JP6157986B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態はドラム式洗濯機に関する。
一般に、ドラム式洗濯機は、運転に関する設定及び表示を行うための操作表示装置を備えている。操作表示装置は、操作性や視認性等の観点から、ドラム式洗濯機本体の上部前寄りに設けられることが多い。このような操作表示装置は、使用者からの操作入力を受ける複数の操作部と、光源の発光により表示を行う複数の表示部と、を有している。
操作表示装置において、各操作部が接近して配置されると、操作性が低下するという問題がある。また、各表示部が接近して配置されると、各表示部に対応する光源の光が他の表示部側へ漏れ出てしまい、表示部の視認性が低下するという問題がある。そのため、これら各操作部及び各表示部は、ある程度の間隔を保って配置することが望ましい。
特開2009−95531号公報
しかし、操作表示装置が設けられるドラム式洗濯機本体の上部前側寄りには、槽を支持する補強部材が設けられていることがある。そして、補強部材の位置の変更は、槽の位置やバランスにも影響するため容易には出来ない。この場合、操作表示装置は、各操作部及び各表示部の間隔を狭くすることで補強部材等の制約に対応することとなり、その結果、各操作部及び各表示部の間隔を十分に確保することは難しかった。
そこで、洗濯機本体内における上部前寄りに槽を支持する補強部材を備えるものにおいて、操作表示手段による操作領域及び表示領域を広く確保することのできるドラム式洗濯機を提供する。
実施形態のドラム式洗濯機は、外箱と、前記外箱内にあって横軸状に設けられた槽と、前記外箱の両側部を構成する左右の側板の上部にあって前記左右の側板間に跨がって設けられ前記槽を支持する補強部材と、前記外箱の前部を構成する前蓋の上部に設けられ各種設定を行うための操作が入力されるとともに表示を行う操作表示手段と、前記前蓋の上部に設けられ前記操作表示手段の上方を覆うとともに前記操作表示手段による操作表示領域を有する飾り板と、を備える。前記飾り板は、当該飾り板の後端部が前記補強部材の前端部よりも後方に位置し、前記補強部材の前端部よりも後方の部分において前記補強部材に支持されている。
一実施形態によるドラム式洗濯機を示す斜視図 側板の一部を破断してドラム式洗濯機の内部を示す側面図 飾り板及び天板の一部を破断してドラム式洗濯機の内部を示す斜視図 図3の一部を拡大して示す図 操作表示装置を分解して示す斜視図 前蓋の上部の内部構造を示す縦断側面図 操作表示装置の構造を示す縦断側面図 飾り板と天板と接続部分の周辺の断面を示す斜視図
以下、一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示す洗濯機10は、図2に示すように、槽としての水槽11及び回転槽12を外箱20内に収納して構成されている。洗濯機10は、回転槽12の回転軸が水平に対して若干傾斜したいわゆる横軸形のドラム式洗濯機である。洗濯機10は、扉13を有している。なお、洗濯機10において、扉13側を洗濯機10の前側とし、扉13と反対側を洗濯機10の後側とする。また、前後方向に対して水平直角方向を洗濯機10の左右方向とする。
外箱20は、洗濯機10の外殻を構成するもので、全体として前面が滑らかに傾斜した略矩形の箱状に形成されている。外箱20は、基台21、前蓋22、右側板23及び図示しない左側板、背板24、天板25、及び補強部材26を有している。基台21は、外箱20の底部を構成している。
前蓋22は、外箱20の前面部を構成している。前蓋22は、例えば合成樹脂の成型品である。前蓋22は、全体として緩やかに傾斜した曲面状に形成されている。また、前蓋22は、左右の両端部を後方へ折り返した折返し部221を有している。この前蓋22は、上部と下部とで部分的に複数に分割されていても良いし、一体で構成されていても良い。
前蓋22の前面中央部分には、開口222が設けられている。開口222は、扉13によって開閉される。開口222は、外箱20の内部に設けられた回転槽12内に連通されている。洗濯物は、この開口222を通して回転槽12内に出し入れされる。
右側板23は、外箱20の右側部を構成し、図示しない左側板は、外箱20の左側部を構成している。右側板23と図示しない左側板とは、外箱20の左右方向の中心に対してほぼ対称に構成されている。そのため、ここでは右側板23及び図示しない左側板について、右側板23を代表して説明する。
右側板23は、例えば鋼板を曲げ加工したもので、全体として上下方向に長い矩形の板状に構成されている。右側板23の前端部は、前蓋22の折返し部221の後縁部に接続されている。右側板23の上端部は、外箱20の内側つまり左側板側へ水平になるように折り曲げられ、これにより、図3及び図4に示すように取付部231が形成されている。
背板24は、図2に示すように、外箱20の背面部を構成するものであって、例えば鋼板によって矩形状に構成されている。背板24は、右側板23の後端部と、左側板の後端部とを接続している。天板25は、図1及び図2に示すように、外箱20の上部を構成するものであって、前蓋22の後側に設けられている。天板25は、例えば樹脂の成型品である。
補強部材26は、図1及び図2に示すように、右側板23及び左側板の上部にあって、右側板23及び左側板に跨がって設けられている。補強部材26は、外箱20の前後方向の中心に対して前側寄りに設けられている。補強部材26は、洗濯機10の左右方向の中央を基準にほぼ対称に構成されている。補強部材26は、図4にも示すように、例えば帯状の鋼板を曲げ加工されて、水平部261と、垂直部262と、端部263と、を一体に有している。水平部261は、補強部材26の中で左右水平方向へ延びる部分である。垂直部262は、水平部261の両側を垂直下向きに折り曲げられた部分である。端部263は、垂直部262の下端部をさらに水平方向であって外箱20の外方へ向かって折り曲げられた部分である。
補強部材26の右側の端部263は、右側板23の取付部231に対してネジ等によって取り付けられている。同様に、図示はしないが、補強部材26の左側の端部も、左側板の取付部に対してネジ等によって取り付けられている。補強部材26は、右側板23と左側板とを繋ぐことによって、外箱20全体的な強度を向上させている。
水槽11は、図2に示すように、前部材111と後部材112とから構成されている。前部材111は、底を有しない筒状に構成され、後部材112は、底を有する筒状に構成されている。水槽11は、前部材111と後部材112とを水密に接続することによって、前側が開口した円筒状に形成されている。水槽11は、詳細は図示しないが、下部の後寄り部分において、ダンパにより下方から上方へ向けて押し上げるように弾性支持されている。また、水槽11は、上部の前寄り部分において、第一バネ14及び第二バネ15により、上方へ向けて引き上げるように弾性支持されている。
第一バネ14及び第二バネ15は、次のようにして、水槽11に取り付けられる。すなわち、水槽11は、第一バネ受け部113及び第二バネ受け部114を有している。第一バネ受け部113は、前部材111における筒状の上部から上方へ突出して設けられている。第二バネ受け部114は、後部材112における筒状の上部から上方へ突出して設けられている。補強部材26には、バネ支持部材27が取り付けられている。バネ支持部材27は、補強部材26に対して、補強部材26の後端から後方へ向かって突出するように設けられている。
第一バネ14及び第二バネ15は、例えば引っ張りコイルバネである。第一バネ14は、一方の端部がバネ支持部材27に取り付けられ、他方の端部が前部材111の第一バネ受け部113に取り付けられている。これにより、水槽11の前部材111は、第一バネ14を介して補強部材26のバネ支持部材27に支持されている。第二バネ15は、一方の端部がバネ支持部材27に取り付けられ、他方の端部が後部材112の第二バネ受け部114に取り付けられる。これにより、水槽11の後部材112は、第二バネ15を介して補強部材26のバネ支持部材27に支持されている。このように、水槽11は、第一バネ14及び第二バネ15に吊り下げられた姿勢で弾性支持されている。
水槽11は、前方へ向かって高くなるように傾斜する姿勢、すなわち、後方へ向かって下降傾斜した姿勢で第一バネ14及び第二バネ15により支持される。このため、前述したように、バネ支持部材27が取り付けられる補強部材26は、前後方向の前寄りに設けられている。
洗濯機10は、操作表示装置30を備えている。操作表示装置30は、洗濯機10の運転に関する各種設定を行うもので、図1から図3に示すように、外箱20の上面前側、すなわち前蓋22の上部に設けられている。操作表示装置30は、図5に示すように、飾り板31と操作表示ユニット32とから構成されている。
飾り板31は、操作表示装置30の表面を構成している。飾り板31は、例えば樹脂などの板で構成され、全体として遮光性を有している。なお、飾り板31は、樹脂製に限られず、強化ガラスなどであってもよい。飾り板31は、概ね水平であって全体として緩やかな前下がりの曲面に形成されている。飾り板31は、図1及び図5に二点鎖線で示す操作表示領域Aを有している。操作表示領域A内には、図5に示すように、文字若しくは図形又はこれらの結合で構成された複数の操作表示部311が設けられている。
操作表示部311は、透過性を有して例えば半透明に構成されている。そして、操作表示部311は、飾り板31の裏側から操作表示ユニット32によって光が照射されることで飾り板31に表示される。操作表示部311は、飾り板31の裏側から光が照射されていない状態では、飾り板31に表示されない。また、飾り板31には、図5に示すように、文字及び図形の結合で構成された電源入ボタン312及び電源切ボタン313が設けられている。これらボタン312、313は、常時、外部から視認可能に構成されている。
操作表示ユニット32は、飾り板31に必要な操作表示部311を表示するとともに、表示された操作表示部311に対して行われた使用者のタッチ操作を検出する。すなわち、操作表示ユニット32は、各種設定を行うための操作が入力されるとともに飾り板31に必要な表示を行う操作表示手段として機能する。操作表示ユニット32は、補強部材26よりも前方すなわち扉13側に設けられている。操作表示ユニット32は、図3及び図6に示すように、補強部材26の間際まで迫っている。
操作表示ユニット32は、図5及び図7に示すように、ケース33、回路基板34、光源ホルダ35、透明電極フィルム36、及び圧接部材37を有している。ケース33は、例えば合成樹脂製であって、左右方向へ長い矩形の浅い皿状に構成されている。回路基板34は、左右方向に長い矩形状に構成されており、電子部品341や、7セグメントディスプレイ342及び複数の光源343が実装されている。電子部品341は、例えばマイコンなどで構成されている。光源343は、例えばLEDなどである。
光源ホルダ35は、遮光性を有する例えば樹脂などの部材で構成され、ある程度の厚みを有している。光源ホルダ35は、個々の光源343に対応して複数の遮光部351を有している。遮光部351は、図7に示すように椀状の底部に穴352を有している。回路基板34に設けられた光源343は、この穴352から遮光部351内に挿入される。そして、ある遮光部351内において光源343から照射された光は、他の遮光部351へ漏れ出ないようになっている。これにより、複数の光源343のうち一の光源343が発光すると、その発光した光源343に対応する飾り板31の文字又は図形が、飾り板31の操作表示領域A内においてその表面に浮かび上がるように表示される。
透明電極フィルム36は、透光性を有するシート状の部材で構成されている。透明電極フィルム36は、静電容量の変化を検出するための検出電極として複数の検出部361を有している。透明電極フィルム36は、回路基板34の図示しない検出・表示回路に接続されている。図示しない検出表示回路は、透明電極フィルム36の検出部361と使用者の例えば指との間の静電容量の変化を検出し、これにより使用者のタッチ操作を検出する。この透明電極フィルム36は、使用者によるタッチ操作を検出するタッチ操作検出手段として機能する。
圧接部材37は、例えば弾性を有する透明な樹脂材料で構成されている。圧接部材37は、図4では右側の一部のみを示しているが透明電極フィルム36と光源ホルダ35との間全体に亘って対応する位置に適宜設けられており、透明電極フィルム36を飾り板31の裏側面へ押し付けている。
図6に示すように、前蓋22の上部には、前蓋22の上部を窪ませて収納部223が形成されている。操作表示ユニット32は、この収納部223に収納されている。そして、飾り板31は、収納部223の上部を塞ぐようにして前蓋22に設けられ、これにより操作表示ユニット32全体を覆っている。飾り板31の少なくとも一部、この場合、飾り板31の後縁部314は、補強部材26の前端部264よりも後方に位置している。本実施形態の場合、飾り板31は、図8にも示すように補強部材26全体の上方を覆っている。この場合、飾り板31の後縁部314は、補強部材26の後縁部265よりも後側に位置している。
また、この場合、天板25は、補強部材26を覆っていない。すなわち、天板25の前端部251は、補強部材26の後方に位置している。飾り板31の後縁部314は、天板25の下方へ潜り込むようにして、天板25の前端部251に突き合わされている。これにより、外箱20の上表面は、飾り板31と天板25とによって、見かけ上一つの面に形成されている。この場合、飾り板31と天板25と境界となる部分、すなわち、飾り板31の後縁部314と天板25の前端部251とを突き合わせた境界部40には、僅かな隙間が形成されている。
前蓋22は、図4、及び図6から図8に示すように、第一誘導部224及び第二誘導部225を一体に有している。第一誘導部224及び第二誘導部225は、飾り板31の下方に設けられている。つまり、第一誘導部224及び第二誘導部225の上方は、飾り板31に覆われている。第一誘導部224及び第二誘導部225は、境界部40により形成された隙間を通って、外箱20の外部から飾り板31の下方つまり収納部223内へ流れ込んだ水を、操作表示ユニット32に掛からない位置へ誘導するものである。
第一誘導部224は、境界部40の下方に位置している。前蓋22は、図8に示すように、第一誘導部224部分が補強部材26に載置されることにより、補強部材26に支持されている。第一誘導部224は、飾り板31の後端側の一部と天板25の前端側の一部とによって覆われている。第一誘導部224は、図4に示すように、前側を除く三方が立ち上がって囲まれた浅い皿状に形成され、前方へ向かってやや傾斜している。また、第一誘導部224には、複数のリブ226が一体に設けられている。リブ226は、第一誘導部224の上面から上方へ突出するとともに、第一誘導部224の後端から前端に亘って前後方向へ延びている。リブ226は、前蓋22における第一誘導部224部分を補強する。また、リブ226は、第一誘導部224の傾斜によって第一誘導部224を流れる水を、前方へ誘導する。
第二誘導部225は、操作表示ユニット32の下方に位置し、第一誘導部224に繋がっている。第二誘導部225は、収納部223の底部を構成している。第二誘導部225は、左右方向へ延びる樋状に形成され、補強部材26の前方に位置している。第二誘導部225は、左右のうち一方向、この場合、右側へ向かって下降傾斜している。したがって、第一誘導部224から第二誘導部225へ流れ込んだ水は、第二誘導部225を伝って第二誘導部225の右方へ誘導される。第二誘導部225の右側部分には、第二誘導部225を貫いて排出孔227が形成されている。排出孔227は、水槽11の右側上方に位置している。第二誘導部225の右方へ誘導された水は、排出孔227から収納部223の外部へ排出されて水槽11の右側に落下する。
この構成において、外箱20は、右側板23と図示しない左側板とに跨がって設けられて水槽11及び回転槽12を支持する補強部材26を有している。そして、飾り板31の少なくとも一部、この場合、飾り板31の後縁部314が、補強部材26の前端部よりも後方に位置している。すなわち、飾り板31の少なくとも一部は、補強部材26の上方を覆っている。これによれば、飾り板31の後縁部314が補強部材26の前端部264よりも前方に位置しているもの、すなわち、飾り板31が補強部材26の上方全体を覆っていないものに比べて、飾り板31における操作表示領域Aを広く確保することができる。すなわち、操作表示ユニット32を、補強部材26の間際に至る程度に拡大した場合であっても、飾り板31の表面に、操作表示ユニット32による操作表示領域Aを確保することができる。
一般に、補強部材26は、重量物である水槽11を支持するものであるため、設計変更等によって容易に移動することが出来ない。つまり、補強部材26の制約により、操作表示ユニット32を拡大して操作表示領域Aを拡大することは容易ではない。しかし、本実施形態によれば、補強部材26の配置を変更することなく、操作表示ユニット32による操作表示領域Aを確保することができる。これにより、操作表示領域A内において、各操作表示部311の配置間隔を広く確保することができる。その結果、各操作表示部311を密集させて配置した場合に生じる誤操作を抑制でき、使用者の操作性の向上が図られる。また、光源ホルダ35の各遮光部351の間隔を十分に確保することができる。したがって、各操作表示部311に対応する光源343の光が他の操作表示部311側へ漏れ出て操作表示部311の視認性を低下させるといった問題を解消することができる。
前蓋22は、当該前蓋22の一部、この場合、第一誘導部224部分が補強部材26に載置されることにより、補強部材26に支持されている。これによれば、前蓋22は、強度の高い補強部材26によって支持されているため、上方からの荷重に対する耐久性を向上させることができる。
操作表示ユニット32は、補強部材26よりも前方に設けられている。そして、操作表示ユニット32の上方は飾り板31によって覆われている。これによれば、外箱20の外部から水が掛かった場合であっても、操作表示ユニット32の上方が飾り板31によって覆われているため、操作表示ユニット32の回路基板34等に水が掛かることを抑制することができる。
操作表示ユニット32は、使用者の指によるタッチ操作を静電容量の変化により検出するための透明電極フィルム36を有している。これによれば、操作表示領域Aを広く確保していることにより、使用者はミスタッチの度合いを低くできて確実なタッチ操作により操作表示装置30を操作することができる。したがって、操作表示装置30の操作性を向上することができる。さらに、飾り板31の表面には、ボタン等の機械的な構造物を設ける必要が無く、飾り板31の表面を平坦に構成することができる。これにより、飾り板31の表面について、煩雑な印象を与えずに簡素な構成とすることができ、その結果、操作表示装置30の意匠性の向上が図られる。
天板25の前端部251と飾り板31の後端部314とが突き合わされて境界部40が形成されている。前蓋22は、第一誘導部224及び第二誘導部225を有している。第一誘導部224は、境界部40の下方に設けられている。そして、第一誘導部224及び第二誘導部225は、外箱20の外部から境界部40を通って飾り板31の下方へ流れ込んだ水を、操作表示ユニット32に掛からない位置へ誘導する。これによれば、電装品を有する操作表示ユニット32への水掛かりを抑制することができ、安全性の向上が図られる。
なお、上記実施形態において、飾り板31は、補強部材26の上方の略全体を覆っているが、これに限られず、飾り板31は、補強部材26の一部の上方を覆う構成でも良い。また、操作表示装置30は、タッチ操作式のものに限られず、機械式のボタンを有するものであっても良い。
補強部材26は、左右の側板に直接設けるものに限られず、例えば他の部材を介して左右の側板に設けても良い。
以上説明した実施形態によれば、ドラム式洗濯機は、外箱と、前記外箱内にあって横軸で駆動されるように設けられた槽と、前記外箱の両側部を構成する左右の側板の上部にあって前記左右の側板間に跨がって設けられ前記槽を支持する補強部材と、前記外箱の前部を構成する前蓋の上部に設けられ各種設定を行うための操作が入力されるとともに表示を行う操作表示手段と、前記前蓋の上部に設けられ前記操作表示手段の上方を覆うとともに前記操作表示手段による操作表示領域を有する飾り板と、を備える。前記飾り板の少なくとも一部が、前記補強部材の前端部よりも後方に位置している。
これによれば、飾り板が補強部材の上方を覆っていないものに比べて、飾り板における操作表示領域を広く確保することができる。これにより、洗濯機本体内における上部前寄りに槽を支持する補強部材を備えるものにおいて、操作表示手段に係る操作領域及び表示領域を広く確保することができる。
本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10はドラム式洗濯機、11は水槽(槽)、12は回転槽(槽)、20は外箱、22は前蓋、224は第一誘導部(誘導部)、225は第二誘導部(誘導部)、23は右側板(側板)、25は天板、26は補強部材、31は飾り板、32は操作表示ユニット(操作表示手段)、36は透明電極フィルム(タッチ操作検出手段)、40は境界部、Aは操作表示領域を示す。

Claims (5)

  1. 外箱と、
    前記外箱内にあって横軸状に設けられた槽と、
    前記外箱の両側部を構成する左右の側板の上部にあって前記左右の側板間に跨がって設けられ前記槽を支持する補強部材と、
    前記外箱の前部を構成する前蓋の上部に設けられ各種設定を行うための操作が入力されるとともに表示を行う操作表示手段と、
    前記前蓋の上部に設けられ前記操作表示手段の上方を覆うとともに前記操作表示手段による操作表示領域を有する飾り板と、を備え、
    前記飾り板は、当該飾り板の後端部が前記補強部材の前端部よりも後方に位置し、前記補強部材の前端部よりも後方の部分において前記補強部材に支持されているドラム式洗濯機。
  2. 前記操作表示手段は、前記補強部材よりも前方に設けられている請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記操作表示手段は、使用者によるタッチ操作を検出するタッチ操作検出手段を有している請求項1又は2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記飾り板は、前記補強部材の上方を覆っている請求項1から3のいずれか一項に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記外箱の後上部を構成する天板の前端部と前記飾り板の後端部とが接続されて境界部が形成され、
    前記境界部の下方に設けられ前記外箱の外部から前記境界部を通って前記飾り板の下方へ流れ込んだ水を前記操作表示手段に掛からない位置へ誘導する誘導部をさらに備える請求項1から4のいずれか一項に記載のドラム式洗濯機。
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