JPH0549797B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車のドアロツクを電気的に制御
操作することができる自動車用ドアロツク制御装
置に関する。

〔従来技術〕

従来の自動車用ドアロツク制御装置は、第１図
に示す如く、ドアＡの車外側に設けられる開扉用
アウトサイドハンドルＢ、施解錠用キーシリンダ
Ｃ、同じく車内側に設けられる開扉用インサイド
ハンドルＤ、施解錠用ロツクノブＥ、並びに、ド
アＡの遊端側端面に設けられるドアロツク本体Ｆ
等の各制御機構要素を、ロツドＧ等の連結部材を
もつて、所要に連結してなる。

また、前記制御機構要素Ａ〜Ｆが組み込まれた
ドアＡを他の場所、例えば運転席より、ドアロツ
ク本体Ｆの施解錠を制御するには、電気的に作動
するアクチユエータＨを、ドアロツク本体Ｆの施
解錠レバーに連結し、電気的に遠隔操作してい
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような従来のドアロツク制御装置におい
て、ドアＡにおける各制御機構要素は、操作に便
利な取付位置を予め定めて、その間をロツドＧ等
の連結部材で連結するため、ロツドＧの長さ寸
法、折曲形状等に高度の精度が要求されるととも
に、各ロツドＧの少なくとも、一端には、作用長
の微調整手段が必要となる。

さらに、従来のドアロツク装置においては、施
解錠操作状況に応じて複雑な運動を行なう連鎖機
構をもつて、保安上必要とされる状況に適応する
連動タイミングを得ているために、上述のような
ロツド連結部が多数あつて、ドアＡへの組付性が
悪くなり、結果的には、組付性等を考慮した上
で、各制御機構要素のレイアウトを行なうことに
なり、操作に便利な適正位置が望めなくなる欠点
がある。

また、各連結ロツドＧは、それぞれが連動して
複数のものが同時に作動するため、ドアＡ内で騒
音を発生し、かつ、遠隔操作においては、アクチ
ユエータＨの急激な作動によつて、特に大きな騒
音を発生する欠点がある。

このアクチユエータＨも、施錠位置、解錠位置
の両方に駆動力を発生させ、しかも、両方の作動
停止位置で、無電力で安定に静止することが要求
されるため、モータ、クラツチ等を用いた構造の
複雑で高価なものが要求されるという欠点があ
る。

以上のことは、ドアA1枚についてであり、多
数のドアを備える自動車においては、部品点数を
増大して、組み立て工数の増大、製造時間の増大
等を誘引し、結果的には価格増大に至る。

〔発明の目的〕

本発明は、ドアロツクの操作を電気的スイツチ
によつて全て行い、かつ、そのドアロツクの保安
に係る複雑な連鎖機構のタイミングを、電気的に
制御することにより、操作性の向上、デザイン自
由度の向上、美的外観の向上、構成の簡素化、組
付性の向上等を、安全性を損うことなく可能と
し、もつて、上述の欠点を解消した自動車用ドア
ロツク制御装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上述の事柄に鑑みなされたもので、自
動車の車体側またはドア側のいずれか一方に設け
られ且つ他方に設けられるストライカと係脱可能
なドアロツクと、該ドアロツクのポールと一体的
に回動するオープンレバーに連結され、該ポール
を該ラツチから離脱させるロツク解除用アクチユ
エータと、ドアの車内外に設けられ、適時ドアを
開扉するとき操作することにより、ラツチとポー
ルの係合を離脱させるようにロツク解除用アクチ
ユエータを作動可能にするためのロツク解除用操
作スイツチと、ドアを施錠又は解錠するとき操作
する施錠、解錠用スイツチを備えた自動車用ドア
ロツク制御装置において、前記施錠、解錠用スイ
ツチの操作に応じて施錠状態又は解錠状態のいず
れかを、電気信号の出力状態に対応させて、施錠
状態又は解錠状態を記憶する施解錠記憶回路と、
該記憶回路の出力信号によつて、前記ロツク解除
用操作スイツチの操作信号を有効又は無効のいず
れかに選択するアンドゲート回路と、該アンドゲ
ート回路によつてロツク解除操作スイツチの操作
信号を有効とするとき前記アンドゲート回路の出
力信号に応じて前記アクチユエータを駆動するア
クチユエータ駆動回路と、ドアの車内側に設けら
れ、かつオープンレバーに連結されて、前記ポー
ルをラツチから離脱位置に作動可能な非常操作ハ
ンドルを備えてなることを特徴として、上記課題
は、解決される。

〔実施例〕

第２図乃至第６図は本発明の具体的一実施例を
示すものである。

第２図並びに第３図は、本発明に係る制御要素
のレイアウト状況を示すもので、１は、車外のド
アー開扉操作部で、ドア引手の裏面にはドアロツ
クの第１のロツク解除用操作スイツチＳ−Ｄ１が
設けられている。

２は、車内のドア開扉操作部で、その裏面に
は、第２のロツク解除用操作スイツチＳ−Ｄ２が
設けられている。

３は、ドアの車内側に設けられた車内からの施
解錠操作部で、施錠用操作スイツチＳ−Ｌ１並び
に解施用操作スイツチＳ−Ｌ２が並べて設けられ
ている。

４は、前部ドアの車外側に設けられた車外から
の施解錠操作部で、キースイツチに具備された接
点を施錠、解錠用接点Ｓ−Ｋ１，Ｓ−Ｋ２として
用いている。

５は、ロツク解除用のソレノイドのアクチユエ
ータ６を備え、自動車の車体の適所に設けられた
ストライカ７と係脱可能なドアロツク本体であ
る。

ドアロツク本体５は、第４図に示す如く、スト
ライカ７と噛合するラツチ８と、該ラツチ８と係
合するポール９を備えている。

ポール９は、枢軸１０を介してオープンレバー
１１と一体に回転し、オープンレバー１１は、捩
りばね１２をもつて、図面上反時計周りに示され
る、ポール９の係合方向に、常時付勢されてい
る。

オープンレバー１１は、ドアロツク本体５の下
部適所に固設したアクチユエータ６のプランジヤ
ー１３に連結されている。

アクチユエータ６の作動時はプランジヤー１３
を吸引させて、オープンレバー１１と一体に回転
するポール９を、ラツチ解除方向に回転する。

ポール９がラツチ解除方向に、回転すると、ポ
ール９とラツチ８との係合が解除され、もつて、
アクチユエータ６の作動は、ドアロツク本体５と
ストライカ７とのロツクを解除し、ドアを開扉す
ることができる。

本発明の実施例におけるドアロツク本体５に
は、非常用の手動ロツク解除手段１４を設けて安
全性を保つようにしてある。

例えば、ドアロツク本体５には、車内側のイン
ナーパネル１５と対向する側枠板１６に、上下に
平行して水平をなす突片１７，１７を設けて、そ
の突片１７，１７に、水平に回転する手動操作ハ
ンドル１８の上下枢支片１９，１９を軸２６をも
つて枢着してある。

ハンドル１８の手掛片２１は、インナーパネル
１５に設けた凹部２２に埋込まれるようにし、か
つ、上方の枢支片１９には捩りばね２３を掛け
て、第５図時計周りに付勢してある。

下方の枢支片１９からは、レバー片２４が延出
され、そのレバー片２４の先端は、オープンレバ
ー１１の適所に、連結ロツド２５を介して連結し
てある。

このハンドル１８を第５図矢印方向へ回転させ
ると、連結ロツド２５が引かれてオープンレバー
１１をラツチ解除方向へ回転し、ドアロツク本体
５のロツクを解除する。

ハンドル１８は非常時のみ使用するもので、通
常使用しない。そのため、安全のためにカバー２
６を設けておくとよい。

なお、オープンレバー１１における、アクチユ
エータ６のプランジヤー１３と手動操作ハンドル
１８に連結する連結ロツド２５の両連結部は、各
作動時の相互干渉を防ぐため、弧状の長孔１１
ａ，１１ｂとなしてある。

この実施例にあつては、ドアロツク本体５をド
ア側、ストライカ７を車体側にそれぞれ設けてい
るが、ドアロツク本体５を車体側、ストライカ７
をドア側に設けても良い。この場合は、ハンドル
１８は車体側に設けられる。

第６図は、電気的制御の一例を示すものであ
る。

施錠用操作スイツチＳ−Ｌ１は、セツト・リセ
ツト型のフリツプ・フロツプ回路３０をリセツト
状態に制御し、解錠用操作スイツチＳ−Ｌ２は同
フリツプ・フロツプ回路３０をセツト状態に制御
する。

フリツプ・フロツプ回路３０は、施錠、解錠用
操作スイツチＳ−Ｌ１，Ｓ−Ｌ２のいずれか一方
による、施錠又は解錠を指定する最後の操作を記
憶する記憶手段である。

このフリツプ・フロツプ回路３０の記憶内容
は、車外のロツク解除操作スイツチＳ−Ｄ１並び
に車内のロツク解除操作スイツチＳ−Ｄ２の操作
を有効又は無効のいずれかにするアンドゲート回
路３１を制御する。

アンドゲート回路３１は、例えば、アナログ・
ゲート回路、論理ゲート回路、リレー接点、等を
もつて構成され、また、第７図に示すようにセツ
ト・リセツト型のフリツプ・フロツプ回路であつ
てもよい。いずれも、フリツプ・フロツプ回路３
０の記憶内容に応じた出力Ｑによつて、ロツク解
除操作スイツチＳ−Ｄ１，Ｓ−Ｄ２の操作信号
を、通過又は有効としたり、阻止又は無視したり
する。

アンドゲート回路３１は、フリツプ・フロツプ
回路３０がセツト状態にある解錠時において、前
記スイツチＳ−Ｄ１，Ｓ−Ｄ２の操作信号を通過
又は有効とし、その出力をもつて、後段のセツ
ト・リセツト型フリツプ・フロツプ回路３２をセ
ツト状態にする。

このセツト状態のフリツプ・フロツプ回路３２
の出力Ｑは、アクチユエータ駆動回路３３を介
し、アクチユエータ６を作動して、ドアロツク本
体５のロツクを解除して、ドアを開くことができ
る。

ロツクが解除され、ストライカ７がラツチ８か
ら離脱してドアが開扉されると、その開扉状態を
適宜検出するドア開検出スイツチSwが閉じて、
フリツプ・フロツプ回路３２をリセツトする。

しかし、駆動回路３３がアクチユエータ６を作
動するように動作しているのにもかかわらず、何
らかの理由、例えばドアが異物を噛んで開かない
等によつて、ドア開検出スイツチSwを、閉じな
いときは、アクチユエータ６を損傷することがあ
るので、アクチユエータ６には、その作動時間に
一定限度を設けてある。

この時限動作は、フリツプ・フロツプ回路３２
の出力を、遅延回路３４を介してリセツト入力へ
帰還するようにした、モノステブルマルチバイブ
レータ回路構成によつて得ている。

また、フリツプ・フロツプ回路３０がリセツト
状態にある施錠時においては、前記スイツチＳ−
Ｄ１，Ｓ−Ｄ２の操作信号はアンドゲート回路３
１により阻止又は無視されてアクチユエータ６を
作動させることができず、ドアを開けることが出
来ない。

フリツプ・フロツプ回路３５は、必要に応じて
付加的に増設される他の制御要素、例えばチヤイ
ルドプルーフ施錠、解錠用操作スイツチＳ−Ｃ
１，Ｓ−Ｃ２の施錠、解錠記憶手段である。

このフリツプ・フロツプ回路３５の記憶内容
は、他の前記同様のアンドゲート回路３６によつ
て、車内側のロツク解除操作スイツチＳ−Ｄ２に
ついてのみ、その操作の有効又は無効を選択的に
制御する。

なお、ワイヤードオアをもつて図示されるオア
ゲート３７，３８は、実用回路構成では、半導体
ICによるオアゲート回路が望ましく、かつアン
ドゲート回路３１，３６も半導体IC回路とする
ことが好ましい。

上述制御回路の電源は自動車のバツテリから直
接供給され、運転席のスタート用メインスイツチ
によつて電源が遮断されないようになつている。

しかし、以下に説明する施錠、解錠表示用の電
源はメインスイツチを介して供給する方が、無駄
な電力の消費を防止できる。

フリツプ・フロツプ回路３０，３５の記憶状態
は、その出力Ｑ又はＱのいずれにより、発光ダイ
オード等表示手段を点灯させて表示することがで
きる。

この施解錠表示用発光ダイオード等の表示個所
は、運転席のパネル面でも、スイツチ内でも、そ
の両方であつてもよい。

また、発光ダイオード等は、メインスイツチの
投入後、及び施錠又は解錠状態に移つた後等、ド
アの施解錠状態に注意を向けるように、所要の一
定時間は点滅表示すると、安全性を高める効果が
ある。

（変形例） 第７図は、第６図のアンドゲート回路３１を省
略し、フリツプ・フロツプ回路３２をアンドゲー
ト回路３１と同様の論理積を行うアンドゲート回
路３１ａとして利用する一例を示す。

施解錠の記憶手段であるフリツプ・フロツプ回路
３０の出力は、フリツプ・フロツプ回路３２のリ
セツト入力へ、他の入力とオアゲート３８′の構
成をもつて入力する。

このようにしたとき、フリツプ・フロツプ回路
３０の記憶内容が、施錠状態であるとき、フリツ
プ・フロツプ回路３２は、フリツプ・フロツプ回
路３０の出力により、常にリセツト状態に保持さ
れる。

そのため、適時に操作されるロツク解除操作ス
イツチＳ−Ｄ１，Ｓ−Ｄ２の操作信号がフリツ
プ・フロツプ回路３２のセツト入力へ入力して
も、その入力は、無視されて、セツト状態に移る
ことはない。

また、フリツプ・フロツプ回路３０が解錠状態
を記憶しているときは、そのフリツプ・フロツプ
回路３０の出力は、オアゲート３８′によつて、
無視され、これにより、フリツプ・フロツプ回路
３２は、第６図の場合と全く同様に作動する。上
記第６図、第７図の実施例は、後部ドアのもので
あるが、前部ドアにおいては、施解錠操作部４に
おけるキースイツチの施錠用接点Ｓ−Ｋ１、解錠
用接点Ｓ−Ｋ２を、それと対応する施錠用操作ス
イツチＳ−Ｌ１、解錠用操作スイツチＳ−Ｌ２に
置き代えるとよい。

〔発明の効果〕

本発明は、次のような効果を奏することができ
る。

(イ) 施解又は解錠状態が電気的に記憶されるた
め、施錠又は解錠いずれかの状態に至らしめる
操作が、スイツチ等からの電気信号により簡単
に行なえるから、機械的連結ロツドが不要とな
る。

(ロ) 連結ロツドを使用しないから、作動時の機械
的騒音の発生、並びに走行中の振動による騒音
発生の可能性等が全く除去される。

(ハ) アクチユエータが、ドアロツクのポールと一
体的に回動するオープンレバーに連結され、こ
のアクチユエータが動作するときは、ポールを
ラツチから離脱させるドアロツクを解除すると
きのみであるため、アクチユエータ駆動回路
は、ロツク解除操作スイツチの操作を有効とす
るときのみにアクチユエータを単一方向へ駆動
するように働かせればよく、ためにアンドゲー
ト回路のような単純な回路により、記憶回路の
出力信号と、ロツク解除操作スイツチの操作信
号との論理積で動作を選択できるから、アクチ
ユエータの制御回路が簡単となる。

(ニ) アクチユエータは、１方向作動であるから簡
単なアクチユエータと簡単な駆動回路でよい。

(ホ) 記憶回路の記憶は、電気的に小電力で行なわ
れるから、施錠、解錠用スイツチに小型の小電
力のものが使用できる。

(ヘ) 記憶回路の施錠、解錠状態は、容易に表示す
ることが出来る。

(ト) アクチユエータを、ドアロツクのポールと一
体的に回動するオープンレーバーに連結し、こ
のアクチユエータが動作したときに、ポールを
ラツチから離脱させてドアロツクを解除するす
るようにしてあると、ロツク解除（ドア開）
は、アクチユエータの動作のみによつて行いう
ることになるため、非常操作ハンドルが設けら
れている。しかし、本発明では、アクチユエー
タの動作が不能になつても、ドアの車内側に設
けられ、かつオープンレバーに連結されて、前
記ポールをラツチから離脱位置に作動可能な非
常操作ハンドルが設けられているから、ドアロ
ツク本体側にドア開を行なわせるアクチユエー
タが連係していても安全なのである。

(チ) 操作ノブ等の操作機構を操作スイツチに、ロ
ツドやレバー等の連結機構を電気配線に置代え
られるから、ドアロツク制御装置の構成が簡素
化されるとともに、ドアへの組付性、美的デザ
イン、レイアウト等の自由性が高まる。

(リ) 電気制御化されるから、ドアの開扉操作、施
解錠操作の操作性が向上し、しかも、遠隔操作
を容易とし、それにより運転席からの各ドアへ
の遠隔施解錠操作並びに緊急時の各ドア一括開
扉操作等を容易に行え、安全性の向上が計られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のドアロツク制御機構を示すドア
の斜視図、第２図は、本発明に係る制御要素の自
動車におけるレイアウト状況を示す自動車の斜視
図、第３図は、第２図の後部ドア１枚の制御要素
のレイアウト状況を示す斜視図、第４図は、第３
図Ｘ−Ｘ線矢視のドアロツク本体正面図、第５図
は、第４図Ｙ−Ｙ線横断面図、第６図は、本発明
に係る電気制御回路の一実施例を示すブロツク
図、第７図は、第６図の電気制御回路の１部を変
更した他の実施例を示すブロツク図である。 １，２……ドア開扉操作部、３，４……施解錠
操作部、５……ドアロツク本体、６……アクチユ
エータ、７……ストライカ、１１……オープンレ
バー、１６……手動ロツク解除手段、３０，３
２，３５……フリツプ・フロツプ回路、３１，３
１ａ，３６……アンドゲート回路、３３……アク
チユエータ駆動回路、３４……遅延回路、３７，
３８……ワイヤードオアゲート、Ｓ−Ｄ１，Ｓ−
Ｄ２……ロツク解除操作スイツチ、Ｓ−Ｌ１，Ｓ
−Ｃ１……施錠用操作スイツチ、Ｓ−Ｌ２，Ｓ−
Ｃ２……解錠用操作スイツチ、Ｓ−Ｋ１……施錠
用接点、Ｓ−Ｋ２……解錠用接点、Sw……ドア
開検知スイツチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 自動車の車体側またはドア側のいずれか一方
   に設けられ且つ他方に設けられるストライカと係
   脱可能なドアロツクと、 該ドアロツクのポールと一体的に回動するオー
   プンレーバーに連結され、該ポールを該ラツチか
   ら離脱させるロツク解除用アクチユエータと、 ドアの車内外に設けられ、適時ドアを開扉する
   とき操作することにより、ラツチとポールの係合
   を離脱させるようにロツク解除用アクチユエータ
   を作動可能にするためのロツク解除用操作スイツ
   チと、 ドアを施錠又は解錠するとき操作する施錠、解
   錠用スイツチを備えた自動車用ドアロツク制御装
   置において、 前記施錠、解錠用スイツチの操作に応じて施錠
   状態又は解錠状態のいずれかを、電気信号の出力
   状態に対応させて、施錠状態又は解錠状態を記憶
   する施解錠記憶回路と、 該記憶回路の出力信号によつて、前記ロツク解
   除用操作スイツチの操作信号を有効又は無効のい
   ずれかに選択するアンドゲート回路と、 該アンドゲート回路によつてロツク解除操作ス
   イツチの操作信号を有効とするとき前記アンドゲ
   ート回路の出力信号に応じて前記アクチユエータ
   を駆動するアクチユエータ駆動回路と、 ドアの車内側に設けられ、かつオープンレバー
   に連結されて、前記ポールをラツチから離脱位置
   に作動可能な非常操作ハンドル を備えてなることを特徴とする自動車用ドアロツ
   ク制御装置。