JP3535454B2 - 非水電解質二次電池 - Google Patents
非水電解質二次電池Info
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Description
池およびその電極に関する。
いった電子機器の小型化と需要の増大に伴い、これら電
子機器の電源である二次電池に対する高性能化が要求さ
れている。かかる二次電池としては、炭素材料のような
リチウムを吸蔵・放出できる物質を負極材料に用いた非
水電解質電池が開発され、携帯電子機器用の電源として
普及している。この非水電解質二次電池は、従来の電池
と異なり、軽量で、かつ4V級の高い起電力を有すると
いう特徴があり、その優れた性能が注目されている。
自動車や電動工具、コードレスクリーナなどの電源とし
て適用することが検討されている。このような用途で
は、従来の非水電解質二次電池に比べ、より高エネルギ
ー密度化することが要求される。
活物質に用いた非水電解質二次電池は、高エネルギー電
池として期待され、盛んに研究開発が進められている。
Mn2O4などが実用化されているが、負極活物質として
はリチウムを吸蔵・放出する炭素材料を用いたリチウム
イオン電池が広く実用化されており、リチウム金属、リ
チウム合金を負極に用いた二次電池は、未だ実用化され
ていない。
は、非水電解液とリチウム合金との反応によるリチウム
の劣化と、充放電の繰り返しによるデンドライト状(樹
枝状)のリチウムの発生による脱離が起きるため内部短
絡やサイクル寿命が短いという問題点を有している。こ
のような問題点を解決するためにリチウムを合金化して
負極活物質に用いる研究がなされた。例えばリチウム−
アルミニウム合金などを負極として使用する技術なども
あるが(例えばJ. O. BesenHard, J. Electroanal. Che
m., 94, 77 (1978).)Alの一部を使うよう、一定電気
量の浅い充放電下では効率を改善できる。しかし深い充
放電を繰り返すと電極の体積変化によって負極活物質が
微粉化し、やはり一部の負極活物質が負極から脱離して
しまう。その結果、負極中の負極活物質量が徐々に減少
するため充放電サイクル特性に問題があった。
−ニッケル合金や銅―錫合金なども高エネルギー電池を
達成するための負極活物質として研究されているが、リ
チウム合金と同様な理由問題が生じるために、実用化に
至っていない。
の非水電解質二次電池においては、負極活物質として金
属材料を使用するとエネルギー密度を向上させることが
できるものの、サイクル特性が低下するという問題があ
った。
ものであり、エネルギー密度が高く、充放電サイクル性
能に優れた非水電解質二次電池を提供することを目的と
する。
電池は、少なくとも正極活物質を具備する正極と、集電
体とこの集電体表面に形成されアルカリ金属を吸蔵・放
出する、Snを含む合金を有する負極活物質層とこの負
極活物質層上に形成された炭素材料からなる被覆層とを
具備する負極と、前記正極および負極に挟まれた非水電
解質とを有し、前記被覆層の膜厚は、0.1μm以上2
00μm以下であることを特徴とする。
なる負極活物質層を使用するが、負極活物質層表面に被
覆層を形成することで合金の微粒子化を抑制し、また、
電池の充放電を繰り返し行った結果負極活物質が微粒子
化しても、被覆層によって電極中に保持されるため、負
極活物質の減少を抑制することが可能となる。
リ金属が通過できる炭素材料を使用しているため、負極
活物質がアルカリ金属を吸蔵・放出する際に妨げになら
ない。また、炭素材料自体アルカリ金属の吸蔵・放出能
を持つため、他の材料で被覆する場合に比べ被覆層によ
るエネルギー密度の低下を抑えることができる。
m以上50μm以下であることが好ましい。
質層の膜厚比は、0.01以上0.95以下であること
が好ましい。
率を低減することで、負極活物質のアルカリ金属の吸蔵
・放出能を向上させることができるが、被覆層の膜厚が
小さすぎると負極活物質を保持することができなくなる
恐れがある。また、被覆層の厚さが大きいと、アルカリ
金属の負極活物質への通過性を低くする恐れがある。
池の左半面を平面図で、右半面を縦断面図で示したもの
であり、以下図面を参照して説明する。
筒状の容器1は、底部に絶縁体12が配置されている。
この電極群3は、前記容器1内に収納されている。前記
電極群3は、正極4、セパレータ5、負極6および別の
セパレータ5をこの順序で積層した帯状物を前記負極6
が外側に位置するように渦巻き上に捲回した構造になっ
ている。前記セパレータ5は、例えば不織布、ポリプロ
ピレン微多孔フィルム、ポリエチレン微多孔フィルム、
ポリエチレン−ポリプロピレン微多孔積層フィルムから
形成される。また、前記容器1内に電解液が収容するこ
とで、セパレータ5中に電解液が浸透する。
記PTC素子7上に配置された安全弁8及び前記安全弁
8に配置された帽子形状の正極端子9は、前記容器1の
上部開口部に絶縁ガスケット10を介してかしめ固定さ
れている。正極用の集電リード11の一端は、前記正極
4に、他端は前記正極端子9にそれぞれ接続されてい
る。前記負極6は、負極用集電リード13を介して負極
端子である前記容器1に接続されている。
においては、外装材がラミネートフィルムからなり、前
記外装材内に前記正極および負極、セパレータからなる
積層物が偏平状に捲回された構造を有する電極群と、非
水電解質が収納された構造であってもよい。
記負極6及び前記非水電解質について詳しく説明する。
ート状の集電体の片面あるいは両面に正極活物質層を形
成して用いる。例えばアルミニウム箔などの集電体表面
に、正極活物質、導電剤および結着剤を適当に溶媒に懸
濁した懸濁物を塗布、乾燥、プレスして正極活物質層を
形成すればよい。
属を吸蔵し、充電時にアルカリ金属を放出できるもので
あれば特に限定されずに使用できる。
たリチウムイオン二次電池に使用する正極活物質として
は、種々の酸化物、硫化物が挙げられる。例えば、二酸
化マンガン(MnO2)、リチウムマンガン複合酸化物
(例えばLiMn2O4またはLiMnO2)、リチウムニ
ッケル複合酸化物(例えばLiNiO2)、リチウムコバ
ルト複合酸化物(LiCoO2)、リチウムニッケルコ
バルト複合酸化物(例えばLiNi1-xCoxO2)、リ
チウムマンガンコバルト複合酸化物(例えばLiMnxC
o1-xO2)、バナジウム酸化物(例えばV2O5) などが
挙げられる。また、導電性ポリマー材料、ジスルフィド
系ポリマー材料などの有機材料も挙げられる。より好ま
しい正極活物質は、電池電圧が高いリチウムマンガン複
合酸化物(LiMn2O4)、リチウムニッケル複合酸化
物(LiNiO2)、リチウムコバルト複合酸化物(Li
CoO2)、リチウムニッケルコバルト複合酸化物(Li
Ni0.8Co0.2O2)、リチウムマンガンコバルト複合
酸化物(LiMnxCo1-xO2)などが挙げられる。
制限されること無く使用できるが、特に正極用の集電体
としては電池反応時に酸化されにくい材料を使用するこ
とが好ましく、例えばアルミニウム、ステンレス、チタ
ンなどを使用すればよい。
ラック、カーボンブラック、黒鉛等を挙げることができ
る。前記結着剤としては、例えばポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVd
F)、フッ素系ゴムなどが挙げられる。前記正極活物
質、導電剤及び結着剤の配合比は、正極活物質80〜9
5重量%、導電剤3〜20重量%、結着剤2〜7重量%
の範囲にすることが好ましい。
電体表面に形成され少なくとも負極活物質を含有する負
極活物質層22と、この負極活物質層上に形成された炭
素材料からなる被覆層23とを有している。
限無く使用できるが、特に負極用の集電体としては電池
反応時に溶解しにくい材料を使用することが好ましく、
例えばシート状の銅、ニッケルなどを使用すればよい。
いは負極活物質を含有する混合物を層形成したものであ
る。この負極活物質としては、電池の放電時にアルカリ
金属を放出し、充電時にアルカリ金属を吸蔵できる金属
材料であり、例えばアルカリ金属としてリチウムを用い
たリチウムイオン二次電池においては、例えばSn−N
i合金、Sn−Ni−Cu合金、Sn−Sb合金、Cu
−Sn合金、Sn−Sb−Cu−Al合金や、 Mg−
Sn合金、Mg−Sb合金、Mg−Sb−Ni合金や、
Li−Al合金、Li−Pb合金、Li−In合金など
のリチウム合金や、リチウム金属などを挙げることがで
きる。特に、リチウムを含む合金は充放電効率を著しく
向上させることが可能である。好ましい範囲は0.02
wt%以上55wt%以下、特に好ましくは0・05w
t%以上45wt%以下、更に望ましくは0.1wt%
以上30wt%以下のリチウムを含む合金を使用するこ
とが好ましい。
質層の結晶構造は、特に限定されずに結晶相、微結晶あ
るいは非晶質相であってもよい。さらに、負極活物質が
合金である場合、その材料系によって単一相を形成した
り、複数の相からなる合金としたり、必要に応じ調整す
ればよい。また、負極活物質中には、ふっ素など種々の
不純物が混入することがあるが、各不純物量が1wt%
以下であれば、通常負極活物質としての機能を十分に発
揮できる。
0μm、さらには0.05μm〜30μmであることが
好ましく、特に0.1μm〜15μmにすることが好ま
しい。膜厚が上述した範囲よりも小さいと負極のリチウ
ムイオン吸蔵量が小さくなるため、電池容量が小さくな
ってしまう。また、上述した範囲よりも大きいと負極活
物質が微粒子化し、負極活物質層から脱離する恐れがあ
る。
焼結法、超急冷法、めっき法、スパッタ法、圧延法、ゾ
ル・ゲル法、蒸着法などを用いて集電体表面に形成する
ことができる。
比に調整された負極活物質からなる合金を、移動速度5
〜50m/sの範囲で移動させながら、単ロール法ある
いは双ロール法を用いた超急冷装置により急冷すること
で集電体表面に負極活物質からなる層状の急冷体を作成
することができる。また、負極活物質を構成する各元素
の粉末を、集電体と一体に加圧成形し、その後不活性ガ
ス雰囲気下または真空下で熱処理することにより、集電
体表面に負極活物質層を形成することができる。
極活物質層22に、必要に応じ、さらに熱処理を施して
も良い。この処理温度は負極活物質層22の組成物によ
って左右されるが、約100℃〜500℃程度の温度範
囲で行うことが好ましい。また最適な熱処理時間は熱処
理温度により変動するものではあるが、目安として0.
1〜500時間、好ましくは0.5〜100時間、より
好ましくは1〜50時間が良い。
れ、負極活物質層の体積変化を抑制し微粒子化を抑制す
ると共に、微粒子化した際にもこの微粒子を集電体上に
保持するためのカバーとして機能する。この被覆層を形
成することにより、負極活物質層の体積膨張を抑制する
ことが可能となり、微紛化を防ぐことができる。
使用されてきた炭素材料、あるいはこの炭素材料と結着
樹脂などの成分で形成する。炭素材料としてはグラファ
イト、アセチレンブラック、カーボンブラックなどが具
体的には挙げられる。
が可能なため、被覆層23によって正極活物質層22へ
のリチウム元素の吸蔵・放出を妨げない。また、前述し
たように、負極活物質としての機能も持つため、他の材
料を使用した場合に比べ、負極のリチウム吸蔵量を高め
ることができる。さらに被覆層23中に導電剤を添加す
ると、被覆膜中での集電効率を向上させることが可能に
なる。
0μm以下とすることが好ましい。0.1μmよりも薄
いと均一な膜を形成することが困難であり、200μm
を超えるとリチウムイオンの通過性が低下する。また、
被覆層23の膜厚に対する負極活物質層22の膜厚比
は、0.01以上0.95以下とすることが好ましい。
0.01よりも小さいと、負極活物質層での脱離を十分
に抑制することが困難となり、0.95を超えると負極
活物質の比率が少なくなり、リチウムの吸蔵量が低下す
る恐れがある。
成される。
有していれば良いが、炭素材料、結着剤、必要に応じ導
電剤とからなり、これらの成分を適当な溶媒に懸濁した
懸濁液を、集電体21上に負極活物質層を介して塗布・
乾燥プレスすることで形成される。
ルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン
(PVdF)、フッ素系ゴム、エチレン−ブタジエンゴ
ム(SBR)、カルボキシメチルセルロース(CMC)
などが挙げられる。
溶媒については、負極活物質層22が水と容易に反応す
る場合、適切な有機溶媒、例えばN−メチルピロリドン
(NMP)溶液を用いることが望ましい。前記負極活物
質、導電剤及び結着剤の配合比は、負極活物質70〜9
5重量%、導電剤0〜25重量%、結着剤2〜10重量
%の範囲にすることが好ましい。
ト状の集電体の片面あるいは両面に形成することができ
る。
と共に、正極および負極間を絶縁するためのものであ
り、絶縁性の材料からなり、正極及び負極間をつなぐ細
孔を有するものであれば特に限定されずに使用でき、具
体的には合成樹脂製不織布、ポリエチレン多孔質フィル
ム、ポリプロピレン多孔質フィルムなどを挙げることが
できる。
解質を溶解することにより調製される液体状電解質また
は、高分子材料に前記非水溶媒と前記電解質を含有した
高分子ゲル状電解質、前記電解質だけを含有した高分子
固体電解質、リチウムイオン伝導性を有する無機固体電
解質が挙げられる。
池の非水溶媒に電解質としてリチウム塩を溶解したもの
で公知の非水溶媒を用いることができ、エチレンカーボ
ネート(EC)やプロピレンカーボネート(PC)など
の環状カーボネートや、環状カーボネートと、環状カー
ボネートより低粘度の非水溶媒(以下第2の溶媒)との
混合溶媒を主体とする非水溶媒を用いることが好まし
い。
ボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボ
ネートなどの鎖状カーボネート、γ-ブチロラクトン、
アセトニトリル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エ
チル、環状エーテルとしてテトラヒドロフラン、2-メチ
ルテトラヒドロフランなど、鎖状エーテルとしてジメト
キシエタン、ジエトキシエタンなどが挙げられる。
が、とくにリチウム塩が挙げられる。リチウム塩とし
て、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、ホウフッ
化リチウム(LiBF4)、六フッ化ヒ素リチウム(L
iAsF6)、過塩素酸リチウム(LiClO4)、トリ
フルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)な
どが挙げられる。とくに、六フッ化リン酸リチウム(L
iPF6)、ホウフッ化リチウム(LiBF4)が好まし
い。前記電解質の前記非水溶媒に対する溶解量は、0.
5〜2.0モル/lとすることが好ましい。
電解質を高分子材料に溶解しゲル状にしたもので、高分
子材料としてはポリアクリロニトリル、ポリアクリレー
ト、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエチレン
オキシド(PECO)などの単量体の重合体または他の
単量体との共重合体が挙げられる。
材料に溶解し、固体化したものである。高分子材料とし
てはポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン(P
VdF)、ポリエチレンオキシド(PEO)などの単量
体の重合体または他の単量体との共重合体が挙げられ
る。また、無機固体電解質として、リチウムを含有した
セラミック材料が挙げられ,なかでもLi3N、Li3P
O4−Li2S−SiS2、LiI−Li2S−SiS2ガ
ラスなどが挙げられる。
電解質二次電池に適用した例を説明したが、角型非水電
解質二次電池にも同様に適用できる。また、前記電池の
容器に収納される電極群は、渦巻形に限らず、正極、セ
パレータ及び負極をこの順序で複数積層した形態にして
もよい。
は、本発明の範囲にあるものであれば、上述した形態に
限定されるものではない。
した。
ムコバルト酸化物(LiCoO2)粉末91重量%をアセ
チレンブラック2.5重量%、グラファイト3重量%、
ポリフッ化ビニリデン(PVdF)4重量%と、N−メ
チルピロリドン(NMP)溶液を加えて混合し、厚さ1
5μmのアルミニウム箔の集電体に塗布し、乾燥後、プ
レスすることにより電極密度3.0g/cm3の正極を
作製した。
からなる集電体上に組成0.75Sn−0.25Niか
らなる合金薄膜のめっきを以下のようにして行い、Sn
−Ni合金からなる負極活物質層を形成した。
L、塩化ニッケル10g/L、ピロリン酸カリウム20
0g/L、グリシン20g/L、アンモニア水5ml/
Lのピロリン酸浴を調製し、PHを8、浴温50℃とし
た。上記条件にて電流密度0.5A/dm2にて膜厚1
μmの合金薄膜製の負極活物質層を作製した。
した。
CF)85重量%にグラファイト5重量%、アセチレン
ブラック3重量%、PVdF7重量%とNMP溶液とを
加えて混合し、先に得られた負極活物質層表面に50μ
mの厚さにて塗布し、乾燥後、プレスすることにより被
覆層を形成し、負極を作製した。
ィルムからなるセパレータを準備し、先に得られた正
極、および負極をこのセパレータを介して積層した後、
前記負極が最外周に位置するように渦巻き状に捲回して
電極群を作製した。
ン酸リチウム(LiPF6)をエチレンカーボネート
(EC)とメチルエチルカーボネート(MEC)の混合
溶媒に(混合体積比率1:2)に1.0モル/L溶解し
て非水電解液を調整した。
ス製の有底円筒状容器内にそれぞれ収納して前述した図
1に示す円筒形非水電解質二次電池を組み立てた。
ず、2900℃で熱処理したメソフェーズピッチ系炭素
繊維(繊維径が7μm、平均繊維長が25μm、平均面
間隔d(002)が0.35nm、BET法による比表
面積2.5m2/g)の粉末を用いたことを除き、実施
例1と同様にして非水電解質二次電池を組み立てた。
例1と同様にして非水電解質二次電池を作成した。
とを除き、実施例1と同様にして非水電解質二次電池を
作成した。
1,2において得られた各非水電解質二次電池を以下の
ようにして評価した。
4.2Vまで2.5時間充電した後、2.0Vまで5A
で放電する充放電サイクル試験を行った。その結果か
ら、各非水電解質二次電池について高率放電容量比およ
び容量維持率(1サイクル目の放電容量に対する300
サイクル目の放電容量の比)を測定した。その結果を下
記表1に併記する。なお、高率放電容量比は比較例1の
炭素質材料負極の高率放電容量を1とした際の比率であ
る。
電解質二次電池は、比較例2の非水電荷失二次電池に比
べ、高率放電容量および300サイクル時の容量維持率
が飛躍的に向上し、サイクル特性に優れることがわか
る。
率放電容量で、サイクル特性の良好な非水電解質二次電
池を提供することができる。
分断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも正極活物質を具備する正極と、 集電体とこの集電体表面に形成されアルカリ金属を吸蔵
・放出する、Snを含む合金を有する負極活物質層とこ
の負極活物質層上に形成された炭素材料からなる被覆層
とを具備する負極と、 前記正極および負極に挟まれた非水電解質とを有し、前記被覆層の膜厚は、0.1μm以上200μm以下で
ある ことを特徴とする非水電解質二次電池。 - 【請求項2】前記活物質層の膜厚は、0.01μm以上
50μm以下であることを特徴とする請求項1記載の非
水電解質二次電池。 - 【請求項3】前記被覆層の膜厚に対する負極活物質層の
膜厚比は、0.01以上0.95以下であることを特徴
とする請求項1記載の非水電解質二次電池。
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