JP6640699B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP6640699B2
JP6640699B2 JP2016224643A JP2016224643A JP6640699B2 JP 6640699 B2 JP6640699 B2 JP 6640699B2 JP 2016224643 A JP2016224643 A JP 2016224643A JP 2016224643 A JP2016224643 A JP 2016224643A JP 6640699 B2 JP6640699 B2 JP 6640699B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
circulation duct
drying
duct
cooling water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016224643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018079173A (ja
Inventor
幸久 金澤
幸久 金澤
道太 菅原
道太 菅原
和田 直樹
直樹 和田
和田 努
努 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Global Life Solutions Inc
Original Assignee
Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Global Life Solutions Inc filed Critical Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority to JP2016224643A priority Critical patent/JP6640699B2/ja
Publication of JP2018079173A publication Critical patent/JP2018079173A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6640699B2 publication Critical patent/JP6640699B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

本発明は衣類等を洗濯した後に乾燥用の空気を供給して衣類を乾燥する洗濯乾燥機に関するものであり、洗濯、すすぎ及び脱水を行う洗濯兼脱水槽に衣類等を乾燥させる暖められた空気を供給し、この空気を循環または機外へ排出させて衣類を乾燥する送風通路を備えた洗濯乾燥機に関するものである。
洗濯乾燥機による衣類の乾燥は、洗濯兼脱水槽を回転する電動機や送風ファンの電動機等の構成部品から発生する廃熱、及び/或いはヒータ等の専用熱源からの熱を単独、或いは組み合わせて乾燥用の暖かい空気を作り出し、この暖められた空気を送風ファンによって温風の状態にして回転ドラム内の衣類へ高速で吹きつけて“しわ”の発生を抑制しつつ乾燥を行うようにしている。
この時、温風によって衣類の残留水分から蒸発した水蒸気が発生するため、この水蒸気を除去してやることが必要である。
このための手法として外槽内に配置された循環ダクトの内部に低温度の冷却水を流すことによって、水蒸気を含んだ温風を冷却することで、水蒸気の水分を結露させて水分を除去する水冷除湿方式が提案されている。このような構成の洗濯乾燥機は特開2010−82346号公報(特許文献1)にその詳細が説明されている。
特開2010−82346号公報
上記特許文献1に記載の洗濯乾燥機は、洗濯兼脱水槽内の脱水が終了した衣類にヒータ等の専用熱源で暖められた空気(以下、風と表現する)を温風吹き出し口から吹き付けるようにしており、洗濯兼脱水槽内を含む送風経路によって風を循環している。
前記送風経路は、送風ファン、熱源、送風ファンと外槽を接続する循環ダクト、送風ファンと温風吹き出し口を接続する送風ダクト等で構成されている。循環ダクトには、衣類から出た水蒸気を含んだ温風を冷却水で冷却することで、水蒸気の水分を結露させて水分を除去する水冷除湿方式を備えている。除湿方法としては前記循環ダクトの上方に設けた冷却ノズルから循環ダクトの壁面に沿って下方向に一定量の水を流す方式としている。循環ダクトを流れる風の向きは下側から上側であるのに対し、水の流れは逆になっている。このため、稀に循環ダクトの成形状態による表面のぬれ性や本体の構造、循環ダクトの形状、風の乱れ方、冷却水の流量や流下状態などで、循環している風により冷却水が上側方向へ巻き上がってしまうことがある。巻き上がった水は、乾燥ダクトの上側に設置されている衣類から出た糸屑を捕集する乾燥フィルタを濡らしてしまい、乾燥フィルタが濡れたまま運転終了している場合がある。
このため、乾燥フィルタ及び乾燥フィルタを収容する部屋の底面に巻き上がった水が残ってしまい、使用者に掃除の手間や不快な思いを招来することとなり好ましくない。
本発明の目的は、循環ダクトの壁面を流れ落ちる冷却水が送風の風により巻き上がらないようにしつつ、安定した除湿を行うことが出来る洗濯乾燥機を提供すことにある。
本発明の特徴は、その一例として、乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する電動機を含む駆動手段と、前記外槽を支持し外装を構成する筐体と、前記洗濯兼脱水槽に乾燥用の風を送風するための乾燥機構を備えた洗濯乾燥機において、前記乾燥機構は、前記洗濯兼脱水槽に向けて開口する出口と前記外槽に向けて開口する入口を有する送風通路と、前記送風通路の途中に設けられたヒータ及び風の流れから見て前記ヒータの上流側に設けられた送風ファンと、前記入口と前記送風ファンとの間に設けた循環ダクトと該循環ダクト内に設けた冷却水供給部とで構成され、前記循環ダクトは、前記外槽背面を凹ませて方向に形成し、前記ダクトカバーの下端部の水平方向の形状は、内周側より外周側の方が下方に長くなるよう階段状の形状とする。
本発明によれば、循環ダクトの壁面に除湿リブを設けることにより、冷却ノズルから下側壁面に流した冷却水が、循環ダクトを流れる風により巻き上がるのを防止できる。
本発明のドラム式洗濯乾燥機を示す外観図である。 本発明のドラム式洗濯乾燥機の筐体の一部を切断し内部構造を示す斜視図である。 本発明のドラム式洗濯乾燥機の筐体の背面カバーを外して内部構造を示す背面図である。 本発明のドラム式洗濯乾燥機の上面カバーを外して内部構造を示す平面図である。 本発明のドラム式洗濯機の内部構造を示す側面図である。 外槽背面内側に設けた循環ダクト部を示す正面図である。 循環ダクトの断面図である(図6のA−A断面)。 循環ダクトの断面図である(図6のB−B断面)。 図7のC−C断面図で、冷却水ノズル部の詳細図である。 除湿リブがない場合の循環ダクト内の冷却水の流れを示す模擬図である。 循環ダクト部での空気の流れを示す模式図である。 ダクトカバーの下端部の変形例
以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。先ず洗濯乾燥機の構成について説明する。
図1はドラム式洗濯乾燥機の外観図であり、図2は内部の構造を示すために筐体の一部を切断して斜め前方から見た斜視図、図3は内部構造を示すためにカバーを外した背面図、図4は内部構造を示すために上面カバーを外した平面図、図5は内部の構造を示す側面図である。
各図において、参照番号1は外郭を構成する筐体であり、筐体1は四角形状のベース1hの上に取り付けられており、左右の側板1a、1b、前面カバー1c、背面カバー1d、上面カバー1e、下部前面カバー1fで構成されている。
左右の側板1a、1bはコの字型の上補強材1j、前補強材1k、後補強材1gで結合されており、ベース1hを含めて箱状の筐体1を形成し、筐体として十分な強度を有している。
参照番号9は前面カバー1cの略中央に設けた衣類を出し入れするための投入口を塞ぐドアで、前補強材に設けたヒンジで開閉可能に支持されている。ドアに設けられたドア開放レバー9dを握るとロック機構(図示せず)が外れてドア9が開き、ドア9を前面カバー1cに押し付けることでロックされて閉じられる。
参照番号6は筐体1の上部右側に設けた操作パネルで、電源スイッチ12、操作スイッチ13、及び表示器14を備えており、操作パネル6は筐体1上部に設けた制御装置11に電気的に接続している。
参照番号3は回転可能に支持された円筒状の洗濯兼脱水槽(回転ドラム)であり、その外周壁および底壁に通水および通風のための多数の貫通孔を有し、前側端面に衣類を出し入れするための開口部3aを設けてある。
開口部3aの外側には洗濯兼脱水槽3と一体の流体バランサ3cを備えている。外周壁の内側には軸方向に延びるリフタ3bが複数個設けてあり、洗濯、乾燥時に洗濯兼脱水槽3を回転すると、衣類はリフタ3bと遠心力で外周壁に沿って持ち上がり、重力で落下するように動きを繰り返す。洗濯兼脱水槽3の回転中心軸は、水平または開口部3a側が高くなるように傾斜している。
参照番号2は円筒状の外槽であり、洗濯兼脱水槽3を同軸上に内包し、前面は開口し、後側端面の外側中央にモータ4を取り付ける。モータ4の回転軸は、外槽2を貫通し、洗濯兼脱水槽3の底壁中央と結合している。
前面の開口部には外槽カバー2dを設け、外槽内への貯水を可能としている。外槽カバー2dの前側中央には、衣類を出し入れするための開口部2cを有している。本開口部2cと前補強材に設けた開口部はゴム製のベローズ10で接続しており、ドア9を閉じることで外槽2を水封する。
外槽2底面最下部には排水口2bが設けてあり、排水ホース26が接続している。排水ホース26の途中には排水弁25が設けてあり、排水弁を閉じて給水することで外槽2に水を溜め、排水弁を開いて外槽2内の水を機外へ排出する。外槽カバー2dの前側外周部にはオーバーフロー口2eを有しており、オーバーフローホースで排水弁25の下流側で排水ホース26に接続している。
外槽2は、下側をベース1hに固定されたサスペンション5(コイルばねとダンパで構成)で防振支持されている。また、外槽2の上側は上部補強部材に取り付けた補助ばね(図示せず)で支持されており、外槽2の前後方向へ倒れを防ぐ。
参照番号19は筐体1内の上部左側手前に設けた洗剤容器で、その上に開閉式のフタ7があり、その中に洗剤容器19を装着する。開閉式のフタ7は、下に押すことでフタ7のロックが解除され、バネ(図示せず)の力で図2中二点点鎖線で示すように開く。洗剤容器19は筐体1の上補強材に固定されている。洗剤容器19は、複数の部屋に仕切られており、粉末洗剤、液体洗剤、柔軟仕上げ剤などを投入できるようになっている。
洗剤容器19の後ろ側には、給水電磁弁16や風呂水給水ポンプ17、水位センサ(図示せず)など給水に関連する部品を設けてある。上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口16a、風呂の残り湯の吸水ホース接続口17aが設けてある。給水電磁弁16は、洗剤給水弁、柔軟仕上げ剤給水弁、冷却水給水弁、ダクト洗浄水給水弁など複数の弁で構成されている。洗剤給水弁と洗剤容器19の洗剤投入室と、柔軟仕上げ剤給水弁は洗剤容器19の柔軟剤投入室と給水ホースで接続されている。洗剤容器19は、外槽2にゴム蛇腹(図示せず)を介して接続されており、洗剤給水電磁弁や柔軟仕上げ剤給水弁を開く、あるいは風呂水給水ポンプを運転することで、外槽2に洗濯水を供給する。
参照番号29は外槽2の背面内側を凹ませて縦方向に設置した循環ダクトであり、循環ダクト下部は外槽2の背面下方まで通っている。循環ダクト29を覆うように外槽2の背面内側面と略面一となるようにダクトカバー23を取り付けることで、循環ダクト29に風が流れる風路が構成される。ダクトカバー23の縦方向長さは、循環ダクト29の縦方向長さより短くしてあり、循環ダクト29の下方に空気の吸気口2aを形成している。循環ダクト29内の上側には、水冷除湿機構21を内蔵しており、冷却水ホース22で冷却水給水電磁弁と接続され、給水電磁弁を開くことで水冷除湿機構21へ冷却水を供給する。冷却水は循環ダクト29の壁面を伝わって流下し吸気口2aから外槽2に入り排水口2bから排出される。循環ダクト29や水冷除湿機構21の詳細については、後で説明する。
循環ダクト29の上部は、筐体1内の後方上部に斜方向に設置したフィルタダクト27にゴム蛇腹24で接続している。フィルタダクト27のゴム蛇腹24接続部の上側には洗浄水給水口を設けてあり、洗浄ホースでダクト洗浄水給水電磁弁と接続されている。ダクト洗浄水給水電磁弁を開くことで、ゴム蛇腹24内や循環ダクト29内に洗浄水を供給する。洗浄水はゴム蛇腹24や循環ダクト29の壁面を伝わって流れ、これらの壁面に付着した埃を流し落とす。フィルタダクト27の上面には開口部を有しており、この開口部に引き出し式の乾燥フィルタ8を挿入してある。
循環ダクト29からフィルタダクト27へ入った空気は、乾燥フィルタ8のメッシュフィルタ8aに流入し糸くずが除去される。乾燥フィルタ8の掃除は、乾燥フィルタ8を引き出して手やブラシ、または掃除機等で行い、メッシュ式のフィルタ8a表面に付着した糸くずを取り除く。フィルタダクト27の乾燥フィルタ8挿入部の側面には開口部が設けてあり、この開口部は送風ユニット28の吸気口と接続している。
送風ユニット28は、駆動用のモータ28a、ファン羽根車(図示せず)、ファンケース28bで構成されている。ファンケース28bにはヒータ31が内蔵されており、ファン羽根車から送られる空気を加熱する。
ヒータ31は、入力切り換えが可能で、本実施例のヒータでは強モードと弱モードを有している。送風ユニット28の吐出口は温風ダクト30に接続する。温風ダクト30は、ゴム製の蛇腹管30a、蛇腹管継ぎ手30bを介して外槽カバー2dに設けた前部吹出し口32に接続している。
本実施例では、送風ユニット28が筐体1内の上部右側に設けてあるので、前部吹出し口32は外槽カバー2dの右斜め上の位置に設け、前部吹出し口32までの距離を極力短くするようにし、圧力損失や熱の逃げを最小限にしてある。
排水口2b、送風ユニット28の吸気口及び吐出口には温度センサ(図示せず)が設けてある。
以上が洗濯乾燥機のおおよその構成であり、乾燥時の循環空気の流れを太い矢印の流線で示す。送風ユニット28を運転し、ヒータ31に通電すると、前部吹き出し口32から洗濯兼脱水槽3内に温風が吹き込み(矢印41)、湿った衣類に当たり、衣類を温め衣類から水分が蒸発する。乾燥運転中は、洗濯兼脱水槽3を正逆回転させているので、衣類はリフタ3bにより前部吹き出し口32の付近まで持ち上がり落下する動きを繰り返し、衣類に温風が万遍なく当たる。衣類から蒸発した水分を含んで高温多湿となった空気は、洗濯兼脱水槽3に設けた貫通孔から外槽2に流れ、吸気口2aから循環ダクト29に吸い込まれ、循環ダクト29を下から上へ流れる(矢印42)。循環ダクト29の壁面には、水冷除湿機構21からの冷却水が流れ落ちており、高温多湿の空気は冷却水と接触することで冷却除湿され、乾いた低温空気となりフィルタダクト27へ入る(矢印43)。フィルタダクト27に設けた乾燥フィルタ8のメッシュフィルタ8aを通り糸くずが取り除かれ、吸気ダクト33に入り、送風ユニット28に吸い込まれる(矢印44)。そして、ヒータ31で再度加熱され、洗濯兼脱水槽3内に吹き込むように循環する。
次に本発明になる循環ダクト29の除湿リブ構造及び水冷除湿機構について図6から図9を用いて説明する。
図6は外槽背面内側に設けた循環ダクト正面図で、(a)はダクトカバーを取り付けた状態を、(b)はダクトカバーを取り外した状態を示している。図7は図6のA−A断面図、図8は図6のB−B断面図、図9は図7のC−C断面図である。
循環ダクト29は、上述したように外槽2の背面を凹ませて、背面の径方向の垂直中心軸から水平方向にずれた位置に略垂直方向に形成されている。循環ダクト29の水平断面形状は、図8に示すように外槽2の背面後ろ側に飛び出した矩形状で、左右の壁面29a、29bと底面29cとで囲まれ、外槽2の内側は開口している。この開口部29dを覆うようにダクトカバー23を外槽2の背面に取り付けることで、4面で囲まれた風路29eを形成している。なお、外槽2の内側面とダクトカバー23の表面はほぼ面一にしてあり、洗濯兼脱水槽3が高速回転する脱水時に発生する風の流れによる風損や騒音の増加を抑えている。ダクトカバー23は、開口部29dの上下方向長さより短くし、循環ダクト29の下方に吸気口2aを設けてある。また、ダクトカバー23の下端部23aの形状は、内周側より外周側の方が下方に長くなるよう階段状に形成してある。循環ダクト29の底面29cの深さは、循環ダクト29の下部で徐々に浅くなり、外槽2の背面の内側面にスムーズに接続している。また、循環ダクト29の下部は略垂直であるが、上部で外槽2の垂直中心軸側に曲がるように形成してある。これは、円形の外槽2の底部外周と循環ダクト29との距離を保つためと、フィルタダクト27や乾燥フィルタ8、送風ユニット28などを筐体1内の右上部空間内にコンパクト収容するためである。すなわち、フィルタダクト27と乾燥フィルタ8を筐体1内の中央寄りに設置し、その外側(側板1a側)に並べて送風ユニット28を設置することが可能となり、前後方向、幅方向ともにコンパクトに実装できる。
循環ダクト29の底面29cには、左右の壁面29a、29bとほぼ平行に凸状の複数本の除湿リブ29fが形成されている。循環ダクト29の最上部には、水冷除湿機構21が内蔵されている。水冷除湿機構21は、内部に冷却水の分配部(空洞)21aを有し、分配部21aの上面に冷却水給水電磁弁からの冷却水ホースの接続口21cが設けてある。分配部の下面は水平になっており、複数個の冷却水ノズル(小孔)21bが一列に並べて形成されている。除湿リブ29fは、冷却水ノズル21bの出口とほぼ同じ位置まで形成してある。本実施例では、冷却水ノズル21bの数が4個、除湿リブ29fの本数が8本の場合について示してある。除湿リブ29fの間隔は、上部では広いが途中から一定の間隔となっており、冷却水が流れる4本の流路22aから22dが形成されている。冷却水ノズル21bは、各流路の左側の除湿リブの近傍に設けてあり、かつ、冷却水ノズル21bは循環ダクト29の底面29cに向かい開口している。冷却水ノズル21bから出た冷却水は、冷却水の表面張力で左側の除湿リブに沿って流下し、途中から左右の除湿リブ間を蛇行しながら流下する。このため、冷却水ノズル21bから出た冷却水が風で巻き上げられることがない。さらに、循環ダクト29の下側から流れてくる乾燥用の空気に含まれる糸くずなどのごみが冷却水ノズル21bの小孔を塞ぐことがない。除湿リブ29fの間隔と高さは、流下する冷却水が除湿リブ29fを越えないように設定してある。例えば、本実施例の冷却水給水電磁弁の流量は、水道水圧により0.2L/minから0.5L/minの間で変化するが、最大流量0.5L/minでも除湿リブ29fを越えないよう、流路22aから22dの幅sを3乃至5mm、除湿リブ29fの高さhを3乃至5mmとしてある。
ここで、除湿リブ29fの効果を説明するために、除湿リブがない場合の冷却水の流下状態を図10を用いて説明する(図中の実線矢印が冷却水の流れを示す)。複数個設けられている冷却ノズル21bの穴から出た冷却水は、循環ダクト29の底面29cの表面に沿って流下する。冷却水の流れ方方向は基本的には下向きであるが、左右に蛇行しながら流下し、蛇行の状態は時々刻々変化し、時には冷却水が合流する場合もある。また、循環ダクト29の上部は外槽2の垂直中心軸側に曲がるように形成してあるため、循環ダクト29の左壁面29bの上部29b1の上方に、複数個の冷却ノズル21bの一部が配置されることになる。図10の例では、4個の冷却水ノズルのうちの2個が左壁面29b1の上方に位置している。このため、冷却ノズル21bから流下する冷却水の一部は、左壁面29b1に集まってしまい、左壁面に沿って流下する可能性が高い。このようになると、循環ダクト29の壁面を冷却水で有効に冷却できなくなり、高温多湿の温風の除湿量が減り、乾燥効率が低下してしまう。また、上記曲り部において、流れ方向が下向きに変化するが、複数本の冷却水が集中して流量が増えると、左壁面29bから流れが剥離しやすい。このとき、循環ダクト内を下から流れる風(破線矢印45)により冷却水の一部がが壁面から剥離して巻き上げられてしまい、風とともに流されて乾燥フィルタ8に飛散し、さらに乾燥効率を低下させてしまう。さらに、乾燥終了時に乾燥フィルタ8やフィルタダクト27の底面に巻き上がった水が残ってしまい、使用者に掃除の手間や不快な思いを招くこととなる。
ダクトカバーの形状による冷却水の巻き上げについて、図11を用いて説明する。図11は、外槽3の底面を示す正面図である。図中二点鎖線は洗濯兼脱水槽3である。破線矢印42は循環ダクト29へ流入する風の流れを示す。洗濯兼脱水槽3は、乾燥運転中に左右方向に回転方向を反転させている。この時、洗濯兼脱水槽3と外槽2との間のすき間(外周及び背面)に洗濯兼脱水槽3の回転による風の流れが発生する。洗濯兼脱水槽3が左回転する場合は、回転によりすき間を流れる風は反時計回りであり、吸気口2aから循環ダクト29内に流入する風の流れ(破線矢印42)とほぼ同方向であり、風はスムーズに循環ダクト29に流入する。一方、洗濯兼脱水槽3が右回転する場合は、回転によりすき間を流れる風は、実線矢印51で示すように時計回りであり、破線矢印42と反対向きである。このため、吸気口2a付近でドラム回転による風の流れ方向が急激に変化し、風の流れに乱れが発生する。特に、ダクトカバー23の下端23b近傍での乱れが大きく、下端23bの形状が水平で直線状の場合、乱れが集中するため除湿リブ29f間を流下する冷却水が風の乱れにより除湿リブ29f間からあふれ、巻き上げられてしまう場合がある。
これに対して、本実施例においては、各冷却水ノズル21bからの冷却水は、各々が複数本の除湿リブ29fで形成される流路22aから22d内に分配されて流下する。このため、冷却水は循環ダクト29の底面29cの広い面積を流下するため、除湿性能が悪化することがない。さらに、上述のように冷却水が除湿リブ29fを越えないように流路22aから22dの寸法としているため、冷却水が風で巻き上げられることがない。流路22から22dの左右に除湿リブを設けてあるため、除湿リブの壁面と冷却水との界面張力で、冷却水が除湿リブの壁面から剥離しにくいといる利点もある。
また、ダクトカバー23の下端部23aの形状を階段状とすることで、風の流れ方向が変化する位置が分散されるため、風の乱れが集中せず、除湿リブ29f間を流下する冷却水を巻き上げることがない。なお、下端部23aの形状は、上記の階段状に限らず、例えば図12に示したような、円弧状(a)や斜めの直線状(b)などでもよい。
循環ダクト29の冷却水の流下面(本実施例では底面29c)に、図7で示すような曲がり部がる場合、冷却水が曲がり部で循環ダクト29の底面29cから剥離し、冷却水の巻き上がりの可能性がある。この場合、曲がり部をなだらかな曲線で形成することで、冷却水の流れ方向の急な変化を抑え、冷却水の剥離を防止できる。また、本実施例では、除湿リブ29fも循環ダクト29に沿って曲がっている。この場合、冷却水が流れ方向変化による慣性力で除湿リブ29fを越えないよう、曲がり部の除湿リブ29fの高さを高くするとよい。
なお、本実施例では、循環ダクトの壁面に凸形状の除湿リブを設け、除湿リブで冷却水の流路を形成したが、循環ダクト壁面を凹ませて流路を形成してもよい。
以上に述べたように、本発明においては循環ダクトを流下する冷却水が風で巻き上がることがなく、かつ除湿ダクトの壁面の広い範囲を安定して冷却水が流下し、安定した除湿性能の洗濯乾燥機を提供することができる。
1…筐体、2…外槽、3…洗濯兼脱水槽(回転ドラム)、4…モータ、6…操作パネル、8…乾燥フィルタ、9…ドア、16…給水電磁弁21…水冷除湿機構、21b…冷却水ノズル、22…冷却水ホース22a〜22d…流路、23…ダクトカバー27…フィルタダクト、28…送風ユニット、29…循環ダクト、29f…除湿リブ、30…温風ダクト

Claims (1)

  1. 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する電動機を含む駆動手段と、前記外槽を支持し外装を構成する筐体と、前記洗濯兼脱水槽に乾燥用の風を送風するための乾燥機構を備えた洗濯乾燥機において、
    前記乾燥機構は、前記洗濯兼脱水槽に向けて開口する出口と前記外槽に向けて開口する入口を有する送風通路と、前記送風通路の途中に設けられたヒータ及び風の流れから見て前記ヒータの上流側に設けられた送風ファンと、前記入口と前記送風ファンとの間に設けた循環ダクトと該循環ダクト内に設けた冷却水供給部とで構成され、
    前記循環ダクトは、前記外槽背面を凹ませて方向に形成し、前記循環ダクトの前面にダクトカバーを設けて風路を形成し、
    前記ダクトカバーの下端部の水平方向の形状は、内周側より外周側の方が下方に長くなるよう階段状に形状としたことを特徴とする洗濯乾燥機。
JP2016224643A 2016-11-18 2016-11-18 洗濯乾燥機 Active JP6640699B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016224643A JP6640699B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 洗濯乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016224643A JP6640699B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 洗濯乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018079173A JP2018079173A (ja) 2018-05-24
JP6640699B2 true JP6640699B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=62198337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016224643A Active JP6640699B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 洗濯乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6640699B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115667617A (zh) * 2020-08-20 2023-01-31 日立环球生活方案株式会社 洗涤干燥机
JP7422049B2 (ja) 2020-10-23 2024-01-25 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 洗濯乾燥機
CN112553851B (zh) * 2020-11-24 2021-09-28 珠海格力电器股份有限公司 一种冷却除湿装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018079173A (ja) 2018-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4439417B2 (ja) 乾燥機
JP2005323697A (ja) 洗濯乾燥機および洗濯機
JP2012000313A (ja) 洗濯乾燥機
JP4083662B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP5325689B2 (ja) 乾燥機及び洗濯乾燥機
JP6640699B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP5592163B2 (ja) 洗濯乾燥機
TWI643994B (zh) Dryer and washer dryer
JP5438648B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5600779B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP5156569B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP4713620B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2012071069A (ja) 乾燥機及び洗濯乾燥機
JP2015228930A (ja) 洗濯乾燥機
JP6670737B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP5674612B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4286847B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2010075216A (ja) 乾燥機及び洗濯乾燥機
JP5297314B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4866821B2 (ja) 乾燥機及び洗濯乾燥機
JP5656817B2 (ja) 洗濯機
JP5457719B2 (ja) 衣類乾燥機
WO2022038811A1 (ja) 洗濯乾燥機
JP7422049B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP7106506B2 (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161121

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6640699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150