JP6938733B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
洗濯槽の回転軸が縦方向である、いわゆる縦軸型の洗濯機は、洗濯物出入用の開口部、および、この開口部を開閉する蓋を備えている。例えば特許文献1に開示されているように、この種の縦軸型の洗濯機においては、蓋を回動可能に支持するヒンジ部に、当該蓋を開口部を開く方向に付勢するばね部材を設けた構成が考えられている
特開平6−315597号公報
本実施形態は、カバー部材を備える蓋が回動する際に、カバー部材にばね部材が干渉してしまうことを回避することができるようにした洗濯機を提供する。
本実施形態に係る洗濯機は、洗濯機本体と、洗濯物出入用の開口部と、蓋と、ばね部材と、カバー部材と、を備える。洗濯物出入用の開口部は、前記洗濯機本体に設けられている。蓋は、前記洗濯機本体に回動可能に設けられ、前記開口部を開閉する。ばね部材は、前記蓋の内部に設けられ、当該蓋を前記開口部を開く方向に向けて付勢する。カバー部材は、前記蓋の前記開口部側の面を覆う。そして、前記カバー部材は、前記蓋の前記開口部側の面を構成する部材とは別体に設けられ、前記ばね部材は、前記洗濯機本体側に保持される本体側部分を有し、前記カバー部材は、前記ばね部材の前記本体側部分を回避する回避部を有し、前記回避部は、前記カバー部材の端部から形成されている
本実施形態に係る洗濯機の構成例を示すものであり、蓋が閉じられた閉状態を示す洗濯機の斜視図 本実施形態に係る洗濯機の構成例を示すものであり、蓋が開いた開状態を示す洗濯機の斜視図 閉状態における洗濯機の側面図 折り畳まれていない状態における蓋を表面側から見た斜視図 折り畳まれていない状態における蓋を裏面側から見た斜視図 蓋が開いた開状態においてカバー部材を取り外した状態を示す洗濯機の斜視図 カバー部材の斜視図 蓋の回動軸部およびその周辺部分を示す縦断正面図 変形例を示すものであり、蓋の回動軸部およびその周辺部分を示す縦断正面図
以下、洗濯機に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1から図3に例示する洗濯機1は、洗濯槽の回転軸が縦方向であるいわゆる縦軸型の洗濯機であり、洗濯機本体2の上部に、矩形板状の蓋3を備える。蓋3の左右方向の幅は、洗濯機本体2の左右方向の幅とほぼ同じ寸法となっている。なお、以下、「ほぼ同じ寸法」とは、両者が完全に一致する寸法である場合を含み、また、両者の寸法が同一と見做せるほど僅かに異なる場合も含む。
洗濯機本体2は、例えば鋼板により構成される矩形箱状の外箱4と、例えば合成樹脂により構成されるトップカバー5と、を備える。トップカバー5は、外箱4の上部に設けられている。即ち、トップカバー5は、洗濯機本体2の上部を構成する。外箱4の内部には、洗濯水を溜める図示しない水槽が弾性吊持機構により弾性的に支持されている。そして、図2に例示するように、この水槽の内部には、洗濯物が収容される洗濯槽6が回転可能に設けられている。洗濯槽6の回転軸は、洗濯機本体2の上下方向に延びる縦軸である。
トップカバー5は、下面が開口し、上面が前方に向けて下降傾斜する薄形の中空箱状をなす。トップカバー5の中央部には、洗濯槽6の上方に位置して、洗濯物出入用の開口部7が設けられている。開口部7は、前側が円弧状に開口し、後側が矩形状に開口する。開口部7は、前面部および側面部が下方ほど開口部7内側に向かうように傾斜しており、これにより、開口部7は、下方ほど開口面積が小さくなっている。また、開口部7は、後面部が垂直な壁部となっている。開口部7の後面部の左右方向の中央部には、洗剤類が投入される洗剤類ケース8が設けられている。洗剤類ケース8は、洗濯機1の前後方向に沿って出し入れ可能に設けられている。この場合、図3に例示するように、トップカバー5の上面は前方に向けて下降傾斜している。そのため、開口部7の深さは、前側よりも後側の方が深い。
開口部7を開閉する蓋3は、トップカバー5の上面において前後方向に回動可能に設けられている。後述するように、トップカバー5の上面は、段差の無い平面状に構成される。蓋3の基端部には、左右方向に延びる回動軸部9が設けられている。回動軸部9は、洗濯機本体2に対し、蓋3を回動可能に支持するものである。回動軸部9は、蓋3の基端部において当該蓋3の左右方向に延びるほぼ円筒状をなしている。
一方、トップカバー5の上部において開口部7の後面部の直上となる部分には、トップカバー5の左右方向に延びる凹部10が設けられている。凹部10は、円筒状の回動軸部9の形状に対応するように断面円弧状に窪んだ形状となっている。凹部10の左右方向の幅は、トップカバー5の左右方向の幅、換言すれば洗濯機本体2の左右方向の幅とほぼ同じ寸法となっている。従って、凹部10は、その左右方向の両端部が塞がれておらず、洗濯機本体2の側方に向けて露出した構成となっている。そして、蓋3の回動軸部9は、洗濯機本体2側の凹部10に収容される。これにより、蓋3は、洗濯機本体2の上部に回動可能に支持される。
トップカバー5の上部、換言すれば洗濯機本体2の上部には、開口部7を閉じた状態の蓋3を支持する蓋支持部11が設けられている。蓋支持部11は、開口部7の周囲において平面状に設けられている。この場合、蓋支持部11は、開口部7の前端部を除いて当該開口部7の周囲を囲むように形成されている。
また、トップカバー5の前部の上部、換言すれば洗濯機本体2の前部の上部には、洗濯機1に各種の操作を入力するための操作パネル12が設けられている。操作パネル12は、蓋支持部11の前部において当該蓋支持部11に連続するように設けられている。蓋支持部11の上面と操作パネル12の上面は、面一となっている。これにより、開口部7の周囲は、蓋支持部11の上面と操作パネル12の上面とからなる、段差の無い連続した平面部によって囲まれた状態となっている。操作パネル12の後部の中央部には、開口部7の前側の開口形状に沿って円弧状に窪む窪み部13が設けられている。
図4および図5にも例示するように、蓋3は、いわゆる2つ折り式の構成となっており、本体部21および先端部22を備える。蓋3の本体部21は、裏面側部材23と表面側部材24との間に図示しないガラス貼付部材を備えた構成である。裏面側部材23は、例えば結晶性の合成樹脂材料により構成されている。裏面側部材23は、蓋3の本体部21の裏面、つまり、開口部7側の面を構成する。蓋3の本体部21の裏面は、図1および図3に例示するように当該蓋3が開口部7を閉じた閉状態においては下面となり、図2に例示するように当該蓋3が開口部7を開いた開状態においては前面となる面である。
裏面側部材23の左右方向の両端部には、傾斜面部23aが設けられている。傾斜面部23aは、蓋3の本体部21の左右方向の両端部を構成する。傾斜面部23aが傾斜していることにより、蓋3の本体部21の左右方向の両端部は、いわゆる面取りされた状態となる。また、裏面側部材23の先端部側には、先端部22を回動可能に支持するための先端部支持部23bが設けられている。また、裏面側部材23の基端部側の左右方向の両端部には、回動軸部9の左右方向の両端部を構成する突出部23cが設けられている。突出部23cは、ほぼ半円状に突出している。
ガラス貼付部材は、例えば合成樹脂材料により構成され、裏面側部材23の表面側に取り付けられる。表面側部材24は、例えば厚み5mm程度の硬質ガラス板により構成され、矩形の薄板状をなしている。表面側部材24は、着色されていてもよいし、透明であってもよい。表面側部材24は、ガラス貼付部材の上面に、図示しない両面粘着テープを介して貼り付けられる。そして、表面側部材24の先端部は、抑え部材25により抑えられる。抑え部材25の左右方向の幅は、本体部21の左右方向の幅とほぼ同じ寸法となっている。表面側部材24は、蓋3の本体部21の表面を構成する。蓋3の本体部21の表面は、図1および図3に例示するように当該蓋3が開口部7を閉じた閉状態においては上面となり、図2に例示するように当該蓋3が開口部7を開いた開状態においては後面となる面である。
蓋3の先端部22は、本体部21よりも小さい矩形板状をなしている。蓋3の先端部22の左右方向の幅は、蓋3の本体部21の左右方向の幅とほぼ同じ寸法である。蓋3の先端部22は、裏面側部材31と表面側部材32を備える。裏面側部材31は、本体部21の裏面側部材23と同様に、例えば結晶性の合成樹脂材料により構成されている。裏面側部材31の左右方向の両端部には、傾斜面部31aが設けられている。傾斜面部31aは、蓋3の先端部22の左右方向の両端部を構成する。傾斜面部31aが傾斜していることにより、蓋3の先端部22の左右方向の両端部は、いわゆる面取りされた状態となる。
表面側部材32は、例えば合成樹脂材料により構成されている。表面側部材32を構成する合成樹脂材料は、結晶性の合成樹脂材料であってもよいし、それ以外の合成樹脂材料であってもよい。また、表面側部材32には、ユーザが蓋3を開閉する際に手指を掛けるための手掛部33が設けられている。
蓋3の先端部22は、裏面側部材31と表面側部材32とを組み合わせた構成である。蓋3の先端部22は、その基端部が本体部21の先端部支持部23bに回動可能に支持される。蓋3の裏面側部材31は、蓋3の先端部22の裏面、つまり、開口部7側の面を構成する。蓋3の先端部22の裏面は、図1および図3に例示するように当該蓋3が開口部7を閉じた閉状態においては下面となり、図2に例示するように当該蓋3が開口部7を開いた開状態においては本体部21の裏面に向かい合う面である。
即ち、この場合、蓋3は、本体部21および先端部22という2つの独立した部位からなる、いわゆる折り畳み式の蓋構造となっている。よって、蓋3が開口部7を閉じる閉状態においては、図1および図3に例示するように、蓋3の本体部21および先端部22は面一な板状態となり、この状態で開口部7を閉じる。一方、蓋3が開口部7を開く開状態においては、図2に例示するように、蓋3の本体部21は、凹部10上においてほぼ上下方向に立った状態となり、蓋3の先端部22は、その本体部21の上端から下方に向かって折り畳まれた状態となる。即ち、蓋3は、本体部21の裏面側部材23と先端部22の裏面側部材31とが向き合った状態となる。
図5に例示するように、蓋3の裏面には、凸部41が設けられている。この凸部41は、開口部7の開口形状に対応して、先端部22側である先端側が円弧状に形成され、本体部21側である基端側がほぼ矩形状に形成されている。蓋3が開口部7を閉じた状態においては、この凸部41が開口部7に嵌り込む。これにより、洗濯機本体2内部からの音漏れを防止することができ、また、開口部7から洗濯機本体2内部への埃などの異物の侵入を防止することができる。
次に、回動軸部9の内部構成について説明する。即ち、蓋3の開口部7側の面は、本体部21の裏面側部材23と、先端部22の裏面側部材31と、これら裏面側部材23,31とは別体であるカバー部材51と、を備える。カバー部材51は、蓋3の裏面のうち回動軸部9を構成する部分を覆う。そして、図6に例示するように、蓋3の開口部7側の面においては、蓋3を洗濯機本体2から取り外すことなく、また、蓋3から裏面側部材23,31を取り外すことなく、蓋3を開放した状態で、カバー部材51のみを取り外すことが可能となっている。そして、蓋3からカバー部材51を取り外すと、回動軸部9の内部、即ち、洗濯機本体2に対し蓋3を回動可能に支持する部分の内部が露出する。
図7に例示するように、カバー部材51は、円筒状の回動軸部9の一部、この場合、蓋3の裏面側の部分を構成する半円筒状部52と、裏面側部材23の基端部に嵌め込まれる平面状部53と、を備える。半円筒状部52は、蓋3の裏面側に膨出している。平面状部53の先端部には、裏面側部材23の基端部に係止する複数の係止爪54が設けられている。カバー部材51の半円筒状部52の内部には、一対の保持状態維持部55が設けられている。
保持状態維持部55は、半円筒状部52の内周面から突出する細長い平面状に設けられている。そして、保持状態維持部55は、その平面がカバー部材51の長手方向に対し直交する状態となっている。そして、保持状態維持部55は、カバー部材51の長手方向において内側となる平面に、当該保持状態維持部55を補強するリブ55aを有する。なお、保持状態維持部55は、カバー部材51の長手方向において外側となる平面にはリブなどの突起部を有していない。
図8に例示するように、回動軸部9の内部には、ベース部61、シャフト62、ばね部材63が設けられている。ベース部61は、金属製であり、回動軸部9の長手方向に延びている。ベース部61は、蓋3の本体部21を構成する裏面側部材23の基端部の裏面側に固定されている。ベース部61の左右方向の両端部には、蓋3の裏面側に突出するシャフト保持部64が設けられている。シャフト保持部64は、それぞれ、回動軸部9の長手方向に沿って対向する一対の保持片部64aを有する。保持片部64aには、シャフト62を保持するための保持孔が設けられている。この保持孔は、回動軸部9のうち蓋3の裏面側に膨出する部分の内部に位置するようになっている。従って、この保持孔に保持されるシャフト62、つまり、蓋3の回動中心は、蓋3の裏面側に膨出した部分に設けられる。
シャフト62は、金属製であり、長細い円柱状をなしている。シャフト62は、蓋3の内部、具体的には回動軸部9の内部において、当該蓋3の回動中心となるものである。この場合、シャフト62は、回動軸部9の左右方向の両端部に分かれて2本備えられている。そして。一方のシャフト62は、ベース部61の一方のシャフト保持部64に保持され、他方のシャフト62は、ベース部61の他方のシャフト保持部64に保持されている。
シャフト62の両端部のうち回動軸部9の長手方向において外側となる端部は、洗濯機本体2の上部に設けられたシャフト支持部2aに差し込まれて支持される。一方、シャフト62の両端部のうち回動軸部9の長手方向において内側となる端部は、カバー部材51の保持状態維持部55に当接する。これにより、保持状態維持部55は、シャフト62がシャフト保持部64から抜けてしまうことを防止し、シャフト保持部64にシャフト62が保持された状態を維持する。即ち、保持状態維持部55は、シャフト62のいわゆる抜け止めとして機能する。
ばね部材63は、金属製であり、コイル状に巻回された構成である。ばね部材63は、蓋3の内部、具体的には回動軸部9の内部において、当該蓋3を開口部7を開く方向に向けて付勢するものである。この場合、ばね部材63は、回動軸部9の左右方向の両端部に分かれて2つ備えられている。そして、一方のばね部材63は、一方のシャフト62が挿通された状態でシャフト保持部64に保持され、他方のばね部材63は、他方のシャフト62が挿通された状態でシャフト保持部64に保持されている。
また、図6に例示するように、ばね部材63は、蓋3側に保持される蓋側部分63aと、洗濯機本体2側に保持される本体側部分63bと、を有する。蓋側部分63aおよび本体側部分63bは、何れも、シャフト62が延びる方向に直交する方向に延びているが、それぞれの延びる方向が異なっている。
図6に例示するように、蓋側部分63aは、ベース部61に設けられた保持部に保持される。一方、図8に例示するように、本体側部分63bは、洗濯機本体2のトップカバー5の上部、より具体的には凹部10の底部に設けられた保持部5aに保持される。保持部5aは、凹部10の底部から下方に向けて延出する筒状の部分である。この場合、保持部5aは、トップカバー5の一部として一体的に設けられている。よって、本体側部分63bは、トップカバー5、換言すれば洗濯機本体2に、金属製の補強部などを介することなく直接的に保持されるようになっている。また、保持部5aの底部は、塞がれている。なお、保持部5aの底部を開放した構成も許容される。
保持部5aは、洗濯機本体2の上下方向に沿って延びている。よって、この保持部5aに保持される本体側部分63bは、常に、洗濯機本体2の上下方向に沿った状態で保持される。一方、蓋側部分63aは、蓋3に支持されていることから、当該蓋3の回動に伴い、その延びる方向が変化する。そのため、蓋3の回動に伴い、蓋側部分63aと本体側部分63bがなす角度が変化する。蓋3が閉じられた閉状態では、蓋側部分63aと本体側部分63bがなす角度が小さくなる。この状態では、ばね部材63には両部分63a,63bを離そうとする力、つまり、蓋3を開こうとする力が発生する。但し、このとき発生する力は、蓋3を開くほどの力よりは弱く、従って、ばね部材63が発生する力のみで蓋3が開いてしまうことはない。そして、蓋3が閉じられた閉状態から、ユーザが手掛部33に手を掛けて蓋3を開こうとすると、本体部21が上方に回動するとともに、先端部22が折り畳まれる。そして、蓋3が開かれる際には、ばね部材63が発生する力が蓋3の本体部21を開こうとする方向に作用するため、ユーザによる蓋3の開動作をアシストすることができる。
また、蓋3が回動する場合には、当該蓋3とともに回動する回動軸部9に対し、ばね部材63の本体側部分63bは、保持部5aに保持された状態で維持される。即ち、蓋3が回動する際に、ばね部材63の本体側部分63bの位置は変動しない。そのため、カバー部材51には、このように位置が変動しないばね部材63の本体側部分63bを回避するための回避部56が設けられている。この回避部56は、回動軸部9の軸方向に対して直交する方向に延びるスリット状に設けられている。そして、この回避部56には、ばね部材63の本体側部分63bが挿通されている。蓋3の本体部21が回動することに伴い、カバー部材51に対する本体側部分63bの相対的な位置が変化する。回避部56は、この本体側部分63bの相対的な位置変化を許容するためのものである。
本実施形態に係る洗濯機1によれば、カバー部材51は、蓋3の開口部7側の面を構成する裏面側部材23,31とは別体に設けられている。この構成によれば、洗濯機本体2から蓋3を取り外さなくとも、また、蓋3から裏面側部材23,31を取り外さなくとも、ベース部61、シャフト62、ばね部材63が設けられている部分、つまり、洗濯機本体2に対し蓋3を回動可能に支持する部分を露出させることができ、当該部分のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、洗濯機1によれば、ばね部材63は、その大部分がカバー部材51の内側に格納され、本体側部分63bのみが洗濯機本体2側に保持される。そして、蓋3側のカバー部材51は、洗濯機本体2側に保持されるばね部材63の本体側部分63b、つまり、蓋3の回動に伴い位置が変動しない要素に対応して、当該要素を回避するための回避部56を有する。これにより、蓋3が回動する際に、カバー部材51にばね部材63の本体側部分63bが干渉してしまうことを回避することができる。
また、洗濯機1によれば、ばね部材63の本体側部分63bは、カバー部材51の内側に当該カバー部材51の長手方向に沿って格納されるシャフト62が延びる方向に直交する方向に延びる。そのため、半円筒状のカバー部材51の周面からばね部材63の本体側部分63bを洗濯機本体2に向けて突出させることができ、ばね部材63の本体側部分63bを洗濯機本体2に直接保持させることが容易となる。
なお、ばね部材の本体側部分を回動軸部の長手方向の両端部から突出させた構成では、当該ばね部材の本体側部分を洗濯機本体に向けた状態とすることができない。そのため、ばね部材の本体側部分と洗濯機本体との間に、これら両要素を連結するための部材を介在させる必要があり、その構成が複雑化する。本実施形態に係る洗濯機1によれば、ばね部材63の本体側部分63bと洗濯機本体2との間に部材を介在させる必要がなく、ばね部材63の本体側部分63bを洗濯機本体2に直接的に保持することができる。
また、洗濯機1によれば、カバー部材51は、シャフト保持部64にシャフト62が保持された状態を維持する保持状態維持部55を有する。この構成によれば、カバー部材51を取り付けることにより、シャフト62が抜け止めされた状態を維持することができる。また、カバー部材51を取り外すことにより、保持状態維持部55による抜け止め状態が解除されるため、カバー部材51を取り外すと同時にシャフト62を取り外し可能な状態を実現することができ、より容易にメンテナンスを行うことができる。
なお、図9に例示するように、洗濯機1は、洗濯機本体2の内部に補強板71を備える構成としてもよい。この補強板71は、金属製であり、洗濯機本体2の上部、特に凹部10の部分を補強する。そして、補強板71は、保持部5aを保持して当該保持部5aを補強する。また、補強板71は、シャフト62の軸受、特に洗濯機本体2内に挿通される端部の軸受としても機能する。
また、洗濯機1は、いわゆる2つ折り式の蓋3ではなく、一枚の矩形板状の蓋を備える構成としてもよい。また、洗濯機1は、蓋の表面をガラスの板材ではなく、例えば樹脂材料や金属材料からなる部材により構成してもよい。
また、回避部は、スリット状のものに限られるものではなく、その形状を適宜変更して実施することができる。即ち、回避部の開口形状は、蓋が回動したとしても位置が変化しないばね部材の一部分を回避できる形状であれば、種々の形状を採用することができる。
また、保持状態維持部55は、平面状に突出する構成に限られるものではない。保持状態維持部は、例えば、カバー部材51の長手方向の中央部を蓋3の表面側に凹ませることにより構成してもよい。また、洗濯機1は、回動軸部9の中央部にダンパを備える構成としてもよい。ダンパは、蓋3を開方向へ回動させる力を吸収するものであってもよいし、蓋3を閉方向へ回動させる力を吸収するものであってもよいし、双方を備える構成であってもよい。
本実施形態に係る洗濯機によれば、蓋の開口部側の面のうちシャフトおよびばね部材が設けられている部分を覆うカバー部材は、蓋の開口部側の面を構成する部材とは別体に設けられている。この構成によれば、洗濯機本体から蓋を取り外さなくとも、また、蓋の開口部側の面を構成する部材を取り外さなくとも、洗濯機本体に対し蓋を回動可能に支持する部分を露出させることができ、当該部分のメンテナンスを容易に行うことができる。
なお、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、2は洗濯機本体、3は蓋、7は洗濯物出入用の開口部、51はカバー部材、55は保持状態維持部、56は回避部、62はシャフト、63はばね部材、63bは本体側部分、64はシャフト保持部を示す。

Claims (5)

  1. 洗濯機本体と、
    前記洗濯機本体に設けられた洗濯物出入用の開口部と、
    前記洗濯機本体に回動可能に設けられ、前記開口部を開閉する蓋と
    記蓋の内部に設けられ、当該蓋を前記開口部を開く方向に向けて付勢するばね部材と、
    前記蓋の前記開口部側の面を覆うカバー部材と
    備え、
    前記カバー部材は、前記蓋の前記開口部側の面を構成する部材とは別体に設けられ
    前記ばね部材は、前記洗濯機本体側に保持される本体側部分を有し、
    前記カバー部材は、前記ばね部材の前記本体側部分を回避する回避部を有し、
    前記回避部は、前記カバー部材の端部から形成されている洗濯機。
  2. 前記カバー部材が前記蓋の前記開口部側の面を覆う状態において、前記カバー部材のうち前記蓋の基端部側に位置する端部から前記回避部が形成されている請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記ばね部材の前記本体側部分は、前記洗濯機本体に直接保持されている請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 前記蓋の内部に設けられ、当該蓋の回動中心となるシャフトをさらに備え、
    前記ばね部材の前記本体側部分は、前記シャフトが延びる方向に直交する方向に延びる請求項1から3の何れか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記シャフトを保持するシャフト保持部をさらに備え、
    前記カバー部材は、前記シャフト保持部に前記シャフトが保持された状態を維持する保持状態維持部を有する請求項4に記載の洗濯機。
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