、駆動回路を介して、モータ4、給水電磁弁16、排水弁、送風ファン28等に接続され、これらの開閉、回転、通電を制御する。また、使用者に洗濯機に関する情報を知らせるために、表示器14やブザー等を制御する。
次に、図5〜図8を参照して、ドラム3、外槽2についてさらに説明する。
図5は、ドラム3の斜視図である。図6は、カバー部材61を取り付ける前の外槽2の斜視図である。図7は、カバー部材61を取り付けた後の外槽2の斜視図である。図8は、図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
図5に示すように、ドラム3は、外周壁41と底壁42とを備えている。そして、外周壁41及び底壁42のうちの外周壁41に、通水及び通風のための複数の貫通孔43が形成されている。底壁42には、プレス(絞り)時のシワの発生を防止するための円形の凹状部44が複数形成されている。つまり、貫通孔43は、外周壁41にのみ形成されており、底壁42には形成されていない。なお、ドラム3の回転中心軸は、水平または開口部3a側が高くなるように傾斜している。
図6に示すように、外槽2は、外周壁51と底壁52とを備えている。外槽2の外周壁51の鉛直下方には、凹状の窪み部54が軸方向に延在するように設けられている。窪み部54の底面は、前側から後側に下がる傾斜面になっており、窪み部54の後側の最下部に排水口21が設けられている。窪み部54は、脱水時にドラム3の回転による遠心力で、ドラム3の貫通孔43から外槽2の外周壁51の内面に出て、ドラム3の回転方向と同一方向に流れる水を受け止め、排水口21へ導く。
外槽2の底壁52の背面(内面)53には、水、洗剤、漂白剤等を含む液体を給水口2a(図2及び図4参照)から外槽2の下方部分に導くための溝55が形成されている。ここでは、外周壁51から底壁52にかけての円筒形状の外周壁51の内径が徐々に減少する繋ぎ部分は、底壁52に含まれることとする。溝55は、給水口2aから鉛直方向下方に延び、徐々に外槽2の下方部分に向けて緩やかにカーブする流路を形成している。溝55は、矩形断面を有しており(図8参照)、液体が矩形断面の奥側隅部付近を流れるため、溝55内から外に出ることが抑制される。
図7に示すように、本実施形態では、溝55の少なくとも一部を覆うカバー部材61が設けられている。ここでは、カバー部材61は、溝55の下方端部付近を除く部分を覆っている。カバー部材61は、溝55の形状に対応して平面上で湾曲した帯状板体であり、カバー部材61の材質としては、例えば外槽2と同じPP(ポリプロピレン)が使用され得る。
図8に示すように、外槽2の溝55の両側部には、背面53よりも後方に退避した段部56が形成されており、この段部56上にカバー部材61が配置されることにより、カバー部材61の上面(前面)が背面53よりも前方に出っ張らないようになっている。カバー部材61は、その帯状板体の両側部の複数個所に設けられた取付け部62において、螺子部材70により外槽2に固定される。取付け部62には、螺子部材70の頭部を収容するための凹部63と、凹部63の底面に形成され螺子部材70の軸部が挿通される孔部64が形成されている。また、カバー部材61の取付け部62を受けるための受容部58が、外槽2の溝55の両側部の対応する箇所に形成されている。なお、カバー部材61の外槽2への固定方法は、上記の螺子締結に限定されるものではなく、例えば溶着等の他の方法でもよい。
また、カバー部材61は、その帯状板体の両側部近傍に沿って少なくとも部分的に延在する線状凸部65を備えている。このカバー部材61の線状凸部65が、外槽2の溝55の両側部近傍に沿って少なくとも部分的に延在する線状凹部57内に装着させられ、これらの線状凸部65及び線状凹部57から成るラビリンス機構により、溝55の内外がシールされる。
次に、上記のように構成したドラム式洗濯機Sの作用について説明する。
洗濯時、使用者はトレイ7を引き出し、規定量の粉末洗剤をトレイ7内に投入した後に、トレイ7を元の位置へ押し込む。
制御装置38は、使用者が洗剤をトレイ7へ入れるのに必要な時間待機した後、排水弁(図示せず)を閉じた状態で、給水電磁弁16を開き、トレイ7へ散水し、粉末洗剤を洗剤容器19内へ流すように給水を実行する。粉末洗剤は、給水の水と共に、洗剤容器19の出水口19aから蛇腹管20を通り、外槽2の給水口2aから外槽2内に供給される。給水口2aから外槽2内に供給された水や洗剤は、外槽2の背面53に形成された溝55を通り、外槽2の窪み部54の後側に位置する最下部(下方部分)に流下する。
この外槽2の最下部は、外槽2内に供給された水を溜め、水と共に流下した洗剤を溶かす部分として機能する。なお、洗剤溶かし時に、外槽2の最下部に貯留された水と洗剤とを循環ポンプに吸い込んで攪拌し、外槽2の最下部に戻すように構成してもよい。
このように、水や洗剤は、外槽2の背面53に形成された溝55が流路となって、確実に外槽2の下方部分に導かれる。したがって、水や洗剤がドラム3内に流入することを防止できる。しかも、ドラム3の外径は、通常では前部側よりも後部側が小さく、溝55が形成されている背面53側の方がドラム3と外槽2との間の隙間が比較的大きくなるため、水や洗剤のドラム3内への流入がより防止される。これにより、未溶解の粉末洗剤が直接洗濯物に触れることによる色落ちや色むらの発生を防止することができる。
また、液体洗剤を使用する場合、一般的には、給水電磁弁16が開く前に高濃度の液体洗剤が外槽2内に供給されるのを防ぐために、トレイ7に液体洗剤用の部屋を設け、ここに液体洗剤を一旦溜めておき、給水電磁弁16からの給水で希釈しながら外槽2内へ供給するように構成される。しかし、本実施形態では、背面53に形成された溝55の案内作用により、高濃度の液体洗剤がドラム3内へ流入することはないため、液体洗剤用の部屋をトレイ7に特別に設ける必要がなく、トレイ7の構造を簡単化でき、低コスト化を図ることができる。また、漂白剤を使用する場合も上記と同様である。
外槽2内に規定の水位まで給水されて洗濯水が溜まると、ドラム式洗濯機Sは、モータ4によりドラム3を回転させて洗濯物を洗濯する。また、脱水工程では、ドラム式洗濯機Sは、排水弁(図示せず)を開いて、外槽2内の洗濯水を排水し、ドラム3を回転させて遠心脱水する。
使用者が乾燥運転を選択していた場合、ドラム式洗濯機Sは乾燥工程の処理を行う。
乾燥工程において水冷除湿乾燥運転が行われる場合には、ドラム式洗濯機Sは、送風ファン28を運転し、ヒータに通電すると、ドラム3内に温風が吹き込み、洗濯物を温め水分が蒸発する。高温多湿となった空気は、乾燥ダクト29に吸い込まれ、水冷除湿機構を流下する冷却水で冷却除湿されて乾いた低温空気となり、フィルタ8aを通りヒータで再度加熱され、ドラム3内に吹き込むように循環する。
また、乾燥工程において排気乾燥運転が行われる場合には、ドラム式洗濯機Sは、乾燥ダクト29に設けられた吸気弁(図示せず)を開くことにより、外槽2、モータ4、送風ファン28の排熱を受けながら温められた外気を乾燥ダクト29内に吸い込んで導入すると共に、室内環境の悪化を抑制するために、水蒸気で飽和した空気を排水ホース26を経由して排水用の配管(図示せず)に排気し、洗濯物を十分乾燥させる。このとき、湿潤となった空気は、排水用の配管に設けられた排水トラップ(図示せず)の水封じを破って排出される。
排気乾燥運転後には、ドラム式洗濯機Sは、排水トラップの水封じを回復させるために、外槽2内に補給水を供給する。補給水が給水口2aから外槽2内に供給される場合、補給水は、外槽2の背面53に形成された溝55が流路となって、確実に外槽2の下方部分に導かれた後に、排水口21、ホース22、排水ホース26を経て排水トラップ(図示せず)に入る。したがって、補給水がドラム3内に流入することを防止できる。これにより、乾いた衣類を濡らしてしまう事態を防止することができる。
以上述べたように、本実施形態のドラム式洗濯機Sによれば、給水口2aから外槽2内に供給される水、洗剤、漂白剤等を含む液体は、外槽2の背面53に形成された溝55が流路となって、確実に外槽2の下方部分に導かれる。
したがって、外槽2内に水、洗剤、漂白剤等を含む液体を供給する際に当該液体がドラム3内に流入することを防止することができる。これにより、洗剤や漂白剤の高濃度の液体(原液)が直接洗濯物に触れることによる色落ちや色むらの発生や、排気乾燥運転後の補給水による乾いた衣類の濡れを防止することができる。
ここで、水、洗剤、漂白剤等を含む液体がドラム3内に流入することを防止するためには、洗剤容器19の出水口19aから外槽2の下方部分までを外槽2の外側に配置した配管で繋ぐ構成を採ることも考えられる。しかし、本実施形態によれば、外槽2の内側を液体が流れるため、上記のような配管構造を無くすことができる。したがって、配管及びその接続部を全体として少なくできるため、水漏れの可能性も軽減することができる。
また、本実施形態では、ドラム3の外周壁41及び底壁42のうちの外周壁41に、通水及び通風のための複数の貫通孔43が形成されており、底壁42には貫通孔43が形成されていないため、水、洗剤、漂白剤等を含む液体のドラム3内への流入がさらに防止される。また、乾燥運転時の温風が底壁42を通過して抜けることがないため、省エネルギ化にもなる。
また、本実施形態では、溝55の少なくとも一部を覆うカバー部材61が設けられているため、液体が溝55内から外に出ることが防止され、液体のドラム3内への流入がより確実に防止される。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
例えば、上述した実施形態では、乾燥機能を備えたドラム式洗濯機Sについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、乾燥機能を備えていないドラム式洗濯機Sにも適用可能である。
また、本発明は、ドラム3の外周壁41及び底壁42の双方に通水及び通風のための複数の貫通孔43が形成された構成にも適用可能である。さらに、本発明は、カバー部材61を省略し、溝55がカバー部材61で覆われていない構成にも適用可能である。
2 外槽
2a 給水口
3 ドラム
4 モータ
7 トレイ
19 洗剤容器
21 排水口
41 外周壁
42 底壁
43 貫通孔
51 外周壁
52 底壁
53 背面(内面)
54 窪み部
55 溝
61 カバー部材
S ドラム式洗濯機

Claims (3)

  1. 回転軸を中心に回転可能であり洗濯物を収容し得るドラムと、
    前記ドラムが内部に配置された外槽とを備え、
    前記外槽は、
    前記外槽内に液体を供給するための供給口と、
    前記外槽の外周壁の鉛直下方に設けられる凹状の窪み部と、
    前記外槽の底壁の内面に形成され、前記液体を前記供給口から前記外槽の前記窪み部の前記底壁側に流下させるための溝と
    を有することを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記ドラムは外周壁と底壁とを備え、前記外周壁及び前記底壁のうちの前記外周壁のみに、通水及び通風のための複数の貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記外槽は、前記溝の少なくとも一部を覆うカバー部材をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載のドラム式洗濯機。
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