JP6163939B2 - 車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュール - Google Patents

車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュール Download PDF

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Description

本発明は車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュールに関する。
特許文献1に従来の車両用開閉体のロックシステムが開示されている。このロックシステムは、ロック装置と第1操作部と第2操作部とリンク機構と第1スイッチと第2スイッチとを備えている。
ロック装置は、車体と、車体に対して開閉可能な開閉体としてのドアとの間に設けられている。ロック装置は、車体に設けられたストライカと、ドアに設けられたロック装置本体とからなる。このロック装置は、ドアを車体に係止するラッチ状態と、ドアを車体に係止しないアンラッチ状態とに切替可能である。
第1操作部及び第2操作部は、ドアに設けられている。第1操作部は、第1操作によって変位可能である、第1操作部は、例えば外側ハンドル、内側ハンドル、チャイルドロック操作部、施錠操作部等である。第1操作は、ドアの開閉操作、チャイルドロックの設定・解除操作、施錠・開錠操作等である。第2操作部は、第2操作によって変位可能である。第2操作部は、例えば外側ハンドル、内側ハンドル、チャイルドロック操作部、施錠操作部等であって、第1操作部とは異なるものである。第2操作は、ドアの開閉操作、チャイルドロックの設定・解除操作、施錠・開錠操作等であって、第1操作とは異なるものである。
リンク機構は、第1操作部及び第2操作部とロック装置との間に設けられている。リンク機構は、第1操作部及び第2操作部の変位に伴って動作し、ラッチ状態とアンラッチ状態との切替を選択的にロック装置に行わせる。
第1スイッチは、第1操作部とリンク機構との間に設けられている。第2スイッチは、第2操作部とリンク機構との間に設けられている。より詳しくは、第1スイッチ及び第2スイッチは、可動部の変位によって断接するマイクロスイッチである。第1スイッチ及び第2スイッチは、ロックシステムを構成するベースプレートに露出した状態、かつ互いに離間した状態で組み付けられている。第1スイッチは、可動部が第1操作部又は第1操作部に連結された伝達部材に接離することにより、第1操作部の変位を検出可能である。第2スイッチは、可動部が第2操作部又は第2操作部に連結された伝達部材に接離することにより、第2操作部の変位を検出可能である。
特許文献1では開示されていないが、第1スイッチには第1スイッチ配線が接続され、第2スイッチには第2スイッチ配線が接続されている。第1スイッチ配線及び第2スイッチ配線は、互いに離間する第1スイッチ及び第2スイッチからそれぞれ露出した状態で延びてコネクタに集約され、そのコネクタが相手コネクタに接続されることにより、第1スイッチ及び第2スイッチと外部との電気的接続が行われる。
このロックシステムでは、第1スイッチ及び第2スイッチの断接に基づいて第1操作部、第2操作部及びリンク機構の状態を検出し、ドアの状態把握や自動開閉等の制御に利用している。
特開2007−2521号公報
ところで、上記従来の車両用開閉体のロックシステムでは、第1スイッチ、第2スイッチ、第1スイッチ配線及び第2スイッチ配線をロックシステムに対して組み付ける作業が煩雑化し易い。
また、このロックシステムを車両に組み付ける際、第1スイッチ、第2スイッチ、第1スイッチ配線又は第2スイッチ配線が他の部材と接触し、第1スイッチ又は第2スイッチが破損したり、第1スイッチ配線又は第2スイッチ配線が断線したりする等の組み付け不良が生じるおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、車両用開閉体のロックシステムに対する組み付け作業の簡素化と、組み付け不良の抑制とを実現できる車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュールを提供することを解決すべき課題としている。
本発明の車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュールは、車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュールであって、
前記ロックシステムは、車体と、前記車体に対して開閉可能な開閉体との間に設けられ、前記開閉体を前記車体に係止するラッチ状態と、前記開閉体を前記車体に係止しないアンラッチ状態とに切替可能なロック装置と、
前記開閉体に設けられ、第1操作によって変位可能な第1操作部と、
前記開閉体に設けられ、第2操作によって変位可能な第2操作部と、
前記開閉体に設けられ、第3操作によって変位可能な第3操作部と、
前記第1操作部前記第2操作部及び前記第3操作部と前記ロック装置との間に設けられ、前記第1操作部前記第2操作部及び前記第3操作部の変位に伴って動作し、前記ラッチ状態と前記アンラッチ状態との切替を選択的に前記ロック装置に行わせるリンク機構と、
前記第1操作部と前記リンク機構との間に設けられ、前記第1操作部の変位を検出可能な第1スイッチと、前記第2操作部と前記リンク機構との間に設けられ、前記第2操作部の変位を検出可能な第2スイッチと、前記第3操作部と前記リンク機構との間に設けられ、前記第3操作部の変位を検出可能な第3スイッチとを有する前記スイッチモジュールとを備え、
前記スイッチモジュールは、内部に前記第1スイッチ前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを収容する収容室が形成されたハウジングと、
前記ハウジング外に設けられ、前記第1操作部の変位に伴って変位する第1作用部と、前記収容室内に設けられ、前記第1作用部の変位に連動して前記第1スイッチを断接する第1動作部とをもつ第1伝達部と、
前記ハウジング外に設けられ、前記第2操作部の変位に伴って変位する第2作用部と、前記収容室内に設けられ、前記第2作用部の変位に連動して前記第2スイッチを断接する第2動作部とをもつ第2伝達部と、
前記ハウジング外に設けられ、前記第3操作部の変位に伴って変位する第3作用部と、前記収容室内に設けられ、前記第3作用部の変位に連動して前記第3スイッチを断接する第3動作部とをもつ第3伝達部と、
前記ハウジングに設けられ、前記収容室内で前記第1スイッチに接続される第1スイッチ配線と、前記収容室内で前記第2スイッチに接続される第2スイッチ配線と、前記収容室内で前記第3スイッチに接続される第3スイッチ配線とを集約し、前記ハウジング外で相手コネクタに接続されるコネクタとをさらに有し
前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチは、前記収納室の中央に収容され、
前記第1作用部、前記第2作用部及び前記第3作用部の少なくとも1つは、他とは異なる方向に延びていることを特徴とする。
本発明の車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュールでは、第1スイッチ及び第2スイッチがハウジングの収容室に収容されている。第1スイッチは、ハウジング外に設けられた第1作用部と収容室内に設けられた第1動作部とを持つ第1伝達部によって断接され、第1操作部の変位を検出する。第2スイッチは、ハウジング外に設けられた第2作用部と収容室内に設けられた第2動作部とを持つ第2伝達部によって断接され、第2操作部の変位を検出する。さらに、第1スイッチに第1スイッチ配線が接続され、第2スイッチに第2スイッチ配線が接続されている。第1スイッチ配線及び2スイッチ配線は、ハウジングに設けられたコネクタにより収容室内で集約されている。そして、そのコネクタがハウジング外で相手コネクタに接続されることにより、第1スイッチ及び第2スイッチと外部との電気的接続が行われる。
要するに、このスイッチモジュールのハウジングをロックシステムに組み付け、コネクタに相手コネクタを接続するだけで組み付け作業が完了する。このため、ロックシステムに対する第1スイッチ、第2スイッチ、第1スイッチ配線及び第2スイッチ配線の組み付け作業を簡素化できる。また、ロックシステムを車両に組み付ける際、収容室内の第1スイッチ、第2スイッチ、第1スイッチ配線及び第2スイッチ配線が他の部材と接触しないため、第1スイッチ及び第2スイッチが破損し難く、また、第1スイッチ配線及び第2スイッチ配線が断線し難い。
したがって、本発明の車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュールでは、車両用開閉体のロックシステムに対する組み付け作業の簡素化と、組み付け不良の抑制とを実現できる。
ロックシステムは、開閉体に設けられ、第3操作によって変位可能な第3操作部をさらに備えていることが望ましい。リンク機構は、第3操作部とロック装置との間に設けられ、第3操作部の変位に伴って動作することが望ましい。スイッチモジュールは、第3操作部とリンク機構との間に設けられ、収容室内に収容され、第3操作部の変位を検出可能な第3スイッチと、ハウジング外に設けられ、第3操作部の変位に伴って変位する第3作用部と、収容室内に設けられ、第3作用部の変位に連動して第3スイッチを断接する第3動作部とをもつ第3伝達部とをさらに有していることが望ましい。そして、コネクタは、収容室内で第3スイッチに接続される第3スイッチ配線を集約していることが望ましい。
この場合、ロックシステムに対する第3スイッチ及び第3スイッチ配線の組み付け作業も簡素化できる。また、ロックシステムを車両に組み付ける際、収容室内の第3スイッチ及び第3スイッチ配線が他の部材と接触しないため、第3スイッチが破損し難く、また、第3スイッチ配線が断線し難い。
第1操作部は、開閉体を車両外側から開操作する外側ハンドルであることが望ましい。第2操作部は、開閉体を車両内側から開操作する内側ハンドルであることが望ましい。そして、第3操作部は、内側ハンドルの開操作を無効化するチャイルドロック操作部であることが望ましい。このような具体的構成により、本発明の作用効果を確実に享受できる。
第1スイッチ、第2スイッチ及び第3スイッチはマイクロスイッチであることが望ましい。この構成によれば、第1スイッチ、第2スイッチ及び第3スイッチとして既製品のマイクロスイッチを収容室内に組み付けるだけでよい。このため、このスイッチモジュールでは、複数の接点と、各接点間を断接する可動部とを収容室内に組み付けて第1スイッチ、第2スイッチ及び第3スイッチを完成させる場合と比較して、組み付け作業の一層の簡素化を実現できる。
ロックシステムは、開閉体に設けられ、第4操作によって変位可能な第4操作部をさらに備えていることが望ましい。リンク機構は、第4操作部とロック装置との間に設けられ、第4操作部の変位に伴って動作することが望ましい。スイッチモジュールは、第4操作部とリンク機構との間に設けられ、収容室内に収容され、第4操作部の変位を検出可能な第4スイッチと、ハウジング外に設けられ、第4操作部の変位に伴って変位する第4作用部と、収容室内に設けられ、第4作用部の変位に連動して第4スイッチを断接する第4動作部とをもつ第4伝達部とをさらに有していることが望ましい。そして、コネクタは、収容室内で第4スイッチに接続される第4スイッチ配線を集約していることが望ましい。
この場合、ロックシステムに対する第4スイッチ及び第4スイッチ配線の組み付け作業も簡素化できる。また、ロックシステムを車両に組み付ける際、収容室内の第4スイッチ及び第4スイッチ配線が他の部材と接触しないため、第4スイッチが破損し難く、また、第4スイッチ配線が断線し難い。
第1操作部は、開閉体を車両外側から開操作する外側ハンドルであることが望ましい。第2操作部は、開閉体を車両内側から開操作する内側ハンドルであることが望ましい。第4操作部は、外側ハンドル及び内側ハンドルの開操作を無効化する施錠操作部であることが望ましい。このような具体的構成により、本発明の作用効果を確実に享受できる。
スイッチモジュールは、収容室内に収容され、駆動力を発生する電動モータと、ハウジングに変位可能に支持され、電動モータに駆動されてリンク機構に作用し、外側ハンドル及び内側ハンドルの開操作を無効化する自動施錠機構とをさらに有していることが望ましい。そして、コネクタは、収容室内で電動モータに接続されるモータ配線を集約していることが望ましい。この構成によれば、スイッチモジュールをロックシステムに組み付ける際に、電動モータ及び自動施錠機構の組み付けも同時に行える。その結果、このスイッチモジュールでは、組み付け作業の一層の簡素化を実現できる。
第1スイッチ、第2スイッチ及び第4スイッチはマイクロスイッチであることが望ましい。この構成によれば、第1スイッチ、第2スイッチ及び第4スイッチとして既製品のマイクロスイッチを収容室内に組み付けるだけでよい。このため、このスイッチモジュールでは、複数の接点と、各接点間を断接する可動部とを収容室内に組み付けて第1スイッチ、第2スイッチ及び第4スイッチを完成させる場合と比較して、組み付け作業の一層の簡素化を実現できる。
ハウジングは、収容室内を防水していることが望ましい。この構成によれば、第1スイッチ、第2スイッチ、第3スイッチ又は第4スイッチとして防水仕様でない安価なスイッチを採用できるので、製造コストの低廉化を実現できる。
実施例1の車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュールに係り、車両用開閉体のロックシステムが用いられる車両の斜視図である。 実施例1のスイッチモジュールに係り、車両用開閉体のロックシステムが用いられた車両のスライドドアの部分模式図である。 実施例1のスイッチモジュール及びリンク機構等を車両内側から見た正面図である。 実施例1のスイッチモジュール及びリンク機構等を車両外側から見た背面図である。 実施例1のスイッチモジュール及びリンク機構等の斜視図である。 実施例1のスイッチモジュールに係り、リンク機構等の分解斜視図である。 実施例1のスイッチモジュールの分解斜視図である。 実施例1のスイッチモジュールの内部構造を示す模式図である。 実施例1のスイッチモジュール及びリンク機構等の動作を説明する正面図である。 実施例1のスイッチモジュール及びリンク機構等の動作を説明する正面図である。 実施例1のスイッチモジュール及びリンク機構等の動作を説明する正面図である。 実施例1のスイッチモジュール及びリンク機構等の動作を説明する正面図である。 実施例1のスイッチモジュール及びリンク機構等の動作を説明する正面図である。 実施例2のスイッチモジュールの内部構造を示す模式図である。 実施例3のスイッチモジュールの内部構造を示す模式図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜3を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1〜図8に示すように、実際例1のスイッチモジュール100は、本発明の「車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュール」の具体的態様の一例である。スイッチモジュール100は、図1及び図2に示すように、自動車のスライドドア2のロックシステム1に備えられている。スライドドア2は、本発明の「開閉体」の一例である。
より詳しくは、図1に示すように、自動車の車体9の左側面には、開口9Hとスライドドア2とが設けられている。搭乗者は、開口9Hを介して車室内の後席に乗り降りする。スライドドア2は、図1に示す位置では開口9Hを閉鎖している。そして、スライドドア2は、図1に示す位置から後方にスライドすることにより、開口9Hを開放する。
本実施例では、スライドドア2は電動式の自動スライドドアである。後述するように、搭乗者がスライドドア2の開閉操作を行うと、図示しない電動式スライド機構が作動してスライドドア2をスライドさせ、開口9Hを自動的に開閉する。
図2以降の各図に示す前後方向及び上下方向は、すべて図1に対応させて表示している。また、図5以降の各図に示す内外方向は、スライドドア2の外面側を車両外側と規定し、スライドドア2の車室内に露出する内面側を車両内側と規定して表示している。本実施例では、左側のスライドドア2に設けられるロックシステム1及びスイッチモジュール100を例示するが、右側ドアの場合は勝手違いになるだけである。また、ロックシステム1及びスイッチモジュール100は、揺動式に開閉する車両用ドアやテールゲート等にも設けられ得る。
図1及び図2に示すように、ロックシステム1は、3個のロック装置5、6、7を備えている。ロック装置5は、スライドドア2内の後端側に配設されている。ロック装置6は、スライドドア2内の前端側に配設されている。ロック装置7は、スライドドア2内の下端側に配設されている。
スライドドア2が図1に示すように閉じた状態では、図2に示すよう、ロック装置5が開口9Hの後縁に固定されたストライカ5Sに係合し、かつロック装置6が開口9の前縁に固定されたストライカ6Sに係合することにより、スライドドア2の閉じた状態が維持される。この場合、ロック装置5、6は、スライドドア2を車体9に係止するラッチ状態となっている。一方、ロック装置7は、開口9Hの下縁側かつ後縁側の角部に固定されたストライカ7Sから離間し、スライドドア2を車体9に係止しないアンラッチ状態となっている。
スライドドア2が図1に示す位置から後方にスライドして開口9Hを全開にした状態では、ロック装置7がストライカ7Sに係合することにより、スライドドア2の全開状態が維持される。この場合、ロック装置7は、スライドドア2を車体9に係止するラッチ状態となっている。一方、ロック装置5、6は、スライドドア2を車体9に係止しないアンラッチ状態となっている。
ロック装置5、6、7は、後述するようにロックシステム1が動作することにより、ラッチ状態とアンラッチ状態とに切り替わる。
また、ロックシステム1は、ベースプレート90と外側ハンドル11と内側ハンドル12とチャイルドロック操作部13と施錠操作部14とリンク機構3とを備えている。外側ハンドル11は、本発明の「第1操作部」の一例である。内側ハンドル12は、本発明の「第2操作部」の一例である。チャイルドロック操作部13は、本発明の「第3操作部」の一例である。施錠操作部14は、本発明の「第4操作部」の一例である。
ベースプレート90は、鋼板がプレス加工及び折り曲げ加工されてなる。ベースプレート90には、複数の取付穴、支持穴、リブ等が形成されている。ベースプレート90が前後方向及び上下方向に延在する状態でスライドドア2の内部に組み付けられることにより、ロックシステム1がスライドドア2に固定される。
図1及び図2に示すように、外側ハンドル11は、スライドドア2を車両外側から開閉操作して、図示しない電動式スライド機構にスライドドア2を自動開閉させるものである。外側ハンドル11は、その一部が車外に露出する状態で、スライドドア2の外面側に設けられている。外側ハンドル11は、スライドドア2に変位可能に支持されている。外側ハンドル11は、搭乗者が車両外側から引く第1操作によって変位する。図2〜図4に示すように、外側ハンドル11には、上下方向に延びるロッド11Rの上端が連結されている。ロッド11Rの下端は、後述するリンク機構3のレバー41に連結されている。外側ハンドル11が第1操作によって変位すると、ロッド11Rが図3に示す位置から図9に示す位置まで押し下げられる。
図2〜図6に示すように、内側ハンドル12とチャイルドロック操作部13と施錠操作部14とは、それぞれの一部が車室内に露出する状態で、スライドドア2の内面側に設けられている。
内側ハンドル12は、スライドドア2を車両内側から開閉操作して、図示しない電動式スライド機構にスライドドア2を自動開閉させるものである。ベースプレート90の前端側かつ上端側の角部には、内側ハンドル支持軸12Sが回動可能に支持されている。内側ハンドル支持軸12Sは、車両内外方向に延びて、ベースプレート90の内面90A側と外面90B側とに突出している。
図3及び図4に示すように、内側ハンドル12は、ベースプレート90の内面90A側に位置し、上下方向に延びている。内側ハンドル12の下端部は、内側ハンドル支持軸12Sの車両内側の端部に固定されている。これにより、内側ハンドル12は、内側ハンドル支持軸12S周りに揺動可能にベースプレート90に支持されている。内側ハンドル12の少なくとも上端部は、車室内に露出している。
図3〜図6に示すように、内側ハンドル支持軸12Sの車両外側の端部には、レバー12Lが固定されている。レバー12Lは、内側ハンドル支持軸12Sから後側と下側とに向けて突出している。図4及び図6に示すように、レバー12Lとベースプレート90との間には、捩じりコイルバネ12Tが内側ハンドル支持軸12Sに挿通された状態で配設されている。捩じりコイルバネ12Tにより、内側ハンドル12が上下方向に延びるように保持されている。
図10及び図11に示すように、内側ハンドル12は、その上端部を搭乗者が車両内側から後側に引く操作と、前側に押す操作とである第2操作によって、前後方向に揺動する。それに伴ってレバー12Lも内側ハンドル12と一体で揺動する。
図3〜図6に示すように、チャイルドロック操作部13は、内側ハンドル12の開操作を無効化するものである。チャイルドロック操作部13は、ベースプレート90の内面90A側に位置し、前後方向に延びている。チャイルドロック操作部13の中間部13Sは、ベースプレート90の前端側かつ内側ハンドル支持軸12Sより下側に揺動可能に支持されている。チャイルドロック操作部13の前端部は、車室内に露出している。
チャイルドロック操作部13は、図3等に示す位置にある前端部を搭乗者が車両内側から図12に示す位置まで押し上げる操作と、それとは逆の操作とである第3操作によって上下方向に揺動する。
施錠操作部14は、外側ハンドル11及び内側ハンドル12の開操作を無効化するものである。施錠操作部14は、ベースプレート90の内面90A側に位置し、車両内外方向に扁平なブロック形状とされている。施錠操作部14は、ベースプレート90の上端側かつ内側ハンドル支持軸12Sより後側に上下方向にスライド可能に支持されている。
施錠操作部14は、図3等に示す位置にある状態から、搭乗者が車両内側から図13に示す位置まで押し下げる操作と、それとは逆の操作とである第4操作によって上下方向に変位する。
図2〜図6に示すように、リンク機構3は、外側ハンドル11、内側ハンドル12、チャイルドロック操作部13及び施錠操作部14と、ロック装置5、6、7との間に設けられている。リンク機構3は、外側ハンドル11、内側ハンドル12、チャイルドロック操作部13及び施錠操作部14の変位に伴って動作し、ラッチ状態とアンラッチ状態との切替を選択的にロック装置5、6、7に行わせるものである。
より詳しくは、図3〜図6に示すように、リンク機構3は、ベースプレート90に凸設された2本の支持軸31S、32Sを有している。支持軸31Sは、ベースプレート90の前端側かつ下端側の角部に固定され、ベースプレート90の内面90Aから車両内側に向かって円柱状に突出している。支持軸32Sは、ベースプレート90の略中央に固定され、ベースプレート90の内面90Aから車両内側に向かって円柱状に突出している。
また、リンク機構3は、支持軸31Sに揺動可能に支持されるレバー41、42、43、44と、支持軸32Sに揺動可能に支持されるレバー51、52、53、54とを有している。
レバー41、42、43、44は、車両外側から車両内側に向かってこの順番で重なった状態で支持軸31Sに挿通されている。また、支持軸31Sには、捩じりコイルバネ31Tも挿通されている。捩じりコイルバネ31Tは、レバー44を直接、また、レバー41、42、43をレバー44を介して、図3の紙面に向かって反時計方向に揺動させるように付勢している。
図3〜図6に示すように、レバー51、52、53、54は、車両外側から車両内側に向かってこの順番で重なった状態で支持軸32Sに挿通されている。レバー53の支持軸31Sから前側に突出する端部とベースプレート90との間には、引っ張りコイルバネ32Tが設けられている。引っ張りコイルバネ32Tは、レバー53を直接、また、レバー51、52、54をレバー53を介して、図3の紙面に向かって反時計方向に揺動させるように付勢している。
また、リンク機構3は、図3〜図6に示すように、レバー56、57とスライドピン58、59とロッド61、62とを有している。
レバー56は、ベースプレート90の内面90A側に位置し、円柱状の軸部56Sがベースプレート90の前端側かつ施錠操作部14より後側に揺動可能に支持されている。レバー56は、軸部56Sから前側と下側とに向けて突出している。レバー56の前側に突出する端部は、施錠操作部14の下端側に連結されている。
レバー57は、ベースプレート90の内面90A側に位置し、中央部57Sがベースプレート90におけるレバー56より下側に揺動可能に支持されている。レバー57は、中央部57Sから上側と下側と後側とに向けて突出している。レバー57の上側に突出する端部は、レバー56の下側に突出する端部に連結されている。
スライドピン58は、レバー52の前側かつ下側に突出する端部に形成された長穴52Hと、チャイルドロック操作部13の後端部に形成された長穴13Hとに嵌合している。スライドピン58は、長穴52Hの一端側から他端側までスライド可能であるとともに、長穴13Hの一端側から他端側までスライド可能である。
スライドピン59は、レバー51の後側に突出する端部に形成された長穴51Hと、レバー57の下側に突出する端部に形成された長穴57Hとに嵌合している。スライドピン59は、長穴51Hの一端側から他端側までスライド可能であるとともに、長穴57Hの一端側から他端側までスライド可能である。
ロッド61は、その上端がレバー12Lの後側に向けて突出する端部に連結され、その下端がレバー42の後側に向けて突出する端部に連結されている。
ロッド62は、その下端がレバー43の前側かつ上側に向けて突出する端部に連結され、その上端がレバー54の前側かつ上側に向けて突出する端部に連結されている。
さらに、リンク機構3は、ケーブル71、72、73、74を有している。
図3に示すように、ケーブル71の一端とケーブル72の一端とは、レバー51の上側に突出する端部に連結されている。図2に示すように、ケーブル71の他端は、ロック装置6に連結されている。ケーブル72の他端は、ロック装置5に連結されている。
図3に示すように、ケーブル73の一端は、レバー53の上側に突出する端部に連結されている。図2に示すように、ケーブル73の他端は、ロック装置5に連結されている。
図3に示すように、ケーブル74の一端は、レバー44の後側に突出する端部に連結されている。図2に示すように、ケーブル74の他端は、ロック装置7に連結されている。
さらに、ロックシステム1は、図3及び図4に示すように、自動施錠機構40と自動オープン機構50とを備えている。自動施錠機構40は、ベースプレート90における後端側かつレバー57より後側に組み付けられている。自動オープン機構50は、ベースプレート90における後端側かつレバー54より後側に組み付けられている。
自動施錠機構40は、搭乗者がリモコンキー等によりスライドドア2の施錠操作を行うと、図示しない制御部に制御されてリンク機構3に作用し、外側ハンドル11及び内側ハンドル12の開操作を無効化する一方、搭乗者がリモコンキー等によりスライドドア2の開錠操作を行うと、図示しない制御部に制御されてリンク機構3に作用し、外側ハンドル11及び内側ハンドル12の開操作を有効化するものである。自動施錠機構40は、図示しない電動モータを内蔵しているとともに、その電動モータに駆動されて揺動するアクチュエータ40Aを有している。アクチュエータ40Aの前側に向かって突出する端部は、レバー57の後側に向かって突出する端部に連結されている。
自動オープン機構50は、搭乗者がリモコンキー等によりスライドドア2の開操作又は閉操作を行うと、図示しない制御部に制御されてリンク機構3に作用し、ロック装置5、6、7をラッチ状態からアンラッチ状態に切り替えるものである。自動オープン機構50は、図示しない電動モータを内蔵しているとともに、その電動モータに駆動されて揺動するアクチュエータ50Aを有している。また、自動オープン機構50は、アクチュエータ50Aと同軸で揺動可能に支持されたレバー50Lと、レバー50Lの前側に向かって突出する端部とレバー54の下側に向かって突出する端部とを連結するロッド50Rとを有している。
次に、スイッチモジュール100について詳しく説明する。図3〜図5及び図7〜図8に示すように、スイッチモジュール100は、樹脂製のハウジング190を有している。ハウジング190は、ハウジング本体199と蓋体198とからなっている。ハウジング本体199は、車両内側が開放された略箱状体である。蓋体198によってハウジング本体199を車両内側から塞いだ状態で、ハウジング本体199の周縁と蓋体198の周縁とを超音波溶着することにより、ハウジング本体199と蓋体198とが一体化されている。これにより、ハウジング190には、収容室191が形成されている。
ハウジング190は、ハウジング本体199と蓋体198との超音波溶着により収容室191内を防水している。図7等に示すように、ハウジング本体199には、均圧部191Kが形成されている。均圧部191Kは、細孔によって収容室191内と外部との圧力差を解消するとともに、下側に向かって広がる形状により、外部から細孔を介して収容室191内に水が進入することを抑制している。
ハウジング本体199の前側と後側とには、取付部191M、191Nが凸設されている。図3に示すように、ハウジング190がベースプレート90の前端側かつ上下方向において内側ハンドル12とレバー41、42、43、44との間に位置する状態で、図7に示す取付部191M、191Nに貫設された穴に図示しないネジが挿通され、そのネジがベースプレート90に締結されることにより、スイッチモジュール100がベースプレート90に組み付けられている。
また、スイッチモジュール100は、図7及び図8に示すように、第1スイッチ101と第2スイッチ102と第3スイッチ103とコネクタ170とを有している。
第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103としては、既製品であるマイクロスイッチが採用されている。第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103は、収容室191の内部の略中央に収容されている。
第1スイッチ101は、可動部101Aが進退することにより断接して一位置を検出するものである。第1スイッチ101は、可動部101Aを前側に突出させている。第2スイッチ102は、可動部102Aが中立位置から一方又は他方に揺動することにより2つの内部回路が個別に断接して二位置を検出するものである。第2スイッチ102は、第1スイッチ101より前側かつ上側に位置して可動部102Aを上側かつ前側に突出させている。第3スイッチ103は、可動部103Aが進退することにより断接して一位置を検出するものである。第3スイッチ103は、第1スイッチ101より上側に位置して可動部103Aを上側に突出させている。
コネクタ170は、ハウジング190の後側かつ下側の角部に設けられている。コネクタ170は、収容室191内に配設されたスイッチ配線181、182A、182B、183、189のそれぞれの一端を集約している。図2に示すように、コネクタ170は、ハウジング190外で相手コネクタ179に接続される。相手コネクタ179は、図示しない制御部に接続されている。
図7及び図8に示すように、スイッチ配線181の他端は、第1スイッチ101に接続されている。スイッチ配線182A、182Bのそれぞれの他端は、第2スイッチ102に接続されている。スイッチ配線183の他端は、第3スイッチ103に接続されている。
スイッチ配線189は、その一端から延びて3本に分岐した後、第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103に接続されている。スイッチ配線189は、第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103に共用されるアース線である。
スイッチ配線181、189は、本発明の「第1スイッチ配線」の一例である。スイッチ配線182A、182B、189は、本発明の「第2スイッチ配線」の一例である。スイッチ配線183、189は、本発明の「第3スイッチ配線」の一例である。
さらに、スイッチモジュール100は、第1スイッチ101に対応する第1伝達部110と、第2スイッチ102に対応する第2伝達部120と、第3スイッチ103に対応する第3伝達部130とを有している。
図7に示すように、第1伝達部110は、第1作用部111と第1動作部115とをもっている。ハウジング本体199の前側かつ下側には、軸孔110Hが車両内外方向に貫設されている。第1動作部115は、収容室191内に設けられ、円柱状の軸部115Sを軸孔110Hに挿通させている。軸部115Sと軸孔110Hとの間は、Oリング110Rにより封止されている。第1作用部111は、ハウジング190外に設けられ、軸部115Sの車両外側の端部に固定されている。要するに、第1作用部111と第1動作部115とは、軸孔110Hに揺動可能に支持されている。
図3及び図4に示すように、第1作用部111の軸部115Sより下側かつ後側に突出する端部は、レバー41の上側に突出する端部に連結されている。図8に示すように、第1動作部115の軸部115Sより後側かつ上側に突出する端部は、可動部101Aの直上に位置している。
搭乗者が車両外側から外側ハンドル11を引く第1操作によって外側ハンドル11が変位すると、図9に示すように、ロッド11Rが押し下げられ、レバー41が図9の紙面に向かって時計方向に揺動する。その結果、レバー41に連結された第1作用部111も、外側ハンドル11の変位に伴って前側に揺動する。すると、第1動作部115は、第1作用部111の揺動に連動して下側に揺動し、可動部101Aを押して第1スイッチ101をONにする。これにより、スイッチ配線181の他端とスイッチ配線189とが接続される。搭乗者が第1操作を止めると、第1動作部115が可動部101Aから離間し、第1スイッチ101をOFFに復帰させる。これにより、スイッチ配線181の他端とスイッチ配線189とが遮断される。つまり、第1スイッチ101は、外側ハンドル11とリンク機構3との間に設けられ、外側ハンドル11の変位を検出可能である。
図7に示すように、第2伝達部120は、第2作用部121と第2動作部125とをもっている。ハウジング本体199の前側かつ上側には、軸孔120Hが車両内外方向に貫設されている。第2動作部125は、収容室191内に設けられ、円柱状の軸部125Sを軸孔120Hに挿通させている。軸部125Sと軸孔120Hとの間は、Oリング120Rにより封止されている。第2作用部121は、ハウジング190外に設けられ、軸部125Sの車両外側の端部に固定されている。要するに、第2作用部121と第2動作部125とは、軸孔120Hに揺動可能に支持されている。
図3及び図4に示すように、第2作用部121の軸部125Sより上側に突出する端部は、レバー12Lの下側に突出する端部に連結されている。図8に示すように、第2動作部125の軸部125Sより後側かつ下側に突出する端部は、可動部102Aを挟んでいる。
図10に示すように、搭乗者が車両内側から内側ハンドル12の上端部を後側に引く第2操作によって、内側ハンドル12が後側に揺動し、レバー12Lが図10の紙面に向かって反時計方向に揺動すると、レバー12Lに連結された第2作用部121も、内側ハンドル12の変位に伴って前側に揺動する。すると、図8に示すように、第2動作部125は、第2作用部121の揺動に連動して上側に揺動し、可動部102Aを上側に揺動させて第2スイッチ102の一方の内部回路をONにする。これにより、スイッチ配線182Aの他端とスイッチ配線189とが接続される。
一方、図11に示すように、搭乗者が車両内側から内側ハンドル12の上端部を前側に押す第2操作によって、内側ハンドル12が前側に揺動し、レバー12Lが図11の紙面に向かって時計方向に揺動すると、レバー12Lに連結された第2作用部121も、内側ハンドル12の変位に伴って後側に揺動する。すると、図8に示すように、第2動作部125は、第2作用部121の揺動に連動して下側に揺動し、可動部102Aを下側に揺動させて第2スイッチ102の他方の内部回路をONにする。これにより、スイッチ配線182Bの他端とスイッチ配線189とが接続される。
搭乗者が第1操作を止めると、第2動作部125は可動部102Aを中立位置に復帰させ、第2スイッチ102の2つの内部回路をOFFに復帰させる。これにより、スイッチ配線182A、182Bのそれぞれの他端とスイッチ配線189とが遮断される。
つまり、第2スイッチ102は、内側ハンドル12とリンク機構3との間に設けられ、内側ハンドル12の変位を二位置で検出可能である。
図7に示すように、第3伝達部130は、第3作用部131と第3動作部135とをもっている。ハウジング本体199の上側かつ軸孔120Hより後側には、軸孔130Hが車両内外方向に貫設されている。第3動作部135は、収容室191内に設けられ、円柱状の軸部135Sを軸孔130Hに挿通させている。軸部135Sと軸孔130Hとの間は、Oリング130Rにより封止されている。第3作用部131は、ハウジング190外に設けられ、軸部135Sの車両外側の端部に固定されている。要するに、第3作用部131と第3動作部135とは、軸孔130Hに揺動可能に支持されている。
図3及び図4に示すように、第3作用部131は、軸部125Sより上側で扇状に形成された歯部である。第3作用部131は、チャイルドロック操作部13の中間部13Sより下側に形成された扇状の歯部13Gと噛み合っている。図8に示すように、第3動作部135の軸部135Sより後側かつ下側に突出する端部は、可動部103Aを押して第3スイッチ103をONにしている。これにより、スイッチ配線183の他端とスイッチ配線189とが接続されている。
図12に示すように、搭乗者がチャイルドロック操作部13の前端部を押し上げる第3操作によってチャイルドロック操作部13が変位すると、歯部13Gを介して、その変位が第3作用部131に伝達される。その結果、第3作用部131は、チャイルドロック操作部13の変位に伴って前側に揺動する。すると、図8に示すように、第3動作部135は、第3作用部131の揺動に連動して上側に揺動し、可動部103Aから離間して第3スイッチ103をOFFにする。これにより、スイッチ配線183の他端とスイッチ配線189とが遮断される。
搭乗者がチャイルドロック操作部13の前端部を押し下げる第3操作によってチャイルドロック操作部13が逆に変位すると、第3動作部135が可動部103Aを押して第3スイッチ103をONに復帰させる。これにより、スイッチ配線183の他端とスイッチ配線189とが接続される。
つまり、第3スイッチ103は、チャイルドロック操作部13とリンク機構3との間に設けられ、チャイルドロック操作部13の変位を検出可能である。
このような構成であるロックシステム1では、図9に示すように、搭乗者が車両外側から外側ハンドル11を引く第1操作を行うと、レバー41が揺動し、スイッチモジュール100内の第1スイッチ101がONになるとともに、レバー41の当接部41Pがレバー43、44に当接し、レバー43、44が図9の紙面に向かって時計方向に揺動する。
すると、レバー43の揺動がロッド62を介してレバー54に伝達され、レバー54が図9の紙面に向かって時計方向に揺動する。そして、レバー54の揺動がレバー52の被当接部52Qを介してレバー52に伝達され、さらに、レバー52の伝達部52J、スライドピン59及びレバー51の長穴51Hに介してレバー51に伝達されるとともに、レバー52の当接部52Pを介してレバー53に伝達される。このため、レバー51、52、53も図9の紙面に向かって時計方向に揺動し、ケーブル71、72、73が引かれて、ロック装置5、6がラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わる。
また、レバー44の揺動により、ケーブル74が引かれて、ロック装置7がラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わる。
この際、図示しない制御部は、第1スイッチ101がONになったことにより、外側ハンドル11に第1操作が行われたことを検出し、また、別のセンサにより、スライドドア2の閉鎖又は開放を検出する。そして、スライドドア2が閉鎖していれば、図示しない電動式スライド機構を作動させ、スライドドア2を自動的に開放する。その一方、スライドドア2が開放していれば、図示しない電動式スライド機構を作動させ、スライドドア2を自動的に閉鎖する。
なお、搭乗者がリモコンキー等によりスライドドア2の開操作を行うと、図示しない制御部に制御されて自動オープン機構50が作動し、アクチュエータ50Aを図9に実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで回動させる。すると、レバー50Lもアクチュエータ50Aに押されて図9の紙面に向かって反時計方向に揺動する。このため、レバー50Lの揺動がロッド50Rを介してレバー54に伝達され、レバー54も図9の紙面に向かって時計方向に揺動する。その結果、ケーブル71、72、73が引かれて、ロック装置5、6がラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わる。そして、図示しない制御部は、図示しない電動式スライド機構を作動させ、スライドドア2を自動的に開放する。
また、このロックシステム1では、図10に示すように、搭乗者が内側ハンドル12の上端部を車両内側から後側に引く第2操作を行うと、レバー12Lが図10の紙面に向かって反時計方向に揺動し、スイッチモジュール100内の第2スイッチ102の一方の内部回路がONになるとともに、レバー12Lがレバー53の被当接部53Qに当接し、レバー53が図10の紙面に向かって時計方向に揺動する。
すると、レバー53の揺動は、レバー53の伝達部53J、スライドピン58及びレバー52の長穴52Hを介してレバー52に伝達され、さらに、レバー52の伝達部52J、スライドピン59及びレバー51の長穴51Hに介してレバー51に伝達される。このため、レバー51、52も図10の紙面に向かって時計方向に揺動し、ケーブル71、72、73が引かれて、ロック装置5、6をラッチ状態からアンラッチ状態に切り替える。
この際、図示しない制御部は、第2スイッチ102の一方の内部回路がONになったことにより、内側ハンドル11の上端部を車両内側から後側に引く第2操作が行われたことを検出し、また、別のセンサにより、スライドドア2の閉鎖又は開放を検出する。そして、スライドドア2が閉鎖していれば、図示しない電動式スライド機構を作動させ、スライドドア2を自動的に開放する。
また、このロックシステム1では、図11に示すように、搭乗者が内側ハンドル12の上端部を車両内側から前側に押す第2操作を行うと、レバー12Lが図11の紙面に向かって時計方向に揺動し、スイッチモジュール100内の第2スイッチ102の他方の内部回路がONになるとともに、レバー12Lの揺動がロッド61を介してレバー42に伝達され、レバー42が図11の紙面に向かって時計方向に揺動する。すると、レバー42の揺動がレバー44の被当接部44Qを介してレバー44に伝達される。このため、レバー44も図10の紙面に向かって時計方向に揺動し、ケーブル74が引かれて、ロック装置7をラッチ状態からアンラッチ状態に切り替える。
この際、図示しない制御部は、第2スイッチ102の他方の内部回路がONになったことにより、内側ハンドル11の上端部を車両内側から前側に押す第2操作が行われたことを検出し、また、別のセンサにより、スライドドア2の閉鎖又は開放を検出する。そして、スライドドア2が開放していれば、図示しない電動式スライド機構を作動させ、スライドドア2を自動的に閉鎖する。
また、このロックシステム1では、図12に示すように、搭乗者がチャイルドロック操作部13の前端部を押し上げる第3操作を行うと、スイッチモジュール100内の第3スイッチ103がOFFになるとともに、チャイルドロック操作部13の後端部がスライドピン58をレバー53の伝達部53Jから離間させる。このため、搭乗者が内側ハンドル12の上端部を車両内側から後側に引く第2操作を行っても、レバー53の伝達部53Jがスライドピン58に対して空振りし、レバー53の揺動がレバー52に伝達されなくなる。こうして、チャイルドロック操作部13は、搭乗者が内側ハンドル12の上端部を車両内側から後側に引く第2操作を無効化する。
この際、図示しない制御部は、第3スイッチ103がOFFになったことにより、チャイルドロック操作部13の前端部を押し上げる第3操作が行われたことを検出し、スライドドア2の状態把握や自動開閉等の制御に利用する。
また、このロックシステム1では、図13に示すように、搭乗者が車両内側から施錠操作部14を押し下げる操作を行うと、施錠操作部14の変位がレバー56を介してレバー57に伝達され、レバー57がスライドピン59をレバー52の伝達部52Jから離間させる。このため、搭乗者が外側ハンドル11を車両外側から引く第1操作又は内側ハンドル12の上端部を車両内側から後側に引く第2操作を行っても、レバー52の伝達部52Jがスライドピン59に対して空振りし、レバー52の揺動がレバー51に伝達されなくなる。こうして、施錠操作部14は、搭乗者が外側ハンドル11を車両外側から引く第1操作及び内側ハンドル12の上端部を車両内側から後側に引く第2操作を無効化する。
なお、搭乗者がリモコンキー等によりスライドドア2の自動施錠操作を行うと、図示しない制御部に制御されて自動施錠機構40が作動し、アクチュエータ40Aを図13の紙面に向かって時計方向に揺動させる。すると、レバー57も図13に示す位置まで揺動して、スライドピン59をレバー52の伝達部52Jから離間させるとともに、レバー56を介して、施錠操作部14に引き下げる。その結果、スライドドア2が自動的に施錠される。また、自動施錠機構40が逆の動作を行うことにより、スライドドア2が自動的に開錠される。
<作用効果>
実施例1のスイッチモジュール100では、図7及び図8に示すように、第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103がハウジング190の収容室191に収容されている。第1スイッチ101は、ハウジング190外に設けられた第1作用部111と収容室191内に設けられた第1動作部115とを持つ第1伝達部110によって断接され、外側ハンドル11の変位を検出する。第2スイッチ102は、ハウジング190外に設けられた第2作用部121と収容室191内に設けられた第2動作部125とを持つ第2伝達部120によって断接され、内側ハンドル12の変位を検出する。第3スイッチ103は、ハウジング190外に設けられた第3作用部131と収容室191内に設けられた第3動作部135とを持つ第3伝達部130によって断接され、チャイルドロック操作部13の変位を検出する。さらに、第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103に接続されるスイッチ配線181、182A、182B、183、189の一端は、ハウジング190に設けられたコネクタ170により収容室191内で集約されている。そして、図2に示すように、そのコネクタ170がハウジング190外で相手コネクタ179に接続されることにより、第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103と外部との電気的接続が行われる。
要するに、このスイッチモジュール100のハウジング190をロックシステム1に組み付け、コネクタ170に相手コネクタ179を接続するだけで組み付け作業が完了する。このため、ロックシステム1に対する第1スイッチ101、第2スイッチ102、第3スイッチ103及びスイッチ配線181、182A、182B、183、189の組み付け作業を簡素化できる。また、ロックシステム1を車両に組み付ける際、収容室191内の第1スイッチ101、第2スイッチ102、第3スイッチ103及びスイッチ配線181、182A、182B、183、189が他の部材と接触しないため、第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103が破損し難く、また、スイッチ配線181、182A、182B、183、189が断線し難い。
したがって、実施例1のスイッチモジュール100では、ロックシステム1に対する組み付け作業の簡素化と、組み付け不良の抑制とを実現できる。
また、このスイッチモジュール100では、第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103として既製品のマイクロスイッチを収容室191内に組み付けるだけでよい。このため、このスイッチモジュール100では、仮に、複数の接点と、各接点間を断接する可動部とを収容室191内に組み付けて第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103を完成させる場合と比較して、組み付け作業の一層の簡素化を実現できる。
さらに、このスイッチモジュール100では、ハウジング190は、収容室191内を防水している。これにより、このスイッチモジュール100では、第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103として防水仕様でない安価なスイッチを採用できるので、製造コストの低廉化を実現できる。
(実施例2)
図14に示すように、実施例2のスイッチモジュール200では、実施例1のスイッチモジュール100におけるハウジング190の収容室191の形状を変更している。そして、スイッチモジュール200は、第4スイッチ104と第4伝達部140とをさらに有している。実施例2のその他の構成は、実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
スイッチモジュール200において、収容室191は、後端側かつ上端側の空間が拡大され、そこに、第4スイッチ104が収容されている。第4スイッチ104は、第3スイッチ103より後側に位置している。第4スイッチ104は、可動部104Aが進退することにより断接して一位置を検出するものである。第4スイッチ104は、可動部104Aを上側に突出させている。
収容室191内には、スイッチ配線184が追加されている。コネクタ170は、スイッチ配線184の一端も集約している。スイッチ配線184の他端は、第4スイッチ104に接続されている。スイッチ配線189は、実施例1の形状からさらに分岐し、第4スイッチ104にアース線として接続されている。スイッチ配線184、189は、本発明の「第4スイッチ配線」の一例である。
第4伝達部140は、第4作用部141と第4動作部145とをもっている。第4動作部145は、収容室191内に設けられている。図示は省略するが、第4動作部145に形成された円柱状の軸部がハウジング本体199に貫設された軸孔に挿通され、軸部と軸孔との間がOリングにより封止されている。第4作用部141は、ハウジング190外に設けられ、第4動作部145の軸部の車両外側の端部に固定されている。要するに、第4作用部141と第4動作部145とは、ハウジング本体199に形成された軸孔に揺動可能に支持されている。
第4作用部141の後側かつ上側に突出する端部は、ロッド14Rを介して施錠操作部14に連結されている。第4動作部145の後側かつ下側に突出する端部は、可動部101Aの後側に位置している。
搭乗者が施錠操作部14を押し下げる第4操作が行われると、ロッド14Rを介してその変位が第4作用部141に伝達される。その結果、第4作用部141は、施錠操作部14の変位に伴って下側に揺動する。すると、第4動作部145は、第4作用部141の揺動に連動して前側に揺動し、可動部104Aを押して第4スイッチ104をONにする。これにより、スイッチ配線184の他端とスイッチ配線189とが接続される。
搭乗者が施錠操作部14を押し上げる第4操作によって施錠操作部14が逆に変位すると、第4動作部145が可動部104Aから離間して第4スイッチ104をOFFに復帰させる。これにより、スイッチ配線184の他端とスイッチ配線189とが遮断される。
つまり、第4スイッチ104は、施錠操作部14とリンク機構3との間に設けられ、施錠操作部14の変位を検出可能である。
このような構成である実施例2のスイッチモジュール200では、実施例1のスイッチモジュール100と同様の作用効果を奏することができるとともに、ロックシステム1に対する第4スイッチ104及び第4スイッチ配線184、189の組み付け作業も簡素化できる。また、ロックシステム1を車両に組み付ける際、収容室192内の第4スイッチ104及び第4スイッチ配線184、189が他の部材と接触しないため、第4スイッチ104が破損し難く、また、第4スイッチ配線184、189が断線し難い。
また、このスイッチモジュール200では、第1スイッチ101、第2スイッチ102及び第3スイッチ103と同様に、第4スイッチ104として既製品のマイクロスイッチを収容室191内に組み付けるだけでよい。このため、このスイッチモジュール200では、仮に、複数の接点と、各接点間を断接する可動部とを収容室191内に組み付けて第4スイッチ104を完成させる場合と比較して、組み付け作業の一層の簡素化を実現できる。
(実施例3)
図15に示すように、実施例3のスイッチモジュール300では、実施例2のスイッチモジュール200におけるハウジング190の収容室191の形状を変更している。また、実施例3のスイッチモジュール300では、実施例2のスイッチモジュール200から、第3スイッチ103、スイッチ配線183及び第3伝達部130を取り除き、第4スイッチ104の位置を変更し、スイッチ配線184、189の位置及び形状を変更し、第4動作部145の形状を変更し、さらに、電動モータ105、モータ配線185、186及びカム付ウォームホイール341を収容室191内に収容している。実施例3のその他の構成は、実施例2と同様である。このため、実施例2と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
スイッチモジュール300において、第4スイッチ104は、第4動作部145の前側に移設されている。第4スイッチ104は、可動部104Aを後側に突出させている。スイッチ配線184の一端は、スイッチ配線183の一端が配置されていた場所に移設されている。スイッチ配線184の他端は、移設された第4スイッチ104に接続されている。スイッチ配線189も、移設された第4スイッチ104に接続されている。
第4動作部145は、下向きの略扇形状に変更されている。第4動作部145の扇形状の前端角部には、突起145Aが形成されている。突起145Aは、第4スイッチ104の可動部104に対して下側に離間している。第4動作部145の扇形状の円弧の中間部には、径内方向に凹む凹部145Bが形成されている。
搭乗者が施錠操作部14を押し下げる第4操作が行われると、ロッド14Rを介してその変位が第4作用部141に伝達され、第4作用部141と第4動作部145とが図15の紙面に向かって反時計方向に揺動する。すると、第4動作部145の突起145Aが上側に揺動し、可動部104Aを押して第4スイッチ104をONにする。これにより、スイッチ配線184の他端とスイッチ配線189とが接続される。
搭乗者が施錠操作部14を押し上げる第4操作によって施錠操作部14が逆に変位すると、第4動作部145の突起145Aが可動部104Aから離間して第4スイッチ104をOFFに復帰させる。これにより、スイッチ配線184の他端とスイッチ配線189とが遮断される。
電動モータ105は、収容室191内においてコネクタ170の上側に位置している。電動モータ105から前方に突出する駆動軸には、ウォームギヤ105Gが固定されている。
カム付ウォームホイール341は、収容室191内において、ウォームギヤ105Gに噛み合った状態で、第4動作部145の下側に配設されている。カム付ウォームホイール341の車両内側を向く面には、一対のカム341A、341Bが凸設されている。
コネクタ170は、モータ配線185、186のそれぞれの一端も集約している。モータ配線185、186のそれぞれの他端は、電動モータ105に接続されている。電動モータ105は、コネクタ170及び相手コネクタ179を介して図示しない制御部から制御されることにより、駆動力を発生し、カム付ウォームホイール341を図15の紙面に向かって時計方向又は反時計方向に回転させる。
カム付ウォームホイール341及び第4伝達部140により、自動施錠機構340が構成されている。
例えば、図15に示す状態で、電動モータ105がカム付ウォームホイール341を図15の紙面に向かって時計方向に回転させると、カム341A、341Bの一方が第4動作部145の凹部145Bに嵌り込んで、第4動作部145を図15の紙面に向かって反時計方向に揺動させる。すると、第4作用部141も下側に揺動し、ロッド14Rを介して施錠操作部14が引き下げられる。その結果、施錠操作部14に連結されたレバー56、57が上述したように動作し、搭乗者が外側ハンドル11を車両外側から引く第1操作及び内側ハンドル12の上端部を車両内側から後側に引く第2操作を無効化する。
図示は省略するが、施錠操作部14が引き下げられた状態で、電動モータ105がカム付ウォームホイール341を図15の紙面に向かって反時計方向に回転させると、カム341A、341Bの一方が第4動作部145の凹部145Bに嵌り込んで、第4動作部145を図15の紙面に向かって時計方向に揺動させる。すると、第1作用部141も上側に揺動し、ロッド14Rを介して施錠操作部14が押し上げられる。
このような構成である実施例3のスイッチモジュール300では、自動施錠機構340を有していることにより、ロックシステム1から自動施錠機構40を省略することができ、その結果、ロックシステム1の小型化を実現できる。
また、このスイッチモジュール300では、実施例2のスイッチモジュール200と同様、ロックシステム1に対する第4スイッチ104及び第4スイッチ配線184、189の組み付け作業も簡素化できる。また、ロックシステム1を車両に組み付ける際、第4スイッチ104が破損し難く、また、第4スイッチ配線184、189が断線し難い。
さらに、このスイッチモジュール300では、スイッチモジュール300をロックシステム1に組み付ける際に、電動モータ105及び自動施錠機構340の組み付けも同時に行える。その結果、このスイッチモジュール300では、組み付け作業の一層の簡素化を実現できる。
以上において、本発明を実施例1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜3に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明は例えば、自動車、バス、産業車両等の車両に利用可能である。
2…開閉体(スライドドア)
9…車体
1…ロックシステム
100、200、300…スイッチモジュール
5、6、7…ロック装置
11…第1操作部(外側ハンドル)
12…第2操作部(内側ハンドル)
3…リンク機構
101…第1スイッチ
102…第2スイッチ
191…収容室
190…ハウジング
111…第1作用部
115…第1動作部
110…第1伝達部
121…第2作用部
125…第2動作部
120…第2伝達部
181、189…第1スイッチ配線
182A、182B、189…第2スイッチ配線
170…コネクタ
179…相手コネクタ
13…第3操作部(チャイルドロック操作部)
103…第3スイッチ
131…第3作用部
135…第3動作部
130…第3伝達部
183、189…第3スイッチ配線
14…第4操作部(施錠操作部)
104…第4スイッチ
141…第4作用部
145…第4動作部
140…第4伝達部
340…自動施錠機構
184、189…第4スイッチ配線
105…電動モータ
185、186…モータ配線

Claims (8)

  1. 車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュールであって、
    前記ロックシステムは、車体と、前記車体に対して開閉可能な開閉体との間に設けられ、前記開閉体を前記車体に係止するラッチ状態と、前記開閉体を前記車体に係止しないアンラッチ状態とに切替可能なロック装置と、
    前記開閉体に設けられ、第1操作によって変位可能な第1操作部と、
    前記開閉体に設けられ、第2操作によって変位可能な第2操作部と、
    前記開閉体に設けられ、第3操作によって変位可能な第3操作部と、
    前記第1操作部前記第2操作部及び前記第3操作部と前記ロック装置との間に設けられ、前記第1操作部前記第2操作部及び前記第3操作部の変位に伴って動作し、前記ラッチ状態と前記アンラッチ状態との切替を選択的に前記ロック装置に行わせるリンク機構と、
    前記第1操作部と前記リンク機構との間に設けられ、前記第1操作部の変位を検出可能な第1スイッチと、前記第2操作部と前記リンク機構との間に設けられ、前記第2操作部の変位を検出可能な第2スイッチと、前記第3操作部と前記リンク機構との間に設けられ、前記第3操作部の変位を検出可能な第3スイッチとを有する前記スイッチモジュールとを備え、
    前記スイッチモジュールは、内部に前記第1スイッチ前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを収容する収容室が形成されたハウジングと、
    前記ハウジング外に設けられ、前記第1操作部の変位に伴って変位する第1作用部と、前記収容室内に設けられ、前記第1作用部の変位に連動して前記第1スイッチを断接する第1動作部とをもつ第1伝達部と、
    前記ハウジング外に設けられ、前記第2操作部の変位に伴って変位する第2作用部と、前記収容室内に設けられ、前記第2作用部の変位に連動して前記第2スイッチを断接する第2動作部とをもつ第2伝達部と、
    前記ハウジング外に設けられ、前記第3操作部の変位に伴って変位する第3作用部と、前記収容室内に設けられ、前記第3作用部の変位に連動して前記第3スイッチを断接する第3動作部とをもつ第3伝達部と、
    前記ハウジングに設けられ、前記収容室内で前記第1スイッチに接続される第1スイッチ配線と、前記収容室内で前記第2スイッチに接続される第2スイッチ配線と、前記収容室内で前記第3スイッチに接続される第3スイッチ配線とを集約し、前記ハウジング外で相手コネクタに接続されるコネクタとをさらに有し
    前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチは、前記収納室の中央に収容され、
    前記第1作用部、前記第2作用部及び前記第3作用部の少なくとも1つは、他とは異なる方向に延びていることを特徴とする車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュール。
  2. 前記第1操作部は、前記開閉体を車両外側から開操作する外側ハンドルであり、
    前記第2操作部は、前記開閉体を車両内側から開操作する内側ハンドルであり、
    前記第3操作部は、前記内側ハンドルの開操作を無効化するチャイルドロック操作部である請求項記載の車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュール。
  3. 前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチはマイクロスイッチである請求項又は記載の車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュール。
  4. 前記ロックシステムは、前記開閉体に設けられ、第4操作によって変位可能な第4操作部をさらに備え、
    前記リンク機構は、前記第4操作部と前記ロック装置との間に設けられ、前記第4操作部の変位に伴って動作し、
    前記スイッチモジュールは、前記第4操作部と前記リンク機構との間に設けられ、前記収容室内に収容され、前記第4操作部の変位を検出可能な第4スイッチと、
    前記ハウジング外に設けられ、前記第4操作部の変位に伴って変位する第4作用部と、前記収容室内に設けられ、前記第4作用部の変位に連動して前記第4スイッチを断接する第4動作部とをもつ第4伝達部とをさらに有し、
    前記コネクタは、前記収容室内で前記第4スイッチに接続される第4スイッチ配線を集約している請求項1乃至のいずれか1項記載の車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュール。
  5. 前記第1操作部は、前記開閉体を車両外側から開操作する外側ハンドルであり、
    前記第2操作部は、前記開閉体を車両内側から開操作する内側ハンドルであり、
    前記第4操作部は、前記外側ハンドル及び前記内側ハンドルの開操作を無効化する施錠操作部である請求項記載の車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュール。
  6. 前記スイッチモジュールは、前記収容室内に収容され、駆動力を発生する電動モータと、
    前記ハウジングに変位可能に支持され、前記電動モータに駆動されて前記リンク機構に作用し、前記外側ハンドル及び前記内側ハンドルの開操作を無効化する自動施錠機構とをさらに有し、
    前記コネクタは、前記収容室内で前記電動モータに接続されるモータ配線を集約している請求項記載の車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュール。
  7. 前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第4スイッチはマイクロスイッチである請求項乃至のいずれか1項記載の車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュール。
  8. 前記ハウジングは、前記収容室内を防水している請求項1乃至のいずれか1項記載の車両用開閉体のロックシステム用スイッチモジュール。
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