JP2000345752A - ドアロック操作装置 - Google Patents

ドアロック操作装置

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JP2000345752A
JP2000345752A JP16031799A JP16031799A JP2000345752A JP 2000345752 A JP2000345752 A JP 2000345752A JP 16031799 A JP16031799 A JP 16031799A JP 16031799 A JP16031799 A JP 16031799A JP 2000345752 A JP2000345752 A JP 2000345752A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個のリンクレバー8で車両用ドアロック3
の噛み合いを解除することで、アンラッチ用モータ6の
回転出力またはインサイドハンドルレバー23の操作力
の伝達効率を向上し、且つリンク部品の部品点数を削減
する。 【解決手段】 アンラッチ用モータ6の回転出力によっ
て車両用ドアロック3をアンラッチ状態に切り替えるア
ンラッチ用アクチュエータ4と車両用ドアロック3とを
駆動連結するリンク部品を1個のリンクレバー8のみに
よって構成することで、リンクレバー8によってラッチ
12を直接解除できるようにした。また、ダブルロック
レバー9に一体成形された突起片42とセクタギヤ7に
一体成形された突起部37とで、ニュートラル状態とダ
ブルロック状態とを切り替えるクラッチ手段を構成する
ことで、車両用ドアロック操作装置1のリンク部品のリ
ンク数を大幅に削減できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラッチとストライ
カとの噛み合いを解除するアンラッチ操作と施解錠操作
とを1個のアンラッチ用アクチュエータで行うことが可
能なドアロック操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開昭62−197583号
公報においては、1個のアクチュエータの出力軸を正逆
転方向に回動させることで、操作レバーとオープンレバ
ーとの連動状態を遮断する施錠操作と、操作レバーとオ
ープンレバーとを連動させる解錠操作と、ドアロックの
ラッチの噛み合い解除(アンラッチ)操作とを行うこと
が可能な車両用ドアロック操作装置が記載されている。
【0003】その車両用ドアロック操作装置は、ラッチ
とストライカの噛み合いによりドアを閉鎖状態に保つド
アロックと、正逆転可能なモータおよび減速機構にて構
成されたアクチュエータと、このアクチュエータの出力
軸の外周に固着された駆動レバーと、一端側が駆動レバ
ーに連結し、他端側がロッドを介してドアロックのラッ
チに連結したオープンレバーと、アウトサイドハンドル
とオープンレバーとを係脱自在に連結するリンク機構と
を備えた車両用ドアロック操作装置が記載されている。
【0004】そのオープンレバーは、アクチュエータの
駆動レバーが中立位置から所定の方向に回転するのに連
動して回動することで、ドアロックのラッチの噛み合い
を解除(アンラッチ)するように構成されている。そし
て、リンク機構は、ロッドを介してアウトサイドハンド
ルに連結されて、長孔を有する操作レバーと、駆動レバ
ーを介してオープンレバーに連結されて、長孔を有する
施解錠レバーと、操作レバーの長孔と施解錠レバーの長
孔とに係合して操作レバーと施解錠レバーとを連動させ
る係合部(ピン)とから構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の車両
用ドアロック操作装置においては、モータの作動によっ
て施解錠操作を行う施解錠操作手段として、駆動レバ
ー、施解錠レバーおよび係合部(ピン)が必要となり、
モータの作動によってアンラッチ操作を行うアンラッチ
操作手段として、駆動レバーおよびオープンレバーが必
要となる。それによって、アンラッチ操作および施解錠
操作を行うためのリンク機構の部品点数が多くなり、伝
達効率を悪くすると共に、製品コストを上昇させるとい
う問題が生じている。
【0006】また、車両用ドアロック操作装置のリンク
機構の部品点数が多いため、それらの部品が動作するた
めに大きなスペースを必要とする。それによって、ドア
ロック操作装置の縦寸法または横寸法(幅寸法)が大き
くなるので、ドアロック操作装置全体の体格(サイズ)
が大きなものとなるという問題が生じている。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、1個のアクチュエータ
でドアロックのアンラッチ操作および施解錠操作を行う
ことが可能なドアロック操作装置において、1個のリン
クレバーでドアロックの噛み合いを直接解除すること
で、モータの回転出力または操作レバーの操作力の伝達
効率を向上することのできるドアロック操作装置を提供
することにある。また、アクチュエータの出力伝達部材
とドアロックとを駆動連結するリンク部品の部品点数を
削減することで、製品コストを低減することのできるド
アロック操作装置を提供することにある。さらに、リン
ク機構の部品点数を削減することで、大幅に小型化を図
ることのできるドアロック操作装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、正逆転可能なモータを有する1個のアクチュエ
ータを作動させることで、ドアロックの噛み合い状態
を、ドアロックの噛み合いを解除するアンラッチ状態に
変更するためのアンラッチ操作が行われる。あるいは、
操作レバーを操作するとドアロックの噛み合いを解除さ
せることが可能な解錠状態と操作レバーを操作してもド
アロックの噛み合い状態を維持することが可能な施錠状
態とを変更するための施解錠操作が行われる。
【0009】そして、アクチュエータの出力伝達部材と
ドアロックとを駆動連結するリンク部品を、施解錠操作
手段を構成する1個のアクチュエータの出力伝達部材に
連動して動くことで、ドアロックの噛み合いを直接解除
するリンクレバーによって構成することにより、ドアロ
ックへのモータの回転出力または操作レバーの操作力の
伝達効率を向上することができる。さらに、リンク部品
の部品点数を削減することができるので、ドアロック操
作装置の製品コストを減少することができる。さらに、
リンク部品がリンクレバーのみで構成されているため、
リンクレバーが動作するために大きなスペースを必要と
せず、ドアロック操作装置の縦寸法または横寸法(幅寸
法)を小さくできるので、ドアロック操作装置を大幅に
小型化することができる。
【0010】請求項2および請求項3に記載の発明によ
れば、アクチュエータの動作状態が解錠状態に変更され
た場合には、操作レバーを手動操作すると、操作レバー
に一体的に設けられた係合部が出力伝達部材に一体的に
設けられた被係合部に係合することで、出力伝達部材が
回転可能となる。これにより、操作レバーの動きに応じ
てリンクレバーを動かしてドアロックのラチェットを回
転させてラッチとストライカとの噛み合い状態を変更す
ることで、ドアロックの噛み合い状態を変更することが
でき、ドアロックがアンラッチ状態(解放している状
態)となり、ドアを開けることができる。
【0011】また、アクチュエータの動作状態が施錠状
態に変更された場合には、操作レバーを手動操作して
も、係合部が被係合部を空振りすることで、出力伝達部
材が回転しない。これにより、リンクレバーが動かず、
ラッチとストライカとの噛み合い状態を変更することが
できず、ドアロックの噛み合い状態を維持することがで
き、ドアを閉鎖状態に保持することができる。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、ラチェッ
トをラッチと噛み合う方向に付勢するラチェットスプリ
ングによってリンクレバーを初期回転位置に戻すように
することにより、リンクレバーを初期回転位置に戻すた
めのリンクレバー専用のリターンスプリングが不要とな
る。これにより、アクチュエータの出力伝達部材とドア
ロックとを駆動連結するリンク部品の部品点数を更に削
減することができる。
【0013】請求項5に記載の発明によれば、ドアロッ
クハウジングに、アクチュエータおよびリンクレバーを
共に収納するアクチュエータケースを一体的に組み付け
ることにより、ドアロックのラチェットとリンクレバー
との距離が近くなり、小型のリンクレバーによってラッ
チとストライカとの噛み合いを直接解除することができ
るようになる。これにより、ドアロックとアクチュエー
タとを一体化することができるので、大幅に小型化する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】〔実施例の構成〕発明の実施の形
態を実施例に基づき図面を参照して説明する。ここで、
図1は車両用ドアロック操作装置の作動パターンを示し
た図で、図2は車両用ドアロック操作装置の外部構造を
示した図で、図3は車両用ドアロック操作装置の内部構
造を示した図である。
【0015】本実施例の車両用ドアロック操作装置1
は、乗用車等の車両に装備されたフロントドア(以下ド
アと略す)2を閉鎖状態に保つ車両用ドアロック3と、
車室外から車両用ドアロック3を解放するための車室外
解放機構と、車室内から車両用ドアロック3を解放する
ための車室内解放機構と、1個のアンラッチ用モータ6
および歯車減速機構によって構成されるアンラッチ用ア
クチュエータ4と、このアンラッチ用アクチュエータ4
を制御するドアロック制御装置(以下ECUと呼ぶ)5
と、アンラッチ用アクチュエータ4のセクタギヤ7に連
携するリンクレバー8とを備える。
【0016】次に、本実施例の車両用ドアロック3を図
2ないし図5に基づいて説明する。ここで、図4は車両
用ドアロックの内部構造を示した図で、図5は車両用ド
アロック操作装置のフロントドアへの装着位置を示した
図である。
【0017】車両用ドアロック3は、アンラッチ用アク
チュエータ4の回転出力を受けるラチェット10、およ
びこのラチェット10の回転に応じてストライカ11と
の係合状態(噛み合い状態)を変更するラッチ12等か
ら構成されている。ラチェット10は、ドアロックハウ
ジング13の規制壁13a、13b間において支軸10
aを中心として回動可能に設けられている。このラチェ
ット10には、ラッチ12と係合する爪形状の係合部1
4、およびモータの回転出力を受ける腕状部15等が設
けられている。
【0018】ラッチ12は、ドアロックハウジング13
の凹み部13c内において支軸12aを中心として回動
可能に設けられている。このラッチ12には、車両のド
ア受け部に固定された略コの字形状のストライカ11を
受け入れることが可能なU字形状の切欠き部(開口部)
16、車両用ドアロック3がドア閉鎖状態の時にラチェ
ット10の係合部14と係合する爪形状の第1係合部1
7、および半ドア状態の時にラチェット10の係合部1
4と係合する爪形状の第2係合部18等が設けられてい
る。なお、アンラッチ用アクチュエータ4がアンラッチ
状態となると、ストライカ11とラッチ12との噛み合
いは解放される。
【0019】そして、ラチェット10およびラッチ12
には、それぞれを初期作動位置(初期回転位置)に戻す
ためのラチェットスプリング(リターンスプリング)1
9およびラッチスプリング(図示せず)が装着されてい
る。ラチェットスプリング19は、一端がラチェット1
0の凸状の係止部19aに当接し、他端がドアロックハ
ウジング13の凹状の係止部19bに当接した状態で保
持されて、ラチェット10の係合部14をラッチ12と
噛み合う方向に付勢している。また、車両用ドアロック
3を収納するドアロックハウジング13には、後記する
アクチュエータおよびリンク機構を共に収納するアクチ
ュエータケース30が一体的に組み付けられている。
【0020】車室外解放機構は、アウトサイドハンドル
(車両用ドアロック3が解放しているアンラッチ状態の
時にドア2を引っ張るだけのもの)20によって外部よ
り見え難いドアアウタパネル面に設けられたアウタアン
ラッチスイッチ21を引いた時に作動するように設定さ
れているか、アウトサイドハンドル20の裏側や横側等
に配置されてアウトサイドハンドル20を引きながら手
動操作できる位置に設けられたアウタアンラッチスイッ
チ21を有している。そのアウタアンラッチスイッチ2
1は、キーを使わずに車両用ドアロック3をアンラッチ
状態にする指令信号を出力する外部操作スイッチであ
る。
【0021】なお、このアウタアンラッチスイッチ21
とは別に、リモートコントロールエントリーシステム用
のリモコンキー50があり、このリモコンキー50は、
車室外よりダブルロック設定(状態)、ダブルロック解
除(ニュートラル状態)にすることができ、例えばリモ
コンキー50としては、微弱電波、赤外線光を使った
り、リモートコントロール方式や、カードキー、タッチ
スイッチの組み合わせなどがある。
【0022】車室内解放機構は、アンラッチ用アクチュ
エータ4を介して車両用ドアロック3をアンラッチ状態
にすることが可能なインサイドハンドル(本発明の手動
操作手段に相当する)22、このインサイドハンドル2
2に連携されたインサイドハンドルレバー23、および
ドア2のドアトリムのアームレストの上端面に設けられ
たインナアンラッチスイッチ24を有している。
【0023】インサイドハンドルレバー23は、このイ
ンサイドハンドルレバー23を介してインサイドハンド
ル22の操作力を受けてアンラッチ用アクチュエータ4
のセクタギヤ7を作動させるダブルロックレバー9を有
している。なお、インサイドハンドルレバー23および
ダブルロックレバー9は、本発明の操作レバーに相当す
るものである。
【0024】インサイドハンドルレバー23は、支軸2
3aを中心にして回動可能にアクチュエータケース30
に支持されている。インサイドハンドルレバー23の一
端部には、インサイドハンドル22に連結するワイヤー
ケーブルまたは連結ロッド等の連結部材25が固定され
る丸孔部26が形成されている。また、インサイドハン
ドルレバー23の他端部には、アンラッチ用アクチュエ
ータ4に係合する係合片27が形成されている。
【0025】なお、インサイドハンドル22の代わり
に、インサイドハンドルレバー23を直接操作する構造
でも良い。ここで、インナアンラッチスイッチ24は、
車両乗員が直接手動操作(プッシュ)することによって
アンラッチ用アクチュエータ4を作動させて車両用ドア
ロック3をアンラッチ状態にする指令信号を出力する内
部操作スイッチである。
【0026】ダブルロックレバー9は、アクチュエータ
ケース30内において支軸9aを回動中心として回動可
能に設けられている。このダブルロックレバー9の一端
部には、インサイドハンドルレバー23の係合片27が
係合する突起片41が設けられている。また、ダブルロ
ックレバー9の他端部には、ニュートラル状態またはア
ンラッチ状態の時に、セクタギヤ7の裏面に形成された
突起部37に係合する係合片42が設けられている。
【0027】アンラッチ用アクチュエータ4は、車両用
ドアロック3の噛み合い状態およびリンク機構の動作状
態をダブルロック設定(本発明の施錠状態であるダブル
ロック状態)、ダブルロック解除(本発明の解錠状態で
あるニュートラル状態)、アンラッチ状態に電気的に切
り替えるものである。このアンラッチ用アクチュエータ
4は、ECU5に電気的に接続されたモータ制御回路
(図6参照)にて通電制御される1個のアンラッチ用モ
ータ6、このアンラッチ用モータ6の回転速度を減速す
るセクタギヤ7を含む歯車減速機構によって構成されて
いる。
【0028】そして、樹脂製のアクチュエータケース3
0には、上記のアンラッチ用モータ6、このアンラッチ
用モータ6の回転出力を受ける扇形状のセクタギヤ7、
このセクタギヤ7の回動変位をラチェット10の腕状部
15に伝達するリンクレバー8、および上記のダブルロ
ックレバー9等が内蔵されている。
【0029】アクチュエータケース30には、アンラッ
チ用モータ6とモータ制御回路とを電気的に接続するた
めのコネクタ部31が一体成形されている。アンラッチ
用モータ6は、正逆回転可能な駆動源である。このアン
ラッチ用モータ6の出力軸には、円筒形状のピニオンギ
ヤ32が係脱自在に係止されている。そのピニオンギヤ
32は、アクチュエータケース30内において支軸を中
心に回動可能に設けられた円形状の中間大径ギヤ33と
噛み合うように配設されている。そして、中間大径ギヤ
33には、セクタギヤ7と噛み合う中間小径ギヤ34が
一体成形されている。
【0030】セクタギヤ7は、本発明の出力伝達部材に
相当するもので、アクチュエータケース30内において
扇の要を回動中心にして回動可能に設けられている。す
なわち、セクタギヤ7は、施錠位置(ダブルロック位
置)とアンラッチ位置との間で支軸7aを中心にして回
動可能に設けられている。
【0031】なお、セクタギヤ7は、中立位置(解錠位
置、ニュートラル位置)から左回転するとダブルロック
位置に到達し、ニュートラル位置から右回転するとアン
ラッチ位置に到達する。このセクタギヤ7の上端面(図
3において図示表面)には、円弧形状の取付溝35が設
けられている。
【0032】その取付溝35内には、セクタギヤ7をア
ンラッチ位置からニュートラル位置に戻す方向に付勢す
るリターンスプリング36が装着されている。なお、ピ
ニオンギヤ32、中間大径ギヤ33、中間小径ギヤ34
およびセクタギヤ7によって、アンラッチ用アクチュエ
ータ4の歯車減速機構が構成される。
【0033】リターンスプリング36は、セクタギヤ7
がニュートラル位置にある時に、その両端部がアクチュ
エータケース30の裏面に形成された突起部(図示せ
ず)とそれぞれ対面するように設けられている。なお、
セクタギヤ7の下端面(図3において図示裏面)には、
ダブルロック状態を除く作動状態の時に、ダブルロック
レバー9に設けられた係合片(本発明の係合部に相当す
る)42が係合する円柱形状の突起部(本発明の被係合
部に相当する)37が一体成形されている。
【0034】ここで、本実施例では、セクタギヤ7に一
体的に設けられた突起部37とダブルロックレバー9に
一体的に設けられた係合片42とから本発明のクラッチ
手段が構成される。そして、アンラッチ用アクチュエー
タ4のクラッチ手段は、ニュートラル状態の時に、係合
片42が突起部37に係合可能であり、係合した場合、
セクタギヤ7に連携するリンクレバー8を回転可能とな
るように構成されている。
【0035】このとき、インサイドハンドル22を車両
乗員が手動操作すると、アンラッチ用モータ6に通電す
ることなく、車両用ドアロック3およびアンラッチ用ア
クチュエータ4がアンラッチ状態となるようにアンラッ
チ用アクチュエータ4を作動(回動変位)させることが
できる。
【0036】また、ダブルロック状態の時には、係合片
42が突起部37より解放されて、セクタギヤ7に連携
するリンクレバー8の回転が阻止されている。このと
き、インサイドハンドル22を車両乗員が手動操作して
も、係合片42が突起部37を空振りすることにより、
セクタギヤ7に連携するリンクレバー8が回転せず、車
両用ドアロック3およびアンラッチ用アクチュエータ4
がアンラッチ状態とならない。なお、セクタギヤ7およ
びダブルロックレバー9によって本発明のアンラッチ操
作手段および施解錠操作手段が構成される。
【0037】リンクレバー8は、アクチュエータケース
30内において支軸8aを中心に回動可能に配されて、
ラチェット10を介してラチェットスプリング19によ
って初期回転位置(ニュートラル状態の位置)に戻され
るように構成される出力レバーである。このリンクレバ
ー8は、一端部にセクタギヤ7の外壁面に係合する係合
片38を設け、他端部に係合片38に対して逆方向に突
出する係合片39を設けている。
【0038】その係合片38は、セクタギヤ7がアンラ
ッチ方向に回転する時にはセクタギヤ7に押される。係
合片39は、ニュートラル状態またはアンラッチ状態の
時に、ラチェット10の腕状部15に係合することで、
アンラッチ用モータ6の回転出力を車両用ドアロック3
に伝達する。
【0039】ここで、アクチュエータケース30に内蔵
された1個のアンラッチ用モータ6を通電制御するモー
タ制御回路45は、図6(a)に示したように、コネク
タ部31内にインサート成形された第1外部接続端子M
1と第2、第3外部接続端子M2、M3との間に、アク
チュエータケース30に内蔵されたマイクロスイッチ
(ニュートラルスイッチ)43、上記のアンラッチ用モ
ータ6、およびこのアンラッチ用モータ6を焼損から保
護することが可能なPTCサーミスタ44等を直列接続
するように構成されている。
【0040】これらのうちマイクロスイッチ43は、ア
ンラッチ用アクチュエータ4のニュートラル状態を検出
する中立位置検出手段で、具体的にはセクタギヤ7また
はダブルロックレバー9がニュートラル位置にある時に
図6(a)に示した図示破線位置に設定され、アンラッ
チ位置またはダブルロック位置にある時に図6(a)に
示した図示実線位置に設定されるニュートラルスイッチ
(タッチスイッチ)である。
【0041】なお、ECU5は、CPU、ROM、RA
M、I/Oポートなどの機能から構成されているマイク
ロコンピュータで、それ自体は周知のものである。この
ECU5には、アウタアンラッチスイッチ21およびイ
ンナアンラッチスイッチ24の他に、車両の車速が所定
値以上に達したらダブルロック信号を出力するスイッチ
手段等が電気的に接続されている。
【0042】そして、ECU5は、図6(b)の作動説
明図に示したように、各第1〜第3外部接続端子M1〜
M3の通電状態(図中において+はON、−はOFFを
表す)を変更することによって、モータ制御回路45を
流れる電流の向きを変えてアンラッチ用モータ6の回転
方向を切り替えることができる。すなわち、アンラッチ
用アクチュエータ4の作動状態をアンラッチ状態、ダブ
ルロック状態、ダブルロック解除およびニュートラル状
態に切り替えることができる。
【0043】〔実施例の作用〕次に、本実施例の車両用
ドアロック操作装置1の作用を図1ないし図14に基づ
いて簡単に説明する。ここで、図7(a)はアンラッチ
用アクチュエータ4の作動パターンを示した図で、図7
(b)はアンラッチ用アクチュエータ4の作動パターン
を示したタイミングチャートである。なお、図7(a)
中の※は、リターンスプリング36で自動的に戻ること
を表す。
【0044】(イ)アンラッチ用モータ6によるニュー
トラル状態からアンラッチ状態への動作状態切替時
【0045】図8(a)に示したように、アンラッチ用
アクチュエータ4がニュートラル状態の時に、図7
(b)に示したT1 時刻となり、車両乗員がアウタアン
ラッチスイッチ21またはインナアンラッチスイッチ2
4をプッシュ(アンラッチ状態への切替信号を出力)す
ると、図6(b)および図7(b)に示したように、E
CU5が第1外部接続端子M1をOFFし、第2、第3
外部接続端子M2、M3をONする。
【0046】すると、アンラッチ用アクチュエータ4の
アンラッチ用モータ6は、ピニオンギヤ32、中間大径
ギヤ33および中間小径ギヤ34を介して、セクタギヤ
7を右回転させる。これにより、アンラッチ用アクチュ
エータ4は、図8(b)に示したアンラッチ状態となり
(図1の作動パターンa)、ラチェット10の係合部1
4とラッチ12の第1係合部17との係合が解放され、
ラッチ12が図示しないラッチスプリング(付勢部材)
の付勢力により回転し、ラッチ12の切欠き部16とス
トライカ11との係合が解放される。
【0047】すなわち、セクタギヤ7の右回転によりリ
ンクレバー8が左回転してラチェット10をラチェット
スプリング19の付勢力に抗して動かし、ラッチ12と
ストライカ11との噛み合い状態が解放され、ドア2を
車室外からアウトサイドハンドル20で引っ張ったり、
ドア2を車室内から押したりすればドア2を開けること
ができる。
【0048】ここで、アンラッチ用アクチュエータ4に
内蔵されたアンラッチ用モータ6の回転出力によってセ
クタギヤ7が右回転すると、セクタギヤ7の取付溝35
内のリターンスプリング36は、アクチュエータケース
30の裏面に固定された突起部により押し縮められて撓
むことにより、弾性力を蓄えることになる。また、ラチ
ェットスプリング19も、ラチェット10の凸状の係止
部19aにより押し縮められて撓むことにより、弾性力
を蓄えることになる。
【0049】(ロ)アンラッチ用モータ6によるアンラ
ッチ状態からニュートラル状態への動作状態切替時
【0050】図9(a)に示したように、アンラッチ用
アクチュエータ4がアンラッチ状態となってから0.2
秒間〜0.3秒間が経過して図7(b)に示したT2 時
刻となると、図6(b)および図7(b)に示したよう
に、ECU5が第1〜第3外部接続端子M1〜M3を全
てOFFする。なお、アンラッチしたことを検知するセ
ンサを用いてOFFしても良い。
【0051】すると、アンラッチ用モータ6の回転出力
でアンラッチ状態となっていたセクタギヤ7は、リター
ンスプリング36の弾性力によって左回転し、ラチェッ
ト10およびリンクレバー8は、ラチェットスプリング
19の弾性力によって右回転して、図9(b)に示した
ニュートラル状態(初期回転位置)に戻される(図1の
作動パターンb)。
【0052】(ハ)手動操作によるニュートラル状態か
らアンラッチ状態への動作状態切替時
【0053】図10(a)に示したニュートラル状態で
は、インサイドハンドルレバー23、ダブルロックレバ
ー9、セクタギヤ7およびリンクレバー8が全て連携状
態となっている。このため、車両乗員がインサイドハン
ドル22を手動操作する(引く)と、ダブルロックレバ
ー9の係合片42がセクタギヤ7の突起部37を押して
セクタギヤ7を右回転させる。
【0054】これにより、アンラッチ用モータ6に通電
することなく、アンラッチ用アクチュエータ4は図10
(b)に示したアンラッチ状態となり(図1の作動パタ
ーンc)、ラチェット10の係合部14とラッチ12の
第1係合部17との係合が解放され、ラッチ12がラッ
チスプリングの付勢力により回転し、ラッチ12の切欠
き部16とストライカ11との係合が解放される。
【0055】すなわち、セクタギヤ7の右回転によりリ
ンクレバー8が左回転してラチェット10を動かし、ラ
ッチ12とストライカ11との噛み合い状態を解放でき
るので、車室内からドア2を開けることができる。
【0056】ここで、車両乗員がインサイドハンドル2
2を引いてセクタギヤ7が右回転させた場合も、リター
ンスプリング36が突起部により押し縮められて撓むこ
とにより、リターンスプリング36に弾性力が蓄えられ
る。また、ラチェットスプリング19も、ラチェット1
0の凸状の係止部19aにより押し縮められて撓むこと
により、弾性力を蓄えることになる。
【0057】(ニ)手動操作によるアンラッチ状態から
ニュートラル状態への動作状態切替時
【0058】車両乗員がインサイドハンドル22を引い
て、図11(a)に示したアンラッチ状態となったアン
ラッチ用アクチュエータ4をニュートラル状態に戻すに
は、リターンスプリング36の弾性力によってセクタギ
ヤ7を左回転させ、ラチェットスプリング19の弾性力
によってラチェット10およびリンクレバー8を右回転
させることにより、図11(b)に示したニュートラル
状態に戻る(図1の作動パターンd)。
【0059】(ホ)リモコンキー50によるニュートラ
ル状態からダブルロック設定(状態)への動作状態切替
【0060】図12(a)に示したように、アンラッチ
用アクチュエータ4がニュートラル状態の時に、図7
(b)に示したT3 時刻となり、リモコンキー50の操
作により、図6(b)および図7(b)に示したよう
に、ECU5が第1外部接続端子M1をONし、第2、
第3外部接続端子M2、M3をOFFする。
【0061】すると、アンラッチ用アクチュエータ4の
アンラッチ用モータ6は、ピニオンギヤ32、中間大径
ギヤ33および中間小径ギヤ34を介して、セクタギヤ
7を左回転させる。これにより、図12(b)に示した
ように、ダブルロックレバー9(の係合片42)の回動
軌跡(軌道上)からセクタギヤ7の突起部37が外れる
ため、アンラッチ用アクチュエータ4の動作状態がダブ
ルロック状態となる(図1の作動パターンe)。
【0062】(ヘ)手動操作したときのダブルロック状
態から非アンラッチ状態への動作状態切替時
【0063】図13(a)に示したダブルロック状態で
は、ダブルロックレバー9とセクタギヤ7との連携状態
が解放されている。このため、車両乗員がアウトサイド
ハンドル20またはインサイドハンドル22を引いて
も、ダブルロックレバー9の係合片42がセクタギヤ7
の突起部37を空振りするので、セクタギヤ7を右回転
させることができない。
【0064】これにより、アンラッチ用アクチュエータ
4のリンクレバー8も回転しないので、図13(b)に
示した非アンラッチ状態となり(図1の作動パターン
f)、車両用ドアロック3の噛み合い状態が解放され
ず、車両用ドアロック3の施錠(ロック)状態が維持さ
れる。
【0065】(ト)アンラッチ用モータ6によるダブル
ロック状態からダブルロック解除(ニュートラル状態)
への動作状態切替時
【0066】図14(a)に示したように、アンラッチ
用アクチュエータ4がダブルロック状態の時に、図7
(b)に示したT4 時刻となり、リモコンキー50の操
作により、図6(b)および図7(b)に示したよう
に、ECU5が第2外部接続端子M2をONし、第1、
第3外部接続端子M1、M3をOFFする。
【0067】すると、アンラッチ用アクチュエータ4の
アンラッチ用モータ6は、ピニオンギヤ32、中間大径
ギヤ33および中間小径ギヤ34を介して、セクタギヤ
7を右回転させる。これにより、図14(b)に示した
ように、ダブルロックレバー9(の係合片42)の回動
軌跡(軌道上)にセクタギヤ7の突起部37が戻される
ため、アンラッチ用アクチュエータ4の動作状態がニュ
ートラル状態となる(図1の作動パターンg)。
【0068】ここで、アンラッチ用モータ6の回転出力
によってセクタギヤ7が右回転してニュートラル位置ま
で戻されると、マイクロスイッチ43が図6(a)にお
いて図示実線位置から図示破線位置に切り替えられる。
これにより、ダブルロック解除への切替信号を入力した
当初は、第2外部接続端子M2からアンラッチ用モータ
6を通って第1外部接続端子M1に流れていたが、マイ
クロスイッチ43の切替によってアンラッチ用モータ6
への通電が停止される。
【0069】したがって、セクタギヤ7を右回転させる
ためのアンラッチ用モータ6への通電がニュートラル状
態となっても更に継続されることによるアンラッチ用ア
クチュエータ4および車両用ドアロック3のアンラッチ
状態への移行を阻止できる。
【0070】〔実施例の効果〕以上のように、正逆転可
能なアンラッチ用モータ6を有する1個のアンラッチ用
アクチュエータ4によって、車両用ドアロック3の噛み
合い状態をアンラッチ状態に変更するアンラッチ操作を
行うアンラッチ操作手段、およびニュートラル状態とダ
ブルロック状態とに変更する施解錠操作を行う施解錠操
作手段を構成することで、車両用ドアロック操作装置1
全体の部品点数を削減することができる。
【0071】その上、アンラッチ用アクチュエータ4の
セクタギヤ7と車両用ドアロック3のラチェット10と
を駆動連結してアンラッチ操作を行うためのリンク部品
を、車両用ドアロック3のラチェット10を直接動かす
1個のリンクレバー8のみによって構成することによ
り、従来の技術のようなオープンレバーが不要となり、
車両用ドアロック3へのアンラッチ用モータ6の回転出
力およびインサイドハンドル22(インサイドハンドル
レバー23)の操作力の伝達効率を向上することがで
き、さらにアンラッチ操作を行うためのアンラッチ用リ
ンク部品のリンク数を削減することができる。
【0072】また、セクタギヤ7およびリンクレバー8
を介してインサイドハンドルレバー23と車両用ドアロ
ック3のラチェット10とを駆動連結して施解錠操作を
行うためのリンク部品を、ダブルロックレバー9に一体
成形された係合片42、およびセクタギヤ7に一体成形
された突起部37によって構成することにより、従来の
技術のような施解錠レバーおよび係合部(ピン)単体が
不要となり、施解錠操作を行うための施解錠用リンク部
品のリンク数を大幅に削減することができる。
【0073】また、ラチェット10の係合部14をラッ
チ12と噛み合う方向に付勢するラチェットスプリング
19によってリンク機構のリンクレバー8を初期回転位
置に戻すようにすることにより、リンクレバー8を初期
回転位置に戻すためのリンクレバー専用のリターンスプ
リングが不要となる。これにより、リンク部品の部品点
数を削減することができる。
【0074】さらに、ドアロックハウジング13に、ア
ンラッチ用アクチュエータ4およびリンクレバー8を共
に収納するアクチュエータケース30を一体的に組み付
けることにより、車両用ドアロック3のラチェット10
とリンクレバー8との距離が近くなり、小型のリンクレ
バー8によってラッチ12とストライカ11との噛み合
いを直接解除することができるようになる。これによ
り、車両用ドアロック3とアンラッチ用アクチュエータ
4とを一体化することができるので、大幅に小型化する
ことができる。
【0075】また、アンラッチ用アクチュエータ4のセ
クタギヤ7と車両用ドアロック3のラチェット10とを
駆動連結してアンラッチ操作を行うためのリンク部品が
リンクレバー8のみで構成されている。これにより、リ
ンクレバー8が動作するために大きなスペースを必要と
せず、車両用ドアロック操作装置1の縦寸法または横寸
法(幅寸法)を小さくできるので、車両用ドアロック操
作装置1を大幅に小型化することができる。
【0076】さらに、セクタギヤ7およびリンクレバー
8を介してインサイドハンドルレバー23と車両用ドア
ロック3のラチェット10とを駆動連結して施解錠操作
を行うためのリンク部品を、ダブルロックレバー9に一
体成形された係合片42、およびセクタギヤ7に一体成
形された突起部37のみによって構成されている。これ
により、そのリンク部品が動作するために大きなスペー
スを必要とせず、更に車両用ドアロック操作装置1を大
幅に小型化することができる。
【0077】したがって、車両用ドアロック操作装置1
の部品点数を削減することができ、ドアロック操作装置
自体の小型、軽量化を図ることができ、且つコストダウ
ンを図ることができる。なお、本実施例の車両用ドアロ
ック操作装置1は、アンラッチ用モータ6の回転出力に
よってアンラッチ用アクチュエータ4の作動状態をダブ
ルロック状態に切り替えることができるので、盗難防止
にも効果がある。
【0078】〔変形例〕本実施例では、本発明を、乗用
車等の車両に装備されたフロントドアを閉鎖状態に保つ
車両用ドアロック3を駆動操作または手動操作する車両
用ドアロック操作装置1に適用したが、本発明を、乗用
車や商用車等の小型車両または鉄道車両、バスやトラッ
ク等の大型車両に装備されたフロントドア、リヤドア、
バックドア等の各ドアの車両用ドアロック3を駆動操作
または手動操作する車両用ドアロック操作装置1に適用
しても良い。
【0079】また、本発明を、車両だけでなく、住宅や
店舗等の建築物に設置されたドアのドアロックを駆動操
作または手動操作する建築物用ドアロック操作装置に適
用しても良い。
【0080】本実施例では、出力伝達部材をセクタギヤ
7等の歯車減速機構によって構成したが、出力伝達部材
をモータの出力軸または減速機構の出力軸によって構成
しても良い。本実施例では、操作レバーをインサイドハ
ンドルレバー(内部操作レバー)23およびダブルロッ
クレバー9によって構成したが、操作レバーを1つの操
作レバーによって構成しても良い。
【0081】本実施例では、クラッチ手段を、セクタギ
ヤ7に一体成形された突起部(被係合部)37とダブル
ロックレバー9に一体成形された係合片(係合部)42
とで構成したが、クラッチ手段を、その他の構造(例え
ば凸部と凸部、凹部と凸部、凸部と凹部)で構成しても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ドアロック操作装置の作動パターンを示
した説明図である(実施例)。
【図2】車両用ドアロック操作装置の外部構造を示した
斜視図である(実施例)。
【図3】車両用ドアロック操作装置の内部構造を示した
斜視図である(実施例)。
【図4】車両用ドアロックの内部構造を示した平面図で
ある(実施例)。
【図5】車両用ドアロック操作装置のフロントドアへの
装着位置を示した透視図である(実施例)。
【図6】(a)はモータ制御回路を示した回路図で、
(b)はアンラッチ用アクチュエータの各作動パターン
を示した作動説明図である(実施例)。
【図7】(a)はアンラッチ用アクチュエータの作動パ
ターンを示した作動説明図で、(b)はアンラッチ用ア
クチュエータの作動パターンを示したタイミングチャー
トである(実施例)。
【図8】(a)、(b)はアンラッチ用モータによるニ
ュートラル状態からアンラッチ状態への切り替えを示し
た作動説明図である。
【図9】(a)、(b)はアンラッチ用モータによるア
ンラッチ状態からニュートラル状態への切り替えを示し
た作動説明図である。
【図10】(a)、(b)は手動操作によるニュートラ
ル状態からアンラッチ状態への切り替えを示した作動説
明図である。
【図11】(a)、(b)は手動操作によるアンラッチ
状態からニュートラル状態への切り替えを示した作動説
明図である。
【図12】(a)、(b)はリモコンキーによるニュー
トラル状態からダブルロック状態への切り替えを示した
作動説明図である。
【図13】(a)、(b)は手動操作したときのダブル
ロック状態から非アンラッチ状態への切り替えを示した
作動説明図である。
【図14】(a)、(b)はアンラッチ用モータによる
ダブルロック状態からニュートラル状態への切り替えを
示した作動説明図である。
【符号の説明】
1 車両用ドアロック操作装置 2 フロントドア 3 車両用ドアロック 4 アンラッチ用アクチュエータ 5 ドアロック制御装置(ECU) 6 アンラッチ用モータ 7 セクタギヤ(出力伝達部材) 8 リンクレバー 9 ダブルロックレバー(操作レバー) 10 ラチェット 11 ストライカ 12 ラッチ 22 インサイドハンドル 23 インサイドハンドルレバー(操作レバー) 37 突起部(クラッチ手段、被係合部) 42 係合片(クラッチ手段、係合部) M1 第1外部接続端子 M2 第2外部接続端子 M3 第3外部接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森元 英夫 神奈川県藤沢市桐原町2番地 シロキ工業 株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA21 HH01 JJ42 KK01 LL01 MM03 PP04 PP10 PP12 PP13 QQ04 QQ09 QQ10 RR12 RR34 RR44 SS08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ストライカと噛み合うことでドアを
    閉鎖状態に保つドアロックと、 (b)車両の車室内または車室外から前記ドアロックの
    噛み合いを解除させるための操作レバーと、 (c)正逆回転可能なモータ、および前記操作レバーの
    操作力または前記モータの回転出力を受ける出力伝達部
    材を有し、 前記ドアロックの噛み合い状態を、前記ドアロックの噛
    み合いを解除するアンラッチ状態に変更するためのアン
    ラッチ操作を行うアンラッチ操作手段、 および前記操作レバーを操作すると前記ドアロックの噛
    み合いを解除させることが可能な解錠状態と前記操作レ
    バーを操作しても前記ドアロックの噛み合い状態を維持
    することが可能な施錠状態とに変更するための施解錠操
    作を行う施解錠操作手段を構成する1個のアクチュエー
    タと、 (d)このアクチュエータの出力伝達部材に連結され、
    且つ前記ドアロックに連結され、 前記出力伝達部材に連動して動くことで、前記ドアロッ
    クの噛み合いを直接解除する1個のリンクレバーとを備
    えたドアロック操作装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のドアロック操作装置にお
    いて、 前記出力伝達部材および前記操作レバーは、前記出力伝
    達部材と前記操作レバーとを係脱自在に連結するクラッ
    チ手段を有し、 このクラッチ手段は、前記出力伝達部材に一体的に設け
    られた被係合部、および前記操作レバーに一体的に設け
    られて、前記被係合部に係脱自在に係合する係合部を有
    し、 前記解錠状態の時には、前記操作レバーを操作して、前
    記係合部が前記被係合部に係合することで前記出力伝達
    部材が回転するように構成され、前記施錠状態の時に
    は、前記操作レバーを操作しても、前記係合部が前記被
    係合部を空振りすることで前記出力伝達部材が回転しな
    いように構成されていることを特徴とするドアロック操
    作装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のドアロッ
    ク操作装置において、 前記ドアロックは、前記リンクレバーによって直接動か
    されてアンラッチ方向に回転するラチェット、およびこ
    のラチェットの回転に応じて前記ストライカとの噛み合
    い状態を変更するラッチを有することを特徴とするドア
    ロック操作装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のドアロック操作装置にお
    いて、 前記リンクレバーは、前記ラチェットを前記ラッチと噛
    み合う方向に付勢するラチェットスプリングによって初
    期回転位置に戻されるように構成されたことを特徴とす
    るドアロック操作装置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4に記載のドアロッ
    ク操作装置において、 前記ラチェットおよび前記ラッチを収納するドアロック
    ハウジングには、前記アクチュエータおよび前記リンク
    レバーを共に収納するアクチュエータケースが一体的に
    組み付けられていることを特徴とするドアロック操作装
    置。
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