JP3536476B2 - ドアロック駆動装置 - Google Patents

ドアロック駆動装置

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JP3536476B2
JP3536476B2 JP26509495A JP26509495A JP3536476B2 JP 3536476 B2 JP3536476 B2 JP 3536476B2 JP 26509495 A JP26509495 A JP 26509495A JP 26509495 A JP26509495 A JP 26509495A JP 3536476 B2 JP3536476 B2 JP 3536476B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドアを施錠ある
いは解錠するためのドアロック駆動装置に関するもの
で、特にケース本体とカバーとを超音波溶着により組み
付けて、ドアロック本体を駆動するモータをケース本体
とカバーとの間で保持するようにした車両用ドアロック
駆動装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等のドアロック本体を
手動操作スイッチまたは車速感応スイッチ等により作動
させてドアを施錠または解錠する車両用ドアロック駆動
装置が開示されている。なお、この車両用ドアロック駆
動装置は、一端が開口し、他端が閉塞した容器形状のケ
ース本体にカバーを溶着してなる箱形状のハウジング
と、このハウジング内に収容され、ドアロック本体を駆
動するモータを含むアクチュエータとから構成されてい
る。ここで、ケース本体に収容されているモータは、モ
ータとカバーとの間にゴム材等のモータ固定専用部品を
挟み込むことにより、モータとカバーとの間の製造誤差
により高さ寸法の違いを吸収するようにしてモータをハ
ウジング内に固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のドア
ロック駆動装置においては、モータとカバーとの間の隙
間を埋めてモータを固定するためにゴム材等のモータ固
定専用部品を設けていたので、部品点数が多く、組み立
て作業時の作業性が低下するという問題点が生じてい
る。
【0004】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、ケース本体とカバーとの間にモータを固定する
際にのみ使用していたモータ固定専用部品を廃止して部
品点数を減少することにより、モータ、ケース本体およ
びカバーの組み立て作業時の作業性を向上することが可
能なドアロック駆動装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、カバーの内面に複数の突起部を設けているの
で、ケース本体内にモータを収容した後に、ケース本体
の開口を閉塞するようにカバーを超音波溶着する際、超
音波溶着の振動を利用し、モータの他端側と当接する複
数の突起部の先端部分を溶かすことで、ケース本体の高
さ寸法のばらつきやモータの外周面とカバーとの隙間寸
法の誤差を吸収しながらモータがケース本体とカバー
との間に固定される。それによって、ケース本体とカバ
ーとの間にモータを固定する際にのみ使用していたモー
タ固定専用部品を廃止することができるので、部品点数
の低減を図れることにより、モータとケース本体とカバ
ーとを組み立てる組み立て作業時の作業性を向上するこ
とができるという効果が得られる。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、カバーの
内面に設けられた突起部の形状を根元部分よりも先端部
分の方が小さい断面を有するものとすることにより、カ
バーをケース本体に超音波溶着する際に、突起部の根元
部分が座屈することなく、突起部の先端部分のみ容易に
溶けるようになるので、ケース本体とカバーとの間にモ
ータを確実に固定できるという効果が得られる。
【0007】請求項3に記載の発明によれば、モータの
外周の一部に平坦な外周面を有することにより、モータ
を作動させてドアロック本体を駆動する際にモータがケ
ース本体とカバーとの間で空転(自転)することを防止
できる。それによって、係合爪等の空転防止専用部品を
廃止することができるので、部品点数の低減を図れるこ
とにより、モータとケース本体とカバーとを組み立てる
組み立て作業時の作業性を向上することができるという
効果が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
〔第1実施例の構成〕図1ないし図8はこの発明のドア
ロック駆動装置を車両用ドアロック駆動装置に適用した
第1実施例を示したもので、図1(A)、(B)はモー
タの固定方法を示した図で、図2(A)、(B)および
図3はその車両用ドアロック駆動装置の全体構造を示し
た図である。
【0009】車両用ドアロック駆動装置1は、車両(特
に自動車)に設けられたドアの施錠または解錠を行うド
アロック本体2を作動させるためのアクチュエータ本体
(アクチュエータユニット)3と、このアクチュエータ
本体3の内部電気部品と外部電気部品とを電気的に接続
するためのターミナルユニット4と、アクチュエータ本
体3を収容するハウジング5とを備える。
【0010】次に、ドアロック本体2を図2および図3
に基づいて簡単に説明する。このドアロック本体2は、
ドアのアウタパネルとインナパネルとの間に取り付けら
れたラッチ(図示せず)、およびセンタボデーピラーに
取り付けられ、ラッチと噛み合うストライカ(図示せ
ず)等から構成されている。そして、ドアロック本体2
は、施錠、解錠を司るロッキングレバー11を介して車
両用ドアロック駆動装置1と連結されている。
【0011】ロッキングレバー11は、ドアロック本体
2に設けられた支点軸2aを中心としてドアを施錠する
ロック位置とドアを解錠するアンロック位置との間で回
動可能に設けられて、車両用ドアロック駆動装置1によ
り回動操作される。なお、車両用ドアロック駆動装置1
は、ロッキングレバー11との間に装着されたターンオ
ーバスプリング2bの作用により、作動途中で負荷が反
転して車両用ドアロック駆動装置1をその駆動方向に付
勢する特性を有する。
【0012】次に、アクチュエータ本体3を図2および
図3に基づいて簡単に説明する。このアクチュエータ本
体3は、正逆回転可能なモータ6、このモータ6により
回転駆動されるピニオンギヤ12、このピニオンギヤ1
2と噛み合って回転する中間減速ギヤ13、この中間減
速ギヤ13に装着されたコイルスプリング(以下スプリ
ングと略す)14、このスプリング14を介して中間減
速ギヤ13の回転力が伝達されるカムプレート15、こ
のカムプレート15の回転トルクを受けて作動する作動
レバー16、およびこの作動レバー16と連動する出力
レバー17等から構成されるアクチュエータである。
【0013】モータ6は、駆動手段であって、ターミナ
ルユニット4を介して通電され、施錠時と解錠時とで回
転軸18の回動方向が反転する。その回転軸18の先端
部は、ピニオンギヤ12の空回りを防ぐために略D字断
面を有する。そして、モータ6には、図1(A)、
(B)に示したように、後記するターミナルユニット4
のモータ接続端子34a、34bが凹凸嵌合して機械的
に接続することにより電気的な接続を図る雌型モータ給
電端子19a、19bを内蔵している。
【0014】雌型モータ給電端子19a、19bは、導
電性で弾性を有する金属部材(例えば銅)で製作されて
いる。なお、モータ6は、ハウジング5と共にターミナ
ルユニット4の上下方向の移動を規制するターミナル規
制手段も構成する。そして、モータ6の一端側(下端
側)は、図1(A)、(B)および図5に示したよう
に、後記するターミナルユニット4のターミナルホルダ
ー33に保持され、他端側(上端側)は、後記するカバ
ー8の裏面に当接する。そして、モータ6の外形形状
は、略長円形状をしており、図3および図4に示したよ
うに、上端側および下端側に、モータ6の作動時の空転
(自転)防止用の平坦な外周面(平坦面)6a、6bが
形成されている。
【0015】ピニオンギヤ12は、回転部材であって、
樹脂により一体成形され、モータ6の回転軸18に着脱
自在に固定されて回転軸18と一体的に回転する円筒ウ
ォームである。なお、ピニオンギヤ12には、回転軸1
8の先端部を差し込む略D字型の軸挿入穴(図示せず)
が形成されている。
【0016】中間減速ギヤ13は、回転部材であって、
樹脂により一体成形され、回転中心を成すシャフト20
に回転自在に嵌合するボス部13a、ピニオンギヤ12
と噛み合う円筒状の噛合部13b、およびこの噛合部1
3bの内周で軸方向(シャフト20と平行方向)に沿っ
て円弧状に突設された係止壁13c等から構成された円
筒ウォームホイールである。シャフト20は、回転軸1
8と直交した状態で上下方向に延ばされ、両端部がハウ
ジング5にそれぞれ圧入固定されている。
【0017】スプリング14は、付勢手段であって、中
間減速ギヤ13の噛合部13bと係止壁13cとの間を
通って噛合部13bの内周面に沿って配置されると共
に、両端部が内周側(中心方向)へ折り曲げられて、そ
の両端部の間に中間減速ギヤ13の係止壁13cが挿入
された状態で中間減速ギヤ13に装着されている。
【0018】カムプレート15は、トルク伝達手段であ
って、樹脂により一体成形され、噛合部13bの開口部
分に嵌め込まれ、シャフト20に回転自在に嵌め合わさ
れている。カムプレート15の中央部には、シャフト2
0より径方向に延びる所定の形状のカム21が一体成形
されている。カム21は、作動レバー16に当接するこ
とにより作動レバー16をロック位置側またはアンロッ
ク位置側へ移動させる。
【0019】作動レバー16は、ポリプロピレン樹脂
(PP樹脂)等の電気絶縁性樹脂により一体成形され、
その一端部にインサート成形された出力軸22を備え、
この出力軸22を回動中心として、2個の施錠側、解錠
側ストッパクッション(作動レバー規制手段)23、2
4によって規制される所定の回動範囲内で回動可能に設
けられている。出力軸22は、回転軸18と直交した状
態で、且つシャフト20と同一方向に延ばされ、両端部
がハウジング5にそれぞれ回転自在に支持されている。
【0020】施錠側、解錠側ストッパクッション23、
24は、シャフト20と出力軸22とを結ぶ直線に対し
て対称位置に設けられている。これらの施錠側、解錠側
ストッパクッション23、24は、後記するターミナル
ユニット4のターミナルホルダー33の板厚方向に延長
され、アクチュエータ本体3の一部(本例では作動レバ
ー16)が当接した時の衝撃を吸収できるように弾性部
材(例えばゴム)により円柱形状に形成されている。な
お、解錠側ストッパクッション24は、ハウジング5と
共にターミナルユニット4の上下方向の移動を規制する
ターミナル規制手段も構成する。
【0021】この作動レバー16は、カムプレート15
の一部と重なり合うように設けられ、且つ出力軸22を
中心として略扇状に拡がる先端に施錠側、解錠側トルク
受け部16a、16bが設けられている。そして、作動
レバー16は、これらの施錠側、解錠側トルク受け部1
6a、16bがカムプレート15の回転に伴ってカム2
1の側壁面に摺接しながらカム形状に従って移動するこ
とにより、出力軸22を回動中心としてロック位置(施
錠位置)とアンロック位置(解錠位置)との間で回転す
る。
【0022】施錠側トルク受け部16aは、ドアロック
本体2によりドアを施錠する時にカム21の回転トルク
を受ける。解錠側トルク受け部16bは、ドアロック本
体2によりドアを解錠する時にカム21の回転トルクを
受ける。そして、施錠側、解錠側トルク受け部16a、
16b間には、カム21との干渉を防止するために湾曲
状の窪み部16cが形成されている。
【0023】施錠側、解錠側トルク受け部16a、16
bより連続する外壁面は、作動レバー16がロック位置
またはアンロック位置に回転した時にカム21の回動軌
跡内に入り込み、カム21の側壁面が当接することでカ
ムプレート15の回転を規制するストッパ壁として機能
する。各ストッパ壁より連なる作動レバー16の側壁面
は、ロック位置またはアンロック位置へ回転した時に、
施錠側、解錠側ストッパクッション23、24に当接し
て係止される。
【0024】出力レバー17は、一端部に開けられた嵌
合孔17aが出力軸22の下端部に形成された嵌合部2
2aに係止されて、作動レバー16と一体的に回転す
る。この出力レバー17の他端部は係止ピン17bを介
してドアロック本体2のロッキングレバー11に連結さ
れている。
【0025】次に、ターミナルユニット4を図1ないし
図5に基づいて詳細に説明する。このターミナルユニッ
ト4は、図2(A)および図5に示したように、モータ
6および位置検出スイッチ30と外部に設けられた通電
制御装置(図示せず)とを電気的に接続するもので、第
1ターミナル31、第2ターミナル32、およびターミ
ナルホルダー33を一体化した樹脂一体プレスターミナ
ルである。
【0026】位置検出スイッチ30は、図2(A)およ
び図3に示したように、二股形状に形成され、作動レバ
ー16のアンロック位置側の裏面に超音波かしめ等の手
段を用いて取り付けられ、第2ターミナル32と摺接す
る接触子30a、30bを有する位置センサである。
【0027】第1ターミナル31は、図1(A)、
(B)、図2(A)および図5(A)に示したように、
2本線の略L字形状に形成され、モータ6に電気的に接
続されるモータ接続端子34a、34b、および後記す
るハウジング5のコネクタシェル53内に配される外部
入力端子35a、35bを一体的に構成したリードフレ
ームである。なお、モータ接続端子34a、34bは互
いに電気的に絶縁され、外部入力端子35a、35bは
互いに電気的に絶縁されている。
【0028】モータ接続端子34a、34bは、突起形
状をしており、図1(A)、(B)に示したように、モ
ータ6に内蔵された雌型モータ給電端子19a、19b
と嵌合することにより機械的および電気的に接続され
る。外部入力端子35a、35bは、図2(B)および
図5(B)に示したように、通電制御装置側(相手側)
のコネクタシェル内の第1外部接続端子(図示せず)と
機械的に接続するコネクタピンを構成する。
【0029】第2ターミナル32は、図2(A)、図3
および図5(A)、(B)に示したように、3本線の略
一文字形状に形成され、位置検出スイッチ30に電気的
に接続されるセンサ接続端子36a〜36c、および後
記するハウジング5のコネクタシェル53内に配される
外部出力端子37a〜37cを一体的に構成したリード
フレームである。センサ接続端子36a〜36cは互い
に電気的に絶縁され、外部出力端子37a〜37cは互
いに電気的に絶縁されている。
【0030】センサ接続端子36a〜36cの上面で
は、図2(A)および図3に示したように、位置検出ス
イッチ30の接触子30a、30bが摺動する。なお、
位置検出スイッチ30の接触子30a、30bとセンサ
接続端子36a、36cとが導通した場合には、アクチ
ュエータ本体3の作動レバー16の回動位置がロック位
置となる。また、位置検出スイッチ30の接触子30
a、30bとセンサ接続端子36b、36cとが導通し
た場合には、アクチュエータ本体3の作動レバー16の
回動位置がアンロック位置となる。外部出力端子37a
〜37cは、図2(B)および図5(A)、(B)に示
したように、通電制御装置側(相手側)のコネクタシェ
ル内の第2外部接続端子(図示せず)と機械的に接続す
るコネクタピンを構成する。
【0031】ターミナルホルダー33は、図1ないし図
5(A)、(B)に示したように、ポリアセタール樹脂
(POM樹脂)やポリプロピレン樹脂(PP樹脂)等の
電気絶縁性樹脂により一体成形され、後記するケース本
体7の底壁部52上に載置されている。このターミナル
ホルダー33は、第1、第2ターミナル31、32をイ
ンサート成形することにより第1、第2ターミナル3
1、32を保持している。
【0032】このターミナルホルダー33は、図5
(A)、(B)に示したように、略T字形状に形成さ
れ、先端部に設けられた端子台41、モータ6の大部分
を保持するモータ保持部42、および解錠側ストッパク
ッション24を保持するストッパ保持部43等を一体成
形している。また、ターミナルホルダー33の端子台4
1に対して逆側端部表面では、センサ接続端子36a〜
36cが露出している。
【0033】端子台41は、後記するハウジング5のコ
ネクタシェル53、外部入力端子35a、35bおよび
外部出力端子37a〜37cと共に、車両用ドアロック
駆動装置1の防水コネクタ44を構成する。この端子台
41は、図2(B)および図5(A)、(B)に示した
ように、先端面より外部入力端子35a、35bおよび
外部出力端子37a〜37cが突出するように第1、第
2ターミナル31、32を保持している。そして、端子
台41は、略方形状に形成され、外周面がコネクタシェ
ル53の内周面に当接するようにコネクタシェル53内
に嵌め込まれている。そして、端子台41の前面から
は、先端面から外部入力端子35a、35bおよび外部
出力端子37a〜37cを仕切ることにより、電気的に
絶縁する仕切り壁41aが突出している。
【0034】モータ保持部42は、図1(A)、
(B)、図4および図5(A)に示したように、モータ
6の一端側(図4において図示下端側)を保持する部分
で、側方からは第1ターミナル31とモータ6とを電気
的に絶縁するための突出壁45が突出している。この突
出壁45内には、第1ターミナル31が被覆されてい
る。また、突出壁45の表面からは、モータ接続端子3
4a、34bが突出している。
【0035】ストッパ保持部43は、端子台41に対し
て逆側の端部表面より上方に突出した円柱状部分であ
り、解錠側ストッパクッション24の一端側(図5にお
いて図示下端側)を保持する部分で、内部に解錠側スト
ッパクッション24の一端側を差し込むための差込穴4
3aが形成されている。
【0036】通電制御装置は、位置検出スイッチ30か
ら第2ターミナル32を介して電気信号を入力すると、
回路の切り替えにより第1ターミナル31を介して行わ
れるモータ6への通電および通電の停止を制御する通電
制御手段である。モータ6への通電停止は、例えば端子
間ショートによりなされる。なお、通電制御装置は、車
速検知式または手動操作式の集中ドアロックスイッチ
(車速感応スイッチまたは手動操作スイッチ)あるいは
リモコンドアロックスイッチ等の指示手段の設定状態
(ロック状態、アンロック状態)に応じた指示信号(切
替信号)に基づいてモータ6への通電を行う。
【0037】次に、ハウジング5を図1ないし図6に基
づいて詳細に説明する。このハウジング5は、アクチュ
エータ本体3およびターミナルユニット4を収容する容
器形状のケース本体7、およびこのケース本体7の開口
部分を塞ぐカバー8等から構成されている。ケース本体
7は、ポリプロピレン樹脂(PP樹脂)等の電気絶縁性
樹脂により容器形状となるように一体成形されている。
このケース本体7は、一端が開口し、アクチュエータ本
体3の周囲を取り囲む筒状の側壁部51、およびこの側
壁部51の他端を閉塞する底壁部52を有している。
【0038】ケース本体7の側壁部51の内側には、図
2(A)に示したように、施錠側ストッパクッション2
3を差し込むための差込穴51aが形成されている。ま
た、側壁部51の一部には、図2(A)、(B)および
図3に示したように、ターミナルユニット4の先端部を
囲むコネクタシェル53が外方へ向かって突出するよう
に一体成形されている。このコネクタシェル53は、導
電線の端部に設けられた相手側のコネクタシェル(コネ
クタ部)に嵌め合わされるコネクタ部である。そして、
コネクタシェル53は、略角筒形状に形成され、ターミ
ナルユニット4の端子台41が嵌め込まれる嵌合部を構
成する。
【0039】ケース本体7の底壁部52には、図1
(A)、(B)に示したように、回転軸18を突出した
モータ6の前端面を係止する係止部としての立壁部54
a、およびモータ6の後端面を係止する係止部としての
立壁部54bを有するモータ保持部54が一体成形され
ている。これにより、モータ6は、回転軸18の軸方向
に平行なモータ6の前後方向の位置決めがなされる。
【0040】また、ケース本体7の底壁部52には、図
1(A)、(B)および図2(A)に示したように、モ
ータ6の前端部に設けられ、回転軸18を保持するボス
部19cに当接した状態で係止する湾形状の突起部5
5、およびモータ6の後端部19dに当接した状態で係
止する湾形状の段差部56が一体成形されている。
【0041】さらに、底壁部52の内面には、図3に示
したように、シャフト20の下端部を圧入固定するボス
部(支持部)57、および出力軸22の中央部を回転自
在に支持するボス部(支持部)58が形成されている。
これらのボス部57、58は、周囲の底壁部52よりも
板厚が厚い。
【0042】カバー8は、図1(A)、(B)、図3お
よび図4に示したように、ポリプロピレン樹脂(PP樹
脂)等の電気絶縁性樹脂により一体成形され、ケース本
体7の底壁部52に対向して配置される天壁部61、お
よびこの天壁部61の外周よりケース本体7側に立設さ
れた筒状の立壁部62等を有している。
【0043】この立壁部62は、図3に示したように、
ケース本体7の側壁部51の上端部に形成された嵌合部
としての筒状の立壁部59の内側に嵌め合わされる被嵌
合部である。この立壁部62の先端部分は、立壁部59
の内側に設けられた段差部60の上端面に形成された環
状突起部60aに当接している。また、立壁部62の外
側には、立壁部59の先端部分に当接する枠状の鍔壁部
63が形成されている。
【0044】天壁部61の内面(裏面)には、図3に示
したように、シャフト20の上端部を回転自在に支持す
るボス部(支持部)64、および出力軸22の上端部を
回転自在に支持するボス部(支持部)65が形成されて
いる。これらのボス部64、65は、周囲の天壁部61
よりも板厚が厚い。
【0045】また、天壁部61には、図1(A)、
(B)、図3および図4に示したように、モータ6の外
周面6aに対向して配され、モータ6をターミナルユニ
ット4のターミナルホルダー33を介してケース本体7
の底壁部52の内面に押さえ付けるためのモータ押さえ
部61aが設けられている。このモータ押さえ部61a
の内面には、図2(A)にも示したように、モータ6の
他端面に当接する複数個(本例では4個)の突起部66
が一体成形されている。
【0046】複数個の突起部66は、図6に示したよう
に、樹脂によ一体成形の終了時(カバー8の樹脂成形
終了時)に、カバー8の天壁部61の裏面より下方に垂
下された略円板形状の根元部分66a、およびこの根元
部分66aよりも先端側に設けられ、モータ6の外周面
6aに当接する先端部分66bを有している。複数個の
突起部66の先端部分66bは、超音波溶着する前は略
半球形状をしており、ケース本体7の高さの誤差やター
ミナルホルダー33の厚みの誤差により影響のある、モ
ータ6の外周面6aとカバー8の天壁部61の裏面(内
面)との間の隙間寸法Hの誤差を解消するスペーサーの
働きをする。ここで、図1(A)に、モータ6の外周面
6aとカバー8の天壁部61の裏面(内面)との間の隙
間寸法Hの誤差、および超音波溶着前の突起部66の高
さ寸法hを示した。なお、h>Hである。
【0047】そして、天壁部61は、図1(A)、
(B)および図4に示したように、ケース本体7の底壁
部52と共に、解錠側ストッパクッション24およびモ
ータ6を介してターミナルユニット4を挟み込んでい
る。また、天壁部61は、ケース本体7の底壁部52と
の間に、ターミナルユニット4のターミナルホルダー3
3に設けたモータ保持部42(突出壁45等)を介して
モータ6を挟み込んでいる。これにより、ターミナルユ
ニット4およびモータ6は、ケース本体7の底壁部52
およびカバー8の天壁部61の面方向に直交する上下方
向の位置決めがなされる。さらに、モータ6は、ターミ
ナルユニット4およびカバー8の複数個の突起部66に
より回転軸18の回転方向の位置決めがなされる。
【0048】〔第1実施例の組立方法〕次に、この実施
例の車両用ドアロック駆動装置1の組立方法を図1ない
し図8に基づいて簡単に説明する。
【0049】ここで、カバー8をケース本体7に超音波
溶着する超音波溶着装置9を図1(B)、図7および図
8(A)、(B)に基づいて簡単に説明する。この超音
波溶着装置9は、通電されると超音波周波数を発振する
発振回路91、この発振回路91より入力した超音波周
波数を機械エネルギー(振動エネルギー)に変換してホ
ーン92を振動させる変換素子93等から構成されてい
る。
【0050】ホーン92は、図8(A)、(B)に示し
たように、平板形状の基板部92a、およびこの基板部
92aの外周部分よりカバー8の外周部分(立壁部62
および鍔壁部63の形成位置)に向かって突出した枠状
の凸部92bを有している。凸部92bは、カバー8の
外周部分(立壁部62および鍔壁部63の形成位置)に
当接する当接部(図8に二点鎖線で示す)92cを有し
ている。
【0051】先ず、第1、第2ターミナル31、32を
ターミナルホルダー33(樹脂成形品)にインサート成
形することにより第1、第2ターミナル31、32をタ
ーミナルホルダー33に保持したターミナルアッセンブ
リをケース本体7内に組み付けた後に、ボス部57内に
圧入嵌合したシャフト20の先端側に、中間減速ギヤ1
3、スプリング14およびカムプレート15を順に組み
付ける。
【0052】次に、ターミナルホルダー33のモータ保
持部42に、回転軸18の外周にピニオンギヤ12を固
定したモータ6を側壁部51の開口部分からケース本体
7内に挿入して組み付けて、噛合部13bとピニオンギ
ヤ12とを噛み合わせる。このとき、モータ6の雌型モ
ータ給電端子19a、19bにモータ接続端子34a、
34bが差し込まれて凹凸嵌合することにより両者が機
械的、電気的に接続される。
【0053】また、モータ6の前端面が底壁部52に設
けた立壁部54aに係止され、後端面が立壁部54aに
対向して配された立壁部54bに係止されることによ
り、モータ6の前後方向の位置決めがなされる。さら
に、モータ6のボス部19cが底壁部52に設けた突起
部55の嵌合穴に嵌め合わされて保持され、モータ6の
後端部19dが底壁部52に設けた段差部56の嵌合穴
に嵌め合わされて保持される。
【0054】次に、出力軸22をインサート成形した作
動レバー16を、出力軸22の下端部をボス部58の貫
通穴に挿入することにより、カム21の位置に対応して
所定の回動位置となるように組み付ける。次に、側壁部
51の差込穴51a内に施錠側ストッパクッション23
を嵌め込み、ターミナルホルダー33の差込穴43a内
に解錠側ストッパクッション24を嵌め込んだ後に、図
1(A)に示したように、カバー8の立壁部62を側壁
部51の立壁部59内に嵌め合わせる。そして、超音波
溶着装置9のホーン92によって、カバー8の立壁部6
2および鍔壁部63を側壁部51の立壁部59および環
状突起部60aに超音波溶着する。
【0055】これにより、ホーン92から伝わる振動に
よって、ケース本体7とカバー8との当接箇所である、
立壁部62と段差部60の環状突起部60a、鍔壁部6
3と立壁部59、モータ押さえ部61aの複数個の突起
部66とモータ6の外周面6aが集中的に摩擦され、そ
れらの部分が摩擦熱により温度が上昇して溶け出しケー
ス本体7とカバー8とが互いに溶着すると共に、図1
(B)および図5に示したように、カバー8の複数個の
突起部66の先端部分66bがモータ6の平坦な外周面
6bに溶着する。以上の組み立て作業により車両用ドア
ロック駆動装置1が組み立てられる。
【0056】したがって、カバー8の天壁部61に設け
た複数個の突起部66とケース本体7の底壁部52(特
に突起部55および段差部56)との間には、図4に示
したように、ターミナルホルダー33を介してモータ6
が挟み込まれることにより、ケース本体7とカバー8と
の間にモータ6の上下方向の位置決め、およびモータ6
の回転方向の位置決めがなされる。
【0057】〔第1実施例の作用〕次に、この実施例の
車両用ドアロック駆動装置1の作用を図2に基づいて簡
単に説明する。
【0058】作動レバー16の施錠側トルク受け部16
aが施錠側ストッパクッション23に当接するロック状
態においては、位置検出スイッチ30の接触子30a、
30bと第2ターミナル32のセンサ接続端子36a、
36cが導通することにより、アクチュエータ本体3の
作動レバー16の回動位置がロック位置であることを通
電制御装置が検出する。このとき、集中ドアロックスイ
ッチあるいはリモコンドアロックスイッチ等の指示手段
からアンロック状態への切替信号が通電制御装置に入力
されると、通電制御装置から第1ターミナル31を介し
てモータ6が通電され、モータ6が作動して回転軸18
が回転する。
【0059】回転軸18が回転することによりピニオン
ギヤ12、中間減速ギヤ13、スプリング14、カムプ
レート15のカム21に左回転の回転トルクが伝達され
ることにより、カム21から作動レバー16の解錠側ト
ルク受け部16bに回転トルクが伝達される。これによ
り、作動レバー16が出力軸22を中心にして右回転し
て解錠側ストッパクッション24に解錠側トルク受け部
16bが当接する。
【0060】このアンロック状態においては、位置検出
スイッチ30の接触子30a、30bと第2ターミナル
32のセンサ接続端子36b、36cが導通することに
より、作動レバー16の回動位置がアンロック位置であ
ることを通電制御装置が検出する。ここで、通電制御装
置からモータ6への通電が停止されると、モータ6の作
動が停止する。したがって、作動レバー16と出力軸2
2、出力レバー17およびロッキングレバー11を介し
て連結するドアロック本体2が駆動されてドアを解錠す
る。
【0061】〔第1実施例の効果〕 以上のように、車両用ドアロック駆動装置1は、ケース
本体7内にモータ6を収容した後に、ケース本体7の開
口を閉塞するようにカバー8を超音波溶着する際、その
振動を利用し、モータ6の平坦な外周面6aに当接する
複数個の突起部66の先端部分を集中的に溶かすことに
より、ケース本体7の高さ寸法のばらつきやモータ6
外周面6aとカバー8の天壁部61の裏面(内面)との
間の隙間寸法Hの誤差を吸収しながら、モータ6の上下
方向と回転方向の位置決めを行うことにより、ターミナ
ルユニット4のターミナルホルダー33を介してケース
本体7の底壁部52とカバー8の天壁部61との間にモ
ータ6を固定できる。
【0062】したがって、モータ6を固定するためにの
み使用されるゴム材等のモータ固定専用部品を廃止でき
るので、車両用ドアロック装置1全体の構成部品の部品
点数を減少することができる。これにより、車両用ドア
ロック駆動装置1を組み立てる際、特にモータ6の前後
方向、上下方向および回転方向の位置決めを行いながら
モータ6を固定する際の作業工数を減少できるので、車
両用ドアロック駆動装置1の製造コストを低減すること
ができる。
【0063】さらに、モータ6の外周の一部に平坦な外
周面6a、6bを有することにより、モータ6を作動さ
せてドアロック本体2を駆動する際にモータ6がケース
本体7とカバー8との間で空転することを防止すること
ができる。それによって、係合爪等の空転防止専用部品
を廃止することができるので、車両用ドアロック駆動装
置1全体の構成部品の部品点数を減少することができ
る。これにより、車両用ドアロック駆動装置1を組み立
てる際の作業工数を減少できるので、車両用ドアロック
駆動装置1の製造コストを低減することができる。この
結果、このように安価な車両用ドアロック駆動装置1を
搭載した車両の価格を低減できる。
【0064】そして、超音波溶着前の複数個の突起部6
6の形状が根元部分66aよりも先端部分66bの方が
小さい断面を有する形状である。すなわち、複数個の突
起部66の先端部分66bの形状が半球形状であるた
め、カバー8をケース本体7に超音波溶着する際に、突
起部66の根元部分66aが座屈することなく、先端部
分66bのみ集中的に容易に溶けるようになる。これに
より、ケース本体7の底壁部52とカバー8の天壁部6
1との間にモータ6を確実に固定できるという効果が得
られる。
【0065】〔第2実施例〕図9はこの発明の第2実施
例を示したもので、カバーの突起部を示した図である。
この実施例では、モータ6に当接する突起部71の形状
を半球形状にしている。このように、突起部71の根元
部分71aの外径よりも先端部分71bの外径を小さく
することにより、第1実施例と同様に、カバー8をケー
ス本体(図示せず)に超音波溶着する際に、突起部71
の根元部分71aが座屈しなくなる。
【0066】〔第3実施例〕図10はこの発明の第3実
施例を示したもので、カバーの突起部を示した図であ
る。この実施例では、モータ6に当接する突起部72の
形状を円錐形状または略正四面体形状にしている。この
ように、突起部72の根元部分72aの寸法よりも先端
部分72bの寸法を小さくすることにより、第1実施例
と同様に、カバー8をケース本体(図示せず)に超音波
溶着する際に、突起部72の根元部分72aが座屈しな
くなる。
【0067】〔変形例〕この実施例では、集中ドアロッ
クスイッチ等の指示手段を用いてドアロック本体2のロ
ック状態、アンロック状態への切り替えを指示したが、
リモートコントローラ等の指示手段を用いてドアロック
本体2のロック状態、アンロック状態への切り替えを指
示しても良い。また、ドアのキーシリンダ内にキーを差
し込んでキーを回動させることにより、ドアロック本体
2のロック状態、アンロック状態への切り替えを指示し
ても良い。
【0068】この実施例では、本発明を車両(特に自動
車)用ドアロック駆動装置1に適用したが、本発明を車
両のトランクリッドの施錠または解錠を行うトランクリ
ッド駆動装置に利用しても良い。また、本発明を自動車
以外の車両のドアの施錠または解錠を行う車両用ドアロ
ック駆動装置や、建築構造物のドアの施錠または解錠を
行う建築物用ドアロック駆動装置に用いても良い。
【0069】この実施例では、アクチュエータ本体3
(アクチュエータ)を、モータ6、ピニオンギヤ12、
中間減速ギヤ13、スプリング14、カムプレート1
5、作動レバー16および出力レバー17等から構成し
たが、アクチュエータユニットをモータ6のみで構成し
ても良い。また、アクチュエータユニットを実施例のも
のよりも多い伝達部品により構成しても良い。
【0070】この実施例では、突起部として先端部分が
半球形状の突起部66、71や先端部分が尖った形状の
突起部72を設けたが、突起部として根元部分よりも先
端部分の方が小さい断面を有するものであれば自由に変
更できる。また、突起部の個数は3個以上が望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)はモータの固定方法を示した説
明図である(第1実施例)。
【図2】(A)は車両用ドアロック駆動装置の全体構造
を示した平面図で、(B)はコネクタを示した正面図で
ある(第1実施例)。
【図3】車両用ドアロック駆動装置の全体構造を示した
断面図である(第1実施例)。
【図4】ハウジングおよびターミナルホルダーのモータ
保持部を示した部分断面図である(第1実施例)。
【図5】(A)はターミナルユニットを示した平面図
で、(B)はターミナルユニットを示した側面図である
(第1実施例)。
【図6】カバーの突起部付近を拡大した断面図である
(第1実施例)。
【図7】超音波溶着装置を示したブロック図である(第
1実施例)。
【図8】(A)は超音波溶着装置のホーンを示した平面
図で、(B)は(A)のA−A断面図である(第1実施
例)。
【図9】カバーの突起部付近を拡大した断面図である
(第2実施例)。
【図10】カバーの突起部付近を拡大した断面図である
(第3実施例)。
【符号の説明】
1 車両用ドアロック駆動装置(ドアロック駆動装置) 2 ドアロック本体 6 モータ 7 ケース本体 8 カバー 9 超音波溶着装置 66 突起部 71、72 突起部 6a、6b 外周面(平坦な外周面) 66a 根元部分 66b 先端部分 71a 根元部分 71b 先端部分 72a 根元部分 72b 先端部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−238727(JP,A) 特開 平3−150071(JP,A) 実開 平7−38505(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 - 65/42 B60J 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ドアを施錠または解錠するドアロッ
    ク本体に連結されて、通電を受けると前記ドアロック本
    体を作動させるモータと、 (b)一端が閉塞され、他端が開口すると共に、前記モ
    ータの一端側を保持する容器形状のケース本体と、 (c)このケース本体に超音波溶着にて組み付けられて
    前記ケース本体の開口部分を閉塞し、前記モータを前記
    ケース本体との間に挟み込んだ状態で前記モータを保持
    すると共に、内面に前記モータの他端側に当接する複数
    の突起部を有するカバーとを備え、 前記ケース本体に前記カバーを超音波溶着する際に、超
    音波溶着の振動により前記モータの他端側に当接する前
    記複数の突起部の先端部分を溶かすことで、前記モータ
    の外周面と前記カバーとの隙間寸法の誤差を吸収し、
    記ケース本体と前記カバーとの間に前記モータを固定す
    ることを特徴とするドアロック駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のドアロック駆動装置にお
    いて、 前記ケース本体に前記カバーを超音波溶着する前の前記
    複数の突起部は、前記カバーの内面に設けられた根元部
    分よりも、前記モータの他端側に当接する先端部分の方
    が小さい断面を有することを特徴とするドアロック駆動
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のドアロッ
    ク駆動装置において、 前記モータは、外周の一部に平坦な外周面を有すること
    を特徴とするドアロック駆動装置。
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