JP5039742B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば洗濯から乾燥まで通して行える洗濯乾燥機に関する。
従来、洗濯乾燥機内に設けられる排水経路に排水トラップを設けた洗濯乾燥機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この洗濯乾燥機に備わる排水トラップでは、排水手段の下流側に接続される排水ホースを略U字状に変形させ、この変形させた部分に排水手段から排出される排水を貯溜して排水トラップを形成している。
この洗濯乾燥機によれば、排水トラップによって下水からの臭気が洗濯乾燥機を介して室内側等へ逆流するのを防止することができる。
特開2008−110088号公報
ところで、特許文献1の洗濯乾燥機では、排水ホースを専用のホルダに保持してU字形に変形することで排水トラップを設けていたので、排水トラップの形成に手間がかかり、組付性や生産性に劣るという問題を有していた。
また、排水ホースをU字形に変形することで排水トラップが形成されているので、排水トラップを設置するための設置スペースを、洗濯機の外枠筐体のベース部等に対して広く確保する必要があった。
本発明は、前記従来の問題を解決するものであり、組付性や生産性に優れ、しかも、設置スペースが小さくて済む排水トラップを備えた洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明は、洗濯物が投入される内槽と、前記内槽を収容して洗濯水を溜める外槽と、前記外槽から排出される洗濯水を外部に排出する排出ユニットと、を備える洗濯乾燥機において、前記排出ユニットは、前記外槽からの排水が通流する排水路を開閉して排水の排出を制御する排水手段と、前記排水手段から排出される排水の流入口が上部に設けられ、排水を流出させる流出口が下部に設けられた筐体と、を有しており、前記筐体は、底部に仕切り壁が立設されており、前記仕切り壁における排水の流れ方向上流側には、排水の一部が貯溜される貯溜路が形成されるとともに、当該仕切り壁の下流側には、前記流出口に連通する空間が形成されており、前記貯溜路には、これを、前記流入口側に通じる流路と前記流出口側に通じる流路とに分割する分割片が設置されて排水トラップが構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、排水ユニットにおける排水手段と排水ホースとの間に排水トラップが構成される筐体を介在させたので、排水の流れに沿うかたちで排水トラップを配置することができ、臭気の流れに抗する排水の流れを生じさせて、臭気が逆流するのを好適に阻止することができる。また、ユニット化された筐体内に排水トラップが構成されているので、組付性が良く生産性に優れる。しかも、ユニット化された筐体内に排水トラップが構成されているので、排水トラップの設置スペースが小さくて済むという利点も得られる。
本発明によれば、組付性が良く生産性に優れ、しかも、設置スペースが小さくて済む排水トラップを備えた洗濯乾燥機が得られる。
本実施形態の洗濯乾燥機の外観斜視図である。 本実施形態の洗濯乾燥機の内部構造を側面から見たときの一部断面概略図である。 本実施形態の洗濯乾燥機に適用される排水ユニットの設置位置を説明するための斜視図である。 排水ユニットを示す図であり、(a)は右斜め上方から見たときの斜視図、(b)は筐体を断面として右斜め上方から見たときの斜視図である。 排水ユニットを示す図であり、(a)は右側面図、(b)は左側面図である。 筐体を示す図であり、(a)は右側面図、(b)は模式断面図である。 筐体を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。 筐体内における排水の流れを示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
<洗濯乾燥機1の外装>
図1に示す実施形態の洗濯乾燥機1は、鋼板で形成された側面板2aと、合成樹脂で形成されたベース部2bと、合成樹脂で形成されたトップカバー3とでケースCが形成されている。
図2に示すトップカバー3は、中央部に衣類等の洗濯物出入れ口3aを有しており、この洗濯物出入れ口3aを開閉するための外蓋体4が設けられている。なお、図2では、実線で外蓋体4の閉状態を示し、二点鎖線で外蓋体4の開状態を示している。
<トップカバー3>
洗濯物出入れ口3aが形成されるトップカバー3は、必要に応じて、複数の部材を組み合わせて構成され、洗濯乾燥機1の上部を覆うように嵌め込んで取り付けネジによって側枠(図示せず)に固定される。
トップカバー3に形成した洗濯物出入れ口3aは、基部ヒンジh1(図2参照)によりトップカバー3に回転自在に取り付けた外蓋体4によって、開閉自在に構成されている。
図2に示すように、トップカバー3における外蓋体4の当接面3bの左側の前縁部分には、粉末洗剤を投入する粉末洗剤投入箱3dが形成されている。粉末洗剤投入箱3dの底面は、投入された粉末洗剤が洗剤投入口13に円滑に流下するように形成されている。
図1に示すように、トップカバー3の前側に配置されるスイッチ実装面3cには、電源をオン・オフするための押しボタン式の電源スイッチSW1と、外蓋体4を開閉操作するための外蓋開閉指示スイッチSW2と、洗剤量検出指示スイッチSW3とが実装されている。
<外蓋体4>
図2に示す洗濯物出入れ口3aを開閉する外蓋体4は、合成樹脂で形成され、トップカバー3の洗濯物出入れ口3aを開閉自在とするように基部ヒンジh1に回転自在(図の矢印α1、α2方向)に設けられる後蓋部4b(図1参照)と、後蓋部4bの前縁に中間ヒンジh2(図2参照)によって屈伸自在に連結された前蓋部4aとを有している。
外蓋体4は、電動または手動で、洗濯物出入れ口3aを開閉動作する。
図1に示す外蓋体4の前蓋部4aには、外蓋体4を手動開閉する際にユーザが指先を挿し入れるように前蓋部4aの後端部を凹ませて形成される取っ手部4a2と、該取っ手部4a2の開口を塞ぐようにネジリバネ等で回転可能に弾性支持される取っ手蓋部4a1と、この取っ手蓋部4a1の手前側に連なって洗濯乾燥機1を操作・動作表示するための操作表示パネル4a3とが設けられている。
なお、図2においては、取っ手蓋部4a1、取っ手部4a2、操作表示パネル4a3の構成は省略して示している。
操作表示パネル4a3は、図1に示すように、外蓋体4の前蓋部4aの上面に配置され、主として該外蓋体4を閉じた状態で操作される操作ボタンbuと洗濯乾燥機1の動作状態を表示する表示パネルPとが、パネル制御回路基板(図示せず)に接続され設けられている。パネル制御回路基板は、図示しない主制御基板、電力用制御基板等にバスラインで接続されている。
<外蓋体4の開閉>
図1に示す外蓋体4を、電動で開閉駆動する電動開閉駆動機構は、後蓋部4bを、基部ヒンジh1(図2参照)を支点にして開閉駆動電動機で駆動して起伏動作(図2の矢印α1、α2参照)させるとともに、前蓋部4aを中間ヒンジh2(図2参照)廻りに従動させて、前蓋部4a、後蓋部4bを折り畳んだ開状態(図2の二点鎖線参照)と、前蓋部4a、後蓋部4bを広げて平坦にした閉状態(図2の実線参照)との開閉動作を行っている。
あるいは、この構成に代えて、中間ヒンジh2(図2参照)の位置において後蓋部4bと前蓋部4aが、開/閉状態とするように開閉駆動電動機で屈伸駆動することによって開閉動作するように構成してもよい。
この外蓋体4の開/閉制御のために、外蓋体4の全開/全閉状態を検出するための外蓋全開検出センサ、外蓋全閉検出センサ(図示せず)が設けられている。
一方、ユーザが外蓋体4を手動で開閉動作する際には、ユーザが取っ手蓋部4a1を指先で押圧することによって、取っ手蓋部4a1が後退転動して指先を取っ手部4a2内に挿入して取っ手部4a2をつかみ、外蓋体4の前蓋部4aを上げ下げすることで、外蓋体4の開閉が行われる。
外蓋体4を開閉駆動する電動開閉駆動機構は、ユーザが手で外蓋体4を開閉駆動操作するときに大きな機械的負荷抵抗とならないように、開閉駆動電動機の形態を考慮したり、動力伝達系にクラッチ機構を介在させたりすることが望ましい。
<外槽5>
図2に示すように、洗濯乾燥機1のケースC内には、洗濯水を溜める外槽5が、ケースCの上端四隅部に設けた隅板に係止し垂下させた4本の吊り部材(図示せず)で支持され、洗濯乾燥機1内の中心部に縦向きに配置されている。
吊り部材は、ばね等の弾性材と空気など流体の粘性による減衰機構を有する防振機構を備えている。この防振機構を介して、外槽5が、防振支持され、脱水運転起動時等の振れ回り運動が抑制されている。
外槽5は、軸方向に長い有底円筒形状を呈しており、合成樹脂で形成されている。外槽5は、その下部の側壁に水位検出のためのエアトラップ5aが形成され、エアチューブc1を介して水位検出手段である感圧式の水位検出センサc2に接続され、その底部には排水兼排気口5bが設けられている。また、外槽5の底部の外側には、鋼板製の取付ベース18を介して洗濯脱水駆動装置10が取り付けられている。
外槽5内には、衣類等の洗濯物19が投入され、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥が行われる内槽6が回転自在に同心的に設けられている。
<外槽上カバー9>
図2に示すように、内槽6が収容された外槽5の上側開口端には、外槽5と内槽6の間の間隙を覆うべく、内側衣類投入口9aを備えた外槽上カバー9が取り付けられている。
外槽上カバー9の内側衣類投入口9aは、図示しない内蓋によって開閉自在に覆われるが、ここでは内蓋の説明は省略する。
外槽上カバー9には、内槽6内に向けて開口され洗い工程時に循環される洗濯水等の水(排水)を内槽6内に散水する散水口11と、乾燥工程時に乾燥用の空気を内槽6内に噴出する噴気口12とが取り付けられる。また、外槽上カバー9には、内槽6と外槽5の間の間隙に向けて開口する態様で、洗剤投入口13と給水口14とが取り付けられる。洗剤投入口13は、蛇腹管j1を介して粉末洗剤投入箱3dに接続されている。
<内槽6>
外槽5内に配置される内槽6は、洗濯兼脱水槽であり、ステンレス鋼板を用いて、軸方向に長い有底円筒形状に形成されている。
内槽6の周壁には、通水および通風のための小穴6aが形成され、その上縁部に、高速回転の脱水工程時に洗濯物19の偏りと反対方向にバランス用の流体が移動して洗濯物19の偏りによる振動を抑制する流体バランサー6bを備えている。内槽6は、脱水工程時には高速で回転して、洗濯物19に含まれる水分を遠心力により洗濯物19から分離して脱水孔より排出する遠心脱水が行なわれる。
内槽6内の内底面部の中央には、洗濯物19を上下動、攪拌等して洗濯、すすぎ等を行う回転翼30が回転自在に設けられている。回転翼30は、洗濯脱水駆動装置10によって回転駆動され、正転/逆転を繰り返して洗濯、すすぎ等を行う。また、乾燥運転でも回転翼30は、正転/逆転を繰り返す。
<洗濯脱水駆動装置10>
洗濯脱水駆動装置10は、可逆回転型のコンデンサ分相単相誘導電動機、インバータ駆動電動機等を使用した駆動電動機と電磁操作クラッチ機構と遊星歯車減速機構を内蔵し、駆動電動機と電磁操作クラッチ機構を制御することによって、内槽6を静止させた状態で回転翼30を繰り返し正逆(往復)回転させる撹拌駆動モードや、内槽6と回転翼30を一体的に同一方向に回転させる脱水駆動モード等を選択的に実行する駆動機能を有している。
<洗い工程時の洗濯水の循環>
次に、洗い工程時に洗濯水を内槽6から外槽5に排出して再びこれを給水して循環する構成について説明する。
図2に示す外槽5の排水兼排気口5bは、蛇腹管j2と排水管k1とを介して、循環ポンプP1の入水口および排水ユニット100の入水口(後記する排水路k1に接続されて排水路k1の一部をなす横配管212、図4(a)(b)参照)に接続されている。
この循環ポンプP1は、ケースCのベース部2bに取り付けられ、その出水口は、内部配管k2と蛇腹管j3と糸屑フィルタf1が着脱可能に設置される内部配管k3を介して散水口11に接続されている。
また、排水ユニット100は、ベース部2bの側壁に沿うようにして、ベース部2bの内側に形成されるスペースに取り付けられており、出水口となる接続口252(図4(a)参照、)には、排水ホース17が接続されている。
なお、排水ユニット100の詳細な説明は後記する。
本実施形態の洗濯乾燥機1では、前記した排水兼排気口5b、蛇腹管j2、排水管k1、循環ポンプP1、内部配管k2,k3、蛇腹管j3、および散水口11で、洗濯水循環機構を構成している。
この洗濯水の循環が行われる洗い工程においては、洗濯物19に含まれる洗濯水に加え、最低水位(回転翼30が沈む程度から内槽6の内底面から1/2の高さ寸法の水位)の洗濯水が付与され、洗濯が行われるようになっている。
<乾燥機構の構成>
ケースC内の後側部には、乾燥工程において洗濯物19から吸湿した水分を含む空気を、冷却除湿板22の外面上を流れる冷却水で冷却して除湿するための冷却除湿機構20(図2参照)が設置されている。
冷却除湿機構20は、乾燥空気循環系を構成している。乾燥空気循環系は、乾燥工程における外槽5内の湿潤した空気を排水兼排気口5bから吸い出し、これを冷却除湿板22の外面上を流れる冷却水で冷却除湿して絶対湿度を低下させる系と、この系により絶対湿度を低下させた空気を加熱して、内槽6内に上方から吹き込む系とを有している。
冷却除湿機構20は、排水兼排気口5bから、蛇腹管j4を介して、接続された乾燥用空気の通風路である冷却除湿風路21を備える。
この冷却除湿風路21内に冷却除湿板22が設置されるとともに、乾燥用空気に含まれる糸屑を除去する糸屑フィルタf2と、乾燥用空気を送風するための電動送風機23と、除湿後の乾燥用空気を加熱するためのヒータHpとが設けられる。
具体的には、冷却除湿風路21は、排水兼排気口5bを入口として、蛇腹管j4から上方に向けて伸びるように上昇風路21a1が設けられ、上昇風路21a1内に冷却除湿板22が設置される。そして、上昇風路21a1の上端部から折り返して下方に向けて伸びる下降風路(図示せず)を設け、この折り返し部に糸屑フィルタf2が着脱可能に設置される。下降風路内には該下降風路内を流れる空気の湿度に感応する湿度センサ(図示せず)が設置される。この下降風路の下端部に電動送風機23の吸気口が接続され、この電動送風機23の排気口から上方に向けて伸びる上昇風路21a2が設けられる。
上昇風路21a2の先は、空気加熱管k4と蛇腹管j5を介して前記の噴気口12に接続される。空気加熱管k4内には、乾燥工程時の乾燥用の循環空気を加熱するPTCヒータ等のヒータHpが内装される。
また、上昇風路21a1の上部には、オーバーフロー配管21b(図3、図4(b)参照)が接続されている。オーバーフロー配管21bは、給水時に上昇風路21a1内を上昇する水位が所定水位を超えた場合に、これを排水ユニット100に排出する役割をなす。
<排水ユニット100>
図4に示すように、排水ユニット100は、排水手段としての排水電磁弁110と、この排水電磁弁110を介して排水が流入する筐体200とを有している。
排水電磁弁110は、電磁コイル111と、この電磁コイル111の励磁により駆動される図示しない弁体を備えた弁部112とを有している。電磁コイル111の上面には、端子部113が設けられており、この端子部113には、図示しないハーネスを介して電磁コイル111を励磁するための電力が供給されるようになっている。
なお、電磁コイル111に供給される電力は、洗濯乾燥機1の運転モード等に合わせて図示しない制御装置(ECU)の指令等に基づいて供給される。なお、電磁コイル111は絶縁材等で被覆されている。
弁部112は、筐体200の上部に設けられた後記する横配管212の前端部に配置されており、横配管212とこれに接続される後記する縦配管211とを連通・遮断(開閉)を切り替えるようになっている。横配管212の前端部周壁には、弁部112を嵌合固定するための保持突起212b(図6(a)参照)が設けられている。
ここで、横配管212の後端部には、前記した排水管k1が接続されており、排水管k1を通じて外槽5から排出された洗濯水等の排水が通流するようになっている。
そして、図示しないECUの制御により、排水電磁弁110の電磁コイル111が励磁され、弁部112の図示しない弁体が横配管212と縦配管211とを連通する方向に移動すると、横配管212から縦配管211に排水が流れる。
また、電磁コイル111が消磁され、弁部112の図示しない弁体が横配管212と縦配管211との連通を遮断する方向に付勢手段等によって戻されると、横配管212から縦配管211への排水の通流が遮断される。
すなわち、電磁コイル111の励磁・消磁を切換えることによって、排水の排出・非排出が制御されるようになっている。
筐体200は、図6、図7各図に示すように、天壁210、前壁220と、左壁230と、右壁240と、後壁250と、底壁260とを備えた箱体である。筐体200の上部側には、図6(a)に示すように、排水の流入口201が設けられるとともに、下部後部側には、筐体200内に流入した排水の流出口202が形成されている。
筐体200内の下部には、排水が一時的に貯溜される貯溜路Rが設けられ、この貯溜路Rに先端部270cが没するように配置される分割片270で、貯溜路Rが流入口201側の流路R1と流出口202の流路R2とに分割されることで、臭気の逆流を阻止する排水トラップが構成されている。
本実施形態の筐体200は、右壁240を除いて筐体200に付設される後記の配管(横配管等)も含めて、全体が樹脂材による一体成形で形成されている。なお、筐体200は、このような一体成形によるものに限られることはなく、複数の部材を組み合わせて構成してもよい。
なお、筐体200は、金属材で形成してもよい。
天壁210は、図6(a)に示すように、前部210aが平板状とされ、後部210bが上り傾斜状に立ち上げられた湾曲板状とされている。前部210aには、縦配管211が垂直に接続されている。縦配管211の上端には、縦配管211に直交するように横配管212が接続されており、縦配管211と横配管212との連通部分には、前記した排水電磁弁110(図4(a)(b)参照、以下同じ)の図示しない弁体が配置されている。横配管212は、前部212aが大径とされ、後部212bが小径とされた段付き配管とされており、前部の周壁には、ベース部2b(図3参照、以下同じ)に筐体200を固定するための取付部212aが形成されている。なお、この取付部212aは、筐体200に排水電磁弁110が取り付けられ、筐体200内に後記するように排水が貯溜された状態において、筐体200の前後方向における重心の略上方に位置している。したがって、筐体200は安定した状態でベース部2bに固定されるようになっている。
図4、5各図に示すように、横配管212の側部(ここでは右側部)には、分岐口213が形成されており、この分岐口213には、循環用配管214の上流端が接続されている。循環用配管214の下流端は、循環ポンプP1に接続されている(図2参照)。これにより、排水電磁弁110の電磁コイル111が消磁されて図示しない弁体が閉じられている状態で、循環ポンプP1が作動すると(例えば、洗濯水を循環して洗濯を行う洗い工程中の作動)では、排水管1kから横配管212に流入した排水が、分岐口213から循環用配管214に流れて循環ポンプP1から循環路となる内部配管k2(図2参照)に供給されるようになっている。
また、天壁210は、図4(a)に示すように、前部210a側が後部210b側に比べて幅が狭い形状とされており、これに対向する底壁260も同様の形状とされている。つまり、筐体200は、図7(d)に示すように、底面視で、前端部側を頂点とする略三角形状(略直角三角形状)に形成されており、筐体200内の容積が、前端部側から後端部側に漸次増大するように構成されている。これによって、筐体200の前部側(上流側)から後部側(下流側)に向けて排水のスムーズな流れを実現している。なお、筐体200の前部側は、少なくとも、縦配管211の直径と同等かそれ以上の大きさの幅(左右方向の幅)を有している。これにより、縦配管211を通じて排水が筐体200内にスムーズに流入するようになっている。
なお、図6(b)に示すように、側面視で、天壁210の前部210aは、後部210bに比べて低い位置にあり、その結果として、前部210aの上方(縦配管211の周り)には、スペースが形成されている。このスペースは、例えば、横配管212と筐体200とを別体で形成した場合等に、別部材とされた横配管212を、天壁210から立設された縦配管211に接続するための接続スペースとして利用することができる。この場合には、接続スペースに接続に関わる接続部材203等を配置することができる。また、このように筐体200と横配管212とを別体で形成した場合の他に、前記スペースは、排水電磁弁110等の部材を逃がすためのスペースとしても利用することもできる。このように、前記スペースを排水電磁弁110等の他の部材を逃がすためのスペースとして利用することにより、排水ユニット100全体としてのさらなる小型化が可能となる。
図6(a)(b)、図7(b)に示すように、前壁220は、下部が後部側へ向けてアール状に湾曲した湾曲板状とされて、平板状の底壁260に連続するように形成されている。これによって、縦配管211を通じて筐体200内に略垂直に流入した排水は、アール状の前壁220の内面に沿うようにして筐体200内を後部側へ流れるようになっている。
左壁230は、図7(a)(b)(d)に示すように、天壁210および底壁260の形状(例えば天壁210では前部210a側が後部210b側に比べて左右方向に窄まった形状)に対応した、後部側へ段状に拡がる壁面を有している。左壁230の後部には、左壁230に沿うようにして、内空を有する円筒部231が一体的に形成されている。円筒部231の下端部の内壁は、図4(b)、図6(a)に示すように、切り欠かれており、これによって、円筒部231の下端部の内空が筐体200内に連通して、円筒部231の下端部に排水が流入するようになっている。また、円筒部231の上端部には、図7(a)(b)に示すように、フランジ部232が形成されている。
本実施形態では、図4(a)に示すように、円筒部231の内空に異物を除去するためのフィルタ233bが配置される。フィルタ233bは、円筒部231の内空に挿入されて配置される挿入部材233に設けられる。挿入部材233は、円筒部231の内空に挿入される棒状部材233aと、棒状部材233aの上部に設けられ、円筒部231のフランジ部232にシール材を介して着脱可能に取り付けられるキャップ232cとを備えている。フィルタ233bは、排水に含まれる埃等の異物を吸着可能なものを使用することができ、円筒部231の下端部に浸入した排水に投入されて埃等の異物を吸着する。
なお、メンテナンス時等には、円筒部231から挿通部材233を取り外して、フィルタ233bを洗浄することができ、また、円筒部231を通じて配管洗浄剤等を投入して、筐体200内の後記する貯溜路Rや排水ホース17内等に付着した汚れを洗浄することも可能である。
また、図6(a)に示すように、左壁230の内面には、当該内面および後壁250の内面に支持されるようにして分割片270が一体的に突設されている。この分割片270は、後部270aと前部270bとを有して形成されている。後部270aは、平板状とされており、筐体200内の後部側の空間を上下に分割するようになっている。また、前部270bは、前方へ向けて張り出しつつ、下方へ向けて湾曲された湾曲板状とされており、その先端部270cが、後記するようにして筐体200内の下部に形成される貯溜路Rの排水に没して、当該貯溜路Rを流入口201側の流路R1と流出口202側の流路R2とに分割するようになっている。なお、分割片270の先端部270cは、底壁260の内面との間に、排水の通流を阻害しない開口面積S3を有するように所定の間隔を隔てて配置されている。また、先端部270cは、左右方向に直線状とされており、流路R1から流路R2に向かう排水の流れに直交するように形成されている。
また、分割片270の前部270bの下面は、排水時に、貯留路Rから下流側へ排水を導く、湾曲凹状のガイド面を形成している。これによって、貯留路Rから仕切り壁261を超えて下流側に排水が円滑に流れるようになっている。
なお、分割片270の前部270bは、天壁210との間に上り傾斜状の絞られた間隙S4を形成しており、縦配管211を通じて筐体200の前端部側に流入した排水が分割片270の上側空間に流れ込み難い構造となっている。
右壁240は、図4(b)に示すように、平板状とされおり、天壁210、前壁220、後壁250および底壁260で形成される開口に、溶着等の固定手段や接着剤等を用いて固着される。右壁240は、このように平板状とされているので、排水ユニット100をベース部2bへ取り付ける際の取付基準面とすることができる。
なお、分割片270や後記する仕切り壁261の右壁240側の端部も右壁240の内面に溶着等の固定手段や接着剤等を用いて固着されている。
後壁250は、図6(a)に示すように、平板状とされており、後面上部にオーバーフロー配管21bの接続口251が突設され、後面下部に排水ホース17の接続口252が突設されている。接続口251は、分割片270で分割される流入口201側の流路R1に連通しており、また、接続口252は、分割片270で分割される流出口202側の流路R2、および後記する仕切り壁261の下流側の空間A1に連通している。
ここで、接続口252は、底壁260よりも一段高くされた位置に形成されている。このことは、接続口252に接続される排水ホース17の勾配の確保に寄与する。
また、図7(c)に示すように、接続口251は、後壁250を後方から見たときに後壁250の中心線O1よりも左側に位置をずらして形成されており、また、接続口252は、これとは逆に後壁250の中心線O1よりも右側に位置をずらして形成されている。
なお、本実施形態では、横配管212の中心軸線と接続口252の中心軸線とが同一の中心線O2上に位置するように設けてある。これにより、横配管212から筐体200内を通じて排水ホース17に流れる大量の排水のスムーズな通流を実現している。
底壁260は、図6(a)に示すように、前壁220に連続する平板状とされており、後部側が一段高く形成されて後壁250に接続されている。底壁260の後部には、左壁230と右壁240(不図示)に亘るように仕切り壁261が立設されている。このような仕切り壁261を設けることによって、筐体200の下部における仕切り壁261の上流側には、仕切り壁261の頂部262まで排水が一時的に貯溜される貯溜路R(図8参照)が形成される。
ここで、仕切り壁261の頂部262は、分割片270の先端部270cよりも上下方向で高い位置となるように設定されている。したがって、先端部270cは、貯溜路Rに貯溜された排水に没するようになっている。これにより、貯溜路Rは、流路R2から流路R1への空気の通流が阻害された状態となり、筐体200内に排水トラップが形成されるようになっている(図6(a)に二点鎖線で貯留路Rの水面を図示)。
なお、縦配管211を通じて筐体200内に流入してくる排水の勢いによって、貯溜路Rの水位は一時的に変化することになるが、例えば、排水終了時には、貯溜路Rに貯溜された排水に対して先端部270cが常時没する状況となるように、仕切り壁261の立設高さや先端部270cの位置を設定している。
一方、図6(a)に示すように、仕切り壁261は、後壁250から前部側に間隔を隔てて形成されており、仕切り壁261の下流側には、後壁250の流出口202に連通する空間A1が形成されている。
本実施形態では、仕切り壁261の頂部262と分割片270の下面との間に形成される開口面積のうち、図6(a)に示すように、最小の大きさとなる開口面積S1(この例では仕切り壁261の高さ方向の延長上に形成される開口面積S1)が、流出口202の開口面積S2よりも大きくなるように設定されている。つまり、流出口202よりも上流側に形成される排水が通流する流路の断面積(S1)が、流出口202の断面積(S2)よりも大きくなるように設定されている。
次に、本実施形態の洗濯乾燥機1の動作について説明する。
まず、給水工程で、図示しないECUによって給水電磁弁等が開かれ、水道水等が外槽5に流入する。このとき、排水ユニット100の排水電磁弁110は消磁されており、弁体は閉じられている。なお、図2では、水道水が内槽6内に注がれるように図示されているが、実際には内槽6と外槽5との間から外槽5に注がれる構成になっている。水道水の一部は、冷却除湿風路21に流れ、冷却除湿板22に付着した糸屑等が洗浄される。
このとき、何らかの異常で外槽5における水位が上昇した場合には、オーバーフロー配管21b(図3参照)を通じて排水ユニット100の筐体200に水道水が排水され、図8に示すように、筐体200内の排水トラップを通じて排水ホース17から外部に排水される。したがって、筐体200内の排水トラップに遮断されて排水ホース17等からの臭気がオーバーフロー配管21bに逆流することが阻止される。なお、異常時には、所定時間経過後に給水電磁弁等が閉じられて給水が停止される。
次に、洗い工程では、ECUの制御によって、洗濯脱水駆動装置10が回転駆動されて攪拌翼4が回転される。このとき、回転翼30は、休止、右回転、左回転を行う。この回転翼30の回転によって、洗濯物19に付着していた汚れが洗濯水へ溶出する。洗い工程では、排水ユニット100の排水電磁弁110は消磁されたままであり、排水管k1を通じて外槽5から排出された洗濯水は、横配管212から分岐口213を通じて循環用配管214を流れ、循環ポンプP1で汲み上げられて散水口11を介して再び内槽6に供給される。所定時間、洗い工程を行うと、洗濯物19に付着していた汚れが大部分、洗濯水へ溶出する。
そして、排水工程に進み、ECUは、回転翼30を停止し、排水ユニット100の排水電磁弁110を開き、汚れた洗濯水を洗濯乾燥機1の外部へ排出する。
このとき、洗濯水(排水)は、図8に示すように、排水管k1から排水ユニット100の横配管212に流入し、横配管212から縦配管211を通じて筐体200内に流入する。そして、洗濯水は、前回の洗濯時に貯溜された排水が貯溜されている貯溜路Rを、流入口201側(流路R1)から流出口202側(流路R2)に流れ、仕切り壁261を越えて(仕切り壁261と分割片270との間を流れて)、空間A1に流入し、空間A1から流出口202に流出する。そして、排水ホース17を通じて洗濯乾燥機1の外部へ排出される。
このような排水の間、貯溜路Rは洗濯水で満たされた状態となり、貯溜路Rは、分割片270で流路R1と流路R2とに分割されて排水トラップを構成する。これによって、筐体200内の排水トラップに遮断されて、排水ホース17等から上がってくる臭気が、オーバーフロー配管21bや、縦配管211等を通じて上流側の外槽5に逆流することが阻止される。
所定時間経過し、汚れた洗濯水の大部分が外部に排出されると、脱水工程に進み、洗濯物19に含まれている洗濯水が脱水される。脱水工程では、排水ユニット100の排水電磁弁110は、開かれたままであり、排水トラップを介して排水が継続される。
所定時間、脱水工程を行うと、給水工程に進み、排水ユニット100の排水電磁弁110が閉じられて、所定水量の水道水等がすすぎ水として内槽6内に貯溜される。
すすぎ工程では、回転翼30を回転させて洗濯物19をすすぎ、洗濯物19に含まれている洗剤分および汚れを洗濯水へ溶出させる。所定時間、洗濯物19をすすいだら、排水工程へ移り、回転翼30を停止するとともに、排水ユニット100の排水電磁弁110を開いてすすぎ水を外部へ排水する。このときにも筐体200内の排水トラップの作用により、排水ホース17等から上がってくる臭気が好適に遮断される。
乾燥工程では、ECUが、排水ユニット100の排水電磁弁110を閉じ、電動送風機23およびヒータHpの運転を開始する。これにより、ヒータHpで加熱された乾燥用空気は、洗濯物19に含まれている水分を抜き取り、その後、排水兼排気口5bから冷却除湿機構20の乾燥空気循環系により循環される。その過程で、内槽6内の洗濯物19が乾燥される。
このときにも筐体200内の排水トラップの作用により、排水ホース17等から上がってくる臭気が好適に遮断され、オーバーフロー配管21bに臭気が逆流することがない。
以下では、本実施形態において得られる効果を説明する。
(1)排水ユニット100における排水電磁弁110と排水ホース17との間に排水トラップが構成される筐体200を介在させたので、排水の流れに沿うかたちで排水トラップを配置することができ、臭気の流れに抗する排水の流れを生じさせて、臭気が逆流するのを好適に阻止することができる。
(2)ユニット化された筐体200内に排水トラップが構成されているので、組付性が良く生産性に優れる。しかも、ユニット化された筐体200内に排水トラップが構成されているので、排水トラップを有する構成でありながらも排水ユニット100の設置スペースが小さくて済むという利点が得られる。
また、筐体200は、樹脂または金属で形成されているので、作り易く、生産性が高い。
(3)洗濯乾燥機1の下部のベース部2bに排水ユニット100が設置される構成であるので、排水トラップを有効に構成しつつ、ベース部2bのスペースを有効に利用した排水ユニット100の設置が可能となる。
(4)排水ユニット100に対して、排水に係る排水管k1やオーバーフロー配管21b等が集中して接続される構成であるので、排水管k1等の接続が行い易く、組付性、生産性に優れる。また、前記のように集中して接続される構成であるので、メンテナンス作業等も行い易いという利点が得られる。
(5)オーバーフロー配管21bは、その他端(下流端)が筐体200に接続されて、流入口201側に通じる貯溜路Rの流路R1に連通しているので、オーバーフロー配管21bを通じて排出される排水を筐体200内の排水トラップを介して排出することができる。したがって、オーバーフロー配管21bを介して排水することができる構成を有しながらも、オーバーフロー配管21bに臭気が逆流するのを好適に阻止した洗濯乾燥機1が得られる。
(6)仕切り壁261と筐体200(分割片270)との間に形成される開口の断面積S1は、流出口202の開口の断面積S2よりも大きいので、貯溜路Rから仕切り壁261を超えて流出口202に排水をスムーズに流すことができ、排水性に優れた排水ユニット100を有する洗濯乾燥機1が得られる。
(7)筐体200内に、貯溜路R(R2)に没するように、貯溜路R(R2)の排水の異物を収集するフィルタ233bを配置することができるので、筐体200内が汚れるのを抑制することができ、排水ホース17やその下流側に臭気が生じるのを抑制することができる。
(8)筐体200の円筒部231を通じて、洗浄剤等を筐体200内に直接投入することができるので、筐体200内や排水ホース17、あるいはその下流側の汚れを好適に洗浄することができ、これらの部位や領域に臭気が生じるのを好適に防止することができる。
(9)分割片270の上側には、天壁210との間に絞られた間隙S4が形成されているので、縦配管211を通じて筐体200の前端部側に流入した排水が分割片270の上側空間に流れ込み難く、貯溜路Rを通じた下流側への排水の流れを好適に形成することができ、排水性に優れた排水ユニット100が得られる。
(10)筐体200の前壁220は、下部が後部側へ向けてアール状に湾曲した湾曲板状とされて、平板状の底壁260に連続するように形成されているので、貯溜路Rを通じた下流側への排水の流れを好適に形成することができ、排水性に優れた排水ユニット100が得られる。
(11)分割片270の前部270bは、底壁260に対向する面が後方へ向けて湾曲された上り湾曲状とされているので、流路R1から流路R2に流れ込んだ排水を流出口202側へ向けて好適に導くことができ、排水のスムーズな流れを実現することができる。
(12)筐体200の下部には、流入口201側から流出口202側に向けて、流路R1、分割片270、流路R2、仕切り壁261、空間A1および流出口202が配置されており、排水トラップの構成に必要な要素が排水の流れに沿って略直線的に設けられている。したがって、排水のスムーズな排出を実現しつつ、必要最小限のコンパクトな構造で排水トラップを構成することができる。
(13)接続口252は、底壁260よりも一段高くされた部位から後方へ突設されているので、接続口252に接続される排水ホース17の勾配を好適に確保することができる。
(14)接続口251、252は、後壁250の中心線O1を挟んで左右のずれた位置にそれぞれ設けられているので、接続口251、252周りに、排水管k1や排水ホース17の接続スペースを設けることができ、接続作業が行い易いという利点が得られる。
(15)横配管212の中心軸線と接続口252の中心軸線とが、同一の中心線O2上に位置するようにしてあるので、筐体200内を通流する大量の排水をスムーズに流すことができる。
なお、前記した実施形態では、オーバーフロー配管21bを筐体200の後壁250に接続したが、これに限られることはなく、排水電磁弁110の下流側における流路R1に流れ込む構成であればよく、例えば、縦配管211等に接続するようにしてもよい。
また、左壁230は右壁240と平行に設置される平板状としたものを用いてもよい。
また、オーバーフロー配管21bは、筐体200に接続しなくてもよく、その場合には、天壁210から分割片270を吊設してもよい。
1 洗濯乾燥機
1k 排水管
2b ベース部
5 外槽
6 内槽
17 排水ホース
21a 上昇風路
21b オーバーフロー配管
30 回転翼
100 排水ユニット
110 排水電磁弁
200 筐体
201 流入口
202 流出口
211 縦配管
212 横配管
231 円筒部(挿通孔)
233 挿通部材
233b フィルタ
261 仕切り壁
270 分割片
270c 先端部
A1 空間
R 貯溜路
R1 流路
R2 流路
S1 開口面積(断面積)
S2 開口面積(断面積)
S3 開口面積
S4 間隙
k1 排水管

Claims (6)

  1. 洗濯物が投入される内槽と、
    前記内槽を収容して洗濯水を溜める外槽と、
    前記外槽から排出される洗濯水を外部に排出する排出ユニットと、を備える洗濯乾燥機において、
    前記排出ユニットは、
    前記外槽からの排水が通流する排水路を開閉して排水の排出を制御する排水手段と、
    前記排水手段から排出される排水の流入口が上部に設けられ、排水を流出させる流出口が下部に設けられた筐体と、を有しており、
    前記筐体は、
    底部に仕切り壁が立設されており、
    前記仕切り壁における排水の流れ方向上流側には、排水の一部が貯溜される貯溜路が形成されるとともに、当該仕切り壁の下流側には、前記流出口に連通する空間が形成されており、
    前記貯溜路には、これを、前記流入口側に通じる流路と前記流出口側に通じる流路とに分割する分割片が設置されて排水トラップが構成されていることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記仕切り壁と前記筐体との間に形成される開口の断面積は、前記流出口の開口の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記洗濯物を乾かす乾燥用空気を送る送風手段と、
    前記送風手段に一端が接続されたオーバーフロー配管と、をさらに備え、
    前記オーバーフロー配管は、その他端が前記筐体に接続され、前記貯溜路の前記流入口側に通じる流路に連通していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記筐体には、前記貯溜路の排水の異物を収集するフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記筐体に設けられ、前記貯溜路に通じる挿通孔と、
    前記挿通孔に抜き挿し可能に設けられ、前記挿通孔の開口を閉塞可能な挿通部材と、を備え、
    前記挿通部材の先端部に前記フィルタが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の洗濯乾燥機。
  6. 少なくとも前記筐体は、樹脂または金属で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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