JP4151410B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗濯乾燥機は図6に示すような構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
【0003】
図6に示すように、筐体1は、内部に複数のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽3を設け、脱水時の振動を吸収する構成としている。外槽3の内部には、衣類(洗濯物および乾燥対象物)を収容する内槽4を脱水軸5を中心に回転可能に配設し、内槽4の内底部には、衣類を撹拌する回転翼6を洗濯軸7を中心に回転自在に配設している。
【0004】
内槽4の内部周壁に小孔(図示せず)を多数設けるとともに、上方に流体バランサー8を設けている。回転翼6は、外周部に傾斜面9を有する略皿状の基盤の上面に撹拌用突出部10を形成することで、乾燥行程においては、衣類を回転翼6の回転による遠心力で傾斜面9に沿って上方へと舞い上がりやすくしている。
【0005】
外槽3の底部にモータ11を配設し、その回転力を洗濯時は洗濯軸7に連結し、脱水時は脱水軸5に切り換えて伝達するクラッチ12を介して、内槽4または回転翼6に連結している。
【0006】
筐体1内の後方に熱交換器13を配設し、この熱交換器13の一端は伸縮自在の下部蛇腹状ホース14を介して外槽3の下部に接続し、他端は循環する温風に含まれるリントを回収するリントフィルター15を介して循環用送風機16の一端に接続している。循環用送風機16の他端は、加熱手段であるヒータ17を有する温風供給路18に接続し、送風蛇腹ホース19を通って内槽4へ繋がり、循環する温風循環経路20を構成している。
【0007】
外槽カバー21は、略ドーナツ状に形成して外槽3の上方開口側に配設し、送風蛇腹ホース19から温風を供給する温風供給口22を設けている。また、この外槽カバー21に内蓋23を開閉自在に設け、閉時は外槽カバー21の開口部を気密的に覆い、開時は衣類を出し入れ可能にしている。
【0008】
筐体1の上部には開口部を有する筐体カバー24を配設し、その開口部を開閉自在に覆う外蓋25、入力設定手段と表示手段とからなる操作表示手段26、内槽4に給水する給水弁27とを設けている。外槽3の底部には外槽3外に水を排水する排水弁28を設けている。筐体1の後面には、送風によって外槽3、熱交換器13等を冷却する冷却用送風機29を配設している。
【0009】
制御装置(制御手段)30は、筐体1の背面に配設した裏板34に取り付けており、マイクロコンピュータを具備し、モータ11、クラッチ12、循環用送風機16、ヒータ17、給水弁27、排水弁28、冷却用送風機29等の動作を制御し、例えば、外槽3の温度を検知するサーミスタ31、熱交換器13の出口の循環風温度を検知するサーミスタ32の検知出力をモニターし乾燥終了を判定する等、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する。
【0010】
上記構成において動作を説明する。洗い行程では、外蓋25と内蓋23を開けて、内槽4に衣類を投入し運転を開始すると、給水弁27が開き、外槽カバー21に接続された給水蛇腹ホース33を通して所定の水位まで給水された後、モータ11を駆動する。伝達機構部のクラッチ12によりモータ11の動力が洗濯軸7を介して回転翼6に伝達されて回転し、撹拌用突出部10により衣類が撹拌され、衣類どうしまたは内槽4や回転翼6との接触により作用する機械力と水流により衣類が洗浄される。
【0011】
脱水行程では、洗濯終了後、排水弁28を開いて内槽4内の水を排水した後、クラッチ12を脱水側に切り換えて、モータ11の動力を脱水軸5に伝達して内槽4を回転させ、遠心力により衣類から水分を分離させる。
【0012】
乾燥行程では、脱水終了後、排水弁28を閉じ、クラッチ12を洗濯側に切り換え、モータ11の回転を回転翼6に伝達し、正転、反転させて撹拌用突出部10で衣類を撹拌する。同時にヒータ17によって加熱された温風が、循環用送風機16によって送風蛇腹ホース19を通って温風供給口22に送られ、内槽4内に吹き込まれた温風は、衣類から水分を蒸発させながら下部蛇腹状ホース14を通過し熱交換器13へ送られる。
【0013】
衣類の水分を奪って湿気を含んだ温風が、冷却送風機29による外部空気の流入で冷却された外槽3の内壁や熱交換器13内を通過するとき、水分の結露が起こり、湿った温風は除湿されて循環用送風機16に戻る。この温風循環経路20で温風を循環させ、内槽4内の衣類を乾燥させる。さらに温風に含まれるリントを、温風循環経路20に着脱可能に設けられたリントフィルター15で回収することができる。
【0014】
【特許文献1】
特開2002−159787号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構成では、循環用送風機16は、外気を吸気し、ヒータ17により加熱した温風を内槽4内に送風するため、循環用送風機16が何らかの原因でロック状態になると、温風供給路18を流通する温風が停止し、内槽4内に温風を供給できなくなり、内槽4内の衣類を乾燥できなくなる。これを防止するため、循環用送風機16にはロック状態を検知し、故障状態を判別する必要があった。
【0016】
一方、従来、循環用送風機16は、インバータ回路で駆動される直流ブラシレスモータを使用しており、このモータ自体にホールICなどからなるモータの回転を検知する回転検知センサが必要であり、この回転検知センサを用いてロック検知をすることができるが、インバータ駆動回路やインバータ用の直流電源のスペースを必要として制御装置30が大きくなっていた。
【0017】
本発明は上記課題を解決するもので、内槽内に送風する送風手段のモータに回転検知センサを用いなくてもロック状態を検知できるようにして、温風が停止することによる内槽内の衣類が乾燥できなくなるのを防止するとともに故障時の安全性を向上し、制御装置を小型にして安価にすることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、洗濯物を収容する内槽を外槽内に内包し、送風手段により吸気フィルターを介して外気を吸気し内槽内に送風し、送風手段と内槽との間にPTCヒータからなる加熱手段を設け送風手段からの送風を加熱し、加熱手段を内包するケーシングに送風手段を保持し、ケーシング内に加熱手段から下流側の内槽側に温度検知手段を設け、加熱手段の入力電流を電流検知手段により検知し、入力設定手段により運転コース等を設定し、制御手段により送風手段、加熱手段、表示動作を行う表示手段などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの行程を制御するよう構成し、送風手段は、ケーシングの外方に設けた送風モータとケーシングの内方に設けた送風ファンとで構成し、ケーシングには送風モータと送風ファンの間に隙間を設けることで隙間を介してケーシング内に吸気できるようにし、制御手段は、乾燥行程に入ってから所定時間、電流検知手段により検知した電流値が所定の電流値より小であり、かつ温度検知手段により検知した温度が所定の温度より小であると、送風手段が停止と判断し、電流検知手段により検知した電流値が所定の電流値より小となっても、乾燥行程が終了するまでに、温度検知手段により検知した温度が所定の温度より小とならない場合は、送風手段は正常であると判断するようにしたものである。
【0019】
これにより、内槽内に送風する送風手段のモータに回転検知センサを用いなくてもロック状態を検知することができて、温風が停止することによる内槽内の衣類が乾燥できなくなるのを防止するとともに故障時の安全性を向上することができ、送風手段のモータに回転検知センサが必要な直流ブラシレスモータでなく、例えば隈取モータのような回転検知センサの必要としないモータを使うことができ、また、吸気フィルターの目詰まりなどを送風モータの停止と判断するといった誤った判断を避けることができ、さらに、インバータ回路、直流電源など特別な駆動回路を必要としないため制御装置を小型にできて安価にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、洗濯物を収容する内槽と、前記内槽を内包する外槽と、吸気フィルターを介して外気を吸気し前記内槽内に送風する送風手段と、前記送風手段と前記内槽との間に設け前記送風手段からの送風を加熱するPTCヒータからなる加熱手段と、前記加熱手段を内包し前記送風手段を保持するケーシングと、前記ケーシング内で前記加熱手段から下流側の前記内槽側に設けた温度検知手段と、前記加熱手段の入力電流を検知する電流検知手段と、運転コース等を設定する入力設定手段と、表示動作を行う表示手段と、前記送風手段、前記加熱手段、前記表示手段などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの行程を制御する制御手段とを備え、前記送風手段は、前記ケーシングの外方に設けた送風モータと前記ケーシングの内方に設けた送風ファンとで構成し、前記ケーシングには前記送風モータと前記送風ファンの間に隙間を設けることで前記隙間を介して前記ケーシング内に吸気できるようにし、前記制御手段は、乾燥行程に入ってから所定時間、前記電流検知手段により検知した電流値が所定の電流値より小であり、かつ前記温度検知手段により検知した温度が所定の温度より小であると、前記送風手段が停止と判断し、前記電流検知手段により検知した電流値が前記所定の電流値より小となっても、乾燥行程が終了するまでに、前記温度検知手段により検知した温度が前記所定の温度より小とならない場合は、前記送風手段は正常であると判断するようにしたものであり、内槽内に送風する送風手段のモータに回転検知センサを用いなくてもロック状態を検知することができて、温風が停止することによる内槽内の衣類が乾燥できなくなるのを防止するとともに故障時の安全性を向上することができ、送風手段のモータに回転検知センサが必要な直流ブラシレスモータでなく、例えば隈取モータのような回転検知センサの必要としないモータを使うことができ、また、吸気フィルターの目詰まりなどを送風モータの停止と判断するといった誤った判断を避けることができ、さらに、インバータ回路、直流電源など特別な駆動回路を必要としないため制御装置を小型にできて安価にすることができる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0022】
(実施例1)
図2に示すように、外槽41はサスペンション2によって筐体40に弾性的に吊り下げ、衣類を収容する内槽42を内包している。外槽41の上方開口側には内方に開口部を有する外槽カバー43を配設し、この外槽カバー43の開口部を開閉自在に覆うように内蓋44を配設している。
【0023】
筐体カバー45は、洗濯物を投入する投入口46を有し、筐体40の上部開口部を覆うように配設しており、この筐体カバー45内で投入口46の右後方部には、図3から図5に示すように、送風モータ47と送風ファン48とで構成した送風手段を配設し、この送風手段の一端は吸気フィルター50を介して機体外に通じている。送風手段の他端は加熱手段であるヒータ51を内包し、送風手段を保持するケーシング52を介して送風蛇腹ホース53を接続し、外槽カバー43と弾性的につながっている。サーミスタにより構成した温度検知手段54は、ケーシング52内のヒータ51より送風経路の下流側に設け、温風温度を検知している。
【0024】
制御装置55は、筐体カバー45内の投入口46の右側方部に位置するように配設し、図1に示すように、マイクロコンピュータで構成した制御手段56を有し、負荷駆動手段57を介してモータ11、クラッチ12、送風モータ47、ヒータ51、給水弁27、排水弁28などの電装部品の動作を制御し、例えば温度検知手段54の検知出力をモニターして温風温度が正常な状態かを監視する等、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するよう構成している。
【0025】
入力設定手段58は運転コース等の設定をするもので、設定内容を制御手段56に入力している。表示手段59は、入力設定手段58により設定した内容および運転状態を表示するものである。電流検知手段60は、ヒータ51の入力電流を検知するもので、その出力を制御手段56に入力している。不揮発性記憶手段61は、電源を供給しなくても記憶内容が消滅しない記憶手段である。
【0026】
ここで、制御手段56は、乾燥行程に入ってから所定時間、電流検知手段60の出力値と温度検知手段54の出力値が所定の値より小であると、送風モータ47が停止と判断するようにしている。
【0027】
上記構成において動作を説明する。なお洗い行程から脱水行程までの動作は従来例の動作と同じであるので説明を省略する。
【0028】
乾燥行程に入ると、クラッチ12を洗濯側に切り換え、モータ11を駆動して回転翼6に伝達し、回転翼6を正転、反転させて撹拌用突出部10で衣類を引っかけて撹拌する。また、送風モータ47とヒータ51に通電し、送風ファン48の回転によってケーシング52内の内圧を高め、吸気フィルター50を通して吸入した外気をヒータ51へ送り込んで温風に変え、温風供給口62から内槽42内に温風を吹き込む。
【0029】
この温風が撹拌中の衣類を暖め、衣類から水分を蒸発させながら、内槽42の上方に向かって上昇し、排気フィルター63から排出される。衣類の撹拌によって発生したリントは排気フィルター63で捕集され、機体内にリントが散乱するのを防止できる。
【0030】
乾燥運転中に、断線や異物吸引などにより送風モータ47が停止した場合、風がヒータ51にあたらなくなる。このヒータ51はPTCヒータからなり、ヒータ51にあたる風量が減るとヒータ51に流れる電流が減少する特性があり、ヒータ51に風があたらなくなると一定の電流値以下になる。
【0031】
また、送風モータ47が停止した場合、ケーシング52内の空気が動かなくなり、ヒータ51で温められた空気が温度検知手段54に届かず、温度検知手段54は温度が低いと検知する。
【0032】
この場合、乾燥行程に入ってから所定時間、電流検知手段60により検知したヒータ51に流れる電流と、温度検知手段54により検知した温度がそれぞれ所定の値より小であると、制御手段56は送風モータ47が停止していると判断する。
【0033】
ここで、吸気フィルター50が埃などにより目詰まりした場合など、吸気ができなくなったときに、空気が動かないので送風モータ47が正常に回転していても、停止していると誤った判断することを避けるために、送風モータ47と送風ファン48との間には隙間64を設け、この隙間64からわずかに吸気できるようにし、温度検知手段54に温風が届くようにし、ヒータ51の電流が所定の値以下になっても、乾燥運転が終了するまでに、温度検知手段54の検知出力が所定の値以下にならないときは、制御手段56は送風モータ47が正常に回転していると判断する。
【0034】
このように本実施例によれば、乾燥行程に入ってから所定時間、電流検知手段60の出力値と温度検知手段54の出力値が所定の値より小であると、送風モータ47が停止と判断するようにしたので、送風モータ47に回転検知センサを用いなくてもロック状態を検知することができて、温風が停止することによる内槽4内の衣類が乾燥できなくなるのを防止するとともに故障時の安全性を向上することができ、送風モータ47に回転検知センサが必要な直流ブラシレスモータでなく、例えば隈取モータのような回転検知センサの必要としないモータを使うことができ、さらに、インバータ回路、直流電源など特別な駆動回路を必要としないため制御装置を小型にできて安価にすることができる。
【0035】
(実施例2)
図1に示す制御手段56は、送風モータ47が停止と判断した場合に、不揮発性記憶手段61に送風モータ47が異常であることを記憶し、次回の運転からは乾燥行程を含む運転コースを設定できないようにし、送風モータ47が停止した原因を排除した場合に、入力設定手段58により不揮発性記憶手段61の異常履歴を消去することで、乾燥行程を含む運転コースを設定できるようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0036】
上記構成において動作を説明する。制御手段56は、送風モータ47が停止と判断した場合に、不揮発性記憶手段61に送風モータ47が異常であることを記憶し、次回の運転からは乾燥行程を含む運転コースを設定できないようにすることにより、送風モータ47の異常時には、乾燥行程を含む運転コースを運転できないので安全性を確保することができ、送風モータ47の異常の場合でも、乾燥以外の他の機能(洗い、すすぎ、脱水)は正常に行えるので、送風モータ47の異常の原因を排除するか、または修理が完了するまで、乾燥行程以外の洗い、すすぎ、脱水をすることができる。
【0037】
また、送風モータ47が停止した原因を排除した場合に、入力設定手段58から所定の入力を行うと制御手段56は、不揮発性記憶手段61の異常履歴を消去し、乾燥行程を含む運転コースを設定できるようにすることにより、送風モータ47の異常の原因を排除、または修理が完了すると乾燥行程を含むすべての運転コースを設定できるように元の状態に戻すことで、正常な洗濯乾燥機として使用することができる。
【0038】
このように本実施例によれば、送風モータ47が停止と判断した場合に、不揮発性記憶手段61に送風モータ47が異常であることを記憶し、次回の運転からは乾燥行程を含む運転コースを設定できないようにしたので、送風モータ47の異常の原因を排除するか、または送風モータ47の修理が完了するまで、乾燥行程を含む運転コースを運転できないので安全性を確保することができるとともに、乾燥行程以外の洗い、すすぎ、脱水ができるようにして、乾燥行程での不具合時の不便性を解消することができる。
【0039】
また、送風モータ47が停止した原因を排除した場合に、入力設定手段58により不揮発性記憶手段61の異常履歴を消去することで、乾燥行程を含む運転コースを設定できるようにしたので、送風モータ47の異常の原因を排除、または送風モータ47の修理が完了すると乾燥行程を含むすべての運転コースを設定できるように、元の状態に戻すことができる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に記載の発明によれば、乾燥行程に入ってから所定時間、電流検知手段により検知した電流値が所定の電流値より小であり、かつ温度検知手段により検知した温度が所定の温度より小であると、送風手段が停止と判断し、電流検知手段により検知した電流値が所定の電流値より小となっても、乾燥行程が終了するまでに、温度検知手段により検知した温度が所定の温度より小とならない場合は、送風手段は正常であると判断するようにしたから、内槽内に送風する送風手段のモータに回転検知センサを用いなくてもロック状態を検知することができて、温風が停止することによる内槽内の衣類が乾燥できなくなるのを防止するとともに故障時の安全性を向上することができ、送風手段のモータに回転検知センサが必要な直流ブラシレスモータでなく、例えば隈取モータのような回転検知センサの必要としないモータを使うことができ、また、吸気フィルターの目詰まりなどを送風モータの停止と判断するといった誤った判断を避けることができ、さらに、インバータ回路、直流電源など特別な駆動回路を必要としないため制御装置を小型にできて安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機のブロック回路図
【図2】 同洗濯乾燥機の縦断面図
【図3】 同洗濯乾燥機の一部切欠した平面図
【図4】 同洗濯乾燥機の要部拡大平面図
【図5】 同洗濯乾燥機のA−A線断面図
【図6】 従来の洗濯乾燥機の縦断面図
【符号の説明】
41 外槽
42 内槽
47 送風モータ(送風手段)
48 送風ファン(送風手段)
51 ヒータ(加熱手段)
52 ケーシング
54 温度検知手段
56 制御手段
58 入力設定手段
59 表示手段
60 電流検知手段
Claims (1)
- 洗濯物を収容する内槽と、前記内槽を内包する外槽と、吸気フィルターを介して外気を吸気し前記内槽内に送風する送風手段と、前記送風手段と前記内槽との間に設け前記送風手段からの送風を加熱するPTCヒータからなる加熱手段と、前記加熱手段を内包し前記送風手段を保持するケーシングと、前記ケーシング内で前記加熱手段から下流側の前記内槽側に設けた温度検知手段と、前記加熱手段の入力電流を検知する電流検知手段と、運転コース等を設定する入力設定手段と、表示動作を行う表示手段と、前記送風手段、前記加熱手段、前記表示手段などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの行程を制御する制御手段とを備え、前記送風手段は、前記ケーシングの外方に設けた送風モータと前記ケーシングの内方に設けた送風ファンとで構成し、前記ケーシングには前記送風モータと前記送風ファンの間に隙間を設けることで前記隙間を介して前記ケーシング内に吸気できるようにし、前記制御手段は、乾燥行程に入ってから所定時間、前記電流検知手段により検知した電流値が所定の電流値より小であり、かつ前記温度検知手段により検知した温度が所定の温度より小であると、前記送風手段が停止と判断し、前記電流検知手段により検知した電流値が前記所定の電流値より小となっても、乾燥行程が終了するまでに、前記温度検知手段により検知した温度が前記所定の温度より小とならない場合は、前記送風手段は正常であると判断するようにした洗濯乾燥機。
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