JP2018102753A - 電気洗濯機 - Google Patents

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知彦 佐藤
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知彦 佐藤
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Abstract

【課題】良好な意匠性を確保しつつ使い勝手を向上した電気洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯槽2を収容する筐体1と、筐体1に回動自在に支持され、当該筐体1の前側上面部13aの開口を開閉する蓋3と、を備え、蓋3は、一枚の板状に形成され、当該蓋3の手前側において表面3aが凸状且つ裏面が凹状に形成された手掛け部31を備え、手掛け部31は、前側上面部13aと上下方向において重なる突出形状部31sを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電気洗濯機に関する。
特許文献1には、蓋を1枚の板状のもので構成した電気洗濯機が記載されている。この種の電気洗濯機では、蓋を閉じたときに、上板(トップカバー)の上面(表面)に形成された凹みに蓋が嵌り込むことで、蓋の表面と上板の表面とが面一になるように構成されている。
中国特許出願公開第1508334号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の電気洗濯機では、蓋を開ける際の指を差し込む部分が小さく使い勝手に対する配慮がなされていない。また、指を差し込む部分を大きくしようとすると、トップカバーの削りを大きくする必要があり、特に上部から見た場合の意匠性が損なわれる課題がある。
本発明は、前記した従来の課題を解決するものであり、良好な意匠性を確保しつつ使い勝手を向上した電気洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、洗濯槽を収容する筐体と、前記筐体に回動自在に支持され、当該筐体の上面の開口を開閉する蓋と、を備え、前記蓋は、一枚の板状に形成され、当該蓋の手前側において表面が凸状且つ裏面が凹状に形成された手掛け部を備え、前記手掛け部は、前記上面と上下方向において重なる突出形状部を有することを特徴とする。
本発明によれば、良好な意匠性を確保しつつ使い勝手を向上した電気洗濯機を提供できる。
本発明の実施形態に係る電気洗濯機を示す外観斜視図である。 図1の電気洗濯機の蓋を開けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る電気洗濯機の上部正面図である。 本発明の実施形態に係る電気洗濯機の上部左側面図である。 本発明の実施形態に係る電気洗濯機の平面図である。 図3のVI−VI線断面図である。 図2の蓋を示す拡大図である。 図2の電気洗濯機の蓋を開けた状態を示す正面図である。 洗濯機の蓋を開ける際の動作を示し、(a)は本実施形態、(b)は比較例である。 本発明の実施形態に係る蓋の変形例を示す斜視図である。 他の変形例における電気洗濯機の蓋の構成を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、電気洗濯機(いわゆる、全自動洗濯機)を例に挙げて説明する。また、以下の説明における前後上下左右の方向は、図1に示す前後上下左右の方向を基準とする。
図1は、本発明の実施形態に係る電気洗濯機を示す外観斜視図である。
図1に示すように、電気洗濯機100は、洗濯槽2を収容する筐体1と、この筐体1の上部に回動自在に取り付けられる蓋3と、を有して構成されている。
筐体1は、例えば、外郭が鋼板と樹脂成型品とを組み合わせて構成されたものであり、全体を支持するベース11と、側面パネル12と、トップカバー13(上面パネル)と、を備えて略四角箱状に構成されている。ベース11は、合成樹脂で成形されたものであり、底面の四隅に脚部を備えている。側面パネル12は、前面パネル、背面パネル、左パネルおよび右パネルを組み合わせて構成されている。
トップカバー13は、例えば合成樹脂製であり、上面に蓋3が開閉可能に取り付けられている。また、トップカバー13は、略四角形状であり、蓋3の前方に運転コースの設定などを行うための操作パネル15が設けられる前側上面部13aと、蓋3の後方に給水接続口14が設けられる後側上面部13bと、を有している。操作パネル15は、各種操作ボタンスイッチや表示器を備え、筐体1内に設けられたマイクロコンピュータ(図示省略)と電気的に接続されている。
また、トップカバー13は、前面パネルと略同じ方向を向く前面13c、右パネルと略同じ方向を向く右側面13d、左パネルと略同じ方向を向く左側面13e(図4参照)、背面パネルと略同じ方向を向く背面(図示省略)を有している。
洗濯槽2は、内槽、外槽、パルセータ、流体バランサ(いずれも図示省略)などを含んで公知の方法によって構成されたものである。内槽は、洗濯兼脱水槽として機能するものであり、有底円筒状に形成され、鉛直方向(上下方向)に回転軸を有している。また、内槽は、通水のための複数の貫通孔が形成されている。また、内槽の底面にはパルセータが回動可能に取り付けられ、内槽の上縁部には流体バランサが取り付けられている。外槽は、内槽を同軸上に内包し、筐体1内において弾性支持されている。筐体1内の底部には、内槽およびパルセータを回転駆動させる駆動モータが取り付けられている。
図2は、図1の電気洗濯機の蓋を開けた状態を示す斜視図である。
図2に示すように、トップカバー13は、洗濯槽2内に洗濯物を投入するための開口13fが形成されている。この開口13fには、洗濯槽2に向けて延びる筒状部13gが形成されている。
また、トップカバー13は、蓋3が取り付けられる上面13hが、前側上面部13aと後側上面部13bよりも一段低くなるように凹状に形成されている。これにより、蓋3を閉じた(全閉した)ときに、蓋3の一部(後記する手掛け部31)を除いて、蓋3の表面3aが前側上面部13aと後側上面部13bと面一になるように構成されている(図1参照)。また、蓋3を全閉したときに、蓋3の前端縁3a1(図1参照)と前側上面部13aの後端縁13a1(図1参照)との間、および蓋3の後端縁3a2(図1参照)と後側上面部13bの前端縁13b1(図1参照)との間に、それぞれほぼ隙間がなくなるように構成されている。
蓋3は、略四角形状を呈し、一枚の板状に形成され、樹脂製の蓋本体4と、ガラス板5と、ガラス板5を蓋本体4に固定する固定部材6と、が組み合わされて構成されている。なお、一枚の板状とは、蓋開時に蓋が折れ曲がる機構を備えず、全閉時から全開時までの間で蓋3の形状が変わらないものである。
蓋本体4は、蓋3の周囲に枠状に配置され、左右方向(幅方向)において左右両端まで延び、かつ、前後方向においてトップカバー13の前側上面部13aおよび後側上面部13bまで延びている。
また、蓋本体4の右端は、トップカバー13の右側面13dと面一になるように曲げ形成された曲げ部(側面部)4aが形成されている。また、蓋本体4の左端は、トップカバー13の左側面(不図示)と面一になるように曲げ形成された曲げ部(側面部)4bが形成されている。
ガラス板5は、強化ガラスや強化ガラスに準じた板ガラスによって構成され、蓋本体4の枠の内側に配置されるように取り付けられている。なお、ガラス板5は、洗濯槽2内を視認可能なものであれば、ガラスに限定されるものではなく、無色透明な樹脂製の板(透明板)であってもよい。
固定部材6は、合成樹脂によって枠状に形成されたものであり、ガラス板5の外周縁部全体を固定部材6と蓋本体4の裏面とで挟み込むことで、ガラス板5が蓋本体4に固定されるように構成されている。
このように、蓋3を一枚の板状に構成することで、中央に大きな面積のガラス板5を配置することができ、洗濯運転時において洗濯槽2内の状態を視認し易くなる。
また、蓋3は、トップカバー13の上面13hの後端にヒンジ機構7,7を備え、左右方向が回動軸となるようにトップカバー13に回動可能に取り付けられている。これにより、蓋3は、山型に折れ曲がりながら開く二つ折りタイプのものではなく、蓋3の先端(前端、手前)が左右方向の側面視において円弧状の軌跡を描いて開閉するものである。
図3は、本発明の実施形態に係る電気洗濯機の上部正面図である。なお、図3以降では、トップカバー13より下側の図示を省略している。
図3に示すように、蓋3は、当該蓋3の手前側(前端縁部)に、上方に突出する手掛け部31が形成されている。この手掛け部31は、当該蓋3の表面3aが凸状に形成され、かつ、その凸状の表面3aに対応する裏面3bが凹状に(凹面が下側を向くように)形成されることで、上方に向けて突出した形状を有している。これにより、正面視において、蓋3とトップカバー13の前側上面部13a(操作パネル15の上面)との間に隙間Sが形成される。隙間Sの開口高さHは、例えば、中央の最も高い場所で25mmに設定される。この隙間Sに手(指)を正面(手前)から入れることで、蓋3を持ち上げることができ、蓋3を開放することができる。
また、手掛け部31は、左右方向(幅方向)の中央から左右方向に水平に延びる水平部31aと、水平部31aから左右外側に向けて低くなる傾斜部31b,31cと、を有している。水平部31aと傾斜部31b,31cとの境界はなだらかな湾曲面で形成され、傾斜部31b,31cはなだらかな傾斜面で形成されている。また、傾斜部31b,31cの左右外側は、水平な面に収束している。このように、水平部31aと傾斜部31b,31cとの境界、および傾斜部31b,31cと蓋3の表面3aとの境界は、角張った形状を無くしている。これにより、手掛け部31の形状が強調されるのを抑えて、フラットな外観を演出して良好な意匠性を確保している。
図4は、本発明の実施形態に係る電気洗濯機の上部左側面図である。
図4に示すように、蓋3の表面(上面)3aは、後側から前側(手前側)に向けて低くなるように傾斜している。また、前側上面部13a(操作パネル15の表面)も、蓋3の表面3aの傾斜角度と同様に傾斜している。
手掛け部31は、操作パネル15の表面(トップカバー13の前側上面部13a)と上下方向(鉛直方向)において重なるように前方(手前側)に向けて突出している。
また、手掛け部31は、当該手掛け部31の背面側を閉塞する背面部31dを有している。この背面部31dは、手掛け部31の上端から後方に向けてなだらかに湾曲して形成されている。
図5は、本発明の実施形態に係る電気洗濯機の平面図である。
図5に示すように、手掛け部31は、前方(手前)に向けて突出する突出形状部(オーバーハング部)31sを有している。この突出形状部31sは、上面視(平面視)において、操作パネル15の表面の一部(前側上面部13aの一部)と重なるように構成されている。ただし、上面視において、突出形状部31sによって、操作パネル15の各種操作ボタンスイッチからなる操作部15aや表示部15b,15cが隠れないように(使用者が視認できなくならないように)構成されている。
図6は、図3のVI−VI線断面図である。
図6に示すように、蓋3は、ガラス板5の周縁部を保持して、ガラス板5を蓋本体4に固定する固定部材6を有している。この固定部材6は、裏面からの平面視において略四角枠状に形成され(図8参照)、ガラス板5の周縁部の下面を保持している。
蓋本体4は、下方(裏面側)に向けて円柱形状の突起部4cが形成されている。この突起部4cは、ガラス板5の前縁部と後縁部に沿って間隔を置いて複数箇所に形成されている(図2参照)。
固定部材6は、突起部4cと嵌合する円形の嵌合孔6aがそれぞれの突起部4cに対応する位置に形成されている。なお、突起部4cには、固定部材6の嵌合孔6aを突起部4cに嵌合したときに、固定部材6が突起部4cから抜け出ないように、抜け止め用の突起(図示省略)が形成されている。
なお、固定部材6は、ガラス板5の前縁と後縁のみを保持する構成であってもよく、ガラス板5の左縁と右縁のみを保持する構成であってもよく、ガラス板5の周縁を部分的に保持する構成であってもよく、適宜変更することができる。
手掛け部31は、ガラス板5を保持する固定部材6の位置から前方かつ上方に向けてなだらかに傾斜する背面部31dを有している。また、手掛け部31の突出形状部31sは、操作パネル15が設けられるトップカバー13の前側上面部13aの一部(後側部分)において上下方向において重なる位置に形成されている。また、手掛け部31は、突出形状部31sの先端に略前方に向けて屈曲する屈曲部31tが形成されている。この屈曲部31tは、突出形状部31sの幅方向(左右方向)に沿って形成されている。このような屈曲部31tを形成することにより、蓋3を開放する際に指の腹を引掛け易くできる。
また、手掛け部31の裏面3b(下面)には、トップカバー13の開口13fの縁13f1に向けて延びるリブ32が蓋本体4と一体に形成されている。このリブ32は、その基端が蓋3の裏面3bの開口13fと上下方向において重なる位置に形成され、その位置から前方に延びて形成されている。また、リブ32は、左右方向(図6の紙面に対して垂直方向)に連続的に延びて形成されている。このようにリブ32を形成することにより、リブ32を蓋3の補強材として機能させることができ、PP(ポリプレン樹脂)のような比較的柔らかい樹脂で幅広の手掛け部31を形成したとしても、蓋3(手掛け部31)の撓み変形を抑えることが可能になる。
また、リブ32は、縦断面視において、開口13fの縁13f1に向けて延び、先端32sが縁13f1の近傍に位置している。このようなリブ32を形成したことで、隙間Sから開口13fを介して洗濯槽2(図1参照)内に異物が混入するのを防止でき、また隙間Sから洗濯槽2の内部が見えるのを防止できる。
また、リブ32には、縦断面視において後方に向けて膨らむ膨らみ部32aを有している。これにより、手掛け部31の空間を広く確保することができ、使用者が隙間Sに指を入れ易くなる。
図7は、図2の蓋を示す拡大図である。
図7に示すように、リブ32は、左右方向に直線状に延び、手掛け部31の傾斜部31b,31cに対応(対向)する位置まで延びている。また、リブ32の左右両端には、手掛け部31の裏面3bに向けて延びる壁部32b,32cが形成されている。これにより、手掛け部31(水平部31a,傾斜部31b,31c)とリブ32(膨らみ部32a、壁部32b,32c)とで囲まれた閉空間が形成されるので、手掛け部31の強度を高めることができ、手掛け部31を左右に細長く形成したとしても、手掛け部31が撓み変形するのを抑えることができる。
また、蓋3の裏面3bには、リブ32から固定部材6の前端に向けて補強リブ4dが形成されている。この補強リブ4dは、複数備え、左右方向に間隔を空けて形成されている。これにより、手掛け部31の撓み変形を抑えることができる。また、蓋3の裏面3bには、補強リブ4dの他に、固定部材6の後端から蓋3の裏面3bに沿って延びる補強リブ4gが形成されている。これにより、蓋3の撓み変形が抑えられている。
また、蓋3は、壁部32bから蓋3の前縁に沿って左端まで延びるリブ32dと、壁部32cから蓋3の前縁に沿って右端まで延びるリブ32eと、を有している。これにより、蓋3の左右両側の撓みを抑えることができる。
このように形成されたリブ32d,32eの先端32d1,32e1およびリブ32の先端32sは、左右方向に連続した直線状に形成され、蓋3を閉じたときに、トップカバー13の上面13h(図2参照)に当接して、開口13f(図2参照)の前方を閉塞するように構成されている。
図8は、図2の電気洗濯機の蓋を開けた状態を示す正面図である。
図8に示すように、固定部材6は、ガラス板5が取り付けられる略矩形状の内縁部6sを有している。内縁部6sの四隅は、丸く湾曲するように形成されている。ガラス板5は、内縁部6sの開口面積よりも大きな面積を有し、ガラス板5の周縁部の全体が内縁部6sの外側に形成された固定部材6に保持されている。このように、ガラス板5を内縁部6sの開口面積よりも大きくすることで、ガラス板5の縁を加工(例えば、角を落とす処理)する必要がなくなり、製造コストを安価にできる。
図9は、電気洗濯機の蓋を開ける際の動作を示し、(a)は本実施形態、(b)は比較例である。なお、図9では、蓋の形状を簡略化して図示している。
図9(b)に示すように、比較例としての蓋300は、手掛け部310とリブ320を有している。手掛け部310は、図9(a)の実施形態での突出形状部31sが形成されておらず、手掛け部310が上下方向においてトップカバー13の前側上面部13aと重ならないように構成されている。リブ320は、図9(a)のリブ32と同じ構成である。
このような比較例の手掛け部310では、実線で示すように、使用者が手のひらを上向きにして指の先を手掛け部310に掛けて、蓋300の開動作を行う。この場合には、蓋300を開く途中において、二点鎖線で示すように、点Pでリブ320の先端(前端)が指の背に当たり、指が反り返る状態となって、蓋300の開動作の操作性が損なわれる。
そこで、本実施形態では、図9(a)に示すように、手掛け部31が、トップカバー13の前側上面部13a(操作パネル15の表面)と重なるように突出形状部31s(図5参照)が形成されている。これにより、実線で示すように、使用者が手のひらを上向きにして指の先を手掛け部31に掛けて、蓋3の開動作を行った場合でも、二点鎖線で示すように、蓋3を開く途中において、リブ32の先端(前端)が指の背に当たることがないので、指が反り返ることもなく、蓋3の開動作を確実に行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の電気洗濯機100では、図2に示すように、洗濯槽2を収容する筐体1と、筐体1に回動自在に支持されてトップカバー13(筐体1)の上面13hの開口13fを開閉する蓋3と、を備え、蓋3が、一枚の板状に形成され、当該蓋3の手前側において表面3a(図1参照)が凸状且つ裏面が凹状に形成された手掛け部31を備え、手掛け部31は、前側上面部13aと上下方向において重なる突出形状部31sを有している。蓋3の手前側縁部の板部材の形状を変化させて手掛け部31を形成することで、蓋3とトップカバー13(筐体1)との間に上部から手(指)を入れるための大きな隙間(溝)を形成する必要がなくなり、良好な意匠性(特に上方から見たときの意匠性)を確保することができる。また、手掛け部31に突出形状部31sを形成することで、指を入れる深さを確保でき、蓋3の操作性(使い勝手)を向上させることができる。また、突出形状部31sを形成することで、隙間S(図3参照)内に埃が溜まるのを低減できる。
ところで、本実施形態のように蓋3を一枚の部品で作製すると、外観上粗雑な感じになり易い。また、コスト的に安価な製品では、多色にすることも難しい。そこで、本実施形態では、蓋3に上方に突出する手掛け部31を形成し、さらに手掛け部31に前方に突出する突出形状部31sを形成して造形上複雑な形状にすることで、良好な意匠性を確保できる(粗雑な印象を与えにくくする)ようにしたものである。
また、本実施形態では、手掛け部31は、蓋3を閉じたときに当該蓋3の裏面3bから開口13fの縁13f1に向けて延びるリブ32を有する(図6参照)。これにより、リブ32によって開口13fが閉じられるので、隙間Sから開口13fを介して洗濯槽2(図1参照)内に異物が混入するのを防止でき、また隙間Sから洗濯槽2の内部が見える(視界に入る)のを防止できる。
また、本実施形態では、リブ32の先端32s(図6参照)は、手掛け部31の先端31m(図6参照)よりも後方に位置している。これにより、蓋3を開ける途中において、リブ32(先端32s)が手(指の背)に当たることがないので、蓋3の開操作時の操作性を向上できる(使い勝手を向上できる)。
また、本実施形態では、リブ32は、断面視において後方に向けて膨らむ膨らみ部32aを有する(図6、図7参照)。これにより、指を入れる空間(隙間S)を大きく確保することができ、蓋3を開く際の操作性を向上できる(使い勝手を向上できる)。
また、本実施形態では、トップカバー13は、蓋3の手前側に操作パネル15を備え、突出形状部31sは、操作パネル15の操作部15aおよび表示部15b,15cと上下方向において重ならない位置に形成されている(図5、図6参照)。これにより、操作パネル15の良好な視認性と、蓋3の良好な操作性とを両立できる。
なお、前記した実施形態では、手掛け部31の中央部が水平に突出するとともに、左右の外側に向けて低くなり、水平に収束する形状としたが、以下の図10(a),(b),(c)に示す形状にしてもよい。なお、手掛け部以外の構成については、前記した実施形態と同様とし、重複した説明を省略する。
すなわち、図10(a)に示すように、蓋3Aは、一枚の板状に形成され、当該蓋3Aの手前側において表面3aが凸状且つ裏面3b(図3参照)が凹状に形成された手掛け部31Aを備えている。手掛け部31Aは、蓋3Aの表面3aから上向きに傾斜し且つ左右方向に平面状に延びる傾斜面33aと、傾斜面33aの左右の両端部において蓋3Aの表面3aに延びる側面33b,33cと、を有している。また、手掛け部31Aは、トップカバー13の前側上面部13a(筐体1の上面)と上下方向において重なる突出形状部33sを有している。
図10(b)に示すように、蓋3Bは、一枚の板状に形成され、当該蓋3Bの手前側において表面3aが凸状且つ裏面3b(図3参照)が凹状に形成された手掛け部31Bを備えている。手掛け部31Bは、蓋3Bの表面3aから上方に向けて表面3aに対して平行に突出し且つ左右方向に平面状に延びる水平面34aと、水平面34aの左右の両端部において蓋3Bの表面3aに延びる側面34b,34cと、を有している。また、手掛け部31Bは、トップカバー13の前側上面部13a(筐体1の上面)と上下方向において重なる突出形状部34sを有している。
図10(c)に示すように、蓋3Cは、一枚の板状に形成され、当該蓋3Cの手前側において表面3aが凸状且つ裏面3b(図3参照)が凹状に形成された手掛け部31Cを備えている。手掛け部31Cは、蓋3Cの表面3aから上方に向けて表面3aに対して平行に突出し且つ左右全幅に渡って平面状に延びる水平面35aと、水平面35aの左右の両端部において蓋3Cの表面3aに延びる側面35b,35cと、を有している。また、手掛け部31Cは、トップカバー13の前側上面部13a(筐体1の上面)と上下方向において重なる突出形状部35sを有している。
このように形成された手掛け部31A〜31Cを有する蓋3A〜3Cを備えた電気洗濯機では、前記した実施形態と同様に、蓋3A〜3Cの手前側縁部の板部材の形状を変化させて手掛け部31A〜31Cを形成している。このため、蓋3A〜3Cとトップカバー13(筐体1)との間に手(指)を入れる大きな隙間(溝)を形成する必要がなくなるので、良好な意匠性(特に上部から見たときの意匠性)を確保することができる。さらに、手掛け部31A〜31Cに突出形状部33s〜35sを形成することで、指を入れる深さを確保でき、蓋3A〜3Cの操作性(使い勝手)を向上させることが可能になる。
図11は、他の変形例における電気洗濯機の蓋の構成を示す断面図である。なお、図11では、図10と同様に簡略化して図示している。また、図示省略している部分は、前記した実施形態と同様であるものとする。
図11に示すように、電気洗濯機100Aは、洗濯槽2を収容する筐体1と、筐体1に回動自在に支持され、当該筐体1の上面13hの開口13fを開閉する蓋3Dと、を備え、蓋3Dは、一枚の板状に形成され、当該蓋3Dの手前側において表面3aが凸状且つ裏面3bが凹状に形成された手掛け部31Dを備え、手掛け部31Dは、トップカバー13(筐体1)の前側上面部13aと上下方向において重ならない位置に形成されている。
リブ32D(前記した実施形態のリブ32に相当する部材)は、蓋3Dを閉じたときに蓋3Dの裏面3bから開口13fの縁13f1に向けて延びている。また、リブ32Dの先端32sは、手掛け部31Dの先端31fよりも後側に位置している。
このようにトップカバー13の上面に蓋3Dを備えた電気洗濯機では、蓋3Dとトップカバー13との間に手(指)を入れるための大きな隙間(溝)を形成する必要がなくなるので、良好な意匠性(特に上方から見たときの意匠性)を確保することができる。また、リブ32Dの先端32sが手掛け部31Dの先端31fよりも後方に位置することで、蓋3Dの開操作時に指がリブ32Dに接触するのを防止でき、蓋3Dの操作性(使い勝手)を向上させることができる。
なお、前記した実施形態では、蓋3,3A〜3Cの表面3aが凸状且つ裏面3bが凹状に形成された手掛け部31,31A〜31Cを例に挙げて説明したが、蓋3,3A〜3Cの表面3aが平らで(凸形状が無い)、裏面3bが凹状に形成された構成にしてもよい(図示省略)。換言すると、電気洗濯機100Aは、洗濯槽2を収容する筐体1と、筐体1に回動自在に支持され、当該筐体1の上面13hの開口13fを開閉する蓋3と、を備え、蓋3は、一枚の板状に形成され、当該蓋3の手前側において裏面3bが凹状に形成された手掛け部31(少なくとも裏面が凹状に形成された手掛け部)を備え、手掛け部31は、前側上面部13aと上下方向において重なる突出形状部31sを有する。つまり、蓋3の表面3aの全体が平らで、裏面3bが凹状に形成されたものであってもよい。
このような構成においても、前記した実施形態と同様に、蓋3とトップカバー13(筐体1)との間に手(指)を入れるための大きな隙間(溝)を形成する必要がなくなるので、良好な意匠性(特に上方から見たときの意匠性)を確保することができる。また、手掛け部31に突出形状部31sを形成することで、指を入れる深さを確保でき、蓋3の操作性(使い勝手)を向上させることができる。また、突出形状部31sを形成することで、隙間S内に埃が溜まるのを低減できる。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において種々変更できる。例えば、手掛け部31,31A〜31Cは、いずれも表面3aに一つの凸形状および裏面3bに一つの凹形状とした場合を例に挙げて説明したが、表面3aに複数の凸形状および裏面3bに複数の凹形状とした構成であってもよい。
1 筐体
2 洗濯槽
3,3A,3B,3C 蓋
3a 表面
3b 裏面
4 蓋本体
5 ガラス板
6 固定部材
11 ベース
12 側面パネル
13 トップカバー
13f 開口
13f1 縁(開口の縁)
13h 上面(筐体の上面)
15 操作パネル
15a 操作部
15b,15c 表示部
31,31A,31B,31C 手掛け部
31m 先端(手掛け部の先端)
31s,33s,34s,35s 突出形状部
32 リブ
32a 膨らみ部
32s 先端(リブの先端)
100 電気洗濯機

Claims (5)

  1. 洗濯槽を収容する筐体と、
    前記筐体に回動自在に支持され、当該筐体の上面の開口を開閉する蓋と、を備え、
    前記蓋は、一枚の板状に形成され、当該蓋の手前側において表面が凸状且つ裏面が凹状に形成された手掛け部を備え、
    前記手掛け部は、前記上面と上下方向において重なる突出形状部を有することを特徴とする電気洗濯機。
  2. 前記手掛け部は、前記蓋を閉じたときに当該手掛け部の裏面から前記開口の縁に向けて延びるリブを有することを特徴とする請求項1に記載の電気洗濯機。
  3. 前記リブの先端は、前記手掛け部の先端よりも後方に位置していることを特徴とする請求項2に記載の電気洗濯機。
  4. 前記リブは、断面視において後方に向けて膨らむ膨らみ部を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載に電気洗濯機。
  5. 前記筐体は、前記蓋の手前側に操作パネルを備え、
    前記突出形状部は、前記操作パネルの操作部および表示部と上下方向において重ならない位置に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気洗濯機。
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