JP5450252B2 - 自動着肉式スタンプ - Google Patents

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本発明は、自動着肉式スタンプに関し、さらに詳しくは、捺印の前にインク供給体中のインクを印面に付着させる動作を機械的に行う自動着肉式スタンプに関する。
インクが印判体の印面に自動的に供給されるタイプのスタンプとして、印判体が、インク供給位置と捺印可能位置との間で上下動しながら反転する自動着肉式スタンプがある(例えば、特許文献1)。
かかる自動着肉式スタンプにおいては、上下端面が開口している支持体と、該支持体の少なくとも上端側を被う外装体と、外装体を上方に向けて付勢する弾性体と、外装体に回転可能に支持された印判体と、支持体の内部に収容されたインク供給体とを備えている。そして、この種の自動着肉式スタンプでは、インク供給体がスタンプ本体に着脱可能に取り付けられており、かかる外装体が支持体に対して上下動することに伴って、印判体が、インク供給体と当接するインク供給位置と、印判体の印面が支持体の下端開口から露出する捺印可能位置とに切り替わるようになっている。
実用新案登録第3141178号
ところで、かかる自動着肉式スタンプは、インク供給体中にインクを補充する際に、その都度スタンプ本体からインク供給体を外してインクを補充する必要があるため、着脱動作の面倒くささを生じたり、スタンプ本体にインク供給体を挿入する向きが決まっているために、インク供給体の装着性に戸惑いを生じたりすることがある。また、インク供給体中にインクを補充する際に、インク供給体を誤って落下させてしまう場合がある。そのため、インクを補充する際に、インク供給体の着脱を伴わない自動着肉式スタンプが望まれている。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、スタンプ本体からインク供給体を外す必要がなく、インク供給体中にインクを補充することができる自動着肉式スタンプを提供することを課題とする。
本発明の自動着肉式スタンプは、上下端面が開口している支持体と、該支持体の少なくとも上端側を上下動可能に被う外装体と、外装体を上方に向けて付勢する弾性体と、外装体に回転可能に支持された印判体と、支持体の内部に収容されたインク供給体とを備え、外装体が支持体に対して上下動することに伴って、印判体が、インク供給体と当接するインク供給位置と、印判体の印面が支持体の下端開口から露出する捺印可能位置とに切り替わる自動着肉式スタンプにおいて、外装体が支持体に対して上下動するのを防止するためのロック機構を備え、外装体は、印判体がインク供給位置にある状態で、支持体の少なくとも上端側を被う胴部と、胴部の一端と同心で回動可能に嵌着された蓋部とを有しており、胴部には内外を連通させる外装体側窓部が設けられ、支持体には、外装体が下方向に移動した状態で、該外装体側窓部と重なる支持体側窓部が設けられ、ロック機構は、蓋部及び支持体のいずれか一方に設けられた突起と、蓋部及び支持体のいずれか他方に突起に対応するように設けられた第一係止溝とで構成されており、外装体側窓部が支持体側窓部に重なった状態で、蓋部を胴部に対して回転させることにより、突起が第一係止溝に係合し、外装体の支持体に対する上下動を規制することを特徴とする。
上記構成からなる自動着肉式スタンプによれば、外装体を支持体に対して下向きに移動させて、外装体側窓部が支持体側窓部に重なった状態で、蓋部を胴部に対して回転させることで、突起が第一係止溝に係合され、外装体が支持体に対して上下動するのを規制されて、外装体側窓部と支持体側窓部の開放が維持される。このような状態では、弾性体の付勢力が外装体に作用した場合であっても、支持体に対する外装体のロック状態が維持されて、外装体側窓部と支持体側窓部とが重なって開放されたままとなる。この開放された外装体側窓部及び支持体側窓部から、インクをインク供給体に補充することが可能である。このような構成によって、スタンプ本体からインク供給体を外す必要がなく、インク供給体中にインクを補充することができる。
本発明の自動着肉式スタンプにおいては、第一係止溝が設けられた蓋部と支持体のいずれか一方には、印判体がインク供給位置にある状態で、蓋部を胴部に対して回転させることにより、外装体の支持体に対する上下動を規制するように、突起が係合可能な第二係止溝が形成されていることが好ましい。
上記構成からなる自動着肉式スタンプによれば、印判体がインク供給位置にある状態で、蓋部を胴部に対して回転させることで、突起が第二係止溝に係合されて、外装体が支持体に対して上下動するのを規制される。これにより、携帯時や収納時においても、支持体に対する外装体のロック状態が使用者の意に反して解除されることを防止できるため、携帯時や収納時において外装体が使用者の意に反して上下動して印判体の印面が露呈することを防止し、手や衣服がインクにより汚れることを防止することができる。
以上のように、本発明の自動着肉式スタンプによれば、スタンプ本体からインク供給体を外す必要がなく、インク供給体中にインクを補充することができる。
本発明の一実施形態にかかる自動着肉式スタンプの外観を示す斜視図である。 同実施形態にかかる自動着肉式スタンプの外観を示す図であって、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。 同実施形態にかかる自動着肉式スタンプの分解図であって、(a)は、正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。 同実施形態にかかる自動着肉式スタンプの捺印動作時における反転機構の概略説明図であって、(a)は、印判体が上向きの状態を示す図、(b),(c)は、印判体が反転している状態を示す図、(d)は、印判体が下向きの状態を示す図である。 同実施形態にかかる自動着肉式スタンプのロック機構によるロック動作の説明図であって、(a)は、印判体がインク供給位置にある状態を示す図、(b)は、外装体が支持体に対して下向きに移動している状態を示す図、(c)は、印判体が捺印可能位置にある状態を示す図である。 同実施形態にかかる自動着肉式スタンプの収納時及び捺印時におけるロック機構によるロック状態を示す図であって、(a)は、印判体がインク供給位置にある状態で、外装体が支持体に対してロックされた状態を示す図、(b)は、印判体がインク供給位置にある状態で、外装体が支持体に対して上下動可能な状態を示す図、(c)は、外装体の外装体側窓部と支持体の支持体側窓部とが重なったまま、外装体が支持体に対してロックされた状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる自動着肉式スタンプについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、自動着肉式スタンプ1を直立させた際の外装体3側を上とし、支持体2側を下とする。
図1乃至図3に示すように、自動着肉式スタンプ1は、上下端面が開口している支持体2と、該支持体2の少なくとも上端側を被う外装体3と、外装体3を支持体3に対して付勢する弾性体4と、外装体3に回転可能に支持された印判体5と、支持体2の内部に収容されたインク供給体6と、外装体3が支持体2に対して上下動するのを防止するためのロック機構7とを備える。外装体3が支持体2に対して上下動することに伴って、印判体5が、インク供給体6と当接する支持体2の上端側のインク供給位置と、後述の印判体5の印面5aが露出する支持体2の下端側の捺印可能位置とに切り替わることで、捺印が行われる。
支持体2は、上下端面が開口した略円筒状を呈している。支持体2の外周面には、後述する外装体3の突起3b1,3b1を上下方向に案内するためのガイド溝8a,8aが形成されている。支持体2の下端側には、該ガイド溝8a,8aと交差する方向に連続して設けられる第一係止溝9a,9aが形成されている。支持体2の上端側には、該ガイド溝8a,8aと交差する方向に連続して設けられる第二係止溝9b,9bが形成されている。また、支持体2は、ガイド溝8a,8aの下方に、印判体5を上下方向に案内するためのスリット孔10a,10aを有する。さらに、支持体2には、外装体3が支持体2に対して下方向に移動された場合、後述する外装体側窓部11と重なる支持体側窓部12が設けられている。支持体2の上端側の正面略中央には、切り欠き部2aが設けられている。また、スリット孔10a,10aには、印判体5を反転させるための回動機構13が形成されている。回動機構13については後述する。
外装体3は、捺印の際に、手で押し下げる等してユーザが捺印力を作用させる部材である。外装体3は、下部端が開口した略円筒状の形状を呈している。外装体3は、支持体2を略被うだけの大きさを有する。外装体3は、印判体5がインク供給位置にある状態で、支持体2の少なくとも上端側を被う胴部3aと、弾性体4を内部に収納し、胴部3aの一端と同心で回動可能に嵌着された蓋部3bとを有する。蓋部3bは、有底円筒形状を呈しており、下部端が開口している。蓋部3bは、上端面から弾性体4を懸架している。胴部3aは、略円筒状の形状を呈しており、上下端面が開口している。蓋部3bの内周面には突起3b1,3b1が設けられている。胴部3aには、外装体3が支持体2に対して下方向に移動された場合、前述の支持体側窓部12と重なる外装体側窓部11が設けられている。外装体側窓部11と支持体側窓部12とは、略同幅になるように形成されている。この外装体側窓部11及び支持体側窓部12は捺印時の正確な位置決めをするのにも役立ち、自動着肉式スタンプ1の軽量化にも役立っている。
蓋部3bには、外周面の正面側略中央に上下方向に隆起部r1が設けられるとともに、外周面の背面側略中央には略逆三角形状の突部Pが設けられている。
胴部3aの一端側背面には、目印としての突部P(矢印)の真下の位置に前記突部Pとは別の目印としての突起P1が設けられているとともに、蓋部3bの回転方向に突起P1と一定の距離をなす位置に、突起P1と略同じ大きさのさらに別の目印としての突起P2が設けられている。突起P2の直下方には、「LOCK」と記載されている(以下、「LOCKの位置」)。胴部3aには、外周面の正面側略中央に、蓋部3bの隆起部r1と略同幅の隆起部r2が、胴部3aの一端から他端にかけて設けられる。隆起部r2は、その途中下方部から胴部3aの他端まで、胴部3aの前側に突出して設けられている。蓋部3bが胴部3aに嵌着された場合、蓋部3bの隆起部r1と、胴部3aの隆起部r2とが連続するようになる。この隆起部r1,r2は、捺印時に手で担持する場合に人差し指等で押圧したり、捺印時の正確な位置決めをしたりするのに役立っている。
胴部3aの他端側には、前述の印判体5を回動可能に支持するための支持穴14a,14aが形成されている。後述するように、印判体5の回転軸突起5b,5bが胴部3aの支持穴14a,14aに入り込むことで、印判体5が胴部3aに回動可能に支持される。
弾性体4は、圧縮ばねであり、外装体3を上方に向けて付勢する。弾性体4は、外装体3の蓋部3bとインク供給体6(後述する仕切り壁)とに懸架されている。蓋部3bが胴部3aに嵌着された場合、弾性体4は、蓋部3bの内部に収容されるとともに、その一部が後述するインク供給体6の弾性体収容部に収容される。
図3及び図4に示すように、印判体5は、略円盤体形状をなし、少なくとも一部に平坦面を有する。該平坦面が印面5aとなる。印面5aには、使用者が指定した文字や絵柄等が形成されている。より具体的には、印判体5は、その左右に平行な回転軸突起5b,5bを有する。以下では、印判体5の印面5a側を表とし、その反対側を裏とする。印判体5の裏面側には、印面5aに直交する方向に沿って回転軸突起5b,5bの位置から突出する回転凸部5c,5cが設けられるとともに、回転軸突起5b,5bを補強するリブ5dが設けられている。
印判体5は、印面5aに平行な回転軸突起5b,5bを中心に回転するように構成される。印判体5の回転軸突起5b,5bが胴部3aの支持穴14a,14aに入り込むことで、印判体5が胴部3aに回動可能に支持される。外装体3が支持体2に対して上下動(往復動)されると、外装体3が上下動する間に印面5aの向きが反転されるように回転可能に構成される。より具体的には、印判体5は、外装体3が支持体2の下方まで押し下げられた際に印面5aが下方を向き、外装体3が支持体2の上方位置(後述のインク供給体6の印面6aに当接する位置)まで移動された際に印面5aが上方を向くように構成される。
上記構成の印判体5を反転させるために、支持体2には、回転機構13が設けられる。図4に示すように、該回転機構13は、ガイド溝8aの近傍に設けられ、印判体5の裏面の所定箇所に当接する干渉突起13aによって構成される。具体的には、干渉突起13aは、ガイド溝8aを挟んで対称な位置の任意の一方側に設けられる。また、干渉突起13aには、上下方向の中間位置に印判体5の回転凸部5cを収容可能な凹部13bが設けられている。これにより、印判体5の回転軸突起5b,5bが支持体2及び外装体3に対して回転し、且つ、干渉突起13aの凹部13bに回転凸部5cが入り込み、印判体5が回転凸部5cを中心として回転する。
図3に示すように、インク供給体6は、上下端面が開口した略円筒状の形状を呈している。インク供給体6の内側空間には上下中央に仕切り壁(図示せず)が形成されており、インク供給体6の上端部から仕切り壁までの空間は、弾性体4を収容するための弾性体収容部となっている。仕切り壁の下方には朱肉6aが下向きに設けられており、朱肉6aにはインクが充填されている。インク供給体6の上端部の略中央には、突起6b,6bが設けられている。二つの突起6b,6bの幅は、前述の支持体3の切り欠き部2aと略同幅をなすように形成されている。また、インク供給体6は、支持体2に設けられる上端部開口に収容される。インク供給体6は、支持体2に収容された場合、上方を向く印判体5の印面5aに当接可能な位置(インク供給位置)に配置される。
上述した構成からなる自動着肉式スタンプ1の組み立てについて、図3を参照して説明する。支持体2の各スリット孔10a,10aに印判体5の各回転軸突起5b,5bを斜めに傾けて挿通させる。印判体5の印面5aが上向きになるような態様で、印判体5の各回転軸突起5b,5bを外装体3の胴部3aに設けられた各支持穴14a,14aに挿入する。次に、支持体2の上端部開口からインク供給体6を挿入して、インク供給体6の正面略中央に設けられた突起6b,6bを、支持体2の一端側の正面略中央に設けられた切り欠き部2aに嵌め込むことで、インク供給体6が支持体2に装填される。さらに、印判体5の回転軸突起5b,5bが支持体2の各スリット孔10a,10aの上端で係止される位置(印判体5が上方を向く位置)まで外装体3の胴部3aを持ち上げる。弾性体4をインク供給体6の弾性体収容部に挿入して、仕切り壁に当接するまで嵌挿させる。蓋部3bを下向きに押圧して弾性体4に付勢力を作用させ、蓋部3bを胴部3aに嵌着させる。すると、弾性体4が、外装体3の蓋部3bとインク供給体6の弾性体収容部との間に収容されるようになる。
次に、上記構造の本実施形態による自動着肉式スタンプ1の使用方法を説明する。捺印する場合には、まず外装体3を上方から担持した状態で支持体2の下端部を捺印する箇所に位置決めする(位置決め状態)。この位置決め状態では、印判体5の回転軸突起5b,5bが支持体2の各スリット孔10a,10aの上端で係止され、印判体5の印面5aがインク供給体6の朱肉6aに押し付けられている(インク供給位置)。外装体3の隆起部r1,r2を人差し指等で押圧し外装体3に下向きの力(押圧力)を作用させて、外装体3を支持体2に対して下方向に移動させると、上向き状態であった印判体5が下方向に移動しながら反転する。外装体3の胴部3aの他端部(下端部)を支持体2の下端部まで下動させると、印判体5が下向きとなるとともに捺印対象物と当接することで、捺印がなされる。捺印を終えて外装体3に作用させていた力(押圧力)を解除すると、弾性体4の付勢力によって外装体3が上方向に移動するとともに、印判体5が上方向に移動しながら反転する。印判体5の各回転軸突起5b,5bが、支持体2の各スリット孔10a,10aの上端で係止されると、印判体5が上向きとなり、支持体2に収容されたインク供給体6の朱肉6aと当接することで、印判体5の印面5aにインクが供給される(インク供給位置)。
本実施形態にかかる自動着肉式スタンプ1は、外装体3が支持体2に対して上下動するのを防止するためのロック機構7を備えることが特徴である。自動着肉式スタンプ1のロック機構7によるロック動作について、図5及び図6を用いて説明する。
図5に示すように、ロック機構7は、蓋部3bの内周面に設けられた突起3b1,3b1と、支持体2の下端側に設けられる第一係止溝9a,9aと、支持体2の上端側に設けられる第二係止溝9b,9bとで形成されている。第一係止溝9a,9aと、第二係止溝9b,9bとは、それぞれ、前述のガイド溝8a,8aと交差する方向に連続して形成されている。また、第一係止溝9a,9a及び第二係止溝9b,9bの幅は、それぞれ、前述の胴部3aに形成された突起P1と突起P2との間の距離と略同幅になるように形成されている。
まず、印判体5がインク供給位置にある状態で、外装体3が支持体2に対してロックされる状態を、図5及び図6を用いて説明する。図5(a)に示すように、印判体5がインク供給位置にある状態では、突起3b1は、胴部3aの一端側(支持体2の上端側)に位置するように形成されている。蓋部3bを胴部3aに対して回転させると、蓋部3bの突部Pが、胴部3aの突起P1の位置から突起P2の位置(LOCKの位置)まで移動される(図6(a))。すると、蓋部3bの各突起3b1,3b1が、支持体2の上端側の第二係止溝9b,9bと対応した配置になり、蓋部3bが下方に移動しようとすると係合し、第二係止溝9b,9bと外装体3が支持体2に対してロックされるとともに、印判体5の反転もロックされる(ロック状態)。このような状態では、弾性体4の付勢力が外装体3及び支持体2に作用した場合であっても、支持体2に対する外装体3のロック状態が維持されているため、携帯時や収納時においてロック状態が使用者の意に反して解除されることを防止することができる。このため、携帯時や収納時において、使用者の意に反して、外装体3が支持体2に対して上下動して印面5aが露呈することを防止し、手や衣服がインクにより汚れることを防止することができる。
次に、インク供給体6の朱肉6aにインクを補充する際に、外装体3が支持体2に対してロックされる状態を、図5及び図6を用いて説明する。まず、印判体5がインク供給位置にある状態で(図6(a))、蓋部3bの突部Pが、胴部3aの突起P2の位置(LOCKの位置)から突起P1の位置に達するまで、蓋部3bを胴部3aに対して回転させる(図6(b))。すると、第二係止溝9b,9bに係合されていた蓋部3bの突起3b1,3b1が解除され、支持体2に対する外装体3のロック状態が解除される。次に、外装体3を支持体2に対して下方向に移動させて、胴部3aの外装体側窓部11と支持体2の支持体側窓部12とが重なり合うようにする。すると、突起3b1が、ガイド溝8aを通って下方向に案内されて(図5(b))、突起3b1が、ガイド溝8aの下端に達する。この状態で、上述の突部Pが、突起P1の位置から突起P2の位置(LOCKの位置)に達するまで蓋部3bを胴部3aに対して回転させると(図6(c))、突起3b1は、支持体2の下端側の第一係止溝9aに係合される(図5(c))。すると、突起3b1が支持体2の下端側の第一係止溝9aに係合された状態で、蓋部3bの外装体側窓部11と支持体2の支持体側窓部12との開放状態が維持される。自動着肉式スタンプ1を上下逆さまにして、この開口された外装体側窓部11及び支持体側窓部12からインク供給体6の朱肉6aにインクを補充することが可能となる。すなわち、突起3b1が、支持体2の各ガイド溝8aを下方向に移動されるとともに、支持体2の下端側の第一係止溝9aに係合されるまで移動されることで、外装体3の支持体2に対する移動がロックされ、印判体5の反転がロックされる。このような状態では、弾性体4の付勢力が外装体3及び支持体2に作用した場合であっても、支持体2に対する外装体3のロック状態が維持されて、外装体3が支持体2に対して上下動することを防止される。このロック状態で、外装体3の胴部3aの外装体側窓部11及び支持体2の支持体側窓部12が重なり合って開放されたまま、外装体側窓部11及び支持体側窓部12からインク供給体6の朱肉6aにインクを補充することが可能となる。
本実施形態にかかる自動着肉式スタンプ1によって、インク供給体6の朱肉6aにインクを補充する際に、その都度スタンプ本体からインク供給体6を外してインクを補充する必要がないため、着脱動作の面倒くささを生じたり、インク供給体6を誤って落下させたりすることがない。また、スタンプ本体にインク供給体6を挿入する向きが決まっているために、インク供給体6の装着性に戸惑いを生じたりすることがない。このため、ロック機構によって重なり合って開口された外装体側窓部11及び支持体側窓部12から、インク供給体6の朱肉6aにインクを安定して補充することが可能となり、自動印としての品質向上が図れるといった優れた効果を奏し得る。また、外装体3及び支持体2のそれぞれに開口された外装体側窓部11及び支持体側窓部12が一側面でよいため、加工しやすく軽量化が図れるといった効果がある。また、上述のように、本実施形態のロック機構7は、蓋部3bの内周面に設けられた突起3b1,3b1と、支持体2の下端側に設けられる第一係止溝9a,9aと、支持体2の上端側に設けられる第二係止溝9b,9bとで形成されている。したがって、新たなロック機構を設ける必要がないため、部品点数を増やすことがなく組付け作業性に優れているとともに、従来のように新たなロック機構を設けることによりスタンプ全体の見栄えが損なわれるようなことがなく、デザイン性に優れている。さらに、携帯時や収納時においても、使用者の意に反して、支持体2に対する外装体3のロック状態が解除されることを防止できるため、使用者の意に反して、外装体3が支持体2に対して上下動して印面が露呈することを防止し、手や衣服がインクにより汚れることを防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更し得ることは勿論のことである。
上記実施形態においては、自動着肉式スタンプ1は略円筒形状を呈しているが、自動着肉式スタンプ1の形状はこれに限られない。例えば、自動着肉式スタンプ1の形状は略四角形状や略多角形形状などでもよい。要は、外装体3が支持体2に対して上下動することに伴って、支持体2の上端側のインク供給位置と支持体2の下端側の捺印可能位置との間で印判体5が上下動しつつ反転し、インク供給位置で印判体5がインク供給体6と当接し、捺印可能位置で印判体の印面が露出するとともに、ロック機構7によって、外装体3が支持体2に対して上下動するのを防止されるような構成であればよい。
上記実施形態においては、突起3b1,3b1が外装体3に設けられるとともに、第一係止溝9a,9aと第二係止溝9b,9bとが支持体2に設けられるように構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、突起3b1,3b1が支持体2に設けられるとともに、第一係止溝9a,9aと第二係止溝9b,9bとが外装体3に設けられるように構成されてもよい。要は、突起3b1,3b1が、外装体3と支持体2のいずれか一方に設けられるとともに、第一係止溝9a,9aと第二係止溝9b,9bとが、外装体3と支持体2のいずれか他方に設けられて、突起3b1,3b1が、第一係止溝9a,9a又は第二係止溝9b,9bに係合されることで、外装体3が支持体2に対してその上下動を防止されるような構成であればよい。
上記実施形態において、外装体3の胴部3aには内外と連通する外装体側窓部11が設けられるとともに、支持体2には、外装体3が支持体2に対して下方向に移動された場合、外装体側窓部11と重なる支持体側窓部12が設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、外装体3と支持体2のそれぞれに、窓部の代わりに穴部が設けられるような構成であってもよい。要は、外装体3が支持体2に対して下方向に移動されて、外装体3の穴部が支持体2の穴部と重なり合った場合、ロック機構7によって、外装体3が支持体2に対して上下動するのを防止され、重なり合った穴部からインク供給体6の朱肉6aにインクが補充されるような構成であればよい。
上記実施形態においては、ロック機構7として、突起3b1,3b1、第一係止溝9a,9a、及び第二係止溝9b,9bがそれぞれ二つ設けられるような構成としたが、これに限定されるものではない。突起、第一係止溝及び第二係止溝がそれぞれ複数個設けられるような構成であってもよい。要は、突起、第一係止溝及び第二係止溝がそれぞれ同数個設けられて、突起がガイド溝を上下方向に案内され、第一係止溝又は第二係止溝に係合されることで、外装体が支持体に対してロックされ、外装体側窓部と支持体側窓部とが重なったまま開放されるような構成であればよい。
上記実施形態においては、蓋部3bを胴部3aに対して時計回りに回動することで、外装体3を支持体2に対してロックするとともに、印判体5の反転をロックする構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、蓋部3bを胴部3aに対して反時計回りに回動することで、外装体3を支持体2に対してロックするとともに、印判体5の反転をロックする構成であってもよい。この場合、第一係止溝及び第二係止溝を、本実施形態の第一係止溝9a,9a及び第二係止溝9b,9bと逆向きに形成する必要がある。
1…自動着肉式スタンプ、2…支持体、2a…切り欠き部、3…外装体、3a…胴部、3b…蓋部、3b1,3b1…突起、4…弾性体、5…印判体、5a…印面、5b…回転軸突起、5c…回転凸部、5d…リブ、6…インク供給体、6a…朱肉、6b,6b…突起、7…ロック機構、8a,8a…ガイド溝、9a,9a…第一係止溝、9b,9b…第二係止溝、10a,10a…スリット孔、11…外装体側窓部、12…支持体側窓部、13,13…回動機構、13a,13a…干渉凸部、13b、13b…凹部、14a,14a…支持穴、P…突部、P1,P2…突起、隆起部r1、r2

Claims (2)

  1. 上下端面が開口している支持体と、該支持体の少なくとも上端側を上下動可能に被う外装体と、前記外装体を上方に向けて付勢する弾性体と、前記外装体に回転可能に支持された印判体と、前記支持体の内部に収容されたインク供給体とを備え、前記外装体が前記支持体に対して上下動することに伴って、前記印判体が、前記インク供給体と当接するインク供給位置と、前記印判体の印面が支持体の下端開口から露出する捺印可能位置とに切り替わる自動着肉式スタンプにおいて、
    前記外装体が前記支持体に対して上下動するのを防止するためのロック機構を備え、
    前記外装体は、前記印判体が前記インク供給位置にある状態で、前記支持体の少なくとも上端側を被う胴部と、前記胴部の一端と同心で回動可能に嵌着された蓋部とを有しており、
    前記胴部には内外を連通させる外装体側窓部が設けられ、
    前記支持体には、前記外装体が下方向に移動した状態で、該外装体側窓部と重なる支持体側窓部が設けられ、
    前記ロック機構は、前記蓋部及び前記支持体のいずれか一方に設けられた突起と、前記蓋部及び前記支持体のいずれか他方に前記突起に対応するように設けられた第一係止溝とで構成されており、
    前記外装体側窓部が前記支持体側窓部に重なった状態で、前記蓋部を前記胴部に対して回転させることにより、前記突起が前記第一係止溝に係合し、前記外装体の前記支持体に対する上下動を規制することを特徴とする自動着肉式スタンプ。
  2. 前記第一係止溝が設けられた前記蓋部と前記支持体のいずれか一方には、前記印判体が前記インク供給位置にある状態で、前記蓋部を前記胴部に対して回転させることにより、前記外装体の前記支持体に対する上下動を規制するように、前記突起が係合可能な第二係止溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動着肉式スタンプ。
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