JP2005304714A - 電気洗濯機 - Google Patents

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亮二 平山
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【課題】洗濯物が投入される内槽(洗濯兼脱水槽)2の上端縁部にバランスリング(流体バランサー)3が取り付けられた電機洗濯機において、大型の回転盤4を変形させることなく、内槽2の底部にスムーズに組み込むことができる電気洗濯機を提供する。
【解決手段】外枠と、該外枠内に設けた洗濯水を溜める外槽5と、該外槽内に回転可能に設けた洗濯兼脱水槽である内槽2と、前記内槽2内の底部に位置させて回転可能に設けた回転盤4と、前記内槽2および/または回転盤4を選択的に回転駆動する駆動機構7と、前記外槽内に洗濯水を給水する給水機構と、前記外槽内の洗濯水を排水する排水機構と、前記駆動機構と給水機構と排水機構を制御する制御装置とを備え、前記内槽2の上端縁部には流体を封入したバランスリング3が取り付けられ、前記回転盤4は、前記バランスリング3の内径よりも大きい径に形成されてなる電機洗濯機において、組み立て工程では、先に前記回転盤4を前記内槽2の底部に組み込んだ後、前記バランスリング3を前記内槽2の上端縁部に取り付けるように組み立てられる構造とする。
【選択図】 図13

Description

本発明は、電気洗濯機に関する。
一般に電気洗濯機は、外枠と、この外枠内に防振機構を介して吊り下げるように設けた洗濯水を溜める外槽と、この外槽内に回転可能に設けた洗濯兼脱水槽である内槽と、前記内槽内の底部に位置させて回転可能に設けた回転盤と、前記内槽および/または回転盤を選択的に回転駆動する駆動機構と、前記外槽内に洗濯水を給水する給水機構と、前記外槽内の洗濯水を排水する排水機構と、前記駆動機構と給水機構と排水機構を制御する制御装置とを備えて構成される。
そして、この電気洗濯機では、内槽に洗濯物を投入した状態で、外槽に洗濯水を給水し、回転盤を回転させることによって洗濯が行われ、洗濯後は、外槽の洗濯水を排水し、内槽を高速回転させることによって脱水が行われる。
このような電気洗濯機においては、洗濯兼脱水槽である内槽の上端縁部に、バランスリング(流体バランサー)が取り付けられている。このバランスリングは、その内部に流体を封入して構成され、内槽の回転時に洗濯物の偏り等によって偏心が生じたときに、バランスリング内での流体の移動によって偏心をキャンセルし、回転のバランスを維持する働きを有するものである。
特開2002−282577号公報 特開2002−360966号公報 特開2002−360981号公報 特開2002−360990号公報
このバランスリングを備えた従来の電気洗濯機では、その組み立て工程において、回転盤を内槽の底部に組み込む際に、内槽の上端縁部のバランスリングが障害となって回転盤をスムーズに組み込むことができない場合がある。即ち、回転盤は、洗濯物に大きな機械力を作用させるために大型に形成されており、この回転盤の直径がバランスリングの内径より大きい場合、バランスリングを通して内槽の底部に組み込むには回転盤を変形させなければならないが、大型の回転盤は変形させることが難しく、無理に変形させると元の形状に戻らなくなってしまう。
本発明の目的は、内槽の上端縁部にバランスリングが取り付けられてなる電気洗濯機において、大型の回転盤を変形させることなく、内槽の底部にスムーズに組み込むことができる電気洗濯機を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明は、外枠と、該外枠内に設けた洗濯水を溜める外槽と、該外槽内に回転可能に設けた洗濯兼脱水槽である内槽と、前記内槽内の底部に位置させて回転可能に設けた回転盤と、前記内槽および/または回転盤を選択的に回転駆動する駆動機構と、前記外槽内に洗濯水を給水する給水機構と、前記外槽内の洗濯水を排水する排水機構と、前記駆動機構と給水機構と排水機構を制御する制御装置とを備え、前記内槽の上端縁部には、流体を封入したバランスリングが取り付けられ、前記回転盤は、前記バランスリングの内径よりも大きい径に形成されてなる電機洗濯機において、組み立て工程では、先に前記回転盤を前記内槽の底部に組み込んだ後、前記バランスリングを前記内槽の上端縁部に取り付けるように組み立てられる構造としたものである。
この構成においては、前記内槽の上端縁部に台座リングを固着し、この台座リングに前記バランスリングを取り付ける構造とする。
また、前記バランスリングを前記台座リングに螺子によって固定する構造とし、さらにこの場合、前記バランスリングの内周面に、前記螺子の頭部が収容される凹部を設ける。
本発明の電機洗濯機では、先に前記回転盤を前記内槽の底部に組み込んだ後、バランスリングを内槽の上端縁部に取り付けるように組み立てられる構造としたことで、バランスリングの内径よりも大きい大型の回転盤を変形させることなく内槽の底部にスムーズに組み込むことができる。
また本発明の電機洗濯機では、内槽に固着される台座リングにバランスリングを取り付ける構造としたことで、バランスリングのスムーズな取り付けが可能となる。
さらに本発明の電機洗濯機では、バランスリングを台座リングに固定する螺子の頭部が凹部に収容される構造により、この螺子の頭部がバランスリングの内周面に突出しないので、洗濯物に傷を付けるおそれはない。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
この実施例の電気洗濯機は、乾燥機能をもった電気洗濯機であり、図1は、本発明の実施例の電気洗濯機を縦断した状態で示す側面の模式図、図2は、回転盤の斜視図、図3は、回転盤の平面図、図4は、図3に示した回転盤のA−A線およびB−B線の断面図、図5は、この電気洗濯機を外蓋が閉じた状態で示す外観斜視図、図6は、同外蓋を開いた状態で示す外観斜視図、図7は、この電気洗濯機の外観正面図、図8は、外蓋部分の縦断側面図、図9は、このように構成した電気洗濯機の機能プロック図、図10は、この電気洗濯機の制御系のブロック図、図11は、操作表示パネルにおける洗剤量表示部の表示例を示す図、図12は、コントローラにおけるマイクロコンピュータが実行する制御処理プログラムのフローチャートである。
図1において、1は、外郭を構成する四角筒状の外枠である。2は、内槽を構成する洗濯兼脱水槽であり、その周壁に通水および通風のための小穴2aを有し、その上端縁部にバランスリング(流体バランサー)3を備え、底部の内側には回転自在に回転盤4を設置する。5は、前記洗濯兼脱水槽2を内包する外槽であり、その底部の外側には鋼板製の取り付けベース6を介して洗濯脱水駆動装置7が取り付けられる。この外槽5は、図示説明は省略するが、外枠1の上端部の四隅部に設けた隅板に係止して垂下させた4本の支持棒に緩衝装置を介して該外槽5の四方位を係合させて均等に支持することにより該外枠1の中心部に懸垂する。
前記回転盤4は、図2〜図4に示すように、その上面に、洗濯兼脱水槽2の底部に位置して回転することによって該洗濯兼脱水槽2内に投入されて回転盤4上に載置されている洗濯物に上方向の分力を繰り返し作用させる押し洗い力を発生するように回転方向に傾斜した複数の傾斜凸面4aと、多数の水抜き穴4bを備える。
前記洗濯脱水駆動装置7は、可逆回転型のコンデンサ分相単相誘導電動機またはインバータ駆動電動機を使用した洗濯脱水駆動電動機と、電磁操作クラッチ機構と、遊星歯車減速機構とを内蔵し、洗濯脱水駆動電動機と電磁操作クラッチ機構を制御することによって、洗濯兼脱水槽2を静止させた状態で回転盤4を繰り返し正逆(往復)回転させる攪拌駆動モードと、洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に同一方向に回転させる脱水駆動モードを選択的に実行する駆動機能を有する。
洗濯物投入口8aを形成したトップカバー8は、外枠1の上部開口を覆うように該上部開口端縁に嵌め込んで取り付け螺子によって該外枠1に固定するように取り付ける。このトップカバー8は、必要に応じて、複数の部材を組み合わせて構成する。トップカバー8に形成した前記洗濯物投入口8aは、基部ヒンジ9によってトップカバー8に取り付けた外蓋10によって開閉自在に覆う。
トップカバー8は、外蓋10が倒れて洗濯物投入口8aを閉じた状態となったときに該外蓋10の上面と該外蓋10によって覆われないトップカバー8の左右および後側の縁部の上面に段差が発生しないように、外蓋10の前後左右縁が当接する洗濯物投入口8aの外周縁を凹ませて投入開口面8bとして形成し、該投入開口面8bの前側は、閉じた状態の外蓋10に覆われないように位置させて、該投入開口面8bと同幅で該当接面から下方に向けて前記外枠1の前面位置まで傾斜させたスイッチ実装面8cを形成している。
外蓋10は、前記基部ヒンジ9によってトップカバー8に起伏自在に取り付けられる後半部10aと該後半部10aの前縁に中間ヒンジ10bによって屈折可能に結合した前半部10cによって構成され、山折り(開)状態と平坦(閉)状態に開閉動作するようになっている。
また、この外蓋10における前半部10cは、図8に示すように、外蓋10を手動開閉するために指先を挿し入れるように前半部の後端部を凹ませて形成した取っ手部10dと、該取っ手部10dの開口を塞ぐように位置すると共に指先で押圧することによって後退転角して該指先を取っ手部10d内に挿入可能にする取っ手部蓋10eと、この取っ手部10dの前側に連なるように後端部分に位置させて設けた操作表示パネル11を備える。
前記操作表示パネル11は、図5、図6に示すように、外蓋10の前半部10cの上面に位置させて主として該外蓋10を閉じた状態で操作される指示入カボタンスイッチ11aと、表示パネル部11bと、洗剤量表示部11cとを有し、図8に示すように、パネル制御回路基板11dを内部に位置させて実装する。
また、トップカバー8における投入開口面8bの幅方向中心から一端側に寄った前方コーナー部には、粉末洗剤を投入する粉末洗剤投入箱8dを形成し、スイッチ実装面8cには、押しボタン式の電源スイッチ12と洗剤量検出指示スイッチ14を実装する。前記粉末洗剤投入箱8dには、後述する給水装置から給水が行われる。前記粉末洗剤投入箱8dの底面は、投入された粉末洗剤と給水装置から給水された水が後述する洗剤投入口に円滑に流下するような形態に形成する。
前記洗濯兼脱水槽2を内包した外槽5の上端開口部には、洗濯物投入口15aを有する外槽上カバー15を取り付けることによって外槽3と洗濯兼脱水槽2の間の間隙を覆う。外槽上カバー15に形成した洗濯物投入口15aは、内蓋によって開閉自在に覆うように構成するが、図1では内蓋の図示は省略する。そして、この外槽上カバー15には、洗濯兼脱水槽2内に向けて開口するように散水口16と噴気口17を設けると共に、洗濯兼脱水槽2と外槽5の間の間隙に向けて開口するように洗剤投入口18を設ける。洗剤投入口18は、蛇腹管20を介して前記粉末洗剤投入箱8dに接続する。散水口16は、洗濯物投入口15aを開閉する内蓋に設けられる。この散水口16については後に詳述する。
また、外槽5は、その下部の側壁に水位検出のためのエアトラップ5aを形成し、エアチューブ21を介して水位検出手段である感圧式の水位検出センサ22に接続し、底部には排水兼排気口5bを設ける。
前記排水兼排気口5bは、蛇腹管23と内部配管24を介して排水電磁弁25と屑取り用トラップ31の各入水口に接続する。トラップ31の出水口は、電動循環ポンプ26の入水口に接続する。これら排水電磁弁25とトラップ31と電動循環ポンプ26は、外枠1の下の底部ベース1aに設置され、排水電磁弁25の出水口は、外部排水ホース27に接続し、電動循環ポンプ26の出水口は、内部配管28と蛇腹管29を介して前記散水口16に接続する。
ここで、前記排水兼排気口5bと蛇腹管23と内部配管24とトラップ31と電動循環ポンプ26と内部配管28と蛇腹管29と散水口16は、洗濯水循環機構を構成する。
外枠1の後側面の内側には、水冷除湿機構32を設置する。この水冷除湿機構32の基本的な構成は、既に知られているように、外槽5内の湿潤した空気を排水兼排気口5bから吸い出し、水冷除湿した後に加熱することによって相対湿度を低下させて洗濯兼脱水槽2の上方から該洗濯兼脱水槽2内に吹き込むように構成する乾燥空気循環系の一部を構成する。
水冷除湿機構32は、図9に示すように、蛇腹管33を介して前記排水兼排気口5bに接続された水冷除湿風路34を備え、この水冷除湿風路34内に水冷除湿板35を設置し、途中に糸屑フィルタ36と電動送風機37を設ける。水冷除湿風路34は、蛇腹管33から上方に向けて伸びるように設けた上昇風路34a内に前記水冷除湿板35を設置する。そして、上昇風路34aの上端部から折り返して下方に向けて伸びる下降風路34bを設け、この折り返し部に前記糸屑フィルタ36を着脱可能に設置する。下降風路34b内には該下降風路34b内を流れる空気の湿度に感応する湿度センサ38を設置する。この下降風路34bの下端部に前記電動送風機37の吸気口を接続し、この電動送風機37の排気口から上方に向けて伸びる上昇風路34cを設ける。
上昇風路34cの先は、空気加熱管39と蛇腹管40を介して前記噴気口17に接続し、前記空気加熱管39内には循環空気を加熱する電熱ヒータであるPTCヒータ41を内装する。
42は、溢水管であり、外槽5内の洗濯水位が異常に上昇したときに該洗濯水を水冷除湿風路34の上昇風路34aからこの溢水管42を介して排水電磁弁25の下流の外部排水管27に放水が行われる。
トップカバー8の後部には、後部収納箱8eを形成し、この後部収納箱8e内に前記水位検出センサ22を設置し、水道からの受水口43や風呂水吸水ポンプ(図示省略)や前記散水口16への給水を制御する洗濯給水電磁弁や前記粉末洗剤投入箱8dへの給水を制御する洗剤投入用給水電磁弁や前記水冷除湿板35に冷却水を供給する冷却給水電磁弁などを備えた給水装置44を内蔵する。該給水装置44の洗濯給水電磁弁は、給水管19および蛇腹管19aを介して前記散水口16に接続される。
外槽5内に洗濯水を給水する給水機構は、第1の給水手段と第2の給水手段を有して構成される。ここで第1の給水手段は、水道水を給水する前記給水装置44により構成され、第2の給水手段は、外槽5に溜まった洗濯水を吸い込んで散水口16から洗濯兼脱水槽2内に注ぐ前記洗濯水循環機構により構成される。
この電気洗濯機の制御装置は、図10に示すように構成されている。即ち該制御装置において、操作表示パネル11に設けた指示入カボタンスイッチ11aは、各種の洗濯コースを設定するスイッチ群を備え、表示パネル部11bは、設定された洗濯コースや各工程(処理)の進行状態等を表示し、また洗剤量表示部11cは、洗濯に最適な洗剤量を絵柄で表示する。
制御装置のコントローラ45は、マイクロコンピュータ45aと負荷駆動回路45bと内部電源回路45cと電源自己保持リレー45dとを備え、電源スイッチ12が投入されると、内部電源回路45cが機能し、マイクロコンピュータ45aが起動して制御処理プログラムを実行することによって負荷駆動回路45bと電源自己保持リレー45dと操作表示パネル11を制御するように構成する。このコントローラ45は、トップカバー8内の空間また外枠1内の空間に実装する。
このコントローラ45におけるマイクロコンピュータ45aは、操作表示パネル11に実装した指示入カボタンスイッチ11aと洗剤量検出指示スイッチ14と水位検出センサ22と湿度センサ38に接続してこれらからの信号を入力し、負荷駆動回路45bは、前記洗濯脱水駆動装置7における洗濯脱水駆動電動機7aと電磁操作クラッチ機構7bと、前記排水電磁弁25、電動循環ポンプ26、電動送風機37、PTCヒータ41と、前記給水装置44における洗濯給水電磁弁44aと洗剤投入用給水電磁弁44bと風呂水吸水ポンプ44cと冷却給水電磁弁44dを接続してこれらへの給電を制御する。
前記マイクロコンピュータ45aは、洗濯・脱水・乾燥に際して、電源スイッチ12が押されて電源が投入されると起動し、図12に示すような洗濯・脱水・乾燥の制御処理プログラムを実行する。
ステップS101
電源自己保持リレー45dを閉じて電源を確保すると共に状態確認および初期設定を行う。
ステップS102
操作表示パネル11の表示パネル部11bを点灯表示し、指示入カボタンスイッチ11aからの指示入力に従って洗濯コースを設定する。指示入力がない状態では、標準の洗濯コースまたは前回実施の洗濯コースを自動的に設定する。
ステップS103
使用者は、外蓋と内蓋を開いて洗濯兼脱水槽2に洗濯物を投入し、それから内蓋を閉じて洗剤量検出指示スイッチ14を操作する。そしてこの洗剤量検出指示スイッチ14からの指示入力によって、洗剤量検出処理が実行される。
ステップS104
洗剤量検出指示スイッチ14から指示入力があると、先ず洗濯物の布量を検出する。この洗濯物の布量の検出は、洗い水を給水する前の乾布状態において、洗濯兼脱水槽2を静止させた状態で回転盤4を一方向に回転させたときに該回転盤4に作用する負荷量に基づいて洗濯物の布量を検出するように洗濯脱水駆動装置7における洗濯脱水駆動電動機7aと電磁操作クラッチ機構7bを制御して行う。具体的には、布量の検出は、洗濯脱水駆動電動機7aとしてコンデンサ分相単相誘導電動機を使用した構成では洗濯脱水駆動電動機7aを飽和回転速度まで上昇させるように給電した状態で断電した後の惰性回転減速特性を検出することによって行い、洗濯脱水駆動電動機7aとしてインバータ駆動電動機を使用した構成では洗濯脱水駆動電動機7aを回転させるように所定時間給電したときの到達回転速度を検出することによって行う。
ステップS105
検出された洗濯物の布量から、最適な洗剤量を算出する。この場合、一般の洗濯機では洗濯物の布量から必要な洗い水の水量を決定し、それに見合った洗剤量を算出するようにしているが、この実施例の洗濯機では洗濯物の布量にかかわらず洗い水の水位は一定なので、洗剤量の決定には水量を無視し、洗濯物の布量から直接洗剤量を算出する。
この洗剤量の算出は、下記の計算式に従って実行される。
y=4.56x+13.8 y:洗剤量 x:洗濯物の布量
(日本油化学会誌vol.46,No9(1997)山口他3名「家庭洗濯の低浴化に伴う洗剤使用量の最適化」による)
ステップS106
こうして算出した洗剤量を操作表示パネル11における洗剤量表示部11cに表示する。ここで操作表示パネル11においては、洗い水の水量は表示されない(水量表示部は設けられていない)。洗剤量の表示は、図11に示すような絵柄の点灯によって行われる。即ちこの洗剤量表示部11cは、計量カップを表す絵柄の中に複数に区分された点灯部11c〜11cを有し、これを前ステップで算出された洗剤量に基づいて段階的に点灯させることによって計量カップの目安となる洗剤量を表示するものである。さらに、表示パネル部11bにおいても、目安となる洗剤量を数値表示する。そして使用者は、表示された量の粉末洗剤を粉末洗剤投入箱8dに投入し、その後に外蓋10を閉じる。
ステップS107
粉末洗剤投入箱8dに洗剤が投入されて外蓋10が閉じられると、洗剤溶かし給水を実行する。この洗剤溶かし給水は、給水装置44から粉末洗剤投入箱8dに給水を行うことによって実行され、この給水によって粉末洗剤投入箱8dの中の粉末洗剤が水とともに蛇腹管20を通して洗剤投入口18から外槽5の底部に流し込まれる。
この実施例の電気洗濯機における洗いは、少ない洗剤溶かし水で粉末洗剤を溶かして生成した高濃度洗剤液(洗い水)を洗濯物に降り掛けるように循環させながら回転盤4を正逆回転させて洗濯物に上方向の押し洗い力を繰り返し作用させる押し洗い形態によって行う構成であり、従って、洗剤溶かし給水による給水量は、外槽5内の底部に位置する回転盤4の下面の高さ(洗い水位h)以下までとし、給水装置44から粉末洗剤投入箱8dを通して洗剤投入口18より外槽5の底部に流し込むように、水位検出センサ22の検出信号を参照しながら洗剤投入用給水電磁弁44bを開放制御して水道水を給水し、風呂の残り湯(風呂水)を使用するときには、風呂水吸水ポンプ43cを運転して給水する。この実施例では、洗剤溶かし給水量は、洗濯物の量とは無関係に約8リットルの一定値に設定した。このような洗剤溶かし水量は、粉石鹸を溶かして高濃度洗剤液を生成するためにも好適である。
ステップS108
洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に一方向に回転させることによって洗濯兼脱水槽2で洗剤溶かし水と粉末洗剤を攪拌する洗剤溶かしを実行し、その後に、約8リットルの希釈水を給水して高洗剤濃度の洗い水を生成する。この洗剤溶かしにおける攪拌は、洗濯物を略乾布状態に維持した状態で洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に一方向に回転させることによって行うことから、比較的に軽負荷および軽アンバランス状態で安定に行うことができる。洗剤溶かしにおける洗濯兼脱水槽2の回転速度は、振動や泡立ち回避を考慮すると、70〜100rpmが好適である。この洗剤溶かしおよび希釈給水によって生成される洗い水の洗剤濃度は、標準濃度の約5倍となる。ここで、標準濃度は、粉末洗剤量20グラム/洗い水量30リットルと定義する。
ステップS109
洗濯兼脱水槽2と回転盤4を静止させた状態で、洗濯物を高洗剤濃度の洗い水で湿らせた状態に一定時間置くつけ置きを実行する。なお、このつけ置きは、洗濯コースの設定時につけ置きコースが選択された場合にのみ実行される。
このつけ置きにおいては、外槽5の底部に溜める洗い水の水位を、(イ)回転盤4より下の高さ、(ロ)回転盤4よりやや上の高さ、(ハ)それよりさらに上で、洗濯物が洗い水に浮く状態となる高さ、の3通りの水位とすることが考えられる。ここで、次ステップの洗いにおける回転盤4の回転時の負荷を考慮すると、(イ)の場合は、洗い水の影響を受けることなく回転盤4の定格での運転が確保され、(ロ)の場合は、洗濯物が洗い水を含んで重くなることにより、これが回転盤4の回転時に傾斜凸部4aの抵抗となって負荷が増大し、(ハ)の場合は、洗濯物が洗い水に浮くため、回転盤4の回転時の負荷は(ロ)に比べて小さくなる。従って、実際のつけ置きでは、(ロ)の水位は採用されず、(イ)または(ハ)の水位が選択的に採用される。この場合、(イ)の水位でのつけ置きをつけ置きコース1、(ハ)の水位でのつけ置きをつけ置きコース2とする。
つけ置きコース1の場合は、電動循環ポンプ26を一時的に運転して外槽5の底部の洗い水を排水兼排気口5bから蛇腹管23、内部配管24を通して吸い込み、内部配管28、蛇腹管29を通して散水口16から回転盤4上の洗濯物に降りかけるように吐出させて循環させることにより、洗濯物に洗い水を充分に滲み込ませる。
つけ置きコース2の場合は、給水装置44の洗濯給水電磁弁44aを開放制御して散水口16から給水を行い、外槽5内での洗い水の水位を洗濯兼脱水槽2内の洗濯物が洗い水に浮く状態となる高水位まで上昇させる。
そして、両コースとも、そのままの状態で洗濯物を一定時間(60分程度)つけ置く。このつけ置きにより、洗濯物の汚れが洗い水に効果的に溶け出し、次ステップの洗い工程での洗浄力が向上する。また、このつけ置きの途中では、所定時間を置いて間欠的に電動循環ポンプ26を運転して散水口16から洗濯物に洗い水を降り掛けることにより、洗濯物の乾燥を防ぐことができ、確実なつけ置きが可能となる。さらにこの場合、所定時間を置いて間欠的に洗濯兼脱水槽2または回転盤4を回転させることにより、洗濯兼脱水槽2内での洗濯物の位置を変え、洗濯物に対し散水口16から満遍なく洗い水が降り掛けられるようにすることで、一段と確実なつけ置きが可能となる。
なお、前記つけ置きコース2を実行した場合は、つけ置き終了後、次ステップの洗いに入る前に排水電磁弁25を開放して洗い水の排水を行い、水位を通常の洗い水位hまで下げた後に洗いを実行するパターンと、排水を行わず、洗い水が高水位のまま洗いを実行するパターンの2通りが可能である。
ステップS110
洗濯兼脱水槽2を静止させた状態で回転盤4を130〜150rpmの回転速度で正逆回転させながら電動循環ポンプ26を運転して外槽5の底部の洗い水を排水兼排気口5bから蛇腹管23、内部配管24を通して吸い込み、内部配管28、蛇腹管29を通して散水口16から回転盤4上の洗濯物に降り掛けるように吐出させて循環させる前洗いを実行する。この前洗いにおける循環水量は、20リットル/分以上とする。この前洗いにおける回転盤4の正逆回転時間(正転時間、休止時間、逆転時間)や洗い時間は、先に検出した洗濯物の布量や設定された洗濯コースに応じて設定する。
ステップS111
洗濯物に降り掛けられた洗い水の一部は該洗濯物に吸収されることから、外槽5の底部に溜る洗い水の量は減少する。この減水量は、洗濯物の布量や布質によって異なるが、布質による影響が大きい。布量は既に検出してあることから、前洗いを終了した後に、水位検出センサ22から出力する検出信号を参照して水位を検出し、検出した水位に基づいて減水量を求めることによって、この減水量に基づいて布質を検出(推定)する。これは、低浴化洗濯において布質検出を容易に行うことができる有効な検出方法である。そして、水位検出センサ22から出力する検出信号を参照しながら洗濯給水電磁弁44aを開放制御して所定の洗い水位hまで補給水する。この補給水量は、およそ20リットル程度である。
ステップS112
前記前洗いと同様に、洗濯兼脱水槽2を静止させた状態で回転盤4を130〜150rpmの回転速度で正逆回転させながら電動循環ポンプ26を運転して外槽5の底部の洗い水を排水兼排気口5bから蛇腹管23、内部配管24を通して吸い込み、内部配管28、蛇腹管29を通して散水口16から回転盤4上の洗濯物に降り掛けるように吐出させて循環させる本洗いを実行する。この本洗いにおける循環水量は、前記前洗いと同様に20リットル/分以上とする。この本洗いにおける回転盤4の正逆回転時間(正転時間、休止時間、逆転時間)や洗い時間は、先に検出した洗濯物の布量や設定された洗濯コースに応じて設定する。そして、前記ステップS110の補給水は、必要に応じて、この本洗い中にも適宜回数実行する。補給水後の洗い水の洗剤濃度は、標準濃度の約2〜3倍になる。
ステップS113
設定された本洗いを終了すると、洗い水排水・脱水を実行する。この洗い水排水は、排水電磁弁25を開放して外槽5内の洗い水を排水兼排気口5bから蛇腹管23、内部配管24、排水電磁弁25を通して外部排水ホース27に流し出すように行う。そして、洗い水脱水は、洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に一方向に高速回転させるように洗濯脱水駆動装置7を制御することによって行う。この洗い水脱水時の洗濯兼脱水槽2と回転盤4の回転速度は、後述する最終脱水における回転速度(約1000rpm)と同様に設定することによって高い脱水率(約60%)を実現する。
ステップS114
第1回目の濯ぎ給水を実行する。この濯ぎ給水は、排水電磁弁25を閉じ、洗濯給水電磁弁44aを開放して水道水を給水し、または風呂水吸水ポンプ44cを運転して風呂の残り湯を給水し、これを散水口16から回転盤4上の洗濯物に降り掛けるように吐出させることによって行う。このときの濯ぎ水の給水量は、25〜35リットルとする。
ステップS115
第1回目の濯ぎを実行する。ここでの濯ぎは、洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に100rpm以下の回転速度で回転させながら電動循環ポンプ26を運転して外槽5の底部の濯ぎ水を吸い込んで散水口16から回転盤4上の洗濯物に降り掛けるように吐出させて循環させることによって実行する。この1回目の濯ぎにおける循環水量は、20リットル/分以上とする。この1回目の濯ぎにおける濯ぎ時間は、洗濯物の布量・布質や設定された洗濯コースに応じて設定する。
ステップS116
第1回目の濯ぎ水排水・脱水を実行する。濯ぎ水排水は、排水電磁弁25を開放制御することによって行う。そして、濯ぎ水脱水は、洗い水脱水と同様に、洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に一方向に高速回転させるように洗濯脱水駆動装置7を制御することによって行う。この濯ぎ水脱水時の洗濯兼脱水槽2と回転盤4の回転速度は、後述する最終脱水における回転速度と同様に設定することによって高い脱水率(約60%)を実現する。
ステップS117
第2回目の濯ぎ給水を実行する。この濯ぎ給水は、第1回目の濯ぎ給水と同様に、排水電磁弁25を閉じ、洗濯給水電磁弁44aを開放して水道水を給水し、または風呂水吸水ポンプ44cを運転して風呂の残り湯を給水し、これを散水口16から回転盤4上の洗濯物に降り掛けるように吐出させることによって行う。このときの濯ぎ水の給水量は、25〜35リットルとする。
ステップS118
第2回目の濯ぎを実行する。ここでの濯ぎは、前記本洗いと同様に、洗濯兼脱水槽3を静止させた状態で回転盤4を130〜150rpmの回転速度で正逆回転させながら電動循環ポンプ26を運転して外槽5の底部の濯ぎ水を吸い込んで散水口16から回転盤4上の洗濯物に降り掛けるように吐出させて循環させることによって実行する。この2回目の濯ぎにおける循環水量も、前記1回目の濯ぎと同様に20リットル/分以上とする。この2回目の濯ぎにおける回転盤4の正逆回転時間(正転時間、休止時間、逆転時間)や濯ぎ時間は、洗濯物の布量・布質や設定された洗濯コースに応じて設定する。
ステップS119
第2回目の濯ぎ水排水を実行する。この濯ぎ水排水は、排水電磁弁25を開放制御することによって行う。
ステップS120
最終脱水処理を実行する。最終脱水は、排水電磁弁25を開放としたままの状態で洗濯兼脱水槽2と回転盤4を一体的に一方向に約1000rpmの高速で回転させるように洗濯脱水駆動装置7を運転して洗濯兼脱水槽2内の洗濯物を遠心脱水するように行う。この最終脱水の所要時間は、所望の脱水率が得られる時間とする。
ステップS121
乾燥を実行する。この乾燥は、排水電磁弁25を開放したままの状態として、水冷除湿風路34の途中に設けた電動送風機37を運転することによって外槽5内の空気を排水兼排気口5bから蛇腹管33を通して水冷除湿風路34内に吸い出し、この水冷除湿風路34における上昇風路34a内を通過するときに該上昇風路34a内に設置した水冷除湿板35および該水冷除湿板35の表面を流れ落ちる冷却水に触れさせて冷却除湿した後に糸屑フィルタ36を通して糸屑を捕集し、空気加熱管39内に設けたPTCヒータ41によって加熱した後に蛇腹管40を通して噴気口17に送り込んで該噴気口17から洗濯兼脱水槽2内に吹き込むことにより行う。
水冷除湿板35の表面を流れる冷却水には、冷却給水電磁弁44dを開放することによって水道水を供給し、水冷除湿板35を流れ落ちた冷却水は、蛇腹管33、排水兼排気口5b、蛇腹管23、内部配管24、排水電磁弁25を介して外部排水管27に流し出して排水する。
この乾燥制御は、水冷除湿した後の空気の湿度に感応する湿度センサ38から出力する検出信号を監視しながら実行し、所定の湿度まで低下したときに終了する。
ステップS122
乾燥制御を終了してから所定時間を経過するまでは操作表示パネル11の指示入カボタンスイッチ11aからの指示入力信号の有無を監視しながら電力消費状態で待機して次の制御処理に備える電源オートOFF待ち制御を実行する。
ステップS123
電源オートOFF待ち制御における所定時問経過後に電源自己保持リレー45dを開いて電源を遮断する電源オートOFF制御を実行して電力無消費待機状態とする。
ステップS124
洗濯および乾燥を終了して電力無消費待機状態となる。
以上の如く構成され動作されるこの実施例の洗濯機は、洗濯兼脱水槽2内の底部に設けた回転盤4の回転によってこの回転盤4上の洗濯物に上方向の押し洗い力を繰り返し作用させながら、外槽5の底部の洗濯水を循環させて洗濯物に降り掛けることにより洗濯を行うようにしたので、少ない洗濯水で高い洗浄力を得ることができる。
そしてさらに、この実施例の洗濯機では、洗いを実行する前に、洗濯物を高洗剤濃度の洗い水で湿らせた状態に一定時間置くつけ置きを実行することにより、洗いの前に洗濯物の汚れが洗い水に溶け出し、洗い工程での洗い効果が向上するので、一段と高い洗浄力を得ることができる。
また、この実施例の洗濯機では、洗濯物の量にかかわらず洗い水の水位は一定であるため、洗剤量の決定には水量を条件とすることなく洗濯物の布量から所定の計算式によって洗剤量を算出するようにしたので複雑な制御を必要とせず、さらに操作表示パネルには水量を表示しないで洗剤量だけを表示するようにしたので、使用者にとって表示がわかりやすく、また使用者が水量に惑わされて誤った量の洗剤を投入することはない。
続いて、図13以降を参照しながら、この実施例の電気洗濯機における構造的な特徴についてさらに詳しく説明する。
図13は、洗濯兼脱水槽2および外槽5の構成を示す縦断面図である。
洗濯兼脱水槽2は、その周面部がステンレス製の胴板2bで形成されると共に、底部が樹脂材であるPP(ポリプロピレン)製の底板2cで形成されており、胴板2bの上端縁部にはバランスリング3が装着されている。このバランスリング3は、その内部に流体53を封入して構成され、洗濯兼脱水槽2の回転時のバランスを維持する働きを有するものである。このバランスリング3については、後に詳述する。
この実施例の洗濯機において、洗濯兼脱水槽2は、その内径aが深さbよりも大きい扁平形状に形成されている。この洗濯兼脱水槽2における内径aと深さbの比は、およそ10:7であり、具体的には、内径a=520mm、深さb=365mmに形成されている。
洗濯兼脱水槽2をこのような扁平形状としたことで、内径aに比例して回転盤4を大きく形成することが可能となる。ここで回転盤4は、洗濯兼脱水槽2の内径aの90%程度の直径c=470mmに形成されている。
前記のように回転盤4は、洗濯兼脱水槽2の底部で回転することによって洗濯物に上方向の分力を繰り返し作用させて押し洗い力を発生するものである。そしてこの実施例の電気洗濯機では、前記の如く洗濯兼脱水槽2を扁平形状とし、回転盤4を大型に形成した構造により、洗濯物に対しより大きな押し洗い力を作用させることができ、さらに、洗濯兼脱水槽2を扁平形状としたことで、洗濯兼脱水槽2内で積み重ねられる洗濯物全体の厚みが薄くなるため、回転盤4による押し洗い力が上方の洗濯物まで伝わりやすく、洗濯物全体に確実な押し洗い力を作用させることができるので、高い洗浄効果が得られるものである。また、洗濯兼脱水槽2を扁平としたことで、洗濯兼脱水槽2内で洗濯物が広く分布する状態となるので、洗濯物に降り掛けられる洗濯水が浸透し易く、一段と高い洗浄効果を得ることができる。
ここで洗濯機の設計を考慮すると、前記の如く洗濯兼脱水槽2はその内径aと深さbの比をおよそ10:7とし、回転盤4を洗濯兼脱水槽2の内径aの90%程度の直径cとすることで、設計的に無理なく実施が可能である。
また、洗濯兼脱水槽2を扁平形状としたことにより、設計上、洗濯兼脱水槽2の底部の高さ位置を高い位置に設定できることになる。このため、洗濯兼脱水槽2から洗濯物を取り出すときに洗濯兼脱水槽2の底部まで手が届きやすくなるので、洗濯物の取り出しを楽に行える利点がある。
さらに洗濯兼脱水槽2の底部の高さ位置を高い位置に設定することで、その下方のスペースを大きくとることができるため、そのスペースに排水電磁弁25、屑取り用トラップ31、電動循環ポンプ26を余裕をもって配置することができる。
ここで排水電磁弁25、屑取り用トラップ31、電動循環ポンプ26は、外枠1の下部の底部ベース1aに組み付けられている。そして、その高さ位置関係は、排水電磁弁25、屑取り用トラップ31、電動循環ポンプ26の順に高く設定されている。このため、洗濯終了後に排水電磁弁25を開放すれば、電動循環ポンプ26内に残留している洗濯水が排水電磁弁25から自然に流下し排水されるので、電動循環ポンプ26内での残留水の凍結による電動循環ポンプ26の動作不良を効果的に防止することができる。
屑取り用トラップ31は、循環される洗濯水に含まれる糸屑等を捕集するフィルタを着脱可能に内蔵している。この屑取り用トラップのフィルタを交換するための交換口31aは、図7に示す如く、底部ベース1aの前方傾斜面1bに設けられている。
次に、洗濯兼脱水槽2に装着されるバランスリング3の構成について説明する。
このバランスリング3は、図14に示す如く、バランスリング本体51の内部空間に注入された流体53を蓋体52で封止して構成されている。バランスリング本体51の内部空間は径方向に複数の空間51a、51b、51cに区画されており、夫々の空間に容積の40%程度の量で流体53が注入されている。この流体としては、塩化カルシウム水溶液や、塩化ナトリウム水溶液(食塩水)が好適に用いられる。バランスリング本体51と蓋体52は何れもガラス繊維を含有したPPで形成されており、バランスリング本体51に流体を注入した後、バランスリング本体51と蓋体52とをスピン溶着法によって接合する。
このバランスリング3は洗濯兼脱水槽2の上端縁部に取り付けられ、洗濯兼脱水槽の回転時に洗濯物の偏り等によって偏心が生じたときに、バランスリング3内での流体53の移動によって偏心をキャンセルし、回転のバランスを維持するものである。
ここでこのバランスリング3の内径dは、回転盤4の直径cよりも小さいため、回転盤4を洗濯兼脱水槽2の底部に組み込む際にバランスリング3を通すには回転盤4を変形させなければならないが、回転盤4は大型で特殊な形状であるため変形させることが難しく、無理に変形させると元の形状に戻らなくなってしまう。そこで、これを回避するためにこの実施例の洗濯機では、バランスリング3を洗濯兼脱水槽2に取り付ける前に回転盤4を洗濯兼脱水槽3の底部に組み込み、その後にバランスリング3を洗濯兼脱水槽2に取り付けるようにする。
バランスリング3が取り付けられる洗濯兼脱水槽2の胴板2bの上端縁部には内側に台座リング54が固着されており、この台座リング54を介してバランスリング3が洗濯兼脱水槽2に取り付けられる構造となっている。台座リング54はタルク入りのPPを材料として形成されており、洗濯兼脱水槽2の外側から複数箇所の螺子止めによって胴板2bに固着される。この台座リング54を固着することで胴板2bは上端縁部の強度が向上し、円形の開口形状が保たれる。
この台座リング54は、下部内周面54aと上部内周面54bとで内径が異なる段付き形状に形成されており、この下部内周面54aと上部内周面54bとの間の水平面はバランスリング3を載置する載置面54cとなっている。この台座リング54において、下部内周面54aでの内径eは、回転盤4の直径cと略等しいか、それより若干大きい径に形成されており、上部内周面54bでの内径fは、下部内周面54aのそれよりも大きく形成されている。この台座リング54には、下部内周面54aから外周に向かって螺子穴55aが形成されており、この螺子穴55aに螺着される螺子55によってバランスリング3が台座リング54に固定される。この螺子55による固定箇所は、バランスリング3の内周面において対向する2箇所以上に設けられ、ここでは螺子55の頭部が凹部56に収容される状態となってバランスリング3の内周面に突出しない構造となっている。
そして、この実施例の洗濯機の組み立て工程において、回転盤4を組み込むときには、バランスリング3を洗濯兼脱水槽2の台座リング54に取り付ける前に、台座リング54の内周を通して回転盤4を洗濯兼脱水槽2の底部に組み込み、その後、バランスリング3を洗濯兼脱水槽2の台座リング54に載せるように取り付け、その状態で洗濯兼脱水槽2の内側から螺子55によってバランスリング3を台座リング54に固定する。このような組み立て構造とすることで、大型の回転盤4を変形させることなく洗濯兼脱水槽2の底部に組み込むことができる。
またこの実施例では、洗濯兼脱水槽2に固着される台座リング54にバランスリング3を取り付ける構造としたことで、バランスリング3のスムーズな取り付けが可能となる。台座リング54に取り付けられたバランスリング3は、台座リング54の下部内周面54aと上部内周面54bで径方向の位置決めが行われる共に、載置面54cで上下方向の位置決めが行われて、しっかりと固定される。
次に、バランスリング3の形状的特徴について説明する。
即ちこの実施例の洗濯機においてバランスリング3は、その内側の下半部を傾斜面3aとした形状に形成されている。従来一般の洗濯機においては、バランスリングの内側の下半部は図14に破線で示すような直角形状に形成されているが、本実施例はこの直角部分を略45°で切り欠いたような下向きの傾斜面3aを設けた形状としたものである。この実施例では、傾斜面3aはバランスリング3と台座リング54とに跨って滑らかに形成されている。そしてこのような傾斜面3aを形成したことにより、洗濯兼脱水槽2から洗濯物を取り出す際のスペースが従来に比べて広がるので、バランスリング3が障害となることなく、洗濯物をスムーズに取り出すことができる。
これに加えて、特にこの実施例の洗濯機では、既述の如く洗濯兼脱水槽2を扁平形状に形成し、口径を大きくした形状により、洗濯物を一段とスムーズに取り出すことができる。
また、バランスリング3の内側の下半部を傾斜面3aとしたことにより、洗濯兼脱水槽2の容積が広がるので、その容積を有効に活用して洗濯を行うことができ、洗濯効率が向上する。さらに、洗濯運転中に回転盤4で跳ね上げられた洗濯物が傾斜面3aに当たった場合、洗濯物は洗濯兼脱水槽2の内側に向かって跳ね返されるように動くので効果的に攪拌され、洗濯物の絡まり防止に有効である。
また、バランスリング3の傾斜面3aは緩やかな凸曲面状に形成されており、このためバランスリング3の内側には角となる部分がないので、見た目にも違和感がなく、また洗濯物を取り出す際にバランスリング3の内側に手が触れても滑らかな感触なので不快感がない。なお、この傾斜面3aは、凹曲面状あるいは平面状に形成してもよい。
さらにこの実施例では、バランスリング3を固定するための螺子55の頭部を収容する凹部56が傾斜面3aに設けられており、このため凹部56はこれを浅く形成できるので、螺子55でバランスリング3を台座リング54に固定する作業をスムーズに行うことができる。
続いて図15〜図18を参照し、この実施例の洗濯機において洗濯物に洗濯水を降り掛ける散水口16の関連構造について説明する。
図15〜図18は、外槽5の上端開口部に取り付けられる外槽上カバー15の構造を示し、図15は外槽上カバーの上面図、図16は下面図、図17は縦断側面図、図18は内蓋が開いた状態の縦断側面図である。
この外槽上カバー15は、外槽5の上端開口部5cに螺子止めによって取り付けられるもので、洗濯物投入口15aを開閉する蓋体として内蓋61を備える。この内蓋61は、外槽上カバー15に対し支軸62を支点として起伏回動可能に取り付けられ、その上面側に設けられた取っ手部63に手を掛けて開閉動作を行う。
この実施例の洗濯機では、この内蓋61の下面側中央部に散水口16が設けられている。外槽上カバー15の上面側には、洗濯水が供給される第1の給水口64と第2の給水口65が設けられており、第1の給水口64には洗濯水循環機構の蛇腹管29が接続され、第2の給水口65には給水装置44からの蛇腹管19aが接続される。また、17は乾燥用空気の噴気口、18は洗剤投入口であり、噴気口17には乾燥空気循環系の蛇腹管40が接続され、洗剤投入口18には洗剤投入箱8dからの蛇腹管20が接続される。ここで、第1、第2の給水口64、65および噴気口17と、洗剤投入口18とは、外槽上カバー15の中心を挟んで奥側と手前側とで互いに対向する位置に設けられている。
外槽上カバー15には、第1の給水口64および第2の給水口65から供給された洗濯水を散水口16に導く流路66が設けられている。この流路66は、第1の給水口64と第2の給水口65に連通して外槽上カバー15の下面側に設けられるカバー側流路67と、このカバー側流路67と接続するように内蓋61の下面側に設けられる蓋側流路68と、により構成され、この蓋側流路68の先端部に散水口16が設けられている。
ここで散水口16は、図16で示すような円弧形状に形成されている。この場合、散水口16は、回転盤4の回転と対応した円弧形状とする。
そして、内蓋が閉じた状態では、図17に示す如く、カバー側流路67の継口部67aと蓋側流路68の継口部68aが接続し、この状態で第1の給水口64または第2の給水口65から洗濯水が供給されることにより、この洗濯水が流路66を通って散水口16から吐出され、洗濯兼脱水槽2内の洗濯物に振り掛けられる。
かくして、外槽上カバー15の内蓋61の下面側に散水口16を設けたことにより、簡単な構成で洗濯兼脱水槽2内の洗濯物に対し確実に洗濯水を降り掛けることができる。またこのとき、前記散水口16の形状により、洗濯水は円弧形のシャワーとなって吐出されるので、洗濯物に満遍なく降り掛けられ、洗濯効率が向上する。
また、内蓋61を開いた状態では、図18に示す如く、カバー側流路67の継口部67aから蓋側流路68の継口部68aが外れ、流路66が切り離された状態となる。このため、洗濯中に誤って内蓋61を開いた場合は、カバー側流路67の継口部67aから洗濯兼脱水槽2内に洗濯水が吐出され、蓋側流路68への水流は瞬時に断たれることになるので、散水口16から洗濯水が飛び出して使用者にかかることはない。
この外槽上カバー15において、洗濯水が供給される第1の給水口64と第2の給水口65とを水量で比較すると、洗濯時に循環水が連続的に供給される第1の給水口64の方が圧倒的に供給水量が多い。これに対応するためにこの実施例では、図16で明らかな如く、第2の給水口65よりも第1の給水口64の方が大きい口径(開口面積)に形成されている。そして、流路66の最上流部に第2の給水口65を設け、その下流側に第1の給水口64を設けた配置構成としてあり、さらに流路66は、上流側の第2の給水口65から下流側の第1の給水口64にかけて幅が広がるような形状に形成されている。
このような構成としたことにより、第1の給水口64から供給される洗濯水の流路抵抗を第2の給水口65からのそれに対し小さくできるので、洗濯時に循環される洗濯水をスムーズに流して散水口16に供給することができる。
さらにこの実施例の洗濯機では、外槽上カバー15に設けられた第1の給水口64、第2の給水口65、噴気口17、洗剤投入口18に夫々蛇腹管29、19a、40、20が接続される構成となっているので、洗濯・脱水運転時の外槽5の振動をこれらの蛇腹管の弾性によって効果的に吸収でき、しかもこれらの蛇腹管の接続部である第1、第2の給水口64、65および噴気口17と、洗剤投入口18とは、外槽上カバー15の中心を挟んで奥側と手前側とで互いに対向する位置に設けられているため、両側の蛇腹管で外槽5の振動をバランスよく吸収することが可能となり、高い防振効果を得ることができる。
以上、本発明の電気洗濯機の実施例について説明したが、本発明はこの実施例に限定されることなく、要部を適宜変更しての実施が可能なものであることは言うまでもない。
本発明の実施例の電気洗濯機を縦断した状態で示す側面の模式図である。 実施例の電気洗濯機における回転盤の斜視図である。 実施例の電気洗濯機における回転盤の平面図である。 実施例の電気洗濯機における回転盤の断面図で、(A)は図3のA−A線断面、(B)はB−B線断面である。 実施例の電気洗濯機を外蓋が閉じた状態で示す外観斜視図である。 実施例の電気洗濯機を外蓋が開いた状態で示す外観斜視図である。 実施例の電気洗濯機の外観正面図である。 実施例の電気洗濯機における外蓋部分の縦断側面図である。 実施例の電気洗濯機の機能プロック図である。 実施例の電気洗濯機における制御装置のブロック図である。 実施例の電気洗濯機の操作表示パネルにおける洗剤量表示部の表示例を示す図である。 実施例の電気洗濯機のコントローラにおけるマイクロコンピュータが実行する制御処理プログラムのフローチャートである。 実施例の電気洗濯機における洗濯兼脱水槽および外槽の構成を示す縦断面図である。 実施例の電気洗濯機におけるバランスリングの構造を示す縦断面図である。 実施例の電気洗濯機における外槽上カバーの上面図である。 実施例の電気洗濯機における外槽上カバーの下面図である。 実施例の電気洗濯機における外槽上カバーの縦断側面図である 実施例の電気洗濯機における外槽上カバーの内蓋が開いた状態の縦断側面図である。
符号の説明
1…外枠
2…洗濯兼脱水槽(内槽)
3…バランスリング
4…回転盤
5…外槽
7…洗濯脱水駆動装置(駆動機構)
25…排水電磁弁(排水機構)
44…給水装置
45…マイクロコンピュータ(制御装置)
54…台座リング
55…螺子
56…凹部

Claims (4)

  1. 外枠と、該外枠内に設けた洗濯水を溜める外槽と、該外槽内に回転可能に設けた洗濯兼脱水槽である内槽と、前記内槽内の底部に位置させて回転可能に設けた回転盤と、前記内槽および/または回転盤を選択的に回転駆動する駆動機構と、前記外槽内に洗濯水を給水する給水機構と、前記外槽内の洗濯水を排水する排水機構と、前記駆動機構と給水機構と排水機構を制御する制御装置とを備え、
    前記内槽の上端縁部には、流体を封入したバランスリングが取り付けられ、
    前記回転盤は、前記バランスリングの内径よりも大きい径に形成され、
    組み立て工程では、先に前記回転盤を前記内槽の底部に組み込んだ後、前記バランスリングを前記内槽の上端縁部に取り付けるように組み立てられる構造としたことを特徴とする電気洗濯機。
  2. 前記内槽の上端縁部に台座リングを固着し、この台座リングに前記バランスリングを取り付ける構造としたことを特徴とする請求項1に記載の電気洗濯機。
  3. 前記バランスリングを前記台座リングに螺子によって固定する構造としたことを特徴とする請求項2に記載の電気洗濯機。
  4. 前記バランスリングの内周面に、前記螺子の頭部が収容される凹部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の電気洗濯機。
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