JP3473573B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP3473573B2
JP3473573B2 JP2000358987A JP2000358987A JP3473573B2 JP 3473573 B2 JP3473573 B2 JP 3473573B2 JP 2000358987 A JP2000358987 A JP 2000358987A JP 2000358987 A JP2000358987 A JP 2000358987A JP 3473573 B2 JP3473573 B2 JP 3473573B2
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裕志 梶原
正 犬塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内槽内に温風を送
風して洗濯物を乾燥させる行程を有し、洗濯から乾燥ま
でを一貫して実施できる洗濯乾燥機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯乾燥機は図12に示
すように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図12に示すように、筐体1は、外槽2を
サスペンション3により懸垂防振支持している。外槽2
の内部に多数の通気孔4aを有する内槽4を回転自在に
設け、この内槽4の中央底部に回転翼5を回転自在に設
け、内槽4の上方に流体バランサー6を設けている。外
槽2の下方にモータ7を設け、中空で二軸構造となった
洗濯・脱水軸8、および洗濯または脱水時によって回転
力の伝達を洗濯・脱水軸8に切り換えるクラッチ9を介
して、内槽4または回転翼5に連結している。
【0004】乾燥用送風機10は、ヒータ11により加
熱された温風を温風噴出口12より内槽4内に送風する
もので、筐体1の略上方に設けており、乾燥用送風機1
0とヒータ11とで温風供給手段を構成している。熱交
換ダクト13は、湿った温風の除湿を行うもので、一端
を外槽2の排水経路口14に接続した接続ダクト15に
接続し、他端を乾燥用送風機10に接続している。
【0005】排水弁16は、外槽2の底部に固定し、接
続ダクト15と熱交換ダクト13からの排水を排水ダク
ト17を通して排水弁16に導き、排水ホース18から
機外へ排水するように構成している。外槽カバー19は
外槽2の上面を気密的に覆うもので、この外槽カバー1
9に内蓋20を開閉自在に設け、衣類の出し入れを行う
ようにしている。冷却用送風機21は筐体1の内部に外
部から冷却風を導入するもので、筐体1の側壁に設けて
いる。
【0006】上記構成において動作を説明する。洗濯行
程では、内槽4に衣類と水または湯と洗剤を投入し、伝
達機構部のクラッチ9を洗濯側に設定して、モータ7の
動力を洗濯軸を介して回転翼5に伝達し、回転翼5を回
転させて衣類を水中で撹拌して洗濯し、その後、排水弁
16を開いて排水し、すすぎ行程で再度給水し洗濯行程
と同様にして衣類をすすぐ。
【0007】脱水行程では、すすぎ終了後、内槽4内の
水を排水弁16を開いて排水した後、伝達機構部のクラ
ッチ9を脱水側に切り換えて、モータ7の動力を脱水軸
を介し内槽4に伝達し、洗濯物に遠心力を与えることに
より、水分を洗濯物から分離することで進行する。
【0008】乾燥行程では、まず、回転翼5を正逆転さ
せることにより、脱水時の遠心力で内槽4の内壁に張り
付いた衣類を引き剥がした後、回転翼5を瞬間的に正逆
の方向に強力に回転させて、衣類を内槽4内で上方に放
り上げるように撹拌する。同時に、乾燥用送風機10と
ヒータ11からなる温風供給手段により、温風を温風噴
出口12に送る。
【0009】温風噴出口12より内槽4内に吹き込まれ
た温風は、衣類から水分を蒸発させた後、外槽2の下部
に設けた排水経路口14、接続ダクト15、熱交換ダク
ト13、乾燥用送風機10、ヒータ11、温風噴出口1
2に導かれ循環する。衣類から水分を蒸発させた高温多
湿空気は、外槽2および熱交換ダクト13を通過する際
に、冷却用送風機21の送風により冷却されて除湿し、
その後、再び、乾燥用送風機10、ヒータ11に戻るこ
とになる。これにより、乾燥が進行する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、乾燥運転中に外槽2内に温風が供給されること
で、高温になるとともに、内圧が高まって内蓋20が変
形し易くなり、外槽カバー19と内蓋20との気密性の
不安定化を招き、乾燥性能面において、除湿量の低下
や、強いては乾燥時間が長くなるなどの問題があった。
【0011】また、内蓋20を開けた状態での保持力が
弱く、内槽4の洗濯物を取り出す時に倒れ易くて使い勝
手が悪く、倒れ始めると内蓋20の自重で勢いよく閉ま
り、強度面でも悪影響を与えるなどの問題があった。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、外槽
カバーと内蓋との気密性を確保し、除湿量を安定させて
安定した乾燥性能を得るとともに、内蓋を開けた状態で
の保持力を高めて、内槽の洗濯物を取り出すときに倒れ
難くし、使い勝手を向上することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、筐体内部に弾性的に吊支した外槽内に、回
転中心軸を鉛直方向に有し洗濯物を収容する内槽を回転
自在に支持し、外槽の上方開口側に略ドーナツ状の外槽
カバーを配し、この外槽カバーの内方開口部を内蓋によ
り上開き方向に開閉し、温風供給手段により内槽内に乾
燥用の温風を供給するよう構成し、内蓋は、樹脂材料部
材と金属材料部材で構成し、かつ、外周縁下面側にパッ
キング部材を設け、前記開口部を閉成した状態で前記パ
ッキング部材が前記外槽カバーに当接する構成とし、前
記内蓋の軸支側に金属製のシャフトを有するとともに、
外槽カバーにシャフトを軸支する金属製の軸受け部材を
設け、かつシャフトには内蓋を常時開放方向へ付勢する
付勢ばねを設けたものである。
【0014】これにより、外槽カバーと内蓋との気密性
を確保することができて、除湿量を安定させて安定した
乾燥性能を得ることができ、内蓋を開けた状態での保持
力を高めて、内槽の洗濯物を取り出すときに倒れ難くす
ることができ、使い勝手を向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を
鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し洗濯物を
収容する内槽と、前記外槽の上方開口側に配した略ドー
ナツ状の外槽カバーと、この外槽カバーの内方開口部を
上開き方向に開閉する内蓋と、前記内槽内に乾燥用の温
風を供給する温風供給手段と、高温多湿空気の除湿を行
う熱交換ダクトとを備え、前記内蓋は、樹脂材料部材と
金属材料部材で構成し、かつ、外周縁下面側にパッキン
グ部材を設け、前記開口部を閉成した状態で前記パッキ
ング部材が前記外槽カバーに当接する構成とし、前記内
の軸支側に金属製のシャフトを有するとともに、前記
外槽カバーに前記シャフトを軸支する金属製の軸受け部
材を設け、かつ前記シャフトには内蓋を常時開放方向へ
付勢する付勢ばねを設けたものであり、乾燥運転中に外
槽内の内圧が高まって高温になっても、内蓋の変形を防
止できるので、乾燥中の外槽カバーと内蓋との気密性を
確保することができ、安定した除湿量、乾燥性能を得る
ことができる。同時に、内蓋を開けた状態での保持力を
高めて、内槽の洗濯物を取り出すときに倒れ難くするこ
とができ、使い勝手を向上することができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、軸受け部材には、シャフトの両端
を内蓋後方から挿入可能な切り欠き穴を設け、かつ前記
軸受け部材には、前記切り欠き穴およびシャフトの端面
を着脱可能に覆う保持部材を設けたものであり、内蓋の
外槽カバーに対する位置ずれを防止することができ、乾
燥中の外槽カバーと内蓋との気密性を確保できて、安定
した除湿量、乾燥性能を得ることができる。また、洗濯
乾燥機の製造時において、内蓋の外槽カバーへの組立作
業性が容易になり、生産性を向上することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、シャフトと内蓋との間に
弾性部材を挟持したものであり、脱水運転中に、洗濯物
のアンバランスによって内蓋、外槽カバーに脱水振動が
加わっても、弾性部材によって内蓋をシャフトに対して
防振的に取付けているため、異音の発生を防止できる。
【0018】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、シャフトにつる巻き状の付勢
ばねを配し、前記シャフトに回動自在に配した係止部材
を回動させることで、付勢ばねの一端側を付勢力に抗し
て巻き締めし、かつ固定したものであり、付勢ばねを組
立てるときに小さな力で所定の位置にセットできるの
で、付勢ばねを傷付けるのを防止できるとともに、組立
作業性を向上することができる。
【0019】請求項5に記載の発明は、上記請求項2に
記載の発明において、シャフトにつる巻き状の付勢ばね
を配し、その一端側を係止部材で固定し、他端側を軸受
け部材の係止部に係止し、かつ保持部材で前記付勢ばね
の他端側を含んで係止部を覆ったものであり、外観上す
っきりさせることができるとともに、保持部材を組立る
ときに係止部によって位置決めできるため、組立作業性
を向上することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0021】(実施例1) 図1〜図4に示すように、外槽カバー22は、外槽2の
上方開口側に配置し、略ドーナツ状に形成し、ステンレ
ス鋼板などの金属材料部材23と、ポリプロピレン樹脂
などの樹脂材料部材24とで構成し、内方開口部25を
設けて衣類を出し入れできるようにしている。
【0022】内蓋26は、ステンレス鋼板などの金属材
料部材27を、ねじ28でポリプロピレン樹脂などの樹
脂材料部材29に締結し、内蓋26の外周縁下面側に
は、パッキング部材30を設けている。このパッキング
部材は、変形していないときは細線で示した形状をして
いるが、内蓋26を閉成した状態では、実線で示すよう
に変形しながら外槽カバー22の金属材料部材23に当
接し、内蓋26と外槽カバー22の間の気密を保つよう
構成している。
【0023】内蓋26の軸支側には、金属製の蝶番31
を取り付け、金属製のシャフト32によって、外槽カバ
ー22に設けた金属製の軸受け部材33に、上開き方向
に開閉自在に軸支している。また、シャフト32には、
つる巻き状の付勢ばね34を取り付け、内蓋26を常時
開放方向に付勢している。
【0024】上記構成において動作を説明する。なお、
洗濯行程から脱水行程までの動作は従来例と同じである
ので説明を省略する。
【0025】乾燥行程では、まず、回転翼5を正逆転さ
せることにより、脱水時の遠心力で内槽4の内壁に張り
付いた衣類を引き剥がした後、回転翼5を瞬間的に正逆
の方向に強力に回転させて、衣類を内槽4内で上方に放
り上げるように撹拌する。同時に、乾燥用送風機10と
ヒータ11からなる温風供給手段により、温風を温風噴
出口12に送る。
【0026】温風噴出口12により内槽4に吹き込まれ
た温風は、衣類から水分を蒸発させた後、外槽2の下部
に設けた排水経路口14、接続ダクト15、熱交換ダク
ト13、乾燥用送風機10、ヒータ11、温風噴出口1
2に導かれ循環する。衣類から水分を蒸発させた高温多
湿空気は、外槽2および熱交換ダクト13を通過する際
に、冷却用送風機21の送風により冷却されて除湿し、
その後、再び、乾燥用送風機10、ヒータ11に戻り、
乾燥される。
【0027】乾燥中は温風供給手段によって温風が外槽
2内に絶えず供給されているため、内蓋26は高温にな
るとともに、内圧の上昇により上方向の力がかかる。内
蓋26が上方向に変形すると、パッキング部材30の当
たりが弱くなり、内蓋26と外槽カバー22の間の気密
性が低下する方向であるが、内蓋26の軸支部を構成す
る蝶板31、シャフト32、軸受け部材33などを温度
による強度低下がない金属製としていることで、運転中
の内蓋26の変形を最小限に抑えることができ、気密性
が保たれるので、安定した除湿量、乾燥性能を得ること
ができる。
【0028】また、内蓋26の変形を少なく抑えるため
に、金属製の部品を使って剛性を高めていくと、重量も
増えて内蓋26を開けるときに重くなり、開けた状態で
の保持力が小さくなり、洗濯物を取り出すときに外槽2
が少し揺れただけで内蓋26が倒れ易くなるなど使い勝
手が悪くなるとともに、内蓋26が自重で倒れるとき、
勢いよく閉まるようになり、強度面でも悪影響を与え
る。
【0029】しかし、付勢ばね34によって内蓋26を
常時開放方向に付勢させることによって、軽い力で開け
ることができ、開放状態での保持力も高めることがで
き、勢いよく閉まることもなくなり、使い勝手を向上す
ることができるとともに、強度面も向上することができ
る。
【0030】(実施例2) 図5および図6に示すように、軸受け部材35に、シャ
フト32の両端を内蓋26の後方から挿入可能な切り欠
き穴36を設け、この切り欠き穴36およびシャフト3
2の端面を着脱可能に覆う保持部材37を設けている。
他の構成は上記実施例1と同じである。
【0031】上記構成において作用を説明すると、内蓋
26を軸受け部材35に取り付けるとき、後方から切り
欠き穴36に容易にセットできるので、洗濯乾燥機の製
造時において、内蓋26の外槽カバー22への組立作業
性が容易になり、生産性を向上することができる。ま
た、内蓋26をセットした後、保持部材37をビス止め
するだけで、内蓋26の外槽カバー22に対する位置ず
れが前後方向、左右方向で防止でき、パッキング部材3
0の当たり方が安定するため、乾燥中の外槽カバー22
と内蓋26との気密性を確保することができ、安定した
除湿量、乾燥性能を得ることができる。
【0032】(実施例3) 図6〜図8に示すように、シャフト32と内蓋26との
間に弾性部材38を挟持している。他の構成は上記実施
例1または2と同じである。
【0033】上記構成において作用を説明すると、弾性
部材38はシャフト32に挿入され、内蓋26の側壁3
9とで挟持している。脱水運転中に、洗濯物のアンバラ
ンスによって内蓋26、外槽カバー22に脱水振動が加
わると、内蓋26は外槽カバー22に対して振動しよう
とするが、弾性部材38によって内蓋26がシャフト3
2に対して防振的に取付けられているため、異音の発生
を防止できる。
【0034】(実施例4) 図9および図10に示すように、シャフト32につる巻
き状の付勢ばね40を配し、シャフト32に回動自在に
配した係止部材41を回動させることで、付勢ばね40
の一端側42を付勢力に抗して巻き締めし、かつ蝶番4
3にビス固定している。他の構成は上記実施例1〜3と
同じである。
【0035】上記構成において作用を説明すると、内蓋
26の軸支側に取り付けた蝶番43に配した付勢ばね4
0は、内蓋26を常時開放方向に付勢しているため、一
端側42には大きなアーム力が発生する。
【0036】よって、付勢ばね40を蝶番43に組立て
るとき、図10に示すように、巻き締めする前の細線で
示した位置で、一端側42を係止部材41に引っかけて
おいて、その後、実線で現す巻き締めした位置まで係止
部材41の端を持って回転させると、小さな力で所定の
位置にセットできる。その後、蝶番43にビス締結すれ
ば、無理な力をかけることによる付勢ばね40の損傷な
どを防止できるとともに、組立作業性を向上することが
できる。
【0037】(実施例5) 図5および図11に示すように、シャフト32につる巻
き状の付勢ばね44を配し、その一端側45を係止部材
41で固定し、他端側46を軸受け部材35の係止部4
7に係止し、かつ保持部材48で、付勢ばね44の他端
側46を含んで係止部47を覆っている。他の構成は上
記実施例1〜4と同じである。
【0038】上記構成において作用を説明すると、保持
部材48は、付勢ばね44の他端側46を覆う段押し部
49と、係止部47が入り込む角穴部50を有してお
り、金属端面、切り起こしを隠すことで外観上すっきり
させることができる。また、保持部材48を組み立てる
とき、係止部47によって位置決めされるため、組立作
業性を向上することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回
転中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持
し洗濯物を収容する内槽と、前記外槽の上方開口側に配
した略ドーナツ状の外槽カバーと、この外槽カバーの内
方開口部を上開き方向に開閉する内蓋と、前記内槽内に
乾燥用の温風を供給する温風供給手段と、高温多湿空気
の除湿を行う熱交換ダクトとを備え、前記内蓋は、樹脂
材料部材と金属材料部材で構成し、かつ、外周縁下面側
にパッキング部材を設け、前記開口部を閉成した状態で
前記パッキング部材が前記外槽カバーに当接する構成と
し、前記内蓋の軸支側に金属製のシャフトを有するとと
もに、前記外槽カバーに前記シャフトを軸支する金属製
の軸受け部材を設け、かつ前記シャフトには内蓋を常時
開放方向へ付勢する付勢ばねを設けたから、乾燥運転中
に外槽内の内圧が高まって高温になっても、内蓋の変形
を防止できるので、乾燥中の外槽カバーと内蓋との気密
性を確保することができ、安定した除湿量、乾燥性能を
得ることができる。同時に、内蓋を開けた状態での保持
力を高めて、内槽の洗濯物を取り出すときに倒れ難くす
ることができ、使い勝手を向上することができる。
【0040】また、請求項2に記載の発明によれば、軸
受け部材には、シャフトの両端を内蓋後方から挿入可能
な切り欠き穴を設け、かつ前記軸受け部材には、前記切
り欠き穴およびシャフトの端面を着脱可能に覆う保持部
材を設けたから、内蓋の外槽カバーに対する位置ずれを
防止することができ、乾燥中の外槽カバーと内蓋との気
密性を確保できて、安定した除湿量、乾燥性能を得るこ
とができる。また、洗濯乾燥機の製造時において、内蓋
の外槽カバーへの組立作業性が容易になり、生産性を向
上することができる。
【0041】また、請求項3に記載の発明によれば、シ
ャフトと内蓋との間に弾性部材を挟持したから、脱水運
転中に、洗濯物のアンバランスによって内蓋、外槽カバ
ーに脱水振動が加わっても、弾性部材によって内蓋をシ
ャフトに対して防振的に取付けているため、異音の発生
を防止できる。
【0042】また、請求項4に記載の発明によれば、シ
ャフトにつる巻き状の付勢ばねを配し、前記シャフトに
回動自在に配した係止部材を回動させることで、付勢ば
ねの一端側を付勢力に抗して巻き締めし、かつ固定した
から、付勢ばねを組立てるときに小さな力で所定の位置
にセットできるので、付勢ばねを傷付けるのを防止でき
るとともに、組立作業性を向上することができる。
【0043】また、請求項5に記載の発明によれば、シ
ャフトにつる巻き状の付勢ばねを配し、その一端側を係
止部材で固定し、他端側を軸受け部材の係止部に係止
し、かつ保持部材で前記付勢ばねの他端側を含んで係止
部を覆ったから、外観上すっきりさせることができると
ともに、保持部材を組立るときに係止部によって位置決
めできるため、組立作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の内蓋の軸
支側の要部断面図
【図2】同洗濯乾燥機の縦断面図
【図3】同洗濯乾燥機の外槽カバーと内蓋の一部切欠し
た平面図
【図4】同洗濯乾燥機の内蓋の一部切欠した平面図
【図5】本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の内蓋の軸
支側の要部断面図
【図6】同洗濯乾燥機の内蓋の軸支側の要部断面図
【図7】本発明の第3の実施例の洗濯乾燥機の内蓋の軸
支側の要部下面図
【図8】同洗濯乾燥機の内蓋の軸支側の要部背面図
【図9】本発明の第4の実施例の洗濯乾燥機の内蓋の軸
支側の背面図
【図10】同洗濯乾燥機の内蓋の軸支側の要部拡大断面
【図11】本発明の第5の実施例の洗濯乾燥機の内蓋の
軸支側の要部平面図
【図12】従来の洗濯乾燥機の縦断面図
【符号の説明】
1 筐体 2 外槽 4 内槽 10 乾燥用送風機(温風供給手段) 11 ヒータ(温風供給手段) 22 外槽カバー 25 内方開口部 26 内蓋 32 シャフト 33 軸受け部材 34 付勢ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−192395(JP,A) 特開 昭52−93174(JP,A) 実公 昭47−16717(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 39/14 D06F 25/00 D06F 37/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回
    転中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持
    し洗濯物を収容する内槽と、前記外槽の上方開口側に配
    した略ドーナツ状の外槽カバーと、この外槽カバーの内
    方開口部を上開き方向に開閉する内蓋と、前記内槽内に
    乾燥用の温風を供給する温風供給手段と、高温多湿空気
    の除湿を行う熱交換ダクトとを備え、前記内蓋は、樹脂
    材料部材と金属材料部材で構成し、かつ、外周縁下面側
    にパッキング部材を設け、前記開口部を閉成した状態で
    前記パッキング部材が前記外槽カバーに当接する構成と
    し、前記内蓋の軸支側に金属製のシャフトを有するとと
    もに、前記外槽カバーに前記シャフトを軸支する金属製
    の軸受け部材を設け、かつ前記シャフトには内蓋を常時
    開放方向へ付勢する付勢ばねを設けた洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 軸受け部材には、シャフトの両端を内蓋
    後方から挿入可能な切り欠き穴を設け、かつ前記軸受け
    部材には、前記切り欠き穴およびシャフトの端面を着脱
    可能に覆う保持部材を設けた請求項1記載の洗濯乾燥
    機。
  3. 【請求項3】 シャフトと内蓋との間に弾性部材を挟持
    した請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 シャフトにつる巻き状の付勢ばねを配
    し、前記シャフトに回動自在に配した係止部材を回動さ
    せることで、付勢ばねの一端側を付勢力に抗して巻き締
    めし、かつ固定した請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】 シャフトにつる巻き状の付勢ばねを配
    し、その一端側を係止部材で固定し、他端側を軸受け部
    材の係止部に係止し、かつ保持部材で前記付勢ばねの他
    端側を含んで係止部を覆った請求項2記載の洗濯乾燥
    機。
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