JP4356390B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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本発明は衣類の洗濯と乾燥を同一槽で行う洗濯乾燥機に関するものである。
従来、内槽内に供給する温風を循環させて衣類の乾燥を行う洗濯乾燥機が考えられている(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。図6に示すように、筐体1は、内部に複数のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽3を設け、脱水時の振動をサスペンション2によって吸収する構成としている。外槽3の内部には、略鉛直方向に回転自在に支持され、洗濯物および乾燥対象物(以下、衣類という)を収容する内槽4を洗濯・脱水軸5を中心に回転可能に配設し、内槽4の内底部に衣類を撹拌する回転翼6を回転自在に配設している。また、内槽4の周壁には小孔4aを多数設けている。上方には流体バランサ7を設けている。
駆動手段8は、外槽3の底部に取り付けられ、その回転力はクラッチ(図示せず)を切り換えることによって回転翼6、または内槽4に伝達される。回転翼6は外周部に外周方向に高くなる略鍋型の形状に設けられ、衣類撹拌用の突出リブ6aを有している。乾燥行程においては、回転翼6の回転による遠心力と突出リブ6aの撹拌力によって衣類を上方へと舞い上げる。
乾燥用送風機10は、乾燥工程においてヒータ11によって加熱された温風を伸縮自在の上部蛇腹状ホース12を通して乾燥用空気の吐出口13から内槽4内に送風するものであり、乾燥用送風機10とヒータ11とで温風送風手段を構成している。循環ダクト14は、内槽4および外槽3を通過した湿った乾燥用空気の除湿を行うもので、一端を外槽3の下部の排出口15に接続した下部蛇腹状ホース16に接続し、他端を乾燥用送風機10に接続している。
17は排水弁で、外槽3の底部に位置している。外槽3からの排水と下部蛇腹状ホース16と循環ダクト14からの排水は、排水弁17を開くことで、排水ホース19から機外へ排水される。外槽カバー20は外槽3の上面を略気密的に覆うもので、この外槽カバー20に中蓋21を開閉自在に設け、衣類の出し入れを可能にしている。23は溢水口であり、洗濯工程において外槽3内に貯められる洗濯水が所定の水位以上になると、洗濯水を外槽3外へと排出する。溢水路24は溢水口23と排水ホース19を連結しており、溢水口23から排出された洗濯水を筐体1外へと導く。ここで、乾燥用送風機10およびヒータ11は洗濯工程において、浸水することがないように溢水口23よりも上方に設けられている。
上記構成において動作を説明する。乾燥行程では、駆動手段8を駆動して回転翼6を回転させ、衣類に遠心力を与えることにより、衣類を外へはね飛ばすように衣類を撹拌する。この撹拌を繰り返しながら乾燥用送風機10による送風とヒータ11の発熱により、上部蛇腹状ホース12を通して内槽4内へ温風を送り込む。この温風は、衣類の水分を奪った後、内槽4から外槽3の内側へ出た後、下部蛇腹状ホース16を通過して、循環ダクト14へ至る。
衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、外槽3の内壁や循環ダクト14内を通過しているとき、外部空気により、外槽3や循環ダクト14の外壁は冷却され、その内部では、水分の結露が起こり、湿った温風は除湿されて乾燥用送風機10へ戻る。結露水を排出するため、閉じていた排水弁17が所定時間開かれる。この乾燥用送風機10、ヒータ11、上部蛇腹状ホース12、吐出口13、内槽4、外槽3、排出口15、下部蛇腹状ホース16、循環ダクト14の循環路で温風を循環させることで、内槽4内の衣類を乾燥させることができる。
特開2000−225286号公報
しかしながら、前記従来の構成では、外槽3からの温風の排出口15が外槽3の下部に設けられているため、洗濯工程において外槽3内に貯められる洗濯水は、循環ダクト14内にまで侵入してくる。乾燥の省エネルギー化を図るために、加熱手段としてヒータ11ではなくヒートポンプ装置の放熱器を使用し、冷却除湿手段としてヒートポンプ装置の吸熱器を使用した場合、放熱器、吸熱器を循環ダクト14内に設ける必要がある。
放熱器、吸熱器は、洗濯水に浸ると腐食やリント詰まりを生じる恐れがあるため、洗濯水に浸らないようにする必要がある。このとき循環ダクト14内において、乾燥用送風機10だけでなく、放熱器、吸熱器とも溢水口23よりも上方に設けることができれば、洗濯工程においてこれらが浸水することを防止することができる。しかしながら、通常、溢水口23よりも上方の限られたスペースでこれを実現することは困難である。
本発明はこのような従来の構成の課題を解決しようとするものであり、乾燥の省エネルギー化を図るため、ヒートポンプ装置を搭載した洗濯乾燥機において、ヒートポンプ装置の放熱器と吸熱器の設置スペースを確保し、腐食やリント詰まりを防止するとともに、簡略にした構成で、循環風路内で循環する空気の一部を排気口から排出して、圧縮機の熱が蓄積されすぎないように放熱を行い、圧縮機に過負荷がかかることを防止し、かつ、洗濯時に洗濯水が、排気口を通って排気風路の出口から溢れ出ることを防止することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、筐体内に弾性的に支持された外槽と、前記外槽内に回転可能に支持された内槽と、圧縮機、前記圧縮機により圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器、前記圧縮された高圧の冷媒の圧力を減圧する絞り手段、前記絞り手段により減圧された冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器及び前記冷媒が前記圧縮機、放熱器、絞り手段および吸熱器を循環するように連結した管路で構成したヒートポンプ装置と、前記外槽に設けられ前記外槽内の空気を排出する出口と、前記外槽に設けられ前記外槽内に空気を供給する入口と、前記出口から排出された空気を前記ヒートポンプ装置の前記吸熱器に供給する往路ダクトと、前記吸熱器を通りさらに前記放熱器を通った空気を前記入口に導く復路ダクトと、前記外槽、往路ダクト、ヒートポンプ装置、復路ダクト、外槽の順に空気が循環する循環風路と、前記循環風路内で空気を循環させる送風手段と、前記外槽に設けられ前記外槽内に貯められる洗濯水が所定の水位以上になると洗濯水を前記外槽外へ排出する溢水口と、前記外槽に設けられ前記循環風路内で循環する空気の一部を前記循環風路外へ排出するための排気口と、前記排気口から排出された空気を前記筐体外に導く排気風路とを備え、前記ヒートポンプ装置を前記筐体内の下方に設け、前記入口と前記出口とを前記溢水口より上方に設けるとともに、前記排気を前記溢水口と兼用する構成としたものである。
これにより、ヒートポンプ装置の放熱器と吸熱器の設置スペースを確保することができるとともに、腐食やリント詰まりを防止するとともに、簡略にした構成で、循環風路内で循環する空気の一部を排気口から排出して、圧縮機の熱が蓄積されすぎないように放熱を行い、圧縮機に過負荷がかかることを防止し、かつ、洗濯時に洗濯水が、排気口を通って排気風路の出口から溢れ出ることを防止することができる。
以上のように本発明によれば、外槽内に貯められる洗濯水が吸熱器や放熱器に至ることがないため、洗濯水によって腐食したり、洗濯水中のリントが詰まることがなく、吸熱器、放熱器を溢水口より下方に設けることができるため、設置スペースを大きく確保するとともに、簡略にした構成で、循環風路内で循環する空気の一部を排気口から排出して、圧
縮機の熱が蓄積されすぎないように放熱を行い、圧縮機に過負荷がかかることを防止し、かつ、洗濯時に洗濯水が、排気口を通って排気風路の出口から溢れ出ることを防止することができる。
請求項1に記載の発明は、筐体内に弾性的に支持された外槽と、前記外槽内に回転可能に支持された内槽と、圧縮機、前記圧縮機により圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器、前記圧縮された高圧の冷媒の圧力を減圧する絞り手段、前記絞り手段により減圧された冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器及び前記冷媒が前記圧縮機、放熱器、絞り手段および吸熱器を循環するように連結した管路で構成したヒートポンプ装置と、前記外槽に設けられ前記外槽内の空気を排出する出口と、前記外槽に設けられ前記外槽内に空気を供給する入口と、前記出口から排出された空気を前記ヒートポンプ装置の前記吸熱器に供給する往路ダクトと、前記吸熱器を通りさらに前記放熱器を通った空気を前記入口に導く復路ダクトと、前記外槽、往路ダクト、ヒートポンプ装置、復路ダクト、外槽の順に空気が循環する循環風路と、前記循環風路内で空気を循環させる送風手段と、前記外槽に設けられ前記外槽内に貯められる洗濯水が所定の水位以上になると洗濯水を前記外槽外へ排出する溢水口と、前記外槽に設けられ前記循環風路内で循環する空気の一部を前記循環風路外へ排出するための排気口と、前記排気口から排出された空気を前記筐体外に導く排気風路とを備え、前記ヒートポンプ装置を前記筐体内の下方に設け、前記入口と前記出口とを前記溢水口より上方に設けるとともに、前記排気を前記溢水口と兼用する構成としたものであり、外槽内に貯められる洗濯水が吸熱器や放熱器に至ることがないため、洗濯水によって腐食したり、洗濯水中のリントが詰まることがなく、吸熱器、放熱器を溢水口よりも下方の筐体内の下方に設けることができるため、設置スペースを大きく確保することができるとともに、簡略にした構成で、乾燥工程において、循環風路内で循環する空気の一部を排気口から排出して、圧縮機の熱が蓄積されすぎないように放熱を行い、圧縮機に過負荷がかかることを防止することができ、かつ、洗濯時に洗濯水が、排気口を通って排気風路の出口から溢れ出ることを防止することができる。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、排気に含まれる糸くずを除去するフィルターを排気風路に設けたものであり、乾燥工程において、衣類から発生した糸くずの周囲への飛散を防止することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1は本実施例の洗濯乾燥機の背面斜視図、図2は断面図、図3は乾燥サイクルを示す模式図である。図1〜図3において、筐体31内に複数のサスペンション32によって弾性的に支持された円筒状の外槽33が配置してある。外槽33の内部には、衣類34を収容する円筒状の内槽35を回転可能に設け、モータ36により回転駆動される。前記内槽35は、外槽33と連通する複数の脱水孔35aを有している。
外槽33は、洗濯動作時は洗濯室、乾燥動作時は乾燥室として機能する。外槽33の下部には、排水口37が設けられており、排水弁38を開閉することにより、外槽33内に給水された洗濯水の貯水と排水を切り換えられるように構成されている。排水口37から排水された洗濯水は排水口37につながる排水ホース56により筐体31外へと導かれる。筐体31の前面には衣類34を出し入れする開口部31aと、これを開閉する扉39が設けられている。
外槽33の背面には、洗濯工程において外槽33内に貯められる洗濯水が所定の水位以
上になると、洗濯水を外槽33外へと排出する溢水口54が設けられており、給水異常などにより、外槽33内の水位が過昇することを防止している。溢水路55は溢水口54と排水ホース56を連結しており、溢水口54から排出された洗濯水は、溢水路55、排水ホース56を通って筐体31外へと導かれる。
また、筐体31内には外槽33を含む循環風路40が構成してある。循環風路40は、途中に外槽33、往路ダクト41、熱交換部42、復路ダクト43などを有する。乾燥工程において前記外槽33の空気は、循環風路40の途中に設けられた送風手段44により、外槽33の出口45から往路ダクト41へと排出され、次いで熱交換部42、復路ダクト43を通って、外槽33の入口46から再度この外槽33に供給され、循環するように構成している。ここで、外槽33の出口45と入口46は、溢水口54よりも上方の高さ位置に設けられている。
循環風路40において、熱交換部42には上流側に吸熱器47、下流側に放熱器48が配置してあり、熱交換部42は比較的スペースのある筐体31内の下方に設けられている。
これら吸熱器47、放熱器48は、冷媒を圧縮する圧縮機49、高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段50、これらを冷媒が循環するように連結する管路51とともに、ヒートポンプ装置を構成している。乾燥行程において、内槽35内の濡れた衣類34から水分を奪った後、脱水孔35aを抜けて外槽33の出口45から排出され、往路ダクト41を通過してきた高温多湿空気は、前記吸熱器47で吸熱されることにより冷却除湿された後、放熱器48に至り、放熱器48で加熱され、高温低湿空気化する。
そして、この高温低湿空気は復路ダクト43を通過し、外槽33の入口46から外槽33内に供給され、内槽35の背面に設けられた小孔(図示せず)から内槽35内へと再び至り、内槽35内の衣類34を乾燥させる。なお、矢印Bは空気の流れ、矢印Cは管路を循環する冷媒の流れを示している。
ところで、放熱器48により空気が加熱される熱量は、圧縮機49の消費電力相当分と吸熱器47で高温多湿空気から吸熱される熱量の和にほぼ等しい。このため、放熱器48は圧縮機49に入力した電力以上の出力を得て、空気を加熱することができる。
しかし、循環風路40内の空気をそのまま循環すると、その空気全体の持つ熱量は、圧縮機49の消費電力相当分から自然放熱された熱量を差し引いた分だけ、蓄積し続けることになる。これとともに、ヒートポンプサイクル内の冷媒の持つ熱量も増え続け、冷媒の温度および圧力が過昇し、やがて圧縮機49に過負荷がかかる可能性がある。これを回避するために、循環風路40内で循環する空気の一部を排気するための排気口52を外槽33に設けており、排気口52から外槽33を通過した後の高温多湿空気を排気し、循環風路40外へと放熱できる構成としている。排気口52につながる排気風路53は排気口52から排気された空気を筐体31外へと導くものである。ここで排気風路53の出口は溢水口54よりも上方の高さ位置に設けられている。
上記構成において動作を説明する。洗濯工程では、外槽33内に洗濯水の給水を所定の水位に達するまで行い、モータ36を駆動させることにより、衣類34と洗濯水の入った内槽35を回転させ、衣類34を洗濯する。このとき、排水弁38は閉じている。
その後、洗濯工程と同様にして衣類をすすぐ、すすぎ工程を経て、脱水工程では、排水弁38を開くことにより排水口37から排水し、衣類34が入った内槽35を高速で回転させる。これにより生じる遠心力により、衣類34は内槽35の内壁に押しつけられ、こ
の遠心力で水分が衣類から分離されて脱水孔35aから外槽33へと抜け、排水口37から排水ホース56を通って筐体31の外部へと排水され、脱水工程が進行する。
上記洗濯工程、すすぎ工程において、給水異常等により予定されていた以上の水が給水されたとしても、洗濯水は溢水口54から外槽33外へと排出され、溢水路55、排水ホース56を通って筐体31の外部へと排水されるため、外槽33内の水位が溢水口54よりも高くなることはない。
このとき、外槽33の出口45と入口46は、溢水口54よりも上方の高さ位置に設けられているため、洗濯水が出口45または入口46を通って熱交換部42に至ることはなく、吸熱器47や放熱器48が浸水し、腐食したり、洗濯水中のリントが詰まるようなことがない。また、排気風路53の出口53aも溢水口54よりも上方の高さ位置に設けられているため、洗濯水が排気口52、排気風路53を通って、出口53aから溢れ出るようなことがない。
乾燥工程では、ヒートポンプ装置の圧縮機49を作動させることにより、冷媒を圧縮機49、放熱器48、絞り手段50、吸熱器47の順に循環させる。そして、送風手段44を駆動させ、循環風路40内で空気を循環させる。同時に、モータ36を駆動させることにより、内槽35を回転させ、衣類34を攪拌する。これにより、湿った衣類34は攪拌されながら、放熱器48により加熱された高温低湿空気と接触し、水分を奪われる。
内槽35内の衣類34から水分を奪った後の湿った空気は、脱水孔35aを通って外槽33を通過した後、吸熱器47に至り、これを通過するときに、顕熱と潜熱を吸熱され、冷却除湿される。除湿された後の空気は再び放熱器48により加熱される。これを繰り返すことにより、内槽35内の衣類34の乾燥を進行させるのであるが、循環風路40内で循環される空気は、排気口52から一部排気され、適度に循環風路40外へと放熱するので、圧縮機49に過負荷がかかって、運転停止するようなことはない。
以上述べたように、ヒートポンプ装置と、外槽、吸熱器、放熱器の順に空気が循環する循環風路と、循環風路内で空気を循環させる送風手段と、外槽内に貯められる洗濯水が所定の水位以上になると洗濯水を外槽外へと排出する溢水口とを設け、循環風路における空気の外槽への入口と外槽からの出口を前記溢水口よりも上方に設けたので、外槽内に貯められる洗濯水が吸熱器や放熱器に至ることがないため、洗濯水によって腐食したり、洗濯水中のリントが詰まることがなく、吸熱器、放熱器を溢水口よりも下方にも設けることができるため、設置スペースを大きく確保することができる。
また、循環風路内で循環する空気の一部を循環風路外へと排出するために外槽に設けられた排気口と、排気口につながる排気風路とを備え、排気風路の出口を溢水口よりも上方に設けたので、乾燥工程において、循環風路内で循環する空気の一部を排気口から排出して、圧縮機の熱が蓄積されすぎないように放熱を行い、圧縮機に過負荷がかかることを防止することができ、かつ、洗濯時に洗濯水が、排気口を通って排気風路の出口から溢れ出ることを防止することができる。
(実施例2)
図4は、排気口を溢水口54と兼用する構成としたものである。他の構成は上記実施例1と同じであり、詳細な説明は省略する。溢水口54は、洗濯時においては、外槽33内に貯められる洗濯水が所定の水位以上になると洗濯水を外槽33外へと排出する。また、乾燥時においては、循環風路40内で循環する空気の一部を排気風路53を通して循環風路40外へと排出し、放熱を行い、圧縮機49に過負荷がかかることを防止する役割を有する。
以上の構成により、溢水口と排気口とを別々に設ける必要がなく、構成を簡略にすることができる。
(実施例3)
図5は、乾燥工程において、循環風路40内で循環する空気から一部排出される排気に含まれる糸くずを除去するフィルター57を排気風路53に設けたものである。このフィルター57は、筐体31外に着脱自在に設けられているため、必要に応じて使用者がフィルター57にたまった糸くずを掃除することができる。他の構成は上記実施例1と同じであり、詳細な説明は省略する。
以上の構成により、乾燥工程において衣類から発生した糸くずが周囲へ飛散するのを防止することができる。
本発明の実施例1の洗濯乾燥機の背面斜視図 同実施例1の洗濯乾燥機の断面図 同実施例1の乾燥サイクルを示す模式図 同実施例2の洗濯乾燥機の断面図 同実施例3の洗濯乾燥機の断面図 従来例の洗濯乾燥機の構成図
31 筐体
33 外槽
35 内槽
40 循環風路
44 送風手段
45 出口
46 入口
47 吸熱器
48 放熱器
49 圧縮機
50 絞り手段
51 管路
52 排気口
53 排気風路
54 溢水口
57 フィルター

Claims (2)

  1. 筐体内に弾性的に支持された外槽と、前記外槽内に回転可能に支持された内槽と、圧縮機、前記圧縮機により圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器、前記圧縮された高圧の冷媒の圧力を減圧する絞り手段、前記絞り手段により減圧された冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器及び前記冷媒が前記圧縮機、放熱器、絞り手段および吸熱器を循環するように連結した管路で構成したヒートポンプ装置と、前記外槽に設けられ前記外槽内の空気を排出する出口と、前記外槽に設けられ前記外槽内に空気を供給する入口と、前記出口から排出された空気を前記ヒートポンプ装置の前記吸熱器に供給する往路ダクトと、前記吸熱器を通りさらに前記放熱器を通った空気を前記入口に導く復路ダクトと、前記外槽、往路ダクト、ヒートポンプ装置、復路ダクト、外槽の順に空気が循環する循環風路と、前記循環風路内で空気を循環させる送風手段と、前記外槽に設けられ前記外槽内に貯められる洗濯水が所定の水位以上になると洗濯水を前記外槽外へ排出する溢水口と、前記外槽に設けられ前記循環風路内で循環する空気の一部を前記循環風路外へ排出するための排気口と、前記排気口から排出された空気を前記筐体外に導く排気風路とを備え、前記ヒートポンプ装置を前記筐体内の下方に設け、前記入口と前記出口とを前記溢水口より上方に設けるとともに、前記排気を前記溢水口と兼用する構成とした洗濯乾燥機。
  2. 排気に含まれる糸くずを除去するフィルターを排気風路に設けた請求項1記載の洗濯乾燥機。
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