JP2004188063A - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】洗濯物を収容する内槽42を外槽41に内包し、送風手段47により外気を吸気し内槽42内に送風するとともに、送風手段47と内槽42との間に設けたヒータ49により送風手段47からの送風を加熱し、ヒータ49を内包したケーシング50により送風手段47を保持する。送風手段47は、送風モータ45と送風ファン46とを有し、送風モータ45と送風ファン46との間に、送風モータ冷却用ファンを設ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗い、すすぎ、脱水の洗濯行程と乾燥行程を備えた洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗濯乾燥機は図6に示すような構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
【0003】
図6に示すように、筐体1は、内部に複数のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽3を設け、脱水時の振動を吸収する構成としている。外槽3の内部に洗濯物および乾燥対象物(以後、衣類という)を収容する内槽4を脱水軸5を中心に回転可能に配設し、内槽4の内底部に衣類を撹拌する回転翼6を洗濯軸7を中心に回転自在に配設している。
【0004】
内槽4の内部周壁に小孔(図示せず)を多数設けるとともに、上方に流体バランサー8を設けている。回転翼6は、外周部に傾斜面9を有する略皿状の基盤の上面に撹拌用突出部10を形成することで、乾燥行程においては、衣類を回転翼6の回転による遠心力で傾斜面9に沿って上方へ舞い上がりやすくしている。
【0005】
外槽3の底部にモータ11を配設し、その回転力を洗濯時は洗濯軸7に伝達し、脱水時は脱水軸5に切り換えて伝達するクラッチ12を介して、内槽4または回転翼6に連結している。
【0006】
筐体1内の後方に熱交換器13を配設し、この熱交換器13の一端は伸縮自在の下部蛇腹状ホース14を介して外槽3の下部に接続し、他端は循環する温風に含まれるリントを回収するリントフィルター15を介して循環用送風機16の一端に接続している。循環用送風機16の他端は、加熱手段であるヒータ17を有する温風供給路18に接続し、送風蛇腹ホース19を通って内槽4へ繋がり、循環する温風循環経路20を構成している。
【0007】
略ドーナツ状の外槽カバー21は外槽3の上方開口側に配設し、送風蛇腹ホース19から温風を供給する温風供給口22を設けている。また、この外槽カバー21に内蓋23を開閉自在に設け、閉時は外槽カバー21の開口部を気密的に覆い、開時は衣類を出し入れ可能にしている。
【0008】
筐体1の上部には開口部を有する筐体カバー24を配設し、その開口部を開閉自在に覆う外蓋25、操作表示手段26、内槽4に給水する給水弁27などを設けている。外槽3の底部に外槽3外に水を排水する排水弁28を設けている。筐体1の後面に送風によって外槽3、熱交換器13などを冷却する冷却用送風機29を配設している。
【0009】
制御装置30は筐体1の背面に配設した裏板34に取り付けており、マイクロコンピュータを具備して、モータ11、クラッチ12、循環用送風機16、ヒータ17、給水弁27、排水弁28、冷却用送風機29などの動作を制御し、例えば、外槽3の温度を検知するサーミスタ31、熱交換器13の出口の循環風温度を検知するサーミスタ32の検知出力をモニターし乾燥終了を判定するなど、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するよう構成している。
【0010】
上記構成において動作を説明する。洗い行程では、外蓋25と内蓋23を開けて、内槽4に衣類を投入し運転を開始すると、給水弁27が開き、外槽カバー21に接続された給水蛇腹ホース33を通して所定の水位まで給水した後、モータ11を駆動する。伝達機構部のクラッチ12によりモータ11の動力を洗濯軸7を介して回転翼6に伝達して回転し、撹拌用突出部10により衣類を撹拌し、衣類どうしまたは内槽4や回転翼6との接触により作用する機械力と水流により衣類の洗浄を行う。
【0011】
脱水行程では、洗濯終了後、排水弁28を開いて内槽4内の水を排水した後、クラッチ12を脱水側に切り換えて、モータ11の動力を脱水軸5に伝達し内槽4を回転させ、遠心力により衣類から水分を分離させる。
【0012】
乾燥行程では、脱水終了後、排水弁28を閉じ、クラッチ12を洗濯側に切り換え、モータ11の回転を回転翼6に伝達し、回転翼6を正転、反転させて撹拌用突出部10で衣類を撹拌する。同時に、ヒータ17によって加熱された温風を循環用送風機16によって送風蛇腹ホース19を通って温風供給口22に送り、内槽4内に吹き込む。内槽4内に吹き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させながら下部蛇腹状ホース14を通過し熱交換器13へ送られる。
【0013】
衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風は、冷却送風機29による外部空気の流入で冷却された外槽3の内壁や熱交換器13内を通過するとき、水分の結露が起こり、湿った温風は除湿されて循環用送風機16に戻る。この温風循環経路20で温風を循環させ、内槽4内の衣類を乾燥させる。さらに温風に含まれるリントを温風循環経路20に着脱可能に設けたリントフィルター15で回収することができる。
【0014】
【特許文献1】
特開2002−159787号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構成では、操作表示手段26を筐体カバー24に配設しているのに対し、筐体カバー24内に配設した循環用送風機16、ヒータ17、給水弁27などの各種電装部品と結線し、その動きを制御する制御装置30は裏板34に配設しているため、洗濯乾燥機を組立てる際に、筐体カバー24を一つのユニット形態としてまとめて組むことができず、組立作業性が悪く生産効率も低下するという問題を有していた。
【0016】
制御装置30を筐体カバー24内に配設できれば、筐体カバー24を一つのユニット形態としてまとめて組むことができ組立作業性も向上するが、そのためには制御装置30を小型化する必要がある。しかし、例えば循環用送風機16は、直流電源で駆動される直流モータを使用しており、このモータ自体は動作効率が高く、温度上昇も低くて冷却の必要がないなどの利点があるが、その駆動回路がスペースを必要として制御装置30が大きくなり、その結果、背面に背負わざるを得ない構成になっていた。
【0017】
筐体カバー24が一つのユニット形態としてまとまらないということは、組立作業性が悪化すると同時に、補修サービス時においても、同様に作業性が悪いことになる。
【0018】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、内槽内に送風する送風手段の仕様により制御装置を小型化できるようにし、筐体カバーを一つのユニット形態としてまとめることで、洗濯乾燥機の組立作業性、補修時の作業性を向上することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、洗濯物を収容する内槽を外槽に内包し、送風手段により外気を吸気し内槽内に送風するとともに、送風手段と内槽との間に設けた加熱手段により送風手段からの送風を加熱し、加熱手段を内包したケーシングにより送風手段を保持するよう構成し、送風手段は、送風モータと送風ファンとを有し、送風モータと送風ファンとの間に、送風モータ冷却用ファンを設けたものである。
【0020】
これにより、送風モータを例えば直流モータのような動作効率が高く、温度上昇が低いものに限定せずに、例えば隈取モータのような動作効率が低く、温度上昇に不利ではあるが制御装置に特別な駆動回路を必要としないモータであっても、送風モータ冷却用ファンによって乾燥運転中の温度上昇を低く抑えることができるため、制御装置の大型化を招くことなく使用することができ、その結果、筐体カバー内に配設される循環用送風機、ヒータ、給水弁などの各種電装部品と結線されその動きを制御する制御装置も同じく筐体カバー内に配設することができ、筐体カバーを一つのユニット形態として組むことができ、洗濯乾燥機の組立作業性、補修時の作業性を向上することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、洗濯物を収容する内槽と、この内槽を内包する外槽と、外気を吸気し前記内槽内に送風する送風手段と、この送風手段と前記内槽との間に設け前記送風手段からの送風を加熱する加熱手段と、この加熱手段を内包し前記送風手段を保持するケーシングとを備え、前記送風手段は、送風モータと送風ファンとを有し、前記送風モータと送風ファンとの間に、送風モータ冷却用ファンを設けたものであり、送風モータを例えば直流モータのような動作効率が高く、温度上昇が低いものに限定せずに、例えば隈取モータのような動作効率が低く、温度上昇に不利ではあるが制御装置に特別な駆動回路を必要としないモータであっても、送風モータ冷却用ファンによって乾燥運転中の温度上昇を低く抑えることができるため、制御装置の大型化を招くことなく使用することができ、その結果、筐体カバー内に配設される循環用送風機、ヒータ、給水弁などの各種電装部品と結線されその動きを制御する制御装置も同じく筐体カバー内に配設することができ、筐体カバーを一つのユニット形態として組むことができ、洗濯乾燥機の組立作業性、補修時の作業性を向上することができる。
【0022】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、送風モータ冷却用ファンは、複数個の放射状のリブからなり、送風ファン側は略円板にて塞ぎ、送風モータ側は開放としたものであり、送風モータ冷却用ファンを追加しても、送風ファンによって加熱手段に送られる風量に影響を与えることなく、送風モータを冷却することができ、乾燥性能を向上することができる。
【0023】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、送風モータ冷却用ファンは、送風ファンと一体としたものであり、部品点数を増やすことなく送風モータを冷却することができ、安価で組立性がよく、高さ方向の寸法もコンパクトに抑えることができる。
【0024】
請求項4に記載の発明は、洗濯物を収容する内槽と、この内槽を内包する外槽と、外気を吸気し前記内槽内に送風する送風手段と、この送風手段と前記内槽との間に設け前記送風手段からの送風を加熱する加熱手段と、この加熱手段を内包し前記送風手段を保持するケーシングとを備え、前記送風手段は、送風モータと送風ファンとを有し、前記ケーシングには、前記送風ファンからの送風が一部前記送風モータに当たるように開口部を設けたものであり、送風モータを例えば直流モータのような動作効率が高く、温度上昇が低いものに限定せずに、例えば隈取モータのような動作効率が低く、温度上昇に不利ではあるが制御装置に特別な駆動回路を必要としないモータであっても、開口部からの冷却風によって乾燥運転中の温度上昇を低く抑えることができるため、制御装置の大型化を招くことなく使用することができ、その結果、筐体カバー内に配設される循環用送風機、ヒータ、給水弁などの各種電装部品と結線されその動きを制御する制御装置も同じく筐体カバー内に配設することができ、筐体カバーを一つのユニット形態として組むことができ、洗濯乾燥機の組立作業性、補修時の作業性を向上することができる。
【0025】
請求項5に記載の発明は、上記請求項4に記載の発明において、開口部は送風ファンと加熱手段との間に設けたものであり、開口部からの冷却風を勢いよく送風モータに当てることができるため、冷却効果を向上することができる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0027】
(実施例1)
図1に示すように、外槽41は、サスペンション2によって筐体1に弾性的に吊り下げ、回転中心軸を略鉛直方向に有し衣類を収容する内槽42を内包している。外槽41の上方開口側には、図2および図3に示すように、内方に開口部を有する外槽カバー43を配設し、この外槽カバー43の開口部を開閉自在に覆うように内蓋44を配設している。
【0028】
筐体1の上部に配設された筐体カバー24の後方内部に、図4に示すように、送風モータ45と送風ファン46で構成した送風手段47を配設し、この送風手段47の一端は吸気フィルター48を介して機体外に通じている。他端は加熱手段であるヒータ49を内包し、送風手段47を保持するケーシング50を介して送風蛇腹ホース51を接続し、外槽カバー43と弾性的につながっている。サーミスタ52は、ケーシング50内のヒータ49より送風経路の下流側に設け、温風温度を検知している。
【0029】
制御装置53は、筐体カバー24内に配設し、マイクロコンピュータを具備し、モータ11、クラッチ12、給水弁27、排水弁28、送風モータ45、ヒータ49などの動作を制御し、例えばサーミスタ52の検知出力をモニターして温風温度が正常な状態かを監視するなど、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するよう構成している。
【0030】
上記構成において動作を説明する。なお、洗い行程から脱水行程までの動作は従来例の動作と同じであるので説明を省略する。
【0031】
乾燥行程に入ると、クラッチ12を洗濯側に切り換え、モータ11を駆動して回転翼6に伝達し、回転翼6を正転、反転させて撹拌用突出部10で衣類を引っかけて撹拌する。また、送風モータ45とヒータ49に通電し、送風ファン46の回転によってケーシング50内の内圧を高め、吸気フィルター48を通して吸入した外気をヒータ49へ送り込んで温風に変え、温風供給口54から内槽42内に温風を吹き込む。
【0032】
この温風が撹拌中の衣類を暖め、衣類から水分を蒸発させながら、内槽42の上方に向かって上昇し、排気フィルター55から排出される。衣類の撹拌によって発生したリントは排気フィルター55で捕集され、機体内にリントが散乱するのを防止する。
【0033】
ここで、送風モータ45と送風ファン46との間には、送風モータ冷却用ファン56を設けている。この送風モータ冷却用ファン56は、複数個の放射状のリブ57からなり、送風ファン46側は送風ファンの天面をなす略円板58にて塞ぎ、送風モータ45側は開放し、送風ファンと一体に形成している。
【0034】
乾燥運転中、ケーシング50内をヒータ49に向かって流れる主流の他に、送風モータ45の廻りの空気が送風モータ冷却用ファン56によってかき回される風の流れが発生し、送風モータ45の発熱を抑えることができる。この風の流れは主流には影響を及ぼさないため、乾燥性能にも悪影響を及ぼすことはない。
【0035】
したがって、送風モータ45は、例えば、安価ではあるが運転効率が低く、温度上昇も大きい隈取モータを使用しても、送風モータ冷却用ファン56の冷却効果によって、問題のない発熱レベルに抑えることができる。さらに、一般的によく見られるような、送風モータ45の上部に別体の冷却用ファンを設けるなどの必要がないので、送風手段47の高さ方向の寸法をコンパクトに抑えることができ、洗濯乾燥機本体の高さも低く抑えることができる。
【0036】
また、送風手段47の上部の回転物をなくせるので、送風モータ45、ヒータ49、サーミスタ52等の電装部品の結線処理を送風手段47の上部でまとめるスペースとして活用することができ、組立作業性、補修時の作業性を向上することができる。
【0037】
さらに、例えば隈取モータは動作効率が低く、温度上昇に不利ではあるが制御装置53に特別な駆動回路を必要としないため、送風モータ冷却用ファン56によって乾燥運転中の温度上昇を低く抑えることで、制御装置53の大型化を招くことなく使用が可能になる。その結果、筐体カバー24内に配設される送風モータ45、ヒータ49、サーミスタ52などの電装部品と結線され、その動きを制御する制御装置53も同じく筐体カバー24内に配設することができる。
【0038】
つまり、筐体カバー24を一つのユニット形態としてまとめて組むことが可能になり、洗濯乾燥機の組立作業性、補修時の作業性を向上できる。
【0039】
このように本実施例によれば、ヒータ49を内包したケーシング50により送風手段47を保持するよう構成し、送風手段47は、送風モータ45と送風ファン46とを有し、送風モータ45と送風ファン46との間に、送風モータ冷却用ファン56を設けているので、送風モータ45を温度上昇に不利ではあるが制御装置53に特別な駆動回路を必要としないモータであっても、送風モータ冷却用ファン56によって乾燥運転中の温度上昇を低く抑えることができるため、制御装置53の大型化を招くことなく使用することができ、その結果、筐体カバー24内に配設される各種電装部品と結線されその動きを制御する制御装置53も同じく筐体カバー24内に配設することができ、筐体カバー24を一つのユニット形態として組むことができ、洗濯乾燥機の組立作業性、補修時の作業性を向上することができる。
【0040】
また、送風モータ冷却用ファン56は、複数個の放射状のリブ57からなり、送風ファン46側は略円板58にて塞ぎ、送風モータ45側は開放としているので、送風モータ冷却用ファン56を追加しても、送風ファン46によってヒータ49に送られる風量に影響を与えることなく、送風モータ45を冷却することができ、乾燥性能を向上することができる。
【0041】
また、送風モータ冷却用ファン56は、送風ファン46と一体としているので、部品点数を増やすことなく、送風モータ45を冷却することができるので、安価で組立性がよく、高さ方向の寸法もコンパクトに抑えることができる。なお、例えば、送風モータ冷却用ファン56を送風ファン46と別体として設けても、部品点数が増える以外は、上記同様の効果が得られる。
【0042】
(実施例2)
図5に示すように、ケーシング59は、ヒータ49を内包し、送風手段47を保持するもので、このケーシング59に送風ファン46からの送風が一部送風モータ45に当たるように開口部60を設けている。この開口部60は送風ファン46とヒータ49との間に設けている。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0043】
上記構成において動作を説明する。なお、洗い行程から脱水行程までの動作は従来例の動作と同じであり、乾燥行程の基本的な動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0044】
乾燥運転中に、送風ファン46の回転によって、ケーシング59内のヒータ49より手前の範囲は内圧が高まっている。よって、この内圧が高くて送風モータ45に近い場所に開口部60を設けることにより、風の一部を勢いよく送風モータ45に当てることができ、送風モータ45をより効果的に冷却することができる。
【0045】
したがって、送風モータ45の上部に別体の冷却ファンを設ける必要がなくなり、高さ方向のスペースを有効に使うことができ、送風手段47の上部を電装部品の結線のスペースとして活用できる。さらに、送風モータ45に例えば制御装置53に特別な駆動回路を必要としない隈取モータが使えるので、制御装置53を小型化することができ、筐体カバー24内にまとめて配設することで、組立て性、補修時の作業性を向上することができる。
【0046】
このように本実施例によれば、ヒータ49を内包したケーシング59により送風手段47を保持するよう構成し、送風手段47は、送風モータ45と送風ファン46とを有し、ケーシング59には、送風ファン46からの送風が一部送風モータ45に当たるように開口部60を設けたので、送風モータ45を温度上昇に不利ではあるが制御装置53に特別な駆動回路を必要としないモータであっても、開口部60からの冷却風によって乾燥運転中の温度上昇を低く抑えることができるため、制御装置53の大型化を招くことなく使用することができ、その結果、筐体カバー24内に配設される各種電装部品と結線されその動きを制御する制御装置53も同じく筐体カバー24内に配設することができ、筐体カバー24を一つのユニット形態として組むことができ、洗濯乾燥機の組立作業性、補修時の作業性を向上することができる。
【0047】
また、開口部60は送風ファン46とヒータ49との間に設けたので、開口部60からの冷却風を勢いよく送風モータ45に当てることができるため、冷却効果を向上することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に記載の発明によれば、加熱手段を内包したケーシングにより送風手段を保持するよう構成し、送風手段は、送風モータと送風ファンとを有し、送風モータと送風ファンとの間に、送風モータ冷却用ファンを設けたから、送風モータを例えば隈取モータのような動作効率が低く、温度上昇に不利ではあるが制御装置に特別な駆動回路を必要としないモータであっても、送風モータ冷却用ファンによって乾燥運転中の温度上昇を低く抑えることができるため、制御装置の大型化を招くことなく使用することができ、その結果、筐体カバー内に配設される各種電装部品と結線されその動きを制御する制御装置も同じく筐体カバー内に配設することができ、筐体カバーを一つのユニット形態として組むことができ、洗濯乾燥機の組立作業性、補修時の作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の縦断面図
【図2】同洗濯乾燥機の一部切欠した平面図
【図3】同洗濯乾燥機の一部切欠した要部拡大平面図
【図4】同洗濯乾燥機のA−A線断面図
【図5】本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の一部切欠した断面図
【図6】従来の洗濯乾燥機の縦断面図
【符号の説明】
41 外槽
42 内槽
45 送風モータ
46 送風ファン
47 送風手段
49 ヒータ(加熱手段)
50 ケーシング
56 送風モータ冷却用ファン
Claims (5)
- 洗濯物を収容する内槽と、この内槽を内包する外槽と、外気を吸気し前記内槽内に送風する送風手段と、この送風手段と前記内槽との間に設け前記送風手段からの送風を加熱する加熱手段と、この加熱手段を内包し前記送風手段を保持するケーシングとを備え、前記送風手段は、送風モータと送風ファンとを有し、前記送風モータと送風ファンとの間に、送風モータ冷却用ファンを設けた洗濯乾燥機。
- 送風モータ冷却用ファンは、複数個の放射状のリブからなり、送風ファン側は略円板にて塞ぎ、送風モータ側は開放とした請求項1記載の洗濯乾燥機。
- 送風モータ冷却用ファンは、送風ファンと一体とした請求項1または2記載の洗濯乾燥機。
- 洗濯物を収容する内槽と、この内槽を内包する外槽と、外気を吸気し前記内槽内に送風する送風手段と、この送風手段と前記内槽との間に設け前記送風手段からの送風を加熱する加熱手段と、この加熱手段を内包し前記送風手段を保持するケーシングとを備え、前記送風手段は、送風モータと送風ファンとを有し、前記ケーシングには、前記送風ファンからの送風が一部前記送風モータに当たるように開口部を設けた洗濯乾燥機。
- 開口部は送風ファンと加熱手段との間に設けた請求項4記載の洗濯乾燥機。
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