JP4233684B2 - ドアロック操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラッチとストライカとの噛み合いを解除するアンラッチ操作と施解錠操作とを1個のアンラッチ用アクチュエータで行うことが可能なドアロック操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特開昭62−197583号公報においては、1個のアクチュエータの出力軸を正逆転方向に回動させることで、操作レバーとオープンレバーとの連動状態を遮断する施錠操作と、操作レバーとオープンレバーとを連動させる解錠操作と、ドアロックのラッチの噛み合い解除(アンラッチ)操作とを行うことが可能な車両用ドアロック操作装置が記載されている。
【0003】
その車両用ドアロック操作装置は、ラッチとストライカの噛み合いによりドアを閉鎖状態に保つドアロックと、正逆転可能なモータおよび減速機構にて構成されたアクチュエータと、このアクチュエータの出力軸の外周に固着された駆動レバーと、一端側が駆動レバーに連結し、他端側がロッドを介してドアロックのラッチに連結したオープンレバーと、アウトサイドハンドルとオープンレバーとを係脱自在に連結するリンク機構とを備えた車両用ドアロック操作装置が記載されている。
【0004】
そのオープンレバーは、アクチュエータの駆動レバーが中立位置から所定の方向に回転するのに連動して回動することで、ドアロックのラッチの噛み合いを解除(アンラッチ)するように構成されている。そして、リンク機構は、ロッドを介してアウトサイドハンドルに連結されて、長孔を有する操作レバーと、駆動レバーを介してオープンレバーに連結されて、長孔を有する施解錠レバーと、操作レバーの長孔と施解錠レバーの長孔とに係合して操作レバーと施解錠レバーとを連動させる係合部(ピン)とから構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の車両用ドアロック操作装置においては、モータの作動によって施解錠操作を行う施解錠操作手段として、駆動レバー、施解錠レバーおよび係合部(ピン)が必要となり、モータの作動によってアンラッチ操作を行うアンラッチ操作手段として、駆動レバーおよびオープンレバーが必要となる。それによって、アンラッチ操作および施解錠操作を行うためのリンク機構の部品点数が多くなり、伝達効率を悪くすると共に、製品コストを上昇させるという問題が生じている。
【0006】
また、車両用ドアロック操作装置のリンク機構の部品点数が多いため、それらの部品が動作するために大きなスペースを必要とする。それによって、ドアロック操作装置の縦寸法または横寸法(幅寸法)が大きくなるので、ドアロック操作装置全体の体格(サイズ)が大きなものとなるという問題が生じている。
【0007】
【発明の目的】
本発明の目的は、1個のアクチュエータでドアロックのアンラッチ操作および施解錠操作を行うことが可能なドアロック操作装置において、1個のリンクレバーでドアロックの噛み合いを直接解除することで、モータの回転出力または操作レバーの操作力の伝達効率を向上することのできるドアロック操作装置を提供することにある。
また、アクチュエータの出力伝達部材とドアロックとを駆動連結するリンク部品の部品点数を削減することで、製品コストを低減することのできるドアロック操作装置を提供することにある。さらに、リンク機構の部品点数を削減することで、大幅に小型化を図ることのできるドアロック操作装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、正逆転可能なモータを有する1個のアクチュエータを作動させることで、ドアロックの噛み合い状態を、ドアロックの噛み合いを解除するアンラッチ状態に変更するためのアンラッチ操作が行われる。あるいは、操作レバーを操作するとドアロックの噛み合いを解除させることが可能な解錠状態と操作レバーを操作してもドアロックの噛み合い状態を維持することが可能な施錠状態とを変更するための施解錠操作が行われる。
【0009】
そして、アクチュエータの出力伝達部材とドアロックとを駆動連結するリンク部品を、施解錠操作手段を構成する1個のアクチュエータの出力伝達部材に連動して動くことで、ドアロックの噛み合いを直接解除するリンクレバーによって構成することにより、ドアロックへのモータの回転出力または操作レバーの操作力の伝達効率を向上することができる。さらに、リンク部品の部品点数を削減することができるので、ドアロック操作装置の製品コストを減少することができる。さらに、リンク部品がリンクレバーのみで構成されているため、リンクレバーが動作するために大きなスペースを必要とせず、ドアロック操作装置の縦寸法または横寸法(幅寸法)を小さくできるので、ドアロック操作装置を大幅に小型化することができる。
【0010】
請求項2および請求項3に記載の発明によれば、アクチュエータの動作状態が解錠状態に変更された場合には、操作レバーを手動操作すると、操作レバーに一体的に設けられた係合部が出力伝達部材に一体的に設けられた被係合部に係合することで、出力伝達部材が回転可能となる。これにより、操作レバーの動きに応じてリンクレバーを動かしてドアロックのラチェットを回転させてラッチとストライカとの噛み合い状態を変更することで、ドアロックの噛み合い状態を変更することができ、ドアロックがアンラッチ状態(解放している状態)となり、ドアを開けることができる。
【0011】
また、アクチュエータの動作状態が施錠状態に変更された場合には、操作レバーを手動操作しても、係合部が被係合部を空振りすることで、出力伝達部材が回転しない。これにより、リンクレバーが動かず、ラッチとストライカとの噛み合い状態を変更することができず、ドアロックの噛み合い状態を維持することができ、ドアを閉鎖状態に保持することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明によれば、ラチェットをラッチと噛み合う方向に付勢するラチェットスプリングによってリンクレバーを初期回転位置に戻すようにすることにより、リンクレバーを初期回転位置に戻すためのリンクレバー専用のリターンスプリングが不要となる。これにより、アクチュエータの出力伝達部材とドアロックとを駆動連結するリンク部品の部品点数を更に削減することができる。
【0013】
請求項5に記載の発明によれば、ドアロックハウジングに、アクチュエータおよびリンクレバーを共に収納するアクチュエータケースを一体的に組み付けることにより、ドアロックのラチェットとリンクレバーとの距離が近くなり、小型のリンクレバーによってラッチとストライカとの噛み合いを直接解除することができるようになる。これにより、ドアロックとアクチュエータとを一体化することができるので、大幅に小型化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
〔実施例の構成〕
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。ここで、図1は車両用ドアロック操作装置の作動パターンを示した図で、図2は車両用ドアロック操作装置の外部構造を示した図で、図3は車両用ドアロック操作装置の内部構造を示した図である。
【0015】
本実施例の車両用ドアロック操作装置1は、乗用車等の車両に装備されたフロントドア(以下ドアと略す)2を閉鎖状態に保つ車両用ドアロック3と、車室外から車両用ドアロック3を解放するための車室外解放機構と、車室内から車両用ドアロック3を解放するための車室内解放機構と、1個のアンラッチ用モータ6および歯車減速機構によって構成されるアンラッチ用アクチュエータ4と、このアンラッチ用アクチュエータ4を制御するドアロック制御装置(以下ECUと呼ぶ)5と、アンラッチ用アクチュエータ4のセクタギヤ7に連携するリンクレバー8とを備える。
【0016】
次に、本実施例の車両用ドアロック3を図2ないし図5に基づいて説明する。ここで、図4は車両用ドアロックの内部構造を示した図で、図5は車両用ドアロック操作装置のフロントドアへの装着位置を示した図である。
【0017】
車両用ドアロック3は、アンラッチ用アクチュエータ4の回転出力を受けるラチェット10、およびこのラチェット10の回転に応じてストライカ11との係合状態(噛み合い状態)を変更するラッチ12等から構成されている。
ラチェット10は、ドアロックハウジング13の規制壁13a、13b間において支軸10aを中心として回動可能に設けられている。このラチェット10には、ラッチ12と係合する爪形状の係合部14、およびモータの回転出力を受ける腕状部15等が設けられている。
【0018】
ラッチ12は、ドアロックハウジング13の凹み部13c内において支軸12aを中心として回動可能に設けられている。このラッチ12には、車両のドア受け部に固定された略コの字形状のストライカ11を受け入れることが可能なU字形状の切欠き部(開口部)16、車両用ドアロック3がドア閉鎖状態の時にラチェット10の係合部14と係合する爪形状の第1係合部17、および半ドア状態の時にラチェット10の係合部14と係合する爪形状の第2係合部18等が設けられている。なお、アンラッチ用アクチュエータ4がアンラッチ状態となると、ストライカ11とラッチ12との噛み合いは解放される。
【0019】
そして、ラチェット10およびラッチ12には、それぞれを初期作動位置(初期回転位置)に戻すためのラチェットスプリング(リターンスプリング)19およびラッチスプリング(図示せず)が装着されている。ラチェットスプリング19は、一端がラチェット10の凸状の係止部19aに当接し、他端がドアロックハウジング13の凹状の係止部19bに当接した状態で保持されて、ラチェット10の係合部14をラッチ12と噛み合う方向に付勢している。また、車両用ドアロック3を収納するドアロックハウジング13には、後記するアクチュエータおよびリンク機構を共に収納するアクチュエータケース30が一体的に組み付けられている。
【0020】
車室外解放機構は、アウトサイドハンドル(車両用ドアロック3が解放しているアンラッチ状態の時にドア2を引っ張るだけのもの)20によって外部より見え難いドアアウタパネル面に設けられたアウタアンラッチスイッチ21を引いた時に作動するように設定されているか、アウトサイドハンドル20の裏側や横側等に配置されてアウトサイドハンドル20を引きながら手動操作できる位置に設けられたアウタアンラッチスイッチ21を有している。そのアウタアンラッチスイッチ21は、キーを使わずに車両用ドアロック3をアンラッチ状態にする指令信号を出力する外部操作スイッチである。
【0021】
なお、このアウタアンラッチスイッチ21とは別に、リモートコントロールエントリーシステム用のリモコンキー50があり、このリモコンキー50は、車室外よりダブルロック設定(状態)、ダブルロック解除(ニュートラル状態)にすることができ、例えばリモコンキー50としては、微弱電波、赤外線光を使ったり、リモートコントロール方式や、カードキー、タッチスイッチの組み合わせなどがある。
【0022】
車室内解放機構は、アンラッチ用アクチュエータ4を介して車両用ドアロック3をアンラッチ状態にすることが可能なインサイドハンドル(本発明の手動操作手段に相当する)22、このインサイドハンドル22に連携されたインサイドハンドルレバー23、およびドア2のドアトリムのアームレストの上端面に設けられたインナアンラッチスイッチ24を有している。
【0023】
インサイドハンドルレバー23は、このインサイドハンドルレバー23を介してインサイドハンドル22の操作力を受けてアンラッチ用アクチュエータ4のセクタギヤ7を作動させるダブルロックレバー9を有している。なお、インサイドハンドルレバー23およびダブルロックレバー9は、本発明の操作レバーに相当するものである。
【0024】
インサイドハンドルレバー23は、支軸23aを中心にして回動可能にアクチュエータケース30に支持されている。インサイドハンドルレバー23の一端部には、インサイドハンドル22に連結するワイヤーケーブルまたは連結ロッド等の連結部材25が固定される丸孔部26が形成されている。また、インサイドハンドルレバー23の他端部には、アンラッチ用アクチュエータ4に係合する係合片27が形成されている。
【0025】
なお、インサイドハンドル22の代わりに、インサイドハンドルレバー23を直接操作する構造でも良い。
ここで、インナアンラッチスイッチ24は、車両乗員が直接手動操作(プッシュ)することによってアンラッチ用アクチュエータ4を作動させて車両用ドアロック3をアンラッチ状態にする指令信号を出力する内部操作スイッチである。
【0026】
ダブルロックレバー9は、アクチュエータケース30内において支軸9aを回動中心として回動可能に設けられている。このダブルロックレバー9の一端部には、インサイドハンドルレバー23の係合片27が係合する突起片41が設けられている。また、ダブルロックレバー9の他端部には、ニュートラル状態またはアンラッチ状態の時に、セクタギヤ7の裏面に形成された突起部37に係合する係合片42が設けられている。
【0027】
アンラッチ用アクチュエータ4は、車両用ドアロック3の噛み合い状態およびリンク機構の動作状態をダブルロック設定(本発明の施錠状態であるダブルロック状態)、ダブルロック解除(本発明の解錠状態であるニュートラル状態)、アンラッチ状態に電気的に切り替えるものである。このアンラッチ用アクチュエータ4は、ECU5に電気的に接続されたモータ制御回路(図6参照)にて通電制御される1個のアンラッチ用モータ6、このアンラッチ用モータ6の回転速度を減速するセクタギヤ7を含む歯車減速機構によって構成されている。
【0028】
そして、樹脂製のアクチュエータケース30には、上記のアンラッチ用モータ6、このアンラッチ用モータ6の回転出力を受ける扇形状のセクタギヤ7、このセクタギヤ7の回動変位をラチェット10の腕状部15に伝達するリンクレバー8、および上記のダブルロックレバー9等が内蔵されている。
【0029】
アクチュエータケース30には、アンラッチ用モータ6とモータ制御回路とを電気的に接続するためのコネクタ部31が一体成形されている。アンラッチ用モータ6は、正逆回転可能な駆動源である。このアンラッチ用モータ6の出力軸には、円筒形状のピニオンギヤ32が係脱自在に係止されている。そのピニオンギヤ32は、アクチュエータケース30内において支軸を中心に回動可能に設けられた円形状の中間大径ギヤ33と噛み合うように配設されている。そして、中間大径ギヤ33には、セクタギヤ7と噛み合う中間小径ギヤ34が一体成形されている。
【0030】
セクタギヤ7は、本発明の出力伝達部材に相当するもので、アクチュエータケース30内において扇の要を回動中心にして回動可能に設けられている。すなわち、セクタギヤ7は、施錠位置(ダブルロック位置)とアンラッチ位置との間で支軸7aを中心にして回動可能に設けられている。
【0031】
なお、セクタギヤ7は、中立位置(解錠位置、ニュートラル位置)から左回転するとダブルロック位置に到達し、ニュートラル位置から右回転するとアンラッチ位置に到達する。このセクタギヤ7の上端面(図3において図示表面)には、円弧形状の取付溝35が設けられている。
【0032】
その取付溝35内には、セクタギヤ7をアンラッチ位置からニュートラル位置に戻す方向に付勢するリターンスプリング36が装着されている。なお、ピニオンギヤ32、中間大径ギヤ33、中間小径ギヤ34およびセクタギヤ7によって、アンラッチ用アクチュエータ4の歯車減速機構が構成される。
【0033】
リターンスプリング36は、セクタギヤ7がニュートラル位置にある時に、その両端部がアクチュエータケース30の裏面に形成された突起部(図示せず)とそれぞれ対面するように設けられている。なお、セクタギヤ7の下端面(図3において図示裏面)には、ダブルロック状態を除く作動状態の時に、ダブルロックレバー9に設けられた係合片(本発明の係合部に相当する)42が係合する円柱形状の突起部(本発明の被係合部に相当する)37が一体成形されている。
【0034】
ここで、本実施例では、セクタギヤ7に一体的に設けられた突起部37とダブルロックレバー9に一体的に設けられた係合片42とから本発明のクラッチ手段が構成される。そして、アンラッチ用アクチュエータ4のクラッチ手段は、ニュートラル状態の時に、係合片42が突起部37に係合可能であり、係合した場合、セクタギヤ7に連携するリンクレバー8を回転可能となるように構成されている。
【0035】
このとき、インサイドハンドル22を車両乗員が手動操作すると、アンラッチ用モータ6に通電することなく、車両用ドアロック3およびアンラッチ用アクチュエータ4がアンラッチ状態となるようにアンラッチ用アクチュエータ4を作動(回動変位)させることができる。
【0036】
また、ダブルロック状態の時には、係合片42が突起部37より解放されて、セクタギヤ7に連携するリンクレバー8の回転が阻止されている。このとき、インサイドハンドル22を車両乗員が手動操作しても、係合片42が突起部37を空振りすることにより、セクタギヤ7に連携するリンクレバー8が回転せず、車両用ドアロック3およびアンラッチ用アクチュエータ4がアンラッチ状態とならない。なお、セクタギヤ7およびダブルロックレバー9によって本発明のアンラッチ操作手段および施解錠操作手段が構成される。
【0037】
リンクレバー8は、アクチュエータケース30内において支軸8aを中心に回動可能に配されて、ラチェット10を介してラチェットスプリング19によって初期回転位置(ニュートラル状態の位置)に戻されるように構成される出力レバーである。このリンクレバー8は、一端部にセクタギヤ7の外壁面に係合する係合片38を設け、他端部に係合片38に対して逆方向に突出する係合片39を設けている。
【0038】
その係合片38は、セクタギヤ7がアンラッチ方向に回転する時にはセクタギヤ7に押される。係合片39は、ニュートラル状態またはアンラッチ状態の時に、ラチェット10の腕状部15に係合することで、アンラッチ用モータ6の回転出力を車両用ドアロック3に伝達する。
【0039】
ここで、アクチュエータケース30に内蔵された1個のアンラッチ用モータ6を通電制御するモータ制御回路45は、図6(a)に示したように、コネクタ部31内にインサート成形された第1外部接続端子M1と第2、第3外部接続端子M2、M3との間に、アクチュエータケース30に内蔵されたマイクロスイッチ(ニュートラルスイッチ)43、上記のアンラッチ用モータ6、およびこのアンラッチ用モータ6を焼損から保護することが可能なPTCサーミスタ44等を直列接続するように構成されている。
【0040】
これらのうちマイクロスイッチ43は、アンラッチ用アクチュエータ4のニュートラル状態を検出する中立位置検出手段で、具体的にはセクタギヤ7またはダブルロックレバー9がニュートラル位置にある時に図6(a)に示した図示破線位置に設定され、アンラッチ位置またはダブルロック位置にある時に図6(a)に示した図示実線位置に設定されるニュートラルスイッチ(タッチスイッチ)である。
【0041】
なお、ECU5は、CPU、ROM、RAM、I/Oポートなどの機能から構成されているマイクロコンピュータで、それ自体は周知のものである。このECU5には、アウタアンラッチスイッチ21およびインナアンラッチスイッチ24の他に、車両の車速が所定値以上に達したらダブルロック信号を出力するスイッチ手段等が電気的に接続されている。
【0042】
そして、ECU5は、図6(b)の作動説明図に示したように、各第1〜第3外部接続端子M1〜M3の通電状態(図中において+はON、−はOFFを表す)を変更することによって、モータ制御回路45を流れる電流の向きを変えてアンラッチ用モータ6の回転方向を切り替えることができる。すなわち、アンラッチ用アクチュエータ4の作動状態をアンラッチ状態、ダブルロック状態、ダブルロック解除およびニュートラル状態に切り替えることができる。
【0043】
〔実施例の作用〕
次に、本実施例の車両用ドアロック操作装置1の作用を図1ないし図14に基づいて簡単に説明する。ここで、図7(a)はアンラッチ用アクチュエータ4の作動パターンを示した図で、図7(b)はアンラッチ用アクチュエータ4の作動パターンを示したタイミングチャートである。なお、図7(a)中の※は、リターンスプリング36で自動的に戻ることを表す。
【0044】
(イ)アンラッチ用モータ6によるニュートラル状態からアンラッチ状態への動作状態切替時
【0045】
図8(a)に示したように、アンラッチ用アクチュエータ4がニュートラル状態の時に、図7(b)に示したT1 時刻となり、車両乗員がアウタアンラッチスイッチ21またはインナアンラッチスイッチ24をプッシュ(アンラッチ状態への切替信号を出力)すると、図6(b)および図7(b)に示したように、ECU5が第1外部接続端子M1をOFFし、第2、第3外部接続端子M2、M3をONする。
【0046】
すると、アンラッチ用アクチュエータ4のアンラッチ用モータ6は、ピニオンギヤ32、中間大径ギヤ33および中間小径ギヤ34を介して、セクタギヤ7を右回転させる。これにより、アンラッチ用アクチュエータ4は、図8(b)に示したアンラッチ状態となり(図1の作動パターンa)、ラチェット10の係合部14とラッチ12の第1係合部17との係合が解放され、ラッチ12が図示しないラッチスプリング(付勢部材)の付勢力により回転し、ラッチ12の切欠き部16とストライカ11との係合が解放される。
【0047】
すなわち、セクタギヤ7の右回転によりリンクレバー8が左回転してラチェット10をラチェットスプリング19の付勢力に抗して動かし、ラッチ12とストライカ11との噛み合い状態が解放され、ドア2を車室外からアウトサイドハンドル20で引っ張ったり、ドア2を車室内から押したりすればドア2を開けることができる。
【0048】
ここで、アンラッチ用アクチュエータ4に内蔵されたアンラッチ用モータ6の回転出力によってセクタギヤ7が右回転すると、セクタギヤ7の取付溝35内のリターンスプリング36は、アクチュエータケース30の裏面に固定された突起部により押し縮められて撓むことにより、弾性力を蓄えることになる。また、ラチェットスプリング19も、ラチェット10の凸状の係止部19aにより押し縮められて撓むことにより、弾性力を蓄えることになる。
【0049】
(ロ)アンラッチ用モータ6によるアンラッチ状態からニュートラル状態への動作状態切替時
【0050】
図9(a)に示したように、アンラッチ用アクチュエータ4がアンラッチ状態となってから0.2秒間〜0.3秒間が経過して図7(b)に示したT2 時刻となると、図6(b)および図7(b)に示したように、ECU5が第1〜第3外部接続端子M1〜M3を全てOFFする。なお、アンラッチしたことを検知するセンサを用いてOFFしても良い。
【0051】
すると、アンラッチ用モータ6の回転出力でアンラッチ状態となっていたセクタギヤ7は、リターンスプリング36の弾性力によって左回転し、ラチェット10およびリンクレバー8は、ラチェットスプリング19の弾性力によって右回転して、図9(b)に示したニュートラル状態(初期回転位置)に戻される(図1の作動パターンb)。
【0052】
(ハ)手動操作によるニュートラル状態からアンラッチ状態への動作状態切替時
【0053】
図10(a)に示したニュートラル状態では、インサイドハンドルレバー23、ダブルロックレバー9、セクタギヤ7およびリンクレバー8が全て連携状態となっている。このため、車両乗員がインサイドハンドル22を手動操作する(引く)と、ダブルロックレバー9の係合片42がセクタギヤ7の突起部37を押してセクタギヤ7を右回転させる。
【0054】
これにより、アンラッチ用モータ6に通電することなく、アンラッチ用アクチュエータ4は図10(b)に示したアンラッチ状態となり(図1の作動パターンc)、ラチェット10の係合部14とラッチ12の第1係合部17との係合が解放され、ラッチ12がラッチスプリングの付勢力により回転し、ラッチ12の切欠き部16とストライカ11との係合が解放される。
【0055】
すなわち、セクタギヤ7の右回転によりリンクレバー8が左回転してラチェット10を動かし、ラッチ12とストライカ11との噛み合い状態を解放できるので、車室内からドア2を開けることができる。
【0056】
ここで、車両乗員がインサイドハンドル22を引いてセクタギヤ7が右回転させた場合も、リターンスプリング36が突起部により押し縮められて撓むことにより、リターンスプリング36に弾性力が蓄えられる。また、ラチェットスプリング19も、ラチェット10の凸状の係止部19aにより押し縮められて撓むことにより、弾性力を蓄えることになる。
【0057】
(ニ)手動操作によるアンラッチ状態からニュートラル状態への動作状態切替時
【0058】
車両乗員がインサイドハンドル22を引いて、図11(a)に示したアンラッチ状態となったアンラッチ用アクチュエータ4をニュートラル状態に戻すには、リターンスプリング36の弾性力によってセクタギヤ7を左回転させ、ラチェットスプリング19の弾性力によってラチェット10およびリンクレバー8を右回転させることにより、図11(b)に示したニュートラル状態に戻る(図1の作動パターンd)。
【0059】
(ホ)リモコンキー50によるニュートラル状態からダブルロック設定(状態)への動作状態切替時
【0060】
図12(a)に示したように、アンラッチ用アクチュエータ4がニュートラル状態の時に、図7(b)に示したT3 時刻となり、リモコンキー50の操作により、図6(b)および図7(b)に示したように、ECU5が第1外部接続端子M1をONし、第2、第3外部接続端子M2、M3をOFFする。
【0061】
すると、アンラッチ用アクチュエータ4のアンラッチ用モータ6は、ピニオンギヤ32、中間大径ギヤ33および中間小径ギヤ34を介して、セクタギヤ7を左回転させる。これにより、図12(b)に示したように、ダブルロックレバー9(の係合片42)の回動軌跡(軌道上)からセクタギヤ7の突起部37が外れるため、アンラッチ用アクチュエータ4の動作状態がダブルロック状態となる(図1の作動パターンe)。
【0062】
(ヘ)手動操作したときのダブルロック状態から非アンラッチ状態への動作状態切替時
【0063】
図13(a)に示したダブルロック状態では、ダブルロックレバー9とセクタギヤ7との連携状態が解放されている。このため、車両乗員がアウトサイドハンドル20またはインサイドハンドル22を引いても、ダブルロックレバー9の係合片42がセクタギヤ7の突起部37を空振りするので、セクタギヤ7を右回転させることができない。
【0064】
これにより、アンラッチ用アクチュエータ4のリンクレバー8も回転しないので、図13(b)に示した非アンラッチ状態となり(図1の作動パターンf)、車両用ドアロック3の噛み合い状態が解放されず、車両用ドアロック3の施錠(ロック)状態が維持される。
【0065】
(ト)アンラッチ用モータ6によるダブルロック状態からダブルロック解除(ニュートラル状態)への動作状態切替時
【0066】
図14(a)に示したように、アンラッチ用アクチュエータ4がダブルロック状態の時に、図7(b)に示したT4 時刻となり、リモコンキー50の操作により、図6(b)および図7(b)に示したように、ECU5が第2外部接続端子M2をONし、第1、第3外部接続端子M1、M3をOFFする。
【0067】
すると、アンラッチ用アクチュエータ4のアンラッチ用モータ6は、ピニオンギヤ32、中間大径ギヤ33および中間小径ギヤ34を介して、セクタギヤ7を右回転させる。これにより、図14(b)に示したように、ダブルロックレバー9(の係合片42)の回動軌跡(軌道上)にセクタギヤ7の突起部37が戻されるため、アンラッチ用アクチュエータ4の動作状態がニュートラル状態となる(図1の作動パターンg)。
【0068】
ここで、アンラッチ用モータ6の回転出力によってセクタギヤ7が右回転してニュートラル位置まで戻されると、マイクロスイッチ43が図6(a)において図示実線位置から図示破線位置に切り替えられる。これにより、ダブルロック解除への切替信号を入力した当初は、第2外部接続端子M2からアンラッチ用モータ6を通って第1外部接続端子M1に流れていたが、マイクロスイッチ43の切替によってアンラッチ用モータ6への通電が停止される。
【0069】
したがって、セクタギヤ7を右回転させるためのアンラッチ用モータ6への通電がニュートラル状態となっても更に継続されることによるアンラッチ用アクチュエータ4および車両用ドアロック3のアンラッチ状態への移行を阻止できる。
【0070】
〔実施例の効果〕
以上のように、正逆転可能なアンラッチ用モータ6を有する1個のアンラッチ用アクチュエータ4によって、車両用ドアロック3の噛み合い状態をアンラッチ状態に変更するアンラッチ操作を行うアンラッチ操作手段、およびニュートラル状態とダブルロック状態とに変更する施解錠操作を行う施解錠操作手段を構成することで、車両用ドアロック操作装置1全体の部品点数を削減することができる。
【0071】
その上、アンラッチ用アクチュエータ4のセクタギヤ7と車両用ドアロック3のラチェット10とを駆動連結してアンラッチ操作を行うためのリンク部品を、車両用ドアロック3のラチェット10を直接動かす1個のリンクレバー8のみによって構成することにより、従来の技術のようなオープンレバーが不要となり、車両用ドアロック3へのアンラッチ用モータ6の回転出力およびインサイドハンドル22(インサイドハンドルレバー23)の操作力の伝達効率を向上することができ、さらにアンラッチ操作を行うためのアンラッチ用リンク部品のリンク数を削減することができる。
【0072】
また、セクタギヤ7およびリンクレバー8を介してインサイドハンドルレバー23と車両用ドアロック3のラチェット10とを駆動連結して施解錠操作を行うためのリンク部品を、ダブルロックレバー9に一体成形された係合片42、およびセクタギヤ7に一体成形された突起部37によって構成することにより、従来の技術のような施解錠レバーおよび係合部(ピン)単体が不要となり、施解錠操作を行うための施解錠用リンク部品のリンク数を大幅に削減することができる。
【0073】
また、ラチェット10の係合部14をラッチ12と噛み合う方向に付勢するラチェットスプリング19によってリンク機構のリンクレバー8を初期回転位置に戻すようにすることにより、リンクレバー8を初期回転位置に戻すためのリンクレバー専用のリターンスプリングが不要となる。これにより、リンク部品の部品点数を削減することができる。
【0074】
さらに、ドアロックハウジング13に、アンラッチ用アクチュエータ4およびリンクレバー8を共に収納するアクチュエータケース30を一体的に組み付けることにより、車両用ドアロック3のラチェット10とリンクレバー8との距離が近くなり、小型のリンクレバー8によってラッチ12とストライカ11との噛み合いを直接解除することができるようになる。これにより、車両用ドアロック3とアンラッチ用アクチュエータ4とを一体化することができるので、大幅に小型化することができる。
【0075】
また、アンラッチ用アクチュエータ4のセクタギヤ7と車両用ドアロック3のラチェット10とを駆動連結してアンラッチ操作を行うためのリンク部品がリンクレバー8のみで構成されている。これにより、リンクレバー8が動作するために大きなスペースを必要とせず、車両用ドアロック操作装置1の縦寸法または横寸法(幅寸法)を小さくできるので、車両用ドアロック操作装置1を大幅に小型化することができる。
【0076】
さらに、セクタギヤ7およびリンクレバー8を介してインサイドハンドルレバー23と車両用ドアロック3のラチェット10とを駆動連結して施解錠操作を行うためのリンク部品を、ダブルロックレバー9に一体成形された係合片42、およびセクタギヤ7に一体成形された突起部37のみによって構成されている。これにより、そのリンク部品が動作するために大きなスペースを必要とせず、更に車両用ドアロック操作装置1を大幅に小型化することができる。
【0077】
したがって、車両用ドアロック操作装置1の部品点数を削減することができ、ドアロック操作装置自体の小型、軽量化を図ることができ、且つコストダウンを図ることができる。なお、本実施例の車両用ドアロック操作装置1は、アンラッチ用モータ6の回転出力によってアンラッチ用アクチュエータ4の作動状態をダブルロック状態に切り替えることができるので、盗難防止にも効果がある。
【0078】
〔変形例〕
本実施例では、本発明を、乗用車等の車両に装備されたフロントドアを閉鎖状態に保つ車両用ドアロック3を駆動操作または手動操作する車両用ドアロック操作装置1に適用したが、本発明を、乗用車や商用車等の小型車両または鉄道車両、バスやトラック等の大型車両に装備されたフロントドア、リヤドア、バックドア等の各ドアの車両用ドアロック3を駆動操作または手動操作する車両用ドアロック操作装置1に適用しても良い。
【0079】
また、本発明を、車両だけでなく、住宅や店舗等の建築物に設置されたドアのドアロックを駆動操作または手動操作する建築物用ドアロック操作装置に適用しても良い。
【0080】
本実施例では、出力伝達部材をセクタギヤ7等の歯車減速機構によって構成したが、出力伝達部材をモータの出力軸または減速機構の出力軸によって構成しても良い。
本実施例では、操作レバーをインサイドハンドルレバー(内部操作レバー)23およびダブルロックレバー9によって構成したが、操作レバーを1つの操作レバーによって構成しても良い。
【0081】
本実施例では、クラッチ手段を、セクタギヤ7に一体成形された突起部(被係合部)37とダブルロックレバー9に一体成形された係合片(係合部)42とで構成したが、クラッチ手段を、その他の構造(例えば凸部と凸部、凹部と凸部、凸部と凹部)で構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ドアロック操作装置の作動パターンを示した説明図である(実施例)。
【図2】車両用ドアロック操作装置の外部構造を示した斜視図である(実施例)。
【図3】車両用ドアロック操作装置の内部構造を示した斜視図である(実施例)。
【図4】車両用ドアロックの内部構造を示した平面図である(実施例)。
【図5】車両用ドアロック操作装置のフロントドアへの装着位置を示した透視図である(実施例)。
【図6】(a)はモータ制御回路を示した回路図で、(b)はアンラッチ用アクチュエータの各作動パターンを示した作動説明図である(実施例)。
【図7】(a)はアンラッチ用アクチュエータの作動パターンを示した作動説明図で、(b)はアンラッチ用アクチュエータの作動パターンを示したタイミングチャートである(実施例)。
【図8】(a)、(b)はアンラッチ用モータによるニュートラル状態からアンラッチ状態への切り替えを示した作動説明図である。
【図9】(a)、(b)はアンラッチ用モータによるアンラッチ状態からニュートラル状態への切り替えを示した作動説明図である。
【図10】(a)、(b)は手動操作によるニュートラル状態からアンラッチ状態への切り替えを示した作動説明図である。
【図11】(a)、(b)は手動操作によるアンラッチ状態からニュートラル状態への切り替えを示した作動説明図である。
【図12】(a)、(b)はリモコンキーによるニュートラル状態からダブルロック状態への切り替えを示した作動説明図である。
【図13】(a)、(b)は手動操作したときのダブルロック状態から非アンラッチ状態への切り替えを示した作動説明図である。
【図14】(a)、(b)はアンラッチ用モータによるダブルロック状態からニュートラル状態への切り替えを示した作動説明図である。
【符号の説明】
1 車両用ドアロック操作装置
2 フロントドア
3 車両用ドアロック
4 アンラッチ用アクチュエータ
5 ドアロック制御装置(ECU)
6 アンラッチ用モータ
7 セクタギヤ(出力伝達部材)
8 リンクレバー
9 ダブルロックレバー(操作レバー)
10 ラチェット
11 ストライカ
12 ラッチ
22 インサイドハンドル
23 インサイドハンドルレバー(操作レバー)
37 突起部(クラッチ手段、被係合部)
42 係合片(クラッチ手段、係合部)
M1 第1外部接続端子
M2 第2外部接続端子
M3 第3外部接続端子

Claims (5)

  1. (a)ストライカと噛み合うことでドアを閉鎖状態に保つドアロックと、
    (b)車両の車室内または車室外から前記ドアロックの噛み合いを解除させるための操作レバーと、
    (c)正逆回転可能なモータ、および前記操作レバーの操作力または前記モータの回転出力を受ける出力伝達部材を有し、
    前記ドアロックの噛み合い状態を、前記ドアロックの噛み合いを解除するアンラッチ状態に変更するためのアンラッチ操作を行うアンラッチ操作手段、
    および前記操作レバーを操作すると前記ドアロックの噛み合いを解除させることが可能な解錠状態と前記操作レバーを操作しても前記ドアロックの噛み合い状態を維持することが可能な施錠状態とに変更するための施解錠操作を行う施解錠操作手段
    を構成する1個のアクチュエータと、
    (d)このアクチュエータの出力伝達部材に連結され、且つ前記ドアロックに連結され、
    前記出力伝達部材に連動して動くことで、前記ドアロックの噛み合いを直接解除する1個のリンクレバーと
    を備えたドアロック操作装置。
  2. 請求項1に記載のドアロック操作装置において、
    前記出力伝達部材および前記操作レバーは、前記出力伝達部材と前記操作レバーとを係脱自在に連結するクラッチ手段を有し、
    このクラッチ手段は、前記出力伝達部材に一体的に設けられた被係合部、および前記操作レバーに一体的に設けられて、前記被係合部に係脱自在に係合する係合部を有し、
    前記解錠状態の時には、前記操作レバーを操作して、前記係合部が前記被係合部に係合することで前記出力伝達部材が回転するように構成され、前記施錠状態の時には、前記操作レバーを操作しても、前記係合部が前記被係合部を空振りすることで前記出力伝達部材が回転しないように構成されていることを特徴とするドアロック操作装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のドアロック操作装置において、
    前記ドアロックは、前記リンクレバーによって直接動かされてアンラッチ方向に回転するラチェット、およびこのラチェットの回転に応じて前記ストライカとの噛み合い状態を変更するラッチを有することを特徴とするドアロック操作装置。
  4. 請求項3に記載のドアロック操作装置において、
    前記リンクレバーは、前記ラチェットを前記ラッチと噛み合う方向に付勢するラチェットスプリングによって初期回転位置に戻されるように構成されたことを特徴とするドアロック操作装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載のドアロック操作装置において、
    前記ラチェットおよび前記ラッチを収納するドアロックハウジングには、前記アクチュエータおよび前記リンクレバーを共に収納するアクチュエータケースが一体的に組み付けられていることを特徴とするドアロック操作装置。
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