JP2009072295A - 家庭用薄葉紙収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】取出口を閉状態とする蓋体の係止を適正に行う。
【解決手段】ウェットティシューPを内側に収納する容器本体1と、容器本体に取付けられて取出口を開閉する上蓋3とを備えるウェットティシュー収納容器であって、上蓋及び容器本体は、取出口の閉状態にて3箇所で互いに対向するように形成され、上蓋は、前端面部33に設けられた第1上蓋側凸部331と、左右側端面部(34R)に設けられた第2上蓋側凸部361とを備え、容器本体は、内側壁面部143に設けられ、取出口の閉状態にて第1上蓋側凸部と係合して当該第1上蓋側凸部よりも内側に配置される第1本体側凸部145と、外側壁面部141の左右円弧状部(146R)に設けられ、取出口の閉状態にて第2上蓋側凸部と係合して当該第2上蓋側凸部よりも外側に配置される第2本体側凸部147を備えている。
【選択図】図9

Description

本発明は、ウェットティシュー等の家庭用薄葉紙を収納する家庭用薄葉紙収納容器に関する。
従来より、家屋の床やトイレ、或いは人体などを拭くためのウェットティシューを収納するウェットティシュー収納容器が知られている。
ウェットティシュー収納容器は、一般的に外形が略直方体状に形成されており、内側の収納空間部に収納されたウェットティシューを天面部に形成された取出口から引き出して使用するようになっている。そして、不使用時には、取出口を上蓋で塞いで閉状態とすることにより、ウェットティシューからの水分の蒸発やゴミの付着等を防止する(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−142842号公報
ところで、上記特許文献1等の場合、取出口を閉じた状態における上蓋は、その自由端部に設けられた係合部を容器本体に設けられた被係合部と係合させることにより、容器本体に係止されるようになっている。
しかしながら、係合部と被係合部は一組しか設けられていないため、ウェットティシュー収納容器の成形時の不良や経時的な変形によって上蓋や容器本体が歪んでしまうと、係合部と被係合部との係合不良が生じて、容器本体に対して上蓋を適正に係止することができないといった問題が生じてしまう。
そこで、本発明の課題は、取出口を閉状態とする蓋体の係止を適正に行うことができる蓋体の開閉動作を家庭用薄葉紙収納容器を提供することである。
請求項1に記載の発明は、
内側に家庭用薄葉紙を収納するとともに、前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体と、前記容器本体に取付けられて前記取出口を開閉する蓋体と、を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記蓋体及び前記容器本体は、前記取出口の閉状態にて複数箇所で互いに対向するように形成され、
前記蓋体は、
複数の蓋体側対向部のうち、第1蓋体側対向部に設けられた第1係合部と、
前記複数の蓋体側対向部のうち、前記第1蓋体側対向部と異なる第2蓋体側対向部に設けられた第2係合部と、を備え、
前記容器本体は、
前記取出口の閉状態にて前記第1蓋体側対向部に対向する第1本体側対向部に設けられ、前記第1係合部と係合して当該第1係合部よりも内側に配置される第1被係合部と、
前記取出口の閉状態にて前記第2蓋体側対向部に対向する第2本体側対向部に設けられ、前記第2係合部と係合して当該第2係合部よりも外側に配置される第2被係合部と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、
前記蓋体は、前記取出口を開閉するように前記容器本体に対して当該蓋体を回動自在とする回動軸を備え、
前記取出口を閉状態から開状態とするために前記蓋体の前記回動軸と反対側の一端部を跳ね上げる動作を行う操作部を備え、
前記第1蓋体側対向部及び前記第2蓋体側対向部は、前記蓋体の前記回動軸と前記一端部との中間部分よりも前記一端部側にそれぞれ配設されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、
前記蓋体の前記中間部分よりも前記一端部側に、当該蓋体の外側に凸の略円弧状に湾曲された湾曲部が形成され、
前記第1蓋体側対向部及び前記第2蓋体側対向部のうち、何れか一方が前記一端部に配設され、且つ、他方が前記湾曲部に配設されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、
前記蓋体の前記中間部分よりも前記一端部側に、当該蓋体の外側に凸の略円弧状に湾曲された湾曲部が前記一端部を挟むように二つ形成され、
前記第1蓋体側対向部及び前記第2蓋体側対向部は、前記二つの湾曲部の各々にそれぞれ配設されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、
前記容器本体は、上面に前記取出口が形成されるとともに底面に底面開口が形成され、
前記底面開口を塞ぐ底蓋を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、蓋体の第1蓋体側対向部の第1係合部と容器本体の第1本体側対向部の第1被係合部を係合させるとともに、蓋体の第2蓋体側対向部の第2係合部と容器本体の第2本体側対向部の第2被係合部を係合させて取出口の閉状態とすることで、容器本体の第1被係合部を蓋体の第1係合部よりも内側に配置させるとともに、容器本体の第2被係合部を蓋体の第2係合部よりも外側に配置させることができ、収納容器の成形時の不良や経時的な変形によって蓋体や容器本体が歪んでしまっても、複数組の係合部及び被係合部のうち、何れか一組は係合不良を生じさせ難くなって、取出口を閉状態とする蓋体の係止を適正に行うことができる。
さらに、蓋体を開閉動作させる際に、係合部及び被係合部の各組にかかる力を分散させることができ、係合部及び被係合部における係合動作及びその解除動作により発せられる音をより小さくすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、操作部の所定操作に基づいて蓋体の一端部を跳ね上げて取出口を閉状態から開状態とする際に、係合部と被係合部の係合を解除するための力を係合部及び被係合部の各組に対して好適に伝えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、第1係合部及び第2係合部のうち、何れか一方を蓋体の一端部に配設して、他方を湾曲部に配設することができ、収納容器の成形時の不良や経時的な変形によって蓋体や容器本体が歪んでしまっても、第1係合部と第1被係合部及び第2係合部と第2被係合部のうち、少なくとも何れか一組は係合不良を生じさせ難くすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、第1係合部及び第2係合部のうち、何れか一方の係合部を蓋体の一端部を挟むように設けられた二つの湾曲部のうちの何れか一方の湾曲部に配設して、他方の係合部を他方の湾曲部に配設することができ、収納容器の成形時の不良や経時的な変形によって蓋体や容器本体が歪んでしまっても、第1係合部と第1被係合部及び第2係合部と第2被係合部のうち、少なくとも何れか一組は係合不良を生じさせ難くすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、容器本体の底面開口を底蓋により塞ぐ構成の家庭用薄葉紙収納容器であっても、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。即ち、容器本体に対する底蓋の不適正な取り付けによって容器本体が歪んでしまっても、第1係合部と第1被係合部及び第2係合部と第2被係合部のうち、少なくとも何れか一組は係合不良を生じさせ難くすることができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した好適な一実施形態として例示するウェットティシュー収納容器100を示す斜視図であり、図2は、ウェットティシュー収納容器100を示す正面図である。また、図3及び図4は、ウェットティシュー収納容器100を示す平面図であり、図4にあっては、上蓋3を破線で表し、当該上蓋3を透過した状態を図示している。また、図5は、図3のV−V線におけるウェットティシュー収納容器100の断面図であり、収納空間部5からウェットティシューPが一枚引き出された状態を表している。
なお、図5並びに後述する図9(a)及び図10(a)にあっては、第1上蓋側凸部331(後述)及び第1本体側凸部145(後述)を模式的に破線で表している。
また、以下の説明では、ウェットティシュー収納容器100の前後方向をX軸方向として、操作部4が設けられている側を前側とし、操作部4と反対側を後側とする。さらに、左右方向(幅方向)をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。
本実施形態のウェットティシュー収納容器100は、例えば、図1〜図5に示すように、平面視にて略楕円形をなし全体としてドーム状に形成され、具体的には、内側にウェットティシューP(図5参照)を収納する容器本体1と、この容器本体1の底面開口11(図5参照)を塞ぐ底蓋2と、容器本体1の上部に設けられたウェットティシューPの取出口12(図5参照)を開閉するように当該容器本体1に回動自在に取り付けられた上蓋3と、取出口12を開状態とするために操作される操作部4と、ウェットティシューPが収納される収納空間部5(図5参照)を気密状態とする気密部6(図5参照)等を備えて構成されている。
先ず、容器本体1について、図2〜図7を参照して詳細に説明する。
ここで、図6は、ウェットティシュー収納容器100から上蓋3を取り外した状態を示す平面図であり、図7は、図6のVII−VII線におけるウェットティシュー収納容器100の部分断面図である
容器本体1は、例えば、PP(ポリプロピレン)等の熱可塑性樹脂を射出成形することにより製造される部材である。また、容器本体1は、上下両側に開口を有し、且つ、周面が曲面形状に形成された部材であり、底面開口11を塞ぐように底蓋2が取り付けられることにより、この底蓋2とともにウェットティシューPを収納する収納空間部5を構成するものである。
具体的には、容器本体1は、例えば、図2〜図7に示すように、下端部に断面略楕円形状の底面開口11を有し、上部側ほど小径となるように湾曲して形成された周面部13と、この周面部13の上端に連続して形成され、収納空間部5に収納されたウェットティシューPを取り出すための取出口12を具備する上面開口部14等を備えている。
周面部13の下端部と底蓋2の上端部が係合することにより、底面開口11を塞ぐことができる一方で、当該係合を解除することにより、当該容器本体1の内側を開放(露出)させるようになっている。従って、収納空間部5にウェットティシューPを収納する場合には、底蓋2を周面部13から取り外して当該容器本体1の内側を開放してウェットティシューPを収納し、その後、周面部13に底蓋2を取り付けることにより、底面開口11を塞ぐようになっている。
また、周面部13の下端部には、正面視にて操作部4の左右両側に、当該容器本体1と底蓋2の取付位置を案内する機能を有し、底蓋2の把持部21、21(後述)の凹部211、211(後述)と係合する凸部155、155が設けられている。
ここで、底蓋2について詳細に説明する。
底蓋2は、例えば、PP等の熱可塑性樹脂を射出成形することにより製造される部材である。また、底蓋2は、平面視にて容器本体1の底面開口11と略同形状の略楕円形状をなす底蓋本体部20と、底蓋本体部20の外端面から外側に突出するように形成され、当該底蓋2の着脱動作の際に把持される2つの把持部21、21を備えている。
各把持部21は、正面視にて上記操作部4の左右両側にそれぞれ配設され、当該底蓋2と容器本体1の取付位置を案内する機能を有し、容器本体1の凸部155と係合する凹部211が設けられている。
即ち、底蓋2を容器本体1に取り付ける際には、各凸部155とそれぞれ対応する凹部211が合致するように係合させることにより、周面部13の下端部と底蓋2の上端部が正しい取付位置で係合されるようになっている。
これにより、容器本体1や底蓋2に歪みを生じさせることがなくなって、容器本体1と底蓋2が隙間なく密閉されて気密性を損なうことがない。
なお、収納空間部5には、例えば、複数枚のウェットティシューP、…が積層された状態で収納されるようになっており、継続して当該収納容器100から取り出せるように交互に折り重ねられている。即ち、ウェットティシューPを外へ引き出したときに、次のウェットティシューPがその上端が取出口12よりも突出する位置まで収納空間部5から引き出されるようになっている(図5参照)。
なお、図5にあっては、ウェットティシューPが積層された状態を模式的に表している。
上面開口部14は、例えば、周面部13の上端部に連続して形成され、略Z軸方向(上下方向)に延在する外側壁面部141と、外側壁面部141の下端部に連続して形成され、X軸方向及びY軸方向と略平行に延在する外側環状平面部142と、外側環状平面部142の内側の端部に連続して形成され、略Z軸方向に沿って延在する内側壁面部143と、内側壁面部143の上端部に連続して形成され、X軸方向及びY軸方向と略平行に延在する内側環状平面部144を備え、内側環状平面部144の略中央部に取出口12が配設されている。
取出口12は、例えば、図4及び図5に示すように、内側環状平面部144の略中央部に取り付けられた気密部6を構成する環状の本体側気密部61の内縁部によって構成されている。
本体側気密部61は、例えば、図5に示すように、取出口12の延在方向に対して略垂直となるように設けられ、径方向外側に突出した凸部が上面開口部14の内縁部に沿って形成された凹部に嵌め合わされることにより、上面開口部14に取り付けられている。
なお、上蓋3に設けられ、本体側気密部61と係合する上蓋側気密部62については後述する。
内側壁面部143の前側部分には、Y軸方向に沿って延在する平面部が形成され、当該平面部のY軸方向略中央に前側(容器本体1の外側)に所定の長さ突出された第1本体側凸部(第1被係合部)145が形成されている。
第1本体側凸部145は、Y軸方向に沿って延在するように形成されている。また、第1本体側凸部145は、取出口12の閉状態(図5等参照)にて、上蓋3の前端面部33(後述)に形成された第1上蓋側凸部331(後述)と係合する(図5参照)。
また、内側壁面部143の第1本体側凸部145の左右両側には、操作部4の上摘み部42(後述)の接触部423(後述)が係合する被係合部17、17が形成されている。
被係合部17は、例えば、内側壁面部143の表面から後側に所定の深さ座刳られ、且つ、Y軸方向に沿って延在するように溝状に形成されている。そして、被係合部17に接触部423が係合することにより、当該上摘み部42の回動軸部422(後述)を中心とする回動が規制される。
外側壁面部141は、周面部13のX軸方向前側に設けられた操作部取付部18(後述)の左右の壁部の壁部181、181(後述)に連続して形成された左右の円弧状部146L、146Rを有している。
左右の円弧状部146L、146Rの各々の内面のX軸方向前側部分には、当該円弧状部146L、146Rから容器本体1の内側に向けて所定の長さ突出された第2本体側凸部(第2被係合部)147が形成されている(図6及び図7参照)。
第2本体側凸部147は、第1本体側凸部145と略同形状をなす部材であり、円弧状部146L、146Rの周方向に沿って延在するように形成されている。また、各第2本体側凸部147は、取出口12の閉状態(図5等参照)にて、上蓋3の左右側端面部34L、34R(後述)に形成された第2上蓋側凸部361と係合する(図9等参照)。
また、外側壁面部141の後端部には、上蓋3を回動自在に取り付けるためのヒンジ取付部15が設けられている。
ヒンジ取付部15は、例えば、上蓋3をY軸方向の回動軸311(後述)に沿って回動自在に取り付けるためのものであり、Y軸方向に沿って形成された凹型の軸受部151と、上蓋3を開く方向に付勢するねじりコイルバネ等の付勢部材152等を備えている。
軸受部151は、例えば、図3及び図4に示すように、2つの回動軸311、311に対応させてY軸方向に並んで設けられている。
付勢部材152は、上蓋3を開く方向に付勢可能なものであり、操作部4の操作に基づいて回動規制部(後述)による上蓋3の回動の規制が解除された状態では、上蓋3が回動して取出口12を露出させるようになっている。
なお、付勢部材152は、ねじりコイルバネに限られるものではなく、上蓋3を開く方向に付勢可能なものであれば如何なるものであっても良く、例えば、板バネ等を適用することができる。
ここで、上蓋3について図1〜図5並びに図8を参照して説明する。
図8は、上蓋3を裏側から視て示した図である。
上蓋3は、例えば、射出成形により製造され、取出口12を閉塞するように容器本体1に取り付けられた状態で容器本体1の周面部13とともにドーム状をなす部材である。具体的には、上蓋3は、例えば、容器本体1のヒンジ取付部15に取り付けられる回動軸311を有する軸部31と、この軸部31から前方及び側方に延出された曲面形状の天面部32と、この天面部32の前端部の下面から略真下(Z軸方向)に延出するように形成された前端面部33と、この前端面部33の左右両側に設けられた左右側端面部34L、34R(図8参照)等を備えている。
回動軸311は、例えば、図3及び図4に示すように、軸部31のY軸方向両側の端部から外方に突出して形成されている。
天面部32は、例えば、容器本体1の周面部13の曲率に合わせて所定の曲率を有し、上部側ほど小径となるように湾曲して形成されている。即ち、天面部32は、例えば、その略中心部分が最も高くなるような形状となっている。
また、天面部32の下面には、その表面からZ軸方向下側に延設され、本体側気密部61とともに気密部6を構成する上蓋側気密部62が設けられている。
上蓋側気密部62は、例えば、本体側気密部61の先端の内側及び外側に接触するように環状部が2重に形成され、上蓋3を前側に回動させることで本体側気密部61と係合するようになっている。この状態で、上蓋側気密部62は取出口12の延在方向に対して略垂直に延在するようになっている。
天面部32のX軸方向前側の部分は、例えば、後側に食い込むように平面視曲線状に湾曲して形成され、その下面からZ軸方向下側に前端面部33が延設されている(図8参照)。
前端面部33は、取出口12の閉状態(図9参照)にて、上面開口部14の内側壁面部143と対向配置されている。また、前端面部33は、例えば、天面部32の前側の部分の曲線形状に沿うように湾曲して形成されている。ここで、前端面部33は、容器本体1の内側壁面部(第1本体側対向部)143と対向する第1蓋体側対向部を構成している。
また、前端面部33の下端部には、例えば、X軸方向後側に向けて所定の長さ突出され、且つ、Y軸方向に沿って延在する第1上蓋側凸部(第1係合部)331が形成されている。
左右側端面部34L、34Rは、当該上蓋3のY軸方向(外側)に凸の略円弧状に湾曲された左右湾曲部35L、35Rの各々に設けられ、取出口12の閉状態(図9参照)にて、上面開口部14の外側壁面部141の左右円弧状部146L、146Rと対向配置されている。即ち、左右側端面部34L、34Rは、容器本体1の外側壁面部141の左右円弧状部(第2本体側対向部)146L、146Rと対向する第2蓋体側対向部(第1蓋体側対向部と異なる第2蓋体側対向部)を構成している。
また、左右側端面部34L、34Rは、左右湾曲部35L、35RのX軸方向の中間部分よりも前端面部33側の前側部分の下面からZ軸方向下側に延設されている。なお、左右側端面部34L、34Rの左右湾曲部35L、35Rにおける位置は、適宜任意に変更することができるが、上蓋3のX軸方向前側から1/3の位置よりも手前側となるような配置が好ましい。
また、左右側端面部34L、34Rの下端部には、例えば、斜め前側に向けて所定の長さ突出された第2上蓋側凸部(第2係合部)361が形成されている。
従って、取出口12を開状態から閉状態とする場合に、上蓋3をX軸方向の前側に回動させると、第1上蓋側凸部331が第1本体側凸部145と係合するとともに、第2上蓋側凸部361が第2本体側凸部147と係合して、第1本体側凸部145が第1上蓋側凸部331よりも当該家庭用薄葉紙収納容器100の内側に配置されるとともに、第2本体側凸部147が第2上蓋側凸部336よりも当該家庭用薄葉紙収納容器100の外側に配置された状態となる。
このようにして、上蓋3が係止された状態となって、上蓋3の取出口12を開放するようなX軸方向後側に対する回動が規制される。
ここで、第1上蓋側凸部331及び第2上蓋側凸部361並びに第1本体側凸部145及び第2本体側凸部147は、上蓋3の回動を規制する回動規制部として機能する。
また、周面部13のX軸方向前側であってY軸方向略中央部には、例えば、操作部4を取り付けるための操作部取付部18が設けられている。
ここで、操作部4について詳細に説明する。
操作部4は、例えば、操作部取付部18の所定位置に取付固定された下摘み部41と、この下摘み部41の上側に設けられた上摘み部42等を備えて構成されている。
下摘み部41は、例えば、X軸方向の断面略L字状に形成され、先端部がX軸方向前側に向けて突出するように配設されている(図5参照)。また、下摘み部41の先端部は、例えば、ウェットティシュー収納容器100の周面部13の曲率に合わせるように所定の曲率をもって湾曲して形成されている。
上摘み部42は、例えば、取出口12を閉塞するように上蓋3を閉じた状態で、ユーザにより操作される操作レバー部421がX軸方向前側であって斜め上向きに突出するように配設されている。また、上摘み部42は、例えば、容器本体1の操作部取付部18に回動自在に取り付けられ、容器本体1に対する回動の中心軸を構成する回動軸部422と、上蓋3の前端面部33の下端部(回動軸と反対側の一端部)に接触して当該上蓋3を跳ね上げる接触部423とを有している。
即ち、上摘み部42は、例えば、操作レバー部421と、この操作レバー部421の後側の端部に連続して設けられ、Y軸方向側の両端面に回動軸部422が形成された中央軸部424と、この中央軸部424の後側の下端部に連続して設けられ、中央軸部424よりも厚さが薄く形成された接触部423等を備えている。
中央軸部424は、例えば、そのY軸方向中央部がそのY軸方向両端側よりもX軸方向後側に突出するように湾曲して形成され(図4参照)、且つ、当該中央軸部424のY軸方向両端側よりもX軸方向後側ほどより肉厚となるような形状に形成されている(図5等参照)
接触部423は、例えば、図4に示すように、Y軸方向に並んで所定間隔を空けて2つ設けられている。
また、上摘み部42の操作レバー部421の先端部は、例えば、ウェットティシュー収納容器100の周面部13の曲率に合わせるように所定の曲率をもって湾曲して形成されている。
操作部取付部18は、Z軸方向略中央部から上端部にかけて後側に所定の深さ切り欠かれてなり、上端部は上面開口部14の外側環状平面部142に連続するような形状となっている。
具体的には、操作部取付部18は、例えば、容器本体1の取出口12よりも前方の左右両側に形成され、上摘み部42が取り付けられる左右の壁部181、181と、左右の壁部181、181の各々の内面から内側に突出するように形成され、下摘み部41が取り付けられる溝部182等を備えている。
左右の壁部181、181の各々は、例えば、収納空間部5の外側となる位置に形成され、Y軸方向に沿うように略垂直に、且つ、X軸方向に沿って延在するように起立して形成されている。また、左右の壁部181、181の各々には、例えば、上摘み部42の回動軸部422が取り付けられる取付穴部183が設けられ、取付穴部183の位置規制凸部184(後述)の下側に、当該壁部181の表面から所定の深さ座刳られてなる下側穴部185が形成されている(図5及び図6参照)。
取付穴部183は、例えば、壁部181の内面からY軸方向外側に所定の深さ座刳られてなり、X軸方向に沿って延在するように長円形状に形成されている。
取付穴部183のX軸方向の長さは、例えば、上摘み部42をX軸方向にスライドさせて、操作部4による取出口12を開状態とするための操作をロックするロック位置とアンロックするアンロック位置に配置することができる程度となっている。
ここで、上摘み部42のロック位置とは、接触部423が被係合部17に係合されることで回動軸部422を中心とする上摘み部42の回動を規制する位置であり、アンロック位置とは、接触部423と被係合部17の係合が解除されて上蓋3を跳ね上げ可能となるように前端面部33の下端部の下側に接触部423が配置された位置(接触位置)のことである。即ち、上摘み部42がアンロック位置に配された状態では(図5及び図10参照)、取付穴部183の内周面の後側部分に上摘み部42の回動軸部422の外面が接触した状態となる一方で、上摘み部42がロック位置に配された状態では(図9参照)、取付穴部183の内周面の前側部分に上摘み部42の回動軸部422の外面が接触した状態となる。
また、取付穴部183の内周面のうち、X軸方向の略中央となる下側部分には、例えば、位置規制凸部184が上向きに突設されている。
位置規制凸部184は、例えば、取付穴部183の内周面の前側部分或いは後側部分に接触する位置にスライド移動した回動軸部422のX軸方向の位置を規制するものである。即ち、上摘み部42をロック位置とアンロック位置との間で移動する場合には、回動軸部422が位置規制凸部184を乗り越えるようにしてX軸方向に移動することとなり、上摘み部42がロック位置若しくはアンロック位置に配された状態では、位置規制凸部184により回動軸部422が取付穴部183内にてX軸方向に自由に移動することが規制されるようになっている。
下側穴部185は、例えば、位置規制凸部184を挟むように取付穴部183に対向する位置に設けられている。これにより、取付穴部183内を回動軸部422がX軸方向に移動する際に、回動軸部422により位置規制凸部184が下側穴部185側に押し込まれて取付穴部183が弾性変形することとなる。
次に、取出口12を開放状態とするための操作部4の操作及び当該操作のロック機構について図5、図9及び図10を参照して説明する。
ここで、図9は、上摘み部42がロック位置に配された状態を表し、図10は、取出口12を開放状態とするために上摘み部42が操作された状態を表している。また、図9(a)及び図10(a)は、図5の領域Aの要部拡大断面図であり、図9(b)及び図10(b)は、図6のVII−VII線と同じ位置におけるウェットティシュー収納容器100の要部拡大断面図である。
先ず、上蓋3が閉じられた状態から取出口12を開放状態とする場合、上摘み部42を回動軸部422が取付穴部183に沿ってスライドするように引き出してアンロック位置に配設する(図5参照)。このとき、回動軸部422がX軸方向前側に移動して位置規制凸部184を乗り越える際には、位置規制凸部184の下側に下側穴部185が設けられているため、取付穴部183が弾性変形することとなり、上摘み部42をスムーズに移動させることができる。
これにより、上摘み部42は、接触部423が上蓋3の前端面部33の下端部の下側となる接触位置、即ち、アンロック位置に配置される。
この状態で、上摘み部42の操作レバー部421が下側に移動するように操作されると、上摘み部42は回動軸部422を中心として接触部423が上側に移動するように回動して、当該接触部423が前端面部33の下端部に接触する。このとき、前端面部33の下端部に回動規制部(第1上蓋側凸部331及び第2上蓋側凸部361並びに第1本体側凸部145及び第2本体側凸部147)の規制力より大きな力が加わることで上蓋3を跳ね上げて(図6参照)、これにより、付勢部材152により付勢される上蓋3は、X軸方向の後側に回動して取出口12を開放状態とするようになっている。
次に、上摘み部42をロック位置に配設する場合について説明する。
例えば、アンロック位置に配設された上摘み部42をロック位置に移動させる場合、当該上摘み部42を回動軸部422が取付穴部183に沿ってスライドするように押し込む。このとき、回動軸部422がX軸方向後側に移動する際には、アンロック位置に配設する場合と同様に、下側穴部185により取付穴部183が弾性変形することで回動軸部422が位置規制凸部184を乗り越えて上摘み部42をスムーズに移動させることができる。
そして、X軸方向後側に移動する接触部423は、被係合部17に係合してY軸方向を軸心とする回動が規制された状態となり、当該接触部423を前端面部33の下端部に接触不可能な接触不可位置、即ち、ロック位置に配置される。
以上のように、本実施形態のウェットティシュー収納容器100によれば、上蓋3及び容器本体1は、取出口12の閉状態にて複数箇所で互いに対向するように形成され、具体的には、取出口12の閉状態にて、上蓋3の前端面部33と容器本体1の内側壁面部143が対向配置されるとともに、左右側端面部34L、34Rと容器本体1の左右円弧状部146L、146Rが対向配置される。
このとき、上蓋3の内側に向けて突出された第1上蓋側凸部331と容器本体1の外側に向けて突出された第1本体側凸部145を係合させるとともに、上蓋3の外側に向けて突出された第2上蓋側凸部361と容器本体1の内側に向けて突出された第2本体側凸部147を係合させることができ、これにより、第1本体側凸部145を第1上蓋側凸部331よりも当該家庭用薄葉紙収納容器100の内側に配置させるとともに、第2本体側凸部147を第2上蓋側凸部336よりも当該家庭用薄葉紙収納容器100の外側に配置させることができるので、当該収納容器100の成形時の不良や経時的な変形によって上蓋3や容器本体1が歪んでしまっても、第1上蓋側凸部331と第1本体側凸部145の係合及び第2上蓋側凸部361と第2本体側凸部147の係合のうち、何れか一組は係合不良を生じさせ難くすることができる。即ち、第1上蓋側凸部331と第2上蓋側凸部361の突出方向が互いに逆向きとなっているとともに、第1本体側凸部145と第2本体側凸部147の突出方向が互いに逆向きとなっているため、例えば、第1本体側凸部145が第1上蓋側凸部331から離れる方向(例えば、X軸方向後側)に容器本体1が歪んだ場合には、第2本体側凸部147は第2上蓋側凸部361と近付くこととなり、一方、第2本体側凸部147が第2上蓋側凸部361から離れる方向(例えば、X軸方向前側)に容器本体1が歪んだ場合には、第1本体側凸部145は第1上蓋側凸部331と近付くこととなる。また、上蓋3の場合も同様に、第1上蓋側凸部331が第1本体側凸部145から離れる方向(例えば、X軸方向前側)に上蓋3が歪んだ場合には、第2上蓋側凸部361は第2本体側凸部147と近付くこととなり、一方、第2上蓋側凸部361が第2本体側凸部147から離れる方向(例えば、X軸方向後側)に上蓋3が歪んだ場合には、第1上蓋側凸部331は第1本体側凸部145と近付くこととなる。
従って、3組の上蓋側凸部と本体側凸部の係合のうち、少なくとも何れか一組は係合不良を生じさせ難くすることができ、取出口12を閉状態とする上蓋3の係止を適正に行うことができる。
さらに、上蓋3を開閉動作させる際に、第1上蓋側凸部331と第1本体側凸部145及び第2上蓋側凸部361と第2本体側凸部147の各組にかかる力を分散させることができ、係合動作及びその解除動作により発せられる音をより小さくすることができることとなって、当該ウェットティシュー収納容器100の製品価値を向上させることができる。
また、第1上蓋側凸部331と第1本体側凸部145及び第2上蓋側凸部361と第2本体側凸部147は、上蓋3の軸部31と前端面部33との中間部分よりも前端面部33側に配設されているので、操作部4の所定操作に基づいて上蓋3の前端面部33を跳ね上げて取出口12を閉状態から開状態とする際に、第1上蓋側凸部331と第1本体側凸部145及び第2上蓋側凸部361と第2本体側凸部147の係合を解除するための力を各組に好適に伝えることができる。
さらに、第1上蓋側凸部331が前端面部33に配置され、第2上蓋側凸部361が左右側端面部34L、34Rに配置されている。即ち、第1上蓋側凸部331及び第2上蓋側凸部361のうち、何れか一方を上蓋3の前端面部33に配設して、他方を左右湾曲部35L、35Rの左右側端面部34L、34Rに配設することができ、当該収納容器100の成形時の不良や経時的な変形によって上蓋3や容器本体1が歪んでしまっても、第1上蓋側凸部331と第1本体側凸部145及び第2上蓋側凸部361と第2本体側凸部147のうち、少なくとも何れか一組は係合不良を生じさせ難くすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上蓋3の前端面部33に内側に向けて突出する第1上蓋側凸部331を設けるとともに左右側端面部34L、34Rに外側に向けて突出する第2上蓋側凸部361を設け、且つ、容器本体1の内側壁面部143に外側に向けて突出する第1本体側凸部145を設けるとともに外側壁面部141の左右円弧状部146L、146Rに内側に向けて突出する第2本体側凸部147を設けるようにしたが、第1上蓋側凸部331及び第2上蓋側凸部361並びに第1本体側凸部145及び第2本体側凸部147の配置はこれに限られるものではない。即ち、上蓋3における第1上蓋側凸部331と第2上蓋側凸部361の配置を入れ替えるとともに容器本体1における第1本体側凸部145と第2本体側凸部147の配置を入れ替えるようにしても良い。
また、ウェットティシュー収納容器100の構成や各部の形状等は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これらに限られるものではない。
例えば、上記実施形態にあっては、上蓋3と容器本体1における3箇所の対向部に上蓋側凸部(係合部)と本体側凸部(被係合部)を3組設けるようにしたが、これに限られるものではなく、対向部の数並びに凸部と係合部の組数は複数であれば良い。
さらに、上記実施形態にあっては、上蓋3の前端面部33に第1上蓋側凸部331を設けるとともに容器本体1の内側壁面部143に第1本体側凸部145を設けるようにしたが、これに限られるものではなく、上蓋3の左右側端面部34L、34Rの何れか一方に第1上蓋側凸部331を設けるとともに他方に第2上蓋側凸部361を設け、且つ、容器本体1の外側壁面部141の左右の円弧状部146L、146Rの何れか一方に第1上蓋側凸部331と係合する第1本体側凸部145を設けるとともに他方に第2上蓋側凸部361と係合する第2本体側凸部147を設けるようにしても良い。
即ち、上蓋3と容器本体1の少なくとも2組の対向面のうち、何れか一方の組における上蓋3側に第1上蓋側凸部331を設けるとともに容器本体1側に第1本体側凸部145を設け、他方の組における上蓋3側に第2上蓋側凸部361を設けるとともに容器本体1側に第2本体側凸部147を設けるようにすれば良い。
これにより、第1上蓋側凸部331及び第2上蓋側凸部361のうち、何れか一方の凸部(例えば、第1上蓋側凸部331)を上蓋3の前端面部33を挟むように設けられた左右湾曲部35L、35Rの何れか一方の湾曲部(例えば、左湾曲部35L)に配設して、他方の凸部(例えば、第2上蓋側凸部361)を他方の湾曲部(例えば、右湾曲部35R)に配設することができ、当該収納容器100の成形時の不良や経時的な変形によって上蓋3や容器本体1が歪んでしまっても、第1上蓋側凸部331と第1本体側凸部145及び第2上蓋側凸部361と第2本体側凸部147のうち、少なくとも何れか一組は係合不良を生じさせ難くすることができる。
加えて、上記実施形態では、第1係合部及び第2係合部並びに第1被係合部及び第2被係合部として凸型に形成されたものを例示したが、これらの形状はこれに限られるものではない。
即ち、上記実施形態のように第1本体側凸部(第1被係合部)145を凸型に形成する場合には、第1係合部を前端面部(第1蓋体側対向部)33に当該上蓋3の内側に向けて開口するように凹型に形成しても良いし、また、第2本体側凸部(第2被係合部)147を凸型に形成する場合には、第2係合部を左右側端面部(第2蓋体側対向部)34L、34Rに当該上蓋3の外側に向けて開口するように凹型に形成しても良い。また、第1上蓋側凸部(第1係合部)331を凸型に形成する場合には、第1被係合部を内側壁面部(第1本体側対向部)143に当該容器本体1の外側に向けて開口するように凹型に形成しても良いし、また、第2上蓋側凸部(第2係合部)361を凸型に形成する場合には、第2被係合部を左右円弧状部(第2本体側対向部)146L、146Rに当該容器本体1の内側に向けて開口するように凹型に形成しても良い。
また、上記実施形態では、ウェットティシュー収納容器100として底蓋2を備えるものを例示したが、これに限られるものではなく、底蓋2を備えるか否かは適宜任意に変更することができる。即ち、本発明によれば、底蓋2を備えない構成のウェットティシュー収納容器であれば、容器本体1に対する底蓋2の不適正な取り付けによって容器本体1が歪んだ状態となることはないが、例えば、上記実施形態のように、容器本体1の底面開口11を底蓋2により塞ぐ構成のウェットティシュー収納容器100であって、容器本体1に対する底蓋2の不適正な取り付けによって容器本体1が歪んでしまっても、第1上蓋側凸部331と第1本体側凸部145の係合及び第2上蓋側凸部361と第2本体側凸部147の係合のうち、何れか一組は係合不良を生じさせ難くすることができ、取出口12を閉状態とする上蓋3の係止を適正に行うことができる。
さらに、上記実施形態にあっては、ウェットティシューPを収納するウェットティシュー収納容器100を例示したが、これに限られるものではなく、ウェットシート等の湿性の家庭用薄葉紙やティシューペーパー等のその他の家庭用薄葉紙を収納する家庭用薄葉紙収納容器であっても良い。
本発明を適用した好適な一実施形態として例示するウェットティシュー収納容器を示す斜視図である。 図1のウェットティシュー収納容器を示す正面図である。 図1のウェットティシュー収納容器を示す平面図である。 図1のウェットティシュー収納容器を示す平面図である。 図3のV−V線におけるウェットティシュー収納容器の断面図である。 図1のウェットティシュー収納容器から上蓋を取り外した状態を示す平面図である。 図6のVII−VII線におけるウェットティシュー収納容器の部分断面図である。 図1のウェットティシュー収納容器の上蓋を裏側から視て示した図である。 図1のウェットティシュー収納容器の取出口の閉状態における要部拡大断面図である。 図1のウェットティシュー収納容器の取出口の開状態における要部拡大断面図である。
符号の説明
100 ウェットティシュー収納容器(家庭用薄葉紙収納容器)
1 容器本体
12 取出口
13 周面部
14 上面開口部
141 外側壁面部
143 内側壁面部(第1本体側対向部)
145 第1本体側凸部(第1被係合部)
146L 左円弧状部(第2本体側対向部)
146R 右円弧状部(第2本体側対向部)
147 第2本体側凸部(第2被係合部)
15 ヒンジ取付部
151 軸受部
2 底蓋
3 上蓋(蓋体)
311 回動軸
33 前端面部(第1蓋体側対向部)
331 第1上蓋側凸部(第1係合部)
34L 左側端面部(第2蓋体側対向部)
34R 右側端面部(第2蓋体側対向部)
361 第2上蓋側凸部(第2係合部)
4 操作部
5 収納空間部
P ウェットティシュー(家庭用薄葉紙)

Claims (5)

  1. 内側に家庭用薄葉紙を収納するとともに、前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体と、前記容器本体に取付けられて前記取出口を開閉する蓋体と、を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
    前記蓋体及び前記容器本体は、前記取出口の閉状態にて複数箇所で互いに対向するように形成され、
    前記蓋体は、
    複数の蓋体側対向部のうち、第1蓋体側対向部に設けられた第1係合部と、
    前記複数の蓋体側対向部のうち、前記第1蓋体側対向部と異なる第2蓋体側対向部に設けられた第2係合部と、を備え、
    前記容器本体は、
    前記取出口の閉状態にて前記第1蓋体側対向部に対向する第1本体側対向部に設けられ、前記第1係合部と係合して当該第1係合部よりも内側に配置される第1被係合部と、
    前記取出口の閉状態にて前記第2蓋体側対向部に対向する第2本体側対向部に設けられ、前記第2係合部と係合して当該第2係合部よりも外側に配置される第2被係合部と、を備えることを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。
  2. 前記蓋体は、前記取出口を開閉するように前記容器本体に対して当該蓋体を回動自在とする回動軸を備え、
    前記取出口を閉状態から開状態とするために前記蓋体の前記回動軸と反対側の一端部を跳ね上げる動作を行う操作部を備え、
    前記第1蓋体側対向部及び前記第2蓋体側対向部は、前記蓋体の前記回動軸と前記一端部との中間部分よりも前記一端部側にそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項1に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
  3. 前記蓋体の前記中間部分よりも前記一端部側に、当該蓋体の外側に凸の略円弧状に湾曲された湾曲部が形成され、
    前記第1蓋体側対向部及び前記第2蓋体側対向部のうち、何れか一方が前記一端部に配設され、且つ、他方が前記湾曲部に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
  4. 前記蓋体の前記中間部分よりも前記一端部側に、当該蓋体の外側に凸の略円弧状に湾曲された湾曲部が前記一端部を挟むように二つ形成され、
    前記第1蓋体側対向部及び前記第2蓋体側対向部は、前記二つの湾曲部の各々にそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項2に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
  5. 前記容器本体は、上面に前記取出口が形成されるとともに底面に底面開口が形成され、
    前記底面開口を塞ぐ底蓋を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
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