JP5039742B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Description
この洗濯乾燥機に備わる排水トラップでは、排水手段の下流側に接続される排水ホースを略U字状に変形させ、この変形させた部分に排水手段から排出される排水を貯溜して排水トラップを形成している。
この洗濯乾燥機によれば、排水トラップによって下水からの臭気が洗濯乾燥機を介して室内側等へ逆流するのを防止することができる。
また、排水ホースをU字形に変形することで排水トラップが形成されているので、排水トラップを設置するための設置スペースを、洗濯機の外枠筐体のベース部等に対して広く確保する必要があった。
<洗濯乾燥機1の外装>
図1に示す実施形態の洗濯乾燥機1は、鋼板で形成された側面板2aと、合成樹脂で形成されたベース部2bと、合成樹脂で形成されたトップカバー3とでケースCが形成されている。
図2に示すトップカバー3は、中央部に衣類等の洗濯物出入れ口3aを有しており、この洗濯物出入れ口3aを開閉するための外蓋体4が設けられている。なお、図2では、実線で外蓋体4の閉状態を示し、二点鎖線で外蓋体4の開状態を示している。
洗濯物出入れ口3aが形成されるトップカバー3は、必要に応じて、複数の部材を組み合わせて構成され、洗濯乾燥機1の上部を覆うように嵌め込んで取り付けネジによって側枠(図示せず)に固定される。
トップカバー3に形成した洗濯物出入れ口3aは、基部ヒンジh1(図2参照)によりトップカバー3に回転自在に取り付けた外蓋体4によって、開閉自在に構成されている。
図1に示すように、トップカバー3の前側に配置されるスイッチ実装面3cには、電源をオン・オフするための押しボタン式の電源スイッチSW1と、外蓋体4を開閉操作するための外蓋開閉指示スイッチSW2と、洗剤量検出指示スイッチSW3とが実装されている。
図2に示す洗濯物出入れ口3aを開閉する外蓋体4は、合成樹脂で形成され、トップカバー3の洗濯物出入れ口3aを開閉自在とするように基部ヒンジh1に回転自在(図の矢印α1、α2方向)に設けられる後蓋部4b(図1参照)と、後蓋部4bの前縁に中間ヒンジh2(図2参照)によって屈伸自在に連結された前蓋部4aとを有している。
外蓋体4は、電動または手動で、洗濯物出入れ口3aを開閉動作する。
なお、図2においては、取っ手蓋部4a1、取っ手部4a2、操作表示パネル4a3の構成は省略して示している。
図1に示す外蓋体4を、電動で開閉駆動する電動開閉駆動機構は、後蓋部4bを、基部ヒンジh1(図2参照)を支点にして開閉駆動電動機で駆動して起伏動作(図2の矢印α1、α2参照)させるとともに、前蓋部4aを中間ヒンジh2(図2参照)廻りに従動させて、前蓋部4a、後蓋部4bを折り畳んだ開状態(図2の二点鎖線参照)と、前蓋部4a、後蓋部4bを広げて平坦にした閉状態(図2の実線参照)との開閉動作を行っている。
この外蓋体4の開/閉制御のために、外蓋体4の全開/全閉状態を検出するための外蓋全開検出センサ、外蓋全閉検出センサ(図示せず)が設けられている。
外蓋体4を開閉駆動する電動開閉駆動機構は、ユーザが手で外蓋体4を開閉駆動操作するときに大きな機械的負荷抵抗とならないように、開閉駆動電動機の形態を考慮したり、動力伝達系にクラッチ機構を介在させたりすることが望ましい。
図2に示すように、洗濯乾燥機1のケースC内には、洗濯水を溜める外槽5が、ケースCの上端四隅部に設けた隅板に係止し垂下させた4本の吊り部材(図示せず)で支持され、洗濯乾燥機1内の中心部に縦向きに配置されている。
吊り部材は、ばね等の弾性材と空気など流体の粘性による減衰機構を有する防振機構を備えている。この防振機構を介して、外槽5が、防振支持され、脱水運転起動時等の振れ回り運動が抑制されている。
外槽5内には、衣類等の洗濯物19が投入され、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥が行われる内槽6が回転自在に同心的に設けられている。
図2に示すように、内槽6が収容された外槽5の上側開口端には、外槽5と内槽6の間の間隙を覆うべく、内側衣類投入口9aを備えた外槽上カバー9が取り付けられている。
外槽上カバー9の内側衣類投入口9aは、図示しない内蓋によって開閉自在に覆われるが、ここでは内蓋の説明は省略する。
外槽5内に配置される内槽6は、洗濯兼脱水槽であり、ステンレス鋼板を用いて、軸方向に長い有底円筒形状に形成されている。
内槽6の周壁には、通水および通風のための小穴6aが形成され、その上縁部に、高速回転の脱水工程時に洗濯物19の偏りと反対方向にバランス用の流体が移動して洗濯物19の偏りによる振動を抑制する流体バランサー6bを備えている。内槽6は、脱水工程時には高速で回転して、洗濯物19に含まれる水分を遠心力により洗濯物19から分離して脱水孔より排出する遠心脱水が行なわれる。
洗濯脱水駆動装置10は、可逆回転型のコンデンサ分相単相誘導電動機、インバータ駆動電動機等を使用した駆動電動機と電磁操作クラッチ機構と遊星歯車減速機構を内蔵し、駆動電動機と電磁操作クラッチ機構を制御することによって、内槽6を静止させた状態で回転翼30を繰り返し正逆(往復)回転させる撹拌駆動モードや、内槽6と回転翼30を一体的に同一方向に回転させる脱水駆動モード等を選択的に実行する駆動機能を有している。
次に、洗い工程時に洗濯水を内槽6から外槽5に排出して再びこれを給水して循環する構成について説明する。
図2に示す外槽5の排水兼排気口5bは、蛇腹管j2と排水管k1とを介して、循環ポンプP1の入水口および排水ユニット100の入水口(後記する排水路k1に接続されて排水路k1の一部をなす横配管212、図4(a)(b)参照)に接続されている。
この循環ポンプP1は、ケースCのベース部2bに取り付けられ、その出水口は、内部配管k2と蛇腹管j3と糸屑フィルタf1が着脱可能に設置される内部配管k3を介して散水口11に接続されている。
また、排水ユニット100は、ベース部2bの側壁に沿うようにして、ベース部2bの内側に形成されるスペースに取り付けられており、出水口となる接続口252(図4(a)参照、)には、排水ホース17が接続されている。
なお、排水ユニット100の詳細な説明は後記する。
この洗濯水の循環が行われる洗い工程においては、洗濯物19に含まれる洗濯水に加え、最低水位(回転翼30が沈む程度から内槽6の内底面から1/2の高さ寸法の水位)の洗濯水が付与され、洗濯が行われるようになっている。
ケースC内の後側部には、乾燥工程において洗濯物19から吸湿した水分を含む空気を、冷却除湿板22の外面上を流れる冷却水で冷却して除湿するための冷却除湿機構20(図2参照)が設置されている。
冷却除湿機構20は、乾燥空気循環系を構成している。乾燥空気循環系は、乾燥工程における外槽5内の湿潤した空気を排水兼排気口5bから吸い出し、これを冷却除湿板22の外面上を流れる冷却水で冷却除湿して絶対湿度を低下させる系と、この系により絶対湿度を低下させた空気を加熱して、内槽6内に上方から吹き込む系とを有している。
この冷却除湿風路21内に冷却除湿板22が設置されるとともに、乾燥用空気に含まれる糸屑を除去する糸屑フィルタf2と、乾燥用空気を送風するための電動送風機23と、除湿後の乾燥用空気を加熱するためのヒータHpとが設けられる。
上昇風路21a2の先は、空気加熱管k4と蛇腹管j5を介して前記の噴気口12に接続される。空気加熱管k4内には、乾燥工程時の乾燥用の循環空気を加熱するPTCヒータ等のヒータHpが内装される。
また、上昇風路21a1の上部には、オーバーフロー配管21b(図3、図4(b)参照)が接続されている。オーバーフロー配管21bは、給水時に上昇風路21a1内を上昇する水位が所定水位を超えた場合に、これを排水ユニット100に排出する役割をなす。
図4に示すように、排水ユニット100は、排水手段としての排水電磁弁110と、この排水電磁弁110を介して排水が流入する筐体200とを有している。
排水電磁弁110は、電磁コイル111と、この電磁コイル111の励磁により駆動される図示しない弁体を備えた弁部112とを有している。電磁コイル111の上面には、端子部113が設けられており、この端子部113には、図示しないハーネスを介して電磁コイル111を励磁するための電力が供給されるようになっている。
なお、電磁コイル111に供給される電力は、洗濯乾燥機1の運転モード等に合わせて図示しない制御装置(ECU)の指令等に基づいて供給される。なお、電磁コイル111は絶縁材等で被覆されている。
ここで、横配管212の後端部には、前記した排水管k1が接続されており、排水管k1を通じて外槽5から排出された洗濯水等の排水が通流するようになっている。
そして、図示しないECUの制御により、排水電磁弁110の電磁コイル111が励磁され、弁部112の図示しない弁体が横配管212と縦配管211とを連通する方向に移動すると、横配管212から縦配管211に排水が流れる。
また、電磁コイル111が消磁され、弁部112の図示しない弁体が横配管212と縦配管211との連通を遮断する方向に付勢手段等によって戻されると、横配管212から縦配管211への排水の通流が遮断される。
すなわち、電磁コイル111の励磁・消磁を切換えることによって、排水の排出・非排出が制御されるようになっている。
筐体200内の下部には、排水が一時的に貯溜される貯溜路Rが設けられ、この貯溜路Rに先端部270cが没するように配置される分割片270で、貯溜路Rが流入口201側の流路R1と流出口202の流路R2とに分割されることで、臭気の逆流を阻止する排水トラップが構成されている。
本実施形態の筐体200は、右壁240を除いて筐体200に付設される後記の配管(横配管等)も含めて、全体が樹脂材による一体成形で形成されている。なお、筐体200は、このような一体成形によるものに限られることはなく、複数の部材を組み合わせて構成してもよい。
なお、筐体200は、金属材で形成してもよい。
なお、メンテナンス時等には、円筒部231から挿通部材233を取り外して、フィルタ233bを洗浄することができ、また、円筒部231を通じて配管洗浄剤等を投入して、筐体200内の後記する貯溜路Rや排水ホース17内等に付着した汚れを洗浄することも可能である。
なお、分割片270や後記する仕切り壁261の右壁240側の端部も右壁240の内面に溶着等の固定手段や接着剤等を用いて固着されている。
ここで、接続口252は、底壁260よりも一段高くされた位置に形成されている。このことは、接続口252に接続される排水ホース17の勾配の確保に寄与する。
なお、本実施形態では、横配管212の中心軸線と接続口252の中心軸線とが同一の中心線O2上に位置するように設けてある。これにより、横配管212から筐体200内を通じて排水ホース17に流れる大量の排水のスムーズな通流を実現している。
なお、縦配管211を通じて筐体200内に流入してくる排水の勢いによって、貯溜路Rの水位は一時的に変化することになるが、例えば、排水終了時には、貯溜路Rに貯溜された排水に対して先端部270cが常時没する状況となるように、仕切り壁261の立設高さや先端部270cの位置を設定している。
本実施形態では、仕切り壁261の頂部262と分割片270の下面との間に形成される開口面積のうち、図6(a)に示すように、最小の大きさとなる開口面積S1(この例では仕切り壁261の高さ方向の延長上に形成される開口面積S1)が、流出口202の開口面積S2よりも大きくなるように設定されている。つまり、流出口202よりも上流側に形成される排水が通流する流路の断面積(S1)が、流出口202の断面積(S2)よりも大きくなるように設定されている。
まず、給水工程で、図示しないECUによって給水電磁弁等が開かれ、水道水等が外槽5に流入する。このとき、排水ユニット100の排水電磁弁110は消磁されており、弁体は閉じられている。なお、図2では、水道水が内槽6内に注がれるように図示されているが、実際には内槽6と外槽5との間から外槽5に注がれる構成になっている。水道水の一部は、冷却除湿風路21に流れ、冷却除湿板22に付着した糸屑等が洗浄される。
このとき、何らかの異常で外槽5における水位が上昇した場合には、オーバーフロー配管21b(図3参照)を通じて排水ユニット100の筐体200に水道水が排水され、図8に示すように、筐体200内の排水トラップを通じて排水ホース17から外部に排水される。したがって、筐体200内の排水トラップに遮断されて排水ホース17等からの臭気がオーバーフロー配管21bに逆流することが阻止される。なお、異常時には、所定時間経過後に給水電磁弁等が閉じられて給水が停止される。
このとき、洗濯水(排水)は、図8に示すように、排水管k1から排水ユニット100の横配管212に流入し、横配管212から縦配管211を通じて筐体200内に流入する。そして、洗濯水は、前回の洗濯時に貯溜された排水が貯溜されている貯溜路Rを、流入口201側(流路R1)から流出口202側(流路R2)に流れ、仕切り壁261を越えて(仕切り壁261と分割片270との間を流れて)、空間A1に流入し、空間A1から流出口202に流出する。そして、排水ホース17を通じて洗濯乾燥機1の外部へ排出される。
このときにも筐体200内の排水トラップの作用により、排水ホース17等から上がってくる臭気が好適に遮断され、オーバーフロー配管21bに臭気が逆流することがない。
(1)排水ユニット100における排水電磁弁110と排水ホース17との間に排水トラップが構成される筐体200を介在させたので、排水の流れに沿うかたちで排水トラップを配置することができ、臭気の流れに抗する排水の流れを生じさせて、臭気が逆流するのを好適に阻止することができる。
(2)ユニット化された筐体200内に排水トラップが構成されているので、組付性が良く生産性に優れる。しかも、ユニット化された筐体200内に排水トラップが構成されているので、排水トラップを有する構成でありながらも排水ユニット100の設置スペースが小さくて済むという利点が得られる。
また、筐体200は、樹脂または金属で形成されているので、作り易く、生産性が高い。
(3)洗濯乾燥機1の下部のベース部2bに排水ユニット100が設置される構成であるので、排水トラップを有効に構成しつつ、ベース部2bのスペースを有効に利用した排水ユニット100の設置が可能となる。
(4)排水ユニット100に対して、排水に係る排水管k1やオーバーフロー配管21b等が集中して接続される構成であるので、排水管k1等の接続が行い易く、組付性、生産性に優れる。また、前記のように集中して接続される構成であるので、メンテナンス作業等も行い易いという利点が得られる。
(5)オーバーフロー配管21bは、その他端(下流端)が筐体200に接続されて、流入口201側に通じる貯溜路Rの流路R1に連通しているので、オーバーフロー配管21bを通じて排出される排水を筐体200内の排水トラップを介して排出することができる。したがって、オーバーフロー配管21bを介して排水することができる構成を有しながらも、オーバーフロー配管21bに臭気が逆流するのを好適に阻止した洗濯乾燥機1が得られる。
(6)仕切り壁261と筐体200(分割片270)との間に形成される開口の断面積S1は、流出口202の開口の断面積S2よりも大きいので、貯溜路Rから仕切り壁261を超えて流出口202に排水をスムーズに流すことができ、排水性に優れた排水ユニット100を有する洗濯乾燥機1が得られる。
(7)筐体200内に、貯溜路R(R2)に没するように、貯溜路R(R2)の排水の異物を収集するフィルタ233bを配置することができるので、筐体200内が汚れるのを抑制することができ、排水ホース17やその下流側に臭気が生じるのを抑制することができる。
(8)筐体200の円筒部231を通じて、洗浄剤等を筐体200内に直接投入することができるので、筐体200内や排水ホース17、あるいはその下流側の汚れを好適に洗浄することができ、これらの部位や領域に臭気が生じるのを好適に防止することができる。
(9)分割片270の上側には、天壁210との間に絞られた間隙S4が形成されているので、縦配管211を通じて筐体200の前端部側に流入した排水が分割片270の上側空間に流れ込み難く、貯溜路Rを通じた下流側への排水の流れを好適に形成することができ、排水性に優れた排水ユニット100が得られる。
(10)筐体200の前壁220は、下部が後部側へ向けてアール状に湾曲した湾曲板状とされて、平板状の底壁260に連続するように形成されているので、貯溜路Rを通じた下流側への排水の流れを好適に形成することができ、排水性に優れた排水ユニット100が得られる。
(11)分割片270の前部270bは、底壁260に対向する面が後方へ向けて湾曲された上り湾曲状とされているので、流路R1から流路R2に流れ込んだ排水を流出口202側へ向けて好適に導くことができ、排水のスムーズな流れを実現することができる。
(12)筐体200の下部には、流入口201側から流出口202側に向けて、流路R1、分割片270、流路R2、仕切り壁261、空間A1および流出口202が配置されており、排水トラップの構成に必要な要素が排水の流れに沿って略直線的に設けられている。したがって、排水のスムーズな排出を実現しつつ、必要最小限のコンパクトな構造で排水トラップを構成することができる。
(13)接続口252は、底壁260よりも一段高くされた部位から後方へ突設されているので、接続口252に接続される排水ホース17の勾配を好適に確保することができる。
(14)接続口251、252は、後壁250の中心線O1を挟んで左右のずれた位置にそれぞれ設けられているので、接続口251、252周りに、排水管k1や排水ホース17の接続スペースを設けることができ、接続作業が行い易いという利点が得られる。
(15)横配管212の中心軸線と接続口252の中心軸線とが、同一の中心線O2上に位置するようにしてあるので、筐体200内を通流する大量の排水をスムーズに流すことができる。
1k 排水管
2b ベース部
5 外槽
6 内槽
17 排水ホース
21a 上昇風路
21b オーバーフロー配管
30 回転翼
100 排水ユニット
110 排水電磁弁
200 筐体
201 流入口
202 流出口
211 縦配管
212 横配管
231 円筒部(挿通孔)
233 挿通部材
233b フィルタ
261 仕切り壁
270 分割片
270c 先端部
A1 空間
R 貯溜路
R1 流路
R2 流路
S1 開口面積(断面積)
S2 開口面積(断面積)
S3 開口面積
S4 間隙
k1 排水管
Claims (6)
- 洗濯物が投入される内槽と、
前記内槽を収容して洗濯水を溜める外槽と、
前記外槽から排出される洗濯水を外部に排出する排出ユニットと、を備える洗濯乾燥機において、
前記排出ユニットは、
前記外槽からの排水が通流する排水路を開閉して排水の排出を制御する排水手段と、
前記排水手段から排出される排水の流入口が上部に設けられ、排水を流出させる流出口が下部に設けられた筐体と、を有しており、
前記筐体は、
底部に仕切り壁が立設されており、
前記仕切り壁における排水の流れ方向上流側には、排水の一部が貯溜される貯溜路が形成されるとともに、当該仕切り壁の下流側には、前記流出口に連通する空間が形成されており、
前記貯溜路には、これを、前記流入口側に通じる流路と前記流出口側に通じる流路とに分割する分割片が設置されて排水トラップが構成されていることを特徴とする洗濯乾燥機。 - 前記仕切り壁と前記筐体との間に形成される開口の断面積は、前記流出口の開口の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
- 前記洗濯物を乾かす乾燥用空気を送る送風手段と、
前記送風手段に一端が接続されたオーバーフロー配管と、をさらに備え、
前記オーバーフロー配管は、その他端が前記筐体に接続され、前記貯溜路の前記流入口側に通じる流路に連通していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯乾燥機。 - 前記筐体には、前記貯溜路の排水の異物を収集するフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
- 前記筐体に設けられ、前記貯溜路に通じる挿通孔と、
前記挿通孔に抜き挿し可能に設けられ、前記挿通孔の開口を閉塞可能な挿通部材と、を備え、
前記挿通部材の先端部に前記フィルタが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の洗濯乾燥機。 - 少なくとも前記筐体は、樹脂または金属で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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