JP4786601B2 - 電気洗濯機 - Google Patents

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本発明は、電気洗濯機に関する。
電気洗濯機は、外枠と、この外枠内に防振機構を介して吊り下げるように設けた洗濯水を溜める外槽と、この外槽内に回転可能に設けた洗濯兼脱水槽である内槽と、前記内槽内の底部に位置させて回転可能に設けた回転盤と、前記内槽および/または回転盤を選択的に回転駆動する駆動機構と、前記外槽内に洗濯水を給水する給水機構と、前記外槽内の洗濯水を排水する排水機構と、前記外槽内の洗濯水の水位を検出する洗濯水位検出手段と、前記外槽の底部に溜った洗濯水を吸い込んで内槽の上方から該内槽内に降り掛けるように循環させる洗濯水循環機構と、前記駆動機構と給水機構と排水機構と洗濯水循環機構を制御する制御装置を備える。
そして、乾燥機能付きの電気洗濯機(洗濯乾燥機)は、前述したような電気洗濯機に対して、外槽底部から該外槽内の空気を吸い出して冷却除湿し、除湿した空気を加熱して洗濯兼脱水槽に吹き込む乾燥空気循環系を付設した構成である。
このような電気洗濯機における好ましい洗濯水の量は、一般的には、洗濯物の布量に応じて自動的に設定される。一般的な撹拌式の電気洗濯機において標準的な布量の洗濯物を洗濯するときの洗濯水量は、60リットル程度であり、2回の濯ぎを行うとすると、1回の洗濯で約180リットルの洗濯水を消費することになる。
一方、電気洗濯機(洗濯乾燥機)における洗いは、洗剤の化学的な洗浄力を有効に活用することによって洗濯物に対して作用させる機械力を軽減することができる。洗剤液を洗濯物に浸沈させて洗剤の化学的な洗浄力を有効に活用するときに好ましい洗剤濃度は、洗い水の好ましい洗剤濃度を1とするときに、略5〜30倍であり、好ましくは、略10〜20倍である。このような高濃度の洗剤液を生成して洗濯物に降り掛けるために、粉末洗剤を溶解して降り掛ける高濃度洗剤液生成供給装置が付加されている。
この高濃度洗剤液生成供給装置は、粉末洗剤を粉末洗剤溶解水に溶解して略100〜200倍の超高濃度洗剤液を生成し、この超高濃度洗剤液を希釈水略10〜20倍の高濃度洗剤液に希釈しながら洗濯物に降り掛けるように構成される。
因に、その後の洗いでは、洗い水を給水することから、洗い水の洗剤濃度は、標準濃度(粉末洗剤量20グラム/洗い水量30リットルの割合)となる。
特開2002−282577号公報 特開2002−360966号公報 特開2002−360981号公報 特開2002−360990号公報
このように撹拌式の電気洗濯機は、洗濯水の消費量が多く、また、洗剤の化学的な洗浄力を有効に活用しようとすると、格別な高濃度洗剤液生成供給装置を付加することが必要になる。
本発明の目的は、少ない洗濯水で高い洗浄力を得ることができる電気洗濯機を実現することにある。
本発明の他の目的は、少ない洗濯水で高い洗浄力を得ることができる比較的に簡単な構成の電気洗濯機を実現することにある。
本発明は、洗濯水を溜める外槽内に回転可能に設けた洗濯兼脱水槽である内槽と、前記内槽内の底部に位置させて回転可能に設けた回転盤と、前記内槽および/または回転盤を選択的に回転駆動する駆動機構と、前記外槽内に洗濯水を給水する給水機構と、前記外槽内の洗濯水を排水する排水機構と、前記駆動機構と給水機構と排水機構を制御する制御装置を備えた電気洗濯機において、
前記回転盤は、回転することによって該回転盤上の洗濯物に上方向の分力を繰り返し作用させる傾斜面を備え、
前記給水機構は、洗い水を前記外槽と内槽の間に流し込むように構成し、
前記制御装置は、洗濯制御プログラムを実行することにより、洗剤溶かし水が外槽内に溜るように前記給水機構を給水制御する洗剤溶かし給水を実行し、洗剤溶かし給水中または給水後に前記内槽と前記回転盤を一体的に70〜100rpmで回転させるように前記駆動機構を運転する洗剤溶かしを実行し、この洗剤溶かしを実行後に洗い水を補給する補給水を実行して高洗剤濃度の洗い水を生成し、この補給水後、前記内槽を静止させた状態で前記回転盤を正逆回転させながら、前記外槽の底部の前記高洗剤濃度の洗い水を散水口から前記回転盤上の洗濯物に降り掛けるように吐出させて循環させる前洗いを実行し、その後さらに補給水して本洗いを実行する制御を行うことにより回転盤を回転させて該回転盤上の洗濯物に上方向の分力を繰り返し作用させながら外槽の底部の高洗剤濃度の洗い水を回転盤上の洗濯物に降り掛けるように循環させる洗いを実行することを特徴とする。
また、前記洗剤溶かし水は前記回転盤の底面以下の状態で外槽内に溜るようにしたことを特徴とする。
本発明の電気洗濯機は、洗濯水を溜める外槽内に回転可能に設けた洗濯兼脱水槽である内槽と、前記内槽内の底部に位置させて回転可能に設けた回転盤と、前記内槽および/または回転盤を選択的に回転駆動する駆動機構と、前記外槽内に洗濯水を給水する給水機構と、前記外槽内の洗濯水を排水する排水機構と、前記駆動機構と給水機構と排水機構を制御する制御装置を備えた電気洗濯機において、前記給水機構は、洗い水を前記外槽と内槽の間に流し込むように構成し、前記制御装置は、洗濯制御プログラムを実行することにより、洗剤溶かし水が外槽内に溜るように前記給水機構を給水制御する洗剤溶かし給水を実行し、洗剤溶かし給水中または給水後に前記内槽と前記回転盤を一体的に70〜100rpmで回転させるように前記駆動機構を運転する洗剤溶かしを実行し、この洗剤溶かしを実行後に洗い水を補給する補給水を実行して高洗剤濃度の洗い水を生成し、この補給水後、前記内槽を静止させた状態で前記回転盤を正逆回転させながら、前記外槽の底部の前記高洗剤濃度の洗い水を散水口から前記回転盤上の洗濯物に降り掛けるように吐出させて循環させる前洗いを実行し、その後さらに補給水して本洗いを実行する制御を行う構成としたことによって、振動や泡立ち回避を考慮した洗剤溶かしを行い、少ない洗濯水で高い洗浄力を得ることができる比較的に簡単な構成の電気洗濯機を実現することができる。
本発明の電気洗濯機を実施するための最良の形態は、洗濯水を溜める外槽内に回転可能に設けた洗濯兼脱水槽である内槽と、前記内槽内の底部に位置させて回転可能に設けた回転盤と、前記内槽および/または回転盤を選択的に回転駆動する駆動機構と、前記外槽内に洗濯水を給水する給水機構と、前記外槽内の洗濯水を排水する排水機構と、前記駆動機構と給水機構と排水機構を制御する制御装置を備えた電気洗濯機において、
前記回転盤は、回転することによって該回転盤上の洗濯物に上方向の分力を繰り返し作用させる傾斜面を備えた構成とし、
前記給水機構は、洗い水を前記外槽と内槽の間に流し込むように構成し、
前記制御装置は、洗濯制御プログラムを実行することにより、洗剤溶かし水が前記回転盤の底面以下の状態で外槽内に溜るように前記給水機構を給水制御する洗剤溶かし給水を実行し、洗剤溶かし給水中または給水後に前記内槽と前記回転盤を一体的に70〜100rpmで回転させるように前記駆動機構を運転する洗剤溶かしを実行し、この洗剤溶かしを実行後に洗い水を補給する補給水を実行して高洗剤濃度の洗い水を生成し、この補給水後、前記内槽を静止させた状態で前記回転盤を正逆回転させながら、前記外槽の底部の前記高洗剤濃度の洗い水を散水口から前記回転盤上の洗濯物に降り掛けるように吐出させて循環させる前洗いを実行し、その後さらに補給水して本洗いを実行する制御を行うように構成する形態である。
この実施例の電気洗濯機は、乾燥機能をもった電気洗濯機であり、図1は、本発明の実施例1の電気洗濯機を縦断した状態で示す側面の模式図、図2は、回転盤の斜視図、図3は、回転盤の平面図、図4は、この電気洗濯機の上部を外蓋を閉じた状態で示す外観斜視図、図5は、同外蓋を開いた状態で示す外観斜視図、図6は、外蓋部分の縦断側面図、図7は、このように構成した電気洗濯機の機能ブロック図、図8は、この電気洗濯機の制御系のブロック図、図9は、コントローラにおけるマイクロコンピュータが実行する基本的な制御処理プログラムのフローチャート、図10は、コントローラにおけるマイクロコンピュータが実行する外蓋開閉制御処理プログラムのフローチャートである。
図1において、1は、外郭を構成する四角筒状の側枠である。2は、内槽を構成する洗濯兼脱水槽であり、その周壁に通水および通風のための小穴2aを有し、その上縁部に流体バランサー3を備え、底部の内側には回転自在に回転盤4を設置する。5は、前記洗濯兼脱水槽2を内包する外槽であり、その底部の外側には鋼板製の取り付けベース6を介して洗濯脱水駆動装置7が取り付けられる。この外槽5は、図示説明は省略するが、側枠1の上端部の四隅部に設けた隅板に係止して垂下させた4本の支持棒に緩衝装置を介して該外槽5の四方位を係合させて均等に支持することにより該側枠1の中心部に懸垂する。
前記回転盤4は、図2,図3に示すように、その上面に、洗濯兼脱水槽2の底部に位置して回転することによって該洗濯兼脱水槽2内に投入されて回転盤4上に載置されている洗濯物に上方向の分力を繰り返し作用させる押し洗い力を発生するように回転方向に傾斜した複数の傾斜凸面4aと、多数の水抜き穴4bを備える。
前記洗濯脱水駆動装置7は、可逆回転型のコンデンサ分相単相誘導電動機またはインバータ駆動電動機を使用した洗濯脱水駆動電動機と電磁操作クラッチ機構と遊星歯車減速機構を内蔵し、洗濯脱水駆動電動機と電磁操作クラッチ機構を制御することによって、洗濯兼脱水槽2を静止させた状態で回転盤4を繰り返し正逆(往復)回転させる撹拌駆動モードと、洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に同一方向に回転させる脱水駆動モードを選択に実行する駆動機能を有する。
外側衣類投入口8aを形成したトップカバー8は、側枠1の上部開口を覆うように該上部開口端縁に嵌め込んで取り付けねじによって該側枠1に固定するように取り付ける。このトップカバー8は、必要に応じて、複数の部材を組み合わせて構成する。トップカバー8に形成した前記外側衣類投入口8aは、基部ヒンジ9によってトップカバー8に取り付けた外蓋10によって開閉自在に覆う。
トップカバー8は、外蓋10が倒れて外側衣類投入口8aを閉じた状態となったときに該外蓋10の上面と該外蓋10によって覆われないトップカバー8の左右および後側の縁部の上面に段差が発生しないように、外蓋10の前後左右縁が当接する外側衣類投入口8aの外周縁を凹ませて当接面8bとして形成し、該当接面8bの前側は、閉じた状態の外蓋10に覆われないように位置させて、該当接面8bと同幅で該当接面から下方に向けて前記外枠1の前面位置まで傾斜させたスイッチ実装面8cを形成している。
外蓋10は、前記基部ヒンジ9によってトップカバー8に起伏自在に取り付けられる後半部10aと該後半部10aの前縁に中間ヒンジ10bによって屈折可能に結合した前半部10cによって構成する。この外蓋10を開閉駆動する電動開閉駆動機構は、具体的な図示説明は省略するが、既に知られているように、後半部10aを基部ヒンジ9を支点にして起伏させるように該後半部10aの後端部分を開閉駆動電動機で駆動して前半部10cを従動させることによって山折り(開)/平坦(閉)状態に開閉動作するように構成し、または、中間ヒンジ10bの位置において後半部10aと前半部10cの結合状態を山折り/平坦状態とするように開閉駆動電動機で屈伸駆動することによって開閉動作するように構成することができる。また、後述するように、外蓋10の全開状態または全閉状態を検出する外蓋全開検出センサ,外蓋全閉検出センサ(後述する)を設ける。また、外蓋10を開閉駆動する前記電動開閉駆動機構は、外蓋10を手で開閉駆動操作するときに大きな機械的負荷抵抗とならないように、開閉駆動電動機の形態を考慮したり、動力伝達系にクラッチ機構を介在させたりすることが望ましい。
また、この外蓋10における前半部10cは、図6に示すように、外蓋10を手動開閉するために指先を挿し入れるように前半部10cの後端部を凹ませて形成した取っ手部10dと該取っ手部10dの開口を塞ぐように位置すると共に指先で押圧することによって後退転角して該指先を取っ手部10d内に挿入可能にする取っ手部蓋10eと、この取っ手部10dの前側に連なるように後端部分に位置させて設けた操作表示パネル部11を備える。
前記操作表示パネル部11は、図4,図5に示すように、外蓋10の前半部10cの上面に位置させて主として該外蓋10を閉じた状態で操作される指示入力ボタンスイッチ11aと表示パネル11bを実装し、図6に示すように、パネル制御回路基板11cを内部に位置させて実装する。また、この操作表示パネル部11は、表示パネル11bを外蓋10の前記取っ手部10dの前側に連なるように位置させ、前記指示入力ボタンスイッチ11aを前記表示パネル11bの前側に連なるように位置させて該指示入力ボタンスイッチ11aが取っ手部10dから遠く離れるように配列するとこによって、取っ手部10dを手で掴んで外蓋10を手動で開閉駆動操作するときに該手が指示入力ボタンスイッチ11aに触れ難くなるように構成する。
また、トップカバー8における当接面8bの左側の前縁部分には、粉末洗剤を投入する粉末洗剤投入箱8dを形成し、スイッチ実装面8cには、押しボタン式の電源スイッチ12と外蓋開閉指示スイッチ13と該外蓋開閉指示スイッチ13と連動して閉じる電源補助スイッチ(後述する)と洗剤量検出指示スイッチ14を実装する。前記粉末洗剤投入箱8dの底面は、投入された粉末洗剤が後述する粉末洗剤投入口に円滑に流下するような形態に形成する。
前記洗濯兼脱水槽2を内包した外槽5の上側開口端には、内側衣類投入口15aを備えた外槽上カバー15を取り付けることによって外槽3と洗濯兼脱水槽2の間の間隙を覆う。外槽上カバー15に形成した内側衣類投入口15aは、内蓋によって開閉自在に覆うように構成するが、ここでは内蓋の図示説明は省略する。そして、この外槽上カバー15には、洗濯兼脱水槽2内に向けて開口するように散水口16と噴気口17を取り付け、洗濯兼脱水槽2と外槽5の間の間隙に向けて開口するように洗剤投入口18と給水口19を取り付ける。洗剤投入口18は、蛇腹管20を介して前記粉末洗剤投入箱8dに接続する。
また、外槽5は、その下部の側壁に水位検出のためのエアトラップ5aを形成し、エアチューブ21を介して水位検出手段である感圧式の水位検出センサ22に接続し、底部には排水兼排気口5bを設ける。
前記排水兼排気口5bは、蛇腹管23と内部配管24を介して排水電磁弁25と電動循環ポンプ26の各入水口に接続する。この排水電磁弁25と電動循環ポンプ26は、外枠1に関連した固定部材に設置し、排水電磁弁25の出水口は、外部排水ホース27に接続し、電動循環ポンプ26の出水口は、内部配管28と蛇腹管29と内部配管30を介して前記散水口16に接続する。前記内部配管30の途中には、糸屑フィルタ31を着脱可能に設置する。
ここで、前記排水兼排気口5bと蛇腹管23と内部配管24と電動循環ポンプ26と内部配管28,30と蛇腹管29と散水口16は、洗濯水循環機構を構成する。
外枠1の後側面の内側には、水冷除湿機構32を設置する。この水冷除湿機構32の基本的な構成は、既に知られているように、外槽5内の湿潤した空気を排水兼排気口5bから吸い出し、水冷除湿した後に加熱することによって相対湿度を低下させて洗濯兼脱水槽2の上方から該洗濯兼脱水槽2内に吹き込むように構成する乾燥空気循環系の一部を構成する。
水冷除湿機構32は、図7に示すように、蛇腹管33を介して前記排水兼排気口5bに接続された水冷除湿風路34を備え、この水冷除湿風路34内に水冷除湿板35を設置し、途中に糸屑フィルタ36と電動送風機37を設ける。水冷除湿風路34は、蛇腹管33から上方に向けて伸びるように設けた上昇風路34a内に前記水冷除湿板35を設置する。そして、上昇風路34aの上端部から折り返して下方に向けて伸びる下降風路34bを設け、この折り返し部に前記糸屑フィルタ36を着脱可能に設置する。下降風路34b内には該下降風路34b内を流れる空気の湿度に感応する湿度センサ38を設置する。この下降風路34bの下端部に前記電動送風機37の吸気口を接続し、この電動送風機37の排気口から上方に向けて伸びる上昇風路34cを設ける。
上昇風路34cの先は、空気加熱管39と蛇腹管40を介して前記噴気口17に接続し、前記空気加熱管39内には循環空気を加熱する電熱ヒータであるPTCヒータ41を内装する。
42は、溢水管であり、外槽5内の洗濯水位が異常に上昇したときに該洗濯水を水冷除湿風路34の上昇風路34aを介して外部排水ホース27に放水する。
トップカバー8の後部には、後部収納箱8eを形成し、この後部収納箱8e内に前記水位検出センサ22を設置し、水道からの受水口43や風呂水(残り湯)吸水ポンプ(図示省略)や前記散水口16,給水口19への給水を制御する洗濯給水電磁弁や水冷除湿板35に冷却水を供給する冷却給水電磁弁などの給水機構44を内蔵する。
この電気洗濯機の制御系は、図8に示すように、操作表示パネル部11に設けた指示入力ボタンスイッチ11aは、各種の洗濯コースを設定するスイッチ群を備え、表示パネル11bは、設定された洗濯コースの表示と各工程(処理)の進行状態や検出した洗剤量を表示する。
コントローラ45は、マイクロコンピュータ45aと負荷駆動回路45bと内部電源回路45cと電源自己保持リレー45dを備え、電源スイッチ12が投入され、または外蓋開閉指示スイッチ13が押されて該外蓋開閉指示イッチ13と連動する電源補助スイッチ13aが閉じると、内部電源回路45cが機能し、マイクロコンピュータ45aが起動して制御処理プログラムを実行することによって負荷駆動回路45bと電源自己保持リレー45dと表示パネル11bを制御するように構成する。このコントローラ45は、トップカバー8内の空間または外枠1内の空間に実装する。
このコントローラ45におけるマイクロコンピュータ45aは、操作表示パネル部11に実装した指示入力ボタンスイッチ11aと外蓋開閉指示スイッチ13と洗剤量検出指示スイッチ14と水位検出センサ22と湿度センサ38と外蓋全開検出センサ46と外蓋全閉検出センサ47に接続してこれらからの信号を入力し、負荷駆動回路45bは、前記洗濯脱水駆動装置7における洗濯脱水駆動電動機7aと電磁操作クラッチ機構7bと、前記外蓋10を開閉駆動する電動開閉駆動機構における開閉駆動電動機10fと、前記排水電磁弁25,電動循環ポンプ26,電動送風機37,PTCヒータ41と、前記給水機構44における洗い給水電磁弁44aと濯ぎ給水電磁弁44bと風呂水吸水ポンプ44cと冷却給水電磁弁44dを接続してこれらへの給電を制御する。
前記マイクロコンピュータ45aは、洗濯・乾燥に際して、電源スイッチ12が押されて電源が投入されると起動し、図9に示すような洗濯・乾燥の基本的な制御処理プログラムを実行するように構成する。
ステップS101
電源自己保持リレー45dを閉じて電源を確保すると共に状態確認および初期設定を行う。状態確認では、外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号の有無を確認する。ここでは、外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号はなく、外蓋10は、全閉しているものと仮定する。
ステップS102
外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号の有無に応じて処理を分岐する。ここでは、外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号がないことから、以下に説明する洗濯・乾燥制御処理を実行するように分岐する。外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号があるときには、図10を参照して後述する外蓋開閉制御処理を実行するように分岐する。
ステップS103
操作表示パネル部11の表示パネル11bを点灯表示し、指示入力ボタンスイッチ11aからの指示入力に従って洗濯コースを設定する。指示入力がない状態では、標準の洗濯コースまたは前回実施の洗濯コースを自動的に設定する。
ステップS104
外蓋全開検出センサ46と外蓋全閉検出センサ47からの検出信号を確認して処理を分岐する。
ステップS105
外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号を監視する。
ステップS106
外蓋開閉指示スイッチ13から指示入力があると、外蓋10を開放するように開閉駆動電動機10fを運転する。この外蓋開放駆動運転は、蓋全開検出センサ46が動作するまで行う。
ステップS107
外蓋開閉指示スイッチ13または洗剤量検出指示スイッチ14からの指示入力信号を監視し、その指示入力に応じて処理を分岐する。使用者は、外蓋10が開放すると、内蓋を開けて洗濯兼脱水槽2内に洗濯物を投入し、または洗濯物を投入すると共に粉末洗剤投入箱8dに洗剤を投入し、内蓋を閉じる。そして、洗濯物のみを投入したときには投入する洗剤の適量を知るために洗剤量検出指示スイッチ14を操作し、洗濯物と洗剤を投入したときには外蓋10を閉じるために外蓋開閉指示スイッチ13を操作する。
ステップS108
洗剤量検出指示スイッチ14から指示入力があると、洗剤量検出処理を実行する。この洗剤量検出は、洗い水を給水する前の乾布状態において、洗濯兼脱水槽2を静止させた状態で回転盤4を一方向に回転させたときに該回転盤4に作用する負荷量に基づいて洗濯物の布量を検出するように洗濯脱水駆動装置7における洗濯脱水駆動電動機7aと電磁操作クラッチ機構7bを制御し、検出した布量に基づいて洗剤の適量(洗剤量)を求めることによって行う。具体的には、布量の検出は、洗濯脱水駆動電動機7aとしてコンデンサ分相単相誘導電動機を使用した構成では洗濯脱水駆動電動機7aを飽和回転速度まで上昇させるように給電した状態で断電した後の惰性回転減速特性を検出することによって行い、洗濯脱水駆動電動機7aとしてインバータ駆動電動機を使用した構成では洗濯脱水駆動電動機7aを回転させるように所定時間給電したときの到達回転速度を検出することによって行う。そして、好ましい洗剤量は、予め設定した布量と洗剤量の対照テーブルを参照することによって求める。
ステップS109
求めた洗剤量を操作表示パネル部11における表示パネル11bに表示する。使用者は、表示された量の粉末洗剤を粉末洗剤投入箱8dに投入した後に外蓋開閉指示スイッチ13を操作する。粉末洗剤投入箱8dに投入された粉末洗剤は、蛇腹管20を通して洗剤投入口18から外槽5の底部に落下する。
ステップS110
外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力を監視する。
ステップS111
外蓋開閉指示スイッチ13から指示入力があると、外蓋10を閉じるように開閉駆動電動機10fを運転する。この外蓋開放駆動運転は、蓋全閉検出センサ47が動作するまで行う。
ステップS112
外蓋10が全閉すると、洗剤溶かし給水を実行する。この実施例の電気洗濯機における洗いは、少ない洗剤溶かし水で粉末洗剤を溶かして生成した高濃度洗剤液(洗い水)を洗濯物に降り掛けるように循環させながら回転盤4を正逆(往復)回転させて該洗濯物に上方向の押し洗い力を繰り返し作用させる押し洗い形態によって行う構成であり、従って、洗剤溶かし水の給水量は、外槽5内の底部に位置する回転盤4の背面(底面)の高さ(洗い水位h)以下までとし、給水口19から外槽5と洗濯兼脱水槽2の間を通して外槽5の底部に流し込むように、水位検出センサ22の検出信号を参照しながら洗い給水電磁弁44aを開弁制御して水道水を給水し、風呂の残り湯(風呂水)を使用するときには、風呂水吸水ポンプ43cを運転して給水する。この実施例では、洗剤溶かし給水量は、洗濯物(粉末洗剤)の量とは無関係に約8リットルの一定値に設定した。このような洗剤溶かし水量は、粉石鹸を溶かして高濃度洗剤液を生成するためにも好適である。
ステップS113
洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に一方向に回転させることによって該洗濯兼脱水槽2で洗剤溶かし水と粉末洗剤を撹拌する洗剤溶かしを実行し、その後に、約8リットルの希釈水を給水して高洗剤濃度の洗い水を生成する。この洗剤溶かしにおける撹拌は、洗濯物を略乾布状態に維持した状態で洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に一方向に回転させることによって行うことから、比較的に軽負荷および軽アンバランス状態で安定に行うことができる。洗剤溶かしにおける洗濯兼脱水槽2の回転速度は、振動や泡立ち回避を考慮すると、70〜100rpmが好適である。この洗剤溶かしおよび希釈給水によって生成される洗い水の洗剤濃度は、標準濃度の約5倍となる。ここで、標準濃度は、粉末洗剤量20グラム/洗い水量30リットルと定義する。
ステップS114
洗濯兼脱水槽3を静止させた状態で回転盤4を正逆回転させながら電動循環ポンプ26を運転して外槽5の底部の洗い水(高濃度洗剤液)を排水兼排気口5bから蛇腹管23,内部配管24を通して吸い込み、内部配管28,蛇腹管29,糸屑フィルタ31を通して散水口16から回転盤4上の洗濯物に降り掛けるように吐出させて循環させる前洗いを実行する。この前洗いにおける回転盤4の正逆回転時間(正転時間,休止時間,逆転時間)や洗い時間は、先に検出した洗濯物の布量や設定された洗濯コースに応じて設定する。
ステップS115
前洗いによって洗濯物に降り掛けられた洗い水の一部は該洗濯物に吸収されることから外槽5の底部に溜る洗い水の量は減少する。この減水量は、洗濯物の布量や布質によって異なるが、布質による影響が大きい。布量は既に検出してあることから、前洗いを終了した後に、水位検出センサ22から出力する検出信号を参照して水位を検出し、検出した水位に基づいて減水量を求めることによって、この減水量に基づいて布質を検出(推定)する。そして、水位検出センサ22から出力する検出信号を参照しながら洗い給水電磁弁44aを開弁制御して所定の洗い水位hまで補給水する。この補給水量は、凡そ20リットル程度である。
ステップS116
前記前洗いと同様な本洗いを開始する。この本洗いにおける回転盤4の正逆回転時間(正転時間,休止時間,逆転時間)や洗い時間は、先に検出した洗濯物の布量,布質や設定された洗濯コースに応じて設定する。そして、前記ステップS115の補給水は、必要に応じて、この本洗い中にも適宜回数実行する。補給水後の洗い水の洗剤濃度は、標準濃度の約2〜3倍になる。
ステップS117
設定された本洗いを終了すると、洗い水排水・脱水を実行する。この洗い水排水は、排水電磁弁25を開放して外槽5内の洗い水を排水兼排気口5bから蛇腹管23,内部配管24,排水電磁弁25を通して外部排水ホース27に流し出すように行う。そして、洗い水脱水は、洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に一方向に高速回転させるように洗濯脱水駆動装置7を制御することによって行う。この洗い水脱水時の洗濯兼脱水槽2と回転盤4の回転速度は、後述する最終脱水における回転速度(約1000rpm)と同様に設定することによって高い脱水率(約60%)を実現する。
ステップS118
第1回目の濯ぎ給水を実行する。この濯ぎ給水は、排水電磁弁25を閉じ、濯ぎ給水電磁弁44bを開放して水道水または風呂水吸水ポンプ44cを運転して風呂の残り湯を散水口16から回転盤4上の洗濯物に降り掛けるように吐出させることによって行う。このときの濯ぎ水量は、略25リットル(相当水位)とする。
ステップS119
第1回目の濯ぎ水循環濯ぎを実行する。この循環濯ぎは、本洗いと同様に、洗濯兼脱水槽3を静止させた状態で回転盤4を正逆回転させながら電動循環ポンプ26を運転して外槽5の底部の濯ぎ水を吸い込んで散水口16から回転盤4上の洗濯物に降り掛けるように吐出させて循環させることによって実行する。この循環濯ぎにおける回転盤4の正逆回転時間(正転時間,休止時間,逆転時間)や濯ぎ時間は、洗濯物の布量,布質や設定された洗濯コースに応じて設定する。
ステップS120
第1回目の濯ぎ水排水・脱水を実行する。濯ぎ水排水は、排水電磁弁25を開放制御することによって行う。そして、濯ぎ水脱水は、洗い水脱水と同様に、洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に一方向に高速回転させるように洗濯脱水駆動装置7を制御することによって行う。この濯ぎ水脱水時の洗濯兼脱水槽2と回転盤4の回転速度は、後述する最終脱水における回転速度と同様に設定することによって高い脱水率(約60%)を実現する。
ステップS121
第2回目の濯ぎ給水を実行する。この濯ぎ給水は、第1回目の濯ぎ給水と同様に、排水電磁弁25を閉じ、濯ぎ給水電磁弁44bを開放して水道水を散水口16から回転盤4上の洗濯物に降り掛けるように吐出させることによって行う。このときの濯ぎ水量は、略25リットル(相当水位)とする。
ステップS122
第2回目の濯ぎ水循環濯ぎを実行する。この循環濯ぎも本洗いと同様に、洗濯兼脱水槽3を静止させた状態で回転盤4を正逆回転させながら電動循環ポンプ26を運転して外槽5の底部の濯ぎ水を吸い込んで散水口16から回転盤4上の洗濯物に降り掛けるように吐出させて循環させることによって実行する。この循環濯ぎにおける回転盤4の正逆回転時間(正転時間,休止時間,逆転時間)や濯ぎ時間は、洗濯物の布量,布質や設定された洗濯コースに応じて設定する。
ステップS123
第2回目の濯ぎ水排水を実行する。この濯ぎ水排水は、排水電磁弁26を開放制御することによって行う。
ステップS124
最終脱水処理を実行する。最終脱水は、排水電磁弁25を開放としたままの状態で洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的にして一方向に約1000rpmの高速回転させるように洗濯脱水駆動装置7を運転して洗濯兼脱水槽2内の洗濯物を遠心脱水するように行う。この最終脱水の所要時間は、所望の脱水率が得られる時間とする。
ステップS125
乾燥を実行する。この乾燥は、排水電磁弁25を開放したままの状態として、水冷除湿風路34の途中に設けた電動送風機37を運転することによって外槽5内の空気を排水兼排気口5bから蛇腹管33を通して水冷除湿風路34内に吸い出し、この水冷除湿風路34における上昇風路34a内を通過するときに該上昇風路34a内に設置した水冷除湿板35および該水冷除湿板35の表面を流れ落ちる冷却水に触れさせて冷却除湿した後に糸屑フィルタ36を通して糸屑を捕集し、空気加熱管39内に設けたPTCヒータ41によって加熱した後に蛇腹管40を介して噴気口17に送り込んで該噴気口17から洗濯兼脱水槽2内に吹き込むことにより行う。
水冷除湿板35の表面を流れ落す冷却水には、冷却給水電磁弁44dを開放することによって水道水を供給し、水冷除湿板35を流れ落ちた冷却水は、蛇腹管33,排水兼排気口5b,蛇腹管23,内部配管24,排水電磁弁25を介して外部排水ホース27に流し出して排水する。
この乾燥制御は、水冷除湿した後の空気の湿度に感応する湿度センサ38から出力する検出信号を監視しながら実行し、所定の湿度まで低下したときに終了する。
ステップS126
乾燥制御を終了してから所定時間を経過するまでは操作表示パネル部11の指示入力ボタンスイッチ11aおよび外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号の有無を監視しながら電力消費状態で待機して次の制御処理に備える電源オートOFF待ち制御を実行する。
ステップS127
電源オートOFF待ち制御における所定時間経過後に電源自己保持リレー45dを開いて電源を遮断する電源オートOFF制御を実行して電力無消費待機状態とする。
ステップS128
洗濯および乾燥を終了して電力無消費待機状態となる。
次に、電源スイッチ12が押されないで電力無消費待機状態にあるときに実現する外蓋10の開閉について、図10を参照して説明する。
外蓋開閉指示スイッチ13が押されると電源補助スイッチ13aが閉じることから電源スイッチ12の投入時と同様にマイクロコンピュータ45aが起動して蓋開閉制御処理プログラムの実行に分岐する。前述した洗濯・乾燥の基本的な制御処理プログラムと共通する処理は、同一処理ステップとして説明する。
ステップS101
電源スイッチ13が押されて電源が投入されたときと同様に、電源自己保持リレー45dを閉じて電源を確保すると共に状態確認および初期設定を行う。状態確認では、外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号の有無を確認する。ここでは、外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号があり、外蓋10は、全閉しているものと仮定する。
ステップS102
外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号の有無に応じて処理を分岐する。ここでは、外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号があることから、以下に説明する外蓋開閉制御処理を実行するように分岐する。
ステップS201
外蓋全開検出センサ46と外蓋全閉検出センサ47からの検出信号を確認して処理を分岐する。
ステップS202
外蓋全閉検出センサ47から外蓋10が全閉状態にあることを示す検出信号が出力しているときには、外蓋10を全開駆動するように開閉駆動電動機10fを外蓋開駆動制御する。操作表示パネル部11の表示パネル11bは、消灯したままの状態にして表示しない。
ステップS203
外蓋開駆動制御を終了してから、または、ステップS201において外蓋全開検出センサ46からの検出信号を確認してから、所定時間を経過するまでは外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号の有無を監視しながら電力消費状態で待機して次の制御処理に備える電源オートOFF待ち制御を実行する。操作表示パネル部11の表示パネル11bは、消灯したままの状態とする。
ステップS204
電源オートOFF待ち制御中に外蓋開閉指示スイッチ13からの指示入力信号を監視する。
ステップS205
外蓋開閉指示スイッチ13から指示入力信号を入力すると、外蓋全開検出センサ46と外蓋全閉検出センサ47からの検出信号を確認する。
ステップS206
外蓋全開検出センサ46と外蓋全閉検出センサ47からの検出信号に応じて外蓋開閉駆動制御処理を実行する。外蓋全開検出センサ46から全開検出信号が出力されているときには、外蓋10を全閉駆動するように開閉駆動電動機10fを外蓋閉駆動制御し、外蓋全閉検出センサ47から全閉検出信号が出力されているときには、外蓋10を全開駆動するように開閉駆動電動機10fを外蓋開駆動制御する。
ステップS207
電源オートOFF待ち制御における所定時間経過後に電源自己保持リレー45dを開いて電源を遮断する電源オートOFF制御を実行して電力無消費待機状態とする。
ステップS208
終了して電力無消費待機状態となる。
このように構成した電気洗濯機は、操作表示パネル部11を外蓋10に実装し、電源スイッチ12と外蓋開閉指示スイッチ13をトップカバー8の前縁部分であるスイッチ実装面8cに実装したことにより、スイッチの操作性を向上させると共に該スイッチを操作することによって外蓋(開閉機構)に作用する外力を低減することができる。
また、操作表示パネル部11に設けたスイッチ11aが誤操作されるのを防止することができる。
また、内槽である洗濯兼脱水槽2内の底部に位置させて回転可能に設けた回転盤4に該回転盤4が回転することによって該回転盤4上の洗濯物に上方向の分力を繰り返し作用させる傾斜凸面4aを設け、給水機構44は、洗い水を外槽5と洗濯兼脱水槽2の間に流し込むように構成し、制御装置であるコントローラ45は、洗濯制御プログラムを実行することにより、洗剤溶かし水が前記回転盤の底面以下の状態で外槽内に溜るように水位センサ22から出力する水位検出信号を参照しながら前記給水機構44を給水制御する洗剤溶かし給水を実行し、洗剤溶かし給水中または給水後に前記洗濯兼脱水槽2を回転させるように洗濯脱水駆動装置7を運転する洗剤溶かしを実行し、前記洗濯兼脱水槽2を静止させた状態で前記回転盤4を往復回転させるように前記洗濯脱水駆動装置7を運転すると共に前記外槽5内の底部に溜った洗い水を循環させるように洗濯水循環機構を制御する洗いを実行し、前記洗い中に前記洗濯脱水駆動装置7と洗濯水循環機構を制御して回転盤4の回転と洗い水の循環を停止させた状態で前記水位センサ22から出力する水位検出信号を参照して外槽5内の底部の洗い水の水位が前記回転盤4の位置となるように前記給水機構44を制御する補給水を実行し、前記補給水後に前記洗いを再開する制御を行う構成としたことによって、少ない洗濯水で高い洗浄力を得ることができる比較的に簡単な構成の電気洗濯機を実現することができる。
図11は、本発明の実施例2の電気洗濯機の上部を外蓋を閉じた状態で示す外観斜視図、図12は、同外蓋を開いた状態で示す外観斜視図である。
実施例1の電気洗濯機は、操作表示パネル部11を外蓋10の前半部10cの後端部分に位置させて設置したが、この実施例2の電気洗濯機は、図11,図12に示すように、操作表示パネル部11を外蓋10の後半部10aの前端部分に位置させて設置する構成である。その他の構成は実施例1と同様にして実施することができるので、重複する説明は省略する。
このような電気洗濯機においても、実施例1の電気洗濯機と同様な作用効果を奏することができる。
本発明は、乾燥機能(手段)をもたない電気洗濯機についても同様に適用して実施することができる。
本発明の実施例1の電気洗濯機を縦断した状態で示す側面の模式図である。 実施例1の電気洗濯機における回転盤の斜視図である。 実施例1の電気洗濯機における回転盤の平面図である。 実施例1の電気洗濯機の上部を外蓋を閉じた状態で示す外観斜視図である。 実施例1の電気洗濯機の上部を外蓋を開いた状態で示す外観斜視図である。 実施例1の電気洗濯機における外蓋部分の縦断側面図である。 実施例1の電気洗濯機の機能ブロック図である。 実施例1の電気洗濯機の制御系のブロック図である。 実施例1の電気洗濯機のコントローラにおけるマイクロコンピュータが実行する基本的な制御処理プログラムのフローチャートである。 実施例1の電気洗濯機のコントローラにおけるマイクロコンピュータが実行する外蓋開閉制御処理プログラムのフローチャートである。 本発明の実施例2の電気洗濯機の上部を外蓋を閉じた状態で示す外観斜視図である。 本発明の実施例2の電気洗濯機の上部を外蓋を開いた状態で示す外観斜視図である。
符号の説明
1…側枠、2…洗濯兼脱水槽、4…回転盤、4a…傾斜凸面、5…外槽、5b…排水兼排気口、7…洗濯脱水駆動装置、8…トップカバー、8a…外側衣類投入口、8b…当接面、8c…スイッチ実装面、8d…粉末洗剤投入箱、10…外蓋、10a…後半部、10c…前半部、10d…取っ手部、11…操作表示パネル部、11a…指示入力ボタンスイッチ、11b…表示パネル、12…電源スイッチ、13…外蓋開閉指示スイッチ、14…洗剤量検出指示スイッチ、16…散水口、17…噴気口、18…洗剤投入口、19…給水口、22…水位検出センサ、25…排水電磁弁、26…電動循環ポンプ、27…外部排水ホース、32…水冷除湿機構、37…電動送風機、38…湿度センサ、41…PTCヒータ、44…給水機構、45…コントローラ、45a…マイクロコンピュータ、46…外蓋全開検出センサ、47…外蓋前閉検出センサ。

Claims (2)

  1. 洗濯水を溜める外槽内に回転可能に設けた洗濯兼脱水槽である内槽と、前記内槽内の底部に位置させて回転可能に設けた回転盤と、前記内槽および/または回転盤を選択的に回転駆動する駆動機構と、前記外槽内に洗濯水を給水する給水機構と、前記外槽内の洗濯水を排水する排水機構と、前記駆動機構と給水機構と排水機構を制御する制御装置を備えた電気洗濯機において、
    前記回転盤は、回転することによって該回転盤上の洗濯物に上方向の分力を繰り返し作用させる傾斜面を備え、
    前記給水機構は、洗い水を前記外槽と内槽の間に流し込むように構成し、
    前記制御装置は、洗濯制御プログラムを実行することにより、洗剤溶かし水が外槽内に溜るように前記給水機構を給水制御する洗剤溶かし給水を実行し、洗剤溶かし給水中または給水後に前記内槽と前記回転盤を一体的に70〜100rpmで回転させるように前記駆動機構を運転する洗剤溶かしを実行し、この洗剤溶かしを実行後に洗い水を補給する補給水を実行して高洗剤濃度の洗い水を生成し、この補給水後、前記内槽を静止させた状態で前記回転盤を正逆回転させながら、前記外槽の底部の前記高洗剤濃度の洗い水を散水口から前記回転盤上の洗濯物に降り掛けるように吐出させて循環させる前洗いを実行し、その後さらに補給水して本洗いを実行する制御を行うことにより回転盤を回転させて該回転盤上の洗濯物に上方向の分力を繰り返し作用させながら外槽の底部の高洗剤濃度の洗い水を回転盤上の洗濯物に降り掛けるように循環させる洗いを実行することを特徴とする電気洗濯機。
  2. 請求項1において、前記洗剤溶かし水は前記回転盤の底面以下の状態で外槽内に溜るようにしたことを特徴とする電気洗濯機。
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